JP2004181650A - 印字装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ケース内側に格納された印字装置の銘板情報を容易に確認することができる印字装置を提供することを目的とする。
【解決手段】表示画面5と、用紙Pに印字する印字部9と、を備えた印字装置1において、製造番号などの銘板情報を電子データとして記憶した銘板記憶部と、この銘板記憶部から前記銘板情報を呼び出して、前記表示画面5に表示もしくは前記用紙Pに印字することを特徴とする印字装置にある。
【選択図】 図1
【解決手段】表示画面5と、用紙Pに印字する印字部9と、を備えた印字装置1において、製造番号などの銘板情報を電子データとして記憶した銘板記憶部と、この銘板記憶部から前記銘板情報を呼び出して、前記表示画面5に表示もしくは前記用紙Pに印字することを特徴とする印字装置にある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字装置に関し、特に銘板情報などを電子データとして記憶した印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印字装置は様々な仕様態様で使われており、単体の印字装置を他の装置や専用のケース内に組み込んで使用する場合がある。
このように、ケース内に組み込まれた印字装置は、ケース内に収納されていても、メンテナンスや消耗品の交換など容易にできるように配置されている。
しかし、印字装置の型式、シリアル番号(製造番号)などの情報を表示する銘板は、一般的に印字装置の目立たない位置、たとえば、用紙の供給部、用紙の搬送路や印字部などが配置された表側とは反対の裏面側に位置して貼り付けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−111861号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ケース内に収納された印字装置の型式、シリアル番号(製造番号)や製造年月日などを確認するためには、印字装置をケースの外に取り出さなければならず、また、確認後ケース内部に収納させることとなり、銘板情報を確認するために労力が必要になり、かつ作業時間を浪費するという問題がある。
また、印字装置の修理や点検などのメンテナンス時に過去のメンテナンス履歴が必要になることがあるが、問い合わせするなど手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題にかんがみなされたもので、印字装置の銘板情報を容易に確認することができる印字装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、過去のメンテナンス履歴を容易に確認することができる印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、文字などを表示する表示画面と、用紙に印字する印字部と、を備えた印字装置において、製造番号などの銘板情報を電子データとして記憶する銘板記憶部と、この銘板記憶部から前記銘板情報を呼び出し、呼び出した銘板情報を前記表示画面に表示もしくは前記用紙に印字することを特徴とする印字装置にある。
【0008】
上記印字装置において、上記銘板記憶部に、メンテナンス情報を電子データとして記憶されていることを特徴とする。
【0009】
【本発明の実施の形態】
本発明の印字装置を図1乃至図4に基づき説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示した印字装置の概略斜視図であり、図2は印字装置のサブ体の概略構成図であり、図3は制御部の構成を説明するブロック図である。
【0010】
1は印字装置としてのサーマルプリンタであり、2はサーマルプリンタを内方に収納可能な大きさを有するケース体である。
サーマルプリンタ1は、筐体としての本体3と、サブ体4とを一体に形成されており、本体3には、主に各種制御を行う制御部20と、プラテンローラ11を駆動するステッピングモータ25と、表示部5と入力部6としての確定キー6a,選択キー6bと、銘板8と、が設けられている。
【0011】
サブ体4には、主に印字部9としてのプラテンローラ11とサーマルヘッド10と、ロール状のインクリボン14を供給するインクリボン供給軸12とインクリボン巻取軸13とが設けられている。
また、印字装置1の本体3に複数の穴部7,7が形成されており、この穴部7,7の位置に対応する部位であるケース体2に設けられた取付けプレート2a、2aの図示しない螺溝が形成された取付け穴に、螺子(図示せず)を取付けてサーマルプリンタ1を固定することができるようにしている。
これにより、サーマルプリンタ1の一部である本体3は、ケース体2の内側に位置している。
【0012】
サーマルプリンタ1の本体3の前面側(操作面側)には、表示部5と入力部6が設けられるとともに、サブ体4には、用紙Pやインクリボン14などの消耗品の交換や印字発行操作など容易にできるように配置している。
また、本体3の後面部(ケース体2の奥側)に銘板8が貼付されている。銘板8には、サーマルプリンタ1の型式、製造番号、製造年月日や製造会社などが印字されている。
サーマルプリンタ1の本体3をケース体2の内側に収納し、前述した螺子を用いて印字装置1の本体3の穴部7,7からケース体2の取付けプレート2a、2aの図示しない取付け歯合させ、サーマルプリンタ1をケース体2に固着させる。
これにより、銘板8はケース体2の奥側に位置するので容易に認識することが不可能となる。
【0013】
なお、ケース体2には一部突出した供給プレート2bが設けられ、この供給プレート2bにロール状の用紙Pを回転可能に支持する用紙供給軸17が設けられ、この用紙供給軸17からロール状の用紙Pが繰り出されて印字部9に移送されるようにしてある。
また、サブ体4には、プラテンローラ11とサーマルヘッド10が設けられ、サーマルヘッド10はプラテンローラ11に対し接離自在に設けられ、この間に用紙Pを挿通できるようにしてあり、さらに、インクリボン供給軸12から繰り出されたインクリボン14は、用紙Pとサーマルヘッド10との間に挿通するようにしてインクリボン巻取軸13に巻き取られる。
これにより、サーマルヘッド10をプラテンローラ11に圧接して、制御部20からの印字信号によりインクリボン14のインクを用紙Pに転写して、文字、図形、バーコードなどを印字する。
【0014】
さらに、サブ体4には用紙供給軸17から繰り出される用紙Pを案内する案内ローラ16と、用紙Pに所定の間隔で印刷された黒色のマーク(図示せず)を検出するピッチセンサ18が用紙Pの搬送路に設けられ、このピッチセンサ18の検出結果に基づいて用紙Pの印字開始位置などを決定される。なお、サブ体4には、用紙供給軸17から繰り出された用紙Pを挿入する挿入口19aと、印字した用紙Pを排出する排出口19bとが形成されている。
【0015】
次に、サーマルプリンタの制御部について説明する。
図3は、電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部20は、所定の制御プログラムを記憶するROM(read only memory)22と、ROM22に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)21と、CPU21が動作する上で必要となる各種データを記憶するRAM(random access memory)23と、ステッピングモータ25にパルス信号を供給し、ステッピングモータ25を回転させるモーター制御部24と、CPU21から供給される印字すべき文字、図形およびバーコードなどの印字データに対応する制御信号を生成し、サーマルヘッド10に供給し、印字動作を行わせる印字制御部26と、CPU21の制御下、ピッチセンサ18の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、ディジタルのデータに変換してピッチ検出データとしてCPU21に供給するセンサ制御部27と、外部インタフェイス28と、コネクタ29、コネクタ31とを備えている。
【0016】
外部インタフェイス28には、PC(パーソナル・コンピュータ)などを接続可能なポートを有し、また、コネクタ29には、入力部6と、入力部6から入力された入力データ、銘板情報など各種情報を表示するための表示部5と、コネクタ31には、銘板8に印字された情報と同一の情報と、メンテナンスの履歴が電子データとして記憶された書き換え可能な銘板用メモリ30(銘板記憶部)とが接続されている。
入力部6には、確定キー6aと、選択キー6bとから構成されている。入力部6より入力された入力データは、コネクタ29を介してCPU21に供給され、表示部5に表示される各種情報に対応する表示データは、コネクタ29を介してCPU21より供給されるようになっている。
【0017】
外部インタフェイス28は、外部に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)等の各種機器との間で各種データやコマンドの送受信を行うようになっている。また、銘板用メモリ30の書き換え可能な記憶手段としては、フラッシュROM(flash read only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable memory read only memory)、FD(フロッピーデイスク)、RFID(radio frequency identificationsystem)など書き換え可能に記憶される記憶手段であれば何れでも採用可能であり、銘板用メモリ30に記憶される銘板情報としては、サーマルプリンタ1の型式、シリアル番号(製造番号)、製造年月日などで、これらの情報にメンテナンス履歴などの電子コード化した情報を追加することもできる。
尚、メンテナンス履歴のデータの追加は、消耗部品やメンテナンスをコード番号化したデータを入力部6を操作し、表示画面5に表示されたコード番号を選択して入力可能にしてある。
【0018】
なお、RFIDはコネクタ31に接続することなくケース体2の所望の位置に設置することができ、図示しないRFIDとデータの交信可能な交信機器により、RFIDに誘起起電力を発生させてRFIDに記憶された情報を呼び出しまたは書き込むことができる。
【0019】
このように制御されるサーマルプリンタ1は、定期的なメンテナンス、修理あるいは消耗部品の交換する時に、サーマルプリンタ1の型式、製造番号などを確認するが、銘板8がサーマルプリンタ1の背面側にあり、かつサーマルプリンタ1が固定されているために銘板8自体を確認することができないので、入力部6の所定の操作により確認することができる。
【0020】
次に、図4のフローチャートに基づき銘板情報について説明する。
確定キー6aと、選択キー6bの所定の操作により、通常印字画面から「メンテナンスモード」の画面を表示部5に表示する(ステップA1)。
さらに選択キー6bの所定の操作により画面をスクロールさせて、「メイバンヒョウジ」を表示させる(ステップA2)。
この「メイバンヒョウジ」の表示画面で銘板情報を確認する場合には、画面表示した「決定」「キャンセル」の「決定」を選択ボタン6bで選択して確定キー6a押すことによりステップA3に移行する。「キャンセル」を選択して確定キー6aを押すことにより「メンテナンスモード」画面に戻る。
【0021】
ステップA2において、「決定」を選択して確定ボタン6aを押すとステップA3に移行し、が画面表示または印字の選択画面が表示される。
画面表示を選択するとステップA5に移行し、表示部5に銘板用メモリに記憶されている銘板情報およびメンテナンス履歴を読み出し表示する。銘板情報は、選択キーを押す毎に画面をスクロールさせることができ、銘板情報を順次表示されるようにしてある。
また、ステップA3で、表示画面で印字を選択するとステップA4に移行して、セットされている用紙Pに銘板情報のすべての情報が印字される。
なお、予め用紙Pの幅が制御部20にセットされており、この用紙Pの幅内で改行されるように制御され、印字が用紙Pからはみ出すことがないようにしてある。
ステップA5またはステップA6を実行すると表示画面は、通常の印字発行画面に移行する。
なお、ステップ4で印字発行される銘板情報は、銘板8に印字されている形式、シリアル番号などの情報と、メンテナンス情報などのメンテナンス履歴情報とを選択して印字発行するようにしてもよい。
【0022】
このように、銘板情報を電子データとして記憶し、サーマルプリンタ1の型式、製造番号や製造年月日、あるいはメンテナンス履歴を呼び出して表示または印字されるようにしてある。したがって、銘板8自体が容易に目視確認できないような位置にサーマルプリンタ1がケース体の内側に組み込まれた場合でも表示部5に表示または用紙Pに印字することができ確認が容易にできる。
また、制御部20としての制御基板にコネクタ31を介して専用の銘板用メモリ30に銘板情報を記憶してあるので、制御基板を交換する場合においても、銘板用メモリ30は制御基板と別体で設けられているので、意識することなく交換でき、交換した制御基板にコネクタ31を接続することにより、上述の操作で銘板情報が表示部5表示または用紙Pに印字することができる。
【0023】
なお、銘板用メモリ30としてRFID(図示せず)を採用した場合には、コネクタ31に接続する必要がなく、図示しないRFIDと交信可能な交信機器により、通信可能な範囲であれば何れの位置に配置してもよい。
【0024】
本発明の実施の形態では、サーマルヘッドを設けた印字装置で説明したが、インクジェット、トナー、など用紙に印字する印字装置で、この印字装置をケース体などに組み込まれる場合など何れでもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、ケース体内に収納された印字装置の銘板情報としての装置の型式、シリアル番号や製造年月日などの必要事項を確認するためにケース体内からケース体の外に取り出すことなく、容易に銘板情報を確認することができる。
また、銘板情報にメンテナンスや修理の履歴を記憶させることができ、作業者に有効的な情報が得られ、メンテナンスなどの報告書の作成する場合に作業能率が向上するとともに作業時間の短縮することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示した印字装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の印字装置のサブ体の概略構成図である。
【図3】電気的な構成例を示すブロック図である。
【図4】銘板情報を表示させるフローチャートです。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ(印字装置)
2 ケース体
3 本体(筐体)
4 サブ体(筐体)
5 表示部
6 入力部
8 銘板
9 印字部
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラ
20 制御部
30 銘板用メモリ(銘板記憶部)
31 コネクタ
P 用紙
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字装置に関し、特に銘板情報などを電子データとして記憶した印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、印字装置は様々な仕様態様で使われており、単体の印字装置を他の装置や専用のケース内に組み込んで使用する場合がある。
このように、ケース内に組み込まれた印字装置は、ケース内に収納されていても、メンテナンスや消耗品の交換など容易にできるように配置されている。
しかし、印字装置の型式、シリアル番号(製造番号)などの情報を表示する銘板は、一般的に印字装置の目立たない位置、たとえば、用紙の供給部、用紙の搬送路や印字部などが配置された表側とは反対の裏面側に位置して貼り付けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−111861号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ケース内に収納された印字装置の型式、シリアル番号(製造番号)や製造年月日などを確認するためには、印字装置をケースの外に取り出さなければならず、また、確認後ケース内部に収納させることとなり、銘板情報を確認するために労力が必要になり、かつ作業時間を浪費するという問題がある。
また、印字装置の修理や点検などのメンテナンス時に過去のメンテナンス履歴が必要になることがあるが、問い合わせするなど手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題にかんがみなされたもので、印字装置の銘板情報を容易に確認することができる印字装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、過去のメンテナンス履歴を容易に確認することができる印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、文字などを表示する表示画面と、用紙に印字する印字部と、を備えた印字装置において、製造番号などの銘板情報を電子データとして記憶する銘板記憶部と、この銘板記憶部から前記銘板情報を呼び出し、呼び出した銘板情報を前記表示画面に表示もしくは前記用紙に印字することを特徴とする印字装置にある。
【0008】
上記印字装置において、上記銘板記憶部に、メンテナンス情報を電子データとして記憶されていることを特徴とする。
【0009】
【本発明の実施の形態】
本発明の印字装置を図1乃至図4に基づき説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示した印字装置の概略斜視図であり、図2は印字装置のサブ体の概略構成図であり、図3は制御部の構成を説明するブロック図である。
【0010】
1は印字装置としてのサーマルプリンタであり、2はサーマルプリンタを内方に収納可能な大きさを有するケース体である。
サーマルプリンタ1は、筐体としての本体3と、サブ体4とを一体に形成されており、本体3には、主に各種制御を行う制御部20と、プラテンローラ11を駆動するステッピングモータ25と、表示部5と入力部6としての確定キー6a,選択キー6bと、銘板8と、が設けられている。
【0011】
サブ体4には、主に印字部9としてのプラテンローラ11とサーマルヘッド10と、ロール状のインクリボン14を供給するインクリボン供給軸12とインクリボン巻取軸13とが設けられている。
また、印字装置1の本体3に複数の穴部7,7が形成されており、この穴部7,7の位置に対応する部位であるケース体2に設けられた取付けプレート2a、2aの図示しない螺溝が形成された取付け穴に、螺子(図示せず)を取付けてサーマルプリンタ1を固定することができるようにしている。
これにより、サーマルプリンタ1の一部である本体3は、ケース体2の内側に位置している。
【0012】
サーマルプリンタ1の本体3の前面側(操作面側)には、表示部5と入力部6が設けられるとともに、サブ体4には、用紙Pやインクリボン14などの消耗品の交換や印字発行操作など容易にできるように配置している。
また、本体3の後面部(ケース体2の奥側)に銘板8が貼付されている。銘板8には、サーマルプリンタ1の型式、製造番号、製造年月日や製造会社などが印字されている。
サーマルプリンタ1の本体3をケース体2の内側に収納し、前述した螺子を用いて印字装置1の本体3の穴部7,7からケース体2の取付けプレート2a、2aの図示しない取付け歯合させ、サーマルプリンタ1をケース体2に固着させる。
これにより、銘板8はケース体2の奥側に位置するので容易に認識することが不可能となる。
【0013】
なお、ケース体2には一部突出した供給プレート2bが設けられ、この供給プレート2bにロール状の用紙Pを回転可能に支持する用紙供給軸17が設けられ、この用紙供給軸17からロール状の用紙Pが繰り出されて印字部9に移送されるようにしてある。
また、サブ体4には、プラテンローラ11とサーマルヘッド10が設けられ、サーマルヘッド10はプラテンローラ11に対し接離自在に設けられ、この間に用紙Pを挿通できるようにしてあり、さらに、インクリボン供給軸12から繰り出されたインクリボン14は、用紙Pとサーマルヘッド10との間に挿通するようにしてインクリボン巻取軸13に巻き取られる。
これにより、サーマルヘッド10をプラテンローラ11に圧接して、制御部20からの印字信号によりインクリボン14のインクを用紙Pに転写して、文字、図形、バーコードなどを印字する。
【0014】
さらに、サブ体4には用紙供給軸17から繰り出される用紙Pを案内する案内ローラ16と、用紙Pに所定の間隔で印刷された黒色のマーク(図示せず)を検出するピッチセンサ18が用紙Pの搬送路に設けられ、このピッチセンサ18の検出結果に基づいて用紙Pの印字開始位置などを決定される。なお、サブ体4には、用紙供給軸17から繰り出された用紙Pを挿入する挿入口19aと、印字した用紙Pを排出する排出口19bとが形成されている。
【0015】
次に、サーマルプリンタの制御部について説明する。
図3は、電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部20は、所定の制御プログラムを記憶するROM(read only memory)22と、ROM22に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)21と、CPU21が動作する上で必要となる各種データを記憶するRAM(random access memory)23と、ステッピングモータ25にパルス信号を供給し、ステッピングモータ25を回転させるモーター制御部24と、CPU21から供給される印字すべき文字、図形およびバーコードなどの印字データに対応する制御信号を生成し、サーマルヘッド10に供給し、印字動作を行わせる印字制御部26と、CPU21の制御下、ピッチセンサ18の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、ディジタルのデータに変換してピッチ検出データとしてCPU21に供給するセンサ制御部27と、外部インタフェイス28と、コネクタ29、コネクタ31とを備えている。
【0016】
外部インタフェイス28には、PC(パーソナル・コンピュータ)などを接続可能なポートを有し、また、コネクタ29には、入力部6と、入力部6から入力された入力データ、銘板情報など各種情報を表示するための表示部5と、コネクタ31には、銘板8に印字された情報と同一の情報と、メンテナンスの履歴が電子データとして記憶された書き換え可能な銘板用メモリ30(銘板記憶部)とが接続されている。
入力部6には、確定キー6aと、選択キー6bとから構成されている。入力部6より入力された入力データは、コネクタ29を介してCPU21に供給され、表示部5に表示される各種情報に対応する表示データは、コネクタ29を介してCPU21より供給されるようになっている。
【0017】
外部インタフェイス28は、外部に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)等の各種機器との間で各種データやコマンドの送受信を行うようになっている。また、銘板用メモリ30の書き換え可能な記憶手段としては、フラッシュROM(flash read only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable memory read only memory)、FD(フロッピーデイスク)、RFID(radio frequency identificationsystem)など書き換え可能に記憶される記憶手段であれば何れでも採用可能であり、銘板用メモリ30に記憶される銘板情報としては、サーマルプリンタ1の型式、シリアル番号(製造番号)、製造年月日などで、これらの情報にメンテナンス履歴などの電子コード化した情報を追加することもできる。
尚、メンテナンス履歴のデータの追加は、消耗部品やメンテナンスをコード番号化したデータを入力部6を操作し、表示画面5に表示されたコード番号を選択して入力可能にしてある。
【0018】
なお、RFIDはコネクタ31に接続することなくケース体2の所望の位置に設置することができ、図示しないRFIDとデータの交信可能な交信機器により、RFIDに誘起起電力を発生させてRFIDに記憶された情報を呼び出しまたは書き込むことができる。
【0019】
このように制御されるサーマルプリンタ1は、定期的なメンテナンス、修理あるいは消耗部品の交換する時に、サーマルプリンタ1の型式、製造番号などを確認するが、銘板8がサーマルプリンタ1の背面側にあり、かつサーマルプリンタ1が固定されているために銘板8自体を確認することができないので、入力部6の所定の操作により確認することができる。
【0020】
次に、図4のフローチャートに基づき銘板情報について説明する。
確定キー6aと、選択キー6bの所定の操作により、通常印字画面から「メンテナンスモード」の画面を表示部5に表示する(ステップA1)。
さらに選択キー6bの所定の操作により画面をスクロールさせて、「メイバンヒョウジ」を表示させる(ステップA2)。
この「メイバンヒョウジ」の表示画面で銘板情報を確認する場合には、画面表示した「決定」「キャンセル」の「決定」を選択ボタン6bで選択して確定キー6a押すことによりステップA3に移行する。「キャンセル」を選択して確定キー6aを押すことにより「メンテナンスモード」画面に戻る。
【0021】
ステップA2において、「決定」を選択して確定ボタン6aを押すとステップA3に移行し、が画面表示または印字の選択画面が表示される。
画面表示を選択するとステップA5に移行し、表示部5に銘板用メモリに記憶されている銘板情報およびメンテナンス履歴を読み出し表示する。銘板情報は、選択キーを押す毎に画面をスクロールさせることができ、銘板情報を順次表示されるようにしてある。
また、ステップA3で、表示画面で印字を選択するとステップA4に移行して、セットされている用紙Pに銘板情報のすべての情報が印字される。
なお、予め用紙Pの幅が制御部20にセットされており、この用紙Pの幅内で改行されるように制御され、印字が用紙Pからはみ出すことがないようにしてある。
ステップA5またはステップA6を実行すると表示画面は、通常の印字発行画面に移行する。
なお、ステップ4で印字発行される銘板情報は、銘板8に印字されている形式、シリアル番号などの情報と、メンテナンス情報などのメンテナンス履歴情報とを選択して印字発行するようにしてもよい。
【0022】
このように、銘板情報を電子データとして記憶し、サーマルプリンタ1の型式、製造番号や製造年月日、あるいはメンテナンス履歴を呼び出して表示または印字されるようにしてある。したがって、銘板8自体が容易に目視確認できないような位置にサーマルプリンタ1がケース体の内側に組み込まれた場合でも表示部5に表示または用紙Pに印字することができ確認が容易にできる。
また、制御部20としての制御基板にコネクタ31を介して専用の銘板用メモリ30に銘板情報を記憶してあるので、制御基板を交換する場合においても、銘板用メモリ30は制御基板と別体で設けられているので、意識することなく交換でき、交換した制御基板にコネクタ31を接続することにより、上述の操作で銘板情報が表示部5表示または用紙Pに印字することができる。
【0023】
なお、銘板用メモリ30としてRFID(図示せず)を採用した場合には、コネクタ31に接続する必要がなく、図示しないRFIDと交信可能な交信機器により、通信可能な範囲であれば何れの位置に配置してもよい。
【0024】
本発明の実施の形態では、サーマルヘッドを設けた印字装置で説明したが、インクジェット、トナー、など用紙に印字する印字装置で、この印字装置をケース体などに組み込まれる場合など何れでもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、ケース体内に収納された印字装置の銘板情報としての装置の型式、シリアル番号や製造年月日などの必要事項を確認するためにケース体内からケース体の外に取り出すことなく、容易に銘板情報を確認することができる。
また、銘板情報にメンテナンスや修理の履歴を記憶させることができ、作業者に有効的な情報が得られ、メンテナンスなどの報告書の作成する場合に作業能率が向上するとともに作業時間の短縮することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示した印字装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の印字装置のサブ体の概略構成図である。
【図3】電気的な構成例を示すブロック図である。
【図4】銘板情報を表示させるフローチャートです。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ(印字装置)
2 ケース体
3 本体(筐体)
4 サブ体(筐体)
5 表示部
6 入力部
8 銘板
9 印字部
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラ
20 制御部
30 銘板用メモリ(銘板記憶部)
31 コネクタ
P 用紙
Claims (2)
- 文字などを表示する表示画面と、用紙に印字する印字部と、を備えた印字装置において、
製造番号などの銘板情報を電子データとして記憶する銘板記憶部と、この銘板記憶部から前記銘板情報を呼び出し、呼び出した銘板情報を前記表示画面に表示もしくは前記用紙に印字することを特徴とする印字装置。 - 前記銘板記憶部に、メンテナンス情報を電子データとして記憶されていることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002348032A JP2004181650A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002348032A JP2004181650A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004181650A true JP2004181650A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32751057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2004181650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008533557A (ja) * | 2005-02-16 | 2008-08-21 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | アプリケーションプログラムの多国語支援システム及び方法 |
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2002
- 2002-11-29 JP JP2002348032A patent/JP2004181650A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008533557A (ja) * | 2005-02-16 | 2008-08-21 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | アプリケーションプログラムの多国語支援システム及び方法 |
JP4740961B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2011-08-03 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | アプリケーションプログラムの多国語支援システム及び方法 |
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