JP2004180586A - 釣り用リール部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピニングリールのスプール4は、テーパ面8aと係止溝8bとを有するスプール軸8に対して着脱可能なものであって、スプール本体7と、係止ばね30と、位置決め突起31と、蓋部材32と、操作ボタン33と、係合穴部34とを備えている。スプール本体は、円形の装着空間7bを有する。係止ばねは係止溝に係止される1対の係止部30a,30bを有する。位置決め突起は、係止ばねの回転位相を位置決めする。蓋部材は、装着空間を覆う。操作ボタンは係止溝を通過可能に蓋部材に装着され、軸方向の移動により1対の係止部の間隔を拡げるように軸部材を挟んで配置される1対のテーパ部33bを有する。係合穴部は、テーパ部の先端が係止ばねの係止部の間に配置されるように操作ボタンの回転位相を制限する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り用リール部品、とくに、先端に形成された先細りのテーパ面とテーパ面より奥側に形成された環状溝とを有する釣り用リールの軸部材に対してワンタッチで着脱可能な釣り用リール部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣り用リール部品、たとえばスピニングリールのスプール(釣り用リール部品の一例)には、スプール軸(軸部材の一例)に対してワンタッチで着脱可能なものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。従来のワンタッチ着脱可能なスプールは、先端に形成された先細りのテーパ面とテーパ面より奥側に形成された環状溝とを有するスプール軸に着脱可能に装着されている。
【0003】
スプールは、スプール軸が貫通する貫通部及びスプロケットー軸が貫通する端面に形成された装着空間を有するスプール本体と、装着空間に配置されスプール軸の環状溝に係合可能な係止ばねと、係止ばねを抜け止めするためにスプール本体の前部に装着された蓋部材と、係止ばねを環状溝から離脱する離脱状態にするための押圧操作用の操作部材とを備えている。
【0004】
装着空間は、貫通部と同芯に配置された円形の空間である。係止バネは、弾性線材を折り曲げて形成されたものであり、環状溝に係止されるように対向して配置された1対の係止部と、両係止部の一端を係止部の他端を回り込んで連結するC字状の連結部とを有している。係止ばねは、環状溝に係止されるとともに、操作部材を押圧方向と逆方向に付勢する。
【0005】
操作部材は、スプール軸の外周側に装着され環状溝を通過可能に装着空間に前後移動自在に装着されている。操作部材は、係止部の間に装着されかつ軸方向の移動により1対の係止部の間隔を拡げるように一端に形成された1対のテーパ部と、蓋部材の中心から外方に露出する押圧操作部とを有し、押圧操作部の押圧操作により軸部材の環状溝と係止ばねとの係合を解除するためのものである。1対のテーパ部は、スプール軸より大径の内径を有する筒状部の先端から末広がりに山形に斜めに切断したような形状であり、装着時にはスプール軸を挟んで対向して配置される。テーパ部の先端は、係止ばねにより付勢された状態で1対の係止部の間に挿入されている。蓋部材は、スプール本体に対してたとえばねじ込み固定されており、操作部材も抜け止めしている。
【0006】
この操作部材をスプール軸に向かって押圧することによりテーパ部により係止ばねの係止部の間隔を拡げてスプール軸との係合を解除し、スプールを着脱可能な状態にする。この状態でスプールをスプール軸から外すことができる。また、1対の係止部がテーパ部によって拡げられると、係止部は互いに近づく方向にテーパ部に力を作用させるので、押圧操作部は押圧方向と逆方向に付勢される。このため、押圧操作を止めると、操作部材は逆方向に移動し、1対の係止部は係止可能状態に戻る。
【0007】
スプールをスプール軸に装着する際には、スプール軸のテーパ面により係止ばねの係止部が拡げられ、係止ばねが環状溝に位置すると係止部が環状溝内にはまり込んでスプールをスプール軸に対して抜け止めする。
このようなスプールを組み立てる際には、装着空間に係止ばねを配置し、操作部材のテーパ部の先端を係止ばねの1対の係止部内に挿入した状態で蓋部材をスプール本体にねじ込む。
【0008】
【特許文献1】
実開平06−068447号参照
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のワンタッチで着脱可能なスプールでは、操作部材や係止ばねは装着空間内にどのような回転姿勢でも装着できる。このため、組立の際に、誤って1対のテーパ部が1対の係止部の外側に入れてしまうおそれがある。テーパ部が係止ばねの1対の係止部の外側に入ると、操作部材を押圧操作しても、係止ばねの係止部の間隔を拡げることができない。このように、従来の構成では操作部材と係止ばねとを組み間違えないように気にしながら操作部材を装着しなければならない。
【0010】
本発明の課題は、軸部材に対してワンタッチで着脱可能な釣り用リール部品において、操作部材及び係止ばねの組み間違いを防止できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る釣り用リール部品は、先端に形成された先細りのテーパ面とテーパ面より奥側に形成された環状溝とを有する釣り用リールの軸部材に対してワンタッチで着脱可能な部品であって、部品本体と、係止ばねと、第1位置決め手段と、蓋部材と、操作部材と、第2位置決め手段とを備えている。部品本体は、軸部材が貫通する貫通部と、軸部材が貫通する端面に貫通部と同芯に形成された円形の装着空間とを有するものである。係止ばねは、環状溝に係止されるように対向して配置された1対の係止部と、両係止部の一端を前記係止部の他端を回り込んで連結するC字状の連結部とを有し、装着空間に装着された弾性線材製のばねである。第1位置決め手段は、係止ばねの回転位相を位置決めして装着空間に配置可能なものである。蓋部材は、係止ばねを抜け止めするために装着空間を覆うように部品本体に固定されたものである。操作部材は、軸部材の環状溝を通過可能に蓋部材に軸方向移動自在に装着され、蓋部材の中心から外方に露出する押圧操作部と、押圧操作部から突出して設けられ係止部の間に先端が挿入されかつ軸方向の移動により1対の係止部の間隔を拡げるように軸部材を挟んで配置される1対のテーパ部とを有し、押圧操作部の押圧操作により軸部材の環状溝と係止ばねとの係合を解除するためのものである。第2位置決め手段は、操作部材の1対のテーパ部の先端が係止ばねの係止部の間に配置されるように操作部材の回転位相を制限するものである。
【0012】
この釣り用リール部品では、組立の際には、第1位置決め手段により係止ばねが装着空間に回転位相を位置決めされた状態で配置される。そして、操作部材をテーパ部側から装着空間に配置する。このときテーパ部が係止部の間に配置されるように第2位置決め手段により操作部材の回転位相が制限される。ここでは、係止ばねが第1位置決め手段により回転位相が位置決めされ、その位置決めされた係止ばねに対して、操作部材を装着する際にその回転位相がテーパ部が係止部間に配置されるように制限されるので、操作部材と係止ばねとが位置決めされた状態でしか装着空間に装着できない。このため、操作部材と係止ばねの組み間違いを防止できる。
【0013】
発明2に係る釣り用リール部品は、発明1に記載の部品において、操作部材のテーパ部は、軸部材より大径の内径を有する筒状部の先端から末広がりに山形に斜めに切断した形状である。この場合には、操作部材を型成形により製造しても、軸部材を挟んで対向して配置される1対のテーパ部を設計しやすくなる。
発明3に係る釣り用リール部品は、発明2に記載の部品において、第1位置決め手段は、装着空間の底部に設けられ、係止ばねの両係止部の間に配置される位置決め突起を有する。この場合には、位置決め突起が1対の係止部の間に配置されるように係止ばねを装着空間の底部に配置するだけで、1対の係止部を利用して係止ばねの回転位相を容易に位置決めできる。
【0014】
発明4に係る釣り用リール部品は、発明3に記載の部品において、装着空間の底部と係止ばねとの間に装着され、位置決め突起が通過可能な切欠き部を有する座金部材をさらに備える。この場合には、位置決め突起を設けても部品本体の軸方向位置を調整する座金部材を容易に配置できる。
発明5に係る釣り用リール部品は、発明2から4のいずれかに記載の部品において、第2位置決め手段は、軸部材と直交する断面が、テーパ部の筒状部の外径より僅かに大きな内径を有しテーパ部と対向して配置される1対の円弧部と、第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に沿って円弧部の両端をそれぞれ結び筒状部の外径より小さい間隔で配置された1対の連結部とを有する概ね長円形状に装着空間の底部に形成された非円形の係合穴部を有している。この場合には、連結部の間隔が筒状部の外径より小さいので、テーパ部を連結部に向けて装着することができず円弧部に向けたときだけ係合穴部に操作部材を装着できる。この係合穴部の連結部は係止部に沿って配置されているので、第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に対してテーパ部を確実に挿入でき、簡素な構成で両部品の組み間違いを確実に防止できる。
【0015】
発明6に係る釣り用リール部品は、発明2に記載の部品において、第1位置決め手段は、装着空間の底部と係止ばねとの間に装着され、係止ばねの両係止部の間に配置される位置決め突起が形成された座金部材を有する。この場合には、スプール本体とは別の座金部材で係止ばねの回転磯を位置決めできるので、スプール本体に変更を加えることなく係止ばねを位置決めできる。
【0016】
発明7に係る釣り用リール部品は、発明4又は6に記載の部品において、第2位置決め手段は、軸部材と直交する断面が、テーパ部の筒状部の外径より僅かに大きな内径を有しテーパ部と対向して配置される1対の円弧部と、第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に沿って円弧部の両端をそれぞれ結び筒状部の外径より小さい間隔で配置される1対の連結部とを有する概ね長円形状に座金部材の中心部に形成された非円形の係合孔部を有している。この場合には、連結部の間隔が筒状部の外径より小さいので、テーパ部を連結部に向けて装着することができず円弧部に向けたときだけ係合孔部に操作部材を装着できる。この係合孔部の連結部は係止部に沿って配置されているので、第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に対してテーパ部を確実に挿入でき、スプール本体とは別に設けられた座金部材で両部品の組み間違いを確実に防止できる。
【0017】
発明8に係る釣り用リール部品は、発明1から7のいずれかに記載の部品において、軸部材は、釣り用リールとしてのスピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプール軸であり、部品本体は、スプール軸に回転不能かつ着脱自在に装着され外周に釣り糸が巻き付けられるスピニングリールのスプール本体である。この場合には、スピニングリールのスプールの部品の組み間違えを防止できる。
【0018】
発明9に係る釣り用リール部品は、発明1から7のいずれかに記載の部品において、軸部材は、釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸であり、部品本体は、ハンドル軸に回転自在かつ着脱自在に装着された把手本体である。この場合には、両軸受リールのハンドル把手の部品の組み間違いを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態によるスピニングリールは、図1に示すように、釣竿の長手方向に沿う軸回りに釣り糸を巻き取るレバーブレーキ型のリールであって、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
【0020】
リール本体2は、図1に示すように、たとえば合成樹脂製であり、釣竿に装着される前後に長い取付部2cと、取付部2cと間隔を隔てて配置され内部に機構収納空間を有するリールボディ2aと、取付部2cとリールボディ2aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ2aの左右のいずれかにもハンドル1が装着可能である。
【0021】
リールボディ2aの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、ロータ3の糸繰り出し方向の回転を制動するためのレバーブレーキ機構6と、スプール軸8を介してスプール4を前後に往復移動させるオシレーティング機構20とが設けられている。
ロータ3は、たとえば合成樹脂製又は金属製であり、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、揺動自在にベールアーム9が設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
【0022】
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されており、スプール軸8の先端にワンタッチで着脱自在かつ回転不能に装着されている。スプール軸8は、先端に形成された先細りのテーパ面8aと、テーパ面8aより奥側(図2右側)に形成された環状の係止溝8bとを有している。
【0023】
スプール4は、スプール本体7と、ワンタッチ着脱機構13とを有している。スプール本体7は、釣り糸が外周に巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前部に糸巻胴部4aより大径に形成された前フランジ部4cとを有している。スプール本体7は、たとえばアルミニウム合金製、マグネシウム合金製、ステンレス合金製などの金属やポリアミド系合成樹脂などの合成樹脂製のものである。
【0024】
スプール本体7の中心には、スプール軸8が貫通する貫通孔7aが形成され、スプール軸8が貫通する前端面には、貫通孔7aと同芯に筒状の突出部7eが形成されており、その内部にワンタッチ着脱機構13を装着するための装着空間7bが形成されている。突出部7eの内周面には、後述する蓋部材32を装着するための雌ねじ部7fが形成されている。貫通孔7aの後端には、径方向に沿って回り止め溝7cが形成されている。回り止め溝7cには、スプール軸8に径方向に沿って形成されたピン孔8cに装着された回り止めピン14が係止されている。この回り止め溝7cと回り止めピン14との係合によりスプール4がスプール軸8に対して回転不能になっている。
【0025】
ワンタッチ着脱機構13は、図2〜図4に示すように、スプール軸8の係止溝8bに係止される弾性線材製の係止ばね30と、係止ばね30の回転位相を位置決めする第1位置決め手段としての位置決め突起31と、蓋部材32と、操作ボタン33と、第2位置決め手段としての係合穴部34と、3枚のワッシャ35〜37とを有している。
【0026】
係止ばね30は、スプール4をスプール軸8に軸方向移動不能に装着するためのばねである。また、係止ばね30は、操作ボタン33を前方へ付勢する機能も有している。係止ばね30は、弾性線材製を折り曲げて形成されたものであり、変形したときに付勢力が生じるようになっている。係止ばね30は、係止溝8bに係止されるように対向して配置された直線状の1対の係止部30a,30bと、両係止部30a,30bの一端から折れ曲がって両係止部30a,30bの他端を回り込んで連結するC字状の連結部30cとを有し、装着空間7bに装着されている。
【0027】
位置決め突起31は、装着空間7bの底部7dに設けられ、係止ばね30の両係止部30a,30bの間に配置されるように前方に突出して形成されている。位置決め突起31の幅W(図4)は、係止部30a,30bの間隔よりやや小さい。具体的には、係止部30a,30bの間隔の99〜85%程度である。また、位置決め突起31の高さは装着空間7bの深さと同じかやや小さい。具体的には、装着空間7bの深さの100〜50%程度である。この位置決め突起31に両係止部30a,30bをはめ込んで係止ばね30を装着空間7bに装着することにより係止ばね30の回転位相が位置決めされる。
【0028】
蓋部材32は、合成樹脂製の略円盤状の部材であり、係止ばね30を抜け止めするために装着空間を覆うようにスプール本体7の突出部7eにねじ込み固定されている。蓋部材は、蓋本体32aと、蓋本体32aに回動自在に装着された釣糸サイズ表示部32bとを有している。蓋本体32aは、前方に凸に膨出するリング状の円板部32cと、円板部32cの中心孔から後方に突出する筒状の固定部32dとを有している。固定部32dの外周には突出部7eの雌ねじ部7fに螺合する雄ねじ部32eが形成されている。また、固定部32dの内周面には径方向内方に突出する係止リング32fが形成されている。係止リング32fは、操作ボタン33を抜け止めするために設けられている。釣糸サイズ表示部32bは、蓋本体32aに描かれた釣糸サイズに合わせるマークがたとえば刻印されている。このマークを釣糸サイズに合わせることによりスプール4に巻き付けられる釣糸サイズを記憶することができる。
【0029】
操作ボタン33は、スプール軸8の係止溝8bの通過可能な長さを有するものであり、押圧操作により係止溝8bと係止ばね30との係合を解除するためのものである。操作ボタン33は、蓋部材32に軸方向移動自在に装着された押圧操作部33aと、押圧操作部33aから後方に突出して設けられた1対のテーパ部33bとを有している。押圧操作部33aは、蓋部材32の中心から外方に露出する有底筒状のボタン部33cと、ボタン部33cの外周端から径方向外方に突出するリング状突起33dとを有している。ボタン部33cの底部外表面は蓋部材32から外方に僅かに突出している。リング状突起33dは、蓋本体32aの係止リング32fに係止され、これにより操作ボタン33が抜け止めされる。
【0030】
テーパ部33bは、ボタン部33cの底部後面から後方に突出して形成された筒状部33eの先端(図2右端)に形成されている。筒状部33eは、スプール軸8よりやや大きい内径をしており、1対のテーパ部33bは、筒状部33e先端から末広がりに山形に斜めに切断した形状である。1対のテーパ部33bは、1対の係止部30a,30bの間に先端が挿入されかつ軸方向の移動により1対の係止部30a,30bの間隔を拡げるようにスプール軸8を挟んで配置されている。なお、テーパ部33bの先端には平坦部33fが形成されている。この平坦部33fは、テーパ部33bを係止部30a,30bに確実に挿入するために形成されている。押圧操作していない状態では平坦部33fよりやや前方側で係止ばね30の係止部30a,30bとテーパ部33bとが接触している。なお、テーパ部33bが係止ばね30の係止部30a,30bに挿入された状態で係止部30a,30bが拡がった状態では、係止ばね30はテーパ部33bを介して操作ボタン33を前方に付勢している。このため、操作ボタン33を押圧しない状態では、操作ボタン33のリング状突起33dは、蓋部材32の係止リング32fに接触して抜け止めされている。
【0031】
係合穴部34は、1対のテーパ部33bの先端が係止ばね30の係止部30a,30bの間に配置されるように操作ボタン33の回転位相を制限するものである。係合穴部34は、図4に示すように、装着空間7bの底部7dに形成されている。係合孔部34は、スプール軸8と直交する断面が、テーパ部33bの筒状部33eの外径より僅かに大きな内径を有しテーパ部33bと対向して配置される1対の円弧部34aと、位置決め突起31により位置決めされた係止ばね30の係止部30a,30bに沿って円弧部34aの両端をそれぞれ結び筒状部33eの外径より小さい間隔で配置される1対の連結部34bとを有する概ね長円形状に装着空間7bの底部7dに形成されている。円弧部34aの内径は具体的には、筒状部33eの外径より101〜110%程度大きく、連結部34bの間隔は筒状部33eの外径より99〜60%程度小さい。この1対の円弧部34aの一方に近接して位置決め突起31が形成されている。
【0032】
3枚のワッシャ35〜37は、金属製の部材であり、ワッシャ36,37はスプール4の軸方向位置を調整するためのものである。ワッシャ35は他のワッシャ36,37より大径で装着空間7bの前端面に装着される。ワッシャ36,37は装着空間7b内に係止ばね30を挟んで配置されている。装着空間7bに装着されるワッシャ36,37には、図3に示すように、位置決め突起31との干渉を避けるために、位置決め突起31が通過可能な切欠き部36a,37aがそれぞれ形成されている。
【0033】
ロータ駆動機構5は、図1に示すように、ハンドル1が固定されたハンドル軸10とともに回転するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ハンドル軸10は、リール本体2に回転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3を貫通してスプール4側に延びている。
【0034】
レバーブレーキ機構6は、制動部16と、制動部16の制動力を調整操作するための制動レバー17と、制動部16を所定制動状態に操作するための補助レバー18と、制動レバー17を取付部2cから離反する方向に付勢するコイルばね19とを有している。
このような構成のスピニングリールでは、スプール4を外すときには、操作ボタン33の押圧操作部33aをスプール軸8に向かって押圧する。これにより、テーパ部33bが係止ばね30の係止部30a,30bの間隔を拡げてスプール軸8の係止溝8bとの係合を解除し、スプール4を着脱可能な状態にする。この状態でスプール4を前方に引っ張り出すと、スプール軸8から外すことができる。また、1対の係止部30a,30bがテーパ部33bによって拡げられると、1対の係止部30a,30bは互いに近づく方向にテーパ部33bに力を作用させるので、押圧操作部33aは押圧方向と逆方向の前方(図2左方)に付勢される。このため、押圧操作を止めると、操作ボタン33は前方に移動し、1対の係止部は係止可能状態に戻る。
【0035】
スプール4をスプール軸8に装着する際には、スプール軸8のテーパ面8aにより係止ばね30の係止部30a,30bが拡げられ、係止ばね30が係止溝8bに位置すると、弾性により係止溝8b内に係止部30a,30bがはまり込んでスプール4をスプール軸8に対して抜け止めする。
このような構成のスピニングリールのスプール4を組み立てる際には、ワッシャ37を装着空間7bの底部7dに装着し、続いて係止ばね30を装着する。このとき、切欠き部37a及び係止部30a,30bの間から位置決め突起31突出するように配置する。これにより、係止ばね30の回転位相が位置決めされる。そし、ワッシャ36及び35をこの順に装着していく。このときも、切欠き部36aから位置決め突起31が突出するように配置する。そして、操作ボタン33をテーパ部33b側から装着する。このとき、係止穴部34の連結部34bの間隔がテーパ部33bが先端に形成された筒状部33eの外径より小さいので、テーパ部33bの配置が制限され、筒状部33eと外径が同じテーパ部33bを連結部34bに向けて配置することができず、テーパ部33bは円弧部34aに向けてしか配置できない。この円弧部34aの一方に近接して位置決め突起31が形成されているため、テーパ部33bを円弧部34aに対向して配置すると、係止ばね30の係止部30a,30b間にテーパ部33bが挿入されることになる。この結果、係止ばね30の回転位相が位置決めされるとともに、テーパ部33bが係止部30a,30b間に挿入されるように操作ボタン33の回転位相も制限されるので、操作ボタン33と係止ばね30との組み間違いを容易に防止できる。
【0036】
ここでは、位置決めされた係止ばね30に対して、テーパ部33bが係止部30a,30bの間に配置されるように係合穴部34により操作ボタン33の回転位相が制限される。このため、係止ばね30と操作ボタン33の回転位相がテーパ部33bが係止部30a,30b間に配置されるように制限され、操作ボタン33と係止ばね30の組み間違いを防止できる。
【0037】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、スプール本体7の装着空間7bの底部7dに第2位置決め手段としての係合穴部34を形成したが、第2位置決め手段は、操作ボタン33の回転位相を制限するものであればどのような形態でもよい。図5に示すように、ワッシャ137の中心孔に係合孔部134を形成して、操作ボタン33の回転位相を制限してもよい。この場合にも係合孔部134は、スプール軸8と直交する断面が係合穴部34と同様に円弧部134aと連結部134bとを有している。なお、図5及び図6では、符号を付していない部材は図3と同じ部材である。
【0038】
(b)前記実施形態では、スプール本体7の装着空間7bの底部7dに第1位置決め手段としての位置決め突起31を形成したが、第1位置決め手段は、係止ばね30の回転位相を位置決めするものであればどのような形態でもよい。図6に示すように、ワッシャ237に位置決め突起231を形成して、係止ばね30の回転位相を位置決めしてもよい。この位置決め突起231も、係止ばね130の1対の係止部30a,30bの間に配置される。また、(a)で記載した第2位置決め手段としての係合孔部134もワッシャ237に形成されている。この場合には、1つのワッシャ237で係止ばね30の回転位相の位置決めと、操作ボタン33の回転位相の制限とをひとつの部材で実現できる。
【0039】
(c)前記実施形態では、レバーブレーキ型のスピニングリールのスプールを例にあげて釣り用リール部品を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、軸部材にワンタッチで着脱可能な全ての釣り用リール部品に適用できる。たとえば、スピニングリールであれば、リアドラグ型のものなど、スプールがスプール軸に回転不能に装着される全てのスピニングリールに本発明を適用できる。また、両軸受リールであれば、図7及び図8に示すように、たとえばハンドル把手の着脱構造などにも本発明を適用できる。
【0040】
図7及び図8において、本発明の他の実施形態を採用した両軸受リールは、シングルハンドルタイプの丸型リールであり、リール本体41と、リール本体41の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体42と、ハンドル組立体42のリール本体41側に配置されたスタードラグ43とを備えている。
リール本体41は、竿取付脚44を介して釣竿Rに取り付けられている。リール本体41には釣り糸を巻き取りあるいは繰り出すためのスプール45が回転自在に装着されている。リール本体41の後方には、図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバー49が揺動自在に装着されている。
【0041】
ハンドル組立体42は、図7及び図8に示すように、ハンドル軸(図示せず)の先端に回転不能に装着されたハンドルアーム46と、ハンドルアーム46の一端にハンドルアーム46に回転自在に装着されたハンドル把手47と、ハンドル把手47をハンドルアーム46に回転自在に装着するための金属製の把手軸48とを有している。
【0042】
ハンドルアーム46はハンドル軸の径方向に延びる平板状の金属製の部材である。ハンドルアーム46は、ハンドル軸に回転不能に係止されており、固定ナット50によりハンドル軸に着脱自在に固定されている。
把手軸48は、図8に示すように、ハンドル軸と平行に配置され、ハンドルアーム46の先端に基端部が固定されている。把手軸48の先端部は略円錐形状のテーパ面81と、テーパ面81のハンドルアーム46側端部外周に形成された環状の係止溝82とを有している。
【0043】
ハンドル把手47は、把手本体51と、ワンタッチ着脱機構52とを有している。把手本体51は、把手軸48に装着され先端に開口部56が設けられた筒状の支持部57と、支持部57の外周側に回転不能に固定された把手部58とを有している。把手部58の端面には装着空間58aが形成されている。
ワンタッチ着脱機構52は、把手軸48の係止溝48aに係止される係止ばね59と、係止ばね59の回転位相を位置決めする第1位置決め手段としての位置決め突起71と、蓋部材72と、操作ボタン73と、第2位置決め手段としての係合孔部74と、2枚のワッシャ75,76とを有している。
【0044】
支持部57は、たとえば金属製又は合成樹脂製の筒状部材であり、その内周側には把手軸48が装着される孔部61が形成されている。孔部61は円筒状の貫通孔であり、両端部にはそれぞれ軸受62及び軸受63が装着されている。なお、支持部57の基端側に配置された軸受62は把手軸48に固定され、支持部57の先端側に配置された軸受63は支持部57に固定される。
【0045】
把手部58は、合成樹脂製の部材であり、支持部57の外周側にハンドル把手47の基端側の開口部56に向かって徐々に縮径している。把手部58は、把手部58の先端と支持部57の外周とが回り止めされており、支持部57に回転不能に固定されている。
係止ばね59は、線材を折り曲げて形成した部材であって、変形したときに付勢力が生じるようになっている。係止ばね59は、把手軸48を挟持するために対向して設けられた係止部59a、59bを有している。
【0046】
位置決め突起71及び係合孔部74は、他の実施形態(b)と同様にワッシャ75に形成されている。また、ワッシャ76には、切欠き部が形成されている。位置決め突起71の高さは、係止ばね59の直径よりやや大きく、係止ばね59にワッシャ76を重ねた状態の厚みより小さい。
蓋部材72は、把手部58にねじ止め固定されており、係止ばね59及び操作ボタン73を抜け止めする。操作ボタン73は、操作ボタン33と同様な構造であり、テーパ部73bを有している。この抜け止め構造及び操作ボタン73の構造は前記実施形態とどうようなため説明を省略する。
【0047】
このようなハンドル組立体42において、ハンドル把手47を交換するときは、操作ボタン73を押圧操作して行う。すると係止ばね59が開いて把手軸48との係合が解除されて取り外し可能になる。
ハンドル把手47の組立の際には、ワッシャ75を装着し、ワッシャ75に形成された位置決め突起71が突出するように係止ばね59の係止部59a,59bを配置する。そして、ワッシャ76を装着した後操作ボタン73を装着する。このとき、係合孔部74により、操作ボタン73に形成されたテーパ部73bが係止部59a,59b内に確実に挿入される。このため、ハンドル組立体42の組み間違いを防止できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、係止ばねが第1位置決め手段により回転位相が位置決めされ、その位置決めされた係止ばねに対して、操作部材を装着する際にその回転位相がテーパ部が係止部間に配されるように制限されるので、操作部材と係止ばねとが位置決めされた状態でしか装着空間に装着できない。このため、操作部材と係止ばねの組み間違いを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面断面図。
【図2】そのスプールの断面図。
【図3】スプールの分解斜視図。
【図4】係止ばねの取付状態を示す正面拡大図。
【図5】他の実施形態の図3に相当する図。
【図6】さらに他の実施形態の図3に相当する図。
【図7】他の実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。
【図8】そのハンドル組立体の分解断面図。
【符号の説明】
4 スプール
7 スプール本体
8 スプール軸
8a テーパ面
8b 係止溝
13,52 ワンタッチ着脱機構
30 係止ばね
30a,30b 係止部
30c 連結部
31,71,231 位置決め突起
32,72 蓋部材
33,73 操作ボタン
33a 押圧操作部
33b,73b テーパ部
33e 筒状部
34 係合穴部
34a 円弧部
34b 連結部
37,137,237 ワッシャ
42 ハンドル組立体
48 把手軸
51 把手本体
74,134 係合孔部
Claims (9)
- 先端に形成された先細りのテーパ面と前記テーパ面より奥側に形成された環状溝とを有する釣り用リールの軸部材に対してワンタッチで着脱可能な釣り用リール部品であって、
前記軸部材が貫通する貫通部と、前記軸部材が貫通する端面に前記貫通部と同芯に形成された円形の装着空間とを有する部品本体と、
前記環状溝に係止されるように対向して配置された1対の係止部と、前記両係止部の一端を前記係止部の他端を回り込んで連結するC字状の連結部とを有し、前記装着空間に装着された弾性線材製の係止ばねと、
前記係止ばねの回転位相を位置決めして前記装着空間に配置可能な第1位置決め手段と、
前記係止ばねを抜け止めするために前記装着空間を覆うように前記部品本体に固定された蓋部材と、
前記軸部材の前記環状溝を通過可能に前記蓋部材に軸方向移動自在に装着され、前記蓋部材の中心から外方に露出する押圧操作部と、前記押圧操作部から突出して設けられ前記係止部の間に先端が挿入されかつ軸方向の移動により前記1対の係止部の間隔を拡げるように前記軸部材を挟んで配置される1対のテーパ部とを有し、前記押圧操作部の押圧操作により前記軸部材の環状溝と前記係止ばねとの係合を解除するための操作部材と、
前記操作部材の前記1対のテーパ部の先端が前記係止ばねの係止部の間に配置されるように前記操作部材の回転位相を制限する第2位置決め手段と、
を備えた釣り用リール部品。 - 前記操作部材の1対のテーパ部は、前記軸部材より大径の内径を有する筒状部の先端から末広がりに山形に斜めに切断した形状である、請求項1に記載の釣り用リール部品。
- 前記第1位置決め手段は、前記装着空間の底部に設けられ、前記係止ばねの両係止部の間に配置される位置決め突起を有する、請求項2に記載の釣り用リール部品。
- 前記装着空間の底部と前記係止ばねとの間に装着され、前記位置決め突起が通過可能な切欠き部を有する座金部材をさらに備える、請求項3に記載の釣り用リール部品。
- 前記第2位置決め手段は、前記軸部材と直交する断面が、前記テーパ部の筒状部の外径より僅かに大きな内径を有し前記テーパ部と対向して配置される1対の円弧部と、前記第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に沿って前記円弧部の両端をそれぞれ結び前記筒状部の外径より小さい間隔で配置される1対の連結部とを有する概ね長円形状に前記装着空間の底部に形成された非円形の係合穴部を有している、請求項2から4のいずれかに記載の釣り用リール部品。
- 前記第1位置決め手段は、前記装着空間の底部と前記係止ばねとの間に装着され、前記係止ばねの両係止部の間に配置される位置決め突起が形成された座金部材を有する、請求項2に記載の釣り用リール部品。
- 前記第2位置決め手段は、前記軸部材と直交する断面が、前記テーパ部の筒状部の外径より僅かに大きな内径を有し前記テーパ部と対向して配置される1対の円弧部と、前記第1位置決め手段により位置決めされた係止ばねの係止部に沿って前記円弧部の両端をそれぞれ結び前記筒状部の外径より小さい間隔に配置される1対の連結部とを有する概ね長円形状に前記座金部材の中心部に形成された非円形の係合孔部を有している、請求項4又は6に記載の釣り用リール部品。
- 前記軸部材は、前記釣り用リールとしてのスピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプール軸であり、
前記部品本体は、前記スプール軸に回転不能かつ着脱自在に装着され外周に釣り糸が巻き付けられるスピニングリールのスプール本体である、請求項1から7のいずれかに記載の釣り用リール部品。 - 前記軸部材は、前記釣り用リールとしての両軸受リールのハンドルアームの先端に固定された把手軸であり、
前記部品本体は、前記ハンドル軸に回転自在かつ着脱自在に装着された把手本体である、請求項1から7のいずれかに記載の釣り用リール部品。
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