JP2004177031A - 水位制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋式の浅い浴槽の場合に最大水位に設定して注湯しても、湯が溢れて異常停止することが無いようにすること。
【解決手段】水位制御装置７には、最大水位変更操作手段１１、最大水位変更手段１３、最大水位確定手段１６及び設定した最大水位以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。これによって、リモコン２で設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり、且つ異常停止することがなくなるので使い勝手が向上する。
【選択図】 図１
【解決手段】水位制御装置７には、最大水位変更操作手段１１、最大水位変更手段１３、最大水位確定手段１６及び設定した最大水位以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。これによって、リモコン２で設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり、且つ異常停止することがなくなるので使い勝手が向上する。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器の水位制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の水位制御装置は、図６に示すような構成になっている。すなわち、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、前記水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力し、給湯器本体１ではＤｉｐスイッチなどにより水位設定１段階毎の水位変更幅を２段階（例えば、３０ｍｍ／４０ｍｍ）に切替える水位変更幅切替え手段４と、お湯張り運転にて、水位設定手段３で設定した所望の水位と水位変更幅から水位を求める水位計算手段５と求めた水位以上を検知してお湯張りを停止する水位停止手段６を備えている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平０５−５５５５号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２の水位設定手段３で設定可能な最大水位を設定すると、設定できるにもかかわらず洋式の浅い浴槽ではお湯張り時に湯が溢れてしまい異常停止するという課題を有していた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、最大水位変更手段と設定した最大水位以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段を備えたものである。
【０００６】
上記発明によれば、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止動作を防ぎ、使い勝手が向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段と、前記最大水位変更モード移行操作手段の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段と、前記最大水位変更モード操作判定手段により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データを表示する最大水位表示手段と、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段と、前記最大水位変更操作手段の操作を判定する最大水位変更操作判定手段と、前記最大水位変更操作判定手段により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更する最大水位変更手段と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段と、前記最大水位確定操作手段の操作を判定する最大水位確定操作判定手段と、前記最大水位確定操作判定手段により確定操作ありと判定した場合に、最大水位を確定する最大水位確定手段と、前記最大水位確定手段により確定した最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段を備えているため、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ使い勝手が向上するという作用を有する。
【０００８】
請求項２記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１に記載の最大水位変更モード移行操作手段と、最大水位変更モード操作判定手段と、最大水位表示手段と、最大水位変更操作手段と、最大水位変更操作判定手段と、最大水位変更手段と、最大水位確定操作手段と、最大水位確定操作判定手段と、最大水位確定手段と、前記最大水位確定手段により確定したデータを給湯器本体へ伝達する最大水位伝達手段を給湯器本体を遠隔操作するリモコンに備えているため、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぐことで使い勝手が向上でき、リモコンに設置されている給湯器を動作させるためのスイッチや表示部を、前記最大水位変更モード移行操作手段や前記最大水位変更操作手段や最大水位表示手段などに使うことができるためにコストＵＰなく実現できるという作用を有する。
【０００９】
請求項３記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１記載または、請求項２記載の最大水位確定手段で確定した最大水位データを、給湯器本体の電源をＯＦＦしても保持する最大水位記憶手段を備えているため、しばらく使用しないときや停電で電源ＯＦＦとなっても再設定する必要がないという作用を有する。
【００１０】
請求項４記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１または請求項２記載の最大水位変更可能状態に移行できる期間を限定する最大水位変更モード移行条件手段を備えているため、給湯器使用者は給湯器使用時の操作をしていても最大水位変更はされないので使い勝手が変らないという作用を有する。
【００１１】
請求項５記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１または請求項２記載の最大水位変更可能状態である期間を限定する最大水位変更禁止手段を備えているため、作業者が最大水位変更可能状態で放置してしまった場合でも自動的に最大水位変更可能状態を解除するので誤って最大水位データを変更してしまうことを防ぐという作用を有する。
【００１２】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一構成要素については同一番号を付して説明する。
【００１３】
（実施例１）
図１は本発明の実施例１における給湯器の水位制御装置の構成を示すブロック図である。図１において、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力している。
【００１４】
ここで、給湯器本体１内の水位制御装置７には、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示する。
【００１５】
また、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段１１（例えば、タクトスイッチ押下）の操作を判定する最大水位変更操作判定手段１２により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更（例えば、４０ｃｍから４１ｃｍに変更）し、最大水位表示手段１０に表示（例えば、４１と表示）する最大水位変更手段１３と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段１４（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位確定操作判定手段１５により確定操作ありと判定した場合に、最大水位データを確定する最大水位確定手段１６と、前記最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。これによって、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ、使い勝手が向上する。
【００１６】
（実施例２）
図２は本発明の実施例２における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力している。
【００１７】
ここで、リモコン２内のリモコン水位制御装置１８には、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、スイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示する。
【００１８】
また、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段１１（例えば、スイッチ押下）の操作を判定する最大水位変更操作判定手段１２により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更（例えば、４０ｃｍから４１ｃｍに変更）し前記最大水位表示手段１０に表示（例えば、４１と表示）する最大水位変更手段１３と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段１４（例えば、スイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位確定操作判定手段１５により確定操作ありと判定した場合に、最大水位データを確定する最大水位確定手段１６と、前記最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データを給湯器本体１に伝達する最大水位伝達手段１９を備え、更に、給湯器本体１内の水位制御装置７には、最大水位伝達手段１９によって伝達された最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。
【００１９】
これによって、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ、使い勝手が向上すると共に、リモコンに設置されている給湯器を動作させるためのスイッチや表示部を、前記最大水位変更モード移行操作手段や前記最大水位変更操作手段や最大水位表示手段などに使うことができるためにコストアップすることなく実現できる。
【００２０】
（実施例３）
図３は本発明の実施例３における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データを電源ＯＦＦしても記憶している（例えば、不揮発性メモリなど）最大水位記憶手段２０を備えることにより、しばらく使用しないときや停電で電源ＯＦＦとなっても再設定する必要がないという作用・効果がある。
【００２１】
（実施例４）
図４は本発明の実施例４における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作をしても、最大水位変更可能状態に移行できる期間（例えば、電源ＯＮから１０分間や、リモコンの特定ＳＷ操作から１０分間など）を過ぎている場合には最大水位変更モード移行操作を無効とする最大水位変更モード移行条件手段２１を備えている。これによって、給湯器の使用者は給湯器使用時の操作をしていても最大水位変更をされないので使い勝手が変らないという作用・効果がある。
【００２２】
（実施例５）
図５は本発明の実施例５における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示してから、最大水位変更可能状態である期間（例えば、電源ＯＮから１０分間やＳＷ操作が１０分間ないなど）を過ぎた場合には最大水位変更禁止状態とする最大水位変更禁止手段２２を備えている。これによって、作業者が最大水位変更可能状態で放置してしまった場合でも自動的に最大水位変更可能状態を解除するので誤って最大水位データを変更してしまうことを防ぐという作用・効果がある。
【００２３】
【発明の効果】
以上のように本発明の給湯器の水位制御装置によれば、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止動作を防ぎ、使い勝手が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図２】本発明の実施例２における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図３】本発明の実施例３における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図４】本発明の実施例４における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図５】本発明の実施例５における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図６】従来の水位制御装置を示すブロック構成図
【符号の説明】
１ 給湯器本体
２ リモコン
３ 水位設定手段
４ 水位変更幅切替え手段
５ 水位計算手段
６ 水位停止手段
７ 水位制御装置
８ 最大水位変更モード移行操作手段
９ 最大水位変更モード操作判定手段
１０ 最大水位表示手段
１１ 最大水位変更操作手段
１２ 最大水位変更操作判定手段
１３ 最大水位変更手段
１４ 最大水位確定操作手段
１５ 最大水位確定操作判定手段
１６ 最大水位確定手段
１７ お湯張り停止手段
１８ リモコン水位制御装置
１９ 最大水位伝達手段
２０ 最大水位記憶手段
２１ 最大水位変更モード移行条件手段
２２ 最大水位変更禁止手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯器の水位制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の水位制御装置は、図６に示すような構成になっている。すなわち、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、前記水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力し、給湯器本体１ではＤｉｐスイッチなどにより水位設定１段階毎の水位変更幅を２段階（例えば、３０ｍｍ／４０ｍｍ）に切替える水位変更幅切替え手段４と、お湯張り運転にて、水位設定手段３で設定した所望の水位と水位変更幅から水位を求める水位計算手段５と求めた水位以上を検知してお湯張りを停止する水位停止手段６を備えている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平０５−５５５５号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２の水位設定手段３で設定可能な最大水位を設定すると、設定できるにもかかわらず洋式の浅い浴槽ではお湯張り時に湯が溢れてしまい異常停止するという課題を有していた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、最大水位変更手段と設定した最大水位以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段を備えたものである。
【０００６】
上記発明によれば、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止動作を防ぎ、使い勝手が向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段と、前記最大水位変更モード移行操作手段の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段と、前記最大水位変更モード操作判定手段により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データを表示する最大水位表示手段と、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段と、前記最大水位変更操作手段の操作を判定する最大水位変更操作判定手段と、前記最大水位変更操作判定手段により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更する最大水位変更手段と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段と、前記最大水位確定操作手段の操作を判定する最大水位確定操作判定手段と、前記最大水位確定操作判定手段により確定操作ありと判定した場合に、最大水位を確定する最大水位確定手段と、前記最大水位確定手段により確定した最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段を備えているため、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ使い勝手が向上するという作用を有する。
【０００８】
請求項２記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１に記載の最大水位変更モード移行操作手段と、最大水位変更モード操作判定手段と、最大水位表示手段と、最大水位変更操作手段と、最大水位変更操作判定手段と、最大水位変更手段と、最大水位確定操作手段と、最大水位確定操作判定手段と、最大水位確定手段と、前記最大水位確定手段により確定したデータを給湯器本体へ伝達する最大水位伝達手段を給湯器本体を遠隔操作するリモコンに備えているため、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぐことで使い勝手が向上でき、リモコンに設置されている給湯器を動作させるためのスイッチや表示部を、前記最大水位変更モード移行操作手段や前記最大水位変更操作手段や最大水位表示手段などに使うことができるためにコストＵＰなく実現できるという作用を有する。
【０００９】
請求項３記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１記載または、請求項２記載の最大水位確定手段で確定した最大水位データを、給湯器本体の電源をＯＦＦしても保持する最大水位記憶手段を備えているため、しばらく使用しないときや停電で電源ＯＦＦとなっても再設定する必要がないという作用を有する。
【００１０】
請求項４記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１または請求項２記載の最大水位変更可能状態に移行できる期間を限定する最大水位変更モード移行条件手段を備えているため、給湯器使用者は給湯器使用時の操作をしていても最大水位変更はされないので使い勝手が変らないという作用を有する。
【００１１】
請求項５記載の発明は、給湯器の水位制御装置において、請求項１または請求項２記載の最大水位変更可能状態である期間を限定する最大水位変更禁止手段を備えているため、作業者が最大水位変更可能状態で放置してしまった場合でも自動的に最大水位変更可能状態を解除するので誤って最大水位データを変更してしまうことを防ぐという作用を有する。
【００１２】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一構成要素については同一番号を付して説明する。
【００１３】
（実施例１）
図１は本発明の実施例１における給湯器の水位制御装置の構成を示すブロック図である。図１において、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力している。
【００１４】
ここで、給湯器本体１内の水位制御装置７には、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示する。
【００１５】
また、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段１１（例えば、タクトスイッチ押下）の操作を判定する最大水位変更操作判定手段１２により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更（例えば、４０ｃｍから４１ｃｍに変更）し、最大水位表示手段１０に表示（例えば、４１と表示）する最大水位変更手段１３と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段１４（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位確定操作判定手段１５により確定操作ありと判定した場合に、最大水位データを確定する最大水位確定手段１６と、前記最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。これによって、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ、使い勝手が向上する。
【００１６】
（実施例２）
図２は本発明の実施例２における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、給湯器本体１を遠隔操作するリモコン２にお湯張り水位を段階的に設定する水位設定手段３を備え、水位設定手段３で設定した所望の水位を、給湯器本体１へ入力している。
【００１７】
ここで、リモコン２内のリモコン水位制御装置１８には、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、スイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示する。
【００１８】
また、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段１１（例えば、スイッチ押下）の操作を判定する最大水位変更操作判定手段１２により変更操作ありと判定した場合に、最大水位データを変更（例えば、４０ｃｍから４１ｃｍに変更）し前記最大水位表示手段１０に表示（例えば、４１と表示）する最大水位変更手段１３と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段１４（例えば、スイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位確定操作判定手段１５により確定操作ありと判定した場合に、最大水位データを確定する最大水位確定手段１６と、前記最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データを給湯器本体１に伝達する最大水位伝達手段１９を備え、更に、給湯器本体１内の水位制御装置７には、最大水位伝達手段１９によって伝達された最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段１７を備えている。
【００１９】
これによって、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止することを防ぎ、使い勝手が向上すると共に、リモコンに設置されている給湯器を動作させるためのスイッチや表示部を、前記最大水位変更モード移行操作手段や前記最大水位変更操作手段や最大水位表示手段などに使うことができるためにコストアップすることなく実現できる。
【００２０】
（実施例３）
図３は本発明の実施例３における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位確定手段１６によって確定した最大水位データを電源ＯＦＦしても記憶している（例えば、不揮発性メモリなど）最大水位記憶手段２０を備えることにより、しばらく使用しないときや停電で電源ＯＦＦとなっても再設定する必要がないという作用・効果がある。
【００２１】
（実施例４）
図４は本発明の実施例４における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作をしても、最大水位変更可能状態に移行できる期間（例えば、電源ＯＮから１０分間や、リモコンの特定ＳＷ操作から１０分間など）を過ぎている場合には最大水位変更モード移行操作を無効とする最大水位変更モード移行条件手段２１を備えている。これによって、給湯器の使用者は給湯器使用時の操作をしていても最大水位変更をされないので使い勝手が変らないという作用・効果がある。
【００２２】
（実施例５）
図５は本発明の実施例５における給湯器の水位制御装置のブロック構成図である。図において、最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段８（例えば、タクトスイッチ２つ同時押しなど）の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段９により移行操作ありと判定した場合に、最大水位データ（例えば、４０ｃｍ）を最大水位表示手段１０（例えば、液晶やＬＣＤなどに４０と表示）に表示してから、最大水位変更可能状態である期間（例えば、電源ＯＮから１０分間やＳＷ操作が１０分間ないなど）を過ぎた場合には最大水位変更禁止状態とする最大水位変更禁止手段２２を備えている。これによって、作業者が最大水位変更可能状態で放置してしまった場合でも自動的に最大水位変更可能状態を解除するので誤って最大水位データを変更してしまうことを防ぐという作用・効果がある。
【００２３】
【発明の効果】
以上のように本発明の給湯器の水位制御装置によれば、リモコンで設定した設定水位によってお湯張り時に浴槽から湯が溢れることがなくなり異常停止動作を防ぎ、使い勝手が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図２】本発明の実施例２における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図３】本発明の実施例３における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図４】本発明の実施例４における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図５】本発明の実施例５における給湯器の水位制御装置を示すブロック構成図
【図６】従来の水位制御装置を示すブロック構成図
【符号の説明】
１ 給湯器本体
２ リモコン
３ 水位設定手段
４ 水位変更幅切替え手段
５ 水位計算手段
６ 水位停止手段
７ 水位制御装置
８ 最大水位変更モード移行操作手段
９ 最大水位変更モード操作判定手段
１０ 最大水位表示手段
１１ 最大水位変更操作手段
１２ 最大水位変更操作判定手段
１３ 最大水位変更手段
１４ 最大水位確定操作手段
１５ 最大水位確定操作判定手段
１６ 最大水位確定手段
１７ お湯張り停止手段
１８ リモコン水位制御装置
１９ 最大水位伝達手段
２０ 最大水位記憶手段
２１ 最大水位変更モード移行条件手段
２２ 最大水位変更禁止手段
Claims (5)
- 最大水位変更可能状態にする最大水位変更モード移行操作手段と、前記最大水位変更モード移行操作手段の操作を判定する最大水位変更モード操作判定手段と、前記最大水位変更モード操作判定手段により移行操作ありと判定した場合に最大水位データを表示する最大水位表示手段と、最大水位データを変更する最大水位変更操作手段と、前記最大水位変更操作手段の操作を判定する最大水位変更操作判定手段と、前記最大水位変更操作判定手段により変更操作ありと判定した場合に最大水位データを変更する最大水位変更手段と、変更した最大水位データを確定する最大水位確定操作手段と、前記最大水位確定操作手段の操作を判定する最大水位確定操作判定手段と、前記最大水位確定操作判定手段により確定操作ありと判定した場合に最大水位を確定する最大水位確定手段と、前記最大水位確定手段により確定した最大水位データ以上の水位検出でお湯張りを停止するお湯張り停止手段とを備えた給湯器の水位制御装置。
- 給湯器本体を遠隔操作するリモコンに備え、該リモコンに、最大水位確定手段により確定したデータを前記給湯器本体へ伝達する最大水位伝達手段を設けた請求項１記載の給湯器の水位制御装置。
- 給湯器本体の電源をオフしても最大水位確定手段で確定した最大水位データを保持する最大水位記憶手段を備えた請求項１または請求項２記載の給湯器の水位制御装置。
- 最大水位が変更可能な状態に移行できる期間を限定する最大水位変更モード移行条件手段を備えた請求項１、２または３記載の給湯器の水位制御装置。
- 最大水位が変更可能な状態である期間を限定する最大水位変更禁止手段を備えた請求項１〜４のいずれか１項に記載の給湯器の水位制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002345506A JP2004177031A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 水位制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002345506A JP2004177031A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 水位制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004177031A true JP2004177031A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32706665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002345506A Pending JP2004177031A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 水位制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004177031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113854816A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-31 | 华帝股份有限公司 | 一种蒸发器水位检测方法、电路及厨电设备 |
| WO2024066238A1 (zh) * | 2022-09-28 | 2024-04-04 | 广东美的制冷设备有限公司 | 循环水控制方法、系统、计算机可读存储介质及空调器 |
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2002
- 2002-11-28 JP JP2002345506A patent/JP2004177031A/ja active Pending
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| CN113854816A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-31 | 华帝股份有限公司 | 一种蒸发器水位检测方法、电路及厨电设备 |
| WO2024066238A1 (zh) * | 2022-09-28 | 2024-04-04 | 广东美的制冷设备有限公司 | 循环水控制方法、系统、计算机可读存储介质及空调器 |
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