JP2004177422A - レンズ調芯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鏡筒に挿入されたレンズを素早く且つ精度よく任意の方向に移動可能として調芯作業を行い、その状態でUV接着まで行う。
【解決手段】レンズ調芯装置1では、受け台3の凹部4にレンズ11の挿入された鏡筒10を嵌装し、その上から加重部材20を載置する。そして、ピストン33の先端部37を軸線に沿って下方に摺動させて押圧杆39を孔26に案内し、さらにピストン33の空気圧により、押圧杆39が所定の荷重で加重部材20を押圧するように付勢する。その後、圧電素子35に電圧を印加し、複数の芯打ちアクチュエータ34の何れかを振動させて加重部材20を任意の方向に移動させることにより、調芯作業を行う。調芯作業が終了すると、加重部材20の貫通口からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60により、所定時間UV光を照射して接着固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】レンズ調芯装置1では、受け台3の凹部4にレンズ11の挿入された鏡筒10を嵌装し、その上から加重部材20を載置する。そして、ピストン33の先端部37を軸線に沿って下方に摺動させて押圧杆39を孔26に案内し、さらにピストン33の空気圧により、押圧杆39が所定の荷重で加重部材20を押圧するように付勢する。その後、圧電素子35に電圧を印加し、複数の芯打ちアクチュエータ34の何れかを振動させて加重部材20を任意の方向に移動させることにより、調芯作業を行う。調芯作業が終了すると、加重部材20の貫通口からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60により、所定時間UV光を照射して接着固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズの鏡筒内への調芯組み付け作業を行うレンズ調芯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子の小型化、高画素化に伴い、入力デバイスとしてのレンズ鏡筒に要求される光学性能が年々厳しくなってきている。
【0003】
光学性能を上げる方法としては、従来よりレンズと鏡筒との位置合わせを行って組み立てることが行われてきた。このためには、一般的に、回転ステージ上の受け台に若干の間隙を保持してレンズが挿入された鏡筒を載置し、その状態でレンズの反射芯を測定しながら棒などで受け台を叩いて、レンズの芯出しを行っていた。そして、レンズの芯出しが終了すると、受け台からレンズ鏡筒を取り外し、UV炉に入れて接着剤を硬化させることで、レンズと鏡筒とを接着固定していた。
【0004】
しかしながら、このような手法では、レンズの芯出しに熟練を要し、未熟練者の作業の立ち上げにかなりの時間を要するという問題があった。
【0005】
そこで、下記の特許文献1には、レンズを保持する第1の内枠と、第1の調整ネジが螺着される第2の内枠と、第2の調整ネジが螺着される外枠とで鏡枠を構成し、第1の調整ネジをねじ込むことによって第1の内枠をX軸方向に変位させ、第2の調整ネジをねじ込むことによって第2の内枠を介して第1の内枠をX軸と直交するY軸方向に変位させることで、レンズの芯出しを行う技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−193862号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術は、作業者自身が調芯装置に設けられた点光源部と光源検出用CCD部による検出信号を観察しながら調整ネジをねじ込み、調整目標位置に微少移動させるものであるため、マイクロメータ精度での位置調整が困難であるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、鏡筒に挿入されたレンズを素早く且つ精度よく任意の方向に移動可能として調芯作業を行い、さらにその状態でUV接着まで行うことで、熟練を要することなくレンズの鏡筒内への調芯組み付け作業を実現するレンズ調芯装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明に係るレンズ調芯装置は、若干の間隙を保持して鏡筒内に挿入されたレンズの調芯作業を行うレンズ調芯装置において、上記レンズが挿入された上記鏡筒が嵌装される受け台と、上記鏡筒が嵌装された上記受け台上に、上記レンズの周縁部と接触させて載置される加重部材と、上記加重部材に衝撃力を与えることにより、上記受け台の載置面上にてそれぞれ所定の方向に微少移動させる複数の移動手段とを備える。
【0010】
ここで、本レンズ調芯装置においては、上記加重部材の自重方向に所定の荷重で押圧する押圧手段をさらに備えることが好ましい。
【0011】
また、上記移動手段は、圧電素子に電圧を印加して振動子を振動させ、該振動子により上記加重部材に衝撃力を与えて微少移動させることができる。
【0012】
また、上記加重部材には、上記レンズと上記鏡筒との間の間隙部分が露呈するように貫通口を設けることができ、この場合、上記貫通口を通して上記間隙部分に紫外光を照射する照射手段をさらに備えることが好ましい。
【0013】
このようなレンズ調芯装置は、加重部材の自重と押圧手段による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、移動手段によって加重部材に対して衝撃力を与えてレンズを微少移動させることにより、鏡筒に対するレンズの芯出しを行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
先ず、本実施の形態におけるレンズ調芯装置1の側断面図を概略的に図1に示す。本実施の形態におけるレンズ調芯装置1では、主として図1に示すように、回転ステージ2の中央部に鏡筒10を嵌装するための受け台3が設けられ、その周囲には複数の受け台5が設けられる。なお、図中には受け台5が2箇所にのみ設けられているが、この数に限定されるものではなく、受け台3を中心とする略同心円上に好ましくは4箇所以上、等間隔に設けられていればよい。この受け台5上には、後述する加振器30が載置される。
【0016】
受け台3の上部中央には略円筒形状の凹部4が設けられており、この凹部4にレンズ11の挿入された鏡筒10が嵌装される。ここで、鏡筒10の内径寸法は、レンズ11の下部の外形寸法よりも若干大径に形成されており、このレンズ11と鏡筒10との間隙部分を用いて、後述する手法によりレンズ11の位置が正確に調整される。
【0017】
また、受け台3の上部には加重部材20が載置される。この加重部材20は、中央にレンズ11の有効径と略同形状の開放部21を有すると共に、受け台3と接する側に開放部21よりも大径の中空部22を有する。加重部材20は、鏡筒10の嵌装された受け台3上に載置された際に、この開放部21からレンズ11が露出し、開放部21の内側面23がレンズ11の周縁部と接触するようになされている。また、この際、レンズ11の外周に形成された縁部12が加重部材20と接するようになされている。さらに、図2に示すように、中空部22の上面22aには板バネ24の一端が固定されて設けられており、板バネ24の自由端はレンズ11側に折曲されている。この板バネ24は、加重部材20が載置された際に自由端がレンズ11の縁部12に接するようになされているため、レンズ11は板バネ24の弾性力により鏡筒10に対して下方に付勢される。また、加重部材20には、図2に示すように、鏡筒10とレンズ11との間の間隙部分に接着剤を滴下するための貫通口25が設けられている。鏡筒10の嵌装された受け台3上に加重部材20を載置すると、鏡筒10とレンズ11との間の間隙部分が貫通口25から露呈する。
【0018】
一方、受け台5には、加重部材20を適切な荷重で自重方向に押圧しながらレンズ11の中心方向に移動させるための加振器30が載置されている。この加振器30は、加重部材20をレンズ11の中心方向に移動させるための振動子である芯打ちアクチュエータ34を有する基台31と、加重部材20を自重方向に押圧するための空気圧駆動のピストン33とが、連結部材32を介して接続されてなる。ピストン33の先端部37には、該ピストン33の軸線と直交する支持アーム38の一端が取り付けられており、支持アーム38の他端には、ピストン33の軸線と平行に押圧杆39が接続されている。また、基台31には圧電素子35が内蔵されており、この圧電素子35に電圧を印加することで、芯打ちアクチュエータ34は、印加した電圧に応じた振幅で軸方向、すなわちレンズ11の中心方向に振動する。
【0019】
また、加振器30は、図中左右方向、すなわちレンズ11の中心方向に摺動可能とされている。さらに、受け台5には回転体6の支軸の両端を回転自在に支持する軸受7が設けられており、レンズ11の中心と軸受7とを結ぶ直線上の、軸受7よりもレンズ11から離隔した位置にも回転体8の支軸の両端を回転自在に支持する軸受9が設けられている。この軸受9の下方の回転ステージ2上には、重り41を摺接案内するためのガイド筒40が設けられている。重り41の上部にはワイヤの一端が繋止されており、その他端は、回転体6,8を介して、軸受7と軸受9との間の基台31上に設けられた留部36に繋止される。したがって、加振器30は、この重り41の自重により常時レンズ11の中心方向に付勢されることとなり、芯打ちアクチュエータ34の衝撃力による加重部材20の移動に追従して摺動することができる。なお、調芯作業前には、加振器30は、加重部材20から離間した状態でロックされる。
【0020】
さらに、このレンズ調芯装置1において、レンズ11の上方には、点光源と受光部とを有する調芯のための光学系50が設けられ、光学系50を中心とした略同心円上には、貫通口25(図2)を通してレンズ11と鏡筒10との間に滴下された接着剤にUV光を照射して硬化させるための複数のUV照射器60が等間隔に設けられる。
【0021】
次に、以上のように構成されたレンズ調芯装置1を用いたレンズ11の調芯手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、レンズ11の挿入された鏡筒10を受け台3の凹部4に嵌装し(ステップS1)、加重部材20を開放部21からレンズ11が露出するようにして載置する(ステップS2)。そして、加振器30のスイッチをオン状態にして加振器30のロックを解除すると(ステップS3)、加振器30は、重り41の自重によって、芯打ちアクチュエータ34の先端が加重部材20に当接するまでレンズ11の中心方向に摺動する。また、ピストン33の先端部37が空気圧によってピストン33の軸線に沿って下方に摺動することで、押圧杆39が加重部材20に設けられた孔26に案内される。さらにピストン33の空気圧により、押圧杆39が所定の荷重で加重部材20を押圧するように付勢される。この状態で先端部37の摺動がロックされることにより、加重部材20は、押圧杆39により常時所定の荷重で自重方向に押圧される。
【0022】
ここで、この加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とを調整することで、受け台3と加重部材20との間に発生する摩擦抵抗を調整することができる。なお、この摩擦抵抗は、芯打ちアクチュエータ34の1回の振動による加重部材20の移動距離が例えば数マイクロメートル程度となるように調整するのが好ましい。
【0023】
押圧杆39により加重部材20を押圧した状態でピストン33がロックされると、続いて実際に調芯作業を行う(ステップS4)。具体的には、図4に示すように、光学系50のレンズに刻まれた直交軸を図示しないモニタに表示し、光学系50からレンズ11に照射された光の反射芯Rが直交軸の中心Oの位置となるように、複数の芯打ちアクチュエータ34の何れかを振動させ、加重部材20に対する衝撃力により、加重部材20を載置面上で任意の方向に移動させる。
【0024】
このように、レンズ調芯装置1においては、芯打ちアクチュエータ34が加重部材20を叩くため、レンズ11に傷をつけることがない。また、加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得ているため、数マイクロメートル精度でレンズ11の芯出しが可能となる。さらに、加重部材20の自重のみでなく押圧杆39による荷重を加えることによって摩擦抵抗を得ているため、加重部材20を適度な重さにとどめることができ、加重部材20の着脱が容易である。
【0025】
レンズ11の調芯作業が完了すると、上述した加重部材20の貫通口25(図2)からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60のスイッチをオン状態にする(ステップS5)。これにより、UV照射器60は、貫通口25の方向に前進し、所定時間UV光を照射した後、元の位置に後退する。
【0026】
このように、レンズ11の芯出しが完了すると同時に、加重部材20に設けられた貫通口25を通してUV光を照射することで、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することができ、レンズ鏡筒の品質が向上する。なお、接着剤は、UV光を照射しない限り硬化しないため、調芯作業完了後に滴下するのではなく、加重部材20を載置した段階で滴下するようにしても構わない。
【0027】
レンズ11が鏡筒10に対して完全に接着固定された後、加振器30のスイッチをオフ状態にしてピストン33のロックを解除すると(ステップS6)、ピストン33の先端部38は、軸線に沿って上方に摺動する。また、加振器30は、再び加重部材20から離間された状態に戻され、その状態でロックされる。最後に、加重部材20を受け台3から外し(ステップS7)、レンズ11の接着固定された鏡筒10を取り出す(ステップS8)。
【0028】
以上のように、本実施の形態におけるレンズ調芯装置1によれば、加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、芯打ちアクチュエータ34によって加重部材20に対して衝撃力を与えるようにしているため、レンズ11に傷をつけることなく、数マイクロメートル精度でレンズ11の芯出しを行うことが可能となる。また、その加重部材20には貫通口25が設けられているため、レンズ鏡筒を取り外すことなくUV光を照射することができ、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することが可能となる。
【0029】
このようなレンズ調芯装置1は、具体的には、例えば図5及び図6にそれぞれ右側面図、正面図を示すようなレンズ調芯装置100として構成することができる。なお、図5及び図6において図1に示したレンズ調芯装置1と対応する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0030】
レンズ調芯装置100では、図5に示すように、台座101上に回転部材102を介して回転ステージ2が設けられている。回転ステージ2の中央部には、鏡筒10を嵌装するための受け台3が設けられ、回転部材102の回転軸を中心とした略同心円上には受け台5が等間隔に4箇所設けられている。この受け台5上には、上述と同様に加振器30が載置される。
【0031】
受け台3の上部中央には略円筒形状の凹部が設けられており、この凹部にレンズ11の挿入された鏡筒10が嵌装される。また、受け台3の上部には加重部材20が載置される。この加重部材20は、中央にレンズ11の有効径と略同形状の開放部21を有すると共に、受け台3と接する側に開放部21よりも大径の中空部22を有し、鏡筒10の嵌装された受け台3上に載置された際に、この開放部21からレンズ11が露出するようになされている。
【0032】
一方、受け台5には、加重部材20を適切な荷重で自重方向に押圧しながらレンズ11の中心方向に移動させるための加振器30が設けられている。この加振器30は、上述と同様にレンズ11の中心方向に摺動可能とされている。具体的には図7に示すように、加振器30の下部に、摺動容易とするためのローラ110と、受け台5と加振器30とを接続するための接続軸111が設けられ、この接続軸111が長孔112で規制される範囲内を摺動することで、加振器30は、レンズ11の中心方向に摺動することができる。
【0033】
また、図6に示すように、このレンズ調芯装置100においてレンズ11の上方には、調芯のための光学系50が設けられ、光学系50を中心とした略同心円上には、UV照射器60が等間隔に4箇所設けられている。上述のようにしてレンズ11の調芯作業が完了し、加重部材20の貫通口25からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60のスイッチをオン状態にすると、UV照射器60は、図8の実線で示す位置から2点鎖線で示す位置へと前進し、所定時間UV光を照射した後、元の位置に後退する。
【0034】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るレンズ調芯装置は、若干の間隙を保持して鏡筒内に挿入されたレンズの調芯作業を行うレンズ調芯装置において、上記レンズが挿入された上記鏡筒が嵌装される受け台と、上記鏡筒が嵌装された上記受け台上に、上記レンズの周縁部に接触させて載置される加重部材と、上記加重部材に衝撃力を与えることにより、上記受け台の載置面上にてそれぞれ所定の方向に微少移動させる複数の移動手段とを備える。
【0036】
ここで、本レンズ調芯装置においては、上記加重部材の自重方向に所定の荷重で押圧する押圧手段をさらに備えることが好ましい。
【0037】
また、上記移動手段は、圧電素子に電圧を印加して振動子を振動させ、該振動子により上記加重部材に衝撃力を与えて微少移動させることができる。
【0038】
また、上記加重部材には、上記レンズと上記鏡筒との間の間隙部分が露呈するように貫通口を設けることができ、この場合、上記貫通口を通して上記間隙部分に紫外光を照射する照射手段をさらに備えることが好ましい。
【0039】
このようなレンズ調芯装置によれば、加重部材の自重と押圧手段による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、移動手段によって加重部材に対して衝撃力を与えてレンズを微少移動させることにより、レンズに傷をつけることなく、高精度にレンズの芯出しを行うことが可能となる。また、加重部材に貫通口を設けることで、レンズ鏡筒を取り外すことなくUV光を照射することができ、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるレンズ調芯装置の概略構成を示す側断面図である。
【図2】同レンズ調芯装置における加重部材とレンズとが接する部分付近を拡大して示す図である。
【図3】同レンズ調芯装置を用いたレンズの調芯手順を説明するフローチャートである。
【図4】レンズに照射した光の反射芯と調整目標位置とを示す図である。
【図5】同レンズ調芯装置の具体的な構成を示す右側面図である。
【図6】同レンズ調芯装置の具体的な構成を示す正面図である。
【図7】同レンズ調芯装置における加振器の摺動原理を説明するための平面図である。
【図8】同レンズ調芯装置におけるUV照射器を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ調芯装置、2 回転ステージ、3 受け台、4 凹部、5 受け台、6 回転体、7 軸受、8 回転体、9 軸受、10 鏡筒、11 レンズ、12 縁部、20 加重部材、21 開放部、22 中空部、23 内側面、24 板バネ、25 貫通口、26 孔、30 加振器、31 基台、32 連結部材、33 ピストン、34 芯打ちアクチュエータ、35 圧電素子、36 留部、37 先端部、38 支持アーム、39 押圧杆、40 ガイド筒、41重り、50 光学系、60 UV照射器、100 レンズ調芯装置、101 台座、102 回転部材、110 ローラ、111 接続軸、112 長孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズの鏡筒内への調芯組み付け作業を行うレンズ調芯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子の小型化、高画素化に伴い、入力デバイスとしてのレンズ鏡筒に要求される光学性能が年々厳しくなってきている。
【0003】
光学性能を上げる方法としては、従来よりレンズと鏡筒との位置合わせを行って組み立てることが行われてきた。このためには、一般的に、回転ステージ上の受け台に若干の間隙を保持してレンズが挿入された鏡筒を載置し、その状態でレンズの反射芯を測定しながら棒などで受け台を叩いて、レンズの芯出しを行っていた。そして、レンズの芯出しが終了すると、受け台からレンズ鏡筒を取り外し、UV炉に入れて接着剤を硬化させることで、レンズと鏡筒とを接着固定していた。
【0004】
しかしながら、このような手法では、レンズの芯出しに熟練を要し、未熟練者の作業の立ち上げにかなりの時間を要するという問題があった。
【0005】
そこで、下記の特許文献1には、レンズを保持する第1の内枠と、第1の調整ネジが螺着される第2の内枠と、第2の調整ネジが螺着される外枠とで鏡枠を構成し、第1の調整ネジをねじ込むことによって第1の内枠をX軸方向に変位させ、第2の調整ネジをねじ込むことによって第2の内枠を介して第1の内枠をX軸と直交するY軸方向に変位させることで、レンズの芯出しを行う技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−193862号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献1に記載の技術は、作業者自身が調芯装置に設けられた点光源部と光源検出用CCD部による検出信号を観察しながら調整ネジをねじ込み、調整目標位置に微少移動させるものであるため、マイクロメータ精度での位置調整が困難であるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、鏡筒に挿入されたレンズを素早く且つ精度よく任意の方向に移動可能として調芯作業を行い、さらにその状態でUV接着まで行うことで、熟練を要することなくレンズの鏡筒内への調芯組み付け作業を実現するレンズ調芯装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明に係るレンズ調芯装置は、若干の間隙を保持して鏡筒内に挿入されたレンズの調芯作業を行うレンズ調芯装置において、上記レンズが挿入された上記鏡筒が嵌装される受け台と、上記鏡筒が嵌装された上記受け台上に、上記レンズの周縁部と接触させて載置される加重部材と、上記加重部材に衝撃力を与えることにより、上記受け台の載置面上にてそれぞれ所定の方向に微少移動させる複数の移動手段とを備える。
【0010】
ここで、本レンズ調芯装置においては、上記加重部材の自重方向に所定の荷重で押圧する押圧手段をさらに備えることが好ましい。
【0011】
また、上記移動手段は、圧電素子に電圧を印加して振動子を振動させ、該振動子により上記加重部材に衝撃力を与えて微少移動させることができる。
【0012】
また、上記加重部材には、上記レンズと上記鏡筒との間の間隙部分が露呈するように貫通口を設けることができ、この場合、上記貫通口を通して上記間隙部分に紫外光を照射する照射手段をさらに備えることが好ましい。
【0013】
このようなレンズ調芯装置は、加重部材の自重と押圧手段による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、移動手段によって加重部材に対して衝撃力を与えてレンズを微少移動させることにより、鏡筒に対するレンズの芯出しを行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
先ず、本実施の形態におけるレンズ調芯装置1の側断面図を概略的に図1に示す。本実施の形態におけるレンズ調芯装置1では、主として図1に示すように、回転ステージ2の中央部に鏡筒10を嵌装するための受け台3が設けられ、その周囲には複数の受け台5が設けられる。なお、図中には受け台5が2箇所にのみ設けられているが、この数に限定されるものではなく、受け台3を中心とする略同心円上に好ましくは4箇所以上、等間隔に設けられていればよい。この受け台5上には、後述する加振器30が載置される。
【0016】
受け台3の上部中央には略円筒形状の凹部4が設けられており、この凹部4にレンズ11の挿入された鏡筒10が嵌装される。ここで、鏡筒10の内径寸法は、レンズ11の下部の外形寸法よりも若干大径に形成されており、このレンズ11と鏡筒10との間隙部分を用いて、後述する手法によりレンズ11の位置が正確に調整される。
【0017】
また、受け台3の上部には加重部材20が載置される。この加重部材20は、中央にレンズ11の有効径と略同形状の開放部21を有すると共に、受け台3と接する側に開放部21よりも大径の中空部22を有する。加重部材20は、鏡筒10の嵌装された受け台3上に載置された際に、この開放部21からレンズ11が露出し、開放部21の内側面23がレンズ11の周縁部と接触するようになされている。また、この際、レンズ11の外周に形成された縁部12が加重部材20と接するようになされている。さらに、図2に示すように、中空部22の上面22aには板バネ24の一端が固定されて設けられており、板バネ24の自由端はレンズ11側に折曲されている。この板バネ24は、加重部材20が載置された際に自由端がレンズ11の縁部12に接するようになされているため、レンズ11は板バネ24の弾性力により鏡筒10に対して下方に付勢される。また、加重部材20には、図2に示すように、鏡筒10とレンズ11との間の間隙部分に接着剤を滴下するための貫通口25が設けられている。鏡筒10の嵌装された受け台3上に加重部材20を載置すると、鏡筒10とレンズ11との間の間隙部分が貫通口25から露呈する。
【0018】
一方、受け台5には、加重部材20を適切な荷重で自重方向に押圧しながらレンズ11の中心方向に移動させるための加振器30が載置されている。この加振器30は、加重部材20をレンズ11の中心方向に移動させるための振動子である芯打ちアクチュエータ34を有する基台31と、加重部材20を自重方向に押圧するための空気圧駆動のピストン33とが、連結部材32を介して接続されてなる。ピストン33の先端部37には、該ピストン33の軸線と直交する支持アーム38の一端が取り付けられており、支持アーム38の他端には、ピストン33の軸線と平行に押圧杆39が接続されている。また、基台31には圧電素子35が内蔵されており、この圧電素子35に電圧を印加することで、芯打ちアクチュエータ34は、印加した電圧に応じた振幅で軸方向、すなわちレンズ11の中心方向に振動する。
【0019】
また、加振器30は、図中左右方向、すなわちレンズ11の中心方向に摺動可能とされている。さらに、受け台5には回転体6の支軸の両端を回転自在に支持する軸受7が設けられており、レンズ11の中心と軸受7とを結ぶ直線上の、軸受7よりもレンズ11から離隔した位置にも回転体8の支軸の両端を回転自在に支持する軸受9が設けられている。この軸受9の下方の回転ステージ2上には、重り41を摺接案内するためのガイド筒40が設けられている。重り41の上部にはワイヤの一端が繋止されており、その他端は、回転体6,8を介して、軸受7と軸受9との間の基台31上に設けられた留部36に繋止される。したがって、加振器30は、この重り41の自重により常時レンズ11の中心方向に付勢されることとなり、芯打ちアクチュエータ34の衝撃力による加重部材20の移動に追従して摺動することができる。なお、調芯作業前には、加振器30は、加重部材20から離間した状態でロックされる。
【0020】
さらに、このレンズ調芯装置1において、レンズ11の上方には、点光源と受光部とを有する調芯のための光学系50が設けられ、光学系50を中心とした略同心円上には、貫通口25(図2)を通してレンズ11と鏡筒10との間に滴下された接着剤にUV光を照射して硬化させるための複数のUV照射器60が等間隔に設けられる。
【0021】
次に、以上のように構成されたレンズ調芯装置1を用いたレンズ11の調芯手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、レンズ11の挿入された鏡筒10を受け台3の凹部4に嵌装し(ステップS1)、加重部材20を開放部21からレンズ11が露出するようにして載置する(ステップS2)。そして、加振器30のスイッチをオン状態にして加振器30のロックを解除すると(ステップS3)、加振器30は、重り41の自重によって、芯打ちアクチュエータ34の先端が加重部材20に当接するまでレンズ11の中心方向に摺動する。また、ピストン33の先端部37が空気圧によってピストン33の軸線に沿って下方に摺動することで、押圧杆39が加重部材20に設けられた孔26に案内される。さらにピストン33の空気圧により、押圧杆39が所定の荷重で加重部材20を押圧するように付勢される。この状態で先端部37の摺動がロックされることにより、加重部材20は、押圧杆39により常時所定の荷重で自重方向に押圧される。
【0022】
ここで、この加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とを調整することで、受け台3と加重部材20との間に発生する摩擦抵抗を調整することができる。なお、この摩擦抵抗は、芯打ちアクチュエータ34の1回の振動による加重部材20の移動距離が例えば数マイクロメートル程度となるように調整するのが好ましい。
【0023】
押圧杆39により加重部材20を押圧した状態でピストン33がロックされると、続いて実際に調芯作業を行う(ステップS4)。具体的には、図4に示すように、光学系50のレンズに刻まれた直交軸を図示しないモニタに表示し、光学系50からレンズ11に照射された光の反射芯Rが直交軸の中心Oの位置となるように、複数の芯打ちアクチュエータ34の何れかを振動させ、加重部材20に対する衝撃力により、加重部材20を載置面上で任意の方向に移動させる。
【0024】
このように、レンズ調芯装置1においては、芯打ちアクチュエータ34が加重部材20を叩くため、レンズ11に傷をつけることがない。また、加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得ているため、数マイクロメートル精度でレンズ11の芯出しが可能となる。さらに、加重部材20の自重のみでなく押圧杆39による荷重を加えることによって摩擦抵抗を得ているため、加重部材20を適度な重さにとどめることができ、加重部材20の着脱が容易である。
【0025】
レンズ11の調芯作業が完了すると、上述した加重部材20の貫通口25(図2)からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60のスイッチをオン状態にする(ステップS5)。これにより、UV照射器60は、貫通口25の方向に前進し、所定時間UV光を照射した後、元の位置に後退する。
【0026】
このように、レンズ11の芯出しが完了すると同時に、加重部材20に設けられた貫通口25を通してUV光を照射することで、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することができ、レンズ鏡筒の品質が向上する。なお、接着剤は、UV光を照射しない限り硬化しないため、調芯作業完了後に滴下するのではなく、加重部材20を載置した段階で滴下するようにしても構わない。
【0027】
レンズ11が鏡筒10に対して完全に接着固定された後、加振器30のスイッチをオフ状態にしてピストン33のロックを解除すると(ステップS6)、ピストン33の先端部38は、軸線に沿って上方に摺動する。また、加振器30は、再び加重部材20から離間された状態に戻され、その状態でロックされる。最後に、加重部材20を受け台3から外し(ステップS7)、レンズ11の接着固定された鏡筒10を取り出す(ステップS8)。
【0028】
以上のように、本実施の形態におけるレンズ調芯装置1によれば、加重部材20の自重と押圧杆39による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、芯打ちアクチュエータ34によって加重部材20に対して衝撃力を与えるようにしているため、レンズ11に傷をつけることなく、数マイクロメートル精度でレンズ11の芯出しを行うことが可能となる。また、その加重部材20には貫通口25が設けられているため、レンズ鏡筒を取り外すことなくUV光を照射することができ、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することが可能となる。
【0029】
このようなレンズ調芯装置1は、具体的には、例えば図5及び図6にそれぞれ右側面図、正面図を示すようなレンズ調芯装置100として構成することができる。なお、図5及び図6において図1に示したレンズ調芯装置1と対応する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0030】
レンズ調芯装置100では、図5に示すように、台座101上に回転部材102を介して回転ステージ2が設けられている。回転ステージ2の中央部には、鏡筒10を嵌装するための受け台3が設けられ、回転部材102の回転軸を中心とした略同心円上には受け台5が等間隔に4箇所設けられている。この受け台5上には、上述と同様に加振器30が載置される。
【0031】
受け台3の上部中央には略円筒形状の凹部が設けられており、この凹部にレンズ11の挿入された鏡筒10が嵌装される。また、受け台3の上部には加重部材20が載置される。この加重部材20は、中央にレンズ11の有効径と略同形状の開放部21を有すると共に、受け台3と接する側に開放部21よりも大径の中空部22を有し、鏡筒10の嵌装された受け台3上に載置された際に、この開放部21からレンズ11が露出するようになされている。
【0032】
一方、受け台5には、加重部材20を適切な荷重で自重方向に押圧しながらレンズ11の中心方向に移動させるための加振器30が設けられている。この加振器30は、上述と同様にレンズ11の中心方向に摺動可能とされている。具体的には図7に示すように、加振器30の下部に、摺動容易とするためのローラ110と、受け台5と加振器30とを接続するための接続軸111が設けられ、この接続軸111が長孔112で規制される範囲内を摺動することで、加振器30は、レンズ11の中心方向に摺動することができる。
【0033】
また、図6に示すように、このレンズ調芯装置100においてレンズ11の上方には、調芯のための光学系50が設けられ、光学系50を中心とした略同心円上には、UV照射器60が等間隔に4箇所設けられている。上述のようにしてレンズ11の調芯作業が完了し、加重部材20の貫通口25からUV硬化型の接着剤を滴下し、UV照射器60のスイッチをオン状態にすると、UV照射器60は、図8の実線で示す位置から2点鎖線で示す位置へと前進し、所定時間UV光を照射した後、元の位置に後退する。
【0034】
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るレンズ調芯装置は、若干の間隙を保持して鏡筒内に挿入されたレンズの調芯作業を行うレンズ調芯装置において、上記レンズが挿入された上記鏡筒が嵌装される受け台と、上記鏡筒が嵌装された上記受け台上に、上記レンズの周縁部に接触させて載置される加重部材と、上記加重部材に衝撃力を与えることにより、上記受け台の載置面上にてそれぞれ所定の方向に微少移動させる複数の移動手段とを備える。
【0036】
ここで、本レンズ調芯装置においては、上記加重部材の自重方向に所定の荷重で押圧する押圧手段をさらに備えることが好ましい。
【0037】
また、上記移動手段は、圧電素子に電圧を印加して振動子を振動させ、該振動子により上記加重部材に衝撃力を与えて微少移動させることができる。
【0038】
また、上記加重部材には、上記レンズと上記鏡筒との間の間隙部分が露呈するように貫通口を設けることができ、この場合、上記貫通口を通して上記間隙部分に紫外光を照射する照射手段をさらに備えることが好ましい。
【0039】
このようなレンズ調芯装置によれば、加重部材の自重と押圧手段による荷重とにより所望の摩擦抵抗を得た上で、移動手段によって加重部材に対して衝撃力を与えてレンズを微少移動させることにより、レンズに傷をつけることなく、高精度にレンズの芯出しを行うことが可能となる。また、加重部材に貫通口を設けることで、レンズ鏡筒を取り外すことなくUV光を照射することができ、芯出しの位置精度を保ったまま接着固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるレンズ調芯装置の概略構成を示す側断面図である。
【図2】同レンズ調芯装置における加重部材とレンズとが接する部分付近を拡大して示す図である。
【図3】同レンズ調芯装置を用いたレンズの調芯手順を説明するフローチャートである。
【図4】レンズに照射した光の反射芯と調整目標位置とを示す図である。
【図5】同レンズ調芯装置の具体的な構成を示す右側面図である。
【図6】同レンズ調芯装置の具体的な構成を示す正面図である。
【図7】同レンズ調芯装置における加振器の摺動原理を説明するための平面図である。
【図8】同レンズ調芯装置におけるUV照射器を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ調芯装置、2 回転ステージ、3 受け台、4 凹部、5 受け台、6 回転体、7 軸受、8 回転体、9 軸受、10 鏡筒、11 レンズ、12 縁部、20 加重部材、21 開放部、22 中空部、23 内側面、24 板バネ、25 貫通口、26 孔、30 加振器、31 基台、32 連結部材、33 ピストン、34 芯打ちアクチュエータ、35 圧電素子、36 留部、37 先端部、38 支持アーム、39 押圧杆、40 ガイド筒、41重り、50 光学系、60 UV照射器、100 レンズ調芯装置、101 台座、102 回転部材、110 ローラ、111 接続軸、112 長孔
Claims (6)
- 若干の間隙を保持して鏡筒内に挿入されたレンズの調芯作業を行うレンズ調芯装置において、
上記レンズが挿入された上記鏡筒が嵌装される受け台と、
上記鏡筒が嵌装された上記受け台上に、上記レンズの周縁部に接触させて載置される加重部材と、
上記加重部材に衝撃力を与えることにより、上記受け台の載置面上にてそれぞれ所定の方向に微少移動させる複数の移動手段と
を備えることを特徴とするレンズ調芯装置。 - 上記加重部材の自重方向に所定の荷重で押圧する押圧手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。
- 上記移動手段は、圧電素子に電圧を印加して振動子を振動させ、該振動子により上記加重部材に衝撃力を与えて微少移動させることを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。
- 上記加重部材には、上記レンズを上記鏡筒の方向に付勢する弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。
- 上記加重部材には、上記レンズと上記鏡筒との間の間隙部分が露呈するように貫通口が設けられており、
上記貫通口を通して上記間隙部分に紫外光を照射する照射手段をさらに備えること
を特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。 - 上記レンズの中心位置を光学的に検出する中心位置検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。
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WO2015040903A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 富士フイルム株式会社 | 撮像モジュールの製造方法及び撮像モジュールの製造装置 |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002339852A patent/JP2004177422A/ja not_active Withdrawn
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