JP2004181358A - 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004181358A
JP2004181358A JP2002351591A JP2002351591A JP2004181358A JP 2004181358 A JP2004181358 A JP 2004181358A JP 2002351591 A JP2002351591 A JP 2002351591A JP 2002351591 A JP2002351591 A JP 2002351591A JP 2004181358 A JP2004181358 A JP 2004181358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
gold
carboxylic acid
reaction
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002351591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Hayashi
利生 林
Naohiko Itayama
直彦 板山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP2002351591A priority Critical patent/JP2004181358A/ja
Publication of JP2004181358A publication Critical patent/JP2004181358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】液相反応用金微粒子触媒において、金微粒子の剥離を抑制し、かつ分離が容易な実用的触媒を提供する。
【解決手段】触媒粒子の平均粒子径が1〜200μmの範囲にあり、かつ該触媒が金を含む金属微粒子を含有する液相反応用触媒に係る。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液相での酸化や水素化などに用いられる、金を含む金属粒子が担体に担持された耐久性に優れた触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、担体に金を含む微粒子を担持した触媒を用いた液相反応の提案が種々なされている。例えば、酸素、アルデヒド及びアルコール原料としてカルボン酸エステルの製造方法が提案されている(特許文献1参照)。本願発明者らも、金を含有する金属粒子担持体を用いる同製法(未公開特許出願1参照)や、金超微粒子触媒を用いる同製法(未公開特許出願2参照)を提案している。一方、本願発明者らは、酸素と1種または2種以上のアルコールを原料として金を含む触媒存在下カルボン酸エステルを製造する方法(未公開特許出願3参照)を提案している。また、アルデヒド類の選択的水素化反応用触媒としての提案もなされている(未公開特許出願4及び5参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−154164号公報明細書
【未公開特許出願1】
特願2001−167739
【未公開特許出願2】
特願2001−1677340
【未公開特許出願3】
特願2001−294233
【未公開特許出願4】
特願201−388739
【未公開特許出願5】
特願2002−90575
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術にあるように液相反応に金を含む触媒を用いる提案が種々なされている。特にナノサイズ(1〜10nm)の金超微粒子を担体に担持した触媒を用いる場合にその触媒性能が際立ってよいことが示されている。しかしながら、これら金を含む微粒子を担体に担持した触媒を反応液中に懸濁させて使用する場合に、触媒の磨耗や破砕が起るだけでなく、また、高価な金を含む微粒子が触媒から反応液中に脱離や剥離を起し易いという実用上の問題があることを発明者らは見出した。特にナノサイズの金超微粒子ではその脱離や剥離がより起り易く工業的に実施するには実用的にも経済的にも問題となる場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明者らは、かかる従来技術の問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、触媒粒子を特定の範囲の大きさの粒子径とすることにより、触媒の磨耗や破砕、また、金微粒子の反応液中への脱離や剥離などを抑制でき、しかも反応液からの触媒分離が容易に行えることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】
1.金含有液相反応用触媒
本発明の金含有液相反応用触媒は、平均粒子径が1〜200μmの範囲にあり、かつ金を含む金属微粒子を含有する触媒であり、この触媒を用いることにより有用な液相反応を実用的に実施できる。特に、本発明の触媒は、(1)酸素、アルデヒド及びアルコールを反応させてカルボン酸エステルを製造する場合、(2)酸素と1種又は2種以上のアルコールを反応させてカルボン酸エステルを製造する場合に用いることができる。特に、本発明触媒により製造されるカルボン酸エステルとしては、鎖状のカルボン酸エステルのほか、例えばラクトンのような環状のカルボン酸エステルも包含される。
【0007】
まず、本発明における触媒の特徴としては、上記のように、金(Au)を含む金属微粒子を含有していることである。Auを含む金属微粒子とは、Auを含んでいる限り特に限定されないが、活性の主たる成分であるAuは、触媒に含まれる全金属粒子の平均値として、金属粒子内に原子比で0.5以上(Au以外の元素が0.5未満)、より好ましくは0.7以上、さらに好ましくは0.8以上含んでいることが望ましい。Au以外に含まれる元素としては、本発明の効果を妨げない範囲、及び、使用に際しての目的とする触媒性能を阻害しない範囲でどんな元素であってもよい。
【0008】
また、Auを含む金属微粒子は、平均粒子径10nm以下が好ましく、6nm以下がさらに好ましく、5nm以下であることが特に好ましい。平均粒子径を6nm以下に規定することによって、より優れた触媒活性を達成することができる。平均粒子径の下限値は特に制限されないが、物理的安定性の見地より約1nm程度とすればよい。なお、金属微粒子の平均粒子径は、担体上の粒子を透過型電子顕微鏡(TEM)による観察により任意に選んだ120個の粒子のうち1)大きい順に上から10個及び2)小さい順に下から10個の合計20個を除いた100個の粒子径の算術平均値を示す。また、金属微粒子の粒子径分布の極大値が1〜6nm、特に1〜5nmの範囲にあることが好ましい。粒子径の分布は狭い方が好ましく、上記120個の粒子の粒子径の標準偏差(Standard Deviation)が2以下、特に1.5以下であることが好ましい。
【0009】
本発明における触媒は、平均粒子径が1〜200μmの範囲にある。触媒の粒子径の測定は、一般的な方法が用いられる限り限定されるものではない。市販の粒度分布計を用いて、合計1万個以上の触媒粒子について、その個数平均粒子径を測定することによって求めることができる。本発明の平均粒子径は、ベックマン・コールター(株)製COULTER MULTISIZERを用いて測定された個数平均粒子径に対応する。
【0010】
通常、本発明に用いられる金は大半がメタル状であり数十〜数千個の金原子が集まって微粒子の形状にて担体上に主に物理的な相互作用で固定化(担持)されているが、触媒として使用される際にスラリー状に液相中懸濁され攪拌や気泡による混合操作により触媒粒子同志の衝突や攪拌翼によるせん断などの物理的な負荷を受けることによって、金を含む金属微粒子は粒子ごと担体から剥れると考えられる。あるいは、担体自体がこれらの物理的な負荷による磨耗や破砕をまず受けた後、該担体上に担持されている金を含む金属微粒子もそれに応じて剥離するということが考えられる。
【0011】
本発明触媒では、その平均粒子径が200μm以下の範囲にあることによって、触媒同士の衝突や触媒と攪拌翼との衝突などによる物理的なエネルギーが低減でき、金を含む金属微粒子の剥離や脱離が抑制される、あるいは、担体の磨耗や破砕が抑制されることで金を含む金属微粒子の剥離や脱離も抑制されるのではないかと推定される。平均粒子径が200μmより大きいと金を含む金属微粒子の剥離や脱離が起り易く実用的に適さない。従い、触媒の平均粒子径の上限値は、200μmであるが、好ましくは150μm、さらには100μmが好ましく、平均粒子径が100μm以下になると物理的な負荷がさらに低下するので実用上より適切となる。一方、下限値は、分離性という別の因子により決められる。通常、触媒粒子を液相中懸濁させてスラリー状で反応した後、触媒を分離する必要があり、その際の一般的操作として、ろ過、遠心分離、液体サイクロンなどの方法が採られる。その際に問題となるのが液相における沈降速度である。沈降速度は固体粒子の大きさと比重、及び液物性により支配される。すなわち、1μmより小さいと金を含む金属微粒子の剥離や脱離という点では有利であるが、反応生成物を含む液相からの触媒の分離が困難となる場合が多いからである。下限値は、1μmであるが、好ましくは5μm、さらには10μmが好ましく、平均粒子径が10μm以上になると分離の面で実用上より適切となる。
【0012】
本発明触媒の比重は、かさ比重として3.0g/cc以下が望ましく、2.0g/cc以下がより望ましく、1.0g/cc以下がさらに望ましい。かさ比重が3.0 g/ccを上回ると、分離の面では有利であるが、触媒の磨耗や破砕、及び、金を含む金属微粒子の剥離や脱離のいずれの面でも不利となる。すなわち、触媒粒子同士の衝突や攪拌によるせん断などにおいて触媒の比重が大きいほどエネルギーが大となるため、触媒粒子単位では物理的な力が余計に加わることになる。
【0013】
Auを含む金属微粒子は、本発明の効果を妨げない範囲でその他の元素を1種以上含んでいてもよい。その他の元素としては、周期表(「化学分析便覧改訂5版」丸善(2001年))の第4周期から第6周期の2B族、3B族、4B族、5B族及び6B族ならびに第4周期の8族の少なくとも1種を好適に用いることができる。具体的には、2B族としてZn、Cd、Hg、3B族としてGa、In、Tl、4B族としてGe、Sn、Pb、5B族としてAs、Sb、Bi、6B族としてSe、Te、Po、8族としてFe、Co、Niが例示できる。これらの元素は、触媒性能としての活性や選択性を改善する場合がある。
【0014】
担体としては、従来のカルボン酸エステル製造に用いられる触媒担体として用いられるもの、又は、通常よく使用される市販担体等を使用することができ、特に限定されない。例えば、金属酸化物(ジリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシア等)、複合酸化物(シリカ・アルミナ、チタニア・シリカ、シリカ・マグネシア等)、ゼオライト(ZSM−5等)、メソポーラスシリケート(MCM−41等)、天然鉱物(粘土、珪藻土、軽石等)、炭素材料(活性炭、フラーレン、カーボンナノチューブ等)の各種担体を挙げることができる。
【0015】
本発明では、Mg、Ca、Sr、Ba、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Sn、Pb、La及びCeの少なくとも1種の元素を含む酸化物からなる無機酸化物担体を好ましく用いることができる。上記酸化物は、単体元素の酸化物が2種以上金剛された混合酸化物であってもよいし、あるいは複酸化物(又は複合酸化物)であってもよい。特に、Mg、Ca、Sr、Ba、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Sn、Pb、La及びCeの少なくとも1種とSiとを含む無機酸化物担体を好ましく用いることができる。
【0016】
本発明触媒の比表面積(BET法)は通常10m2/g以上、特に50m/g以上であることがより好ましく、100〜800m/g程度のものが特に好ましい。比表面積が10m2/g未満では金微粒子を担持しにくく担持できても担持量が少ないか粒子径が大きくなり実用的には不適となり易い。触媒自体の形状・大きさは限定的でなく、最終製品の用途等に応じて適宜設定すればよい。
【0017】
本発明の触媒には、本発明の効果を妨げない限り、他の成分が含まれていてもよい。例えば、アルカリ金属(Na、Ka等)、アルカリ土類(Mg、Ca、Ba等)、希土類(La、Ce等)が含まれていてもよい。
【0018】
本発明触媒の製造方法については、特に限定的でなく公知の方法を適用できる。公知の方法の内で特に、平均粒子径が1〜200μmの範囲にある担体に、金を含む金属微粒子を該担体上に担持する方法が実際的でありより好ましい。金を含む金属微粒子の担持方法も、例えば共沈法、析出沈殿法、含浸法、気相蒸着法等の公知の方法を利用できる。これらの方法の内で、共沈法、析出沈殿法等が好ましく、特に析出沈殿法が好ましい。以下、具体的に本発明触媒の製法について、(a)担体の製法、及び、(b)金を含む金属微粒子の担持法、の順に説明する。
【0019】
(a)担体の製法
平均粒子径が1〜200μmの範囲にある担体の製造方法としては、公知の方法が使用でき特に限定されるものではない。例えば、市販の担体、或いは共沈法やゾル・ゲル法で合成された担体を粉砕や造粒等により分離する方法や、担体を合成する際にスプレードライヤー等を用いて微粉化する方法が挙げられる。
【0020】
平均粒子径が1〜200μmの範囲にあるシリカを使用する場合には、例えば、Mg、Ca、Sr、Ba、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Sn、Pb、La及びCeの少なくとも1種を含む水溶性化合物の水溶液をシリカに含浸させた後、得られた含浸体を焼成することによって得られる。かかる無機酸化物担体は、触媒活性成分である金を含む金属微粒子をより確実に担持できるとともに、金属微粒子との相乗的な作用によっていっそう高い触媒活性を得ることができる。
【0021】
上記の製法で用いられる化合物は限定されない。例えば、硝酸塩、硫酸塩、水酸化物等の無機化合物、カルボン酸塩、アルコキシド、アセチルアセトナート等の有機化合物が挙げられる。上記の水溶性化合物も、水溶性であれば限定的でない。例えば、硝酸塩等の無機酸塩、酢酸塩等の有機酸塩を挙げることができる。これらの塩は無機物又は水和物のいずれであってもよい。また、上記水溶液の濃度は、用いる水溶液化合物の種類に応じて適宜設定できる。上記水溶液をシリカに含浸させる量は限定的ではないが、通常はシリカ100重量部に対して0.1〜50重量部程度となるようにすればよい。
【0022】
(b)金を含む金属微粒子の担持法
次に、上記(a)で得られた担体に金微粒子を担持する。ここでは最も好ましい金微粒子担持法と思われる析出沈殿法について説明する。この方法では、金を含む水溶性化合物を溶解した水溶液に担体を添加して該担体上に金を含む沈殿物を析出させた後、焼成することによって目的とする触媒を得ることができる。
【0023】
金を含む水溶性化合物については、水溶性でれば限定されず、例えば、テトラクロロ金酸HAuCl、テトラクロロ金酸ナトリウムNaAuCl、ジシアノ金酸カリウムKAu(CN)、ジエチルアミン金三塩化物(CNH・AuCl、シアン化金AuCN等が例示できる。これらの化合物は、一種単独又は二種以上混合して用いることができる。
【0024】
本発明触媒を製造するには、まず、金化合物を水に溶解して水溶液を調製する。金化合物を溶解する方法については、特に限定はなく、各化合物を同時に溶解させてもよく、或いは、いずれか一方を溶解させた後、他方を溶解させてもよい、この際の温度は、例えば、30〜80℃程度とすればよい。
【0025】
金化合物の使用量は、担体の種類や比表面積、形状、使用量等にもよるが、水溶液中の金化合物の濃度が0.001〜1mol/L程度の範囲内となる量が好ましい。上記の濃度範囲であれば、金化合物の沈殿物の析出量が充分となり、また、金化合物粒子の凝集を防止することができるために沈殿物を超微粒子の状態で析出させることができる。従って、金化合物の沈殿物を担体上に担持させた後の水溶液中に残存する化合物の量を極めて少なくすることができる。
【0026】
金化合物を含有する水溶液のpHは、特に限定的ではないが、6〜11程度の範囲とすることが好ましい。該水溶液のpHを上記範囲に調整するには、アルカリ性を呈する化合物を適宜添加すればよい。この様な化合物としては、特に限定的ではないが、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等を用いることができる。これらの化合物は、固体状態として添加してもよく、或いは、水に溶解して添加してもよい。
【0027】
金化合物を含有する水溶液には、該水溶液中に含まれる成分の分散性を向上させるために、界面活性剤を添加してもよい。界面活性剤としては、例えば、長鎖アルキルスルホン酸及びその塩、長鎖アルキルベンセンスルホン酸及びその塩、長鎖アルキルカルボン酸及びその塩、アリールカルボン酸及びその塩等のアニオン性界面活性剤;長鎖アルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤;ポリアルキレングリコール、ポリオキシエチレンノニルフェノール等のノニオン性界面活性剤;等が挙げられるが、特に限定されるものではない。これら界面活性剤は、一種類のみを用いてもよく、また、二種類以上を併用してもよい。上記例示の界面活性剤のうち、アニオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤がより好ましく、アニオン性界面活性剤が特に好ましい。また、アニオン性界面活性剤のうち、炭素数が8以上の長鎖アルキルスルホン酸及びその塩、炭素数が8以上の長鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩、炭素数8以上の長鎖アルキルカルボン酸及びその塩、アリールカルボン酸及びその塩等がより好ましい。界面活性剤の使用量は、該界面活性剤や金化合物、アンカー元素化合物、担体の種類、組み合わせ等に応じて設定すればよく、特に限定されるものではないが、水溶液中の界面活性剤の濃度が0.1〜10mmol/Lの範囲内となる量がより好ましい。
【0028】
その後、該水溶液中に担体を添加し、攪拌することによって、担体が水溶液中に分散されて懸濁し、該担体上に金化合物の沈殿物が析出する。この際の温度は30〜80℃程度が好ましい。また、析出時間は、通常、10分〜5時間程度である。
【0029】
次いで、沈殿物が表面に付着した担体を、必要に応じて水洗した後、焼成することによって、目的とする触媒を得ることができる。焼成温度は、150〜800℃程度、好ましくは300〜800℃程度とすればよい。焼成方法は、特に限定されるものではなく、空気中にあってもよく、窒素やヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガス中であってもよい。また、加熱時間は、加熱温度も応じて設定すればよく、特に限定されるものではない。焼成することにより、金が担体表面に強固に固定化される。
【0030】
2.カルボン酸エステルの製造方法
本発明触媒の液相反応への適用としてカルボン酸エステルの製造方法があり、ここではその製法について説明する。本発明のカルボン酸エステルの製造方法は、1)酸素、アルデヒド及びアルコールを原料とするカルボン酸エステルの製造(第1方法)、及び、2)酸素と1種又は2種のアルコールを原料とするカルボン酸エステルの製造方法を包含する。
【0031】
(1)第1方法
第1方法は、本発明の触媒の存在下、酸素、アルデヒド及びアルコールを反応させることによりカルボン酸エステルを好適に製造することができる。
【0032】
上記アルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、イソブチルアルデヒド、グリオキザール、ピルビックアルデヒド等の炭素数1〜10の脂肪族アルデヒド;アクロレイン、メタクロレイン、クロトンアルデヒド等の炭素数3〜10のα、β―不飽和アルデヒド;ベンズアルデヒド、フェニルグリオキザール、p−メトキシベンズアルデヒド、トルアルデヒド、フタルアルデヒド等の炭素数6〜20の芳香族アルデヒド等のほか、これらアルデヒドの誘導体が挙げられる。好ましくは、脂肪族アルデヒド、α、β―不飽和アルデヒド等が使用できる。これらアルデヒドは、1種又は2種以上で用いることができる。
【0033】
上記アルコールとしては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、おクタノール等の炭素数1〜10の脂肪族アルコール;エチレングリコール、ブタンジオール等の炭素数2〜10のジオール;アリルアルコール、メタリルアルコール、等の炭素数3〜10の脂肪族不飽和アルコール;ベンジルアルコール等の芳香族アルコール等が挙げられる。好ましくは、炭素数1〜10の脂肪族アルコール等が使用できる。これらアルコールは1種又は2種以上で用いることができる。
【0034】
本発明の製造方法では、目的とするカルボン酸エステルの種類等によって上記アルデヒド及びアルコールを適宜選択すればよい。例えば、メチルメタクリレートを製造する場合には、アルデヒドとしてメタクロレイン、アルコールとしてメタノールを用いればよい。
【0035】
アルデヒドとアルコールとぼ反応割合は特に限定されないが、アルデヒド/アルコールのモル比で10〜1/200程度が好ましく、特に1/2〜1/50の範囲がより好ましい。上記範囲であれば、より効率的にカルボン酸エステルを製造することができる。
【0036】
本発明では、アルデヒドとアルコールとの反応を本発明触媒と酸素(分子状酸素)の存在下に行う。上記反応は、液相反応、気相反応等の何れであってもよい。酸素(酸素ガス)は、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス、二酸化炭素ガス等の不活性ガスで希釈されていてもよい。また、酸素は、空気等の酸素含有ガスを用いることもできる。上記反応の形態としては、連続式、回分式、半回分式等の何れであってもよく、特に限定されるものではない。触媒は、反応形態として回分式を採用する場合には、反応装置に原料とともに一括して仕込めばよい。また、反応形態として連続式を採用する場合には、反応装置に予め上記触媒を充填しておくか、或いは反応装置に原料とともに触媒を連続的に仕込めばよい。触媒は、固定床、流動床、懸濁床等の何れの形態であってもよい。
【0037】
上記触媒の使用量は、アルデヒドとアルコールとの組み合わせ。触媒の種類(組成等)、反応条件等に応じて適宜決定すればよい。反応時間は特に限定されるものではなく、設定した条件により異なるが、通常は反応時間又は滞留時間(反応器内滞留液量/液供給量)として0.5〜20時間程度とすればよい。反応温度、反応圧力等の諸条件は、アルデヒドとアルコールとの組合せ、触媒の種類に応じて適宜決定すればよい。反応温度は、通常0〜180℃程度、好ましくは20〜150℃程度とすればよい。この範囲内の温度に設定することにより、いっそう効率的に反応を進行させることができる。反応圧力は、減圧、常圧又は加圧の何れであってもよいが、通常は0.05〜5MPa(ゲージ圧)、特に0.1〜3MPaの範囲内が好適である。使用する触媒量は特に限定されるものではなく、設定した条件により異なるが、通常、使用するアルデヒドに対して重量比で0.001〜1の範囲、好ましくは0.005〜0.5の範囲、より好ましくは0.01〜0.3の範囲とすればよい。
【0038】
上記の反応後は、反応系から触媒を分離した後、生成したカルボン酸エステルを公知の分離精製手段を用いて回収すればよい。触媒の分離方法は公知の方法に従えばよい。例えば、反応系が触媒(固形分)と反応生成物(液状成分)からなる場合は、ろ過、遠心分離、サイクロン等の公知の固液分離方法を用いて触媒と反応生成物を分離することができる。
【0039】
本発明で得られるカルボン酸エステルは、従来技術で得られるカルボン酸エステルと同様の用途に使用することができる。例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等のカルボン酸エステルは、各種アクリル樹脂の原料となる重合用モノマーとして有用である。
【0040】
(1)第2方法
第2方法では、本発明触媒の存在下、1種又は2種以上のアルコールと酸素との反応によって、カルボン酸エステルを好適に製造することができる。
【0041】
上記アルコールとしては、酸素との反応によりカルボン酸エステルを生成するものであれば限定されず、公知のカルボン酸エステル製造の原料として用いられるアルコールも使用できる。アルコールは、1価アルコール及び多価アルコールの何れであってもよい。また、アルコールは第1級アルコールが好ましい。多価アルコールは、第1級アルコールを分子内に1つ以上含んでいれば第2級アルコールを分子内に含んでいてもよい。すなわち、多価アルコールは、第1級アルコールを分子内に1つ以上含んでいるものが好ましい、これらアルコールとしては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、オクタノール等の炭素数1〜10の脂肪族アルコール;エチレングリコール、1,2−プロピレングリール、1,3−プロパンジオール、1.3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールエタン、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、エリスリトール、ソルビトール等の炭素数2〜10の多価アルコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等の分子内にエーテル結合を有する炭素数2〜10のアルコール;アリルアルコール、メタリルアルコール等の炭素数3〜10の脂肪族不飽和アルコール;ベンジルアルコール等の芳香族アルコール等が挙げられる。これらアルコールは、1種又は2種以上で用いることができる。本発明では、炭素数2〜10の多価アルコールが好ましく、特にエチレングリコール又は1,2−プロピレングリコールを少なくとも使用することがより好ましい。
【0042】
本発明の製造方法では、原料であるアルコールの種類いを特定することにより、目的とするカルボン酸エステルを得ることができる。すなわち、アルコールは、目的とするカルボン酸エステルの種類等によって適宜選択すればよい。例えば、a)酢酸エチルを製造する場合:エタノール、b)グリコール酸2−ヒドロキシエチルを製造する場合:エチレングリコール、c)1,4−ジオキサンー2−オンを製造する場合:ジエチレングリコール、d)グリコール酸メチルを製造する場合:エチレングリコールとメタノール、e)ピルビン酸メチル及び乳酸メチル(混合物)を製造する場合:1,2−プロピレングリコールとメタノールをそれぞれ原料として使用することができる。
【0043】
アルコールを2種以上用いる場合の各アルコールの使用量は、各反応に応じて適宜決定すればよい。例えば、エチレングリコール及びメタノールを酸素と反応させてグリコール酸メチルを製造する場合には、エチレングリコール及びメタノールをモル比で1:1を基準とすればよい。
【0044】
本発明触媒の使用方法のほか、反応条件、精製方法等は、前記の第1方法と同様にして実施すればよい。また、得られたカルボン酸エステルは、第1方法と同様に、種々の用途に使用することができる。
【0045】
尚、反応時に使用する触媒量は特に限定されるものではなく、設定した条件により異なるが、通常、使用するアルコールに対して重量比で0.0001〜0.5の範囲、好ましくは0.0005〜0.25の範囲、より好ましくは0.001〜0.1の範囲とすればよい。
【0046】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
【0047】
実施例1
〔触媒調製〕 Au/Ti/SiO2の例
まず、市販シリカ担体(富士シリシア化学 キャリアクトQ−6、平均粒子径53μm)100gに、チタンイソプロポキシド(和光試薬)71.2gを溶解させた2−プロパノール溶液200mlを加えて、加温下溶媒を留去することによりチタン化合物を含浸担持した後、110℃10時間乾燥し、600℃4時間空気中で焼成した。次に、濃度10mM(mmol/l)塩化金酸水溶液500mLを65〜70℃に保持しながら、0.5N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH6.5に調節した後、上記のチタン含有シリカ担体10gを投入し、温度65〜70℃に保ちながら1時間攪拌を続けた。その後、静置して上澄液を除去して残った金固定化物に、イオン交換水300mLを加えて室温5分間攪拌した後上澄液を除去するという洗浄操作を3回繰返した。ろ過により得られた金固定化物を次に110℃10時間乾燥し、さらに空気中で400℃3時間焼成することにより、チタン含有シリカ担体担体に金が担持された金担持物(Au/Ti/シリカ)を得た。該担持物における金の担持量は蛍光X線分析から各々4.8wt%であった。また、透過型電子顕微鏡にて金粒子径を観察したところ、担体上に金粒子がほとんど全て5nm以下の粒径で高分散しており、平均粒子径は明らかに5nm以下であることがわかった。
【0048】
〔カルボン酸エステル合成反応〕
500ml回転攪拌付オートクレーフ゛に、エチレングリコール28.8g、メタノール150g及び触媒として上で得られた金担持物Au/Ti/シリカ6.5gを仕込んだ後、酸素5%及び窒素95%の混合ガスを毎分0.8Lで液中に吹き込みながら、攪拌下110℃、内圧2MPa(ケ゛ーシ゛圧)で6時間反応を行った。その後、冷却して開封し、ろ過により触媒を分離した後、内容物の分析をカ゛スクロマトク゛ラフィーで行ったところ、原料アルコールであるエチレングリコールの転化率は62.0%、生成物カルホ゛ン酸エステルであるグリコール酸メチル及びグリコール酸2−ヒドロキシエチルの選択率は各々78.1%及び9.5%であった。また、反応後の反応液中に含まれる金、Ti及びSiの濃度は、各々0.12ppm、0.9ppm及び0.9ppmであった。また、粒度分布を測定したところ、個数平均粒子径は53μmと使用前と全く変化なかった。
【0049】
実施例2
〔触媒調製〕 Au/γ−Al2O3の例
濃度10mM(mmol/l)塩化金酸水溶液500mLを65〜70℃に保持しながら、0.5N水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH6.5に調節した後、市販アルミナ担体(住友化学工業(株)製 アルミナAC−12R、平均粒子径160μm)20gを投入し、温度65〜70℃に保ちながら1時間攪拌を続けた。その後、静置して上澄液を除去して残った金固定化物に、イオン交換水300mLを加えて室温5分間攪拌した後上澄液を除去するという洗浄操作を3回繰返した。ろ過により得られた金固定化物を次に110℃10時間乾燥し、さらに空気中で400℃3時間焼成することにより、アルミナ担体に金が担持された金担持物(Au/アルミナ)を得た。該担持物における金の担持量は蛍光X線分析から各々4.6wt%であった。また、透過型電子顕微鏡にて金粒子径を観察したところ、担体上に金粒子がほとんど全て5nm以下の粒径で高分散しており、平均粒子径は明らかに5nm以下であることがわかった。
【0050】
〔カルボン酸エステル合成反応〕
500ml回転攪拌付オートクレーフ゛に、エチレングリコール28.8g、メタノール150g及び触媒として上で得られた金担持物Au/アルミナ9.2gを仕込んだ後、酸素5%及び窒素95%の混合ガスを毎分0.8Lで液中に吹き込みながら、攪拌下110℃、内圧2MPa(ケ゛ーシ゛圧)で6時間反応を行った。その後、冷却して開封し、ろ過により触媒を分離した後、内容物の分析をカ゛スクロマトク゛ラフィーで行ったところ、原料アルコールであるエチレングリコールの転化率は59.4%、生成物カルホ゛ン酸エステルであるグリコール酸メチル及びグリコール酸2−ヒドロキシエチルの選択率は各々76.1%及び9.2%であった。また、反応後の反応液中に含まれる金及びAlの濃度は、各々0.14ppm及び1.8ppmであった。また、粒度分布を測定したところ、個数平均粒子径は160μmと使用前と全く変化なかった。
【0051】
実施例3
〔触媒調製〕 Au/Ti/SiO2の例
実施例1において、平均粒子径32μnのシリカ担体(市販シリカ担体、富士シリシア化学 キャリアクトQ−6)を用いた以外は、同様の操作にてチタン含有シリカ担体を調製し、さらに、同様の操作にて金担持物(Au/Ti/シリカ)を得た。該担持物における金の担持量は蛍光X線分析から各々5.2wt%であった。また、透過型電子顕微鏡にて金粒子径を観察したところ、担体上に金粒子がほとんど全て5nm以下の粒径で高分散しており、平均粒子径は明らかに5nm以下であることがわかった。
【0052】
〔カルボン酸エステル合成反応〕
500ml回転攪拌付オートクレーフ゛に、メタクロレイン39.9g、メタノール150g及び触媒として上で得られた金担持物Au/Ti/シリカ6.5gを仕込んだ後、酸素5%及び窒素95%の混合ガスを毎分0.8Lで液中に吹き込みながら、攪拌下90℃、内圧2MPa(ケ゛ーシ゛圧)で8時間反応を行った。その後、冷却して開封し、ろ過により触媒を分離した後、内容物の分析をカ゛スクロマトク゛ラフィーで行ったところ、原料アルデヒドであるメタクロレインの転化率は78.8%、生成物カルボン酸エステルであるメタクリル酸メチルの選択率は各々85.5%であった。また、反応後の反応液中に含まれる金、Ti及びSiの濃度は、各々0.09ppm、0.2ppm及び0.9ppmであった。また、粒度分布を測定したところ、個数平均粒子径は32μmと使用前と全く変化なかった。
【0053】
【発明の効果】液相反応において金微粒子を担持した触媒を用いる提案が種々なされているが、金を含む触媒を反応液中に懸濁させて使用する場合に、高価な金が触媒から反応液中に脱離や剥離を起し易く、特に高活性を示すナノサイズの金超微粒子を担持した触媒ではこの問題が顕著に見られ、工業的に実施するには問題となっているが、本発明の方法によると、触媒粒子の平均粒子径を1〜200μmの範囲に規定することにより、触媒の磨耗や破砕、また、金微粒子の反応液中への脱離や剥離などを抑制でき、しかも反応液からの触媒分離が容易に行えることにより、耐久性に優れた触媒が提供され、より経済的に有利な工業的実施が可能となる。

Claims (4)

  1. 触媒粒子の平均粒子径が1〜200μmの範囲にあり、かつ該触媒が金を含む金属微粒子を含有する液相反応用触媒。
  2. 金を含む金属微粒子の平均粒子径が6nm以下であることを特徴とする請求項1記載の液相反応用触媒。
  3. 請求項1または2記載の触媒の存在下、酸素、アルデヒド及びアルコールを反応させることを特徴とするカルボン酸エステルの製造方法。
  4. 請求項1または2記載の触媒の存在下、酸素と1種または2種以上のアルコールを反応させることを特徴とするカルボン酸エステルの製造方法。
JP2002351591A 2002-12-03 2002-12-03 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法 Pending JP2004181358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351591A JP2004181358A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351591A JP2004181358A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004181358A true JP2004181358A (ja) 2004-07-02

Family

ID=32753462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002351591A Pending JP2004181358A (ja) 2002-12-03 2002-12-03 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004181358A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05238739A (ja) * 1992-02-21 1993-09-17 Tosoh Corp 還元されたポリオキソアニオン系化合物を酸化する方法
JPH08332383A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Asahi Chem Ind Co Ltd 強度、耐腐食性に優れたカルボン酸エステル製造用触媒
JP2001026422A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Nippon Shokubai Co Ltd 金含有複合体の製造方法
JP2001162162A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Nippon Shokubai Co Ltd 金属含有組成物及びエステル化合物の製造方法
JP2002052343A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Nippon Shokubai Co Ltd 酸化反応用触媒及びそれを用いたアセタール類の製造方法
JP2002539097A (ja) * 1999-03-10 2002-11-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロペルオキシド分解方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05238739A (ja) * 1992-02-21 1993-09-17 Tosoh Corp 還元されたポリオキソアニオン系化合物を酸化する方法
JPH08332383A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Asahi Chem Ind Co Ltd 強度、耐腐食性に優れたカルボン酸エステル製造用触媒
JP2002539097A (ja) * 1999-03-10 2002-11-19 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロペルオキシド分解方法
JP2001026422A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Nippon Shokubai Co Ltd 金含有複合体の製造方法
JP2001162162A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Nippon Shokubai Co Ltd 金属含有組成物及びエステル化合物の製造方法
JP2002052343A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Nippon Shokubai Co Ltd 酸化反応用触媒及びそれを用いたアセタール類の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7326806B2 (en) Catalyst for the preparation of carboxylic esters and method for producing carboxylic esters
KR20170105047A (ko) 카르복실 에스테르를 수득하기 위한 알데하이드의 산화적 에스테르화를 위한 금-기반 촉매
JPWO2009022544A1 (ja) カルボン酸エステル製造用触媒、その製造方法、並びにカルボン酸エステルの製造方法
JP5188034B2 (ja) 耐磨耗性に優れた機能を有する金担持粒子
CN116514657A (zh) 将醛氧化酯化成羧酸酯的方法
JP4993437B2 (ja) アルミとシリカとジルコニアを含む金担持粒子および該粒子を用いるカルボン酸エステルの製造方法
JP2002361086A (ja) カルボン酸エステル合成用触媒及びカルボン酸エステルの製造方法
CA2513138A1 (en) Oxidation catalyst and its preparation
TWI292756B (ja)
JP2004181359A (ja) カルボン酸エステル製造用触媒及びカルボン酸エステル製造方法
JP4235202B2 (ja) カルボン酸エステルを製造するための触媒及び該触媒を使用したカルボン酸エステルの製造方法
JP4041952B2 (ja) 金超微粒子担持体、及び該担持体からなる触媒
JP3498102B2 (ja) 強度に優れたカルボン酸エステル製造用触媒
JP2004181358A (ja) 液相反応用金担持触媒及びカルボン酸エステルの製造方法
JP2007275854A (ja) 反応安定性に優れたカルボン酸エステル製造用触媒及びカルボン酸エステルの製造方法
JP2007296429A (ja) 耐磨耗性、反応性に優れた金属担持粒子
JP4069242B2 (ja) 金属粒子担持体及びカルボン酸エステルの製造方法
JP2002502847A (ja) 不飽和炭化水素の接触直接酸化法
JP2004181357A (ja) 金微粒子の剥離抑制方法
JP3944875B2 (ja) カルボン酸エステル合成用触媒及びカルボン酸エステルの製造方法
JP2007302612A (ja) ケトンの製造方法
JP2003192632A (ja) 不飽和カルボン酸エステルと不飽和カルボン酸の混合物の製造方法
JP2005330225A (ja) カルボン酸及び/又はその塩の製造方法
JP4174788B2 (ja) 不飽和アルコールの製造方法
JP3577361B2 (ja) 強度、耐腐食性に優れたカルボン酸エステル製造用触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080701