JP2007288458A - 携帯端末及び該携帯端末を備えた位置監視システム - Google Patents

携帯端末及び該携帯端末を備えた位置監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】サイズ及び重量を大幅に低減化でき、しかも要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能な携帯端末及びこの携帯端末を備えた位置監視システムを提供する。
【解決手段】携帯端末は、GPS信号を受信して現在位置を測位する測位処理手段と、センタ装置からの測位コマンドを受信すると共に測位情報を該センタ装置へ送信する送受信手段と、タイマ処理手段とを有する携帯端末ユニットを備えており、タイマ処理手段は、携帯端末ユニットを、所定時間毎にスリープ状態から立ち上げ、測位処理手段の測位によって得られた測位情報をセンタ装置に送信した後、スリープ状態に戻すように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ペット動物や人間等の位置監視対象に付帯させる携帯端末及びこの携帯端末を備えた位置監視システムに関する。
携帯電話機やPHS(パーソナルハンディフォンシステム)電話機等の通信機能と、GPS(グローバルポジショニングシステム)による位置検出機能とを有する携帯端末を監視対象者に携帯させ、非常時に、GPSで検出した監視対象者の位置を監視センタに通知するシステムは公知である(例えば、特許文献1)。
特開2001−076289号公報
上述したごとき公知のシステムでは、非常事態が発生した際に監視対象者が携帯端末の非常ボタンを押下することによって、その位置が監視センタへ通報されるように構成されているため、非常ボタンを操作できない非常事態が発生した場合や、痴呆者や幼児若しくはペット動物等、非常ボタンを操作不能な監視対象に携帯させる場合は、全く機能しなかった。
また、従来のこの種の携帯端末は、携帯電話機とほぼ同じ機能を有しており、従ってそのサイズ及び重量も携帯電話機と同等であった。例えば、サイズが縦80mm×横45mm×厚さ20mm程度であり、重量が50グラム程度であった。このため、幼児や小型のペット動物に付帯させるにはサイズが大きすぎしかも重量が重すぎるという難点があった。
さらに、従来の携帯端末では、充電せずに動作可能な期間(要充電間隔)がたかだか7日程度であり、長期間連続して付帯させることは不可能であった。容量の大きな充電池を用いたとしても、要充電間隔は飛躍的には延びず、逆に重量が大幅に増大して携帯に不向きとなってしまう。
従って本発明の目的は、サイズ及び重量を大幅に低減化でき、しかも要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能な携帯端末及びこの携帯端末を備えた位置監視システムを提供することにある。
本発明によれば、GPS信号を受信して現在位置を測位する測位処理手段と、センタ装置からの測位コマンドを受信すると共に測位情報を該センタ装置へ送信する送受信手段と、タイマ処理手段とを有する携帯端末ユニットを備えており、タイマ処理手段は、携帯端末ユニットを、所定時間毎にスリープ状態から立ち上げ、測位処理手段の測位によって得られた測位情報をセンタ装置に送信した後、スリープ状態に戻すように構成されている携帯端末が提供される。
携帯端末ユニットを所定時間毎にスリープ状態から立ち上げ、測位して得た測位情報をセンタ装置に送信した後、スリープ状態に戻すようにしている。このため、消費電力が非常に少なくなるので、充電池のさらなる軽量化小型化を図ることができ、携帯端末のサイズ及び重量の大幅な低減化が可能となる。このため、監視対象への装着が容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電池を用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
測位処理手段が、センタ装置からの測位コマンドを受信した場合にのみ測位を行なうように構成されていることが好ましい。
タイマ処理手段が、センタ装置の上述の測位コマンドに同期させて携帯端末ユニットを立ち上げるように構成されていることも好ましい。
タイマ処理手段が、受信したGPS信号によってタイマ時刻の補正を行なうように構成されていることも好ましい。
タイマ処理手段が、携帯端末ユニットを約1時間毎にスリープ状態から立ち上げるように構成されていることも好ましい。
所定時間毎にスリープ状態から立ち上がり、顧客用の特定小電力送信機から送られる近在信号を受信した後スリープ状態に戻る特定小電力受信機ユニットをさらに備えており、この特定小電力受信機ユニットは近在信号を受信しなかった場合にのみ、タイマ処理手段による携帯端末ユニットのスリープ状態からの立ち上げを許可するように構成されていることがより好ましい。
特定小電力受信機ユニットは、携帯端末ユニットよりも消費電力がさらに小さいため、これを所定時間毎に立ち上げて近在信号受信の有無を調べ、受信しなかった場合にのみ携帯端末ユニットを立ち上げるので、充電池のよりいっそうの軽量化小型化が図れる。なお、近在信号を受信している間は、監視対象が顧客用の特定小電力送信機に近い範囲内にいることが分かるため、その位置情報の取得は不要となる。
上述の近在信号が特定小電力受信機ユニットに対する近在信号であることを特定可能にコード化された信号であることが好ましい。
電力供給無線信号によって電力が供給されるパッシブ型受信機ユニットをさらに備えており、このパッシブ型受信機ユニットは電力供給無線信号を定期的に受信している場合は、タイマ処理手段による携帯端末ユニットのスリープ状態からの立ち上げを禁止するように構成されていることもより好ましい。
パッシブ型受信機ユニットは消費電力がゼロであり、電力供給無線信号を定期的に受信している場合は携帯端末ユニットの立ち上げを禁止するので、充電池のさらなる軽量化小型化が図れる。なお、電力供給無線信号を受信している間は、監視対象が顧客用の電力供給無線信号送信機に非常に近い範囲内にいることが分かるため、その位置情報の取得は不要となる。
本発明によれば、さらに、上述の携帯端末と、センタ装置とを備えており、このセンタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じてその顧客が登録した携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、送信指示手段によって指示がなされた場合に所定時間毎に携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から携帯端末の位置を表す位置情報を作成し顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいる位置監視システムが提供される。
携帯端末ユニットを所定時間毎にスリープ状態から立ち上げ、測位して得た測位情報をセンタ装置に送信した後、スリープ状態に戻すようにしている。このため、消費電力が非常に少なくなるので、充電池のさらなる軽量化小型化を図ることができ、携帯端末のサイズ及び重量の大幅な低減化が可能となる。このため、監視対象への装着が容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電池を用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
本発明によれば、さらにまた、上述の携帯端末と、センタ装置と、携帯端末のホーム位置に設けられており近在信号を発信する特定小電力送信機とを備えており、センタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じて顧客が登録した携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、送信指示手段によって指示がなされた場合に所定時間毎に携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から携帯端末の位置を表す位置情報を作成し顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいる位置監視システムが提供される。
特定小電力受信機ユニットは、携帯端末ユニットよりも消費電力がさらに小さいため、これを所定時間毎に立ち上げて近在信号受信の有無を調べ、受信しなかった場合にのみ携帯端末ユニットを立ち上げるので、充電池のよりいっそうの軽量化小型化が図れる。
特定小電力送信機が所定時間毎に近在信号を発信するように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、さらに、上述の携帯端末と、センタ装置と、携帯端末のホーム位置に設けられており電力供給無線信号を発信する送信機とを備えており、センタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じて顧客が登録した携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、送信指示手段によって指示がなされた場合に所定時間毎に携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から携帯端末の位置を表す位置情報を作成し顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいる位置監視システムが提供される。
パッシブ型受信機ユニットは消費電力がゼロであり、電力供給無線信号を定期的に受信している場合は携帯端末ユニットを立ち上げを禁止するので、充電池のさらなる軽量化小型化が図れる。
送信機が所定の時間間隔で電力供給無線信号を発信するように構成されていることが好ましい。この場合、所定の時間間隔が約10分であることがより好ましい。
顧客毎の携帯端末の情報を格納したデータベースをさらに備えており、タイマ処理及び送信手段がこのデータベースに格納されている時刻から所定時間毎に携帯端末へ測位コマンドを送信するように構成されていることが好ましい。
タイマ処理及び送信手段が、約1時間毎に携帯端末へ測位コマンドを送信するように構成されていることも好ましい。
位置情報処理手段が、受信した測位情報から携帯端末の位置を地図上で表す位置情報を作成するように構成されていることも好ましい。
位置情報処理手段が、位置情報を電子メールを用いて顧客へ通知するように構成されていることも好ましい。
本発明によれば、消費電力が非常に少ないので、充電池のさらなる軽量化小型化を図ることができ、携帯端末のサイズ及び重量の大幅な低減化が可能となる。このため、監視対象への装着が容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電池を用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
図1は本発明の一実施形態として、位置監視システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、10は監視センタ装置、11は本実施形態では犬である監視対象に装着される携帯端末、12は携帯端末11を本システムに登録している顧客(この場合、犬の飼い主)、13はGPS衛星をそれぞれ示している。
監視センタ装置10は、顧客12からの位置検索要求を受けてその顧客12に対応する携帯端末11に対して所定時間、本実施形態では約1時間、の間隔で位置測位コマンドを送信し、これにより携帯端末11から送信されてくる位置測位データを受信し、その結果得られる位置情報を顧客12へ通知するように構成されている。具体的には、この監視センタ装置10は、複数の携帯端末との間のコマンド送信及びデータ受信処理を行なう端末通信処理部10a、複数の顧客との間で通信処理を行なう顧客通信処理部10b、顧客毎の種々の情報、例えば顧客の電話番号や電子メールアドレス、登録している携帯端末の情報等を格納している顧客処理用データベース10c、及び携帯端末から得られた位置測位データから例えば地図上に携帯端末の位置を記載した位置情報データを形成する位置情報データ編集処理部10dを備えている。
携帯端末11は、監視センタ装置10からの位置測位コマンドに同期してスリープ状態からオン状態となってこの位置測位コマンドを受信し、GPSによる位置測位を行ない、得られた位置測位データを監視センタ装置10へ送信する。送信した後に再びスリープ状態へ移行する。この携帯端末11は、例えば、図2に示すような外観を有しており、携帯電話の一般的な通信機能及びGPS機能を有してはいるが、通常は設けられているスピーカ、マイクロフォン、数字キー及び液晶表示画面は存在せず、小型化及び軽量化が図られている。
監視対象が本実施形態のごとく、犬である場合は、図3に示すように、例えば犬14の首輪14aの部分に携帯端末11を装着する。犬14の背中や胴体又はその他の部分に装着しても良いことはもちろんである。また、監視対象が犬以外の動物、人間であっても良く、さらに物体であっても良い。監視対象の種類に応じて装着方法は工夫される。
図4は本実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、11aはアンテナ、11bは監視センタ装置10とのコマンド及び位置測位データのデータ通信を行なうデータ通信高周波(RF)ユニット、11cは監視センタ装置10からのコマンドを解析し処理に反映させるコマンド受信処理部、11dはGPSアンテナ、11eは少なくとも3つのGPS衛星13(図1)を用いて携帯端末11の現在の位置を測位し位置測位データを生成するGPSユニット、11fはGPSユニット11eの制御を行なう位置測位処理部、11gは位置測位処理部11fから得た位置測位データを監視センタ装置10へ送信する位置測位データ送信部、11hは携帯端末11内の処理タイミングを制御するタイマ処理部、11iは携帯端末11の状態表示を制御する表示処理部、11jは携帯端末11内の電源供給制御及びバッテリ11lの管理を行なう電源制御部、11kは以上の各構成要素を制御する制御部、11lは充電式のバッテリをそれぞれ示している。
タイマ処理部11hは、ウォッチドッグタイマ等の消費電力が非常に小さいタイマによって約1時間毎にこの携帯端末11をスリープ状態から立ち上げてオン状態とし、監視センタ装置10からのコマンド受信に備えると共に、位置測位コマンドを既に受けている場合は直ちにGPS測位を行ない、その位置測位データを監視センタ装置10へ送信させた後、この携帯端末11を再度スリープ状態に戻す処理を行なう。なお、このタイマ処理部11hが、受信したGPS信号によってタイマ時刻の補正を行なうように構成しても良い。これにより、管理する時刻が非常に正確となる。
図5は監視センタ装置10の処理動作を概略的に示すフローチャートであり、図6は携帯端末11の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。
以下、これらの図を用いて本実施形態の動作を詳細に説明する。
図5に示すように、監視センタ装置10は位置検索要求が生じると、まず、この要求が登録されている顧客からの登録されている携帯端末の位置検索であるかどうか判別する(ステップS1)。
NOの場合は、この位置検索処理を終了する(エンド)。YESの場合は、その携帯端末11に位置測位コマンドを既に送っているかどうか判別する(ステップS2)。
ステップS2においてYESの場合はステップS8へ進む。NOの場合は、その携帯端末11のスリープ状態からの立ち上がり時刻に合わせて位置測位コマンドを送信する(ステップS3)。携帯端末はほとんどの時間スリープ状態となっており、各携帯端末毎にスリープ状態からの立ち上がり時刻があらかじめ定められている。従って、ステップS3では、携帯端末11の立ち上がり時刻に合わせてコマンド送信を行なう。本実施形態では、タイマスタート時刻及びこれから約1時間毎にスリープ状態からオン状態となり、約0.5〜1秒のオン状態の後に再びスリープ状態へ移行する。ただし、この間隔は約1時間に限定されるものではなく、任意に設定可能である。また、オン時間も0.5〜1秒に限定されるものではない。
ステップS5では、この位置測位コマンドの送信が正常に行なわれたかどうか判別する。ただし、このステップS5の処理が無限ループとならないように、この判別が特定回数繰返されたかどうか判別し(ステップS4)、YESの場合は、携帯端末11への送信が正常に行なわれないので異常終了する旨を顧客12に通知し(ステップS6)、位置検索処理を終了する(エンド)。
ステップS5において、位置測位コマンドの送信が正常に行なわれた場合、即ちYESの場合は、携帯端末11からの次の位置測位データの取得時刻までの時間を規定する位置測位データ取得処理タイマをスタートさせる(ステップS7)。このタイマによる時間は、本実施形態では、約1時間であるが、前述のように、任意の時間に設定できる。
次のステップS8では、位置検索処理を終了する要求を顧客等から受信したかどうか判別する。YESの場合は、この位置検索処理を終了する(エンド)。NOの場合は、位置測位データ取得処理タイマがタイムアウトしたかどうか判別する(ステップS9)。
ステップS9において、NOの場合は、ステップS8へ戻り、YESの場合は、携帯端末11から送られてきた位置測位データが存在するかどうか判別する(ステップS10)。
ステップS10において、NOの場合は、ステップS8へ戻り、YESの場合は、携帯端末11から送られてきた位置測位データから携帯端末11の位置を表す位置情報データを作成し、顧客12へ送信する(ステップS12)。位置情報データとして、携帯端末11の位置の緯度及び経度を表す数値データを作成しても良いし、携帯端末11の位置を地図上で表した地図付の位置情報データを作成しても良い。また、その位置情報データの顧客12への送信は、例えば電子メールを用いるが、その他のどのような通信手段を用いても良い。
次いで、この位置情報データの顧客12への送信が正常に行なわれたかどうか判別する(ステップS13)。ただし、このステップS12及びS13の処理が無限ループとならないように、この判別が特定回数繰返されたかどうか判別し(ステップS11)、YESの場合は、顧客12への送信が正常に行なわれないので異常終了した旨を後で顧客12に通知するようにし(ステップS14)、位置検索処理を終了する(エンド)。
ステップS13において、位置情報データの顧客12への送信が正常に行なわれたと判別した場合、即ちYESの場合、位置測位データ取得処理タイマをスタートさせ(ステップS15)、ステップS8へ戻る。
一方、携帯端末11のタイマ処理部11hは、この携帯端末に対して決められた時刻から所定時間毎、本実施形態では約1時間毎に図6に示す処理を実行する。
まず、ステップS20において、この携帯端末11をスリープ状態から立ち上げてオン状態とさせる。
次いで、ステップS22において、監視センタ装置10からの位置測位コマンドを受信したかどうか判別する。
NOの場合、ステップS21の処理を介してこの判別を繰返す。ステップS21では、位置測位コマンド受信の判別が、特定回数繰返されたかどうか判別し、YESの場合は、ステップS26へ進んで、この携帯端末11を再びスリープ状態に移行させ、図6に示す処理を終了する(エンド)。
ステップS22において、YESの場合、即ち、監視センタ装置10から位置測位コマンドを受信した場合は、GPSユニット11eによりGPS衛星を用いて現在位置の測位を行なう(ステップS23)。
さらに、GPS信号によってタイマの時間補正を行なう(ステップS24)。
次いで、取得した位置測位データを監視センタ装置10へ送信し(ステップS25)、この携帯端末11を再びスリープ状態に移行させ(ステップS26)、図6に示す処理を終了する(エンド)。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯端末11を約1時間毎にスリープ状態から立ち上げ、測位して得た測位情報データを監視センタ装置10に送信した後、再びスリープ状態に戻しているため、消費電力が非常に少なくなるので、バッテリ11lを大幅に軽量化及び小型化することができる。このため、携帯端末11のサイズ及び重量の大幅な低減化が可能となる。しかも、携帯端末11には、携帯電話に通常は設けられているスピーカ、マイクロフォン、数字キー及び液晶表示画面は存在せず、その意味からも小型化及び軽量化が図られている。その結果、監視対象への装着が容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電式バッテリを用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
因みに、本実施形態の携帯端末11は、約1時間に1秒のみスリープ状態から立ち上げてオンとしているため、オン時間は24秒/1日、12分/1ヶ月、2時間12分/1年となる。このため、超小型の充電式バッテリであっても1年間は充電不要となる。実際に、本実施形態の携帯端末11は、例えば、サイズが縦35mm×横27mm×厚さ14mm程度であり、重量が26グラム程度であり、従来技術に比して大幅な軽量化及び小型化が図られている。
図7は本発明の他の実施形態として、位置監視システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、70は監視センタ装置、71は本実施形態では犬である監視対象に装着される携帯端末、72は携帯端末71を本システムに登録している顧客(この場合、犬の飼い主)、73はGPS衛星、75は携帯端末71のホーム位置、例えば顧客72の家に設けられた特定小電力送信機をそれぞれ示している。
監視センタ装置70は、顧客72からの位置検索要求を受けてその顧客72に対応する携帯端末71に対して所定時間、本実施形態では約1時間、の間隔で位置測位コマンドを送信し、これにより携帯端末71から送信されてくる位置測位データを受信し、その結果得られる位置情報を顧客72へ通知するように構成されている。具体的には、この監視センタ装置70は、複数の携帯端末との間のコマンド送信及びデータ受信処理を行なう端末通信処理部70a、複数の顧客との間で通信処理を行なう顧客通信処理部70b、顧客毎の種々の情報、例えば顧客の電話番号や電子メールアドレス、登録している携帯端末の情報等を格納している顧客処理用データベース70c、及び携帯端末から得られた位置測位データから例えば地図上に携帯端末の位置を記載した位置情報データを形成する位置情報データ編集処理部70dを備えている。
携帯端末71は、監視センタ装置70からの位置測位コマンドに同期してその一部である携帯端末ユニットをスリープ状態からオン状態とすることによりこの位置測位コマンドを受信し、GPSによる位置測位を行ない、得られた位置測位データを監視センタ装置70へ送信する。携帯端末ユニットは送信した後に再びスリープ状態へ移行する。ただし、本実施形態においては、携帯端末71は、特定小電力送信機75からの近在信号を受信しなかった場合にのみ以上の動作を行ない、近在信号を定期的に受信している場合は携帯端末ユニットをスリープ状態から立ち上げないように構成されている。
本実施形態における携帯端末71の外観及び装着例は、図2及び図3に示した場合と同様である。
図8は本実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、710は携帯端末ユニット、711は特定小電力受信機ユニット、712は充電式のバッテリをそれぞれ示している。
携帯端末ユニット710は、アンテナ710aと、監視センタ装置70とのコマンド及び位置測位データのデータ通信を行なうデータ通信高周波(RF)ユニット710bと、監視センタ装置70からのコマンドを解析し処理に反映させるコマンド受信処理部710cと、GPSアンテナ710dと、少なくとも3つのGPS衛星13(図1)を用いて携帯端末71の現在の位置を測位し位置測位データを生成するGPSユニット710eと、GPSユニット710eの制御を行なう位置測位処理部710fと、位置測位処理部710fから得た位置測位データを監視センタ装置70へ送信する位置測位データ送信部710gと、携帯端末ユニット710内の処理タイミングを制御するタイマ処理部710hと、携帯端末ユニット710の状態表示を制御する表示処理部710iと、携帯端末ユニット710内の電源供給制御及びバッテリ712の管理を行なう電源制御部710jと、携帯ユニット710内の以上の各構成要素を制御する制御部710kとを備えている。
タイマ処理部710hは、ウォッチドッグタイマ等の消費電力が非常に小さいタイマを備えている。特定小電力受信機ユニット711からスリープ状態立ち上げが許可された場合にのみ、このタイマにより約1時間毎にこの携帯端末ユニット710をスリープ状態から立ち上げてオン状態とし、監視センタ装置70からのコマンド受信に備えると共に、位置測位コマンドを既に受けている場合は直ちにGPS測位を行ない、その位置測位データを監視センタ装置70へ送信させた後、この携帯端末ユニット710を再度スリープ状態に戻す処理を行なう。なお、このタイマ処理部710hが、受信したGPS信号によってタイマ時刻の補正を行なうように構成しても良い。これにより、管理する時刻が非常に正確となる。
特定小電力受信機ユニット711は、約1時間毎に短時間、例えば10ミリ秒、の間、この特定小電力受信機ユニット711の部分のみがオン状態となり、特定小電力送信機74からの近在信号を受信する。近在信号を受信できた場合は何もしないが、近在信号を受信できなかった場合は、携帯端末ユニット710に対して、スリープ状態からの立ち上げ許可信号(許可フラグ)を出力する。ただし、オン状態となる間隔は約1時間に限定されるものではなく、任意に設定可能である。また、オン時間も10ミリ秒に限定されるものではない。この近在信号が、複数の特定小電力受信機ユニットのうちの特定小電力受信機ユニット711に対する近在信号であることを特定可能にコード化された信号であることが望ましい。
特定小電力送信機75は、携帯端末71のホーム位置である顧客72の家に設けられて、例えば商用電源の供給を受けており、特定小電力受信機ユニット711のオン時間に同期して、好ましくはこれより長い時間、即ち上述の例では約1時間毎に例えば20ミリ秒の間、近在信号を送信する。近在信号は例えば400MHzの特定小電力出力であるが、他の同様のシステムとの混信を防ぐために、周波数を変えたり、コード化して送信することが好ましい。特定小電力受信機ユニット711が常時近在信号を出力するようにしても良いことは明らかである。
本実施形態における監視センタ装置70の処理動作は、図5に示すものと同様であり、従って説明を省略する。
以下、本実施形態における、携帯端末71の処理動作について、詳細に説明する。
図9及び図10は携帯端末71の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。
携帯端末71の特定小電力受信機ユニット711は、所定時間毎、本実施形態では約1時間毎に、スリープ状態から立ち上がってオン状態となり、この図9に示す処理を実行する。
まず、ステップS30において、オン状態への立ち上がりから10ミリ秒経過したかどうか判別し、経過していない場合は、ステップS31に進む。経過した場合は、ステップS33ヘ進み、特定小電力受信機ユニット711の電源をオフとしてスリープ状態へ移行させる。
ステップS31においては、特定小電力送信機75から近在信号を受信したかどうか判別する。近在信号を受信した場合は、犬14に装着した携帯端末71が特定小電力通信の電波が届く範囲(送信機から数十メートルの範囲)に在圏しているので測位不要であるから、携帯端末ユニット710は動作させずスリープ状態を維持させる。そのため、ステップS31から再びステップS30へ戻り、同様の処理を繰返す。近在信号を受信しなかった場合は、携帯端末71が特定小電力通信の電波が届く範囲(送信機から数十メートルの範囲)から外に離れているので測位が必要となるから、ステップS32において、携帯端末ユニット710のオン状態への立ち上げを許可する許可信号(許可フラグ)を出力する。
次いで、ステップS33において、特定小電力受信機ユニット711を電源オフとしてスリープ状態へ移行させる。
一方、携帯端末71の携帯端末ユニット710におけるタイマ処理部701hは、この携帯端末ユニット710に対して決められた時刻から所定時間、本実施形態では約1時間毎に、図10に示す処理を実行させる。
まず、ステップS41において、オン状態への立ち上げを許可する許可信号(許可フラグ)が特定小電力受信機ユニット711から出力されているかどうか判別する。出力されていない場合は、この判別を繰返す。ステップS40において、この許可信号(許可フラグ)出力か否かの判別が、特定回数繰返されたかどうか判別し、YESの場合は、ステップS48へ進んで、この携帯端末ユニット710を再びスリープ状態に移行させ、図10に示す処理を終了する(エンド)。
NOの場合は上述のステップS41において、許可信号(許可フラグ)出力か否かの判別を行なう。
ステップS41においてYESの場合、即ち許可信号(許可フラグ)が出されている場合は、ステップS42へ進み、この携帯端末ユニット710をスリープ状態から立ち上げてオン状態とさせる。
次いで、ステップS44において、監視センタ装置70からの位置測位コマンドを受信したかどうか判別する。
ステップS44においてNOの場合、ステップS43の処理を介してこの判別を繰返す。ステップS43では、位置測位コマンド受信の判別が、特定回数繰返されたかどうか判別し、YESの場合は、ステップS48へ進んで、この携帯端末ユニット710を再びスリープ状態に移行させ、図10に示す処理を終了する(エンド)。
ステップS44において、YESの場合、即ち、監視センタ装置70から位置測位コマンドを受信した場合は、GPSユニット710eによりGPS衛星を用いて現在位置の測位を行なう(ステップS45)。
さらに、GPS信号によってタイマの時間補正を行なう(ステップS46)。
次いで、取得した位置測位データを監視センタ装置70へ送信し(ステップS47)、この携帯端末ユニット710を再びスリープ状態に移行させ(ステップS48)、図10に示す処理を終了する(エンド)。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯端末71における特定小電力受信機ユニット711を約1時間毎にスリープ状態から短時間だけ立ち上げ、顧客72の家にある特定小電力送信機75から近在信号が受信されるかどうか確認し、受信されない場合のみ、犬が家の近所にいないとして、携帯端末ユニット710の約1時間毎のスリープ状態からの立ち上げを許可している。犬が家の近所にいる場合は、測位などが不要であるため、携帯端末ユニット710の動作を禁止し、特定小電力受信機ユニット711のみを動作させるようにしている。因みに、携帯端末ユニット710を約1時間に1回、動作に最低限必要な時間である500ミリ秒動作させると、数百ミリワットの電力が消費されるが、特定小電力受信機ユニット711を約1時間に1回、動作に最低限必要な時間である10ミリ秒動作させると、数ミリワットの電力消費で済むことが分かっている。従って、本実施形態によれば、消費電力が極めて少なくなるので、バッテリ712をさらに大幅に軽量化及び小型化することができる。このため、携帯端末71のサイズ及び重量のさらなる大幅な低減化が可能となる。その結果、監視対象への装着が極めて容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電式バッテリを用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
図11は本発明のさらに他の実施形態として、位置監視システムの全体構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、110は監視センタ装置、111は本実施形態では犬である監視対象に装着される携帯端末、112は携帯端末111を本システムに登録している顧客(この場合、犬の飼い主)、113はGPS衛星、115は携帯端末111のホーム位置、例えば顧客112の家に設けられており電力供給無線信号を発信する送信機をそれぞれ示している。
監視センタ装置110は、顧客112からの位置検索要求を受けてその顧客112に対応する携帯端末111に対して所定時間、本実施形態では約1時間、の間隔で位置測位コマンドを送信し、これにより携帯端末111から送信されてくる位置測位データを受信し、その結果得られる位置情報を顧客112へ通知するように構成されている。具体的には、この監視センタ装置110は、複数の携帯端末との間のコマンド送信及びデータ受信処理を行なう端末通信処理部110a、複数の顧客との間で通信処理を行なう顧客通信処理部110b、顧客毎の種々の情報、例えば顧客の電話番号や電子メールアドレス、登録している携帯端末の情報等を格納している顧客処理用データベース110c、及び携帯端末から得られた位置測位データから例えば地図上に携帯端末の位置を記載した位置情報データを形成する位置情報データ編集処理部110dを備えている。
携帯端末111は、監視センタ装置110からの位置測位コマンドに同期してその一部である携帯端末ユニットをスリープ状態からオン状態とすることによりこの位置測位コマンドを受信し、GPSによる位置測位を行ない、得られた位置測位データを監視センタ装置110へ送信する。携帯端末ユニットは送信した後に再びスリープ状態へ移行する。ただし、本実施形態においては、携帯端末111は、送信機115からの電力供給無線信号を受信しなかった場合にのみ以上の動作を行ない、電力供給無線信号を定期的に受信している場合は携帯端末ユニットをスリープ状態から立ち上げないように構成されている。
本実施形態における携帯端末111の外観及び装着例は、図2及び図3に示した場合と同様である。
図12は本実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
同図において、1110は携帯端末ユニット、1111はパッシブ型受信機ユニットをそれぞれ示している。
携帯端末ユニット1110は、アンテナ1110aと、監視センタ装置110とのコマンド及び位置測位データのデータ通信を行なうデータ通信高周波(RF)ユニット1110bと、監視センタ装置110からのコマンドを解析し処理に反映させるコマンド受信処理部1110cと、GPSアンテナ1110dと、少なくとも3つのGPS衛星13(図1)を用いて携帯端末111の現在の位置を測位し位置測位データを生成するGPSユニット1110eと、GPSユニット1110eの制御を行なう位置測位処理部1110fと、位置測位処理部1110fから得た位置測位データを監視センタ装置110へ送信する位置測位データ送信部1110gと、携帯端末ユニット1110内の処理タイミングを制御するタイマ処理部1110hと、携帯端末ユニット1110の状態表示を制御する表示処理部1110iと、携帯端末ユニット1110内の電源供給制御及びバッテリ1110lの管理を行なう電源制御部1110jと、携帯ユニット1110内の以上の各構成要素を制御する制御部1110kと、充電式のバッテリ1110lとを備えている。
タイマ処理部1110hは、ウォッチドッグタイマ等の消費電力が非常に小さいタイマを備えている。パッシブ型受信機ユニット1111からスリープ状態立ち上げが禁止されていない場合にのみ、このタイマにより約1時間毎にこの携帯端末ユニット1110をスリープ状態から立ち上げてオン状態とし、監視センタ装置110からのコマンド受信に備えると共に、位置測位コマンドを既に受けている場合は直ちにGPS測位を行ない、その位置測位データを監視センタ装置110へ送信させた後、この携帯端末ユニット1110を再度スリープ状態に戻す処理を行なう。なお、このタイマ処理部1110hが、受信したGPS信号によってタイマ時刻の補正を行なうように構成しても良い。これにより、管理する時刻が非常に正確となる。
パッシブ型受信機ユニット1111は、RFID(Radio Frequency Identification)システムにおけるパッシブ型タグと類似した構成を有しており、半導体チップとアンテナとから主として構成されている。送信機115から電力供給無線信号を受信している間、このパッシブ型受信機ユニット1111は、電源がオンとなる。そして、この電力供給無線信号を定期的に、即ち、例えば約10分等の所定の時間間隔で受信している場合は、携帯端末ユニット1110のスリープ状態からの立ち上げを禁止する。
送信機115は、RFIDシステムにおけるリーダ/ライタと類似した構成を有しており、携帯端末111のホーム位置である顧客112の家に設けられていて例えば商用電源の供給を受けている。この送信機115は、その電源がオンである間は、所定の時間間隔、例えば約10分毎に電力供給無線信号を送信する。
本実施形態における監視センタ装置110の処理動作は、図5に示すものと同様であり、従って説明を省略する。
以下、本実施形態における、携帯端末111の処理動作について、詳細に説明する。
図13及び図14は携帯端末111の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。
携帯端末111のパッシブ型受信機ユニット1111は、送信機115から電力供給無線信号を受信すると、その無線信号により電力供給を受けて電源がオンとなり、この図13に示す処理を実行する。
即ち、ステップS50において、携帯端末ユニット1110のスリープ状態からの立ち上げを禁止する禁止信号(禁止フラグ)を出力する。この立ち上げ禁止信号(禁止フラグ)は、送信機115の電力供給無線信号の発信間隔である所定の時間間隔、例えば約10分間より少し長い期間、維持される。
送信機115から電力供給無線信号を受信した場合は、犬14に装着した携帯端末111が電力供給無線信号が届く範囲(送信機から数メートルの範囲)に在圏しているので測位不要であるから、携帯端末ユニット1110は動作させずスリープ状態を維持させる。電力供給無線信号を定期的に受信しなかった場合は、携帯端末111が電力供給無線信号が届く範囲(送信機から数メートルの範囲)から外に離れているので測位が必要となる。禁止信号(禁止フラグ)は約10分間より少し長い期間のみ維持されるので、その後は、携帯端末ユニット1110のオン状態への立ち上げが許可されることとなる。
一方、携帯端末111の携帯端末ユニット1110におけるタイマ処理部1101hは、この携帯端末ユニット1110に対して決められた時刻から所定時間、本実施形態では約1時間毎に、図14に示す処理を実行させる。
まず、ステップS61において、オン状態への立ち上げを禁止する禁止信号(禁止フラグ)がパッシブ型受信機ユニット1111から出力されているかどうか判別する。出力されていない場合は、この判別を繰返す。ステップS60において、この禁止信号(禁止フラグ)出力か否かの判別が、特定回数繰返されたかどうか判別し、YESの場合は、ステップS68へ進んで、この携帯端末ユニット1110を再びスリープ状態に移行させ、図14に示す処理を終了する(エンド)。
NOの場合は上述のステップS61において、禁止信号(禁止フラグ)出力か否かの判別を行なう。
ステップS61においてNOの場合、即ち禁止信号(禁止フラグ)が出されていない場合は、ステップS62へ進み、この携帯端末ユニット1110をスリープ状態から立ち上げてオン状態とさせる。
次いで、ステップS64において、監視センタ装置110からの位置測位コマンドを受信したかどうか判別する。
ステップS64においてNOの場合、ステップS63の処理を介してこの判別を繰返す。ステップS63では、位置測位コマンド受信の判別が、特定回数繰返されたかどうか判別し、YESの場合は、ステップS68へ進んで、この携帯端末ユニット1110を再びスリープ状態に移行させ、図14に示す処理を終了する(エンド)。
ステップS64においてYESの場合、即ち、監視センタ装置110から位置測位コマンドを受信した場合は、GPSユニット1110eによりGPS衛星を用いて現在位置の測位を行なう(ステップS65)。
さらに、GPS信号によってタイマの時間補正を行なう(ステップS66)。
次いで、取得した位置測位データを監視センタ装置110へ送信し(ステップS67)、この携帯端末ユニット1110を再びスリープ状態に移行させ(ステップS68)、図14に示す処理を終了する(エンド)。
以上説明したように本実施形態によれば、携帯端末111におけるパッシブ型受信機ユニット1111を用いて、顧客112の家にある送信機115から電力供給無線信号が定期的に受信されるかどうか確認し、受信されない場合のみ、犬が家の近所にいないとして、携帯端末ユニット1110の約1時間毎のスリープ状態からの立ち上げを許可している。犬が家の近所にいる場合は、測位などが不要であるため、携帯端末ユニット1110の動作を禁止するようにしている。因みに、携帯端末ユニット1110を約1時間に1回、動作に最低限必要な時間である500ミリ秒動作させると、数百ミリワットの電力が消費されるが、パッシブ型受信機ユニット1111は送信機側から電力を供給されるので、電力消費はゼロである。従って、本実施形態によれば、消費電力がより極めて少なくなるので、バッテリ1112をさらに大幅に軽量化及び小型化することができる。このため、携帯端末111のサイズ及び重量のさらなる大幅な低減化が可能となる。その結果、監視対象への装着が極めて容易となり、装着時に負担が非常に少なくなる。しかも、高性能な充電式バッテリを用いることなく要充電間隔を飛躍的に長くすることが可能となる。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明の一実施形態として、位置監視システム全体の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1の実施形態における携帯端末の外観の一例を示す斜視図である。 図1の実施形態における携帯端末を実際に犬に装着した状況を示す図である。 図1の実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1の実施形態における監視センタ装置の処理動作を概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態における携帯端末の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態として、位置監視システム全体の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図7の実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図7の実施形態における携帯端末の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。 図7の実施形態における携帯端末の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態として、位置監視システム全体の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図11の実施形態における携帯端末の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図11の実施形態における携帯端末の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。 図11の実施形態における携帯端末の処理動作の一部を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
10、70、110 監視センタ装置
10a、70a、110a 端末通信処理部
10b、70b、110b 顧客通信処理部
10c、70c、110c 顧客処理用データベース
10d、70d、110d 位置情報データ編集処理部
11、71、111 携帯端末
11a、710a、1110a アンテナ
11b、710b、1110b データ通信RFユニット
11c、710c、1110c コマンド受信処理部
11d、710d、1110d GPSアンテナ
11e、710e、1110e GPSユニット
11f、710f、1110f 位置測位処理部
11g、710g、1110g 位置測位データ送信部
11h、710h、1110h タイマ処理部
11i、710i、1110i 表示処理部
11j、710j、1110j 電源制御部
11k、710k、1110k 制御部
11l、712、1110l バッテリ
12、72、112 顧客
13、73、113 GPS衛星
14 犬
14a 首輪
75 特定小電力送信機
115 送信機
710、1110 携帯端末ユニット
711 特定小電力受信機ユニット
1111 パッシブ型受信機ユニット

Claims (18)

  1. GPS信号を受信して現在位置を測位する測位処理手段と、センタ装置からの測位コマンドを受信すると共に測位情報を該センタ装置へ送信する送受信手段と、タイマ処理手段とを有する携帯端末ユニットを備えており、前記タイマ処理手段は、前記携帯端末ユニットを、所定時間毎にスリープ状態から立ち上げ、該測位処理手段の測位によって得られた測位情報を前記センタ装置に送信した後、スリープ状態に戻すように構成されていることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記測位処理手段が、前記センタ装置からの測位コマンドを受信した場合にのみ測位を行なうように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記タイマ処理手段が、前記センタ装置の前記測位コマンドに同期させて前記携帯端末ユニットを立ち上げるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記タイマ処理手段が、受信した前記GPS信号によってタイマ時刻の補正を行なうように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記タイマ処理手段が、前記携帯端末ユニットを約1時間毎にスリープ状態から立ち上げるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 所定時間毎にスリープ状態から立ち上がり、顧客用の特定小電力送信機から送られる近在信号を受信した後スリープ状態に戻る特定小電力受信機ユニットをさらに備えており、該特定小電力受信機ユニットは前記近在信号を受信しなかった場合にのみ、前記タイマ処理手段による前記携帯端末ユニットのスリープ状態からの立ち上げを許可するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末。
  7. 前記近在信号が前記特定小電力受信機ユニットに対する近在信号であることを特定可能にコード化された信号であることを特徴とする請求項6に記載の携帯端末。
  8. 電力供給無線信号によって電力が供給されるパッシブ型受信機ユニットをさらに備えており、該パッシブ型受信機ユニットは前記電力供給無線信号を定期的に受信している場合は、前記タイマ処理手段による前記携帯端末ユニットのスリープ状態からの立ち上げを禁止するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯端末と、センタ装置とを備えており、該センタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じて該顧客が登録した前記携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、該送信指示手段によって指示がなされた場合に前記所定時間毎に前記携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、該携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から該携帯端末の位置を表す位置情報を作成し前記顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいることを特徴とする位置監視システム。
  10. 請求項6又は7に記載の携帯端末と、センタ装置と、前記携帯端末のホーム位置に設けられており前記近在信号を発信する特定小電力送信機とを備えており、前記センタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じて該顧客が登録した前記携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、該送信指示手段によって指示がなされた場合に前記所定時間毎に前記携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、該携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から該携帯端末の位置を表す位置情報を作成し前記顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいることを特徴とする位置監視システム。
  11. 前記特定小電力送信機が所定時間毎に前記近在信号を発信するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の位置監視システム。
  12. 請求項8に記載の携帯端末と、センタ装置と、前記携帯端末のホーム位置に設けられており前記電力供給無線信号を発信する送信機とを備えており、前記センタ装置が、顧客からの位置検索要求に応じて該顧客が登録した前記携帯端末に対して測位コマンドの送信を指示する送信指示手段と、該送信指示手段によって指示がなされた場合に前記所定時間毎に前記携帯端末へ測位コマンドを送信するタイマ処理及び送信手段と、該携帯端末から測位した測位情報を受信する受信手段と、受信した測位情報から該携帯端末の位置を表す位置情報を作成し前記顧客へ通知する位置情報処理手段とを含んでいることを特徴とする位置監視システム。
  13. 前記送信機が所定の時間間隔で前記電力供給無線信号を発信するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の位置監視システム。
  14. 前記所定の時間間隔が約10分であることを特徴とする請求項13に記載の位置監視システム。
  15. 顧客毎の携帯端末の情報を格納したデータベースをさらに備えており、前記タイマ処理及び送信手段が該データベースに格納されている時刻から前記所定時間毎に前記携帯端末へ測位コマンドを送信するように構成されていることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の位置監視システム。
  16. 前記タイマ処理及び送信手段が、約1時間毎に前記携帯端末へ測位コマンドを送信するように構成されていることを特徴とする請求項9から15のいずれか1項に記載の位置監視システム。
  17. 前記位置情報処理手段が、受信した測位情報から前記携帯端末の位置を地図上で表す位置情報を作成するように構成されていることを特徴とする請求項9から16のいずれか1項に記載の位置監視システム。
  18. 前記位置情報処理手段が、前記位置情報を電子メールを用いて前記顧客へ通知するように構成されていることを特徴とする請求項9から17のいずれか1項に記載の位置監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016197723A1 (zh) * 2016-01-19 2016-12-15 中兴通讯股份有限公司 勿扰控制方法和装置

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