JP2004179201A - 電子部品搭載方法、及び電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載方法、及び電子部品搭載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、簡単な冶具を使用し、各々の搭載機毎の補正量を求め、回路基板に搭載する電子部品搭載方法、及び電子部品搭載装置である。
【解決手段】電子部品搭載装置1に固定された治具基板20上の基板基準マーク20a、b、cの位置をCCDカメラ17により認識し、真の位置とXY移送部14との誤差を求め、その値を基に搭載位置の補正量を生成する。次に電子部品搭載装置1に固定された治具基板20上の搭載基準マーク21a、bの位置をCCDカメラ17により認識し、ノズル13aに保持された治具QFP30の位置をCCDカメラ16により認識する。これら認識結果に基づいて治具基板20上に治具QFP30を搭載した後、治具基板20上の搭載マーク22、23と、治具QFP30の部品リード端子31、32との差異を二次元測定装置により計測することにより、この差異から補正量を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板に電子部品等を搭載する電子部品搭載方法、及び電子部品搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回路基板に電子部品等を搭載する電子部品搭載装置は、回路基板に設けられ、回路基板上の位置が既知である基準マークを画像認識装置によって認識し、その基準マークの位置に基づいて回路基板に電子部品等を搭載する。また、電子部品搭載装置は、回路基板にQFP、BGA又はCSP等の電子部品を搭載する際には、
より正確に、回路基板に電子部品を搭載することが要求される。したがって、電子部品搭載装置は、回路基板に電子部品をより正確に搭載するために、基準マークが設けられた回路基板に電子部品を搭載した後、二次元測定装置等の外部の測定装置によって、搭載されるべきマーク位置と、搭載された電子部品の位置とを測定し、許容内に入るまで繰り返し行い、それらのずれ量を装置固有のパラメータとして格納して、そのパラメータに基づいて回路基板に搭載される電子部品の位置を補正する方法が使われている。(特許文献1)
【特許文献1】
特開平5−10746号公報([0005]〜[0009]段落)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、文献で示したように電子部品搭載装置においては、回路基板に電子部品を搭載する場合、基準マークの位置と、電子部品の位置とを認識装置で測定し、前もって取得した装置固有のパラメータを用い部品搭載を実施している。
しかしながら、最近では基板の大型化、部品の高精度搭載に伴い要求がより厳しくなり、従来方法で搭載精度をより向上させようとする場合、図1に示すような、搭載機の吸着ヘッド部13の機構として、Y軸3上にX軸2を配置してある場合、X軸2上に吸着ヘッド部13をぶら下げ配置し、吸着ヘッド部13の端からZ軸方向に部品吸着ノズル13aを付加しているために、X軸2自身と吸着ヘッド部13の自重によりX軸2がたわんだり、吸着ヘッド部13位置によりX軸2が捻じれたりするためである。そこで搭載機の吸着ヘッド部13の停止位置と理論上の停止位置との誤差が生じ、従来方法では目的の要求精度を実現できなくなる、という問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、吸着ヘッド部13の位置による装置固有のパラメータを前もって取得して、該パラメータを部品搭載時に回路基板に搭載される電子部品の搭載位置を補正するときに使用し、精度良く部品搭載する。
【0004】
つまり、本発明の目的は、搭載機の構造を変更することなく、冶具基板等を搭載前及び搭載後に、二次元測定装置等によって計測し、各種パラメータを取得し、部品搭載時に該各種パラメータにより回路基板に電子部品等をより正確に搭載する電子部品搭載方法、及び電子部品搭載装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品搭載方法は、図1に示す電子部品搭載装置1の基板固定部に設置された回路基板上に搭載部品を移動させて、前記回路基板上に前記搭載部品を搭載する搭載手段(図1に示す吸着ヘッド部13、ノズル13a、及びXY移送部14)と、を備えた電子部品搭載装置1であって、所定の搭載プログラムに従って、該回路基板を模した治具基板20を前記基板固定部に固定した後に、前記基板に設けられて前記基板上の位置が既知の基準マーク(図2に示す基板基準マーク20a、20b及び20c)の前記基板固定部に対する位置を撮像認識手段(図1に示すCCDカメラ17及び画像処理部)を用いて前記各基板基準マークを撮像することによりマークの位置座標を測定し、あらかじめ二次元測定装置で測定した値との差異を算出し、位置補正パラメータ(A)としてメモリに格納する。次に部品搭載誤差測定のため、基板基準マーク20aの近傍にある搭載位置に、部品を模した治具部品を前記搭載手段に保持させた後に、前記搭載手段に対する前記部品の位置を位置認識手段(図1に示すCCDカメラ16及び画像処理部)を用いて認識し、これら認識結果に基づいて前記基板上の指定位置に前記部品を搭載した後に、前記冶具基板に搭載された冶具部品と前記冶具基板の搭載位置との差異を二次元測定装置等で測定し、搭載補正パラメータ(B)としてメモリに格納する。続いて所定の搭載プログラムで実基板に部品搭載する場合、搭載補正パラメータ(B)と吸着ヘッド部の位置による位置誤差は位置補正パラメータ(A)から比例配分により求め、この求めた値を部品搭載位置に反映させ、実基板への部品搭載を行う。つまり、前記各補正パラメータに基づいて、前記回路基板に前記搭載部品を搭載する、ことを特徴とする。
【0006】
ここで、搭載部品は、実際に各種処理を実行可能で電子部品等を意味し、例えば、QFP、BGA、CSP及びその他のIC等を含む。また、治具部品は、電子部品搭載装置等の各種装置の性能等を測定する際に使用される、前記搭載部品を模した部品等を意味し、それぞれ、QFPのリード等を模したものが設置されている。
【0007】
したがって、本発明の電子部品搭載方法によれば、基板上に設けられた各基板基準マークと二次元測定装置での測定値との差から位置補正パラメータを生成し、基板上に設けられた搭載基準マークに基づいて基板上の指定位置に部品を搭載した後に、その基板上において二次元測定装置で計測し搭載補正パラメータを生成するので、その各補正パラメータに基づいて、より正確に回路基板に搭載部品を搭載することができる。ところが客先などで二次元測定装置がない場合、CCDカメラ17で誤差測定を行い、求めた値の微調整を繰り返し行っても搭載補正パラメータの生成が可能である。したがって、本発明の電子部品の搭載方法によれば、複雑な冶具および計測方法することなく吸着ヘッド部の移動の際に生じる誤差量を冶具基板で求めたパラメータに基づき計算により補正量を求め、搭載位置に反映させ回路基板に対する搭載部品の搭載精度をあげることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して、本発明の実施形態における電子部品搭載装置1について詳細に説明する。
【0009】
まず、本実施の形態における電子部品搭載装置1の全体構成の概略について、図1を参照して説明する。図1は、電子部品搭載装置1の全体構成を示す概略図である。
【0010】
図1の電子部品搭載装置1は、回路基板を模した図2の治具基板20に設けられた複数の基板基準マーク20a、b、cに基づいて位置補正パラメータを生成し、搭載部品を模した図3の治具QFP30を治具基板20に搭載し、図4に示すように冶具基板20に設けられた搭載パターンに治具QFP30を搭載し、搭載位置に基づいて、治具基板20に対する治具QFP30の搭載補正パラメータを生成し、その上記二つの補正パラメータに基づいて、回路基板に搭載部品を搭載する装置である。
【0011】
ここで、電子部品搭載装置1の各部により治具QFP30が搭載される治具基板20と、搭載された治具QFP30の一例を図4に示す。図4は、治具基板20及び治具QFP30の一例を示す斜視図である。
【0012】
図2に示すように、治具基板20の上面において、その3角部の所定位置に、治具基板20上の位置が既知である基板基準マーク20a、20b及び20cが設けられており、後述する電子部品搭載装置1のCCDカメラ17により、これら基板基準マークの電子部品搭載装置1の本体部に対する各位置を認識することにより、これら基板基準マークが設けられている治具基板20の本体部に対する設置位置及び設置角度を認識する。
【0013】
また、図3の治具QFP30においては、その所定位置に、治具QFP30での位置が既知である部品リード端子31a、31b、32a及び32bが設けられている。また、図2の治具基板20の上面において、基板基準マーク20aの近傍に、その搭載誤差を測定するための搭載パターン22a、22b、23a及び23bと治具QFP30を搭載するための治具基板20上の位置が既知である搭載基準マーク21a及び21bがそれぞれ設けられている。そして、CCDカメラ17による各基板基準マーク測定と二次元測定装置での測定差による位置補正パラメータを生成する。続いて、図4のように治具QFP30の部品が搭載された冶具基板20を二次元測定装置で、部品リード端子と搭載パターンとの位置関係を計測し、搭載補正パラメータを生成する。
【0014】
なお、以下の説明において、電子部品搭載装置1が治具QFP30を治具基板20の所定の搭載位置に搭載し補正量を求める場合と吸着ヘッド部の搭載位置に対する補正量を求める場合について主に説明する。
【0015】
図3に示す治具QFP30は、治具基板20の所定の搭載位置に搭載される前に、後述する電子部品搭載装置1の吸着ヘッド部13により吸着されている状態で、その下方から、後述する電子部品搭載装置1のCCDカメラ16により治具QFP30を位置認識する。冶具QFP30は認識可能な反射性を有する材質からなる。
【0016】
また、図3に示す治具QFP30には、4個の部品リード端子31a、31b、32a及び32bが設けられている、その治具QFP30を治具基板20上に設けられている搭載パターンに搭載し、治具QFP30の部品リード端子と搭載パターンの位置関係に基づいて搭載補正パラメータを生成する。
【0017】
図2に示すような治具基板20の所定の設置位置に治具QFP30を搭載する電子部品搭載装置1は、図1に示すように、主に、リール11と、フィーダ12と、吸着ヘッド部13と、XY移送部14と、基板搬送路15と、CCDカメラ16と、CCDカメラ17と、を備えている。
【0018】
リール11には、テープ11aが巻回されている。このテープ11aには、治冶具QPF30が保持されている。これにより、リール11は、電子部品等の搭載部品をフィーダ12へ供給する。
【0019】
フィーダ12は、リール11から供給された治具QFP30を1つ、吸着ヘッド部13の吸着位置まで供給する。また、各種電子部品を吸着ヘッド部13の吸着位置まで供給することができるように、複数のフィーダ12が電子部品搭載装置1に備えられている。
【0020】
吸着ヘッド部13は、上下動及び回転自在なノズル13aを下面に備えている。吸着ヘッド部13は、治具QFP30等の吸着位置まで移動して、ノズル13aを所定の位置まで下降させる。そして、吸着ヘッド部13は、フィーダ12により吸着位置まで供給された治具QFP30等をノズル13aにより吸引して、ノズル13aを所定の位置まで上昇させる。そして、吸着ヘッド部13は、ノズル13aにより治具QFP30等を吸着したまま、治具基板20等における所定の搭載位置の上方まで移動して、ノズル13aを所定の位置まで下降させる。そして、吸着ヘッド部13は、ノズル13aによる治具QFP30等の吸着を解除して、治具基板20における予め指定されている所定の搭載位置に治具QFP30等を搭載する。
【0021】
XY移送部14は、フィーダ12から治具基板20等における予め指定されている所定の搭載位置の上方まで、ノズル13aが治具QFP30等を移送するように、吸着ヘッド部13をXY方向に移動させる。
【0022】
このように、上記吸着ヘッド部13、ノズル13a、及びXY移送部14は、治具基板20等の基板における所定の搭載位置に、治具QFP30等の部品を搭載する。
【0023】
基板搬送路15は、外部から電子部品搭載装置1内に治具基板20等が搬入されるための基板搬入口(図示省略)を備えている。そして、基板搬入口を介して搬入された治具基板20は、基板搬送路15を通って、電子部品搭載装置1の本体部における所定の固定位置まで搬送され、その所定の固定位置に設置され、上記CCDカメラ17の画像処理部は、CCDカメラ17により認識された治具基板20の基板基準マーク20a、20b、20cと二次元測定装置での測定誤差から位置補正パラメータを生成し、この位置補正パラメータに基づいて回路基板に搭載部品を搭載するように吸着ヘッド部等を制御する。
【0024】
また、CCDカメラ16は、電子部品搭載装置1の本体部に設置されており、治具QFP30が治具基板20における予め指定されている所定の搭載位置に搭載される前に、ノズル13aにより吸着されている状態で、治具QFP30を下方から撮像可能な視野を有する。また、CCDカメラ16には、CCDカメラ16により撮像された画像を随時処理する画像処理部(図示省略)が接続又は内蔵されている。なお、CCDカメラ16は、治具QFP30を下方から撮像可能な撮像手段であれば、CCDカメラ以外のいかなる撮像装置でもよい。
【0025】
治具QFP30が治具基板20における予め指定されている所定の搭載位置に搭載される前に、ノズル13aにより吸着されている状態で、CCDカメラ16の上方に冶具QFP30が配置されている場合、CCDカメラ16は、治具QFP30を下方から撮像し、そのCCDカメラ16の画像処理部は、CCDカメラ16により撮像された画像情報から治具QFP30の全体を認識する。
【0026】
例えば、治具QFP30が治具基板20に搭載される場合、画像処理部は、治具QFP30の吸着位置認識するためQFPのリード相当を認識する。
【0027】
そして、画像処理部は、認識された治具QFP30のリード相当位置に基づいて、ノズル13aに対する位置、すなわち、治具QFP30の中心位置及び角度を計算する。
【0028】
これにより、この治具QFP30のノズル13aに対する中心位置及び角度が求まり、後述するCCDカメラ17の画像処理部により計算される治具基板20の搭載基準マーク21a、21bにより電子部品搭載装置1の本体部に対する設置位置及び設置角度とを計算し、位置に関する誤差及び角度に関する誤差がそれぞれ補正され、治具QFP30が治具基板20の予め指定されている所定の搭載位置に搭載される。
【0029】
図4は、CCDカメラ16の上方に配置された治具QFP30が冶具基板20の所定位置に搭載されたときの一例を示す図である。
【0030】
治具基板20が電子部品搭載装置1の所定の固定位置に設置されている場合、CCDカメラ17が治具基板20の全体を順に撮像すると、画像処理部は、CCDカメラ17により撮像された画像情報から、治具基板20の搭載基準マーク21a、21bを認識する。そして、画像処理部は、認識された治具基板20の搭載基準マークに基づいて、搭載基準マークの電子部品搭載装置1の本体部に対する位置及び角度、すなわち、搭載基準マークが設けられている治具基板20の電子部品搭載装置1の本体部に対する設置位置及び設置角度を計算する。
【0031】
これにより、この治具基板20の電子部品搭載装置1の本体部に対する設置位置及び設置角度と、前記CCDカメラ16の画像処理部により計算された治具QFP30のノズル13aに対する重心位置及び角度とに基づいて、位置に関する誤差及び角度に関する誤差がそれぞれ補正されるように、治具QFP30が治具基板20における予め指定されている所定の搭載位置に搭載可能になる。
【0032】
また、治具QFP30が治具基板20の予め指定されている所定の搭載位置に搭載された後、二次元測定装置等で治具基板20に搭載された治具QFP30の搭載誤差を測定する。ところが客先などで二次元測定装置がない場合、CCDカメラ17で誤差測定を行い、求めた値の微調整を繰り返し行って最適な搭載誤差を求めるもことも可能である。
続いて、各吸着パラメータの取得方法を一連の工程の流れ図で説明する。
1.図2の冶具基板20は電子部品搭載装置1に適応可能な最大限の大きさを有し、熱膨張あるいは経年変化の少ない材質で、基板基準マークを三隅に設け、基板基準マーク20aの近傍に冶具部品30を搭載するための搭載基準マークと部品リード端子を設けて作製する。冶具基板20の各マークの位置データは次の値と設定し、基板基準マーク20a(X0、Y0)、を基準として20b(X1、Y1)、20c(X2、Y2)と搭載基準マーク21a(Xic0、Yic0)、21b(Xic1、Yic1)と冶具IC搭載のための部品リード端子22a、b23a、bのパターン列が設けてある。
【0033】
尚、三隅の基板基準マークの位置、搭載基準マークと部品リード端子の位置関係は、図2に示すように上下のX方向の位置と左右のY方向の大体の位置関係を保てばよい、また、製作精度も二次元測定装置で基板基準マークの測定を行う場合には、さほど気にする事は無い。しかし測定しないで使用する場合は、製作時に高精度が要求される。
2.図5のステップS1で前もって冶具基板20の基板基準マーク20a、b、cと搭載基準マーク21a、bと搭載パターン22a、b、23a、bの座標を測定の基準となる基板基準マーク20aを基準として二次元測定装置で座標を精密に測定し、このとき得られるデータを基準Dataとし記憶手段に記憶する。
【0034】
3.図5のステップS2で冶具基板20の搭載基準マーク21a、bで指定する搭載パターン位置に冶具部品30を搭載する搭載プログラムと基板基準マーク座標を測定する測定プログラムを作成する。この搭載プログラムは図1に示す電子部品搭載装置1の基板固定部に冶具部品を固定し、搭載する部品に対応する搭載基準マークの座標データを与えることによって、冶具基板上の所定位置に部品を搭載できるように制御されている部分(Test2)と共に三隅の基板基準マーク測定も行うように制御されている部分(Test1)から構成されている(図6に示すようにマシン原点と冶具基板の基板基準マーク20aとの位置関係はマシン補正データとして取得済である)。即ちこの工程において、各プログラムには、該計測した基板基準マーク20a、b、cと搭載基準マーク21a、bと搭載パターン22a、b、23a、bの座標データ(基準Data)を入力する。
4.図5のステップS3で測定プログラム(Test1)を実行させることにより吸着ヘッド部13に取付けてあるCCDカメラ17で基板基準マーク20a、b、cの各座標を取得し、このとき得られるデータを認識Dataとし記憶手段に記憶する。
【0035】
5.図5のステップS4でCCDカメラ17によって測定した基板基準マーク20a、b、cの座標データ(認識Data)と二次元測定装置によって測定した基板基準マーク20a、b、cの座標データ(基準Data)を比較することにより、CCDカメラ17の読み取り誤差を含んだX−Y移送部14の総合駆動系の誤差を取得し、このとき得られるデータを位置差分Dataとし記憶手段に記憶する。
(認識Data−基準Data=位置差分Data:CCDカメラの読み取り誤差を含んだX−Y移送部14の総合駆動系の誤差)
この誤差量の位置差分Dataの算出は誤差量算出手段として、搭載プログラム(Test1)に含めておくことにより、すでに取得されている基準DataとCCDカメラ17の測定により得られた認識Dataとから求めることが可能となる。
尚、電子部品搭載装置1において部品搭載時のX−Y移送部14における位置誤差補正量は位置差分Dataを基準に比例配分法で算出(位置差分補正Data)し、位置補正時に使用する。
6.図5のステップS5で搭載プログラム(Test2)を実行し、冶具基板20の搭載基準マーク21a、bにより冶具部品30を搭載パターン列の上に搭載する。次に、搭載した冶具部品30の部品リード端子列と搭載パターン列の搭載誤差を測定するため、冶具部品が搭載されている冶具基板20を電子部品搭載装置1から搬出し、二次元測定装置で22aと31a、22bと31b、23aと32a、23bと32bの差を測定し、その得られた値を統計処理することにより誤差量を得る、このとき得られるデータを搭載補正Data(装置の固有な補正値)とし記憶手段に記憶する。
(冶具部品30の各部品リード端子と冶具基板20の各搭載パターンの搭載時の位置は理解を簡単にするため寸法上重なるものとして扱う)
【0036】
7.図5のステップS6では、各種部品を実搭載する場合、前記方法により取得した装置固有な補正値である搭載補正DataとX−Y移送部14における位置よる補正値である位置差分補正Dataを演算することにより真の搭載位置との誤差値を得る、このとき得られるデータを搭載補正位置Data(装置の求める補正位置)とし記憶手段に記憶させ、そのデータを使い位置制御を行う。
(搭載補正位置Data=搭載補正Data+位置差分補正Data)
この補正値の算出は搭載補正位置算出手段として、電子部品搭載装置1の中の1つのアプリケーションプログラムとして保有する事により位置差分Dataや搭載補正Dataから自動的に算出することが可能になる。
この一連の工程を定期的に行うことにより、電子部品搭載装置1が元来有している誤差を修正するだけでなく、例えばリニアモータの摩擦等の経年変化に起因する誤差分も修正可能となり、経年変化で誤差が生じても精度を新規導入時と同様に高水準に保つ事が可能である。
例えばX−Y移送部14の駆動系の誤差を求める一例を示す(基板基準マーク20cのみ使用例)
冶具基板20には下記のパターン群が設けられ二次元計測装置で計測した値(基準Data)を示している。
基板基準マーク20a(X0=0、Y0=0)
基板基準マーク20b(X1=0、Y1=200)
基準基板マーク20c(X2=300、Y2=200)
搭載基準マーク21a(Xic0=10、Yic0=0)
搭載基準マーク21b(Xic1=30、Yic1=20)
搭載パターン 22a、bと23a、bのパターン列
電子部品搭載装置1に取り付けてあるCCDカメラ17で基板基準マーク20aと20cを撮像し位置データ(認識Data)を取得する。
基板基準マーク20a(15、10)、20c(314、210.5)
基準基板マーク20aを基準とする20cは(299、200.5)となりCCDカメラの読み取り誤差を含んだX−Y移送部14の総合駆動系の誤差データは(X=299−300=−1、Y=200.5−200=0.5)となり、誤差を打ち消すための補正値は位置差分Data(X=1、Y=−0.5)となる。つまり位置差分補正DataのX方向成分には(移動量指示値/Xの最大値)*位置差分DataのX分、Y方向成分には(移動量指示値/Yの最大値)*位置差分DataのY分を与えることにより正確に補正量(比例配分法)を求めることが出来る。
即ち、部品搭載位置を(240、60)と仮定すると位置差分補正Dataは
X方向成分=((240−15)/300)*1=0.75
Y方向成分=((60−10)/200)*(−0.5)=−0.125と成る。
【0037】
続いて、搭載補正Data(装置の固有な補正値)の求め方の一例
実装プログラム(Test2)で冶具基板20の搭載基準マーク21a、bで指示された搭載パターン22a、b、23a、b上に冶具部品30を搭載し、搭載された冶具部品30の部品リード端子31a、b、32a、bと搭載パターンのずれ量を二次元測定装置で計測し差分データ(基板基準とする)を求め、4箇所の平均ずれが(X=0.5、Y=0.2)となり、ずれを打ち消すための搭載補正Dataは(X=―0.5、Y=−0.2)となる。
部品搭載位置を(240、60)と仮定した位置の最終的な補正値は搭載補正Dataと位置差分補正Dataを加算して求める。
最終X方向補正=0.75−0.5=0.25
最終Y方向補正=−0.125−0.2=−0.325
部品搭載位置(240、60)の真の位置設定は下記になる
最終X方向位置=225+0.25=225.25
最終Y方向位置=50−0.325=49.675
以上のように、本発明の実施形態においては、電子部品搭載装置1で、治具基板20に設けられた各基板基準マークをカメラで認識し、前もって取得した二次元測定装置での測定値と比較し、誤差量を位置補正パラメータとして生成する。次に搭載基準マークをカメラで認識し、認識データに基づいて治具基板20に治具QFP30を搭載した後に、二次元測定装置等で搭載補正パラメータを生成する。その位置補正パラメータと搭載補正パラメータに基づいて、より正確に回路基板に搭載部品を搭載することができる。
なお、他の実施例は図7に示すように位置差分補正Dataを求めず、基板を領域に分け、各々の領域に位置補正Dataを求めることができるマークを設置することにより領域ごとの位置補正を行うことが可能となり同様な効果を得ることが出きる。本発明は上記実施の形態に限定されるものではないし、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能であることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
本発明の電子部品搭載方法によって、冶具基板上に設けられた基板基準マークを装置自身の認識装置で認識した値と、二次元測定装置で計測した値を比較し、吸着ヘッド部駆動系の位置補正パラメータを生成し、続いて冶具基板上に設けられた搭載基準マークに基づいて、基板上の指定位置に部品を搭載した後に、二次元測定装置により搭載補正パラメータを生成し、その位置補正パラメータと搭載補正パラメータに基づいて、より正確に回路基板に搭載部品を搭載することができる。
【0039】
また、他の電子部品搭載方法としては、吸着ヘッド部駆動系に揺らぎ誤差があったとしても、基板の領域に対する部品の搭載位置の誤差を前もって取得することによって、部品が搭載される搭載領域に応じた位置補正パラメータを生成することができるので、その位置補正パラメータに基づいて、より正確に回路基板に搭載部品を搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電子部品搭載装置1の全体構成を示す概略図である。
【図2】治具QFP30が搭載される治具基板20と、冶具基板20上に搭載基準マーク21と搭載パターン22、23位置が示されている図である。
【図3】治具QFP30の一例を示す斜視図である。
【図4】図1に示す電子部品搭載装置1の各部により治具QFP30が搭載された治具基板20の一例を示す斜視図である。
【図5】各補正データを得るための工程の流れを示すフローチャート図
【図6】部品搭載時の搭載基板とマシン原点を示す図
【図7】他の実施例の図
【符号の説明】
1 電子部品搭載装置
2 X軸
3 Y軸
11 リール
11a テープ
12 フィーダ
13 吸着ヘッド部
13a ノズル
14 XY移送部
15 基板搬送路
16 CCDカメラ
17 CCDカメラ
20 治具基板
20a、b、c 基板基準マーク
21a、b 搭載基準マーク
22a、b、23a、b 搭載パターン
30 治具QFP
31a、b、32a、b 部品リード端子

Claims (4)

  1. 回路基板が搬入されて固定される固定部に設置された回路基板上に搭載部品を移動させて、前記回路基板上に前記搭載部品を搭載する搭載手段と、を備えた電子部品搭載装置における電子部品搭載方法であって、
    治具基板を前記固定部に固定した後に、前記基板に設けられて前記基板上の位置が既知の各基板基準マークを撮像認識手段を用いて撮像することによりマークの位置座標を測定し、あらかじめ二次元測定装置で測定した値との差異から位置差分Data(A)を生成し、その生成した値をメモリに格納し、
    治具部品を部品認識手段と前記基板撮像認識手段を用いて、前記基板上の指定位置に前記部品を搭載した後に、前記冶具基板に搭載された冶具部品と前記冶具基板の搭載位置との差異を二次元測定装置等で測定し、搭載補正Data(B)を生成し、その生成した値をメモリに格納し、
    部品実装プログラムで、前記基板上へ部品を搭載する場合、格納された前記位置差分Dataと前期搭載補正Dataを使用して位置補正を行い、前記回路基板に前記搭載部品を搭載することを特徴とする電子部品搭載方法。
  2. 請求項1記載の電子部品搭載方法において、搭載位置における位置差分補正Dataは位置差分Dataを比例配分で求めることを特徴とする電子部品搭載方法。
  3. 請求項1記載の電子部品搭載方法において、搭載位置における位置補正値は基板を領域に分け、領域毎に領域補正マークを設け、領域に対応した領域補正Dataを使用することを特徴とする電子部品搭載方法。
  4. 回路基板が搬入されて固定される固定部に設置された回路基板上に搭載部品を移動させて、前記回路基板上に前記搭載部品を搭載する搭載手段と、を備えた電子部品搭載装置において、
    治具基板を前記固定部に固定した後、前記基板に設けられて前記基板上の各基板基準マークを撮像認識手段を用いて撮像することにより各マークの位置座標を測定する手段と、あらかじめ二次元測定装置で測定した値との差異から位置差分Data(A)を生成する手段と、その生成した値をメモリに格納する手段と、治具部品を部品認識手段と前記撮像認識手段を用いて、前記冶具基板上の指定位置に前記部品を搭載した後に、前記冶具基板に搭載された冶具部品と前記冶具基板の搭載パターンとの差異を二次元測定装置等で測定する手段と、測定したデータから搭載補正Data(B)を生成する手段と、その生成した値をメモリに格納する手段とを備え、
    生産実装プログラムで、回路基板上へ部品を搭載する場合、格納された前記各Data(A)(B)に基づいて位置補正を行い、回路基板に搭載部品を搭載することを特徴とする電子部品搭載装置。
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