JP2004179843A - 製版システム及び製版サーバ - Google Patents

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Seiichi Nishikawa
西川 誠一
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NISHIKAWA KK
TOYO OFFICEMATION Inc
CGS Publishing Technologies International GmbH
Kimoto Co Ltd
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NISHIKAWA KK
TOYO OFFICEMATION Inc
CGS Publishing Technologies International GmbH
Kimoto Co Ltd
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Abstract

【課題】GCR(Gray Component Replacement)特性のハンドリングを容易化する。
【解決手段】出力装置4への出力用の一つのホットフォルダに対して、当該出力用のホットフォルダを出力先とする複数のカラースペース変換用のホットフォルダを設け、これら複数のカラースペース変換用のホットフォルダに対して同じ出力装置4のカラープロファイルデータテーブルに登録された異なるGCR特性を有するカラープロファイルを割り当てる。カラースペース変換用のホットフォルダに格納されたドキュメントデータは、そのホットフォルダに割り当てられたカラープロファイルに従って色データがCMYKによる色空間上の色データに変換された後、出力用のホットフォルダを介して出力装置4に送られる。出力装置4は、受け取ったドキュメントデータを色分解し、CMYK各色の色版を出力する。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製版工程におけるカラーマネージメントの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製版工程におけるカラーマネージメントの技術としてはICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネージメントの技術が一般的である。
この技術では、画像の生成から出力に関わる各装置毎に、各装置の装置依存の色空間をたとえばCIE Lab/XYZなどのデバイス非依存の色空間上にマッピングするためデータをICCプロファイルとして作成し、このICCプロファイルを用いて、同じ画像に対して行う色表現が可能な限り同じとなるように、各装置において画像の色表現を行うものである。
【0003】
一方、紙媒体への出力(印刷)においては、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色(CMYK)のプロセスカラーを用いた出力が広く用いられている。そして、このようなCMYKによる色空間への画像マッピングの手法としては、GCR(Gray Component Replacement)と呼ばれる手法が知られている。このGCRは、色のグレイ成分を、予めグレイ濃度に対して定めた比率のKとCMYの混色で表現し、色の残りの成分をCMYの組み合わせを用いて表現する技術であり、CMYKによる色空間へのマッピングを行う装置において、どのような特性のGCRを適用するかは当該装置のICCプロファイルの記述により予め一義的に定義される。なお、色のグレイ成分は、Kのみによって表現することもでき、CMYの混色によっても表現でき、CMYKの混色によっても表現することもできる。そして、CMYKの混色によって表現する場合において、ある強さのグレイ成分を表現することのできるCMYとKの濃度の組み合わせは単一ではない。すなわち、一定の条件を満たす複数のCMYとKの濃度の組み合わせによって同じ強さのグレイ成分を表現することができ、この場合において、ある強さのグレイ成分を表現するCMYとKの比率は、Kの比率を大きくするほどCMYの比率が小さくなり、Kの比率を小さくするほどCMYの比率が大きくなる。
【0004】
なお、ある色のグレイ成分とは、その色がCMYで表現されているものであれば、一般的には、aを(1+a)×C:M:Yの比率でCMYを混色したときに色がグレイとなる係数とし、CMYの各値をCd、Md、Ydとして、C=(1+a)×M=(1+a)×Y=b、かつ、b≦Cd、かつ、b≦Md/(1+a)、かつ、b≦Yd/(1+a)を満たすbの最大値をbmaxとして、Cd、Md、Ydのうちの各bmaxの部分によって形成される成分である。なお、aは、通常、0.25程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、GCRを適用してCMYK空間へマッピングされたCMYK4色表現の画像を印刷した印刷物の品質は、適用したGCRの特性によって異なったものとなる他、画像自体の特性によっても異なるものとなる。
また、GCRを適用してCMYK空間へマッピングされたCMYK4色表現の画像の印刷における各色インキの消費量も適用したGCRの特性によって異なるものとなる。すなわち、GCRにおけるグレイ成分の表現をKの比率を大きくして行うものとすればKのインクの消費量は増加してCMYのインクの消費量は減少し、GCRにおけるグレイ成分の表現をCMYの比率を大きくして用いて行うものとすればKのインクの消費量は減少してCMYのインクの消費量は増加する。
【0006】
したがって、ある画像の印刷の際に、どのような特性のGCRを適用するかは、出力装置の色表現特性のみならず、印刷する画像の特性や、印刷物に要求されてる画像品質や、各色インク消費量による経済性などに応じて決定していくことが望ましい。
【0007】
そこで、CMYK各色毎の色版への画像の分解出力を行うプレートセッタなどの出力装置においてGCRの特性を適宜切り替えて画像の色分解出力を行うようにすることが考えられるが、このようにすると、出力装置毎の色分解特性の相違によって出力結果にばらつきがでるという問題がある。また、通常工程の上流で考慮決定されるGCR特性を、工程の下流端に近い出力装置において適用するために、工程間の各画像の管理が煩雑化してしまい、また、GCR特性の操作結果の上流側へのフィードバックや、GCR特性の操作に関するナレッジの共有化も困難化することになる。
【0008】
そこで、本発明は、GCR等の、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ置換する変換の特性の制御をハンドリング容易な形態において行うことのできる製版システムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムに、ページ記述言語で記述された前記ドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する出力装置と、前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、前記製版サーバに、前記ドキュメントデータの出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータに含まれる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、前記変換手段が変換処理を施したドキュメントデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを設けたものである。
このような製版システムによれば、複数の出力装置を設けて、各出力装置においてそれぞれ個別に、混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現への変換を行うようにする場合に比べ、出力結果にばらつきがでることを抑制することができる。また、出力装置が、このような変換の機能を備えていない場合においても適用することができる。
また、このような複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換の特性は、製版サーバ上において統一的に管理することができるので、当該変換操作の結果に応じたフィードバックが容易となり、また、当該変換に関するナレッジの共用化が図られる。
【0010】
また、前記課題達成のために、本発明は、前記変換手段として、前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、ドキュメント構成要素の色表現データに対するGCR(Gray Component Replacement)処理を施すGCR手段を設けた製版システムも提供する。
【0011】
また、前記課題達成のために、前記変換手段として、前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、所定のGCR(Gray Component Replacement)特性を有するカラースペース変換を施す他の所定の特性を有するカラースペース変換とのいずれかを施すカラースペース変換手段を設けた製版システムも提供する。
【0012】
これらのような製版システムによれば、製版サーバにおいて各色版への色分解前のドキュメントデータのドキュメント構成要素に対して、そのドキュメント構成要素の種類に応じて、複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換(たとえば、GCRやUCR)を施すので、各ドキュメント構成要素に対して、そのドキュメント構成要素の種類に応じた適切な品質向上のための処置(たとえば、混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換の有無)を決定して適用することができるようになる。
【0013】
また、本発明は、前記課題達成のために、ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムに、ドキュメントを表すドキュメントデータに基づき前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する1または複数の出力装置と、前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、前記製版サーバに、同じ前記出力装置に対応づけて設けられた、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換の変換特性として、各々異なる変換特性が定義された複数のホットフォルダと、前記各ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されている変換特性に従って、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、前記変換手段が変換処理を施したドキュメントデータの、当該ドキュメントデータが格納された前記ホットフォルダに対応づけられた前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを備えたものである。
【0014】
また、本発明は、前記課題達成のために、同じ前記出力装置に対応づけて設けられた複数のホットフォルダに各々異なるGCR特性を定義することにより各ホットフォルダに各々異なる前記変換特性を定義するようにし、かつ、前記変換手段として、前記ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されているGCR特性を用いたGCR処理を施すGCR手段を設けた製版システムも提供する。
【0015】
また、本発明は、さらに、同じ前記出力装置に対応づけて設けられた複数のホットフォルダに各々異なるGCR特性を用いたCMYK色空間へのカラースペース変換を規定するカラープロファイルを定義することにより各ホットフォルダに各々異なる前記変換特性を定義するようにし、かつ、前記変換手段として、前記ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されているカラープロファイルに従ったカラースペース変換を施すカラースペース変換手段を設けた製版システムも提供する。
【0016】
これらのような製版システムによれば、ユーザは、ドキュメントデータを転送するホットフォルダを選択するだけで、CMYK各色の色版生成に用いる、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換の変換特性(たとえば、GCR特性やUCR特性)を制御することができるようになる。すなわち、ユーザは、ドキュメントデータを転送するホットフォルダを選択するだけで、印刷対象となるドキュメントの画像としての特性に応じて最適な変換特性を選択したり、印刷結果の画像品質よりも経済性を優先するものについては、比較的安価なKインクの使用量が大きくなり比較的高価なCMYインクの使用量が小さくなる変換特性を選択したりすることができるようになる。
また、併せて本発明は、ページ記述言語で記述されたドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する製版方法であって、ドキュメントデータに含まれるCMYKによる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分への表現の変換を施すステップと、前記変換を施したドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力するステップとを有する製版方法を提供する。
このような製版方法によれば、出力する色版と同じCMYKで色表現されているためにUCRやGCRなどのグレイ成分の表現の変換が行われることのなかったCMYKコンポジットの画像データについても、UCRやGCRなどによる複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分への表現の変換を行うことができるようになる。
また、さらに本発明は、併せて、ページ記述言語で記述されたドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する色製版方法であって、前記ドキュメントデータが示すドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、ドキュメント構成要素の色表現データに対する複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換を施すステップと、前記変換を施したドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力するステップとを有することを特徴とする製版方法も提供する。
このような製版方法によれば、ドキュメントデータが示すドキュメント構成要素に対して、そのドキュメント構成要素の種類に応じて、複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換を施すので、各ドキュメント構成要素に対して、そのドキュメント構成要素の種類に応じた適切な品質向上のため処置(たとえば、混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換の有無)を決定して適用することができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本実施形態に係る製版システムの構成を示す。
図示するように製版システムは、印刷原稿を作成するDTP端末1と、ワークサーバ2と、ラスタライズ装置3と、出力装置4と、ドキュメントのページに配置する要素であるドキュメント構成要素として使用可能なEPS形式などによる画像が蓄積された画像データベース5と、各装置を接続するネットワーク6とを有する。DTP端末1は、たとえば、DTPソフトウエアが稼働するパーソナルコンピュータや、スキャナシステムなどの画像入力システムであり、PS(PostScript)やPDF(Portable Document Format)などのページ記述言語によりドキュメントのページのページレイアウトを記述した色分解されていないコンポジットなドキュメントデータをワークサーバ2にネットワーク6を介して転送し、その出力をワークサーバ2に要求する装置である。また、ワークサーバ2は、出力を要求された各ドキュメントデータに所定の前処理を施した上で、ラスタライズ装置3に出力する装置である。そして、ラスタライズ装置3は、たとえば、RIP(Raster Image Processor)装置であり、ページ記述言語によるドキュメントデータをラスタライズしラスタ形式の画像に展開する装置である。また、出力装置4は、たとえば、CTP装置やCTF装置などであり、ラスタライズ装置3が展開した画像をCMYK各色毎の色版や、CMYK各色毎のフィルムとして色分解出力する装置である。
【0018】
ここで、DTP端末1からワークサーバ2に送られるドキュメントデータはページ記述言語により各ページを記述したドキュメントのデータファイルであり、ドキュメントの各ページには、キャラクタコードやフォントや色データや他の制御データによって、その画像が定義される文字、ベクトル形式の形状データや色データや他の制御データによって、その画像が定義される図形、各ピクセルの色データと他の制御データによって、その画像が定義されるラスタ形式の画像等(たとえば画像データベース5に格納されている画像)を含めることができる。
【0019】
以下、このような製版システムにおけるワークサーバ2の詳細について説明する。
図2に、ワークサーバ2の内部構成を示す。
図示するように、ワークサーバ2は、各々ディレクトリである複数のホットフォルダ20よりなるホットフォルダ群21、ホットフォルダマネージャ22、ホットフォルダプロパティデータベース23、ホットフォルダプロパティ編集部24、カラープロファイルデータベース25、カラープロファイル編集部26とを有する。
【0020】
そして、ホットフォルダマネージャ22は、ジョブ制御部221と、各々異なる処理をドキュメントに対して施す複数の処理部とを有する。本実施形態では、この処理部として、カラースペース変換処理部222と、出力処理部223とを設けている。
【0021】
ただし、以上のワークサーバ2は、たとえば、CPUや、主記憶や、ハードディスクなどの外部記憶装置、ネットワーク6を介した通信を制御する通信制御装置、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置、表示装置などを備えた、一般的な構成を有する電子計算機であってよい。この場合、以上の各部は、CPUが主記憶に外部記憶装置等から、プログラムをロードし実行することにより電子計算機上に形成されるプロセスまたは記憶領域として実現される。
【0022】
次に、カラープロファイルデータベース25と、ホットフォルダプロパティデータベース23の内容について説明する。
まず、カラープロファイルデータベース25の内容について示す。
図3aに示すように、カラープロファイルデータベース25には、出力装置毎に設けたカラープロファイルデータテーブルが格納される。そして、各カラープロファイルデータテーブルには、その出力装置4について用いることのできるカラープロファイルが複数格納される。カラープロファイルとしては、その出力装置4の標準のICCプロファイルを格納することができる他、複数の墨濃度レベルを標準とは異なるレベルに操作するために設けたICCプロファイルを格納することができる。ただし、墨濃度レベルを標準とは異なるレベルに操作するために設けた各ICCプロファイルは、標準ICCプロファイルとは異なるGCR特性によるカラースペース変換(ガモットマッピング)を規定するICCプロファイルである。以下では、便宜上、標準のICCプロファイルを標準ICCプロファイルと、墨濃度レベルを標準とは異なるレベルに操作するために設けたICCプロファイルをGCR操作用ICCプロファイルと呼ぶ。
【0023】
ここで標準ICCプロファイルは、従来と同様のICCプロファイルである。一方、GCR操作用ICCプロファイルは、標準ICCプロファイルが規定するカラースペース変換に比べ、Kを多く用いてグレイ成分を表現するGCR特性を有するカラースペース変換を規定するものや、逆に、Kを少なく用いてグレイ成分を表現するGCR特性を有するカラースペース変換を規定するものを設けることができる。
【0024】
図4は、標準ICCプロファイル及びGCR操作用ICCプロファイルに規定されるGCR特性の例を示したものである。
図中aが、標準ICCプロファイルのGCR特性を、bが第1のGCR操作用ICCプロファイルのKを多く用いてグレイ成分を表現するGCR特性を、cが第2のGCR操作用ICCプロファイルのKを少なく用いてグレイ成分を表現するGCR特性を示したものである。
【0025】
図示するように、bはaに比べ比較的明度の高いグレイからKを用いてグレイ成分の表現を開始するものとなっており、cはaに比べ比較的明度の低いグレイからKを用いてグレイ成分の表現を開始するものとなっている。また、同じ明度のグレイに対してbはaに比べKの使用量が大きく(したがってCMYの使用量が少なく)なっており、同じ明度のグレイに対してcはaに比べKの使用量が小さく(したがってCMYの使用量が多く)なっている。ただし、Kの使用量が印刷用紙その他の条件より定まる使用リミットに達する明度より明度が小さいグレイに対しては、いずれのカラープロファイルにおいてもKの使用量は同じとなる。
【0026】
さて、このようなGCR操作用ICCプロファイルは、カラープロファイル編集部26がユーザ操作に応じて編集し、カラープロファイルデータテーブルに格納する。
次に、ホットフォルダプロパティデータベース23の内容について説明する。
図3bに示すように、ホットフォルダデータベースには、ホットフォルダ毎に設けたホットフォルダプロパティレコードが格納される。
各ホットフォルダプロパティレコードには、そのホットフォルダに格納されたドキュメントデータにどのような処理を施すかを指定する指定処理と、施す処理の詳細を指定する処理パラメータとを格納することができる。
ここで、図2に示すように、本実施形態ではホットフォルダ20として、カラースペース変換用のホットフォルダ群211と、出力装置4への出力用のホットフォルダ群212とを設けている。
そして、図3cに示すように、カラースペース変換用の各ホットフォルダのホットフォルダプロパティレコードには、指定処理としてカラースペース変換が記述され、処理パラメータとしてはカラースペース変換に用いるカラープロファイルを指定するカラープロファイル識別子と、カラースペース変換処理後のドキュメントデータの出力先を指定する出力先識別子などを記述する。ここでカラープロファイル識別子で指定するカラープロファイルは、カラープロファイルデータベース25に格納されているいずれかの標準ICCプロファイル又はGCR操作用ICCプロファイルである。また、出力先識別子で指定する、GCR処理後のドキュメントデータの出力先は、出力装置4への出力用のホットフォルダである。
【0027】
一方、出力装置4への出力用のホットフォルダには、図中dに示すように、指定処理として出力装置4への出力が記述され、処理パラメータとしてはドキュメントデータの出力先の出力装置4で出力するドキュメントデータのラスタライズを行うラスタライズ装置3を示す出力装置識別子や、出力装置4における色版の出力部数などが記述される。
【0028】
ここで、以上のような各ホットフォルダのホットフォルダプロパティレコードは、ホットフォルダプロパティ編集部24がユーザ操作に応じて編集し、ホットフォルダプロパティデータベース23に格納する。このとき、ホットフォルダプロパティ編集部24は、出力装置4毎に設けたカラープロファイルデータテーブルに基づいて、ユーザが、カラースペース変換用のホットフォルダに対して処理パラメータとして指定するカラープロファイルの検索を、出力装置4をキーとして検索できるようにする。
【0029】
次に、図2のホットフォルダマネージャ22の動作について説明する。
ホットフォルダマネージャ22のジョブ制御部221は、各ホットフォルダのドキュメントデータの格納状況を監視する。そして、ホットフォルダに格納された各ドキュメントデータに対して、そのホットフォルダのホットフォルダプロパティレコードに記述された指定処理と処理パラメータに従った処理を施す。
【0030】
すなわち、カラースペース変換用のホットフォルダに格納されているドキュメントデータに対しては、処理パラメータのカラープロファイル識別子が示す標準ICCプロファイル又はGCR操作用ICCプロファイルをカラープロファイルデータベース25から読み出し、カラースペース変換処理部222に、読み出したカラープロファイルに従ったドキュメントデータのカラースペース変換を施させ、処理パラメータの出力先識別子で指定された出力先に出力させる。
【0031】
なお、このカラースペース変換処理では、ドキュメントデータの色表現が装置依存の色空間上のものである場合には、ドキュメントデータに含まれる又はドキュメントデータで指定されるドキュメントデータ自身(DTP端末側)のガモットを表すICCプロファイルも使用することになる。すなわち、この場合には概念的には、ドキュメントデータ自身のICCプロファイルを用いてドキュメントデータの色表現を装置非依存の色空間上の色表現へカラースペース変換し、変換後のドキュメントデータの色表現を読み出したカラープロファイルに従ってCYMKによる色空間上の色表現にカラースペース変換することになる。
【0032】
ここで、カラースペース変換処理部222で行うカラースペース変換処理では、ドキュメントデータが示すドキュメントの各ページに含まれる、文字、ベクトル形式の図形、ラスタ形式の画像などの各ドキュメント構成要素の色データを、その色のグレイ成分を読み出したカラープロファイルで規定されるカラースペース変換のGCR特性に従ってKとCMYの混色として表現したCMYKデータに変換する。ただし、ドキュメントデータに含まれるドキュメント構成要素の内、その色データが既にCMYKデータであるものについては、グレイ成分を表現するドキュメントデータのCMYKデータ中のKの比率が、そのグレイ成分を読み出したカラープロファイルに従って表現したCMYKデータ中のKの比率より小さい場合にのみ、読み出したカラープロファイルに従ったGCRを施すようにしても良い。また、ドキュメントデータに含まれるドキュメント構成要素の種類に応じて、そのドキュメント構成要素に対して読み出したカラープロファイルで規定されるカラースペース変換を施すかどうかを切り替えるようにしてもよい。たとえば、グレイの画像またはグレイの対象を表現している画像や文字などに対しては、別途定めておいたGCRを用いないカラースペース変換を施し、カラーの画像等に対してはカラープロファイルで規定されるカラースペース変換を施すようにしても良い。このようにすることにより、たとえば影を表現しているグレイの画像がGCRの適用により混色によって墨が甘く表現されてしまうことを防ぐことができる。
【0033】
なお、このカラースペース変換の処理は色分解を行うものではなく、コンポジットなドキュメントデータに記述されている色データの記述をカラースペース変換後のCYMKデータの記述に書き換えることに行う。したがって、処理パラメータの出力先識別子で指定された出力先への出力はコンポジットなドキュメントデータである。
【0034】
また、カラースペース変換処理部222で行うカラースペース変換処理では、ドキュメントデータによってページに組み込むことが指定されているラスタ形式の画像のグラフィックファイル等に対しても、同様に色データの、読み出したカラープロファイルに従ったCMYKデータへの変換を行う。変換後の色分解されていないコンポジットなラスタ形式の画像データ等は、ドキュメントデータに組み入れるようにしても良いし、そのままドキュメントデータによってページに組み込むグラフィックファイル等として保存しておくようにしても良い。
【0035】
さて、このようなカラースペース変換用のホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対する処理の結果、出力装置4への出力用のホットフォルダにはカラースペース変換処理後のコンポジットなドキュメントデータが格納される。そして、この出力用のホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、ジョブ制御部221は、出力処理部223に、当該出力用のホットフォルダのホットフォルダプロパティテーブルの処理パラメータの出力装置識別子で指定されたラスタライズ装置3に、当該ドキュメントデータを出力する処理を行わせる。なお、このとき、ドキュメントデータによってページに組み込むことが指定されているグラフィックファイルのラスタ形式の画像のデータも、ドキュメントデータと共にラスタライズ装置3に転送され、ラスタライズ装置3において、このラスタ形式の画像を含んだドキュメントのページがラスタ形式の画像に展開されることになる。
【0036】
さて、以上のようなワークサーバ2において、本実施形態では、カラースペース変換用ホットフォルダと、出力装置4への出力用のホットフォルダとして、図5aに示すような関係を持つホットフォルダを設けている。
すなわち、出力装置4のうちの一つの出力装置Aへの出力用の一つのホットフォルダに対して、当該出力用のホットフォルダを出力先とする複数のカラースペース変換用のホットフォルダを設け、これら複数のカラースペース変換用のホットフォルダに対して、同じ出力装置4(一つの出力用のホットフォルダと当該出力用のホットフォルダの処理パラメータで指定される一つのラスタライズ装置Aを介してドキュメントデータが送られることになる出力装置A)のカラープロファイルデータテーブルに登録された異なるカラープロファイル(標準ICCプロファイル又はGCR操作用ICCプロファイル)を各々のホットフォルダプロパティレコードの処理パラメータで割り当てている。
【0037】
したがって、DTP端末1のユーザは、ドキュメントデータを転送するカラースペース変換用のホットフォルダを選択するだけで、CMYK各色の印刷版生成に用いるGCR特性を制御することができるようになる。すなわち、ユーザは、たとえば、印刷対象となるドキュメントの画像としての特性に応じて最適なGCR特性を選択したり、印刷結果の画像品質よりも経済性を優先するものについては、比較的安価なKインクの使用量が大きくなり比較的高価なCMYインクの使用量が小さくなるGCR特性を選択したりすることを容易に行うことができるようになる。
【0038】
また、ワークサーバ2において各色版への分解前のドキュメントデータに対して統一的にGCRを施すようにしているので、出力装置4において出力装置毎にGCRを行うようにする場合に比べ、出力結果にばらつきがでることを抑制することができる。また、出力装置4やラスタライズ装置3が、GCRを行う機能を備えていない場合においてもGCR処理を適用することができる。
【0039】
また、このようなGCR操作に関するナレッジはワークサーバ2のカラープロファイルデータベース25の形態で統一的に蓄積されるので、GCR操作の結果に応じたフィードバックが容易となり、また、GCRに関するナレッジの共用化が図られる。
また、ワークサーバ2においてドキュメントまたはドキュメント構成要素にGCRを適用するようにしたことにより、画像データベース5に本システム適用前の印刷に用いたCMYKコンポジットの画像データが蓄積されている場合においても、このCMYKコンポジットの画像データを、他のドキュメント要素と同様にGCRが適用されるドキュメント要素として用いることができるようになる。
【0040】
なお、以上の実施形態において図5aに示したホットフォルダの構成は、図5bに示すように、カラースペース変換用のホットフォルダと出力用のホットフォルダを、ホットフォルダプロパティレコードに指定処理としてカラースペース変換と出力の双方を記述した一つのホットフォルダとして構成するようにしても良い。また、以上の実施形態において、出力装置毎に設けたカラープロファイルデータテーブルは、複数の出力装置4について同じカラープロファイルデータテーブルを共通に用いるようにしても良い。また、カラープロファイルデータテーブルの形態で各出力装置毎のカラープロファイルの管理を行わずに、各カラープロファイルを個別にファイル等の形態で格納しておくようにしても良い。
【0041】
また、以上の実施形態において、ドキュメントデータのCYMK各色毎の色版への分解はラスタライズ装置3でラスタライズを行う際に行うようにしても良く、また、ワークサーバ2とラスタライズ装置3は、これを単一の装置として構成するようにしても良い。
【0042】
また、以上の実施形態において、GCRに代えてUCR(Under Color Removal)を用いるようにすることもできる。この場合には、カラープロファイルデータベース25のカラープロファイルデータテーブルに格納する、対応する出力装置4について用いる複数のカラープロファイルとしては、各々UCRの特性の異なるカラープロファイルを格納するようにする。また、カラースペース変換処理部222は、ドキュメントデータが格納されていたホットフォルダに定義されたカラープロファイルに従ったUCR特性によるUCRを含むカラースペース変換処理を行うようにする。
【0043】
また、以上の実施形態においては、GCRやUCR以外の、複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換法を用いるようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、GCR等の、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ置換する変換の特性の制御をハンドリング容易な形態において行うことのできる製版システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製版システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るワークサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係るカラープロファイルデータベースとホットフォルダプロパティデータベースの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態において用いるGCR特性の例を示す図である。
【図5】発明の実施形態に係るワークサーバに備えるホットフォルダの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:DTP端末、2:ワークサーバ、3:ラスタライズ装置、4:出力装置、5:画像データベース、6:ネットワーク、22:ホットフォルダマネージャ、23:ホットフォルダプロパティデータベース、24:ホットフォルダプロパティ編集部、25:カラープロファイルデータベース、26:カラープロファイル編集部、221:ジョブ制御部、222:カラースペース変換処理部、223:出力処理部。

Claims (11)

  1. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    ページ記述言語で記述された前記ドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    前記ドキュメントデータの出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、
    前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータに含まれる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換手段が変換処理を施したドキュメントデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版システム。
  2. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    ページ記述言語で記述された前記ドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    前記ドキュメントデータの出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、
    前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータが示すドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、ドキュメント構成要素の色表現データに対するGCR(Gray Component Replacement)処理を施すGCR手段と、
    前記GCR手段がGCR処理を施したドキュメントデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版システム。
  3. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    ページ記述言語で記述された前記ドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    前記ドキュメントデータの出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、
    前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータが示すドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、ドキュメント構成要素の色表現データに対する所定のGCR(Gray Component Replacement)特性を有するカラースペース変換と、他の所定の特性を有するカラースペース変換とのいずれかを施すカラースペース変換手段と、
    前記カラースペース変換手段が、カラースペース変換を施したドキュメントデータの前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版システム。
  4. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    前記ドキュメントを表すドキュメントデータに基づき前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する1または複数の出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    同じ前記出力装置に対応づけて設けられた、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換の変換特性として、各々異なる変換特性が定義された複数のホットフォルダと、
    前記各ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されている変換特性に従って、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換手段が変換処理を施したドキュメントデータの、当該ドキュメントデータが格納された前記ホットフォルダに対応づけられた前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版システム。
  5. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    前記ドキュメントを表すドキュメントデータに基づき前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する1または複数の出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    同じ前記出力装置に対応づけて設けられた、各々異なるGCR(Gray Component Replacement)特性が定義された複数のホットフォルダと、
    前記各ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されているGCR特性を用いたGCR処理を施すGCR手段と、
    前記GCR手段がGCR処理を施したドキュメントデータの、当該ドキュメントデータが格納された前記ホットフォルダに対応づけられた前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版システム。
  6. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する製版システムであって、
    前記ドキュメントを表すドキュメントデータに基づき前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する1または複数の出力装置と、
    前記出力装置における出力を制御する製版サーバとを備え、
    前記製版サーバは、
    同じ前記出力装置に対応づけて設けられた、各々異なるカラープロファイルが定義された複数のホットフォルダと、
    前記ホットフォルダに格納されたドキュメントデータに対して、当該ホットフォルダに定義されているカラープロファイルに従ったカラースペース変換を施すカラースペース変換手段と、
    前記カラースペース変換手段がカラースペース変換を施したドキュメントデータを、当該ドキュメントデータが格納された前記ホットフォルダに対応づけられた前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有し、
    前記複数のホットフォルダに定義されるカラープロファイルは、各々異なるGCR(Gray Component Replacement)特性を用いたCMYK色空間へのカラースペース変換を規定するものであることを特徴とする製版システム。
  7. ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する出力装置における出力を制御する製版サーバであって、
    ページ記述言語でページレイアウトが記述されたドキュメントデータの出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、
    前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータに含まれる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換手段が変換処理を施した後の、ページ記述言語で記述されたドキュメントデータの、前記出力装置における出力を制御する出力制御手段とを有することを特徴とする製版サーバ。
  8. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    ページ記述言語でページレイアウトが記述されたドキュメントデータのCMYK各色の色版の、出力の依頼を受け付ける出力依頼受入手段と、
    前記出力依頼受入手段が出力の依頼を受け付けたドキュメントデータに含まれる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現へ変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換手段が変換処理を施した後の、ページ記述言語でページレイアウトが記述されたドキュメントデータの、ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する出力装置における出力を制御する出力制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. ドキュメントを示すドキュメントデータに基づき前記ドキュメントのCMYK各色の色版を出力する出力装置を用いた製版工程において、グレイ成分を表すCMYとKの濃度レベル比を制御する製版工程における墨濃度レベル制御方法であって、
    前記出力装置に対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現をKによるグレイ成分の表現への置換を含むCMYK色空間へのカラースペース変換を規定する、各々前記置換の特性が異なる複数のカラープロファイルを作成するステップと、
    所望の墨濃度レベルに応じて前記複数のカラープロファイルの内から一つのカラープロファイルを選択するステップと、
    前記ドキュメントデータに対して、選択したカラープロファイルに従ったカラースペース変換を施すステップと、
    前記カラースペース変換を施したドキュメントデータが示すドキュメントの前記CMYK各色の色版を前記出力装置に出力させるステップとを有することを特徴とする製版工程における墨濃度レベル制御方法。
  10. ページ記述言語で記述されたドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する製版方法であって、
    ドキュメントデータに含まれるCMYKによる色表現データに対して、複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分への表現の変換を施すステップと、
    前記変換を施したドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力するステップとを有することを特徴とする製版方法。
  11. ページ記述言語で記述されたドキュメントのページレイアウトを示すドキュメントデータをCMYK各色へ色分解して、前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力する色製版方法であって、
    前記ドキュメントデータが示すドキュメント構成要素に対してドキュメント構成要素の種類に応じて選択的に、ドキュメント構成要素の色表現データに対する複数色の混色によるグレイ成分の表現のKによるグレイ成分の表現への変換を施すステップと、
    前記変換を施したドキュメントデータに基づいて前記ドキュメントのCMYK各色毎の色版を出力するステップとを有することを特徴とする製版方法。
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