JP2004177633A - レーザ発生装置及び写真処理装置 - Google Patents

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【課題】半導体レーザ素子と波長変換素子とを所定距離離間させて配設させても、困難な位置調整を行うことなくカップリング効率の向上を図る。
【解決手段】所定波長のレーザ光を射出する半導体レーザ素子1063と射出されたレーザ光から所定の高調波のレーザ光を生成する光導波路SHG素子1066との間に偏波保持ファイバ106aを介設させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成用に用いられるレーザ発生装置、及びそのレーザ発生装置を用いた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真フィルムに写されたコマ画像をイメージスキャナで読み取って得られた画像データや、撮像素子を備えたデジタルカメラで撮像し、ICカード(メモリカード)に保存された画像データを感光材に転写するレーザ露光装置が知られている。このレーザ露光装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色のレーザ光を発生し、特定方向に射出するレーザ発生装置と、レーザ発生部からのR、G、B各色のレーザ光をR、G、B各色の画像データのレベルに対応させて変調するレーザ強度変調素子と、変調されたレーザ光を感光材面上で走査するポリゴンミラーを含む光学系とを備える。そして、レーザ露光装置によるレーザ光の走査方向と交差する方向に感光材を定速搬送することで、感光材面上に2次元のカラー画像を形成している。
【0003】
レーザ発生装置のうち、G、B色用のレーザ発生装置、例えばG色用の場合、半導体レーザ素子から射出される波長1060nmのレーザ光からそのレーザ光の第2高調波を生成する光導波路型SHG素子(波長変換素子)を採用し、この光導波路型SHG素子を通過した第2高調波のレーザ光をG色用の露光光源とすることでG色のレーザ光を得、また同様な構成でB色用のレーザ光を得ている。
【0004】
このようなレーザ発生装置では、光導波路型SHG素子に入射されたレーザ光の強度の減衰量を抑制し、強度の高い第2高調波を得ること、すなわち、半導体レーザ素子と光導波路型SHG素子とのカップリング効率の向上を図ることが課題となっている。半導体レーザ素子から空間に向けて射出されたレーザ光は、進行するにつれてビーム径が増大していくことから、半導体レーザ素子と光導波路型SHG素子との間隔が大きいと、射出されたレーザ光のビーム径が光導波路のサイズよりも大きくなり、カップリング効率が低下してしまう。そのため、これら両素子は近接配置することが好ましい。
【0005】
一方、半導体レーザ素子及び光導波路型SHG素子は駆動効率に関してそれぞれ温度特性を有しており、半導体レーザ素子及び光導波路SHG素子に対して、温度調整制御を行わなければならないが、両素子の温度特性は必ずしも一致していないため、互いに熱的に影響を及ぼしあい、両素子を近接配置すると、両素子を高効率で駆動させることができなくなる。したがって、両素子を熱的に遮断して配置する必要がある。
【0006】
そこで、従来は、図5に示すように、半導体レーザ素子と光導波路型SHG素子とを互いに離間させるとともに、その間にレンズを介設させて、半導体レーザ素子から射出されたレーザ光のビーム径を維持して、光導波路SHG素子に導くようにして、熱的な遮断とカップリング効率の向上を図っている(従来技術1)。
【0007】
また、図6に示すように、半導体レーザ素子と光導波路型SHG素子との間にシングルモードの光ファイバを介設し、この光ファイバを介して半導体レーザ素子からの射出レーザ光を光導波路型SHG素子に導くようにしたものが知られている(従来技術2)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術1においては、レーザ光を光導波路に正確に導く必要があるため、複数のレンズを使用しなければならないとともに、これらのレンズの位置調整を正確に行わなければならないが、このレンズの位置調整は、取り扱うレーザ光の波長がナノメートルオーダーであることから、同じレベルでの調整が要求され、容易な作業ではない上、精度上も一定の限界がある。
【0009】
ところで、光導波路型SHG素子は、結晶軸の方向との関係からその偏向方向が予め定められており、高効率の波長変換を行うためには、レーザ光の偏波面が光導波路型SHG素子の偏向方向と一致するように導かなければならない。
【0010】
しかしながら、従来技術2のように、光ファイバを用いる方式では、レーザ光は、光ファイバ内で生じる乱反射や光ファイバの曲げ、ねじれによって、光ファイバ内を進行するにつれて、偏波面が回転したり、楕円の偏波面に変形するため、光ファイバを曲げ、ねじれなく配設したり、その寸法を短くしたりしなければならない。
【0011】
しかし、レーザ半導体素子と光導波路型SHG素子との間に、光ファイバを直線状に敷設することは、ナノメートルオーダーでの正確なカッティング処理及び介設作業を強いられることとなり、高度な加工技術及び位置決め技術が要求され、現実的ではない。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、半導体レーザ素子と波長変換素子とを所定距離離間させて配設させても、困難な位置調整を行うことなくカップリング効率を向上させることができるレーザ発生装置及び写真現像処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るレーザ発生装置は、所定波長のレーザ光を射出する半導体レーザ素子と、射出されたレーザ光の高調波を生成する波長変換素子とを備えるレーザ発生装置において、前記半導体レーザ素子の射出端部と前記波長変換素子の入射端部との間に偏波保持ファイバを介設したことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、半導体レーザ素子の射出端部から射出されたレーザ光は、偏波保持ファイバを通って、波長変換素子の入射端部に導かれる。レーザ光は偏波保持ファイバ内を進行する過程で、その曲げやねじれによって、偏波面が変形されることがないため、偏波面を一定に保持した状態で波長変換素子へと導かれる。したがって、半導体レーザ素子と波長変換素子とをそれぞれ熱的に遮断するべく所定距離離間して配置しても、レーザ光は波長変換素子により高効率で波長変換される。その結果、困難な位置調整を行うことなく、両素子のカップリング効率の向上が図られる。
【0015】
また、前記偏波保持ファイバの長尺方向の寸法を前記半導体レーザ素子と前記波長変換素子との間の距離よりも長くしたことが好ましい。この場合、偏波保持ファイバを撓ませた状態で半導体レーザ素子と波長変換素子とを接続することが可能となり、半導体レーザ素子及び波長変換素子との位置決め調整、光ファイバの取り付け作業が容易となる。
【0016】
本発明に係る写真現像処理装置は、請求項1又は2記載のレーザ発生装置からのレーザ光を画像データで変調し、所定方向に走査させるレーザ露光装置と、レーザ光の走査上で該走査方向と交差する方向に感光材を搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、請求項1又は2記載のレーザ発生装置を備えているため、半導体レーザ素子と波長変換素子とを所定距離離間させて配設させても、困難な位置調整を行うことなく、両素子のカップリング効率が向上され、高画質の写真が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るレーザ発生装置が適用される写真処理装置の一構成例を示す外観斜視図である。写真処理装置1はフィルム(ネガ、ポジ)からイメージスキャナで読み取られた画像データや、デジタルカメラで撮影された画像データ、パソコンで作成された画像データを感光材(印画紙)に露光するレーザ光走査装置100と、ロール状に巻回された印画紙をレーザ光走査装置100に向けて送り出し可能に収納する感光材収納部200と、露光後の印画紙を現像、漂白定着及び安定処理する現像部300、安定処理された印画紙を乾燥する乾燥部400、及びこれら部材間に亘る印画紙搬送系(図略)等から構成されている。
【0019】
図2は、レーザ光走査装置100の構造を説明する斜視図である。なお、図2では、筐体102の上部を省略して図示しているが、筐体102は暗室構造にされると共に塵の入り込みを防止するべく密閉構造とされている。筐体102内の所定位置には、それぞれビーム状のレーザ光を射出する3個のレーザ発生装置104、106、108が配設されている。レーザ発生装置104は、例えば波長685nmのR(赤)色のレーザ光を発生する半導体レーザ素子1041を備えている。レーザ発生装置106は、例えば波長1060nmのレーザ光を発生するレーザ発光ユニット1061と、レーザ発光ユニット1061から射出されたレーザ光を、その第2高調波である波長530nmのG(緑)色のレーザ光に変換して出力するSHG(Second Harmonic Generation)ユニット1062とを備えている。同様に、レーザ発生装置108は、例えば波長946nmのレーザ光を発生するレーザ発光ユニット1081と、レーザ発光ユニット1081から射出されたレーザ光を、その第2高調波である波長473nmのB(青)のレーザ光に変換して出力するSHGユニット1082とを備えている。
【0020】
レーザ発生装置104、106、108のレーザ射出側には、コリメータレンズ110、レーザ強度変調部材として機能する音響光学変調素子(Acousto−Optic Modulator;以下、AOMという)112、レーザ整形開口114、ミラー116が順に配置されており、該ミラー116の反射側には、球面レンズ118、シリンドリカルレンズ120及びポリゴンミラー122が順に配置されている。
【0021】
ポリゴンミラー122の反射側には、fθレンズ124、レンズ126、ミラー128,130が順に配置されている。そして、矢印C方向から搬送されてきた印画紙2はミラー130で反射されたR、G、Bのレーザ光に照射され、画像が露光される。なお、前記レーザ整形開口114からミラー130までの部材によって光学系が構成されている。
【0022】
AOM112は、超音波光学効果の作用によって入射レーザ光に対して回折を生じさせることで出力強度を変更可能にする音響光学媒質を内蔵するもので、レーザ発生装置104、106、108からのレーザ光の光軸上に音響光学媒質の位置を一致させるべく筐体102の所定位置にそれぞれ配置されるとともに、それぞれAOMドライバ(図略)に接続されている。図略の画像メモリから処理対象の画像データ(R、G、B各色の濃度データ)がAOMドライバを介して各AOM112に入力されると、AOM112の音響光学媒質はAOMドライバの出力に応じた超音波光学効果が作用して回折が生じ、AOM112に入射されたレーザ光を濃度データに応じた強度に変換(光変調)する。
【0023】
つぎに、上記の構成のレーザ光走査装置の動作について説明する。レーザ発生装置104から射出されたレーザ光はコリメータレンズ110を介してAOM112に入射する。画像データのR、G、B各色の濃度データに応じた信号がAOM112に入力されることで、AOM112に入射したレーザビームが画像の濃度に対応した強度に変調されて出力される。AOM112から出力されたレーザ光は、矢印の向きに一定速度で回転するポリゴンミラー122によって主走査方向に走査された後、印画紙2に照射される。印画紙2は、主走査方向と直交する矢印Cの向きに図略の印画紙搬送系により搬送され、これによって印画紙2上に2次元のカラー画像が形成される。
【0024】
図3は、第1実施形態のレーザ発生装置106、108の外観斜視図を示している。以下、レーザ発生装置106、108は同一構成を有しているため、レーザ発生装置106のみ説明する。レーザ発生装置106は、直方体状の筐体(図略)によって覆われており、筐体の内部には、半導体レーザ素子1063を含むレーザ発光ユニット1061と、レーザ発光ユニット1061の射出側に配設されたSHGユニット1062とを備えている。レーザ発光ユニット1061は、半導体レーザ素子1063の温度調整が可能な部材、例えばペルチェ素子により構成され、筐体の底面に取り付けられた略直方体形状のベース部材1064と、ベース部材1064の上面に取り付けられ、半導体レーザ素子1063を支持するレーザ支持部材1065とを備え、半導体レーザ素子1063は、レーザ支持部材1065のほぼ中心部に一部が露出するように埋設されている。
【0025】
SHGユニット1062は、光導波路型SHG素子1066の温度調整が可能な素子、例えばペルチェ素子からなり、筐体の底面に取り付けられた略直方体状のベース部材1067と、ベース部材1067の上面に取り付けられたSHG支持部材1068とを備えており、光導波路型SHG素子1066は、SHG支持部材1068の上面に取り付けられている。
【0026】
半導体レーザ素子1063は、例えば二重へテロ構造を有する、AlGaAsレーザあるいはInGaAsPレーザなどのレーザダイオードが用いられ、所定波長、例えば1063nmのレーザビームを射出する。また、半導体レーザ素子1083は、半導体レーザ素子1063と同一構成を有し、所定波長、例えば946nmのレーザ光を射出する。
【0027】
光導波路型SHG素子1066は、LiNbOからなり、分極反転層がレーザ光の進行方向に向かって周期的に配列形成された構造を有している。光導波路型SHG素子1066の上面であって、分極反転層の配列方向と直交する方向には、レーザ光を透過するための光導波路1069が形成されている。
【0028】
半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066とは、それぞれ固有の温度特性を有しており、両素子を高効率に駆動させるためには、それぞれに設定された温度を保持するように温度調節する必要がある。そのため、ペルチェ素子からなるベース部材1065及び1067を用いて両素子の温度がそれぞれ所定値となるように温度調整を行っている。しかしながら、レーザ発光ユニット1061とSHGユニット1062とを近接させると、半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066との温度が互いに影響を及ぼしあうため、両素子の温度を一定に保つことができなくなる。そこで、本実施形態では、半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066との温度が互いに影響を及ぼしあわないように(熱的に遮断するべく)、レーザ発光ユニット1061とSHGユニット1062とを一定距離以上隔てて配設している。
【0029】
レーザ発生装置106のレーザ光の射出点P1と光導波路型SHG素子1066のレーザ発生装置側の端部P2との間には、偏波保持ファイバ106aが接続されている。この偏波保持ファイバ106aは、P1点及びP2点間の距離よりも大きな長尺寸法を有し、撓わんだ状態となっている。
【0030】
図4は、偏波保持ファイバの構造を示した図である。偏波保持ファイバは、PANDA型と楕円クラッド型などが存在するが、図4は、PANDA型の偏波保持断ファイバを示している。また、図4において、偏波保持ファイバの断面の水平方向にx軸を設定するとともに、断面の上下方向にy軸を設定している。偏波保持ファイバは、例えば、GeO添加石英からなり、断面中央部に配設されたコアF1と、例えば、純粋石英からなり、そのコアF1を覆うクラッドF1を備え、x軸上であってコアF1の両側の位置には、例えば、B添加石英からなる応力付与部F3が形成されている。この応力付与部F3を形成することにより、コアF1は、x軸方向から応力が印加された状態となり、コアF1のx軸方向の屈折率とy軸方向の屈折率とが異なることとなる。その結果、レーザ光の偏波面をx軸方向(又はy軸方向)に一致させて入射させると、レーザ光は、その偏波面がx軸方向(又はy軸方向)に保持された状態で、ファイバ内を伝搬され、その状態で、出射端から取り出される。
【0031】
光導波路型SHG素子1066は、結晶軸の方向との関係から偏光方向が予め定められており、また、半導体レーザ素子1063の射出点P1でのレーザ光の偏波面の方向も予め特定することができる。したがって、光導波路型SHG素子1066に高効率の波長変換を行わせるためには、偏波保持ファイバ106aの偏波保持方向(図4で示したx軸方向又はy軸方向)が、射出点P1でのレーザ光の偏波面と一致するように、偏波保持ファイバ106aと半導体レーザ素子1063とを接続するとともに、偏波保持ファイバ106aの偏波保持方向が、光導波路型SHG素子1066の偏光方向と一致するように、偏波保持ファイバ106aと光導波路型SHG素子1066とを接続すればよい。
【0032】
以上の構成により、半導体レーザ素子1063から射出された波長が1060nmのレーザ光は、偏波保持ファイバ106a内を伝搬して、射出時における偏波面が保持された状態で光導波路1069に入射される。そして、光導波路型SHG素子1066によって、波長が1/2である530nmの緑色レーザ光に変換される。変換された緑色レーザ光は、光導波路型SHG素子1066の終端P3から射出される。また、半導体レーザ素子1083から射出された波長946nmのレーザ光は、光導波路型SHG素子1086によって、波長が1/2である473nmの青色のレーザ光に変換され、終端P3から射出される。
【0033】
このように、本レーザ発生装置によれば、半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066とを偏波保持ファイバ106aにより接続したため、半導体レーザ素子1063から射出されたレーザ光は、偏波面を保持した状態で、光導波路型SHG素子1066に入射することができる。その結果、光導波路型SHG素子1066の波長変換の効率が高まり、両素子をそれぞれ一定の温度に保つために両素子を所定距離離間して配置しても、両素子のカップリング効率を向上させることができる。
【0034】
なお、光導波路型SHG素子1066は、略直方体形状に限らず、例えば上面視において、光ファイバ106a側の端部の形状を、光導波路1069をピークとする面取り形状にしてもよい。これにより、光導波路SHG素子1066と光ファイバ106aとの位置決め等が容易となる。
【0035】
また、偏波保持ファイバ106aは、通常の光ファイバとは異なり、カーブを持たせて敷設しても、そのカーブによって、偏波保持ファイバ106a内を伝搬するレーザ光の偏波面は崩れないため、偏波保持ファイバ106aを撓ませた状態又はループ状態で敷設することができる。これにより、半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066の配置位置の自由度が高まることとなる。
【0036】
また、設置時は、偏波保持ファイバ106aに撓みを持たせて、半導体レーザ素子1063と光導波路型SHG素子1066とを設置させ、その後、両素子の位置を調整することにより、両素子を正確に位置決めすることが可能となるため、両素子の設置が容易となる。
【0037】
なお、上記実施形態では、波長変換素子として、光導波路SHG素子を用いたが、これに限定されず、入射されたレーザ光の高調波を生成することができる素子であれば、光導波路SHG素子以外の素子を採用してもよい。
【0038】
また、上記実施形態では、偏波保持ファイバを撓みを持たせて接続したが、これに限定されず、撓みを持たせることなく直線状に接続してもよい。あるいは、ループを持たせて接続してもよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、半導体レーザ素子と波長変換素子とを偏波保持ファイバで接続したため、両素子を所定距離離間させて配設させても、困難な位置調整を行うことなく、両素子のカップリング効率を向上させることができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、半導体レーザ素子と波長変換素子との位置決め調整を容易に行うことができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、半導体レーザ素子と波長変換素子とのカップリング効率とを高めることができるため、高画質の写真を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ発生装置が適用される写真処理装置の一構成例を示す外観斜視図である。
【図2】レーザ光走査装置の構造を説明する斜視図である。
【図3】第1実施形態のレーザ発生装置の外観斜視図である。
【図4】偏波保持ファイバの構造を示した図である。
【図5】従来のレーザ発生装置を示した図である。
【図6】従来のレーザ発生装置を示した図である。
【符号の説明】
106 108 レーザ発生装置
106a 108a 偏波保持ファイバレーザ発生装置
1061 1081 レーザ発光ユニット
1062 1082 SHGユニット
1063 1083 半導体レーザ素子
1064 1084 ベース部材
1065 1085 レーザ支持部材
1066 1086 光導波路型SHG素子(波長変換素子)
1067 1087 ベース部材
1068 1088 SHG支持部材
1069 1089 光導波路

Claims (3)

  1. 所定波長のレーザ光を射出する半導体レーザ素子と、射出されたレーザ光から所定の高調波のレーザ光を生成する波長変換素子とを備えるレーザ発生装置において、前記半導体レーザ素子の射出端部と前記波長変換素子の入射端部との間に偏波保持ファイバを介設したことを特徴とするレーザ発生装置。
  2. 前記偏波保持ファイバの長尺方向の寸法を前記半導体レーザ素子と前記波長変換素子との間の距離よりも長くしたことを特徴とする請求項1記載のレーザ発生装置。
  3. 請求項1又は2記載のレーザ発生装置からのレーザ光を画像データで変調し、所定方向に走査させるレーザ露光装置と、レーザ光の走査上で該走査方向と交差する方向に感光材を搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする写真処理装置。
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