JP2004174795A - 平滑安定ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、寸法変化が少なく寸法安定性に優れ、かつ反りやねじれの発生が少ない平滑安定ドアを提供すること。
【解決手段】縦桟111と横桟112とを形成する芯材11と、該芯材11の上下の表裏面側のそれぞれの一対の表面上に接合部材13を介在して形成される上下の表裏面側の基板材12と、該基板材12の上下の表裏面側に接合部材13を介在して形成される表裏面一対の化粧部材15とからなり、前記芯材11及び基板材12は寸法安定木材からなることを特徴とする平滑安定ドア1である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は寸法変化が少なく寸法安定性に優れ、かつ反りやねじれの発生が少ない平滑安定ドアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドア9は、図12に示すごとく、芯材91の上下の表裏面側に一対の基板材92が貼着され、さらに該基板材92の上下の表裏面側に一対の化粧部材93が貼着されている。
このドア9は、一般に中央部において中空部90を有するため、フラッシュドアと呼ばれている。
【0003】
また、図13及び図14に示すごとく、縦桟911と横桟912とのそれぞれの一端は切り込まれて形成されてた「合じゃくり」又は「合あわせ接合」94か、或いはほぞ差し込みによる「貫通楔締接合」95が行われている。
【0004】
そして、特許文献1には、基板材92である木質化粧ボードの裏面に、「非透水・非透湿層」(図示略)を形成し、芯材91に水分の移行を防止して、フラッシュドアの反りを防止する方法が提案されている。
【0005】
一方、特許文献2には、フラッシュ扉芯の両面に、防湿層を貼着した木質化粧ボードを貼り合せることにより、フラッシュ扉の反りを防止する方法が提案されている。
【0006】
前記木質化粧ボードとしては、例えば合板、パーチクルボード、ストランドボードやこれらにプラスチックスシート、含浸紙等が貼着されたものを使用することが開示されている。
【0007】
他方、本出願人は先に特許文献3により「芯材の上に接合体を基板を形成し、該芯材の上に吸着材を混入した防湿層を形成し、該防湿層の上に化粧板を形成し、前記芯材と基板とにより囲まれる部文意中空部を形成してなることを特徴とするフラッシュドア」の内容の特許出願を提案している。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−54553号公報
【特許文献2】
特開平7−18953号公報
【特許文献3】
特願2002−213871号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の発明によれば、前記「非透水性・非透湿層」は、主として「ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート」の如く、空気中や被着体の水分と反応して硬化皮膜を形成する物質である。
【0010】
そのため、前記「被透水性・非透湿層」の形成コストが高価となり、またこの層を形成するに当っては、木質化粧ボードを「ポリメチレンフェニルポリイソシアネート」の溶液の中に浸積して含浸・乾燥処理を行わなければならず煩雑な処理を伴う。
【0011】
一方、特許文献2の発明によれば、合板やパーチクルボードの如く、比較的寸法変化が大きい木質ボードを使用することが示されている。そのため、図13及び図14に示すごとき、「合じゃくり」又は「合あわせ接合」94や「貫通楔締接合」95の接合部分において、嵌合力が弱いため「隙き間」や「寸法違い歪み」を発生する原因となる。
【0012】
そして、上記従来の2つの発明では、合板やパーチクルボードの水分管理が不十分であったり、「非透水性・非透湿層」の形成層が薄くて不十分である場合には、フラッシュドアに反りやねじれの発生を伴うことになる。
【0013】
他方、先行文献3においても、防湿層の形成が一層であり、その効果が不十分であるため、フラッシュドアの反りやねじれの発生を十分に防止することが出来なかった。
【0014】
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、構造上強固で寸法変化の少ない材料を使用し、さらに芯材へ水分や熱が移動しない構成により、寸法変化が少なく寸法安定性に優れ、かつ反りやねじれの発生が少ない平滑安定ドアを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明が採った手段は下記の通りである。なお、本発明を更に具体的に説明するため、実施例で使用する図面の符号を付して以下説明する。
【0016】
まず請求項1に記載の発明によれば、縦桟111と横桟112とを形成する芯材11と、該芯材11の上下の表裏面側のそれぞれの一対の表面上に接合部材13を介在して形成される上下の表裏面側の基板材12と、該基板材12の上下の表裏面側の接合部材13を介在して形成される表裏面一対の化粧部材15とからなり、
前記芯材11及び基板材12は寸法安定木材からことを特徴とする平滑安定ドア1を提供するものである(図1、図2、図3参照)。
【0017】
これにより、寸法変化が少なく寸法安定性に優れた平滑安定ドア1を提供することが出来る。
【0018】
次に、請求項2に記載の発明が採った手段は、寸法安定木材は木材繊維が多方向配列された異方向性繊維を有する集成材2(図5〜図7参照)、木材繊維の一部をホルマール化して親水性を減少させたホルマール化木材、挽材を芯材とするランバーコア合板であることを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア1を提供するものである。
【0019】
これにより、芯材11及び基板材12は、寸法変化が少なく寸法安定性に優れているため、特に芯材11はその両端部における凹凸嵌合接合部113において、隙き間や寸法変化歪みなどが生じることを防止することが出来る。
【0020】
そして、請求項3に記載の発明が採った手段は、縦桟111と横桟との芯材11は、腰掛け蟻継ぎ又は腰掛け鎌継ぎ或いはこれに準じた形状の着脱可能で高接合力状態の凹凸嵌合接合部113を有することを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア1を提供することが出来る。
【0021】
これにより、特に芯材11の両端部における縦桟111と横桟112との凹凸嵌合接合部113が着脱可能であって、しかも高接合力を有し、強固な構造の平滑安定ドア1を得ることが出来る。
【0022】
また、請求項4に記載の発明が採った手段は、接合部材13は吸着材を含有する接着剤、又は接着接合用シート状物であることを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア1を提供するものである。
【0023】
これにより、空気中の水分や基板材12の中に含有される水分が芯材11へ移行することがなくなり、芯材11の反りやねじれの発生がなくなる。また、空気中の水分が化粧部材15等を通過して基板材12や芯材11へ移行することを防止することが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき、実施例で使用する図面を参考にして具体的に説明する。
【0025】
芯材11は、図1〜図4に示すごとく、縦桟111と横桟112とにより形成され、縦桟111及び横桟112の両端部において凹凸嵌合接合部113が形成される(図4及び図9参照)。凹凸嵌合接合部113としては、例えば腰掛け蟻継ぎ(図4)、腰掛け蟻継ぎ(図9)、これに準じた形状としては目違大鎌継ぎ、腰入目違鎌継ぎ(図10参照)などがある。これらの凹凸嵌合が他の凹凸嵌合と比較して最も高接合力が得られるからである。
【0026】
これにより、縦桟111と横桟112は、その両端部において、着脱可能で高接合力を有する強固な構造の凹凸嵌合接合部113を形成することが出来る。そのため、芯材111は寸法変化が少なくなり、寸法安定性に優れ、平滑安定ドア1の反りやねじれの発生が少なくなる。
【0027】
そして、前記縦桟111及び横桟112の両端部における凹凸嵌合接合部113は、嵌合補強用治具を用いて強固に補強される(図3参照)。嵌合補強用治具としては、例えば木ねじ、タッピングビス(ねじ釘)などがある。
【0028】
前記芯材11及び基板材12は、寸法安定木材からなることを特徴としている。
ここで寸法安定木材としては、例えば木材繊維が多方向に多方向配列された異方向性繊維を有する集成材2(図5、図6、図7参照)、木材繊維の水酸基架橋結合の一部をホルマール化して親水基を減少させるための化学処理が施されたホルマール化木材(図示略)、前記集成材2と同様に挽材を芯材とする特殊合板の一種であるランバーコア合板(図示略)などがある。
【0029】
前記集成材2は、図7に示すごとく、その四方周縁部表面に、付き板、ラワン薄板、プラスチック強化シート等により被覆化粧されたものが、特に寸法変化が少なく寸法安定性に優れることになる。
この点、前記特許文献1及び2、又は先の出願の「フラッシュドア」には、かかる寸法安定木材は一切使用されていない。
【0030】
前記ホルマール化木材は、その木材繊維の水酸基架橋結合の一部がホルマール化されているため、木材繊維中の親水基の減少に伴い、木材繊維中の水分含有量もこれに相応して減少し、その結果寸法変化が少なくなり、寸法安定性に優れるものと考えられる。
【0031】
前記ランバーコア合板は、前記集成材2と同様に挽材を芯材としており、添え心板、表板、裏板等に単板が用いられているため、合板の中でも特に寸法変化が少なく寸法安定性に優れ、そのために芯材11や基板材12の反りやねじれの発生がなくなるものと考えられる。
【0032】
そして前記集成材2及びランバーコア合板の芯材は、木造建築物の廃材から選別された「けやき」や「アピトン」などの広葉樹木材の挽材であることが好ましい。これにより、現時点では余り積極的に有効利用されていない木造建築物の廃材を有効利用することが出来るため、循環型社会の動向や環境問題、資源の枯渇問題等に照らして極めて産業上有用である。これらのことは、前記特許文献や先の出願には一切記載されていない。
【0033】
前記接合部材13は、吸着材を有する接着剤又は粘着接合用シート状物である。
ここで本発明において使用する吸着材としては、例えば活性炭、活性白土、ゼオライト、ベントナイト等の微粉末がある。これにより空気中の水分や基板材12中の水分を吸収し、特にセオライト、ベントナイト等の粘度鉱物の一種は水分を結合水の一種として分子中に取り込まれるため、吸着材が吸収した水分は、その空気中が冬季などにおいて乾燥しても容易に遊離しない特徴がある。上記接着剤としてはメラミン尿素樹脂、フェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂等がある。また、粘着接合用シート状物としては各種抄造シート状物がある。
【0034】
この点、特許文献1に記載された「非透水・非透湿層」とはその作用効果が異なる。また、先行技術2に記載された「防湿層」はこれ自体が水分を吸収しないため、この「防湿層」の周縁部に水が溜まり合板等の基材へ水分が移行するおそれがある。
【0035】
一方、特許出願には、「化粧板と基材との間に一層のみの防湿層(吸湿層)」が形成されているに過ぎず、本発明の如く複数の吸着材を含有する接合部材13を有する平滑安定ドア1とは、作用効果に大きな差異がある。
【0036】
以上の説明の如く、本発明は特許文献1、2及び先行出願とは異なり、まず縦桟111、横桟112を構成する芯材11、さらにはその上下の表裏面側に形成される基板材12には寸法安定木材を使用するため、寸法変化が少なく寸法安定性に優れる。これは芯材11や基板材12への水分の移行を接合部材14により阻止することが出来ることになる。
【0037】
また、前記芯材11の両端部は、凹凸嵌合接合部部113により構成されている。そのため、凹凸嵌合接合部113部において、芯材11の寸法変化によって生じる「隙き間」や「寸法歪み」など狂を生じることがない。
【0038】
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例の平滑安定ドア1は、図1に示すごとく、芯材11の上下の表裏面側のそれぞれの一対の表面上に接合部材14を介在して形成される上下の表裏面側の基板材12と、該基板材12の上下の表裏面側に接合部材14を介在して形成される表裏面一対の化粧部材とによって構成される。
【0039】
前記芯材11及び基板材12は、木材繊維が多方向配列された異方向性繊維を有する集成材2よりなる。
集成材2は、図5に示すごとく、表面側と裏面側との上下両面において、木材繊維の方向が反りやねじれの発生方向の所定板厚さの短形木片21を順次多数配列し、他方、その中芯部において木材繊維の方向が貼着方向に順次多数配列された短形木片22を交互に積層接合したものである。
【0040】
上記短形木片21、22は、主として木造建築廃材より選別されたブナ、ナラ、アピトンなどの広葉樹木材を使用した。多方向配列14としては、レゾルシノール樹脂を用いて、コールドプレス成形したものである。なお、芯材11の板厚さは約30ミリメートル、基板材12の板厚さは約10ミリメートルとした。
【0041】
そして、上記集成材2は、図6に示すごとく、芯材11に使用するものについては、板厚さとの関係で6層構造とした。また、図7に示すごとく、前記集成材2の四方周縁部に透明なウレタン塗料を塗布した化粧張り構成部材とした。これにより、寸法安定性及び耐久性が向上した。
【0042】
なお、基板材12は、図5に示すごとく、板厚さとの関係で3層構造とした。また、該基板材12も図7に示すごとく、四方周縁部を芯材11と同様に化粧張り構成部材とした。
【0043】
以上のようにして製造された芯材11及び基板材12を用いて、図1及び図2に示すごとく、平滑安定ドア1を構成した。なお、従来の集成材は、木材繊維が略同一方向で、杉や桧などの針葉樹木材の挽材が主に使用されていている。
【0044】
平滑安定ドア1は、図2に示すごとく、縦桟111と横桟112とをそれぞれ直交するように組み合わせて芯材11を構成した。そして、縦桟111と横桟112との両端部において凹凸嵌合接合部113により強固に接合した。
【0045】
凹凸嵌合接合部113としては、図4に示すごとく、腰掛け蟻継ぎ114を採用した。そして、この凹凸嵌合接合部113は、図3に示すごとく、木ねじ釘17を用いて補強接合した。
これにより、凹凸嵌合接合部113は着脱可能で高接合力を有する腰掛け蟻継ぎ114を構成することができた。
【0046】
そして、図1に示すごとく、基板材12の上下の表裏面側には、化粧部材15を貼着した。化粧部材15としては、メラミン樹脂化粧板を使用した。また、該化粧部材15及び基板材12は、接着剤14及び粘着接合用シート状物13を併用して強固に貼着した。
接着剤14としてはメラミン・尿素変性樹脂からなる水溶性接着剤を使用した。なお、平滑安定ドア1の製造フローシートは、図11に示す通りのものである。
【0047】
また、粘着接合用シート状物13としては、吸着材を含有する晒パルプと「コウゾウミツマタ」の和紙パルプとの混合繊維にゼオライトとベントナイトの混合微粉末からなる吸着材を抄き込んだシート状物を用いた。
【0048】
このようにして構成された平滑安定ドア1は、図1〜図3に示すごとく、芯材11と基板材12とによって囲まれた中央部に中空部16を有するフラッシュドアと呼ばれる比較的軽量で運搬及び取付け施工に便利なものである。
【0049】
ここで注目すべきことは、前記シート状物の結合材として水溶性のメラミン樹脂を使用した粘着接合用シート状物13を構成したことである。これにより、接合性と耐久性が向上した。また、前記、接着剤14には、前記吸着材を約5%程度混入したものである。これにより、吸着材が吸収する水分吸収力が向上した。
【0050】
(実施例2)
本例は、図8及び図9に示すごとく、実施例1における化粧部材15としてのメラミン樹脂化粧板をジアリルフタレート(通称「ダップ」)樹脂化粧板151としたものである。また、基板材12としての集成材2に代えて、ランバーコア合板121としたものである。
【0051】
そして、接合部材13としてのシート状物をロックウールとガラス繊維との無機質抄造シート状物131に代えたものである。また、接着剤14としてのメラミン・尿素変性樹脂に代えて、エポキシ変性フェノール樹脂接着剤141としたものである。その他は、実施例1と同様の構成とした。
【0052】
これにより、実施例1に係る平滑安定ドア1よりも耐火断熱性が向上した。これは、前記無機質抄造シート状物131を使用しているからである。
【0053】
なお、ここで実施例1と2都に共通する平滑安定ドア1の製造フローシートについて簡単に説明する。
まず、前記芯材11を腰掛け蟻継ぎ114又は腰掛け鎌継ぎ115により接合する。次に、吸着材を混入した接着剤14を芯材11及び基板材12の表面上に均一に塗布する。そして、集成材2又はランバーコア合板121を貼着する。ここで、貼着に際して接合部材13を介在して芯材11と基板材12を接着剤14により貼り合せる。そして、基板材12の表面上に接合部材13を介在して接着剤14により上下の表裏面側に化粧部材15を貼着する。
【発明の効果】
本発明は、請求項1から請求項4に記載された技術的特徴事項により構成されている。そのため、次に示すような諸々の効果を奏するものである。
【0054】
まず、請求項1に記載の発明によれば、寸法変化及び反りやねじれの発生が少なく寸法安定性に優れた平滑安定ドア1を提供することが出来る。
次に、請求項2に記載の発明によれば、芯材11及び基板材12は寸法変化及び反りやねじれの発生が少なく寸法安定性に優れているため、特に芯材11はその両端部における凹凸嵌合接合部113において、隙き間や寸法変化歪みなどが生じることを防止することが出来る。
【0055】
そして、請求項3に記載の発明によれば、特に芯材11の両端部における縦桟111と横桟112との凹凸嵌合接合部113が着脱可能であって、しかも高接合力を有してあり、強固な構造の平滑安定ドア1を得ることが出来る。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、空気中の水分や基板材12の中に含有される水分が芯材11へ移行することがなくなり、芯材11の反りやねじれの発生がなくなる。また、空気中の水分が化粧部材15等を通過して基板材12や芯材11へ移行することを阻止することが出来る。
【0056】
以上、本発明によれば、芯材11及び基板材12が寸法安定木材により構成されているため、凹凸嵌合接合部113において隙間や寸法変化歪みを生じることがなく、着脱可能で高接合力の凹凸嵌合接合部113を有する平滑安定ドア1を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る平滑安定ドアのA−A断面図である。
【図2】実施例1に係る平滑安定ドアの一部切欠正面図である。
【図3】実施例1に係る平滑安定ドアの平滑安定ドア−平滑安定ドア断面図である。
【図4】実施例1に係る平滑安定ドアの凹凸嵌合接合部の斜視図である。
【図5】実施例1に係る平滑安定ドアに使用する集成材の斜視図である。
【図6】実施例1に係る平滑安定ドアの芯材に使用する集成材の斜視図である。
【図7】実施例1に係る平滑安定ドアに使用する化粧張り集成材の斜視図である。
【図8】実施例2に係る平滑安定ドアのB−B断面図である。
【図9】実施例2に係る平滑安定ドアの凹凸嵌合接合部の斜視図である。
【図10】平滑安定ドアの縦桟と横桟の別態様の凹凸嵌合接合部の斜視図である。
【図11】平滑安定ドアの製造フローシートを示す説明図である。
【図12】従来のフラッシュドアの中央部の断面図である。
【図13】従来のドアの縦桟と横桟の嵌合状態の一例を示す斜視図である。
【図14】従来のドアの縦桟と横桟の別の態様の嵌合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 平滑安定ドア
11 芯材
111 縦桟
112 横桟
113 凹凸嵌合接合部
12 基板材
13 接合部材
14 接着剤
15 化粧部材
16 中空部
2 集成材

Claims (4)

  1. 縦桟と横桟とを形成する芯材と、該芯材の上下の表裏面側のそれぞれの一対の表面上に接合部材を介在して形成される上下の表裏面側の基板材と、該基板材の上下の表裏面側に接合部材を介在して形成される表裏面一対の化粧部材とからなり、
    前記芯材及び基板材は寸法安定木材からなることを特徴とする平滑安定ドア。
  2. 寸法安定木材は木材繊維が多方向配列された異方向性繊維を有する集成材、木材繊維の一部をホルマール化して親水性を減少させたホルマール化木材、挽材を芯材とするランバーコア合板であることを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア。
  3. 縦桟と横桟との芯材は、腰掛け蟻継ぎ又は腰掛け鎌継ぎ或いはこれに準じた形状の着脱可能で高接合力状態の凹凸嵌合接合部を有することを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア。
  4. 接合部材は吸着材を含有する接着剤又は粘着接合用シート状物であることを特徴とする請求項1に記載の平滑安定ドア。
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