JP2004176256A

JP2004176256A - リモコン取付具

Info

Publication number: JP2004176256A
Application number: JP2002339863A
Authority: JP
Inventors: Masahito Otsu; 雅人大津; Hiroshi Yuki; 浩結城; Yoshiyuki Tanimura; 嘉之谷村; Hiroshi Osagawa; 泰士長川; Fumio Tsuboi; 文雄坪井; Satoru Koyama; 哲小山; Ayako Maeda; 綾子前田
Original assignee: Toto Ltd
Current assignee: Toto Ltd
Priority date: 2002-11-22
Filing date: 2002-11-22
Publication date: 2004-06-24

Abstract

【課題】トイレルームにカウンタータイプの手洗器を設置した場合、リモコンをカウンター上の使い易い場所に置いて操作できるリモコン取付具を提供することを目的とする。
【解決手段】トイレルームで使用されるリモコンを取り付けるリモコン取付具であって、前記リモコン取付具は、リモコンをネジ固定するための穴が穿設された板部と前記板部を保持する台座とからなり、前記板部が前記台座に対して傾斜するように前記台座上部に設けられた溝に固定されていることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ設置用リモコンの取付具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のトイレ内に局部洗浄装置などのリモコンを設置する場合は、大便器に座って手が届き易く使い勝手が良い横壁に取り付けるものが一般的だった。
また、操作性を考慮し大便器に座った時リモコンが横向きではなく、使用者の方に斜めになっている物（特許文献１参照）や、壁施工を省略するために手すり付カウンターに埋設した物（特許文献２参照）がある。
【０００３】
【特許文献１】
特開昭５９−１３４２４２号（３項、図２）
【特許文献２】
特開平９−１９２０５３号（５項、第６図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、横壁にリモコンを設置場合に、大便器に座ってちょうど手の操作がし易い位置に設置された場合や、特許文献１に開示されているように操作手段が使用者側に向いていると使い勝手は良いが、最近、狭いトイレルーム内にもカウンター式手洗器を設置することが増えてきており、図６に示すように便器の位置がカウンターがない側に寄せて配設される場合がある。その場合、リモコンをカウンターのない側の横壁に取付けると、便器と横壁の間隔が狭いため、手の操作が窮屈になり利用し難く、また、カウンター側の横壁にリモコンを取付けるとカウンターが手の操作の障害になるなど、使い勝手が悪くなるという欠点があった。
【０００５】
また、特許文献２に開示されているように、カウンターに埋め込んだものは壁施工がなくなり、取付が容易となったが、一度取付けてしまうとリモコンの位置が固定されてしまい、その位置が使用者にとって利用しにくい場合であっても、そのまま利用し続けなければならないという問題があった。
【０００６】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであるが、その目的はトイレルームにカウンタータイプの手洗器を設置した場合、リモコンをカウンター上の使い易い場所に置いて操作できるリモコン取付具を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、トイレルームで使用されるリモコンを取り付けるリモコン取付具であって、前記リモコン取付具は、リモコンをネジ固定するための穴が穿設された板部と前記板部を保持する台座とからなり、前記板部が前記台座に対して傾斜するように前記台座上部に設けられた溝に固定されていることを特徴とする。
この構成により、板部が台座の溝に台座に対して傾斜して固定され、リモコンを板部にネジ固定することによって、リモコンを操作した場合にガタツキがなく操作性のよいリモコン取付具となり、また、利用者がカウンター上部の使い易い場所に取付具を載置できる。
【０００８】
上記目的を達成するために請求項２は、前記台座の裏面に前記板部をネジ固定するためのネジ穴が穿設されていることを特徴とする。
板部の固定を台座の裏面で行えネジが露出することないので、いたずらでネジが緩むことがない上、意匠上もよくなる。
【０００９】
上記目的を達成するために請求項３は、前記台座の裏面が滑り止めになっているため、操作時、カウンターの上部で台座が滑るという不安もなくなる。
【００１０】
上記目的を達成するために請求項４は、前記台座の裏面に吸盤が取り付いているため、操作時誤って台座が滑り落ちるという事もなく、好きな位置に吸盤にて確実に設置できる。
【００１１】
上記目的を達成するために請求項５は、前記台座がゴム系の物で覆われているため、操作時誤ってカウンター上部から落下させても、床、便器等を傷つける不安がなくなる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
この発明の好適な実態の例を図１から図５を用いて説明する。
図１は、便座使用後の局部を水で洗浄する衛生洗浄器のトイレ設置用リモコン取付具を示しており、主に、リモコン１，リモコン１を取り付ける板部２，板部２を保持する台座３，リモコン１と板部２を止めるビス４から構成されている。
材質としては、板部２がアクリルなど、台座３はアルミダイキャスト，ＭＤＦなどを用いる。
ここで、台座の重量としては、８００ｇ〜１５００ｇがよい。８００ｇより軽いと手で操作した場合に取付具がカウンター上ですべるおそれがあり、１５００ｇより重いと取付具を好きな位置に移動させる場合に重いために移動させづらくなる。
【００１３】
また、リモコン１，板部２は台座３に斜めに取り付けられる。斜めの度合いは５度〜２０度の範囲がよい。５度より小さいと板部が立ちすぎて、バランスが悪くなり前に倒れる恐れがあり、２０度より大きいとリモコンの上部にある洗浄ボタンが押しにくくなるという事や、板部にリモコンを取り付ける際、板部の後からビス止めしにくくなるという問題が発生する。また、板部２を嵌め込む溝の位置は、台座の手前側にすると手で操作した場合ひっくり返ることを防止できてよい。
図２のようにリモコン１を横壁面７に取り付けず、カウンター式手洗器８の上部に置き、使用者が便器６に座っていても、自ら使い易い位置に移動ができる特長を有するものである。
【００１４】
図３は、取付具の詳細を示す断面図である。リモコン１を取り付ける板部２の下部には台座３に嵌め込まれネジ固定される際にネジを通す通し穴２ａが穿設されている。また、台座３の上部には、板部２を嵌め込む溝３ａが設けられ、下部には板部をネジ固定するための通し穴３ｂが下部穴３ｃを介して開けられている。
また、台座３の裏面にはＥＰＤＭ系発泡ゴムなどを用いた滑り止め９が貼られており、この滑り止め９の固定は接着による方法や接着に加え台座３の下部の下部穴３ｃを利用して固定すると良い。こうした構成により便器に座りながら取付具に固定されたリモコンを操作しても、カウンター上で滑ることなく操作できる。
【００１５】
図４は、リモコン１を取り付ける板部２を保持する台座３を示しており、その台座３の裏面には、子供がカウンター式手洗器の上に昇ったり、また、地震等が起きても、リモコン１がカウンター上部から落下しないよう安全性も考慮し、吸盤１０が貼られている。
【００１６】
図５は、リモコン１を取り付ける板部２を保持する台座３を示しており、その台座３の回りはＥＰＤＭ，エラストマーなどのゴム系の物で覆われており、操作時誤ってカウンター上部から落下させても、床，便器等にキズを付けにくくするものである。
【００１７】
【発明の効果】
本発明は上記構成により、トイレルームにカウンタータイプの手洗器を設置した場合、使用者がリモコンをカウンター上の使い易い場所に置いて操作できるリモコン取付具が提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】請求項１の実施例を表す斜視図
【図２】請求項１の実施例を表す斜視図
【図３】請求項２の実施例を表す斜視図
【図４】請求項３の実施例を表す斜視図
【図５】請求項４の実施例を表す斜視図
【図６】従来例を表す斜視図
【符号の説明】
１…リモコン、２…板部、３…台座、４…ビス、５…トイレルーム、６…便器、７…横壁面、８…カウンター式手洗器、９滑り止め、１０…吸盤、１１…ゴム系の台座

Claims

トイレルームで使用されるリモコンを取り付けるリモコン取付具であって、前記リモコン取付具は、リモコンをネジ固定するための穴が穿設された板部と前記板部を保持する台座とからなり、前記板部が前記台座に対して傾斜するように前記台座上部に設けられた溝に固定されていることを特徴とするリモコン取付具。
前記台座の裏面に前記板部をネジ固定するためのネジ穴が穿設されていることを特徴とする請求項１記載のリモコン取付具。
前記台座の裏面に滑り止め手段を設けたことを特徴とする請求項１または２に記載のリモコン取付具。
前記台座の裏面に吸盤が取付いている事を特徴とする請求項１または２に記載のリモコン取付具。
前記台座は、ゴム系の物で覆われている事を特徴とする請求項１から４のいずれかに記載のリモコン取付具。