JP2004182844A - 塗料用組成物 - Google Patents

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晃人 飯田
Hiroshi Inukai
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Abstract

【課題】芳香族成分の含有量が少ない炭化水素系溶剤への溶解性に優れ、臭気、リフティングといった作業上の問題がなく、乾燥性、塗膜物性、耐候性に優れた塗料組成物を提供する。
【解決手段】石油樹脂およびテルペン系樹脂からなる群から選ばれる樹脂(A)1〜50質量部の存在下に、アルキル(メタ)アクリレートを含む単量体混合物(B)50〜99質量部をラジカル重合させて得られる重合体組成物(1)および脂肪族炭化水素を主成分とし芳香族炭化水素含有率が20質量%以下である有機溶剤(2)を含有する塗料用組成物。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密着性、重ね塗り性に優れ、作業時の臭気を抑制した、建築外装用、建築改修用として好適な塗料組成物およびその利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アクリルウレタン塗料は耐候性、塗膜性能に優れており建築、防食塗料等の外装塗料等に用いられている。
一方、改修塗装の際、下地の旧塗膜が耐溶剤性に劣る場合には、その上に塗料を重ね塗りするとリフティングを起こす事がある。この問題の解決策として、一般に弱溶剤と呼ばれる、溶解力の低い溶剤に可溶な樹脂、あるいは、溶解力の低い溶剤に分散させた樹脂から調製した塗料を使用するという方法がある(たとえば特許文献1)。また、近年の環境問題、臭気の問題から、揮発性溶剤の少ない塗料が求められるようになってきた。しかし、これらの塗料は、弱溶剤に溶解させるための工夫として、樹脂中の水酸基を減らしたり、長鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを使用している。このため、耐溶剤性や乾燥性が劣ったり、塗膜硬度が柔らかくなったりするという問題点があった。さらに、弱溶剤分散型の塗料については、弱溶剤溶解型と比較し、塗膜光沢がでにくいという問題点があった。さらに、最近、臭気、環境保護の点から、芳香族分含有量のさらに少ない塗料組成物が求められるようになった。しかし、前術の方法では、乾燥性、塗膜硬度、耐溶剤性等の性能を維持したまま、芳香族成分の少ない溶剤への溶解性を向上させる事は困難であった。
【0003】
【特許文献1】
特開平2000−17226号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、芳香族成分の含有量が少ない炭化水素系溶剤への溶解性に優れ、臭気、リフティングといった作業上の問題がなく、乾燥性、塗膜物性、耐候性に優れた塗料組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ある種の炭化水素系樹脂の存在下でアルキル(メタ)アクリレートとその他の共重合可能な単量体をラジカル共重合して得られた共重合体の内、炭化水素系樹脂とアルキル(メタ)アクリラートがある範囲の仕込み比率の場合は、炭化水素系樹脂を使用しなかった場合と比較し、塗膜物性を維持し、脂肪族炭化水素を主成分とし、かつ芳香族炭化水素の含有率の低い溶剤への溶解性が向上する事を見出した。また、該共重合体の合成の際に水酸基含有モノマーを使用した共重合体においても、前記溶剤への溶解性は十分保持できることを見出した。さらに、水酸基含有単量体を有する該共重合体を水酸基と反応する硬化剤と配合した塗料は、旧塗膜上に塗装した際にも、リフティングする事なく、優れた外観、塗膜性能、耐候性を発現する事を見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において使用される重合体組成物(1)は、石油樹脂類およびテルペン系樹脂類からなる群から選ばれる樹脂(A)(以下、炭化水素系樹脂ともいう。)の存在下にアルキル(メタ)アクリレートおよび必要に応じてその他の共重合可能なビニル単量体を含む単量体混合物(B)をラジカル重合させて得られるものである。
【0007】
使用する石油樹脂類は原油、ナフサ等の石油類を分解することで得られる留分のオレフィン類を重合したものであり、具体的には、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、C5C9共重合石油樹脂、シクロペンタジエン系石油樹脂および、これらの水添品、変性品等が含まれる。炭化水素系溶剤への溶解性、アルキル(メタ)アクリレート共重合体との相溶性の点から、水添品を用いるのが好ましい。
また、テルペン系樹脂類は、ピネン樹脂、リモネン樹脂、ジペンテン樹脂およびこれらの変性品や水添品が含まれる。
炭化水素系樹脂の軟化点は最終的な塗膜の硬度、粘着性の点から70℃以上であることが好ましい。また、アルキル(メタ)アクリレート共重合体との相溶性の点から分子量は重量平均分子量で300〜10000程度であることが好ましい。
【0008】
炭化水素系樹脂の使用割合は共重合体の炭化水素系溶剤への溶解性、塗膜物性の点から炭化水素系樹脂/単量体混合物(B)の割合として仕込み比率で1/99〜50/50(質量%)である。1/99以下であると、効果が明確に現れず、50/50を超える場合には、耐薬品性、耐候性が低下する恐れがある。
【0009】
単量体混合物(B)はアルキル(メタ)アクリレートを含むものであり、単量体混合物というが単一の単量体であってもよい。
アルキル(メタ)アクリレートは、種々の化合物が使用可能であり、アルキル基は直鎖状、分岐状又は環状ののいずれであってもよい。
【0010】
直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート及びベヘニル(メタ)アクリレート等が例示される。
該単量体のアルキル基には、芳香族環、酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等を含んでも良い。かかる(メタ)アクリレートとしては、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸エトキシポリエチレングリコール、アミノエチル(メタ)アクリレート、クロロエチル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート等が例示される。
【0011】
分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、イソプロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート及びイソステアリル(メタ)アクリレート等が例示される。
該単量体のアルキル基には、芳香族環、酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等を含んでも良い。かかる単量体としては、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート及びヘキサフルオロプロピル(メタ)アクリレート等が例示される。
【0012】
環状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート及びトリシクロデシニル(メタ)アクリレート等が例示される。該単量体のアルキル基には、芳香族環、酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等を含んでも良い。かかる単量体としては、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びモルホリノエチル(メタ)アクリレート等が例示される。
これらアルキル(メタ)アクリレートは、単独で使用することも、複数種併用することもできる。
【0013】
本発明においては、これらアルキル(メタ)アクリレートの中でも、脂肪族炭化水素系溶剤への溶解性、および、炭化水素系樹脂との相溶性の点から、炭素数8〜20のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを使用するのが好ましい。しかしその使用量が多すぎる場合には、脂肪族炭化水素溶剤への溶解性は向上するものの、乾燥性は低下する。好ましい使用量は炭化水素系樹脂とアルキル(メタ)アクリレートの合計の30重量%以下である。
【0014】
本発明の単量体混合物(B)は、水酸基含有単量体を含んだものであってもよい。水酸基含有単量体としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシクロロプロピル(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコール及びポリプロピレンモノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングルコールモノ(メタ)アクリレート、ラクトン変性ヒドロキシエチル変性(メタ)アクリレート並びに水酸基含有(メタ)アクリレートオリゴマー等が挙げられる。ラクトン変性ヒドロキシエチル変性(メタ)アクリレートは市販されており、ダイセル化学(株)製のプラクセルFシリーズ等がある。水酸基含有オリゴマーは市販されており、末端に水酸基を有するアクリレートオリゴマーである東亞合成(株)製のアロニクス5700(商品名)、日本触媒化学工業社製のHE−10、HE−20、HP−10及びHP−20(いずれも商品名)等がある。
【0015】
水酸基含有単量体を使用する場合、その使用量は炭化水素系樹脂とアルキル(メタ)アクリレートの合計の1〜30質量%であることが好ましい。1%以内であると、硬化塗膜の塗膜物性を向上させるという水酸基含有単量体の使用効果がでない。一方、30%を超えると、脂肪族炭化水素系溶剤への溶解性が悪くなる場合がある。
【0016】
単量体混合物(B)は、その他の官能基含有単量体を含んだものであってもよい。その他の官能基含有単量体としては、加水分解性シリル基、エポキシ基、カルボキシル基、マレイミド基などの官能基を有する単量体が挙げられる。
【0017】
加水分解性シリル基含有単量体としては、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリエトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、メチルジメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、ビニルトリメトキシシラン等が挙げられる。
カルボキシル基含有単量体としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸及びクロトン酸等が挙げられる。
エポキシ基含有単量体としては、(メタ)アクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル及びグリシジルビニルエーテル等が挙げられる。
【0018】
マレイミド単量体としては、下記式(1)で表されるマレイミド基を含有する(メタ)アクリレート(以下イミド(メタ)アクリレートという。)が好ましい。
【0019】
【化1】
Figure 2004182844
【0020】
式(1)において、R及びRは、それぞれ独立した水素原子若しくはアルキル基、どちらか一方が水素原子で、他方がアルキル基、又はそれぞれが結合して炭素環を形成する基である。Rはアルキレン基で、Rは水素又はメチル基であり、nは1〜6の整数である。
式(1)で表されるイミド(メタ)アクリレートの中でも、nが1〜2のものが好ましく、より好ましいものは、nが1のものである。
としては、炭素数1〜6のものが好ましく、より好ましくはエチレン基及びプロピレン基が挙げられる。
これら官能基含有単量体は単独、あるいは併用して使用できる。
【0021】
単量体混合物(B)は、上記単量体以外の単量体(以下、その他の単量体という。)を含んだものであってもよい。その他の単量体としては、エチレン、プロピレン及びイソブチレン等のαオレフィン;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、クロロトリフルオロエチレン及びフッ化ビニリデン等の部分ハロゲン化オレフィン;酢酸アリル及び酪酸アリル等のアリル化合物、クロトン酸エチル及びクロトン酸プロピル等のクロトン酸エステル;エチルビニルエーテル及びシクロヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル及びバーサチック酸ビニル等のカルボン酸ビニル;スチレン、αメチルスチレン及びビニルトルエン等の置換スチレン類;アクリロニトリル、アクリルアミド、並びにメタクリルアミド等が挙げられる。
これら単量体は、2種類以上併用しても良い。
【0022】
本発明の重合体組成物(1)は、前記炭化水素系樹脂の存在下、ラジカル重合開始剤を用い、前記単量体をラジカル重合させて製造することができる。重合方法としては、塊状重合、水性媒体中での懸濁重合及び乳化重合、有機溶剤中での溶液重合等の方法が採用可能である。
【0023】
ラジカル重合開始剤としては、ジ−tert−ブチルパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、tert−ブチルパーオキシピバレート、ベンゾイルパーオキサイド及びラウロイルパーオキサイド等の過酸化物、過硫酸アンモニウム及び過硫酸カリウム等の無機過酸化物、並びにアゾビスイソブチロニトリル及びアゾビスイソバレロニトリル等のアゾ化合物が使用できる。その使用量は、全単量体量を基準として0.0001〜10質量%が好ましい。
又、いずれの重合においても、必要に応じてラウリルメルカプタン等の連鎖移動剤を加えても良い。
【0024】
重合体組成物(1)を乳化重合で製造する場合、乳化剤としては、アニオン型、ノニオン型及びその併用が好ましい。アニオン型乳化剤の例としては、高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩が挙げられ、ノニオン型乳化剤の例としては、ポリエチレングリコールアルキルエーテル等が挙げられる。又、反応性乳化剤も使用可能であり、具体的にはラテムル〔花王(株)〕、エレミノール〔三洋化成(株)〕、アクアロン〔第一工業製薬(株)〕及びアデカリアソープ〔旭電化工業(株)〕等が挙げられる。
乳化剤の使用量としては、全単量体量100質量部に対して0.1〜50質量部の範囲あることが好ましい。 又必要によりpH調整剤として、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ハイドロタルサイト及び陰イオン交換樹脂等を加えてもよい。乳化重合により製造されたエマルションは、後述する有機溶剤を添加し、水を除去することにより重合体組成物(1)の有機溶剤溶液または分散液を得ることができる。
【0025】
重合体組成物(1)を溶液重合で製造する場合、使用する有機溶媒としては、テトラヒドロフラン及びジオキサン等の環状エーテル;n−ヘキサン及びシクロヘキサン等の炭化水素;ベンゼン、トルエン及びキシレン等の芳香族炭化水素化合物;酢酸エチル及び酢酸ブチル等の酢酸エステル;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン及びシクロヘキサノン等のケトン;エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びn−ブチルセロソルブ等のアルコール類;並びにミネラルスピリット、炭化水素系混合溶剤のペガソール3040(芳香族分20質量%)、及びペガソールAN−45(芳香族分30質量%)[いずれもエクソンモービル化学製、商品名]、LAWS(芳香族分30質量%)、HAWS(芳香族分50質量%)[いずれもシェル化学製、商品名]、およびスワゾール1000[丸善石油製、商品名]等の炭化水素系溶剤等が挙げられる。これら有機溶剤は、2種以上を併用することもできる。
【0026】
溶液重合の際の有機溶剤の使用量は、全単量体量100質量部に対して20〜200部の範囲であることが好ましい。また、生成した重合体溶液がそのまま使用できる点で、炭化水素系有機溶剤を重合溶剤に用いる事が好ましい。
【0027】
重合体組成物(1)を非水分散重合で製造する場合、炭化水素系溶剤中に長鎖アルキル(メタ)アクリレート共重合体等の当該溶剤に可溶な重合体、あるいは、前記炭化水素系樹脂の存在下に、当該溶剤に不溶となる組成の上記単量体を共重合する。この場合に使用される炭化水素系溶剤としては、前記したものが挙げられる。
【0028】
重合温度は、50〜350℃が使用可能である。また、重合は常圧下でも加圧下でも構わない。また、重合装置は、バッチ式、連続式のいずれも可能である。その中でも、塊状重合、あるいは、溶液重合を150℃から350℃で行った場合には、生成した共重合体の脂肪族炭化水素溶剤への溶解性が優れるので好ましい。この重合条件では、炭化水素系樹脂とアルキル(メタ)アクリル酸エステル共重合体のグラフト化が効率よく起こるため、炭化水素系溶剤への溶解性が向上すると考えている。
【0029】
重合に使用する炭化水素系樹脂は全量を初期に仕込んでも良いし、重合の進行と共に逐次添加しても良い。単量体混合物(B)は、その全量を初期にバッチ仕込みしてもよいし、重合の進行と共に一部の単量体を逐次添加してもよい。逐次添加で仕込む場合は、炭化水素系樹脂を単量体混合物(B)に溶解して仕込んでも良い。
【0030】
本発明に用いる共重合体の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法によるポリスチレン換算の重量平均分子量(以下Mwという)で3,000〜1000,000であることが好ましい。
【0031】
本発明の塗料用組成物は、重合体組成物(1)が、脂肪族炭化水素を主成分とし芳香族炭化水素含有率が20質量%以下である有機溶剤(2)(単に有機溶剤(2)ともいう。)に溶解または分散されたものである。有機溶剤(2)に含まれる脂肪族炭化水素の割合は80質量%以上であることが好ましい。脂肪族炭化水素の具体例としてはn−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、ノナン、ウンデカン、トリデカン等が挙げられる。脂肪族炭化水素の混合有機溶剤としては、エクソールD40、アイソパーG(以上エクソンモービル社製)等がある。溶剤には、トータルでの芳香族成分が20質量%以下になるように芳香族系溶剤や、芳香族炭化水素を含有する混合有機溶剤を混合しても良い。芳香族炭化水素系溶剤としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等がある。芳香族炭化水素の混合溶剤としては、ソルベッソ100、ソルベッソ150等がある。芳香族炭化水素を50%以下含有する炭化水素系混合溶剤としては、ペガソールAN45、ペガソール3040(以上エクソンモービル株式会社製)、LAWS、HAWS(以上シェル株式会社製)、Aソルベント(日本石油株式会社製)等が挙げられる。
【0032】
脂肪族炭化水素および芳香族炭化水素以外のその他の有機溶剤も臭気、環境保護に影響ない範囲であれば使用できる。その他の有機溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類;ベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類: エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のセロソルブ類:メタノール、エタノール、プロパノ−ル、ブタノール、イゾブタノール等のアルコール類:オルト蟻酸トリメチル、オルト蟻酸トリエチル、オルト蟻酸トリプロピル、オルト酢酸トリメチル、オルト酢酸トリエチル、オルトプロピオン酸トリメチル、等のオルト酸エステル化合物がある。その他の有機溶剤が使用される場合は、その他の有機溶剤および芳香族炭化水素溶剤の合計量が有機溶剤(2)100質量%を基準として20質量%以下であることが好ましい。
【0033】
有機溶剤(2)の使用量は重合体組成物(1)100質量部あたり50〜500質量部である事が好ましい。50質量部以下であると塗装時の粘度が高いため塗装作業がしづらく、また仕上がり外観が悪くなる。一方、500質量%を超えると塗装膜厚が薄くなり、塗装作業性が悪くなる。
【0034】
本発明の塗料組成物は重合体組成物(1)が水酸基を含有する場合は、水酸基と反応する硬化剤を使用し、架橋させる事ができる。使用できる硬化剤としては、多価イソシアネート化合物やアミノプラスト化合物が挙げられる。多価イソシアネート化合物としては、テトラメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート類、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート類、イソホロンジイソシアネート、4−4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート類といった各種ジイソシアネート化合物、およびその二量体、三量体、および、これらのジイソシアネート化合物に水や多価アルコールを反応させて得られるアダクト体、ビューレット体等が挙げられる。また、硬化剤には、ブロックイソシアネート、アミノプラストのように加熱する事で水酸基と反応する硬化剤も使用可能である。メチル化メラミン、ブチル化メラミン等のメラミン、尿素樹脂、ベンゾグアナミンなどが例示される。
【0035】
上記硬化剤と共に、ジブチル錫ジラウレート、p−トルエンスルホン酸のごとき硬化促進剤を加えても良い。水酸基と反応する硬化剤の使用量はポリイソシアネート化合物、およびブロックイソシアネート化合物の場合には、重合体組成物(1)に含まれる重合体が有する水酸基と硬化剤中のNCOのモル数がNCO/OH=0.2/1.0〜2.0/1.0の範囲で使用するのが好ましく、さらに好ましい範囲は0.5/1.0〜1.5/1.0である。アミノブラスト系硬化剤の場合には重合体組成物(1)と硬化剤の比率が重合体組成物(1)/硬化剤=3/1〜10/1の範囲で使用することが好ましい。
【0036】
本発明の塗料組成物は耐汚染性を発現させるために、アルコキシシランの加水分解縮合物を添加する事ができる。アルコキシシランの加水分解縮合物は、加水分解性のアルコキシ基を1分子中に2個以上有するアルコキシシランの加水分解縮合物であり、縮合度は耐汚染性、共重合体との相溶性から2〜10程度であることが好ましい。かかる化合物としては例えば、コルコート社からES40(テトラエトキシシランの平均約5量体の縮合物)、MS51(テトラメトキシシランの平均約4量体の縮合物)等として市販されているものを用いることが出きる。また、特開平8−176304号公報、特開平8−113755号公報、特開平9−31399号公報に記載の方法で合成したものを使用することができる。アルコキシシランの加水分解縮合物の配合割合は重合体組成物(1)100質量部あたりアルコキシシランの加水分解縮合溶液の固形分で2〜100質量部であり、好ましくは5〜80質量部である。アルコキシシラン縮合物の割合が2質量部以下では耐汚染性は向上せず、100質量部を越えると形成させる塗膜が脆くなる。
【0037】
本発明の組成物には、顔料、紫外線吸収剤、光安定剤、流動調整剤、レベリング剤、スリップ剤、分散剤、色分かれ防止剤、酸化防止剤や、シランカップリング剤等の添加剤を加えることができる。
顔料としては例えば、酸化チタン、べんがら、焼成顔料、パール顔料等の無機顔料、フタロシアニンブルー、キナクリドンレッド、イソインドリノン、カーボンブラック等の有機顔料、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の体積顔料、アルミフレーク、ステンレスフレーク等のメタリック顔料が挙げられる。また、艶消し剤として、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、シリカ系艶消し剤を添加することもできる。紫外線吸収剤はベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、蓚酸アニリド系化合物等の有機系紫外線吸収剤、超微粒子酸化チタン、酸化セリウム等の無機系紫外線吸収剤が使用できる。シランカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランの他、通常の塗料添加剤として使用できるものが使用可能である。
【0038】
本発明の塗料用組成物は、下地塗膜すなわち既存の旧塗膜上に塗布、被膜形成させる補修用塗料として好適に使用することができる。対象となる下地塗膜の種類としては、アクリル樹脂塗料、アルキッド樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、アクリルシリコン塗料、ビニル樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、メラミン樹脂塗料等の熱硬化型もしくは熱溶融型塗料、あるいは、アクリル樹脂塗料、アルキッド樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、塩化ゴム塗料、繊維素誘導体系塗料、フッ素樹脂塗料、油性塗料、ビニル樹脂塗料等の常温乾燥型塗料等があげられる。
【0039】
下地塗膜の補修方法としては、下地塗膜にフクレ、チョーキングが発生している場合、あるいは汚染物質が付着している場合には、あらかじめサンドペーパー、、ブラシ等により研磨処理するか、高圧水洗した後、本発明の塗装を行う事が好ましい。塗装は、刷け、スプレー、またはローラー等を用いて行う事ができる。塗装は前処理した下地塗膜に直接トップコートを塗装する方法、または、下地塗膜の塗料に応じて、各種樹脂からなる塗料をプライマーとして塗装、乾燥させた後にトップコートを塗装する方法で行う。この場合、プライマーとトップコートの塗装間隔は半日〜1週間であることが好ましい。トップコート、プライマーの膜厚は、それぞれ100μm以下である事が好ましい。
以下、実施例を挙げて、具体的に説明する。
【0040】
【実施例】
合成例1
攪拌機、温度計、滴下ロート、窒素導入管のついた500ccフラスコに、テルペン系樹脂としてYSレジンTO125(ヤスハラケミカル株式会社製変性リモネン樹脂)の60.0gを入れ、窒素気流下で160℃に昇温し樹脂を溶解させた。その後、攪拌を開始し、スチレン(以下、ST)の26.0g、メタクリル酸イソブチル(以下、IBMA)の40.0g、アクリル酸2−エチルヘキシル(以下、HA)の18.0g、メタクリル酸ステアリル(以下、SMA)の30.0g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(以下、HEMA)の26.0g、およびジ−t−ブチルパーオキシド(以下、DTBP)の1.2gの混合物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、0.2gのDTBPを一括で添加し、そのまま1時間攪拌した。その後、100℃まで反応器を冷ましたところで、133gのエクソールD40(エクソンモービル社製、脂肪族炭化水素系溶剤)を入れ均一に攪拌した後、更に室温まで冷ました。
得られた重合液(T−1)は透明であり、150℃、1hの測定条件での加熱残分は59.0%(反応率は98%)であった。また、樹脂分の分析の結果、水酸基価は56(mgKOH/ポリマーg)、酸価は0(mgKOH/ポリマーg)、GPCによる重量平均分子量は12000であった。
【0041】
合成例2〜4
合成例1で使用した単量体、および重合条件を表1に記載するように変更し、表1記載の結果を得た。D40に溶解した溶液はそれぞれ(T−2,T−3,T−4)である。
【0042】
【表1】
Figure 2004182844
【0043】
1)トーネックス株式会社製、変性石油樹脂の水添品
2) 日本石油化学株式会社製 変性石油樹脂
*略号
αMS:αメチルスチレン
CHA:アクリル酸シクロヘキシル、
EHMA:メタクリル酸2−エチルヘキシル
SA:アクリル酸ステアリル
MAA:メタクリル酸
【0044】
比較合成例1〜3
合成例と同様の方法で、重合体を合成しエクソールD−40を添加して比較用重合体組成物を得た(T−5、6、7)。使用単量体量、および重合生成物の結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
Figure 2004182844
【0046】
1)トーネックス株式会社製、変性石油樹脂の水添品
2) 日本石油化学株式会社製 変性石油樹脂
*略号の意味は表1におけるものと同じ
【0047】
試験例1
合成例および比較合成例で合成した重合体組成物をさらにペガソール3040(エクソンモービル社製、炭化水素系溶剤、芳香族分約20%)に表3に示す固形分まで希釈した時の外観を観察した。結果を表3に示した。
【0048】
【表3】
Figure 2004182844
【0049】
試験例2
合成例および比較合成例で合成した共重合体溶液をさらにD−40(エクソンモービル社製、芳香族分を含まない炭化水素系溶剤)に表4に示す固形分まで希釈した時の外観を観察した。結果を表4に示した。
【0050】
【表4】
Figure 2004182844
【0051】
塗料の調製
表5に示す配合により、合成例および比較合成例で合成した共重合体溶液(T−1〜7)、タイペークCR−95(石原産業株式会社製、酸化チタン)、およびガラスビーズの130gを混合し、ペイントコンディショナーで分散した。分散液に、タケネートD−177N(ポリイソシアネート硬化剤、武田薬品工業株式会社製)、または、デュラネートTSS100)旭化成株式会社製、をNCO/OH=1.0/1.0(モル)、および硬化触媒としてジブチル錫ジラウレートを添加し、ガラスビーズをろ布にて除いた。
【0052】
【表5】
Figure 2004182844
【0053】
比較用塗料組成物の調製
比較合成例で得られた共重合体溶液(T−5〜7)を用いて、実施例と同様の方法で塗料組成物を調製した。配合を表6に示す。
【0054】
【表6】
Figure 2004182844
【0055】
試験例3
試験板の作成
実施例、および比較例で調製した塗料を、アロジン1000処理アルミ板5052P材にバーコーターで乾燥膜厚30μmとなるよう塗布し、23℃×50%RHの条件で1週間乾燥した。得られた塗膜を以下の方法で試験した。結果を表7に示す。
▲1▼乾燥性
JIS−K5400に準じて、塗料のタックフリー時間を測定した。
▲2▼60度光沢
JIS−K5400に準じて塗膜の60度光沢値を測定した。
▲3▼鉛筆硬度
JIS−K5400に準じて鉛筆引っ掻き試験を行ない傷かない最大の硬度を測 定した。
▲4▼耐溶剤性
ラビングテスターを用い、キシレンを1kgの荷重をかけ100往復ラビングを行ない、塗膜の表面を目視にて判定した。
○:異常なし
×:異常あり
▲5▼耐アルカリ性
塗膜面に5%NaOH水溶液をスポットで滴下し、24時間室温放置後に水洗いし、跡が残るか目視で確認した。
○:異常なし
×:跡が残る
▲6▼促進耐候性
サンシャインカーボンアーク灯式(JIS K5400)を用いて1000時間試験した前後の60度光沢値を測定し、保持率を算出した。
【0056】
【表7】
Figure 2004182844
【0057】
試験例4
実施例、および比較例で調製した塗料を以下の2種類(A,B)の旧塗膜上に刷毛塗りし、常温1週間乾燥させた塗膜についてJIS K5400に準じて碁盤目剥離試験(1mm間隔で100目)を行った。結果を表8に示す。
A:ボンデ鋼板に市販エポキシ塗料をスプレー塗装した。1日後、市販の長油アルキド塗料を30μの厚さで刷毛塗りし、室温で1週間乾燥させたものをサンシャインカーボンアーク灯式(JIS K5400)を用いて1000時間処理したもの
B:脱脂した冷間圧延鋼板(SPCC)に市販エポキシ塗料をスプレー塗装した。1日後、市販のアクリルラッカーを30μm厚さで刷毛塗りし、室温で1週間乾燥させたものをサンシャインカーボンアーク灯式(JIS K5400)を用いて1000時間処理したもの
【0058】
【表8】
Figure 2004182844
【0059】
【発明の効果】
本発明の塗料組成物は脂肪族炭化水素系溶剤に対する優れた溶解性を示し、下地塗膜(旧塗膜)上へのリコート性に優れている。また、本塗料組成物から形成される塗膜は高光沢で、耐溶剤性、耐候性に優れている。

Claims (3)

  1. 石油樹脂およびテルペン系樹脂からなる群から選ばれる樹脂(A)1〜50質量部の存在下に、アルキル(メタ)アクリレートを含む単量体混合物(B)50〜99質量部をラジカル重合させて得られる重合体組成物(1)および脂肪族炭化水素を主成分とし芳香族炭化水素含有率が20質量%以下である有機溶剤(2)を含有する塗料用組成物。
  2. 石油樹脂およびテルペン系樹脂からなる群から選ばれる樹脂(A)1〜50質量部の存在下に、アルキル(メタ)アクリレートおよび水酸基含有ビニル単量体を含む単量体混合物(B)50〜99質量部をラジカル重合させて得られる重合体組成物(1)、脂肪族炭化水素を主成分とし芳香族炭化水素含有率が20質量%以下である有機溶剤(2)および水酸基との反応性を有する硬化剤を含有する塗料用組成物。
  3. 請求項1または2に記載の塗料用組成物を下地塗膜上に被膜形成させる塗膜の補修方法。
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