JP2004178495A - 車両位置情報通知システム、センタ、および無線通信装置 - Google Patents

車両位置情報通知システム、センタ、および無線通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センタが外部から車両の位置の検索要求を受け、この検索要求に基づいて当該車両から位置情報を取得し、この位置情報を検索要求元に返す車両位置情報通知システムにおいて、既に不要となったサービスを行わないようにする。
【解決手段】車両位置情報通知システムにおいて、車両の無線通信装置が、ドアを開けるための操作が行われていることを検知し、センタにドア開信号を送信する。そしてセンタが、受信した通知がドア開信号を含んでいることに基づき、検索要求元への位置情報通知のサービスを中止する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部から車両の位置検索要求に基づいて当該車両の位置情報の通知を行うセンタと、車両に搭載され、センタからの要求に基づいて当該車両の位置情報をセンタに通知する無線装置と、このセンタおよび無線装置からなる車両位置情報通知システムと、に関するもので、テレマティクスに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
現在、無線通信の発展、およびグローバルな位置検出システムの発展により、登録された車両の現在位置を検索・通知するサービスが実現できるようになっている。例えば、車両管理センタにおいて、広い範囲に渡って移動する車両との無線通信、位置情報取得を円滑にするための技術として、ビーコンアクセス網、携帯電話アクセス網、衛星通信アクセス網の併用による通信経路確保、およびGPS(Global Positioning System)、ビーコン番号の併用による位置情報取得方法の確保を実現するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、車載の無線通信装置において、あらかじめ設定された時刻でパワーオン状態となり、このパワーオン時に車外から無線による車両位置の問い合わせがあったかを監視し、問い合わせがあった場合には車載のナビゲーションシステムから車両現在位置情報を取得し、この位置情報を無線で車外に通知するシステムが知られている(特許文献2参照)。これは、位置情報通知サービスにおいて、車両のエンジンオフバッテリー上がりを防ぐことを目的の1つとしている。
【0004】
これらの技術を用いることによって、車両から離れた場所にいるこの車両のユーザが、車両検索・管理用のサービスセンタに当該車両の位置情報の検索要求を行い、サービスセンタが当該車両に位置情報を要求して取得し、このユーザに位置情報を通知するというサービスを行うことができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−268288号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第2565566号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、車両のユーザが上記した位置情報通知サービスを利用する場合、ユーザが車両位置検索の要求を出した後、ユーザが当該車両を発見したか否かをセンタ側が検出できない。したがって、例えば車両のユーザが広大なテーマパークなどの区画に駐車をしたのか忘れてしまい、上記したサービスを利用して車両位置検索の要求を出した直後に車両を発見していても、センタ側は位置情報通知のサービスを継続し続け、その結果既に不要となった位置情報を返してしまう。これは、ユーザへの不要な位置情報の通知のための通信時間を費やすことに繋がり、また、ユーザ側が位置情報を受け付けることで課金されるようなサービス形態の場合、不要な課金が為されるということに繋がる。
【0008】
本発明は上記点に鑑みて、センタが外部から車両の位置の検索要求を受け、この検索要求に基づいて当該車両から位置情報を取得し、この位置情報を検索要求元に返す車両位置情報通知システムにおいて、既に不要となったサービスを行わないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、請求項1に記載の発明は、車両に搭載された無線通信装置と、前記無線通信装置と通信するセンタとから成る車両位置情報通知システムにおいて、前記無線通信装置は、前記センタから前記車両の位置情報の要求を受信しこの受信に基づいて前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報を前記センタに通知する位置情報通知手段と、ドアを開けるための操作が行われていることを検知するドア開検知手段と、前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知するドア開通知手段とを有し、
前記センタは、外部から位置検索の要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段の受信に基づいて前記無線通信装置に前記位置情報の要求を送信する要求手段と、前記要求受信手段が前記位置検索の要求を受信した後に前記無線通信装置から通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記位置情報を含んでいることに基づき前記外部へ前記位置情報を通知する通知手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記ドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき前記通知手段の作動を禁止する通知禁止手段と、を有することを特徴とする車両位置情報通知システムである。
【0010】
これによって、センタの要求受信手段が外部から位置検索の要求を受信し、要求手段が前記要求受信手段の受信に基づいて前記無線通信装置に前記位置情報の要求を送信する。そして無線通信装置の位置情報取得手段がセンタから当該車両の位置情報の要求を受信しこの受信に基づいて車両の位置情報を取得し、また位置情報通知手段が位置情報取得手段が取得した位置情報をセンタに通知する。そしてセンタの通知受信手段が、要求受信手段が位置検索の要求を受信した後に無線通信装置から通知を受信し、また通知手段が、通知受信手段が受信した通知が位置情報を含んでいることに基づき外部へ位置情報を通知する。したがって、この車両位置情報通知システムにおいて、センタが外部から車両の位置の検索要求を受け、この検索要求に基づいて当該車両から位置情報を取得し、この位置情報を検索要求元の外部に返すことができる。
【0011】
さらに、無線通信装置のドア開検知手段が、ドアを開けるための操作が行われていることを検知し、ドア開き通知手段がセンタにドアを開けるための操作が行われている旨を通知する。そしてセンタの通知禁止手段が通知受信手段が受信した通知がドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき通知手段の作動を禁止するので、既にドアを開けるための操作を行っているユーザに位置情報を行うことがない。したがって、既に不要となったサービスを行わないようにすることができる。
【0012】
また請求項2に記載の発明は、外部から車両の位置検索の要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段の受信に基づいて、前記車両に搭載される無線通信装置に前記車両の位置情報の要求を送信する要求手段と、前記要求受信手段が前記位置検索の要求を受信した後に前記無線通信装置から通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記位置情報を含んでいることに基づき前記外部へ前記位置情報を通知する通知手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記車両のドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき、前記通知手段の作動を禁止する通知禁止手段と、を備えたセンタである。
【0013】
これによって、請求項1の発明の効果をセンタとして実現することができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、車両に搭載された無線通信装置であって、請求項2に記載のセンタから前記車両の位置情報の要求を受信し、この受信に基づいて前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報を前記センタに通知する位置情報通知手段と、ドアを開けるための操作が行われていることを検知するドア開検知手段と、前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知するドア開通知手段と、を備えた無線通信装置である。
【0015】
これによって、請求項1の発明の効果を無線通信装置として実現することができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の無線通信装置において、前記位置情報取得手段は、請求項2に記載のセンタから前記車両の位置情報の要求を受信すると共に所定の待ち時間経過後にこの受信に基づいて前記車両の位置情報を取得し、前記ドア開通知手段は、前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記所定の待ち時間に関わらず、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両位置情報通知システム50の全体構成図である。車両位置情報通知システム50は、車両1およびセンタ2から構成される。
【0018】
この車両位置情報通知システム50において、外部のユーザ3が携帯電話、インターネット端末等の通信装置(図示せず)を用い、センタ2に対して車両1の位置の検索要求を送信する。この検索要求を受信したセンタ2は、検索要求に基づいて当該車両1に位置情報を要求する信号を送信し、車両1はこの位置情報要求に基づいて自らの位置情報をセンタ2に送信する。センタ2はこの位置情報を受信すると、ユーザ3に受信した位置情報を通知する。このようにすることで、ユーザ3は車両1の位置情報を遠隔から知ることができるようになる。なお、以下ではユーザ3とは、通信装置とそれを用いる者とを含むものであるとする。
【0019】
車両1は、車両位置情報通知システム50のための装置群として、車両位置検出装置11、車両制御装置12、無線通信ユニット13、ドア開閉検出装置14、無線アンテナ19、およびGPSアンテナ20を有している。
【0020】
車両位置検出装置11は、車両1の位置情報を計測し、車両制御装置12に出力する。本実施形態においては、車両位置検出装置11としてカーナビゲーション装置を用いている。この車両位置検出装置11は、図示しないGPS(Global Positioning System)受信機を有し、このGPS受信機およびGPSアンテナ20を介してGPS衛星から情報を受信すること等により、自車の現在位置を測定する。また車両位置検出装置11は、車両制御装置12からの電源オン・オフの制御によって、イグニッションキーのオン・オフに関わらず作動することができる。
【0021】
無線通信ユニット13は、マイコン31および無線部32を有し、車両のイグニッションキーのオン・オフに関わらずバッテリ電源から電力供給を受けて作動している。ただし、イグニッションオフ時には低電力消費の状態にあり、無線送信は行わず無線受信のみを行うようになっている。
【0022】
無線部32は、無線アンテナ19から受信した無線信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等を施し、その結果の信号をデジタルデータとしてマイコン31に出力する。また無線部32は、マイコン31から入力された無線送信のためのデジタルデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等を施し、その結果の信号を無線信号として無線アンテナ19へ出力する。
【0023】
マイコン31は、図示しないCPU、ROM、RAMを有している。マイコン31の作動において、このCPUがROMに保存されたプログラムを実行し、必要に応じてRAMに対して情報の読み出し/書き込みを行い、また車両制御装置12とデジタルデータの授受を行い、無線部32と無線の送受信のためのデータを授受する。このマイコン31は、その作動において、センタ2によって送信された位置情報要求の信号をRAMに保存し、また車両制御装置12から、位置情報の要求があったか否かを問い合わせる信号の入力があると、このRAM中にある位置情報要求のデータを車両制御装置12に出力する。
【0024】
ドア開閉検出装置14は、車両のドアが開いたことを検出し、ドアが開いている旨の信号を車両制御装置12に出力する装置である。またドア開閉検出装置14は、ドアを開けるための操作が行われていることを車両制御装置12に通知する装置であると言える。
【0025】
車両制御装置12は、RTC(リアルタイムクロック)15、CPU16、RAM17、およびROM18を有しており、車両のイグニッションキーのオン・オフに関わらずバッテリ電源から電力供給を受けて作動している。
【0026】
RTC15は、時間計測をするカウンタ(図示せず)を有し、CPU16によってリセットされた後、設定可能な待ち時間(例えば10分)が経過するとエクスパイアし、CPU16にアラーム信号を出力するリアルタイムクロックである。またこの待ち時間は、CPU16からの制御信号によって設定されるようになっている。
【0027】
CPU16は、不揮発性メモリであるROM18に保存されているプログラムを読み出して実行することによって、そのプログラムによって規定された処理を行う。またCPU16は、その処理の必要に応じてRAM17に対してデータの読み出し/書き込みを行い、また無線通信ユニット13のマイコン31と無線通信等のためのデータの授受を行う。またCPU16はドア開閉検出装置14から信号の入力を受け、イグニッション線(図1中IGと記す)からイグニッションキーの状態を示す信号の入力を受けるようになっている。なおROM18には、車体番号、電話番号等の車両1の識別情報も保存されている。
【0028】
また、CPU16は、通常の作動を行う通常電力消費のアクティブモードと、ドア開閉検出装置14やRTC15からの信号の入力に対応してアクティブモードへと遷移するための処理等、限られた処理のみを行う低電力消費のスリープモードの、2つの状態のいずれかにあるようになっている。CPU16はアクティブモードにおいて、RTC15からアラーム信号を受信することにより、後述する所定の処理を経てスリープモードへと遷移するようになっている。またCPU16はスリープモードにおいて、RTC15からアラーム信号を受信することによってウェイクアップし、アクティブモードへと遷移するようになっている。
【0029】
センタ2は、無線部21、CPU22、HDD(ハードディスクドライブ)23、RAM24、無線アンテナ25を有している。
【0030】
無線部21は、無線アンテナ25から受信した無線信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等を施し、その結果の信号をデジタルデータとしてCPU22に出力する。また、無線部21は、CPU22から入力された無線送信のためのデジタルデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等を施し、その結果の信号を無線信号として無線アンテナ25へ出力する。
【0031】
CPU22は、HDD23に保存されているプログラムを読み出して実行することによって、そのプログラムによって規定された処理を行う。またCPU22は、その処理の必要に応じてHDD23、RAM24に対してデータの読み出し/書き込みを行い、また無線部21と無線通信のためのデータの授受を行う。
【0032】
HDD23は、プログラムやデータを磁気的に保存する不揮発性記憶媒体であり、RAM24は、プログラムやデータを電気的に保存する揮発性記憶媒体である。
【0033】
以下、このような構成の車両位置情報通知システム50の作動について説明する。
【0034】
図2に、車両制御装置12のCPU16の処理のフローチャートを示す。CPU16は、イグニッションオフ時には常時この処理を行っている。なお、CPU16はこの処理と並行して、車両制御装置12へのユーザの入力等によってRTC15の待ち時間の変更の指定が行われた場合、指定された新たな待ち時間をRTC15に設定する処理を行うようになっている。以下、図2のCPU16の処理について説明する。
【0035】
ステップ210では、CPU16はRTC15をリセットし、車両位置検出装置11の電源をオフにし、スリープモードに移行する。
【0036】
そしてステップ215では、ドア開閉検出装置14からドアが開いた旨の信号が届いたか否かを判定する。信号が届いていなければ処理はステップ218に進み、届いていればステップ220に進む。ステップ218では、指定の待ち時間が経過したか否かを判定する、すなわち、RTC15からアラーム信号が届いているか否かを判定する。アラーム信号が届いていなければ、処理はステップ215に戻り、届いていればステップ235に進む。
【0037】
このように、ステップ215およびステップ218の処理は、ドア開閉検出装置14またRTC15から上記の信号が届くまで交互に繰り返され、ドア開閉検出装置14からドア開信号があると、処理はこの繰り返しから抜けてステップ220に進み、またRTC15からアラーム信号があると、処理はこの繰り返しから抜けてステップ235に進む。
【0038】
ステップ220では、RTC15からのアラーム信号によってスリープモードからアクティブモードへウェイクアップする。そしてステップ225では、車両位置検出装置11の電源をオンとし、車両位置検出装置11から現在位置情報の入力を取得する。そしてステップ230では、取得した現在位置情報、ROM18に保存されている車両識別情報、現在時刻情報、およびドアが開いた旨の情報等を、センタ2への無線送信のためのデータとして無線通信ユニット13に出力する。なお、ドアが開いた旨の情報は、ドアを開けるための操作が行われている旨の信号であると言える。そして、処理はステップ210に戻り、再びRTC15をリセットしてスリープ状態に移る。
【0039】
一方ステップ235では、RTC15からのアラーム信号によってスリープモードからアクティブモードへウェイクアップする。そしてステップ240では、センタ2から現在位置情報の要求があったか否かを問い合わせる信号を、無線通信ユニット13のマイコン31に出力する。
【0040】
そしてステップ245では、現在位置情報の要求があったか否かを判定する。具体的には、マイコン31から現在位置情報要求のデータを受信したか否かを判定する。現在位置情報要求がなければ、処理はステップ210に戻り、スリープ状態に移る。位置情報要求があれば、処理はステップ250に進む。
【0041】
ステップ250では、車両位置検出装置11の電源をオンとし、車両位置検出装置11から現在位置情報の入力を取得する。そしてステップ255では、取得した現在位置情報、ROM18に保存されている車両識別情報、および現在時刻情報等を、センタ2への無線送信のためのデータとして無線通信ユニット13に出力する。そして処理はステップ210に戻り、再びRTC15をリセットしてスリープ状態に移る。
【0042】
このようなCPU16の処理により、車両制御装置12および無線通信ユニット13は、センタ2から車両1の現在位置情報の要求を受信し、所定の待ち時間経過後にこの受信に基づいて車両1の位置情報を取得し、この現在位置情報をセンタ2に通知する。また車両制御装置12および無線通信ユニット13は、ドアを開けるための操作が行われていることを検知し、これに基づいて、センタ2にドアを開けるための操作が行われていることを通知する。なお、ドアを開けるための操作が行われていることの通知は、RTC15からのアラーム信号の受信、非受信に関わらず行われるので、この通知は、所定の待ち時間の経過、未経過に関わらず行われる。
【0043】
図3にセンタ2のCPU22の処理のフローチャートを示す。センタ2は常時作動しており、図3に示す処理ルーチンは、ユーザ3等の外部から車両1の現在位置検索の要求があることによって始まり、CPU22の他の各種処理と同時に実行される。
【0044】
まずステップ310では、ユーザ3からの車両1の現在位置検索の要求を受信する。この要求の信号は、車両1の識別情報、ユーザ3のID(例えば電話番号)、位置検索を要求する旨の情報等を含んでいる。
【0045】
ステップ320では、位置情報を要求する旨のデータを、当該識別情報に対応する車両1に送信するために無線部21に出力する。ステップ330では、位置情報要求を送信した先の車両1から情報の通知を受信するまで待つ。
【0046】
情報を受信すると、処理はステップ340に進み、受信した情報にドア開情報が含まれているか否かを判定する。含まれていれば、処理はステップ350に移り、ユーザ3に対する位置情報通知のための処理を終了するためのサービス停止処理を行い。その後処理は終了する。
【0047】
ドア開情報が含まれていれば、処理はステップ360に移り、受信した情報中に含まれる車両1の現在位置情報をユーザ3に通知する。
【0048】
このようなCPU22の処理によって、センタ2は、ユーザ3等の外部から位置検索の要求を受信し、それに基づいて車両1に現在位置情報の要求を送信し、その後に車両1から通知を受信し、この通知が車両1の現在位置情報を含んでいることに基づき外部へ位置情報を通知し、またこの通知がドア開信号を含んでいることに基づきサービス停止処理を行う。
【0049】
図4および図5に、この車両位置情報通知システム50における車両1側、センタ2、ユーザ3の間の信号のやりとりの事例をシーケンス図として示す。
【0050】
図4は、ユーザ3が車両1の位置検索要求を送信してから実際に現在位置情報を受信するまでに、車両1を見つけることができなかった場合のシーケンス図である。
【0051】
ユーザ3が位置検索要求を信号410として送信すると、それを受信したセンタ2は無線通信ユニット13に位置情報要求を信号420として送信する(図3のステップ310、320参照)。
【0052】
車両制御装置12はウェイクアップ後、この要求を無線通信ユニット13を介して受信し、現在位置情報を信号430としてセンタ2に通知する(図2のステップ240〜255参照)。
【0053】
無線通信ユニット13を介して車両制御装置12からの位置情報を受信したセンタ2は、この位置情報を信号440としてセンタ2に通知する(図3のステップ330、340、360参照)。
【0054】
図5は、ユーザ3が車両1の位置検索要求を送信してから実際に現在位置情報を受信するまでに、車両1を見つけてしまった場合のシーケンス図である。
【0055】
ユーザ3が位置検索要求を信号510として送信すると、それを受信したセンタ2は無線通信ユニット13に位置情報要求を信号520として送信する。
【0056】
この要求を受け取る車両1側では、車両制御装置12がRTC15のアラームによりウェイクアップして位置要求信号の受信を検知する前に、ドアが開く。すると車両制御装置12はドアの開きを検知してウェイクアップし、無線通信ユニット13を介してドアが開信号530をセンタ2に送信する(図2のステップ220〜230参照)。ドア開信号530を受信したセンタ2は、サービスを停止する(図3のステップ350参照)。すなわち位置情報通知の作動を禁止する。なおこのとき、サービスが停止した旨をセンタ2からユーザ3に通知するようになっていてもよい。
【0057】
これによって、センタ2が外部のユーザ3から位置検索の要求を受信し、この受信に基づいて無線通信ユニット13に位置情報の要求を送信する。そして車両制御装置12がセンタから車両1の位置情報の要求を受信し、この受信に基づいて車両1の位置情報を取得し、またこの位置情報をセンタ2に通知する。そしてセンタ2が、車両制御装置12から通知を受信し、またこの通知が位置情報を含んでいることに基づきユーザ3へ位置情報を通知する。したがって、この車両位置情報通知システム50において、センタ2がユーザ3から車両1の位置の検索要求を受け、この検索要求に基づいて車両1から位置情報を取得し、この位置情報を検索要求元のユーザ3に返すことができる。
【0058】
さらに、車両制御装置12、ドアを開けるための操作が行われていることをドア開閉検出装置14によって検知し、センタ2にドアを開けるための操作が行われている旨の通知であるドア開信号の送信を行う。そしてセンタ2は受信した通知がドア開信号を含んでいることに基づき位置情報通知の作動を禁止するので、既にドアを開けるための操作を行っているユーザに位置情報を行うことがない。したがって、既に不要となったサービスを行わないようにすることができる。
【0059】
なお、本実施形態においては、車両制御装置12および無線通信ユニット13が、車両に搭載された無線通信装置を構成している。
【0060】
また、図2のステップ240〜250の処理が、センタから車両の位置情報の要求を受信し、この受信に基づいて車両の位置情報を取得する位置情報取得手段を構成している。
【0061】
また、ステップ255の処理が、位置情報取得手段が取得した位置情報をセンタに通知する位置情報通知手段を構成している。
【0062】
また、ステップ215の処理が、ドアを開けるための操作が行われていることを検知するドア開検知手段を構成する。なお、本実施形態ではドアを開けるための操作が行われていることの一例として、ドアが開くこととしているが、例えば、手動によるドアロックの解除、キーレスエントリーによるドアロック解除等であってもよい。
【0063】
また、ステップ230の処理が、ドア開検知手段の検知に基づいて、センタにドアを開けるための操作が行われていることを通知するドア開通知手段を構成する。
【0064】
また、図3のステップ310の処理が、外部から位置検索の要求を受信する要求受信手段を構成する。
【0065】
また、ステップ320の処理が、要求受信手段の受信に基づいて無線通信装置に位置情報の要求を送信する要求手段を構成する。
【0066】
また、ステップ330の処理が、要求受信手段が位置検索の要求を受信した後に無線通信装置から通知を受信する通知受信手段を構成する。
【0067】
また、ステップ360の処理が、通知受信手段が受信した通知が位置情報を含んでいることに基づき外部へ位置情報を通知する通知手段を構成する。
【0068】
また、ステップ350の処理が、通知受信手段が受信した通知が、車両のドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき、通知手段の作動を禁止する通知禁止手段を構成する。
【0069】
また、本実施形態においては、車両1の現在位置情報がセンタ2に送信されるが、これは車両の位置に関する情報であればよいのであって、必ずしも現在位置でなくともよい。例えば何らかの原因で現在位置情報を取得できなかった場合は、直前に取得して記憶装置内に保存されている位置情報を用いてもよい。
【0070】
また、車両位置検出装置11は、GPSを利用して位置情報を取得するものに限らない。例えば、狭域通信網、ビーコンアクセス網を用いたものでもよいし、これらとGPSとを組み合わせて用いたものでもよい。
【0071】
また、車両制御装置12のCPU16は、ドア開閉検出装置14からの信号によってウェイクアップしたときに、必ずセンタ2宛のドア開信号を送信する必要はない。例えば、図2においてステップ220とステップ225との間にステップ240、ステップ245の処理を挿入することで、CPU16がウェイクアップ後に、センタ2から位置情報要求があるか否かを判定し、ある場合に限りドア開信号を送信するようになっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両位置情報通知システム50の全体構成図である。
【図2】車両制御装置12のCPU16の処理のフローチャートである。
【図3】センタ2のCPU22の処理のフローチャートである。
【図4】車両1側、センタ2、ユーザ3の間の信号のやりとりの1事例を示すシーケンス図である。
【図5】車両1側、センタ2、ユーザ3の間の信号のやりとりの1事例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…車両、2…センタ、3…ユーザ、11…車両位置検出装置、
12…車両制御装置、13…無線通信ユニット、14…ドア開閉検出装置、
15…RTC、16…CPU、17…RAM、18…ROM、
19…無線アンテナ、20…GPSアンテナ、21…無線部、22…CPU、
23…HDD、24…RAM、25…無線アンテナ、31…マイコン、
32…無線部、50…車両位置情報通知システム。

Claims (4)

  1. 車両に搭載された無線通信装置と、前記無線通信装置と通信するセンタとから成る車両位置情報通知システムにおいて、
    前記無線通信装置は、前記センタから前記車両の位置情報の要求を受信しこの受信に基づいて前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報を前記センタに通知する位置情報通知手段と、ドアを開けるための操作が行われていることを検知するドア開検知手段と、前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知するドア開通知手段とを有し、
    前記センタは、外部から位置検索の要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段の受信に基づいて前記無線通信装置に前記位置情報の要求を送信する要求手段と、前記要求受信手段が前記位置検索の要求を受信した後に前記無線通信装置から通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記位置情報を含んでいることに基づき前記外部へ前記位置情報を通知する通知手段と、前記通知受信手段が受信した通知が前記ドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき前記通知手段の作動を禁止する通知禁止手段と、を有することを特徴とする車両位置情報通知システム。
  2. 外部から車両の位置検索の要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段の受信に基づいて、前記車両に搭載される無線通信装置に前記車両の位置情報の要求を送信する要求手段と、
    前記要求受信手段が前記位置検索の要求を受信した後に前記無線通信装置から通知を受信する通知受信手段と、
    前記通知受信手段が受信した通知が前記位置情報を含んでいることに基づき前記外部へ前記位置情報を通知する通知手段と、
    前記通知受信手段が受信した通知が前記車両のドアを開けるための操作が行われていることの通知を含んでいることに基づき、前記通知手段の作動を禁止する通知禁止手段と、を備えたセンタ。
  3. 車両に搭載された無線通信装置であって、
    請求項2に記載のセンタから前記車両の位置情報の要求を受信し、この受信に基づいて前記車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報を前記センタに通知する位置情報通知手段と、
    ドアを開けるための操作が行われていることを検知するドア開検知手段と、
    前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知するドア開通知手段と、を備えた無線通信装置。
  4. 前記位置情報取得手段は、請求項2に記載のセンタから前記車両の位置情報の要求を受信し、所定の待ち時間経過後にこの受信に基づいて前記車両の位置情報を取得し、
    前記ドア開通知手段は、前記ドア開検知手段の検知に基づいて、前記所定の待ち時間に関わらず、前記センタに前記ドアを開けるための操作が行われていることを通知することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
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