JP2004176795A - 樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法 - Google Patents

樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂層の取り残し部を発生させることなく、かつ下地に損傷を与えることなく完全に樹脂層を剥取ることができる樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法を提案する。
【解決手段】金属管の外周面に樹脂層を被着してなる樹脂被覆金属管から該樹脂層を剥離除去するに際し、外部より径方向で内方へ押圧する剥離ロールにより前記樹脂層を押圧するとともに、前記金属管と剥離ロールとを相対的に周方向に移動せしめて樹脂層を剥離除去する方法において、樹脂層の剥取加工途中で、金属管と剥離ロールに速度差をつけて樹脂層と剥離ロール間に摩擦を生じさせて樹脂層を剥離除去することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などに用いられる油圧配管、燃料配管、エアー配管その他の配管として特に車体の下部に配設される管径20mm以下の比較的細径からなる金属管において、走行中でのチッピング(飛石)やスプラッシュ(泥水)に対する耐食性をもたせるために膜状の樹脂層をその外周面に有し、かつ後工程で管端部にグルーブ、スプール、バルジ、フレアなどの端末加工を施すために、および/または中間部にクランプ部材用の把持部を形成するために樹脂被覆金属管の前記膜状の樹脂層を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の下部に配設されるパワーステアリングなどの油圧配管、燃料のメイン配管、リターン配管、エバポ配管などの燃料配管あるいはその他の配管には耐チッピング性や耐スプラッシュ性をもたせるために樹脂被覆層を少なくとも薄膜状に、必要に応じ厚膜状に形成して用いる樹脂被覆金属管が数多く用いられている。
そしてこのような被覆金属管の具体例としては、金属管の外周面に施された電気、化学、溶融などのめっき法による亜鉛または亜鉛/ニッケル等のめっき層の上に、必要に応じてクロメート皮膜を形成して、さらに約20μmの厚さのエポキシ系プライマ−とポリフッ化ビニル(PVF)をコーティングしたり、その上にさらに全長に亘って熱収縮性チューブを被着して重合被覆層を形成したものや、あるいは金属管の外周面に施された亜鉛または亜鉛/アルミニウムめっき層などの上に約200〜300μmの厚さのPA11あるいPA12のようなポリアミド系樹脂(PA)やポリプロピレン(PP)などの樹脂を押出成形したものが知られている。
【0003】
このような被覆金属管や重合被覆金属管にグルーブ、スプール、バルジ、フレアなどの端末加工を実施する場合やクランプ部材による把持部を形成する場合には、予め外層の樹脂層を剥取っておく必要がある。このような樹脂層の剥取方法として、切削による方法がある。しかし、切削による方法では、対象となる金属管の精度、例えば真円度、真直度、外径、各層の肉厚などのばらつきによって均一に樹脂層を除去することができず、切削刃によって下地のめっき層や内層として残存させるべき樹脂層までも削り取ったり、傷つけたりすることがあった。また樹脂層の剥取作業の際に下地のめっき層や内層として残存させるべき樹脂層を傷つけず、かつ均一に剥取る必要があるために手間と時間がかかるという難点があった。
【0004】
そこで、本発明者は、極めて簡単で下地に損傷を与えることなく、かつ確実に樹脂層を剥取ることができ、また重合被覆樹脂層を設けた場合でも外層が内層より軟質の樹脂からなる場合には外層のみを剥取ることができる樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法を先に提案した(特開平11−82820号公報参照)。
【0005】
この方法は、金属管の外周面に下地処理を施した後、樹脂層を被着してなる樹脂被覆金属管から該樹脂層を剥取るに際し、外部より径方向で内方へ押圧する剥離ロールにより前記樹脂層を押圧するとともに、前記金属管と押圧手段とを相対的に周方向に移動せしめることを主たる特徴の一つとするものである。図7はその方法の一例を示す概略図で、例えば管径20mm程度以下の鋼管からなる金属管1−1の外周面に樹脂層(エポキシ系樹脂、PVF、ポリプロピレン、ポリエチレンあるいはポリアミド系樹脂等)1−2が施された樹脂被覆金属管1の前記樹脂層1−2に対し、該金属管1と同心円上に配置した複数個の剥離ロール3を回転させながら押圧することにより当該樹脂層1−2を剥取るものである。
この方法によれば、極めて簡単で下地に損傷を与えることなく樹脂層を剥取ることができ、また重合被覆樹脂層を設けた場合でも外層が内層より軟質の樹脂からなる場合には外層のみを剥取ることができるという効果を奏する。
なお、樹脂被覆金属管の樹脂層1−2を外部より剥離ロール3により径方向で内方へ押圧すると、該樹脂層が金属管1−1の外周面から剥取られる理由は定かではないが、押圧しながら回動する剥離ロール2により樹脂層1−2が延ばされて該樹脂層の内周面が拡張され、ロール2の回動により前記樹脂層1−2の拡張された内周面との間の界面で剥離が発生して樹脂層1−2のみが剥取られるものと思われる。
【0006】
しかしながら、樹脂被覆金属管の中でも特に防錆能の高いナイロンコート化された樹脂被覆金属管の場合は、前記した図7に示す方法によりこのナイロンコートを除去しようとすると、図8に示すように除去された境界部分に“ひげ”とか“だま”と呼ばれるナイロンのかえり1−2´が発生するという問題が生じた。このようなかえりは、コンタミ・シール等の問題を引起こす可能性があるためカッター等により除去する必要があり、工程増を招くため好ましくない。
【0007】
かかる対策として、本発明者は、防錆能の高いナイロンコート化された樹脂被覆金属管であっても、前記した剥離ロールによる方法により境界部分に“ひげ”とか“だま”と呼ばれる樹脂層のかえりを発生させることなく樹脂層を良好に除去することができる樹脂層の除去方法を先に提案した(特願2002−143398号)。
この方法は、図9、図10に示すごとく、外部より径方向で内方へ押圧する剥離ロール12により樹脂層11−2を押圧するとともに、金属管11−1と剥離ロール12とを相対的に周方向に移動せしめて樹脂層11−2を剥離除去する方法において、前記剥離ロール12の押圧部分の境界部分にあたる箇所の樹脂層11−2にロール12−1押圧手段により当該樹脂層の肉厚より小さい段差および/または圧痕とからなるローリング加工部15(図10)を設けることを特徴とするものである。
この方法によれば、極めて簡単で下地に損傷を与えることなく、かつ確実に樹脂層を剥取ることができるのみならず、端部に“ひげ”とか“だま”と呼ばれるかえりを発生させることなく樹脂層を良好に除去することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の樹脂層除去方法(特願2002−143398号)は、樹脂層端部に“ひげ”とか“だま”と呼ばれるかえりを発生させることなく樹脂層を除去することができる点では優れているが、図10に示すごとくローリング加工部15を設けるため樹脂層の取り残し部11−2aが必然的に発生する。また、前記した剥離ロールによる方法により、前記ローリング加工部15(図10)を設けることなく、かつ“ひげ”とか“だま”と呼ばれるかえりが発生しないように剥取加工を施しても、図11に示すように境界部分にバリ11−2bが発生することがある。
このような取り残し部11−2aやバリ11−2bは製品の品質に重大な影響を与えるため、加工後に手作業により切削刃で取り除いている。このため、この樹脂層の取り残し部やバリの除去には手間がかかり加工コストが高くつく上、切削刃によって下地のめっき層を傷つけるおそれが多分にあり、好ましくなかった。
【0009】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、人手によらずに機械的に、取り残しなく樹脂層を剥取ることができる樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法は、金属管の外周面に樹脂層を被着してなる樹脂被覆金属管から該樹脂層を剥離除去するに際し、外部より径方向で内方へ押圧する剥離ロールにより前記樹脂層を押圧するとともに、前記金属管と剥離ロールとを相対的に周方向に移動せしめて樹脂層を剥離除去する方法において、樹脂層の剥取加工途中で、金属管と剥離ロールに速度差をつけて樹脂層と剥離ロール間に摩擦を生じさせて樹脂層を剥離除去することを特徴とする。また、この方法における前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法としては、少なくとも1本の剥離ロールに逆転止め機構を設け、該剥離ロール取付ヘッドを逆転させる方法、少なくとも1本の剥離ロールの回転を停止あるいは減速、または加速させる方法のいずれかを用いる方法、少なくとも1本の剥離ロールの回転を停止した状態で金属管を回転させる方法のいずれかを採用することができる。
【0011】
本発明における剥離ロールの逆転止め機構としては、ラチェットやワンウェイクラッチ機構を用いることができる。また、1本の剥離ロールの回転を停止させる方法としては、例えば剥離ロールにピンを貫通してロール取付台またはヘッドに固定する方法を用いることができる。また、1本の剥離ロールの回転を減速させる方法としては、当該ロールに制動機構を内蔵させる方法を用いることができ、1本の剥離ロールの回転を加速させる方法としては、例えば当該ロールにモータ等により加速する機構を内蔵させる方法を用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明を添付図面について詳述すれば、図1は本発明方法を実施するための装置の一実施例を示す概略側面図、図2は図1に示す装置の概略正面図、図3は同じく本発明方法を実施するための装置の他の実施例を示す概略側面図、図4は図3に示す装置の概略正面図、図5は同じく本発明方法を実施するための装置の別の実施例を示す概略側面図、図6は図5に示す装置の概略正面図であり、21は樹脂被覆金属管、22は剥離ロール、23は転造ロール、24はラチェット機構、25はロール取付台、26はロール取付ヘッド、27はロール回転止めピンである。
【0013】
樹脂被覆金属管21は、図7に示す樹脂被覆金属管と同様、電縫管、シームレス管、セミシームレス管、およびあらかじめ銅合金めっき層を施して一重または多重に巻いて造管されたろう付け管あるいは溶接管からなる比較的細径、例えば管径20mm程度以下の鋼管からなる金属管21−1と、該金属管21−1の外周面に被覆されたエポキシ系樹脂とPVFとの重合樹脂層、ポリプロピレン、ポリエチレンあるいはポリアミド系樹脂、またはナイロンからなる膜状の単層の樹脂層21−2とからなる。
【0014】
図1、図2に示す装置における剥離ロール22は、樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を外部より径方向で内方へ押圧するようロール取付ヘッド26に径方向に移動可能に取付けられた複数個のロール取付台25に回転可能に片持支持され、かつ各ロールの付根部には逆転止め機構としてラチェット機構24が設けられ、ロール取付ヘッド26を回転させることにより各剥離ロール22が樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を押圧しながら連れ回り前記樹脂層21−2を剥取る仕組みとなしている。
【0015】
図1、図2に示す装置による樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2の除去方法について説明すると、樹脂被覆金属管21を固定した状態で、複数個の剥離ロール22を該金属管21の中心方向に移動させると共に、まずロール取付ヘッド26を正転(矢印A方向)させる。各剥離ロール22がほぼ同時に樹脂被覆金属管21の外周面に接すると、各剥離ロール22は樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を押しながら連れ回り、樹脂層21−2が徐々に剥取られる。続いてこの剥取加工途中で、各剥離ロール22を樹脂被覆金属管21より離れる方向に移動させてエアーブローにより剥離した皮膜を除去すると、再度各剥離ロール22を樹脂被覆金属管21の中心方向に移動させると共に、今度はロール取付ヘッド26を逆転(矢印B方向)させる。この時、各剥離ロール22は逆転止め機構としてのラチェット機構24により逆転せずに停止したままであるため連れ回らず、各剥離ロール22と樹脂被覆金属管21の間に摩擦が生じ、この摩擦により樹脂層21−2が完全に剥離除去される。
【0016】
つぎに、図3、図4に示す装置は、各剥離ロール22の逆転止め手段として、前記のラチェット機構に替えて各剥離ロール22にロール回転止めピン27を貫通してロール取付台25に固定する方法を採用したもので、この装置の場合は、樹脂被覆金属管21を固定した状態で、ロール回転止めピン27を抜いて連れ回る状態の複数個の剥離ロール22を該金属管21の中心方向に移動させると共に、ロール取付ヘッド26を正転(矢印A方向)させて樹脂層21−2の剥取加工動作に入る。続いてこの剥取加工途中で、各剥離ロール22を樹脂被覆金属管21より離れる方向に移動させてエアーブローにより剥離した皮膜を除去すると、各剥離ロール22をロール回転止めピン27で固定し、再度各剥離ロール22を樹脂被覆金属管21の中心方向に移動させると共に、ロール取付ヘッド26を正転(矢印B方向)させる。この時、各剥離ロール22はロール回転止めピン27により停止したままであるため連れ回らず、各剥離ロール22と樹脂被覆金属管21の間に摩擦が生じ、この摩擦により樹脂層21−2が完全に剥離除去される。
【0017】
また、図5、図6に示す装置は、転造加工時に樹脂層を完全に剥離除去する方式を採用したもので、剥離ロールとして前記図1、図2に示す装置における剥離ロール22に替えて転造ロール23を用いたもので、この転造ロール23はロール本体部23−1の胴体部に溝加工用ロール23−2を一体に設けたものである。したがって、この装置の場合は、転造ロール23が樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を外部より径方向で内方へ押圧するようロール取付ヘッド26に径方向に移動可能に取付けられた複数個のロール取付台25に回転可能に片持支持され、かつ各ロールの付根部には逆転止め機構としてラチェット機構24が設けられ、ロール取付ヘッド26を回転させることにより各転造ロール23が樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を押圧しながら連れ回り前記樹脂層21−2を剥取る仕組みとなしている。
【0018】
すなわち、この装置の場合は、樹脂被覆金属管21を固定した状態で、複数個の転造ロール23を該金属管21の中心方向に移動させると共に、ロール取付ヘッド26を正転(矢印A方向)させる。この時、各転造ロール23の溝加工用ロール3−2により樹脂被覆金属管21に溝加工が施されると同時に、該各転造ロール23のロール本体部23−1がほぼ同時に樹脂被覆金属管21の外周面に接すると、各転造ロール23は樹脂被覆金属管21の樹脂層21−2を押しながら連れ回り、樹脂層21−2が徐々に剥取られる。続いてこの剥取加工途中で、各転造ロール23を樹脂被覆金属管21より離れる方向に移動させてエアーブローにより剥離した皮膜を除去すると、再度各転造ロール23を樹脂被覆金属管21の中心方向に移動させると共に、今度はロール取付ヘッド26を逆転(矢印B方向)させる。この時、各転造ロール23はラチェット機構24により逆転せずに停止したままであるため連れ回らず、各転造ロール23と樹脂被覆金属管21の間に摩擦が生じ、この摩擦により樹脂層21−2が完全に剥離除去される。
【0019】
なお、ここではロール取付けヘッド26を回転させて各剥離ロール22を連れ回す方式を示したが、各剥離ロール22にほぼ同じ回転力を与えて回してもよく、また樹脂被覆金属管21を回転させて各剥離ロール22を連れ回すようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明方法によれば、樹脂層の剥取加工途中で、金属管と剥離ロールに速度差をつけて樹脂層と剥離ロール間に生じる摩擦により樹脂層を剥離除去することができるので、取り残し部やバリ等を発生させることなく完全に樹脂層を剥取ることができ、また該樹脂被覆金属管下地に損傷を与えることもないため耐食性を劣化させることもないなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置の一実施例を示す概略側面図である。
【図2】図1に示す装置の概略正面図である。
【図3】本発明方法を実施するための装置の他の実施例を示す概略側面図である。
【図4】図3に示す装置の概略正面図である。
【図5】本発明方法を実施するための装置の別の実施例を示す概略側面図である。
【図6】図5に示す装置の概略正面図である。
【図7】本発明の対象とする従来の樹脂層剥離装置の一例を示す概略側面図である。
【図8】図7に示す装置による樹脂層除去後の樹脂被覆金属管の一部を示す横断面図である。
【図9】本発明の対象とする従来の樹脂層剥離装置の他の例を示す概略側面図である。
【図10】図9に示す装置による樹脂層除去後の樹脂被覆金属管の一部を示す拡大横断半截図である。
【図11】従来の樹脂層剥離装置による樹脂層除去後の樹脂被覆金属管の一部を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
21 樹脂被覆金属管
22 剥離ロール
23 転造ロール
24 ラチェット機構
25 ロール取付台
26 ロール取付ヘッド
27 ロール回転止めピン

Claims (6)

  1. 金属管の外周面に樹脂層を被着してなる樹脂被覆金属管から該樹脂層を剥離除去するに際し、外部より径方向で内方へ押圧する剥離ロールにより前記樹脂層を押圧するとともに、前記金属管と剥離ロールとを相対的に周方向に移動せしめて樹脂層を剥離除去する方法において、樹脂層の剥取加工途中で、金属管と剥離ロールに速度差をつけて樹脂層と剥離ロール間に摩擦を生じさせて樹脂層を剥離除去することを特徴とする樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
  2. 前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法として、少なくとも1本の剥離ロールに逆転止め機構を設け、該剥離ロール取付ヘッドを逆転させることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
  3. 前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法として、少なくとも1本の剥離ロールの回転を停止させることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
  4. 前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法として、少なくとも1本の剥離ロールを減速させることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
  5. 前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法として、少なくとも1本の剥離ロールを加速させることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
  6. 前記金属管と剥離ロールに速度差をつける方法として、少なくとも1本の剥離ロールの回転を停止した状態で金属管を回転させることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆金属管の樹脂層の剥取方法。
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