JP2004178095A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータが効率的にメンテナンス作業を行うことができ、複数台の画像形成装置全体のダウンタイムを低減できる画像形成システムを提供する。
【解決手段】1人のオペレータが複数台のプリンタのメンテナンスおよびジョブ設定を行う際、複数台のプリンタにおいてメンテナンスの必要が同時に生じる場合、システム全体の停止時間が短縮されるように、どのプリンタのメンテナンスを優先的に行うか否かをサーバコンピュータが決定し、その結果としてのメンテナンス順をクライアントコンピュータの操作画面上に表示してオペレータに通知する。
【選択図】 図18
【解決手段】1人のオペレータが複数台のプリンタのメンテナンスおよびジョブ設定を行う際、複数台のプリンタにおいてメンテナンスの必要が同時に生じる場合、システム全体の停止時間が短縮されるように、どのプリンタのメンテナンスを優先的に行うか否かをサーバコンピュータが決定し、その結果としてのメンテナンス順をクライアントコンピュータの操作画面上に表示してオペレータに通知する。
【選択図】 図18
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置によって複数の画像形成装置を管理する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成システムとして、複数のプリンタおよび複数のコンピュータが通信媒体を経由して接続された画像形成システムが知られている。この画像形成システムでは、ユーザはそれぞれのパソコン上からプリンタドライバを用いて任意のプリンタを選択し、印刷することが可能である。
【0003】
また、クライアント・サーバ方式のように、クライアントのジョブがサーバを経由してプリンタに出力される画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
近年、プリント・オン・デマンドと呼ばれる市場では、大量のページからなるドキュメントを印刷したり、大量部数の印刷を行ったり、後処理等も行う場合が増えている。具体的には、コピーセンタのように、複数のクライアントから複写依頼を受け、専任のオペレータが複写作業を行うような複写請負業務が拡大しつつある。この複写請負業務は以下の手順で行われる。
【0005】
依頼時、クライアントが直接原稿を持ってきたり、電子ファイル化された原稿が保存されているフレキシブルディスク等の記録メディアを渡したり、ネットワークを通じて送ることで、コピーセンタ側では複写原稿を受け取ることが可能である。
【0006】
また、依頼者に対し、コピー枚数、用紙サイズ、後処理、受け渡し時間等の設定を、記入用紙に直接記入してもらったり、インターネット上に用意された入力画面に記入して送信してもらうことで、コピーセンタ側では、設定情報を入手することが可能である。
【0007】
コピーセンタのオペレータは、上記原稿および設定情報を入手すると、入手した原稿が電子ファイル形式である場合、そのままサーバにジョブとして送る一方、紙原稿である場合、画像入力装置によって原稿を電子データ化してからサーバに送る。そして、入手した設定情報を基に、プリンタの設定を行い、サーバにプリント出力の予約を行う。
【0008】
専任のオペレータは、複数台のプリンタに対するジョブの設定やメンテナンス作業を担当し、紙無しや部品交換の必要が生じると、すぐにその処置を行う。1人のオペレータで複数台のプリンタを操作する場合、1人で複数台のプリンタの全ての状態を常に監視しなくてはならない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−7079号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリンタが設置されている場所は、1箇所に集中しているとは限らず、あるプリンタが紙無しや部品交換等のメンテナンスで止まった場合、オペレータはメンテナンスのために、監視している場所を離れてしまうことがある。このような場合、他のプリンタの状態を把握することは困難となり、他のプリンタでメンテナンスの必要が生じていても、オペレータにはわからない。
【0011】
例えば、後から止まったプリンタが記録用紙無し等の、メンテナンスに必要な時間が比較的短いものであった場合、知らずに長い時間メンテナンスで持ち場を離れてしまうと無駄にプリンタを止めていることになり、作業効率が下がってしまう。
【0012】
一般に、プリンタが紙切れやエラー状態になった場合、アラームが鳴るが、コピーセンタ等のように複数台のプリンタが設置されている場所では、プリント時の騒音等によりアラーム音が聞こえない場合が多くある。
【0013】
そこで、本発明は、オペレータが効率的にメンテナンス作業を行うことができ、複数台の画像形成装置全体のダウンタイムを低減できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成システムは、情報処理装置によって複数の画像形成装置が管理される画像形成システムにおいて、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視手段と、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定手段と、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成システムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。この画像形成システムは、情報処理装置としてのドキュメントサーバコンピュータ(ドキュメントサーバまたは単にサーバという)101、クライアントコンピュータ(単にクライアントという)102a,102b、画像形成装置としての白黒プリンタ103a,103b,カラープリンタ103c(単にプリンタという)等の画像出力装置、およびスキャナ104等の画像入力装置から構成される。これらのサーバ101、クライアント102a,102b、画像入力装置および画像出力装置は、ネットワーク105介して接続されている。
【0016】
クライアント102a、102bは、ドキュメントサーバ101にジョブを送る。クラアントを区分すると、クライアント102aはPODセンタのオペレータレベルの管理者が使用するコンピュータであり、クライアント102bはPODセンタの一般ユーザが使用するコンピュータである。図1では、2台のクライアントしか示されていないが、一般ユーザ用のクライアントコンピュータはさらに多数接続されてもよい。ただし、一般ユーザ用のクライアント102bの場合、サーバ101内のジョブやデータの操作は禁止されており、サーバ101内のデータも閲覧不可能であり、サーバに対してジョブの送信のみ可能である。
【0017】
一方、ドキュメントサーバ101は、プリンタ103a、103b、103cでシート上に画像形成すべき各クライアントからのジョブデータを、ジョブ毎に識別可能に記憶して管理する。図1では、3台のプリンタしか示されてないが、プリンタはこれらの他にも多数接続可能である。ここで、サーバ101およびクライアント102a、102bは、周知のCPU、ROM、RAM、NIC等を搭載したコンピュータ本体およびディスプレイ装置を有する通常のPCから構成されている。また、コンピュータ本体には、読み書き可能な大容量の記憶装置が内蔵されている。尚、サーバおよびクライアントはPC自体に限定されるものではなく、例えばサーバあるいはクライアントの機能を持たせた画像形成装置であってもよい。
【0018】
また、スキャナ104は、紙原稿(ドキュメント)からの画像イメージを取り込む画像入力装置であり、読み込んだ画像をネットワーク105を介してサーバ101に送信できる。
【0019】
クライアントコンピュータ102a、102b上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実現するアプリケーションソフトウェアが動作し、各種文書や図形が作成・編集される。クライアントコンピュータ102a、102bは、作成された文書や図形をページ記述言語(Page Description Language)に変換し、ネットワーク105を経由してプリンタ103a〜103cで印刷する。
【0020】
プリンタ103a〜103cは、それぞれドキュメントサーバ101とネットワーク105を介して情報交換できる通信手段を有しており、プリンタ103a〜103cの情報や状態をドキュメントサーバ101、あるいはそれを経由してオペレータ102a側に逐次知らせる仕組みとなっている。さらに、ドキュメントサーバ101あるいはクライアント102aは、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを有しており、プリンタ103a〜103cはドキュメントサーバ101あるいはクライアント102aにより管理される。
【0021】
つぎに、プリンタ103a〜103cの構成を示す。プリンタ103a,103bとプリンタ103cの差は、白黒機器であるかフルカラー機器であるかの差であり、フルカラー機器が白黒機器の構成を包含することが多いので、本実施形態ではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時白黒機器の説明を加えることにする。
【0022】
図2はネットワーク105経由で送られてきたデータを処理する際のプリンタの電気的構成を示す図である。プリンタは、I/F部201、プリンタIP部202、PWM部203、プリンタ部204およびフィニッシャ部205を有する。ネットワーク105から送られてきたデータは、I/F部201から入力し、プリンタIP部202およびPWM部203を経由し、プリンタ部204で記録用紙に印刷されることになる。プリンタ部204で印刷された記録用紙は、フィニッシャ部205に送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
【0023】
プリンタIP部202は、画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解し、さらにデータに補正をかけてPWM部203に送る。4色の画像データは、各PWM部203を通ってそれぞれ画像形成に適したデータに変換される。PWM部203で変換されたデータは、レーザ駆動部(図示せず)に送られると、CMYKの各レーザからレーザビームが照射される。そして、各レーザから照射されたレーザビームは、ポリゴンミラー913で走査され、それぞれの感光ドラム917、921、925、929に照射される(図3参照)。
【0024】
図3はプリンタ部204の内部構成を示す図である。図において、913は前述したポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ(図示せず)から照射された4本のレーザ光を受けると、そのうちの1本をミラー914、915、916を経て感光ドラム917上を走査し、次の1本をミラー918、919、920を経て感光ドラム921上を走査し、次の1本をミラー922、923、924を経て感光ドラム925上を走査し、次の1本をミラー926、927、928を経て感光ドラム929上を走査する。
【0025】
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム917上の潜像をイエローのトナー像に現像する。931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム921上の潜像をマゼンタのトナー像に現像する。932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム925上の潜像をシアンのトナー像に現像する。933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム929上に形成された潜像をマゼンタのトナー像に現像する。これら4色(Y、M、C、K)のトナー像がシートに転写されると、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0026】
給紙カセット934、935のいずれかから給紙された記録用紙は、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着されて搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929には前述したように各色のトナーが現像されており、記録用紙の搬送に合わせて各色のトナーが記録用紙に転写される。各色のトナーが転写された記録用紙は、転写ベルト938から分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940でトナーが記録用紙に定着される。
【0027】
定着器940を抜けた記録用紙は、フラッパ950により一旦下方向に導かれて記録用紙の後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックして排出される。この結果、フェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。尚、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて等間隔に配置されており、搬送ベルト939により、記録用紙は一定速度vで搬送され、このタイミングに同期がとられて、4つの半導体レーザ(図示せず)は駆動される。
【0028】
給紙カセットとしては、本体標準装備のカセット段934、935、およびオプションとして大容量のサイドデッキ971を装着可能である。本実施形態では、プリンタ103a、103bには、サイドデッキが装着されているが、プリンタ103cには装着されていない。給紙段の選択は、自動またはプリンタドライバから手動で設定可能である。また、装置によってはプリント中に1つの給紙段の記録用紙がなくなると、自動的に同じサイズの記録用紙が格納されている給紙段に切り替わる、オートカセットチェンジ機能を有している。さらに、OHPや小サイズ等の特殊用紙を給紙するマルチトレイ936も装着することが可能である。
【0029】
図4はフィニッシャ部205の内部構成を示す図である。プリンタの定着部940を出たシートは、フィニッシャ部205に入る。フィニッシャ部205には、サンプルトレイ1101およびスタックトレイ1102が設けられており、ジョブの種類や排出される記録用紙の枚数によって切り替えられる。
【0030】
ソート方式には、2通りの方式、すなわち複数のビンを有し、各ビンに振り分けるビンソート方式と、ビンまたはトレイを奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力されるシートを振り分けるシフトソート方式とがあり、ソーティングを行うことが可能である。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、コア部(図示せず)が大容量メモリを有している場合、このバッファメモリを利用してバッファリングしたページ順と排出順を変更するいわゆるコレート機能を用いることで、電子ソーティングの機能もサポートできる。
【0031】
グループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。さらに、スタックトレイ1102に排出する場合、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105でバインドすることも可能である。
【0032】
この他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイル用の穴開けを行うパンチャ1106が設けられており、ジョブの種類に合わせてそれぞれの処理が行われる。また、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、記録用紙の中央部分をローラーに噛ませることにより記録用紙を半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行うものである。サドルステッチャ1107で製本された記録用紙は、ブックレットトレイ1108に排出される。さらに、この他、製本のためのグルー(糊付け)によるバインド、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリマー(裁断機)などを加えることも可能である。
【0033】
図5はクライアントコンピュータ102a、102bに表示されたジョブの設定画面を示す図である。プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIである。クライアントはGUI上の設定パラメータを指示し、所望の画像イメージをプリンタ等の送信先に送ることが可能となる。図において、501はプリンタドライバのウインドウ画面である。ウインドウ画面中の設定項目として、502はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。ここでは、出力先は、プリンタ103a〜103cである。
【0034】
504はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ102a、10bから送信される画像イメージのどのページを出力するかを決定する。505は部数を指定する部数設定カラムである。506はソート順を選択するソート選択ボタンである。
【0035】
503は送信先選択カラム502で選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うプロパティキーである。このプロパティキー203をクリックすると、別画面が開かれ、そのデバイス固有の設定情報が入力し、特殊な画像処理を行うことが可能となる。例えば、プリンタIP部202内のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となり、後処理装置のステイプル設定等が可能であり、その他の出力時間等の特記項目を記入できる。所望の設定が済むと、確認キー507により印刷を開始する。取り消す場合、取消キー508により印刷を取り止める。
【0036】
画像入力装置104によって画像データを取り込み、プリンタ103a〜103cで印刷する場合でも、画像入力装置104またはクライアントコンピュータ102aの画面上に同様のスキャナドライバが表示され、設定を行うことで、サーバ101に画像データが送信される。サーバ101は、クライアント102a、102bまたは画像入力装置104から送信されてきた画像データおよび設定情報を基に、プリンタ103a〜103cに対してジョブリストを作成する。
【0037】
図6はサーバ101で作成したジョブリストを示す図である。図において、601はジョブ毎にサーバ101が付けたジョブ番号である。602は画像出力依頼を行ったクライアント番号である。603はページ数である。604は部数である。605は紙サイズである。606はプリンタ番号である。607はその他受け渡し時間など、オペレータによって記入された特記項目である。
【0038】
サーバ101は、設定されたプリンタ103a〜103cに対し、入力された順にジョブを並べ、先頭のジョブから各プリンタに送信する。各プリンタは、ジョブを受け取ると、印刷を開始する。
【0039】
図7はクライアントコンピュータ102によって設定された各プリンタにおけるジョブのスケジュールを示す図である。プリンタ103aでは、ジョブ002、004の順で設定されている。プリンタ103bでは、ジョブ001、005の順で設定されている。プリンタ103cでは、ジョブ003、006の順で設定されている。
【0040】
クライアントコンピュータ102aの画面上で、プリンタ103a〜103cの状態は確認可能である。図8はプリンタの確認画面を示す図である。図において、801はプリンタ状態一覧を示すプリンタ一覧ウインドウ画面である。図において、802はプリンタ毎に現在の状態が表示された状態欄である。例えば、プリンタ103aでは、ジョブ002が現在プリント中であることが示されている。803は詳細ボタンであり、この詳細ボタン803を押すことにより、プリンタの詳細を見ることができる。例えば、プリンタ103aに対応する詳細ボタン803を押すと、詳細ウインドウ画面が開かれる。
【0041】
図9は詳細ウインドウ画面を示す図である。図において、901は詳細ウインドウ画面である。902はプリンタ名、CPM(コピー速度)等のプリンタ情報が表示されたプリンタ情報欄である。903はオプション(サイドデッキ、フィニッシャ)の有無、特殊な仕様(例えば、オートカセットチェンジ機構、動作中のトナー補給)が表示されたプリンタ仕様欄である。904はストックされている記録用紙のサイズおよび残量が表示された記録用紙欄である。本実施形態では、紙残量は数値で表されているが、多、中、少のような表示でもかまわない。905は現在実行中のジョブが表示されたジョブ欄である。906はジョブ詳細ボタンである。907は閉じるボタンであり、オペレータがこの閉じるボタン907を押すと、詳細ウインドウ画面901が閉じられ、元のプリンタ一覧ウインドウ画面801に戻る。
【0042】
また、詳細ウインドウ画面901のJOB詳細ボタン906を押すと、ジョブ詳細ウインドウ画面が開かれる。図10はジョブ詳細ウインドウ画面を示す図である。ジョブ詳細ウインドウ画面1001では、プリンタ毎のジョブスケジュール1002が表示される。ジョブスケジュール1002では、ジョブの出力時間1003等が表示されている。オペレータが閉じるボタン1004を押すと、詳細ウインドウ画面901に戻る。
【0043】
図11はメンテナンステーブルを示す図である。サーバ101は、プリンタ103a〜103c毎にメンテナンステーブルを予め用意している。図11には、プリンタ103aのメンテナンステーブルが示されている。メンテナンステーブルは、クライアントコンピュータ102aから入力可能である。図12はメンテナンステーブルの入力画面を示す図である。タブ1205〜1207でプリンタ103a〜103cのメンテナンステーブルの入力画面が切り替え可能である。メンテナンステーブルには、紙補給やローラ交換などのメンテナンス内容1201、そのメンテナンスに必要とされる作業時間1202、交換部品の有無1203等の項目が設けられている。また、オペレータが独自に設定可能なプライオリティ1204が設けられており、特にジョブの画質に拘わるような、急いで処理しなくてはならないメンテナンス項目に対し、プライオリティをHレベルに設定することができる。
【0044】
各メンテナンス項目にコード番号1208を付けることで、メンテナンスの検索を容易に行うことができる。作業時間1202はプリンタによって予め決まっている値でもよいし、オペレータが経験等から入力した値でもよい。交換部品の有無1203に関しても、オペレータがその有無を入力してもよいし、サーバが管理している在庫部品情報等を参照してその有無を設定するようにしてもよい。
【0045】
図13は部品カウンタテーブルを示す図である。サーバ101はプリンタ103a〜103c毎に部品カウンタテーブルを有する。図13には、プリンタ103aの部品カウンタテーブルが示されている。部品カウンタテーブルには、部品コード1301、部品名1302、現在のカウンタ値1303、および交換時のカウンタ値1304のデータが設定されている。また、交換部品に対応するメンテナンスコード1305も設定されている。現在のカウンタ値1303は定期的にプリンタ103a〜103cからサーバ101に送られる。現在のカウンタ値1303が交換時のカウンタ値1304になった場合、サーバ101は対象となるプリンタのメンテナンスが必要であると判断する。
【0046】
つぎに、プリンタ103a〜103cにおいて、ジョブ処理中にメンテナンスの必要が生じた場合のシーケンスを示す。ここで、図14は図7におけるジョブのスケジュールの一部を拡大して示すタイミングチャートである。プリンタ103a〜103cはそれぞれジョブ002、001、003を処理しており、プリンタ103aがジョブ002を出力している途中のタイミング1401で、メンテナンスが必要になったとする。このメンテナンス内容としては、紙補給であってもよいし、現在のカウンタ値1303が交換時のカウンタ値1304に達したことによるローラ交換であってもよい。
【0047】
図18はメンテナンス順作成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、サーバ101内の記憶媒体(図示せず)に格納されており、サーバ101内のCPU(図示せず)によって、例えばプリンタ103aのジョブが中断になったことによる割り込み処理として実行される。ここでは、プリンタ103aが最初に中断した場合を例示するが、他のプリンタ103b、103cが最初に中断する場合も同様である。
【0048】
まず、オペレータがメンテナンス作業を行う間(図中、時間Tm1)、他のプリンタ103b、103cで印刷される処理量(印刷枚数)を計算する(ステップS1)。図19はステップS1における他のプリンタの印刷枚数計算処理手順を示すフローチャートである。サーバ101はプリンタ103aが停止すると、プリンタ103aにおいてどのようなメンテナンスが必要であったために、印刷処理が停止したかについての情報を吸い上げる(ステップS11)。
【0049】
この情報は、プリンタ103aが処理を停止した時、メンテナンスコード1208をサーバ101に送信することで、サーバ101によって認識される。同時に、サーバ101は動作中の他のプリンタ103b、103cからも情報を吸い上げる。このとき吸い上げられる情報は、実行中のジョブカウント値、給紙段、給紙段中の記録用紙の枚数などである。
【0050】
プリンタ103aのメンテナンスコード1208を参照し、メンテナンステーブルからそのメンテナンスにかかる作業時間Tm1を計算する(ステップS12)。さらに、他のプリンタ103b、103cにおける作業時間Tm1内の処理量(印刷枚数)を計算する(ステップS13)。この処理量(印刷枚数)はプリンタのプリントスピード×Tm1で求められる。ここでは、プリンタ103b、103cにおける処理量(印刷枚数)をそれぞれQ103b、Q103cとする。この後、メインの処理に復帰する。
【0051】
作業時間Tm1中に、プリンタ103b、103cでメンテナンスが必要となるか否かを判断する(ステップS2)。図20はステップS2における判断の具体的な処理手順を示すフローチャートである。ステップS13で計算されたメンテナンス中の処理枚数Q103b、Q103cと紙の残量とを比較し、記録用紙切れになるか否かを判別する(ステップS21)。
【0052】
用紙切れが生じないと判断した場合、そのままステップS23の処理に進む。一方、用紙切れが生じると判断した場合、紙補給に対応したメンテナンスコード1208(例えば、Mb01、Mc01)を記憶する(ステップS22)。現在のカウンタ値1303に処理枚数を加えた値と交換カウンタ値1304とを比較する(ステップS23)。ここで、プリントの処理方法によって足し算の仕方が異なる。例えば、給紙段934から記録用紙を給紙した場合、給紙段935やサイドデッキ971に付属する部品のカウンタ値に足し算を行う必要は無い。
【0053】
ステップS23でカウンタ値を比較した結果、交換カウンタ値1304が現在のカウンタ値1303に処理枚数を加えた値以上である場合、ステップS3の処理に進む。一方、交換カウンタ値1304の方が小さい場合、交換部品に与えられた部品コード1301(例えば、Cb01等)を記憶する(ステップS24)。尚、ステップS23でカウンタ値を比較して判断する他、トナー残量と出力枚数との関係からトナー切れになるか否かの判断を行うようにしてもよい。
【0054】
さらに、部品カウンタテーブルを参照し、部品コード1301を部品コード1301に対応するメンテナンスコード1305(図12のメンテナンスコード1208に対応)に変換して記憶する(ステップS25)。
【0055】
この後、メンテナンステーブルにおいて、交換部品の有無欄1203を参照し、交換部品があるか否かを判別する(ステップS26)。交換部品が無い場合、そのままステップS3の処理に進む。一方、交換部品がある場合、部品交換あるいは紙無しになるまでの時間T0を計算して記憶する(ステップS27)。例えば、部品交換あるいは紙無しになるまでの時間T0は、(交換カウンタ値−現在のカウンタ値)/処理スピードを計算することによって求まる。この後、ステップS4の処理に進む。
【0056】
本実施形態では、プリンタ103bは、プリンタ103aが停止してからTm1以内に何らかのメンテナンスが必要になると判断される(図中、タイミング1402でメンテナンスが必要となる)ので、そのメンテナンスコード1305および部品コード1301が記憶される。また、プリンタ103bの場合、メンテナンスが生じるまでの時間T1(=T0)もサーバ101に記憶される。
【0057】
同様に、プリンタ103cは、プリンタ103aが停止してからTm1より後のタイミング1403で、つまりプリンタ103aが停止してからT2後に何らかのメンテナンスが必要になる。この場合、プリンタ103aのメンテナンスにかかる時間Tm1は時間T2より短いので、そのメンテナンスコード1305および部品コード1301は記憶されない。
【0058】
一方、ステップS2で、プリンタ103aのメンテナンスを行っている間、プリンタ103b、103cでメンテナンスの必要が生じないと判断された場合、プリンタ103aのメンテナンス情報だけをクライアントコンピュータ102の画面に表示する(ステップS3)。図21はプリンタ103aのメンテナンス情報だけが表示されたクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0059】
一方、ステップS2でプリンタ103b、103cでメンテナンスが必要であると判断された場合、プリンタ103b、103cの動作中であっても、そのメンテナンスを行うことが可能であるか否かを判別する(ステップS4)。この判別は、プリンタの機能903とステップS11で吸い上げたプリンタの現在の状態とを基に行われる。例えば、複数の給紙段が設けられており、オートカセットチェンジが可能である本実施形態の画像形成装置の場合、図3に示すように、給紙段934の給紙中に給紙段935やサイドデッキ971に記録用紙を補給することが可能であるので、ステップS4でYESと判断され、ステップS5の処理に進む。一方、レジローラの交換などを行う場合、ジョブを一時停止しなくてはならないので、Noと判断され、ステップS3の処理に進む。ステップS3では、前述したように、プリンタ103aのメンテナンス情報だけがクライアントコンピュータ102の操作画面に表示され、オペレータにプリンタ103aのメンテナンスを促すようにする。
【0060】
一方、ステップS4で、プリンタ103b、103cの動作中であっても、そのメンテナンスを行うことができる場合、プリンタ103aのメンテナンスを行う前に、他のプリンタ103b、103cを先に処理した方が、プリンタ103a〜103c全体のメンテナンスに要する時間が短くなるか否かを判別する(ステップS5)。ここでは、プリンタ103aがタイミング1401でメンテナンスが必要になった場合、サーバ101はメンテナンステーブルからメンテナンスに必要な時間Tm1を導き出す。そして、プリンタ103bの処理量からサーバ101はTm1以内にメンテナンスが生じると判断し、タイミング1401からT1後のタイミング1402でメンテナンスが必要であると判断する。さらに、プリンタ103bの動作中にメンテナンスが可能であると判断し、プリンタ103bのメンテナンステーブルからメンテナンスにかかる作業時間Tm21を導き出す。
【0061】
そして、ステップS5で、プリンタ103aのメンテナンス時間Tm1と、プリンタ103bのメンテナンス時間Tm21およびタイミング1401からタイミング1402までの時間T1を加算した値とを比較する。この結果、Tm1>Tm21+T1である場合、プリンタ103bのメンテナンスを先に行う方が効率的であると判断し、ステップS7の処理に進む。図15はTm1>Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。一方、Tm1≦Tm21+T1である場合、ステップS6の処理に進む。図16はTm1≦Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【0062】
ステップS5で、プリンタ103bのメンテナンスを先に行う方が効率的であると判断された場合、プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ(優先度)と、プリンタ103b、103cで生じると予測されるメンテナンスのプライオリティとを比較する(ステップS7)。プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が高い場合、クライアントコンピュータ102の操作画面に、図22に示すようにプリンタ103aのメンテナンス内容およびプリンタ103bのメンテナンス内容を順番に表示し、オペレータに対し、プリンタ103a、103bの順にメンテナンスを行うように促す(ステップS6)。図22はプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティの方が高い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0063】
一方、ステップS7でプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合、クライアントコンピュータ102の操作画面に、図23に示すようにプリンタ103b、103aの順にメンテナンス内容を表示し、オペレータに対し、プリンタ103aより先にプリンタ103bのメンテナンスを行うように促す(ステップS8)。図23はプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0064】
図17はプリンタ103bのメンテナンスを先に行う場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。プリンタ103bのメンテナンス時期をタイミング1402からタイミング1404に移動し、先にプリンタ103bのメンテナンスを行うことで、システム全体のメンテナンスに係わる時間はTm1+2×Tm21(図17の網線範囲に相当)となり、停止時間が短縮されることになる。
【0065】
このように、1人のオペレータが複数台のプリンタのメンテナンスおよびジョブ設定を行う場合、複数台のプリンタのメンテナンスの必要が同時に生じると、システム全体の停止時間が短縮されるように、どのプリンタのメンテナンスを優先的に行うか否かをサーバコンピュータが決定し、その結果としてのメンテナンス順をクライアントコンピュータの操作画面上に表示してオペレータに通知することで、オペレータが効率的にメンテナンスを行うことができ、複数台のプリンタ全体のダウンタイムを低減できる。
【0066】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0067】
例えば、上記実施形態では、メンテナンス順はクライアントコンピュータの操作画面上に表示されたが、サーバコンピュータの操作画面上に表示するようにしてもよい。
【0068】
また、本発明では、メンテナンスを広義に解釈し、調整、清掃、消耗品の交換および補給も含めた表現として、メンテナンスという用語を使用している。例えば、調整としては、濃度調整やレジスト調整などが挙げられる。清掃としては、原稿台ガラス清掃や搬送ベルトなどの清掃が挙げられる。消耗品の交換としては、クリーニングブレードや帯電器などの交換が挙げられる。補給としては、トナーや用紙などの補給が挙げられる。
【0069】
本発明の実施形態を以下に列挙する。
【0070】
[実施態様1] 情報処理装置によって複数の画像形成装置が管理される画像形成システムにおいて、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視手段と、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定手段と、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
【0071】
[実施態様2] 一の画像形成装置のメンテナンス作業中に他の画像形成装置でメンテナンスの必要が生じた場合、前記メンテナンスの必要が同時に生じた状態であると判断することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0072】
[実施態様3] 前記他の画像形成装置に生じた必要なメンテナンスがジョブの実行を止めずに作業可能である場合、前記決定手段は前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
【0073】
[実施態様4] 前記決定手段は、前記一の画像形成装置にメンテナンスの必要が生じた時点から各画像形成装置が復帰するまでの時間を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様2または3記載の画像形成システム。
【0074】
[実施態様5] 前記決定手段は、前記メンテナンスの内容に応じて設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0075】
[実施態様6] 前記決定手段は、前記一の画像形成装置に比べ、前記他の画像形成装置の方が復帰するまでの時間が短い場合、前記メンテナンスの内容に応じて設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様4記載の画像形成システム。
【0076】
[実施態様7] 前記複数の画像形成装置を管理する情報処理装置としてのサーバ装置、前記複数の画像形成装置およびクライアント装置が通信媒体を介して接続された画像形成システムであって、前記サーバ装置または前記クライアント装置にジョブを入力するジョブ入力手段と、該入力されたジョブを前記通信媒体を介して前記画像形成装置に出力するジョブ出力手段とを備え、前記サーバ装置は前記監視手段および前記決定手段を備えるとともに、前記表示手段は前記メンテナンスの順番を前記サーバ装置または前記クライアント装置の表示部に表示することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0077】
[実施態様8] 前記サーバ装置は、前記通信媒体を介して接続された画像形成装置のメンテナンス内容および復帰までの作業時間が記述されたメンテナンステーブルを有することを特徴とする実施態様7記載の画像形成システム。
【0078】
[実施態様9] 前記サーバ装置は、前記メンテナンスの必要が生じた画像形成装置から必要となるメンテナンスの種類を取得し、前記メンテナンステーブルを参照して前記作業時間を算出することを特徴とする実施態様8記載の画像形成システム。
【0079】
[実施態様10] 前記サーバ装置は、前記算出された作業時間内に、他の画像形成装置で行われる処理枚数を計算し、該計算された処理枚数を基に前記作業時間内に前記他の画像形成装置でメンテナンスが必要となるか否かを判断することを特徴とする実施態様9記載の画像形成システム。
【0080】
[実施態様11] 前記他の画像形成装置でメンテナンスが必要となる場合、該メンテナンスはジョブを止めずに作業可能であるか否かを判別する判別手段を備え、前記決定手段は、前記ジョブを止めずに作業可能である場合、前記他の画像形成装置が復帰するまでの時間を算出し、復帰するまでの時間が短い方の画像形成装置のメンテナンスを先の順番に決定することを特徴とする請求項10記載の画像形成システム。
【0081】
[実施態様12] 前記メンテナンステーブルでは、前記メンテナンス内容毎に優先度が設定可能であり、前記決定手段は、前記他の画像形成装置の方が復帰するまでの時間が短い場合でも、前記メンテナンステーブルに設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様11記載の画像形成システム。
【0082】
[実施態様13] 情報処理装置に接続された複数の画像形成装置のメンテナンスを管理するメンテナンス管理方法において、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視ステップと、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定ステップと、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示ステップとを有することを特徴とするメンテナンス管理方法。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、オペレータが効率的にメンテナンス作業を行うことができ、複数台の画像形成装置全体のダウンタイムを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。
【図2】ネットワーク105経由で送られてきたデータを処理する際のプリンタの電気的構成を示す図である。
【図3】プリンタ部204の内部構成を示す図である。
【図4】フィニッシャ部205の内部構成を示す図である。
【図5】クライアントコンピュータ102a、102bに表示されたジョブの設定画面を示す図である。
【図6】サーバ101で作成したジョブリストを示す図である。
【図7】クライアントコンピュータ102によって設定された各プリンタにおけるジョブのスケジュールを示す図である。
【図8】プリンタの確認画面を示す図である。
【図9】詳細ウインドウ画面を示す図である。
【図10】ジョブ詳細ウインドウ画面を示す図である。
【図11】メンテナンステーブルを示す図である。
【図12】メンテナンステーブルの入力画面を示す図である。
【図13】部品カウンタテーブルを示す図である。
【図14】図7におけるジョブのスケジュールの一部を拡大して示すタイミングチャートである。
【図15】Tm1>Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図16】Tm1≦Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図17】プリンタ103bのメンテナンスを先に行う場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図18】メンテナンス順作成処理手順を示すフローチャートである。
【図19】ステップS1における他のプリンタの印刷枚数計算処理手順を示すフローチャートである。
【図20】ステップS2における判断の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図21】プリンタ103aのメンテナンス情報だけが表示されたクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【図22】プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティの方が高い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【図23】プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【符号の説明】
101 サーバコンピュータ
102a、102b クライアントコンピュータ
103a、103b、103c 画像形成装置
1201 メンテナンス内容
1202 作業時間
1204 プライオリティ(優先度)
1208、1305 メンテナンスコード
1303 現在のカウンタ値
1304 交換カウンタ値
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置によって複数の画像形成装置を管理する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成システムとして、複数のプリンタおよび複数のコンピュータが通信媒体を経由して接続された画像形成システムが知られている。この画像形成システムでは、ユーザはそれぞれのパソコン上からプリンタドライバを用いて任意のプリンタを選択し、印刷することが可能である。
【0003】
また、クライアント・サーバ方式のように、クライアントのジョブがサーバを経由してプリンタに出力される画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
近年、プリント・オン・デマンドと呼ばれる市場では、大量のページからなるドキュメントを印刷したり、大量部数の印刷を行ったり、後処理等も行う場合が増えている。具体的には、コピーセンタのように、複数のクライアントから複写依頼を受け、専任のオペレータが複写作業を行うような複写請負業務が拡大しつつある。この複写請負業務は以下の手順で行われる。
【0005】
依頼時、クライアントが直接原稿を持ってきたり、電子ファイル化された原稿が保存されているフレキシブルディスク等の記録メディアを渡したり、ネットワークを通じて送ることで、コピーセンタ側では複写原稿を受け取ることが可能である。
【0006】
また、依頼者に対し、コピー枚数、用紙サイズ、後処理、受け渡し時間等の設定を、記入用紙に直接記入してもらったり、インターネット上に用意された入力画面に記入して送信してもらうことで、コピーセンタ側では、設定情報を入手することが可能である。
【0007】
コピーセンタのオペレータは、上記原稿および設定情報を入手すると、入手した原稿が電子ファイル形式である場合、そのままサーバにジョブとして送る一方、紙原稿である場合、画像入力装置によって原稿を電子データ化してからサーバに送る。そして、入手した設定情報を基に、プリンタの設定を行い、サーバにプリント出力の予約を行う。
【0008】
専任のオペレータは、複数台のプリンタに対するジョブの設定やメンテナンス作業を担当し、紙無しや部品交換の必要が生じると、すぐにその処置を行う。1人のオペレータで複数台のプリンタを操作する場合、1人で複数台のプリンタの全ての状態を常に監視しなくてはならない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−7079号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリンタが設置されている場所は、1箇所に集中しているとは限らず、あるプリンタが紙無しや部品交換等のメンテナンスで止まった場合、オペレータはメンテナンスのために、監視している場所を離れてしまうことがある。このような場合、他のプリンタの状態を把握することは困難となり、他のプリンタでメンテナンスの必要が生じていても、オペレータにはわからない。
【0011】
例えば、後から止まったプリンタが記録用紙無し等の、メンテナンスに必要な時間が比較的短いものであった場合、知らずに長い時間メンテナンスで持ち場を離れてしまうと無駄にプリンタを止めていることになり、作業効率が下がってしまう。
【0012】
一般に、プリンタが紙切れやエラー状態になった場合、アラームが鳴るが、コピーセンタ等のように複数台のプリンタが設置されている場所では、プリント時の騒音等によりアラーム音が聞こえない場合が多くある。
【0013】
そこで、本発明は、オペレータが効率的にメンテナンス作業を行うことができ、複数台の画像形成装置全体のダウンタイムを低減できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成システムは、情報処理装置によって複数の画像形成装置が管理される画像形成システムにおいて、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視手段と、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定手段と、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の画像形成システムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。この画像形成システムは、情報処理装置としてのドキュメントサーバコンピュータ(ドキュメントサーバまたは単にサーバという)101、クライアントコンピュータ(単にクライアントという)102a,102b、画像形成装置としての白黒プリンタ103a,103b,カラープリンタ103c(単にプリンタという)等の画像出力装置、およびスキャナ104等の画像入力装置から構成される。これらのサーバ101、クライアント102a,102b、画像入力装置および画像出力装置は、ネットワーク105介して接続されている。
【0016】
クライアント102a、102bは、ドキュメントサーバ101にジョブを送る。クラアントを区分すると、クライアント102aはPODセンタのオペレータレベルの管理者が使用するコンピュータであり、クライアント102bはPODセンタの一般ユーザが使用するコンピュータである。図1では、2台のクライアントしか示されていないが、一般ユーザ用のクライアントコンピュータはさらに多数接続されてもよい。ただし、一般ユーザ用のクライアント102bの場合、サーバ101内のジョブやデータの操作は禁止されており、サーバ101内のデータも閲覧不可能であり、サーバに対してジョブの送信のみ可能である。
【0017】
一方、ドキュメントサーバ101は、プリンタ103a、103b、103cでシート上に画像形成すべき各クライアントからのジョブデータを、ジョブ毎に識別可能に記憶して管理する。図1では、3台のプリンタしか示されてないが、プリンタはこれらの他にも多数接続可能である。ここで、サーバ101およびクライアント102a、102bは、周知のCPU、ROM、RAM、NIC等を搭載したコンピュータ本体およびディスプレイ装置を有する通常のPCから構成されている。また、コンピュータ本体には、読み書き可能な大容量の記憶装置が内蔵されている。尚、サーバおよびクライアントはPC自体に限定されるものではなく、例えばサーバあるいはクライアントの機能を持たせた画像形成装置であってもよい。
【0018】
また、スキャナ104は、紙原稿(ドキュメント)からの画像イメージを取り込む画像入力装置であり、読み込んだ画像をネットワーク105を介してサーバ101に送信できる。
【0019】
クライアントコンピュータ102a、102b上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)を実現するアプリケーションソフトウェアが動作し、各種文書や図形が作成・編集される。クライアントコンピュータ102a、102bは、作成された文書や図形をページ記述言語(Page Description Language)に変換し、ネットワーク105を経由してプリンタ103a〜103cで印刷する。
【0020】
プリンタ103a〜103cは、それぞれドキュメントサーバ101とネットワーク105を介して情報交換できる通信手段を有しており、プリンタ103a〜103cの情報や状態をドキュメントサーバ101、あるいはそれを経由してオペレータ102a側に逐次知らせる仕組みとなっている。さらに、ドキュメントサーバ101あるいはクライアント102aは、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを有しており、プリンタ103a〜103cはドキュメントサーバ101あるいはクライアント102aにより管理される。
【0021】
つぎに、プリンタ103a〜103cの構成を示す。プリンタ103a,103bとプリンタ103cの差は、白黒機器であるかフルカラー機器であるかの差であり、フルカラー機器が白黒機器の構成を包含することが多いので、本実施形態ではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時白黒機器の説明を加えることにする。
【0022】
図2はネットワーク105経由で送られてきたデータを処理する際のプリンタの電気的構成を示す図である。プリンタは、I/F部201、プリンタIP部202、PWM部203、プリンタ部204およびフィニッシャ部205を有する。ネットワーク105から送られてきたデータは、I/F部201から入力し、プリンタIP部202およびPWM部203を経由し、プリンタ部204で記録用紙に印刷されることになる。プリンタ部204で印刷された記録用紙は、フィニッシャ部205に送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
【0023】
プリンタIP部202は、画像データをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解し、さらにデータに補正をかけてPWM部203に送る。4色の画像データは、各PWM部203を通ってそれぞれ画像形成に適したデータに変換される。PWM部203で変換されたデータは、レーザ駆動部(図示せず)に送られると、CMYKの各レーザからレーザビームが照射される。そして、各レーザから照射されたレーザビームは、ポリゴンミラー913で走査され、それぞれの感光ドラム917、921、925、929に照射される(図3参照)。
【0024】
図3はプリンタ部204の内部構成を示す図である。図において、913は前述したポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ(図示せず)から照射された4本のレーザ光を受けると、そのうちの1本をミラー914、915、916を経て感光ドラム917上を走査し、次の1本をミラー918、919、920を経て感光ドラム921上を走査し、次の1本をミラー922、923、924を経て感光ドラム925上を走査し、次の1本をミラー926、927、928を経て感光ドラム929上を走査する。
【0025】
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム917上の潜像をイエローのトナー像に現像する。931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム921上の潜像をマゼンタのトナー像に現像する。932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって形成された感光ドラム925上の潜像をシアンのトナー像に現像する。933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光によって感光ドラム929上に形成された潜像をマゼンタのトナー像に現像する。これら4色(Y、M、C、K)のトナー像がシートに転写されると、フルカラーの出力画像を得ることができる。
【0026】
給紙カセット934、935のいずれかから給紙された記録用紙は、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着されて搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929には前述したように各色のトナーが現像されており、記録用紙の搬送に合わせて各色のトナーが記録用紙に転写される。各色のトナーが転写された記録用紙は、転写ベルト938から分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940でトナーが記録用紙に定着される。
【0027】
定着器940を抜けた記録用紙は、フラッパ950により一旦下方向に導かれて記録用紙の後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックして排出される。この結果、フェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順となる。尚、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて等間隔に配置されており、搬送ベルト939により、記録用紙は一定速度vで搬送され、このタイミングに同期がとられて、4つの半導体レーザ(図示せず)は駆動される。
【0028】
給紙カセットとしては、本体標準装備のカセット段934、935、およびオプションとして大容量のサイドデッキ971を装着可能である。本実施形態では、プリンタ103a、103bには、サイドデッキが装着されているが、プリンタ103cには装着されていない。給紙段の選択は、自動またはプリンタドライバから手動で設定可能である。また、装置によってはプリント中に1つの給紙段の記録用紙がなくなると、自動的に同じサイズの記録用紙が格納されている給紙段に切り替わる、オートカセットチェンジ機能を有している。さらに、OHPや小サイズ等の特殊用紙を給紙するマルチトレイ936も装着することが可能である。
【0029】
図4はフィニッシャ部205の内部構成を示す図である。プリンタの定着部940を出たシートは、フィニッシャ部205に入る。フィニッシャ部205には、サンプルトレイ1101およびスタックトレイ1102が設けられており、ジョブの種類や排出される記録用紙の枚数によって切り替えられる。
【0030】
ソート方式には、2通りの方式、すなわち複数のビンを有し、各ビンに振り分けるビンソート方式と、ビンまたはトレイを奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力されるシートを振り分けるシフトソート方式とがあり、ソーティングを行うことが可能である。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、コア部(図示せず)が大容量メモリを有している場合、このバッファメモリを利用してバッファリングしたページ順と排出順を変更するいわゆるコレート機能を用いることで、電子ソーティングの機能もサポートできる。
【0031】
グループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。さらに、スタックトレイ1102に排出する場合、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105でバインドすることも可能である。
【0032】
この他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1104、ファイル用の穴開けを行うパンチャ1106が設けられており、ジョブの種類に合わせてそれぞれの処理が行われる。また、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、記録用紙の中央部分をローラーに噛ませることにより記録用紙を半折りし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行うものである。サドルステッチャ1107で製本された記録用紙は、ブックレットトレイ1108に排出される。さらに、この他、製本のためのグルー(糊付け)によるバインド、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのトリマー(裁断機)などを加えることも可能である。
【0033】
図5はクライアントコンピュータ102a、102bに表示されたジョブの設定画面を示す図である。プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIである。クライアントはGUI上の設定パラメータを指示し、所望の画像イメージをプリンタ等の送信先に送ることが可能となる。図において、501はプリンタドライバのウインドウ画面である。ウインドウ画面中の設定項目として、502はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。ここでは、出力先は、プリンタ103a〜103cである。
【0034】
504はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ102a、10bから送信される画像イメージのどのページを出力するかを決定する。505は部数を指定する部数設定カラムである。506はソート順を選択するソート選択ボタンである。
【0035】
503は送信先選択カラム502で選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うプロパティキーである。このプロパティキー203をクリックすると、別画面が開かれ、そのデバイス固有の設定情報が入力し、特殊な画像処理を行うことが可能となる。例えば、プリンタIP部202内のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となり、後処理装置のステイプル設定等が可能であり、その他の出力時間等の特記項目を記入できる。所望の設定が済むと、確認キー507により印刷を開始する。取り消す場合、取消キー508により印刷を取り止める。
【0036】
画像入力装置104によって画像データを取り込み、プリンタ103a〜103cで印刷する場合でも、画像入力装置104またはクライアントコンピュータ102aの画面上に同様のスキャナドライバが表示され、設定を行うことで、サーバ101に画像データが送信される。サーバ101は、クライアント102a、102bまたは画像入力装置104から送信されてきた画像データおよび設定情報を基に、プリンタ103a〜103cに対してジョブリストを作成する。
【0037】
図6はサーバ101で作成したジョブリストを示す図である。図において、601はジョブ毎にサーバ101が付けたジョブ番号である。602は画像出力依頼を行ったクライアント番号である。603はページ数である。604は部数である。605は紙サイズである。606はプリンタ番号である。607はその他受け渡し時間など、オペレータによって記入された特記項目である。
【0038】
サーバ101は、設定されたプリンタ103a〜103cに対し、入力された順にジョブを並べ、先頭のジョブから各プリンタに送信する。各プリンタは、ジョブを受け取ると、印刷を開始する。
【0039】
図7はクライアントコンピュータ102によって設定された各プリンタにおけるジョブのスケジュールを示す図である。プリンタ103aでは、ジョブ002、004の順で設定されている。プリンタ103bでは、ジョブ001、005の順で設定されている。プリンタ103cでは、ジョブ003、006の順で設定されている。
【0040】
クライアントコンピュータ102aの画面上で、プリンタ103a〜103cの状態は確認可能である。図8はプリンタの確認画面を示す図である。図において、801はプリンタ状態一覧を示すプリンタ一覧ウインドウ画面である。図において、802はプリンタ毎に現在の状態が表示された状態欄である。例えば、プリンタ103aでは、ジョブ002が現在プリント中であることが示されている。803は詳細ボタンであり、この詳細ボタン803を押すことにより、プリンタの詳細を見ることができる。例えば、プリンタ103aに対応する詳細ボタン803を押すと、詳細ウインドウ画面が開かれる。
【0041】
図9は詳細ウインドウ画面を示す図である。図において、901は詳細ウインドウ画面である。902はプリンタ名、CPM(コピー速度)等のプリンタ情報が表示されたプリンタ情報欄である。903はオプション(サイドデッキ、フィニッシャ)の有無、特殊な仕様(例えば、オートカセットチェンジ機構、動作中のトナー補給)が表示されたプリンタ仕様欄である。904はストックされている記録用紙のサイズおよび残量が表示された記録用紙欄である。本実施形態では、紙残量は数値で表されているが、多、中、少のような表示でもかまわない。905は現在実行中のジョブが表示されたジョブ欄である。906はジョブ詳細ボタンである。907は閉じるボタンであり、オペレータがこの閉じるボタン907を押すと、詳細ウインドウ画面901が閉じられ、元のプリンタ一覧ウインドウ画面801に戻る。
【0042】
また、詳細ウインドウ画面901のJOB詳細ボタン906を押すと、ジョブ詳細ウインドウ画面が開かれる。図10はジョブ詳細ウインドウ画面を示す図である。ジョブ詳細ウインドウ画面1001では、プリンタ毎のジョブスケジュール1002が表示される。ジョブスケジュール1002では、ジョブの出力時間1003等が表示されている。オペレータが閉じるボタン1004を押すと、詳細ウインドウ画面901に戻る。
【0043】
図11はメンテナンステーブルを示す図である。サーバ101は、プリンタ103a〜103c毎にメンテナンステーブルを予め用意している。図11には、プリンタ103aのメンテナンステーブルが示されている。メンテナンステーブルは、クライアントコンピュータ102aから入力可能である。図12はメンテナンステーブルの入力画面を示す図である。タブ1205〜1207でプリンタ103a〜103cのメンテナンステーブルの入力画面が切り替え可能である。メンテナンステーブルには、紙補給やローラ交換などのメンテナンス内容1201、そのメンテナンスに必要とされる作業時間1202、交換部品の有無1203等の項目が設けられている。また、オペレータが独自に設定可能なプライオリティ1204が設けられており、特にジョブの画質に拘わるような、急いで処理しなくてはならないメンテナンス項目に対し、プライオリティをHレベルに設定することができる。
【0044】
各メンテナンス項目にコード番号1208を付けることで、メンテナンスの検索を容易に行うことができる。作業時間1202はプリンタによって予め決まっている値でもよいし、オペレータが経験等から入力した値でもよい。交換部品の有無1203に関しても、オペレータがその有無を入力してもよいし、サーバが管理している在庫部品情報等を参照してその有無を設定するようにしてもよい。
【0045】
図13は部品カウンタテーブルを示す図である。サーバ101はプリンタ103a〜103c毎に部品カウンタテーブルを有する。図13には、プリンタ103aの部品カウンタテーブルが示されている。部品カウンタテーブルには、部品コード1301、部品名1302、現在のカウンタ値1303、および交換時のカウンタ値1304のデータが設定されている。また、交換部品に対応するメンテナンスコード1305も設定されている。現在のカウンタ値1303は定期的にプリンタ103a〜103cからサーバ101に送られる。現在のカウンタ値1303が交換時のカウンタ値1304になった場合、サーバ101は対象となるプリンタのメンテナンスが必要であると判断する。
【0046】
つぎに、プリンタ103a〜103cにおいて、ジョブ処理中にメンテナンスの必要が生じた場合のシーケンスを示す。ここで、図14は図7におけるジョブのスケジュールの一部を拡大して示すタイミングチャートである。プリンタ103a〜103cはそれぞれジョブ002、001、003を処理しており、プリンタ103aがジョブ002を出力している途中のタイミング1401で、メンテナンスが必要になったとする。このメンテナンス内容としては、紙補給であってもよいし、現在のカウンタ値1303が交換時のカウンタ値1304に達したことによるローラ交換であってもよい。
【0047】
図18はメンテナンス順作成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムは、サーバ101内の記憶媒体(図示せず)に格納されており、サーバ101内のCPU(図示せず)によって、例えばプリンタ103aのジョブが中断になったことによる割り込み処理として実行される。ここでは、プリンタ103aが最初に中断した場合を例示するが、他のプリンタ103b、103cが最初に中断する場合も同様である。
【0048】
まず、オペレータがメンテナンス作業を行う間(図中、時間Tm1)、他のプリンタ103b、103cで印刷される処理量(印刷枚数)を計算する(ステップS1)。図19はステップS1における他のプリンタの印刷枚数計算処理手順を示すフローチャートである。サーバ101はプリンタ103aが停止すると、プリンタ103aにおいてどのようなメンテナンスが必要であったために、印刷処理が停止したかについての情報を吸い上げる(ステップS11)。
【0049】
この情報は、プリンタ103aが処理を停止した時、メンテナンスコード1208をサーバ101に送信することで、サーバ101によって認識される。同時に、サーバ101は動作中の他のプリンタ103b、103cからも情報を吸い上げる。このとき吸い上げられる情報は、実行中のジョブカウント値、給紙段、給紙段中の記録用紙の枚数などである。
【0050】
プリンタ103aのメンテナンスコード1208を参照し、メンテナンステーブルからそのメンテナンスにかかる作業時間Tm1を計算する(ステップS12)。さらに、他のプリンタ103b、103cにおける作業時間Tm1内の処理量(印刷枚数)を計算する(ステップS13)。この処理量(印刷枚数)はプリンタのプリントスピード×Tm1で求められる。ここでは、プリンタ103b、103cにおける処理量(印刷枚数)をそれぞれQ103b、Q103cとする。この後、メインの処理に復帰する。
【0051】
作業時間Tm1中に、プリンタ103b、103cでメンテナンスが必要となるか否かを判断する(ステップS2)。図20はステップS2における判断の具体的な処理手順を示すフローチャートである。ステップS13で計算されたメンテナンス中の処理枚数Q103b、Q103cと紙の残量とを比較し、記録用紙切れになるか否かを判別する(ステップS21)。
【0052】
用紙切れが生じないと判断した場合、そのままステップS23の処理に進む。一方、用紙切れが生じると判断した場合、紙補給に対応したメンテナンスコード1208(例えば、Mb01、Mc01)を記憶する(ステップS22)。現在のカウンタ値1303に処理枚数を加えた値と交換カウンタ値1304とを比較する(ステップS23)。ここで、プリントの処理方法によって足し算の仕方が異なる。例えば、給紙段934から記録用紙を給紙した場合、給紙段935やサイドデッキ971に付属する部品のカウンタ値に足し算を行う必要は無い。
【0053】
ステップS23でカウンタ値を比較した結果、交換カウンタ値1304が現在のカウンタ値1303に処理枚数を加えた値以上である場合、ステップS3の処理に進む。一方、交換カウンタ値1304の方が小さい場合、交換部品に与えられた部品コード1301(例えば、Cb01等)を記憶する(ステップS24)。尚、ステップS23でカウンタ値を比較して判断する他、トナー残量と出力枚数との関係からトナー切れになるか否かの判断を行うようにしてもよい。
【0054】
さらに、部品カウンタテーブルを参照し、部品コード1301を部品コード1301に対応するメンテナンスコード1305(図12のメンテナンスコード1208に対応)に変換して記憶する(ステップS25)。
【0055】
この後、メンテナンステーブルにおいて、交換部品の有無欄1203を参照し、交換部品があるか否かを判別する(ステップS26)。交換部品が無い場合、そのままステップS3の処理に進む。一方、交換部品がある場合、部品交換あるいは紙無しになるまでの時間T0を計算して記憶する(ステップS27)。例えば、部品交換あるいは紙無しになるまでの時間T0は、(交換カウンタ値−現在のカウンタ値)/処理スピードを計算することによって求まる。この後、ステップS4の処理に進む。
【0056】
本実施形態では、プリンタ103bは、プリンタ103aが停止してからTm1以内に何らかのメンテナンスが必要になると判断される(図中、タイミング1402でメンテナンスが必要となる)ので、そのメンテナンスコード1305および部品コード1301が記憶される。また、プリンタ103bの場合、メンテナンスが生じるまでの時間T1(=T0)もサーバ101に記憶される。
【0057】
同様に、プリンタ103cは、プリンタ103aが停止してからTm1より後のタイミング1403で、つまりプリンタ103aが停止してからT2後に何らかのメンテナンスが必要になる。この場合、プリンタ103aのメンテナンスにかかる時間Tm1は時間T2より短いので、そのメンテナンスコード1305および部品コード1301は記憶されない。
【0058】
一方、ステップS2で、プリンタ103aのメンテナンスを行っている間、プリンタ103b、103cでメンテナンスの必要が生じないと判断された場合、プリンタ103aのメンテナンス情報だけをクライアントコンピュータ102の画面に表示する(ステップS3)。図21はプリンタ103aのメンテナンス情報だけが表示されたクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0059】
一方、ステップS2でプリンタ103b、103cでメンテナンスが必要であると判断された場合、プリンタ103b、103cの動作中であっても、そのメンテナンスを行うことが可能であるか否かを判別する(ステップS4)。この判別は、プリンタの機能903とステップS11で吸い上げたプリンタの現在の状態とを基に行われる。例えば、複数の給紙段が設けられており、オートカセットチェンジが可能である本実施形態の画像形成装置の場合、図3に示すように、給紙段934の給紙中に給紙段935やサイドデッキ971に記録用紙を補給することが可能であるので、ステップS4でYESと判断され、ステップS5の処理に進む。一方、レジローラの交換などを行う場合、ジョブを一時停止しなくてはならないので、Noと判断され、ステップS3の処理に進む。ステップS3では、前述したように、プリンタ103aのメンテナンス情報だけがクライアントコンピュータ102の操作画面に表示され、オペレータにプリンタ103aのメンテナンスを促すようにする。
【0060】
一方、ステップS4で、プリンタ103b、103cの動作中であっても、そのメンテナンスを行うことができる場合、プリンタ103aのメンテナンスを行う前に、他のプリンタ103b、103cを先に処理した方が、プリンタ103a〜103c全体のメンテナンスに要する時間が短くなるか否かを判別する(ステップS5)。ここでは、プリンタ103aがタイミング1401でメンテナンスが必要になった場合、サーバ101はメンテナンステーブルからメンテナンスに必要な時間Tm1を導き出す。そして、プリンタ103bの処理量からサーバ101はTm1以内にメンテナンスが生じると判断し、タイミング1401からT1後のタイミング1402でメンテナンスが必要であると判断する。さらに、プリンタ103bの動作中にメンテナンスが可能であると判断し、プリンタ103bのメンテナンステーブルからメンテナンスにかかる作業時間Tm21を導き出す。
【0061】
そして、ステップS5で、プリンタ103aのメンテナンス時間Tm1と、プリンタ103bのメンテナンス時間Tm21およびタイミング1401からタイミング1402までの時間T1を加算した値とを比較する。この結果、Tm1>Tm21+T1である場合、プリンタ103bのメンテナンスを先に行う方が効率的であると判断し、ステップS7の処理に進む。図15はTm1>Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。一方、Tm1≦Tm21+T1である場合、ステップS6の処理に進む。図16はTm1≦Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【0062】
ステップS5で、プリンタ103bのメンテナンスを先に行う方が効率的であると判断された場合、プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ(優先度)と、プリンタ103b、103cで生じると予測されるメンテナンスのプライオリティとを比較する(ステップS7)。プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が高い場合、クライアントコンピュータ102の操作画面に、図22に示すようにプリンタ103aのメンテナンス内容およびプリンタ103bのメンテナンス内容を順番に表示し、オペレータに対し、プリンタ103a、103bの順にメンテナンスを行うように促す(ステップS6)。図22はプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティの方が高い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0063】
一方、ステップS7でプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合、クライアントコンピュータ102の操作画面に、図23に示すようにプリンタ103b、103aの順にメンテナンス内容を表示し、オペレータに対し、プリンタ103aより先にプリンタ103bのメンテナンスを行うように促す(ステップS8)。図23はプリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【0064】
図17はプリンタ103bのメンテナンスを先に行う場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。プリンタ103bのメンテナンス時期をタイミング1402からタイミング1404に移動し、先にプリンタ103bのメンテナンスを行うことで、システム全体のメンテナンスに係わる時間はTm1+2×Tm21(図17の網線範囲に相当)となり、停止時間が短縮されることになる。
【0065】
このように、1人のオペレータが複数台のプリンタのメンテナンスおよびジョブ設定を行う場合、複数台のプリンタのメンテナンスの必要が同時に生じると、システム全体の停止時間が短縮されるように、どのプリンタのメンテナンスを優先的に行うか否かをサーバコンピュータが決定し、その結果としてのメンテナンス順をクライアントコンピュータの操作画面上に表示してオペレータに通知することで、オペレータが効率的にメンテナンスを行うことができ、複数台のプリンタ全体のダウンタイムを低減できる。
【0066】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0067】
例えば、上記実施形態では、メンテナンス順はクライアントコンピュータの操作画面上に表示されたが、サーバコンピュータの操作画面上に表示するようにしてもよい。
【0068】
また、本発明では、メンテナンスを広義に解釈し、調整、清掃、消耗品の交換および補給も含めた表現として、メンテナンスという用語を使用している。例えば、調整としては、濃度調整やレジスト調整などが挙げられる。清掃としては、原稿台ガラス清掃や搬送ベルトなどの清掃が挙げられる。消耗品の交換としては、クリーニングブレードや帯電器などの交換が挙げられる。補給としては、トナーや用紙などの補給が挙げられる。
【0069】
本発明の実施形態を以下に列挙する。
【0070】
[実施態様1] 情報処理装置によって複数の画像形成装置が管理される画像形成システムにおいて、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視手段と、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定手段と、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
【0071】
[実施態様2] 一の画像形成装置のメンテナンス作業中に他の画像形成装置でメンテナンスの必要が生じた場合、前記メンテナンスの必要が同時に生じた状態であると判断することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0072】
[実施態様3] 前記他の画像形成装置に生じた必要なメンテナンスがジョブの実行を止めずに作業可能である場合、前記決定手段は前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
【0073】
[実施態様4] 前記決定手段は、前記一の画像形成装置にメンテナンスの必要が生じた時点から各画像形成装置が復帰するまでの時間を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様2または3記載の画像形成システム。
【0074】
[実施態様5] 前記決定手段は、前記メンテナンスの内容に応じて設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0075】
[実施態様6] 前記決定手段は、前記一の画像形成装置に比べ、前記他の画像形成装置の方が復帰するまでの時間が短い場合、前記メンテナンスの内容に応じて設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様4記載の画像形成システム。
【0076】
[実施態様7] 前記複数の画像形成装置を管理する情報処理装置としてのサーバ装置、前記複数の画像形成装置およびクライアント装置が通信媒体を介して接続された画像形成システムであって、前記サーバ装置または前記クライアント装置にジョブを入力するジョブ入力手段と、該入力されたジョブを前記通信媒体を介して前記画像形成装置に出力するジョブ出力手段とを備え、前記サーバ装置は前記監視手段および前記決定手段を備えるとともに、前記表示手段は前記メンテナンスの順番を前記サーバ装置または前記クライアント装置の表示部に表示することを特徴とする実施態様1記載の画像形成システム。
【0077】
[実施態様8] 前記サーバ装置は、前記通信媒体を介して接続された画像形成装置のメンテナンス内容および復帰までの作業時間が記述されたメンテナンステーブルを有することを特徴とする実施態様7記載の画像形成システム。
【0078】
[実施態様9] 前記サーバ装置は、前記メンテナンスの必要が生じた画像形成装置から必要となるメンテナンスの種類を取得し、前記メンテナンステーブルを参照して前記作業時間を算出することを特徴とする実施態様8記載の画像形成システム。
【0079】
[実施態様10] 前記サーバ装置は、前記算出された作業時間内に、他の画像形成装置で行われる処理枚数を計算し、該計算された処理枚数を基に前記作業時間内に前記他の画像形成装置でメンテナンスが必要となるか否かを判断することを特徴とする実施態様9記載の画像形成システム。
【0080】
[実施態様11] 前記他の画像形成装置でメンテナンスが必要となる場合、該メンテナンスはジョブを止めずに作業可能であるか否かを判別する判別手段を備え、前記決定手段は、前記ジョブを止めずに作業可能である場合、前記他の画像形成装置が復帰するまでの時間を算出し、復帰するまでの時間が短い方の画像形成装置のメンテナンスを先の順番に決定することを特徴とする請求項10記載の画像形成システム。
【0081】
[実施態様12] 前記メンテナンステーブルでは、前記メンテナンス内容毎に優先度が設定可能であり、前記決定手段は、前記他の画像形成装置の方が復帰するまでの時間が短い場合でも、前記メンテナンステーブルに設定された優先度を基に、前記メンテナンスの順番を決定することを特徴とする実施態様11記載の画像形成システム。
【0082】
[実施態様13] 情報処理装置に接続された複数の画像形成装置のメンテナンスを管理するメンテナンス管理方法において、前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視ステップと、少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定ステップと、該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示ステップとを有することを特徴とするメンテナンス管理方法。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、オペレータが効率的にメンテナンス作業を行うことができ、複数台の画像形成装置全体のダウンタイムを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における画像形成システムの全体構成を示す図である。
【図2】ネットワーク105経由で送られてきたデータを処理する際のプリンタの電気的構成を示す図である。
【図3】プリンタ部204の内部構成を示す図である。
【図4】フィニッシャ部205の内部構成を示す図である。
【図5】クライアントコンピュータ102a、102bに表示されたジョブの設定画面を示す図である。
【図6】サーバ101で作成したジョブリストを示す図である。
【図7】クライアントコンピュータ102によって設定された各プリンタにおけるジョブのスケジュールを示す図である。
【図8】プリンタの確認画面を示す図である。
【図9】詳細ウインドウ画面を示す図である。
【図10】ジョブ詳細ウインドウ画面を示す図である。
【図11】メンテナンステーブルを示す図である。
【図12】メンテナンステーブルの入力画面を示す図である。
【図13】部品カウンタテーブルを示す図である。
【図14】図7におけるジョブのスケジュールの一部を拡大して示すタイミングチャートである。
【図15】Tm1>Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図16】Tm1≦Tm21+T1である場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図17】プリンタ103bのメンテナンスを先に行う場合のメンテナンス時期を示すタイミングチャートである。
【図18】メンテナンス順作成処理手順を示すフローチャートである。
【図19】ステップS1における他のプリンタの印刷枚数計算処理手順を示すフローチャートである。
【図20】ステップS2における判断の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図21】プリンタ103aのメンテナンス情報だけが表示されたクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【図22】プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティの方が高い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【図23】プリンタ103aで生じたメンテナンスのプライオリティ1204の方が低い場合に表示されるクライアントコンピュータ102の操作画面を示す図である。
【符号の説明】
101 サーバコンピュータ
102a、102b クライアントコンピュータ
103a、103b、103c 画像形成装置
1201 メンテナンス内容
1202 作業時間
1204 プライオリティ(優先度)
1208、1305 メンテナンスコード
1303 現在のカウンタ値
1304 交換カウンタ値
Claims (1)
- 情報処理装置によって複数の画像形成装置が管理される画像形成システムにおいて、
前記複数の画像形成装置の状態を監視する監視手段と、
少なくとも2つの画像形成装置でメンテナンスの必要が同時に生じた場合、前記メンテナンスが行われる順番を決定する決定手段と、
該決定されたメンテナンスの順番を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。
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