JP2004175659A - フッ素含有リチウム化合物の製造方法 - Google Patents

フッ素含有リチウム化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池性能に悪影響を及ぼす、HFやその副生物などの不純物を含まないLiMFを簡便に製造する。
【解決手段】LiFと、M元素及び/又はM元素のフッ化物とを、フッ素ガス存在下において、反応槽内にて100℃以上の温度で接触させることによりLiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)を製造する。

Description

本発明は、一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法に係り、特に、電池性能に悪影響を及ぼす、HFやその他の副生物などの不純物を含まないLiMFを簡便に製造する方法に関する。
本発明により製造されたLiMFは、電解質、特に、リチウム電池、リチウムイオン電池の電解質として有用である。
リチウムイオン電池等のエネルギー貯蔵デバイスは、携帯電話、携帯情報端末、ノートパソコン等のデジタル携帯電子機器の急激な普及により、近年、需要が急増している。また、地球環境問題や省エネルギーの点から、これらのエネルギー貯蔵デバイスは電気自動車やハイブリッド車の動力源としても注目を浴びている。
これらのエネルギー貯蔵デバイスは、構成材料として電解質が必要であり、この電解質としては、高い作動電圧で動かすことを目的に、非水系溶媒に電解質を溶解した有機電解液が多用されている。
例えば、リチウム金属、或いは、リチウムと炭素やリチウム以外の金属との化合物を負極とし、リチウム遷移金属酸化物を主成分とする正極を用いるリチウムイオン二次電池では、エチレンカーボネート或いはプロピレンカーボネートなどの環状炭酸エステルとジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート或いはジエチルカーボネートなどの鎖状炭酸エステルとの混合溶媒に、LiPF、LiBFなどを電解質として溶解した電解質溶液が専ら使用されている(例えば非特許文献1参照)。
このような非水系溶媒を用いたリチウムイオン電池用電解液では、その非水系溶媒と電解質の高い電気化学的安定性のために、高い電圧での使用が可能であるが、その高い電気化学的安定性を最大限に発揮し得る設計となっているが故に、電解液中に不純物が含まれた場合、これらの不純物は殆どすべてが、当該非水系溶媒と電解質に比較して電気化学的安定性が低いことから、電池内部で反応し易く、このことが電池性能劣化の要因となる。
このため、このような電解液を構成する非水系溶媒や電解質には、不純物を含まないことが要求される。
ところで、リチウムイオン電池用電解質として専ら使用されているLiPFの製造方法としては、通常の塩と同様に、LiOH、LiOR(R:アルキル基)等とHPFとの反応で製造する方法も知られているが、この方法では加水分解生成物が得られるLiPFに不純物として混入するため、通常はLiFとPFとの反応で製造する方法が一般的である(例えば、特許文献1〜4参照)。
この反応に用いられるPFは、一般にPCl等の他の5価のリン化合物とHFとを反応させて配位子交換することにより、或いはPCl等の3価のリン化合物を酸化してHFにより配位子交換することにより製造され、このPFの生成反応と、生成したPFとLiFとの反応を一連の反応として実施することも多く採用されている(例えば、特許文献5〜10参照)。
しかしながら、反応にHFを用いるこれらの方法では、HFが、生成するLiPFに付着して残存する可能性が高い。また、副生物として生成するHCl等、元の配位子由来の副生物もいずれもHFと同様に不純物として残存する。そして、これらの不純物は、電池性能に悪影響を与えるため、反応後十分に除去する処理が必要となる。
このようなHFに起因する不純物の問題を解決すべく、近年、新たな製造法が提案されている。例えば、LiFとPとを他の無機フッ化物から製造する方法(例えば、特許文献11参照)が提案されているが、この方法では、HFを用いない優位性は有るものの、反応に用いる無機フッ化物や反応後にフッ素が脱離して生成した無機物の除去の問題が新たに発生する、また、LiClとPClとをFの存在下で反応させる方法(例えば、特許文献12参照)も提案されており、この方法では、HFと異なり、容易に除去可能なFを用いてはいるが、なお更にHClの副生の問題がある。
米国特許第3607020号公報 特開平9-165210号公報 国際公開WO2000-010917号公報 特開2001-122604号公報 特開平4-175216号公報 特開平5-279003号公報 特開平6-056413号公報 国際公開WO98-06666号公報 ヨーロッパ公開特許846657号公報 特開平11-171518号公報 特開2001-122605号公報 独公開特許10027211号公報 宇恵 誠ら、「リチウムイオン電池材料の開発と市場」(シーエムシー)第6章 (1997)
本発明は上記従来の問題点を解決し、一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法であって、電池性能に悪影響を及ぼす、HFやその副生物などの不純物を含まないLiMFを簡便に製造することができる方法を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のフッ素含有リチウム化合物の製造方法は、一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法において、LiFと、M元素とを、フッ素ガス存在下において接触させることを特徴とする。
本発明(請求項2)のフッ素含有リチウム化合物の製造方法は、一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法において、LiFと、M元素のフッ化物或いはM元素のフッ化物とM元素の混合物とを、フッ素ガス存在下において接触させることを特徴とする。
即ち、本発明者らは、鋭意検討した結果、LiFとM元素とを、もしくはLiFと、M元素のフッ化物又はM元素のフッ化物とM元素の混合物とを、フッ素ガス存在下において、好ましくは100℃以上の温度で単一反応槽内にて接触させることにより、即ち、LiF共存下におけるM元素とFとの反応、LiF共存下におけるM元素のフッ化物とFとの反応、或いはLiF共存下におけるM元素及びM元素のフッ化物とFとの反応により、リチウムイオン電池の電池性能に悪影響を及ぼすHFやHCl等の不純物を含まないLiMFを製造することができることを見出し、本発明を完成した。
本発明のフッ素含有リチウム化合物の製造方法によれば、電池性能に悪影響を及ぼす、HFやその副生物などの不純物を含まないLiMFを簡便に製造することができる。
以下、本発明のフッ素含有リチウム化合物の製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
本発明において、LiFと接触させるM元素としては、B、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選ばれるものが挙げられ、そのフッ化物としてはAsF、SbF、SbF、BiF、VF、VF、VF、NbF、NbF、TaF等が挙げられる。なお、M元素は、2種以上を併用することもできる。
LiFとM元素及び/又はそのフッ化物とは、理論的には1:1(モル比)で反応するため、理想的にはその仕込みモル比は1:1であり、これに近いことが好ましいが、厳密に1:1に調整して計量することは困難であり、また、工業的製造法としては、その後の工程で容易に取り除けるLiFが小過剰である方が、M元素及び/又はそのフッ化物が過剰である場合と比較すると好ましい。従って、M元素及び/又はそのフッ化物に対するLiFの仕込みモル比は、通常、1.0以上、2.0以下であり、好ましくは、1.0を超え、1.5以下である。
LiFと、M元素及び/又はそのフッ化物は固体であるため、反応性の点から見るとより結晶が細かい微粉であることが好ましく、いずれも平均粒径100μm以下が好ましく、更には10μm以下の微粉であることが好ましい。しかしながら、あまり細かすぎると、粉体の飛散等の問題があることから、平均粒径0.01μm以上が好ましく、特に平均粒径は0.1〜10μmであることが好ましい。LiFとM元素、もしくはLiFとM元素のフッ化物或いはM元素のフッ化物とM元素の混合物は、予め所定の粒径に調整したものを混合して用いても良く、また、混合しながら粉砕してこのような平均粒径に調整しても良い。
LiFとM元素とは、別々に反応槽内に仕込んで反応を開始しても良いが、予め混合してから反応を開始した方が好ましい。LiFとM元素との混合方法、もしくはLiFと、M元素のフッ化物又はM元素のフッ化物とM元素の混合物との混合方法としては、単一の装置にて混合しても良いが、対流、剪断、拡散の各混合域に適した混合機を用いて、複数段階に分けて混合しても良い。
混合機としては具体的には、少量では乳鉢を用いることができる。対流混合域に好ましく、一台ですべての混合域をまかなう事もできる装置として、リボン型ブレンダー、Vブレンダー、コニカル型ブレンダー等、初期の対流混合域に好ましい装置としてエアー噴流型、剪断・拡散混合域に適した装置として、垂直軸回転型、水平軸回転型の各回転軸に羽根、ロール等をもつ装置を挙げることができる。
反応に用いるフッ素ガス(F)は常温で気体であり、極めて反応性が高い。そのため、反応上、無希釈にて用いることが好ましいが、Fに対して不活性なガスで希釈したものを用いても良い。このような不活性ガスとしては、ヘリウム、アルゴン等の希ガス、窒素、又は炭素数4以下のパーフルオロアルカンが用いられる。これらの不活性ガス中のフッ素ガスの濃度は、通常1容量%以上、好ましくは50容量%以上である。この濃度が低すぎると生産性が悪くなる。
また、M元素及び/又はそのフッ化物に対するFの仕込み量は最低でもLiMFを形成するのに必要な理論量以上を供給する必要があり、好ましくは理論量の2倍量以上である。Fの仕込み量が多い場合、反応面においては問題無いが、装置内の圧力や未反応Fの回収等の問題があるため、理論量の100倍以下、好ましくは20倍以下が好ましい。
LiF共存下におけるM元素とFとの反応、LiF共存下におけるM元素のフッ化物とFとの反応、或いはLiF共存下におけるM元素及びM元素のフッ化物とFとの反応は、好ましくは100℃以上の加熱下に行われるが、この反応は、原料の供給及び反応の形態として、固体原料であるLiFとM元素、LiFとM元素のフッ化物、或いはLiFとM元素及びM元素のフッ化物を仕込んだ反応槽に、Fを充填した後、加熱することによって行っても良く、固体原料を仕込んだ反応槽を加熱後、Fを充填又は流通しても良い。また、反応槽内に、Fを流通しながら固体原料を供給しても良い。また、一旦、固体原料を仕込んだ反応槽にFを充填した後、所定時間加熱し、一旦冷却した後Fを減圧又は不活性ガスにより除去し、その後再度Fを充填して加熱する操作を繰り返しても良い。F等の反応原料を適宜分割して供給するなどの反応調整を行うことにより、反応効率を高めることができる。
反応装置としては、バッチ式、流通式のいずれでも良い。また、十分な混合がなされている固体原料を用いる場合は、反応槽内での攪袢は必須ではないが、羽根、ロール等を有する垂直又は水平回転軸が設けられた反応槽を用いると、反応を円滑に進行させることができるため好ましい。
なお、反応性の向上及び安全性向上の観点から、Fガスを反応槽内に導入する前及び反応終了後には、反応槽内を真空状態にするか、不活性ガス充填状態のいずれかにしておくことが好ましく、反応中も反応雰囲気(気相)は反応にて発生する中間体以外に、実質的にFガスのみ、或いはFガスと不活性ガスのみであることが望ましい。
反応装置からの生成物の取り出し方法としては、バッチ式で行う場合は、装置下部より抜き出す、装置上部よりすくい出す、或いは装置を転倒させて抜き出す方法等を採用することができ、また、流通式で行う場合は、コンベアやスクリューフィーダー等にて反応を連続的に行いながらそのまま抜き出す等の方法を採用することができるが、いずれも、生成物を抜き出す時点で、装置内は不活性ガス環境下になっていることが好ましい。また、得られた生成物が水や酸素等の外部環境より混入する化合物と反応性がある場合で、かつ、その純度を保つ必要がある場合においては、不活性ガス環境下で装置から取り出して保管することが必要である。
本発明の方法は、反応原料を反応系に供給した後、反応中間体等の取り出し操作などを要することなく、目的とするフッ素含有リチウム化合物を得る、いわゆるOne pot合成(One pot synthesis)を採用することができる点でも工業的に有利である。One pot合成をバッチ式で行う場合、例えば単一反応槽で反応を行うことが、その態様として挙げられる。
なお、反応槽は、Fガスを充填又は流通することから、密閉性が高く、また、後述する反応条件での圧力及び温度に耐えられるものであることが必要がある。しかし、実際に反応に用いる条件よりはるかに厳しい条件まで耐えられるように設計するのは、設備面から好ましくなく、選択した反応条件に対し適当な設計を行ったものであれば良い。
また、反応槽の材質としては、水、酸素、その他、原料以外の物質が存在しない条件において、所定の反応温度及び圧力下でFガスに耐えられることが必要であり、具体的にはステンレス鋼やモネル・インコネル等の一般に耐F性のあるといわれる特殊鋼が挙げられる。
反応圧力は0.1〜100気圧(0.01〜10MPa)が好ましく、0.5〜10気圧(0.05〜1MPa)が更に好ましい。また、反応温度は、100℃以上、特に200℃以上であることが好ましく、1000℃以下、特に500℃以下であることが好ましい。
反応時間は、温度、圧力、及び原料の仕込み量や、F濃度、F充填法の場合はその繰り返し回数、F流通法の場合は単位時間当りのF流通量等によって異なるが、通常は1〜500時間である。
このような本発明により製造されるフッ素含有リチウム化合物としては、好ましくはLiPF、LiBF等が挙げられる。
以下、実施例によって本発明の方法をより具体的に記述するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
LiF28.69mg(1.106mmol)と、赤リン34.23mg(1.105mmol)とを、窒素雰囲気下にてメノウ乳鉢を用いて混合し、この混合物を、内容積21mlのステンレス製圧力容器中に仕込み、高真空状態に減圧した後、Arにて置換し、再度減圧することにより、雰囲気中から酸素を除去した。
その後、再度減圧後、容器内にFガスを4気圧(0.4MPa)になるまで充填して密閉した後、300℃まで昇温し、10.5時間保持した。その後、室温まで放冷した後、減圧にして未反応Fを除去し、Arにて置換した後、再度Fガスを4気圧になるまで充填し、同様に加熱、保持した。この操作を4回実施した後、容器をAr雰囲気下にて解放し、LiPFを100.86mg得た(収率96.08%)。
実施例2〜5
出発原料として赤リンの代りに表1に示すものを用い(ただし、使用量は実施例1の赤リンと等モルとした。)、反応条件を表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にして反応を行ったところ、表1に示す反応生成物を表1に示す収率で得ることができた。
Figure 2004175659
なお、実施例1〜5のいずれにおいても、得られた反応生成物はX線回折により同定し、いずれも目的の化合物であり、他の化合物のピークがないことを確認した。
本発明の方法は、リチウムイオン電池用電解液に用いる電解質としてのLiPFの製造に当たり、電池性能に悪影響を及ぼす、HFやその副生物などの不純物を含まない電解質を簡便に製造することができる方法であり、その工業的有用性は極めて大である。

Claims (6)

  1. 一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法において、
    LiFと、M元素とを、フッ素ガス存在下において接触させることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
  2. 一般式LiMF(MはB、P、As、Sb、Bi、V、Nb、及びTaよりなる群から選択される元素を示し、xは4〜6の数である。)で表されるフッ素含有リチウム化合物を製造する方法において、
    LiFと、M元素のフッ化物或いはM元素のフッ化物及びM元素の混合物とを、フッ素ガス存在下において接触させることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
  3. 請求項1において、LiFと、M元素とを、予め混合した後、フッ素ガス存在下において接触させることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、LiFと、M元素及び/又はM元素のフッ化物とを、フッ素ガス存在下において接触させる際の温度が100℃以上、1000℃以下であることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、LiFと、M元素及び/又はM元素のフッ化物とを、フッ素ガス存在下において接触させる反応時間が1〜500時間であることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、フッ素含有リチウム化合物が、LiPF及び/又はLiBFであることを特徴とするフッ素含有リチウム化合物の製造方法。
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