JP2004178264A - 電子掲示板システム - Google Patents
電子掲示板システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004178264A JP2004178264A JP2002343637A JP2002343637A JP2004178264A JP 2004178264 A JP2004178264 A JP 2004178264A JP 2002343637 A JP2002343637 A JP 2002343637A JP 2002343637 A JP2002343637 A JP 2002343637A JP 2004178264 A JP2004178264 A JP 2004178264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- message
- information
- user
- database
- bulletin board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
【課題】電子掲示板へ投稿されたメッセージへの回答者として適切な利用者に対して、そのメッセージへの回答を促すことができるようにする。
【解決手段】管理サーバ2は、利用者端末4からの質問メッセージを電子掲示板データベース10に登録するとともに、このメッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索する。この検索により抽出された情報に関係する利用者の利用者IDを特定し、利用者データベース12を参照して、当該利用者のメールアドレスを取得する。取得したメールアドレス宛に回答依頼メールを送信する。
【選択図】 図4
【解決手段】管理サーバ2は、利用者端末4からの質問メッセージを電子掲示板データベース10に登録するとともに、このメッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索する。この検索により抽出された情報に関係する利用者の利用者IDを特定し、利用者データベース12を参照して、当該利用者のメールアドレスを取得する。取得したメールアドレス宛に回答依頼メールを送信する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子掲示板システムに係り、特に、電子掲示板へ投稿した質問に対して適切な回答を得るうえで好適な電子掲示板システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットやパソコン通信の発達によって、電子メールによる情報交換が進んでいるとともに、いわゆる「フォーラム」や「BBS」と言われる電子掲示板も普及し、人々の情報交換の場として存在している(例えば特許文献1参照)。この電子掲示板は、何らかのメッセージをネットワーク上の架空の掲示板に投稿し、その投稿メッセージを第三者に向けて閲覧させるものである。投稿されるメッセージには、自分が売りたい商品や買いたい商品、また日頃疑問に思っていることや考えていること、商品等の感想など様々な内容のものがある。そして、投稿されたメッセージを閲覧した者は、誰でもそのメッセージに対して回答することができ、その回答内容も電子掲示板上に掲載されて、誰でも閲覧できるようになる。こうして、お互いに情報交換を行うことで、知識の共有等が図られる。最近では、例えば、本出願人による特願2001−203682に開示されるように、電子掲示板は企業内の社員どうしの情報交換の場にも利用されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2951307号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子掲示板にあっては、次のような問題点があった。すなわち、電子掲示板に質問メッセージを投稿した場合、この質問メッセージに対して回答可能な適当な人物がこの質問メッセージを閲覧しなければ、回答が得られず、質問者は回答があるのをひたすら待つほかなかった。このため、せっかく質問メッセージを投稿しても全く回答が返ってこなかったり、また回答が返ってくるまでに非常に多大な時間がかかるなどの問題があった。
【0005】
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、その目的は、電子掲示板へ投稿されたメッセージへの回答者として適切な利用者に対して、そのメッセージへの回答を促すことが可能な電子掲示板システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、ネットワークを通じて利用者端末と通信するサーバコンピュータにより構成され、利用者端末からのリクエストに応答して当該利用者端末へ掲載を希望するメッセージの登録画面の構成データを送信する手段と、利用者端末において前記登録画面に記入された掲載希望メッセージを取得して電子掲示板データベースに登録する手段と、この電子掲示板データベースに登録されたメッセージを利用者端末での閲覧に供する手段と、前記閲覧に供したメッセージに対する応答メッセージを利用者端末から受け付ける手段と、該受け付けた応答メッセージを該当するメッセージに関係付けて前記電子掲示板データベースに登録する手段とを有する電子掲示板システムであって、
各種情報が、その情報に関係する利用者を特定するための関係者特定情報と共に格納された情報データベースと、
各利用者について所定の通信手段による連絡先を特定するための連絡先情報が記録された利用者データベースと、
前記取得した掲載希望メッセージに関連する情報を前記情報データベースから検索する情報検索手段と、
前記検索された情報についての前記関係者特定情報に基づき、前記利用者データベースを参照して、該当する利用者の連絡先情報を取得する手段と、
前記取得した連絡先情報で特定される連絡先へ、前記所定の通信手段により、前記掲載希望メッセージへの回答を依頼するための通信連絡を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、電子掲示板へ投稿されたメッセージに関連する情報が検索され、その情報に関係のある利用者(例えば、情報の発信者や著者、あるいは、情報中で引用された利用者等)宛に回答依頼の連絡通信が行われる。メッセージに関連する情報の発信者や著者等は、そのメッセージに関して何らかの知識・経験等を有しており、当該メッセージへの回答者として相応しい利用者であると考えられる。そのような利用者に回答依頼が行われることで、元のメッセージに対する適切な回答メッセージの投稿が期待できる。
【0008】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1記載の電子掲示板システムにおいて、
前記掲載希望メッセージとこれに対する応答メッセージとを関連付けて前記情報データベースに蓄積するメッセージ蓄積手段と、前記掲載希望メッセージおよび前記応答メッセージの発信者である利用者を特定する発信者特定手段とを備え、
前記メッセージ蓄積手段は、前記発信者特定手段により特定された利用者のIDを、該当するメッセージについての前記利用者特定情報として前記情報データベースに記録することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、掲載メッセージと回答メッセージとを関連付けて前記情報データベースに蓄積することで、これら電子掲示板上のやり取りを有用な情報として活用することができる。その際、メッセージの発信者を、当該メッセージについての利用者特定情報として記録することで、匿名で投稿されたメッセージについても、その発信者を特定して上記の回答依頼メールを送信することができる。
【0010】
また、請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載の電子掲示板システムにおいて、前記所定の通信手段は電子メールであり、前記連絡先情報は電子メールアドレスであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子掲示板システムの実施の形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る電子掲示板システムがある企業内における情報交換の場として適用された場合について説明する。
【0012】
図1は、本実施形態の電子掲示板システム1のシステム構成を示す。同図に示すように、電子掲示板システム1は、管理サーバ2と、この管理サーバ2に通信ネットワーク6を介して結合された多数の利用者端末4とから構成されている。
【0013】
利用者端末4は、当該システムの利用者、即ち、当該企業の社員をはじめ、関連企業の社員、当該企業と関係の深い顧客などが操作する端末である。利用者端末4は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置をはじめ、携帯電話機やPDA(Personal data assistant)等の小型通信端末、その他、管理サーバ2と通信可能な各種情報処理端末が含まれる。利用者は各々利用者端末4から通信ネットワーク6を介して管理サーバ2にアクセスする。また、通信ネットワーク6は、社内LAN等のイントラネットであっても良く、あるいは、外部に開放されたインターネット等であっても良い。
【0014】
管理サーバ2は、電子掲示板データベース10、利用者データベース12、および、情報データベース14を備えている。
【0015】
電子掲示板データベース10には、電子掲示板に書き込まれたメッセージが登録される。なお、電子掲示板へのメッセージの投稿および閲覧に係わる動作については後述する。
【0016】
図2は、利用者データベース12に登録されたデータの構成を示す。同図に示すように、利用者データベース12には、各利用者について、氏名、利用者ID(例えば社員番号)、所属部署、アカウント名、パスワード、連絡先メールアドレス等が登録されている。本実施形態では、利用者が利用者端末から管理2へアクセスする際に、アカウント名およびパスワードによるユーザ認証を行ったうえでログインするものとしており、このユーザ認証のためのアカウント名およびパスワードを利用者データベース12に格納している。
【0017】
情報データベース14には、社内の様々な情報、例えば、日報や週報、技報、研究報告書、研究員情報、社員情報、ダイジェスト、研究室情報、アイディアメモなどが蓄積されている。図3は、情報データベース14に登録されたデータの構成例を示す。同図に示すように、情報データベース14には、情報の中身を表す情報本体、その情報に関係する利用者(例えば、情報の発信者や著者、情報の中で引用された利用者等;以下、情報関係者という)の利用者ID、登録年月日、および、更新履歴等が記録されている。管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエストに応じてこれらの情報を検索し、利用者端末4での閲覧に供することができる。すなわち、本実施形態のシステムは、情報検索システムとしての機能も有している。
【0018】
次に、電子掲示板システム1へのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の処理を説明する。
【0019】
図4は、電子掲示板システムへのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の基本的な処理の流れを示す図である。同図に示すように、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエスト(S100)に応答して、当該利用者端末4へメッセージ登録画面の構成データを送信する(S102)。利用者は、このメッセージ登録画面に自分が投稿を希望する質問メッセージを書き込む。書き込み終了後、書き込まれた質問メッセージは管理サーバ2へ送信される(S104)。この質問メッセージを受信した管理サーバ2は、当該メッセージを電子掲示板データベース10に登録する(S106)。
【0020】
また、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエストに応答して、電子掲示板データベース10に登録された質問メッセージを読み出し(S108)、そのメッセージを表示する画面の構成データを生成して、利用者端末4に送信して利用者による閲覧に供する(S110)。質問メッセージを閲覧した利用者は、当該メッセージに応答して回答メッセージを利用者端末4から送信することができる。つまり、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエスト(S112)に応答して、当該利用者端末14へ回答メッセージ登録画面の構成データを送信する(S114)。そして、利用者端末4から回答メッセージ登録画面に記入された回答メッセージを受信し(S116)、その回答メッセージを当該質問メッセージに対応付けて電子掲示板データベース10に登録する(S118)。
【0021】
管理サーバ2は、上記のように電子掲示板データベース10に登録された質問メッセージを利用者端末14での閲覧に供する際(S110)、当該質問メッセージについて回答メッセージが登録されている場合には、元の質問メッセージとそれに対する回答メッセージとを対にして表示する画面の構成データを生成し、その構成データをリクエストのあった利用者端末4に向けて送信する。
【0022】
なお、電子掲示板へのメッセージの投稿は匿名でも行うことができる。その場合、掲載メッセージには投稿者の名前は表示されないが、管理サーバ2側では、ログイン時のアカウント情報に基づいて投稿者の利用者IDを特定し、その利用者IDをメッセージに対応付けて電子掲示板データベース10に記録する。これにより、匿名の投稿メッセージについても、管理サーバ2側では投稿者を特定できるようになっている。
【0023】
また、電子掲示板データベース10の登録情報は、管理サーバ2により適宜なタイミングで、質問メッセージと回答メッセージとを組にして情報データベース14に移行される。その際、上記のように特定されたメッセージ投稿者の利用者IDも、情報関係者の利用者IDとして該当するメッセージに関係つけて記録される。こうして電子掲示板へ投稿された質問メッセージと、それに対する回答メッセージとが有用な情報として蓄積されることとなり、そのような情報も後述する情報検索の対象となる。
【0024】
ところで、上記のような電子掲示板の基本的な利用形態では、利用者が管理サーバ2へアクセスし、電子掲示板へ書き込まれた質問メッセージを閲覧して初めて、その質問メッセージへの回答メッセージを投稿することができる。このため、質問メッセージに対する回答者として相応しい利用者がその質問メッセージを閲覧しない限り、適切な回答メッセージが投稿されることは期待できない。
【0025】
これに対して、本実施形態の電子掲示板システム1では、管理サーバ2が投稿された質問メッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索し、検索された情報についての情報関係者(つまり、情報発信者や著者、情報中で引用された利用者等)に対して、質問メッセージへの回答を依頼するための電子メール(以下、回答依頼メールという)を送信する機能を備えている。質問メッセージに関連した情報の発信者や著者等は、その質問メッセージについて豊富な知識・経験を有しており、したがって、回答を寄せるうえで相応しい人物であると考えられる。したがって、そのような利用者に対して回答依頼メールを送信して質問メッセージへの回答を促すことで、その質問に対する適切な回答メッセージの投稿が期待できるのである。
【0026】
図5は、上記の機能を実現すべく行われる処理の流れを示す。同図に示すように、管理サーバ2は、利用者端末4から質問メッセージが送られてくると(S104)、上記の如く、その質問メッセージを電子掲示板データベース10に登録する(S106)と共に、その質問メッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索する(S120)。本実施形態では、管理サーバ2は、質問メッセージの文章を、周知の自然文分析処理により分析し、その分析結果に基づき情報データベース14から一定以上の関連性を有する情報を抽出する。
【0027】
次に、管理サーバ2は、抽出された各情報について記録された関連する利用者(情報発信者または著者等)の利用者IDを特定し(S122)、利用者データベースを参照して、そのIDに該当する利用者の氏名および連絡先メールアドレスを取得する(S124)。そして、取得したメールアドレス宛に、元の質問メッセージと、その質問メッセージへの回答メッセージの投稿を依頼する文面を含んだ回答依頼メールを送信する(S126)。この回答依頼メールを受信した利用者が質問メッセージに対する回答メッセージを書き込むことで、質問者は適切な回答を得られることとなる。
【0028】
本実施形態のシステムは、また、上記のように検索した質問メッセージに関連のある情報を、当該質問者に閲覧させる機能も有している。すなわち、情報管理サーバ2は、上記図5のS120で検索された情報を一覧表記した関連情報リストを作成する。その際、質問メッセージと情報データベース14に蓄積された情報との関連度を求めた場合には、その関連度の高い順に並び替えて一覧表記した関連情報リストを作成する。作成された関連情報リストは、質問メッセージを送信した利用者端末4に向けて送信される。利用者端末4では、情報管理サーバ2から送られてきた関連情報リストが表示され、利用者は閲覧を希望する情報を指定する。これに応じて、情報管理サーバ2は、利用者端末4から閲覧の希望のあった情報を情報データベース14から取得し、その情報を表示する画面の構成データを生成して該当する利用者端末4に向けて送信する。これにより、利用者は情報の詳細内容を閲覧することができる。
【0029】
以下、実際に社員Aが、管理サーバ2の電子掲示板を利用して自分の質問を投稿した場合を具体例にして説明する。社員Aは、リモートセンシングに関する自社の技術についてもっと詳しく知りたいと考えている。そこで、社員Aは、自分が所有する利用者端末4から管理サーバ2へアクセスして、メッセージ登録画面を表示させ、このメッセージ登録画面に次のような質問を文章で記入する。
【0030】
[投稿内容]
『リモートセンシングによる用地選定技術について知りたいのですが、資料はありますか?
また、この技術に詳しい方はいらっしゃいますでしょうか?』
メッセージ登録画面の一例を図6に示す。メッセージ記入後、社員Aは、当該記入フォームの下欄に設けられた「送信・検索ボタン」をクリックし、当該メッセージを管理サーバ2に送信する。
【0031】
管理サーバ2は、受信したメッセージを電子掲示板データベース10に登録して、アクセスしてきた各利用者端末4での閲覧に供する。また、管理サーバ2は、このメッセージをもとに当該メッセージと関連度の高い情報を情報データベース14から検索する。そして、その分析結果に基づき情報データベース14に蓄積された各情報との関連度を各々求め、その関連度が一定以上である情報を抽出する。また、管理サーバ2は、抽出した情報の発信者または著者宛に回答依頼メールを送信する。図7は、回答依頼メールの表示画面一例を示す。
【0032】
このような回答依頼メールを受け取った利用者が、依頼に応じて電子掲示板へ回答メッセージを書き込む。これにより、メッセージ閲覧画面には、図8に示すように、質問メッセージと回答メッセージとが対にして表示されることとなり、質問者のみならず、第三者もこれらのメッセージを閲覧して、有用な情報として役立てることが可能となる。
【0033】
また、社員Aの利用者端末4には、情報管理サーバ2から送信された関連情報リストが画面表示される。その画面表示例を図9に示す。この関連情報リストには、各情報のタイトルと、その情報との関連度を表わす「相対スコア」と、その情報が抽出されたデータベース名と、その更新年月日とが掲載されている。情報検索リストに掲載された各情報のタイトルには、各情報の詳細な内容を引き出すための閲覧請求命令がそれぞれ添付されている。社員Aは、自分が希望する情報のタイトルをクリックすると、その情報の閲覧要求が情報管理サーバ2に伝達される。これに応じて、情報管理サーバ2は該当する情報の詳細内容を情報データベース14から取得し、取得した情報を表示する画面の構成データを作成してその画面の構成データを社員Aの利用者端末4に送信する。閲覧を請求した情報の詳細内容が、図10に示すように、画面表示される。
【0034】
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、電子掲示板へ投稿したメッセージから当該メッセージに関連のある情報が情報データベース14から検索され、該当する各情報に関係する利用者宛に回答依頼メールが送信される。このため、電子掲示板へ投稿された質問メッセージに対して、その回答者として相応しい利用者に回答依頼がなされることとなり、質問メッセージに対して適切な回答メッセージが投稿されるのを期待することできる。
【0035】
また、質問メッセージとこれに対する回答メッセージとを関連付けて情報データベース14に蓄積することで、電子掲示板上の質問と回答を有用な情報として活用することが可能となる。その際、メッセージ発信者の利用者IDが、当該メッセージについての情報関係者の利用者IDとして記録されることで、匿名で投稿されたメッセージについても、その発信者を特定して上記の回答依頼メールを送信することができる。
【0036】
さらに、質問メッセージを投稿した利用者は、質問内容に関連する情報を閲覧することができる。このため、利用者が自分の疑問点や分からない点を自動的に情報データベース14の蓄積情報を探し出すことができ、これにより、上記のように適切な回答メッセージの投稿を期待できることと相まって、スムーズかつスピーディに問題解決に到達することができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、管理サーバ2へのアクセスに際し、アカウント名とパスワードによるユーザ認証が行われるものとし、このユーザ認証時に入力されたアカウント名に基づいてメッセージ投稿者を特定するものとした。しかしながら、メッセージ投稿者を特定するための構成はこれに限らず、例えば、アクセス元の利用者端末4に固有の情報(例えばIPアドレス)を取得し、この情報に基づいて、メッセージ投稿者を特定する構成としてもよい。
【0038】
【発明の効果】
電子掲示板へ投稿されたメッセージへの回答者として適切な利用者に対して、そのメッセージへの回答を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子掲示板システムのシステム構成を示した概略構成図である。
【図2】本実施形態において利用者データベースに登録されたデータの例を示す図である。
【図3】本実施形態における情報データベースの構成例を示した概略構成図である。
【図4】電子掲示板システムへのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の基本的な処理の流れを示す図である。
【図5】質問メッセージへの回答依頼メールを送信するための処理の流れを示す図である。
【図6】メッセージ登録画面の一例を示す図である。
【図7】回答依頼メールの表示画面の一例を示す図である。
【図8】質問メッセージと回答メッセージとが対にして表示されたメッセージ閲覧画面の一例を示す図である。
【図9】関連情報リストの表示画面の一例を示す図である。
【図10】詳細情報閲覧画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 管理サーバ
4 利用者端末
6 通信ネットワーク
10 電子掲示板データベース
12 利用者データベース
14 情報データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子掲示板システムに係り、特に、電子掲示板へ投稿した質問に対して適切な回答を得るうえで好適な電子掲示板システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットやパソコン通信の発達によって、電子メールによる情報交換が進んでいるとともに、いわゆる「フォーラム」や「BBS」と言われる電子掲示板も普及し、人々の情報交換の場として存在している(例えば特許文献1参照)。この電子掲示板は、何らかのメッセージをネットワーク上の架空の掲示板に投稿し、その投稿メッセージを第三者に向けて閲覧させるものである。投稿されるメッセージには、自分が売りたい商品や買いたい商品、また日頃疑問に思っていることや考えていること、商品等の感想など様々な内容のものがある。そして、投稿されたメッセージを閲覧した者は、誰でもそのメッセージに対して回答することができ、その回答内容も電子掲示板上に掲載されて、誰でも閲覧できるようになる。こうして、お互いに情報交換を行うことで、知識の共有等が図られる。最近では、例えば、本出願人による特願2001−203682に開示されるように、電子掲示板は企業内の社員どうしの情報交換の場にも利用されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2951307号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子掲示板にあっては、次のような問題点があった。すなわち、電子掲示板に質問メッセージを投稿した場合、この質問メッセージに対して回答可能な適当な人物がこの質問メッセージを閲覧しなければ、回答が得られず、質問者は回答があるのをひたすら待つほかなかった。このため、せっかく質問メッセージを投稿しても全く回答が返ってこなかったり、また回答が返ってくるまでに非常に多大な時間がかかるなどの問題があった。
【0005】
本発明は、このような背景に基づきなされたものであって、その目的は、電子掲示板へ投稿されたメッセージへの回答者として適切な利用者に対して、そのメッセージへの回答を促すことが可能な電子掲示板システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、ネットワークを通じて利用者端末と通信するサーバコンピュータにより構成され、利用者端末からのリクエストに応答して当該利用者端末へ掲載を希望するメッセージの登録画面の構成データを送信する手段と、利用者端末において前記登録画面に記入された掲載希望メッセージを取得して電子掲示板データベースに登録する手段と、この電子掲示板データベースに登録されたメッセージを利用者端末での閲覧に供する手段と、前記閲覧に供したメッセージに対する応答メッセージを利用者端末から受け付ける手段と、該受け付けた応答メッセージを該当するメッセージに関係付けて前記電子掲示板データベースに登録する手段とを有する電子掲示板システムであって、
各種情報が、その情報に関係する利用者を特定するための関係者特定情報と共に格納された情報データベースと、
各利用者について所定の通信手段による連絡先を特定するための連絡先情報が記録された利用者データベースと、
前記取得した掲載希望メッセージに関連する情報を前記情報データベースから検索する情報検索手段と、
前記検索された情報についての前記関係者特定情報に基づき、前記利用者データベースを参照して、該当する利用者の連絡先情報を取得する手段と、
前記取得した連絡先情報で特定される連絡先へ、前記所定の通信手段により、前記掲載希望メッセージへの回答を依頼するための通信連絡を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、電子掲示板へ投稿されたメッセージに関連する情報が検索され、その情報に関係のある利用者(例えば、情報の発信者や著者、あるいは、情報中で引用された利用者等)宛に回答依頼の連絡通信が行われる。メッセージに関連する情報の発信者や著者等は、そのメッセージに関して何らかの知識・経験等を有しており、当該メッセージへの回答者として相応しい利用者であると考えられる。そのような利用者に回答依頼が行われることで、元のメッセージに対する適切な回答メッセージの投稿が期待できる。
【0008】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1記載の電子掲示板システムにおいて、
前記掲載希望メッセージとこれに対する応答メッセージとを関連付けて前記情報データベースに蓄積するメッセージ蓄積手段と、前記掲載希望メッセージおよび前記応答メッセージの発信者である利用者を特定する発信者特定手段とを備え、
前記メッセージ蓄積手段は、前記発信者特定手段により特定された利用者のIDを、該当するメッセージについての前記利用者特定情報として前記情報データベースに記録することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、掲載メッセージと回答メッセージとを関連付けて前記情報データベースに蓄積することで、これら電子掲示板上のやり取りを有用な情報として活用することができる。その際、メッセージの発信者を、当該メッセージについての利用者特定情報として記録することで、匿名で投稿されたメッセージについても、その発信者を特定して上記の回答依頼メールを送信することができる。
【0010】
また、請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載の電子掲示板システムにおいて、前記所定の通信手段は電子メールであり、前記連絡先情報は電子メールアドレスであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子掲示板システムの実施の形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る電子掲示板システムがある企業内における情報交換の場として適用された場合について説明する。
【0012】
図1は、本実施形態の電子掲示板システム1のシステム構成を示す。同図に示すように、電子掲示板システム1は、管理サーバ2と、この管理サーバ2に通信ネットワーク6を介して結合された多数の利用者端末4とから構成されている。
【0013】
利用者端末4は、当該システムの利用者、即ち、当該企業の社員をはじめ、関連企業の社員、当該企業と関係の深い顧客などが操作する端末である。利用者端末4は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置をはじめ、携帯電話機やPDA(Personal data assistant)等の小型通信端末、その他、管理サーバ2と通信可能な各種情報処理端末が含まれる。利用者は各々利用者端末4から通信ネットワーク6を介して管理サーバ2にアクセスする。また、通信ネットワーク6は、社内LAN等のイントラネットであっても良く、あるいは、外部に開放されたインターネット等であっても良い。
【0014】
管理サーバ2は、電子掲示板データベース10、利用者データベース12、および、情報データベース14を備えている。
【0015】
電子掲示板データベース10には、電子掲示板に書き込まれたメッセージが登録される。なお、電子掲示板へのメッセージの投稿および閲覧に係わる動作については後述する。
【0016】
図2は、利用者データベース12に登録されたデータの構成を示す。同図に示すように、利用者データベース12には、各利用者について、氏名、利用者ID(例えば社員番号)、所属部署、アカウント名、パスワード、連絡先メールアドレス等が登録されている。本実施形態では、利用者が利用者端末から管理2へアクセスする際に、アカウント名およびパスワードによるユーザ認証を行ったうえでログインするものとしており、このユーザ認証のためのアカウント名およびパスワードを利用者データベース12に格納している。
【0017】
情報データベース14には、社内の様々な情報、例えば、日報や週報、技報、研究報告書、研究員情報、社員情報、ダイジェスト、研究室情報、アイディアメモなどが蓄積されている。図3は、情報データベース14に登録されたデータの構成例を示す。同図に示すように、情報データベース14には、情報の中身を表す情報本体、その情報に関係する利用者(例えば、情報の発信者や著者、情報の中で引用された利用者等;以下、情報関係者という)の利用者ID、登録年月日、および、更新履歴等が記録されている。管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエストに応じてこれらの情報を検索し、利用者端末4での閲覧に供することができる。すなわち、本実施形態のシステムは、情報検索システムとしての機能も有している。
【0018】
次に、電子掲示板システム1へのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の処理を説明する。
【0019】
図4は、電子掲示板システムへのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の基本的な処理の流れを示す図である。同図に示すように、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエスト(S100)に応答して、当該利用者端末4へメッセージ登録画面の構成データを送信する(S102)。利用者は、このメッセージ登録画面に自分が投稿を希望する質問メッセージを書き込む。書き込み終了後、書き込まれた質問メッセージは管理サーバ2へ送信される(S104)。この質問メッセージを受信した管理サーバ2は、当該メッセージを電子掲示板データベース10に登録する(S106)。
【0020】
また、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエストに応答して、電子掲示板データベース10に登録された質問メッセージを読み出し(S108)、そのメッセージを表示する画面の構成データを生成して、利用者端末4に送信して利用者による閲覧に供する(S110)。質問メッセージを閲覧した利用者は、当該メッセージに応答して回答メッセージを利用者端末4から送信することができる。つまり、管理サーバ2は、利用者端末4からのリクエスト(S112)に応答して、当該利用者端末14へ回答メッセージ登録画面の構成データを送信する(S114)。そして、利用者端末4から回答メッセージ登録画面に記入された回答メッセージを受信し(S116)、その回答メッセージを当該質問メッセージに対応付けて電子掲示板データベース10に登録する(S118)。
【0021】
管理サーバ2は、上記のように電子掲示板データベース10に登録された質問メッセージを利用者端末14での閲覧に供する際(S110)、当該質問メッセージについて回答メッセージが登録されている場合には、元の質問メッセージとそれに対する回答メッセージとを対にして表示する画面の構成データを生成し、その構成データをリクエストのあった利用者端末4に向けて送信する。
【0022】
なお、電子掲示板へのメッセージの投稿は匿名でも行うことができる。その場合、掲載メッセージには投稿者の名前は表示されないが、管理サーバ2側では、ログイン時のアカウント情報に基づいて投稿者の利用者IDを特定し、その利用者IDをメッセージに対応付けて電子掲示板データベース10に記録する。これにより、匿名の投稿メッセージについても、管理サーバ2側では投稿者を特定できるようになっている。
【0023】
また、電子掲示板データベース10の登録情報は、管理サーバ2により適宜なタイミングで、質問メッセージと回答メッセージとを組にして情報データベース14に移行される。その際、上記のように特定されたメッセージ投稿者の利用者IDも、情報関係者の利用者IDとして該当するメッセージに関係つけて記録される。こうして電子掲示板へ投稿された質問メッセージと、それに対する回答メッセージとが有用な情報として蓄積されることとなり、そのような情報も後述する情報検索の対象となる。
【0024】
ところで、上記のような電子掲示板の基本的な利用形態では、利用者が管理サーバ2へアクセスし、電子掲示板へ書き込まれた質問メッセージを閲覧して初めて、その質問メッセージへの回答メッセージを投稿することができる。このため、質問メッセージに対する回答者として相応しい利用者がその質問メッセージを閲覧しない限り、適切な回答メッセージが投稿されることは期待できない。
【0025】
これに対して、本実施形態の電子掲示板システム1では、管理サーバ2が投稿された質問メッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索し、検索された情報についての情報関係者(つまり、情報発信者や著者、情報中で引用された利用者等)に対して、質問メッセージへの回答を依頼するための電子メール(以下、回答依頼メールという)を送信する機能を備えている。質問メッセージに関連した情報の発信者や著者等は、その質問メッセージについて豊富な知識・経験を有しており、したがって、回答を寄せるうえで相応しい人物であると考えられる。したがって、そのような利用者に対して回答依頼メールを送信して質問メッセージへの回答を促すことで、その質問に対する適切な回答メッセージの投稿が期待できるのである。
【0026】
図5は、上記の機能を実現すべく行われる処理の流れを示す。同図に示すように、管理サーバ2は、利用者端末4から質問メッセージが送られてくると(S104)、上記の如く、その質問メッセージを電子掲示板データベース10に登録する(S106)と共に、その質問メッセージと関連のある情報を情報データベース14から検索する(S120)。本実施形態では、管理サーバ2は、質問メッセージの文章を、周知の自然文分析処理により分析し、その分析結果に基づき情報データベース14から一定以上の関連性を有する情報を抽出する。
【0027】
次に、管理サーバ2は、抽出された各情報について記録された関連する利用者(情報発信者または著者等)の利用者IDを特定し(S122)、利用者データベースを参照して、そのIDに該当する利用者の氏名および連絡先メールアドレスを取得する(S124)。そして、取得したメールアドレス宛に、元の質問メッセージと、その質問メッセージへの回答メッセージの投稿を依頼する文面を含んだ回答依頼メールを送信する(S126)。この回答依頼メールを受信した利用者が質問メッセージに対する回答メッセージを書き込むことで、質問者は適切な回答を得られることとなる。
【0028】
本実施形態のシステムは、また、上記のように検索した質問メッセージに関連のある情報を、当該質問者に閲覧させる機能も有している。すなわち、情報管理サーバ2は、上記図5のS120で検索された情報を一覧表記した関連情報リストを作成する。その際、質問メッセージと情報データベース14に蓄積された情報との関連度を求めた場合には、その関連度の高い順に並び替えて一覧表記した関連情報リストを作成する。作成された関連情報リストは、質問メッセージを送信した利用者端末4に向けて送信される。利用者端末4では、情報管理サーバ2から送られてきた関連情報リストが表示され、利用者は閲覧を希望する情報を指定する。これに応じて、情報管理サーバ2は、利用者端末4から閲覧の希望のあった情報を情報データベース14から取得し、その情報を表示する画面の構成データを生成して該当する利用者端末4に向けて送信する。これにより、利用者は情報の詳細内容を閲覧することができる。
【0029】
以下、実際に社員Aが、管理サーバ2の電子掲示板を利用して自分の質問を投稿した場合を具体例にして説明する。社員Aは、リモートセンシングに関する自社の技術についてもっと詳しく知りたいと考えている。そこで、社員Aは、自分が所有する利用者端末4から管理サーバ2へアクセスして、メッセージ登録画面を表示させ、このメッセージ登録画面に次のような質問を文章で記入する。
【0030】
[投稿内容]
『リモートセンシングによる用地選定技術について知りたいのですが、資料はありますか?
また、この技術に詳しい方はいらっしゃいますでしょうか?』
メッセージ登録画面の一例を図6に示す。メッセージ記入後、社員Aは、当該記入フォームの下欄に設けられた「送信・検索ボタン」をクリックし、当該メッセージを管理サーバ2に送信する。
【0031】
管理サーバ2は、受信したメッセージを電子掲示板データベース10に登録して、アクセスしてきた各利用者端末4での閲覧に供する。また、管理サーバ2は、このメッセージをもとに当該メッセージと関連度の高い情報を情報データベース14から検索する。そして、その分析結果に基づき情報データベース14に蓄積された各情報との関連度を各々求め、その関連度が一定以上である情報を抽出する。また、管理サーバ2は、抽出した情報の発信者または著者宛に回答依頼メールを送信する。図7は、回答依頼メールの表示画面一例を示す。
【0032】
このような回答依頼メールを受け取った利用者が、依頼に応じて電子掲示板へ回答メッセージを書き込む。これにより、メッセージ閲覧画面には、図8に示すように、質問メッセージと回答メッセージとが対にして表示されることとなり、質問者のみならず、第三者もこれらのメッセージを閲覧して、有用な情報として役立てることが可能となる。
【0033】
また、社員Aの利用者端末4には、情報管理サーバ2から送信された関連情報リストが画面表示される。その画面表示例を図9に示す。この関連情報リストには、各情報のタイトルと、その情報との関連度を表わす「相対スコア」と、その情報が抽出されたデータベース名と、その更新年月日とが掲載されている。情報検索リストに掲載された各情報のタイトルには、各情報の詳細な内容を引き出すための閲覧請求命令がそれぞれ添付されている。社員Aは、自分が希望する情報のタイトルをクリックすると、その情報の閲覧要求が情報管理サーバ2に伝達される。これに応じて、情報管理サーバ2は該当する情報の詳細内容を情報データベース14から取得し、取得した情報を表示する画面の構成データを作成してその画面の構成データを社員Aの利用者端末4に送信する。閲覧を請求した情報の詳細内容が、図10に示すように、画面表示される。
【0034】
以上説明したように、本実施形態のシステムによれば、電子掲示板へ投稿したメッセージから当該メッセージに関連のある情報が情報データベース14から検索され、該当する各情報に関係する利用者宛に回答依頼メールが送信される。このため、電子掲示板へ投稿された質問メッセージに対して、その回答者として相応しい利用者に回答依頼がなされることとなり、質問メッセージに対して適切な回答メッセージが投稿されるのを期待することできる。
【0035】
また、質問メッセージとこれに対する回答メッセージとを関連付けて情報データベース14に蓄積することで、電子掲示板上の質問と回答を有用な情報として活用することが可能となる。その際、メッセージ発信者の利用者IDが、当該メッセージについての情報関係者の利用者IDとして記録されることで、匿名で投稿されたメッセージについても、その発信者を特定して上記の回答依頼メールを送信することができる。
【0036】
さらに、質問メッセージを投稿した利用者は、質問内容に関連する情報を閲覧することができる。このため、利用者が自分の疑問点や分からない点を自動的に情報データベース14の蓄積情報を探し出すことができ、これにより、上記のように適切な回答メッセージの投稿を期待できることと相まって、スムーズかつスピーディに問題解決に到達することができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、管理サーバ2へのアクセスに際し、アカウント名とパスワードによるユーザ認証が行われるものとし、このユーザ認証時に入力されたアカウント名に基づいてメッセージ投稿者を特定するものとした。しかしながら、メッセージ投稿者を特定するための構成はこれに限らず、例えば、アクセス元の利用者端末4に固有の情報(例えばIPアドレス)を取得し、この情報に基づいて、メッセージ投稿者を特定する構成としてもよい。
【0038】
【発明の効果】
電子掲示板へ投稿されたメッセージへの回答者として適切な利用者に対して、そのメッセージへの回答を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子掲示板システムのシステム構成を示した概略構成図である。
【図2】本実施形態において利用者データベースに登録されたデータの例を示す図である。
【図3】本実施形態における情報データベースの構成例を示した概略構成図である。
【図4】電子掲示板システムへのメッセージの投稿・閲覧が行われる場合の基本的な処理の流れを示す図である。
【図5】質問メッセージへの回答依頼メールを送信するための処理の流れを示す図である。
【図6】メッセージ登録画面の一例を示す図である。
【図7】回答依頼メールの表示画面の一例を示す図である。
【図8】質問メッセージと回答メッセージとが対にして表示されたメッセージ閲覧画面の一例を示す図である。
【図9】関連情報リストの表示画面の一例を示す図である。
【図10】詳細情報閲覧画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 管理サーバ
4 利用者端末
6 通信ネットワーク
10 電子掲示板データベース
12 利用者データベース
14 情報データベース
Claims (3)
- ネットワークを通じて利用者端末と通信するサーバコンピュータにより構成され、利用者端末からのリクエストに応答して当該利用者端末へ掲載を希望するメッセージの登録画面の構成データを送信する手段と、利用者端末において前記登録画面に記入された掲載希望メッセージを取得して電子掲示板データベースに登録する手段と、この電子掲示板データベースに登録されたメッセージを利用者端末での閲覧に供する手段と、前記閲覧に供したメッセージに対する応答メッセージを利用者端末から受け付ける手段と、該受け付けた応答メッセージを該当するメッセージに関係付けて前記電子掲示板データベースに登録する手段とを有する電子掲示板システムであって、
各種情報が、その情報に関係する利用者を特定するための関係者特定情報と共に格納された情報データベースと、
各利用者について所定の通信手段による連絡先を特定するための連絡先情報が記録された利用者データベースと、
前記取得した掲載希望メッセージに関連する情報を前記情報データベースから検索する情報検索手段と、
前記検索された情報についての前記関係者特定情報に基づき、前記利用者データベースを参照して、該当する利用者の連絡先情報を取得する手段と、
前記取得した連絡先情報で特定される連絡先へ、前記所定の通信手段により、前記掲載希望メッセージへの回答を依頼するための通信連絡を行う手段とを備えることを特徴とするシステム。 - 請求項1記載の電子掲示板システムにおいて、
前記掲載希望メッセージとこれに対する応答メッセージとを関連付けて前記情報データベースに蓄積するメッセージ蓄積手段と、前記掲載希望メッセージおよび前記応答メッセージの発信者である利用者を特定する発信者特定手段とを備え、
前記メッセージ蓄積手段は、前記発信者特定手段により特定された利用者のIDを、該当するメッセージについての前記利用者特定情報として前記情報データベースに記録することを特徴とするシステム。 - 請求項1または2記載の電子掲示板システムにおいて、
前記所定の通信手段は電子メールであり、前記連絡先情報は電子メールアドレスであることを特徴とするシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343637A JP2004178264A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電子掲示板システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343637A JP2004178264A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電子掲示板システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004178264A true JP2004178264A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32705375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343637A Pending JP2004178264A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電子掲示板システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004178264A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011180832A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Equos Research Co Ltd | 情報サービス提供システム |
JP2013030088A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Yasutoshi Matsuda | 情報交換装置、情報交換方法および情報交換プログラム |
JP2014038647A (ja) * | 2013-10-03 | 2014-02-27 | Paradigm Shift Inc | 口コミ情報管理システム、口コミ情報管理方法、および口コミ情報管理プログラム |
US11010843B2 (en) | 2009-04-30 | 2021-05-18 | Patientslikeme, Inc. | Systems and methods for encouragement of data submission in online communities |
US11894139B1 (en) | 2018-12-03 | 2024-02-06 | Patientslikeme Llc | Disease spectrum classification |
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002343637A patent/JP2004178264A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11010843B2 (en) | 2009-04-30 | 2021-05-18 | Patientslikeme, Inc. | Systems and methods for encouragement of data submission in online communities |
US11676221B2 (en) | 2009-04-30 | 2023-06-13 | Patientslikeme, Inc. | Systems and methods for encouragement of data submission in online communities |
JP2011180832A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Equos Research Co Ltd | 情報サービス提供システム |
JP2013030088A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Yasutoshi Matsuda | 情報交換装置、情報交換方法および情報交換プログラム |
JP2014038647A (ja) * | 2013-10-03 | 2014-02-27 | Paradigm Shift Inc | 口コミ情報管理システム、口コミ情報管理方法、および口コミ情報管理プログラム |
US11894139B1 (en) | 2018-12-03 | 2024-02-06 | Patientslikeme Llc | Disease spectrum classification |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2951307B1 (ja) | 電子掲示板システム | |
US8001102B2 (en) | Integration of instant messaging with internet searching | |
US8260852B1 (en) | Methods and apparatuses for polls | |
JP2007172490A (ja) | 情報処理方法、情報処理システム、およびサーバ | |
TW201030544A (en) | System and method for context based query augmentation | |
JP2008191979A (ja) | 情報提供システム、情報提供方法、情報提供装置、広告提供プログラム | |
JP2009134443A (ja) | 情報提供装置、情報提供システム、プログラム及び情報提供方法 | |
US7467126B2 (en) | Removal of stale information | |
JP2008217674A (ja) | 情報処理システム、情報処理方法、サーバコンピュータおよびプログラム | |
JP2004178264A (ja) | 電子掲示板システム | |
JP2006236165A (ja) | 口コミ情報共有装置 | |
JP2012003349A (ja) | メッセージ共有装置、方法、およびプログラム | |
JP2002041522A (ja) | 個人情報開示システム及び電子メール配信システム | |
Sparks | Electronic publishing and nursing research | |
JP2002032372A (ja) | 個人情報管理方法及びシステム、記録媒体 | |
JP2006221490A (ja) | 情報提供システム及び情報提供プログラム | |
JP4726284B2 (ja) | Wwwサーバー、友人情報をユーザ端末に閲覧させる方法、及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2001134517A (ja) | 電子掲示板システム | |
KR20050059380A (ko) | 네트워크를 통한 커뮤니티 연결 시스템 및 그 방법 | |
JP3836734B2 (ja) | メッセージ交換支援方法およびメッセージ交換支援システムおよびプログラム | |
JP2003044488A (ja) | 質問回答システム、質問回答方法、質問回答サーバ及びプログラム | |
JP7372671B2 (ja) | メッセージ通知システム | |
Prasad et al. | Ophthalmology on the information superhighway: An introduction to the internet | |
KR20010035021A (ko) | 인터넷 질문 답변용 메일 보드 시스템 | |
JP2002132674A (ja) | コミュニケーションシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040927 |