JP2004174305A - 無機性汚泥処理方法及び無機性汚泥処理装置 - Google Patents

無機性汚泥処理方法及び無機性汚泥処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無機質汚泥を効果的に砂礫成分と粘土・シルト成分に分別し、分別された砂礫成分はそのまま粗骨材及び細骨材として利用するとともに、粘土・シルト成分は凝集沈殿させて生成したフロックを脱水した後、固化材を加えて第二種改良土に相当する建設資材とし、産業廃棄物の発生をなくする。
【解決手段】ドラムウォッシャー、トロンメル及び分級機を用いて骨材の分別を確実にし、阻流板と散気管を設けたPAC投入撹拌タンクを用いて粘土・シルト成分の凝集を促進させ、沈降分離したフロックを脱水し固化材を添加して固化させるとき、固化材の添加量を製品の物性に応じて調整することを特徴とする無機性汚泥処理方法および無機性汚泥処理装置である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設・土木工事現場及び水処理施設等で発生する無機性汚泥を処理し、建設資材として回収・再利用することで廃棄物の発生を防止することを目的とした無機性汚泥処理方法及び無機性汚泥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
井戸掘削やシールド掘削等により発生した無機性汚泥処理にあたって、分級機により砂礫成分を分別し、砂礫成分が除去された残りの粘土・シルト成分を含む無機性汚泥に対しては凝集剤を添加し、脱水機によって脱水処理することで粘土・シルト成分(粒径74μm以下)を脱水ケーキとする方法がとられ、砂礫成分は再利用できるものの、粘土・シルト成分からなる脱水ケーキは産業廃棄物として処分されていた。
【0003】
これに対し、特開平11−343633号公報によると、無機性汚泥から砂礫成分を分別する一次処理系と、該一次処理系で処理された発生土に凝集剤を添加し脱水処理する二次処理系と、該二次処理系で処理された発生土を粒状体とする三次処理系を具え、該三次処理系には、前記二次処理系で処理された発生土に固化材を添加する固化材添加装置と、該発生土に吸水剤を添加する吸水剤添加装置と、前記固化材及び前記吸水剤が添加された発生土を撹拌混合する撹拌混合機と、撹拌混合された発生土の内部物質を分断して粒子化させることで粒状体を生成する解砕造粒機とを有することを特徴とする発生土処理装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記発明によると無機性汚泥のほとんどが回収利用でき、廃棄物処理の費用を節減できる可能性があるものの、以下に述べる問題点をあげることができる。
井戸掘削やシールド掘削機によるトンネル掘削作業場では、泥水や泥土に流動性を与えて切羽の安定性を確保するためベントナイト(粘土)を添加しているが、砂礫成分を分級・回収する場合、粘土・シルト成分の洗浄・除去が重要であり、これが不十分であると、回収した砂礫の有効利用が阻害されるおそれがある。
【0005】
また、二次処理において、凝集剤の添加・混合が不十分であるとフロックの成長が不完全となり、凝集効果が十分に発揮されないおそれがある。
【0006】
さらに、三次処理において、固化材の添加が過不足なく行われるよう制御することが重要であり、特開平11−343633号公報では以上の問題点について十分な開示がなされていない。
【0007】
本発明は以上の問題点を解決するための手段を提供しようとするものであり、砂礫成分と粘土・シルト成分の分離が適確に行われるようにするとともに、凝集剤の添加・混合が十分に効果を発揮できるようにし、さらに固化材の添加が適切に行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は順に遂行される下記の工程、すなわち、
(1)無機性汚泥に洗浄水を加えて撹拌洗浄する第一工程。
(2)一定の粒径以上の砂礫成分を篩別して回収する第二工程。
(3)砂礫成分が篩別・除去された残りの無機性汚泥に、PACと高分子凝集剤を投入して粘土・シルト成分を凝集させ、フロックを形成させる第三工程。
(4)粘土・シルト成分からなるフロックと上澄水とを分離させる第四工程。
(5)分離された粘土・シルト成分からなるフロックを脱水した後、固化材を加えて混練解砕させる第五工程。
を含む無機性汚泥処理方法である。
【0009】
前記第一工程で使用する洗浄水には、第四工程で分離した上澄水を用いることができる。洗浄装置は回転ドラム式が用いられる。
【0010】
前記第二工程では、通常、粒径25mm以上の骨材と粒径25mm乃至5mmの骨材を分離した後、粒径5mm乃至75μmの砂を分離する。
【0011】
前記第三工程において、PAC注入時の撹拌・混合ができるだけ確実に行われるようにするため、請求項3に記載するようにPAC投入撹拌槽には、複数の阻流板を千鳥状に設け屈曲した狭い流路を形成することで乱流状態とするとともに、流路全体に散気管から空気を噴出させ撹拌混合を完全にする。
【0012】
第四工程で分離した上澄水は第一工程にもどして洗浄水として用い、粘土・シルト成分からなるフロックを第五工程に送る。
【0013】
第五工程において脱水機はフィルタープレスタイプを使用することができる。ただし、場合によっては天日乾燥を用いることもある。
【0014】
固化材は、通常、セメント系固化材と生石灰を併用するが必ずしもこれに限定するものではない。
【0015】
本発明の第二は、無機性汚泥に洗浄水を加えて、撹拌洗浄する撹拌洗浄装置と、一定の粒径以上の砂礫成分を篩別・回収する装置と、砂礫成分を除去した残りの無機性汚泥にPAC及び高分子凝集剤を投入、混合し、粘土・シルト成分からなるフロックを形成させる装置と、粘土・シルト成分からなるフロックと上澄水とを分離させる装置と、分離された粘土・シルト成分からなるフロックの脱水機及び混練解砕機からなることを特徴とする無機性汚泥処理装置である。
【0016】
前記撹拌洗浄装置としては、回転するドラム内に無機性汚泥と洗浄水を送り込み、ドラム内に設けられた送り羽根により、強い撹拌作用と、ドラム内で落下する際の衝撃及び原石相互間の摩擦作用により、砂礫に付着した泥土が解きほぐし洗浄する装置が用いられる。
【0017】
一定の粒径以上の砂礫成分を篩別・回収する装置として、ドラム状の細めのメッシュドラムで粒径5mm以下の部分を篩別し、篩に残った部分を粒径25mm以上と25mm以下の部分に篩別する。ここで粒径25mm以上の骨材と、粒径5〜25mmの骨材をそれぞれ回収し、粒径5mm以下の部分は分級機に送られる。
【0018】
分級機では粒径75μm以上の砂を回収し、粒径74μm以下の粘土・シルト成分はPAC投入撹拌槽に送られ、PACが混合され、フロックが形成される。
【0019】
PAC投入撹拌槽から水とともに流出した粘土・シルト成分からなるフロックには高分子凝集剤が凝集混和槽で添加され、高分子凝集剤の架橋反応により、フロックは成長し安定化する。
【0020】
粘土・シルト成分からなるフロックは水とともに汚泥沈殿槽に入り、上澄水とフロックに分離される。
【0021】
分離された上澄水は二次上澄水タンクに入り、一部は投入ホッパーに返送され、一部は中和された後、放流される。
【0022】
汚泥沈殿槽の底部から引抜かれた粘土・シルト成分からなるフロックは、スラリー撹拌ピット、スラリー撹拌貯留ピット、スラリー撹拌タンク等を経てスラリーポンプで脱水機に送り込まれる。脱水機としてはフィルタープレスを用いることができる。
【0023】
フィルタープレスで脱水して生成した脱水ケーキは、ショベルカー等で仮置場に搬送された後、混練解砕機に投入され、セメント系固化材及び生石灰と混合され、第二種改良土(コーン指数800KN/m以上)として、埋戻し、盛土、裏込め、土地造成、公園造成などに利用する。
【0024】
本発明の第三はPACの投入撹拌を確実に実施するために工夫されたものであり、PAC投入撹拌槽内に複数の阻流板を千鳥状に設置して屈曲した狭い流路が形成されているとともに、阻流板の板面下部に沿って屈曲して散気管が配設されていることを特徴とする。
【0025】
流路の幅が狭く、かつ屈曲していることで粘土・シルト成分を含む水流は乱流状態となり、しかも流路全体にわたって下から空気が吹き込まれることでPACの混合、撹拌は確実に達成される。
【0026】
本発明の第四は、混練解砕機に関するものである。粘土・シルト成分からなる脱水ケーキは混練解砕機内でセメント系固化材と生石灰とが混合され、第二種改良土に相当する建設資材となる。このとき、セメント系固化材と生石灰の添加量を過不足がないようにする必要がある。
【0027】
投入する固化材の量が不足すると第二種改良土に相当する物性のものが得られず、処理土の再利用が困難となるおそれがある。
また投入する固化材の量が多すぎると、混練解砕機内の撹拌羽根を駆動する動力が過大となり、固化機の稼動停止あるいは破損等の事故も懸念される。
【0028】
そこで、混練解砕機内の撹拌羽根を駆動する動力がある限度を超過すると、固化材の添加量を停止又は制限し、あるいは撹拌羽根を駆動する動力がある程度より減少すると逆に固化材の添加量を増加するよう、固化材の添加量を制御できるよう構成されていることを特徴とする。
【0029】
以上、課題を解決するための手段に記載した事項及び以下の具体的な実施例の記載は、本発明の好ましい態様を示すものであり、説明のためにのみ示されているものと理解されるべきであり、請求の範囲の記載を限定するものではなく、請求の範囲内で、種々の変化又は改変がなされることは当業者にとって容易に明らかであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、無機性汚泥処理装置の全体構成を示す図である。ただし、レイアウトはこの図の記載に特定するものではなく、発明の意図及び範囲内で任意に改変できる。
【0031】
建設・土木工事現場及び水処理施設等で発生する無機性汚泥は洗浄水とともに投入ホッパー1に投入される。洗浄水は汚泥沈殿槽9で分離された上澄水を返送して使用する。
【0032】
無機性汚泥は洗浄水とともにドラムウォッシャー2に送り込まれ、撹拌洗浄され砂礫成分に付着した粘土・シルト成分が洗浄分離される。
【0033】
洗浄後の無機性汚泥はトロンメル(回転篩)3に送り込まれ、トロンメル3に付属する細目メッシュドラムを通過した粒径5mm未満の砂及び粘土・シルト成分は分級機4に送り込まれる。粒径5mm以上の成分は荒目メッシュドラムに送り込まれ、粒径25mm以上の骨材と、粒径5mm以上で粒径25mm以下の骨材が分離され搬送コンベヤー3a、3bにて搬送回収される。
【0034】
粒径5mm未満の砂及び粘土・シルト成分は分級機4に送り込まれ、粒径75μm以上の砂と74μm以下の粘土・シルト成分とに分別され、砂は搬送コンベヤー4aで砂置場に搬送される。一方、粘土・シルト成分はPAC投入撹拌槽5に送り込まれる。
【0035】
PAC投入撹拌槽5には、左右方向に千鳥状に複数の阻流板21が設けられ、屈曲した狭い流路が形成されているため、乱流状態が発生し易くなっており、さらにブロアー5aからは散気管22に空気が送り込まれ、空気による撹拌も加わり、PACタンク6から投入されるPACが粘土・シルト成分を含む無機性汚泥と確実に混合撹拌されフロックが生成する。
【0036】
PACが混合されフロックが生成した無機性汚泥流に、凝集剤タンク8から送り出される高分子凝集剤が添加され、凝集混和槽7で撹拌混合され、フロックが高分子凝集剤の架橋反応により成長、安定化する。
【0037】
凝集混和槽7で成長安定化したフロックは水とともに汚泥沈殿槽9に自然流下し、上澄水とフロックに分離する。上澄水は樋9aを経て二次上澄水タンク10へ導かれる。フロックは汚泥沈殿槽9の底部に沈降し、汚泥引抜用のポンプ20により、スラリー撹拌ピット12へ送られる。
【0038】
スラリー撹拌ピット12では、使用する固化材の一部をフロックを含むスラリーに添加し撹拌することで、フロックを含む流動性のあるペーストとなる。
【0039】
スラリー撹拌ピット12で生成した流動性のあるペーストをスラリーポンプ14aでスラリー撹拌貯留ピット13に給送し、固化材を投入したスラリーが沈殿分離しないよう撹拌しながら貯留する。
【0040】
固化材を投入したスラリーはスラリー撹拌貯留ピット13からスラリー撹拌タンク14に給送し、脱水機15で脱水し、含水率の一定した一次改良土とする。
【0041】
前記一次改良土はショベルカー等で運搬して混練解砕機18に投入し、生石灰サイロ16、セメントサイロ17から供給される生石灰とセメント系固化材を添加・混合し、第二種改良土相当の建設資材とする。
【0042】
図2は本発明の無機性汚泥処理方法の処理フローの一例を示す図である。
(1)投入:投入ホッパー1に無機性汚泥を投入する。
(2)もみ洗い:ドラムウォッシャー2でもみ洗いする。洗浄水は二次上澄水タンク10から給水される。
(3)骨材の篩い分け:トロンメル3で25mm以上の骨材と、5〜25mmの骨材に篩い分けして、搬送コンベヤー3a,3bでそれぞれの置き場へ搬送する。
(4)砂の回収:前記骨材を篩別・除去した残りの無機性汚泥を分級機4で洗浄分級して砂を回収する。砂は搬送コンベヤー4aで砂置場へ搬送する。砂は粒径75μm以上とする。
(5)PAC投入撹拌:前記砂を回収・除去した残りの無機性汚泥をPAC投入撹拌槽5に導き、pH7〜8に調整後、PACタンク6からPACを投入するとともに、ブロアー5aで空気を送り込み、粘土・シルト成分を凝集させフロックを生成させる。
(6)フロックの成長:PACを添加することで生成したフロックを凝集混和槽7へ給送するとともに、凝集剤タンク8より高分子凝集剤を投入して撹拌し、架橋反応によりフロックを成長、安定化させ、強力なフロックとする。
(7)フロックの分離:凝集混和槽7内のフロックは、汚泥沈殿槽9に流入し、自然沈降により上澄水と、粘土・シルト成分からなるフロックに分離される。上澄水は返送されて、ドラムウォッシャー2の洗浄水として使用される。
(8)スラリー撹拌:汚泥沈殿槽9の底部から引抜かれた粘土・シルト成分からなるフロックはスラリー撹拌ピット12に送られ、使用する固化材の一部が投入、撹拌され、流動性のあるペースト状となる。
(9)撹拌貯留:スラリー撹拌ピット12からポンプでスラリー撹拌貯留ピット13にペースト状のフロックを給送し、フロックが分離して沈殿しないよう撹拌しながら貯留する。
(10)脱水:ペースト状のフロックをスラリー撹拌貯留ピット13から、スラリー撹拌タンク14へ給送し、さらに脱水機15で脱水し、含水率の一定したケーキ状の一次改良土とする。
(11)固化材混合:前記一次改良土をショベルカー等で運搬して混練解砕機18に投入し、生石灰サイロ16、セメントサイロ17からそれぞれ生石灰とセメント系固化材を製品の強度が一定になるよう制御しながら添加し、二種改良土に相当する製品とする。
【0043】
図3は本発明のPAC投入撹拌槽5の一側部断面の斜視図である。槽内に複数の阻流板21,・・・を左右から千鳥状に設置し、屈曲した狭い流路を形成するとともに、阻流板21,・・・の下部に沿って、屈曲した散気管22を配設する。散気管22には多数の散気孔23,・・・が設けられ、ブロアー5aから送られる空気が散気孔23,・・・から噴出し、流入した粘土・シルト成分を含む汚泥流を撹拌する。
【0044】
PAC投入撹拌槽5の一端に、分級機4から送られる粘土・シルト成分を含む汚泥流と、PACタンク6から送られるPAC液が流入し、阻流板21,・・・によって形成された屈曲した狭い流路の作用と、散気孔23,・・・から噴出する空気の作用で、PACは汚泥流と急速に撹拌混合され、フロックが生成する。
【0045】
図4は凝集混和槽7の側面図と、汚泥沈殿槽9の側断面図である。
凝集混和槽7から粘土・シルト成分からなるフロックを含む汚泥流は、ほぼ逆円錐形の汚泥沈殿槽9の中央に供給される。上澄水は汚泥沈殿槽9の上面外側円周上に設けられた樋9aに集められ樋管9bより二次上澄水タンク10に送られる。
【0046】
粘土・シルト成分からなるフロックは自然沈降して汚泥沈殿槽9の底部に集まり、ポンプ20で引抜かれ、スラリー撹拌ピット12へ送られる。
【0047】
図5は、生石灰サイロ16、セメントサイロ17、及び混練解砕機18の側断面図である。固化材として用いられる生石灰及びセメント系固化材は、それぞれ生石灰サイロ16、セメントサイロ17から、調節弁24a,24bを通り、スクリューコンベヤー28,28によって混練解砕機18の側面に添加される。生石灰及びセメント系固化材の配合比は、調節弁24a,24bをインバータ制御することにより変えて調整できるようにして、駆動モーター27,27により駆動されるスクリューコンベヤー28,28で固化材サイロ37へ投入される。
【0048】
混練解砕機18には、上部が拡径された有底円筒状の回転ホッパー29があり、回転ホッパー29は、スラストベアリング34a、ラジアルベアリング34bで回転自在に支持され、駆動モーター30、チェーン31、駆動スプロケット32、従動スプロケット33により駆動回転される。
【0049】
回転ホッパー29の底板29aには、回転中心から一方に片寄った側に設けられている落下口29bが設けられ、落下口29bに臨むようにして固定カッター(一次解砕刃)35が設けられている。
【0050】
回転ホッパー29の上面から投入された脱水ケーキは、回転ホッパー29の回転により、固定カッター(一次解砕刃)35で切出され、落下口29bから落下する。
【0051】
落下口29bの直下には解砕機36があり、固定カッター(一次解砕刃)35で切り出された脱水ケーキは解砕機36の回転する羽根と接触して細解砕される。
【0052】
細解砕された脱水ケーキに固化材を添加するが、固化材サイロ37より駆動モーター39で回転されるスクリューコンベヤー38で固化材を送り、固化材拡散機40で固化材を拡散し再解砕された脱水ケーキ片の隅々までゆきわたらせる。駆動モーター39は回転数を制御することによって固化材の添加量調整ができる。固化材を添加された脱水ケーキは、撹拌羽根26の回転により撹拌混練され、細粒状となって、排出口25から落下し、搬送コンベヤー19により機外へ搬出される。
【0053】
回転ホッパー29への脱水ケーキ投入はショベルカー等により行われるが、脱水ケーキの切り出し量は回転ホッパーの回転により制御される。
また、固化材の添加量はスクリューコンベヤー38を駆動する駆動モーター39の回転数の制御によって調整される。
【0054】
脱水ケーキの水分量が多いと、脱水ケーキが軟らかくなり、落下口29bから落下する脱水ケーキの量が多くなる傾向が生じるため、回転ホッパー29の回転数を低下させ、逆に脱水ケーキの水分量が少ないと、脱水ケーキが硬くなり、落下口29bから落下する脱水ケーキの量が少なくなる傾向が生じるため、回転ホッパー29の回転数を増大させると良い。
【0055】
スクリューコンベヤー28,38の駆動モーター27,39及び回転ホッパー29の駆動モーター30の回転はインバータ制御されているが、回転数が可変であれば良く、その制御方式は特に限定するものではない。
また解砕機36、撹拌羽根26,・・・の回転数も上記制御に応じて制御できることが好ましい。
【0056】
生石灰及びセメント系固化材の添加量は、例えば製品のコーン指数が第二種改良土に相当する800KN/m以上となるよう調節される。
製品のコーン指数が大きくなると混練解砕機18の撹拌羽根26,・・・を駆動する動力が大となる。そこで撹拌羽根26を駆動する動力を計測し、所定の値を超過すると、添加する固化材の量を減少させ、逆に撹拌羽根26,・・・を駆動する動力が減少すると投入する固化材の量を増加させるよう固化材の添加量を制御する。このことによって製品の物性、つまりコーン指数が一定の範囲に収まるようにする。
【0057】
固化材の配合比及び添加量の制御は、インバータを用いることで効果的に行うことができるが、具体的には生石灰サイロ16、セメントサイロ17のそれぞれの底部に設けられた調節弁24a,24bの開閉によって配合比の調整を行うことができる。また、スクリューコンベヤー38の回転数を制御して固化材の添加量の調整を行うことができる。
【0058】
【実施例】
(実施例1)
ドラムウォッシャー2は株式会社気工社製造のKDW型ドラムウォッシャーを用い、トロンメル3(回転篩)も同社製のものを用いた。分級機は同じく株式会社気工社製造のハイメッシュセパレーターを使用した。またPAC投入撹拌タンク5は図3に示す形式のもの(ただし阻流板の数は図3より多くした)を試作した。
【0059】
汚泥沈殿槽9はシックナー型の連続沈殿濃縮槽を採用した。
【0060】
脱水機15は二本鉄工株式会社製造のフィルタープレス/UTO−1000を使用した。
【0061】
混練解砕機18は図5に示す型式の株式会社気工社製造のケークル2ジュニア型を用いた。
【0062】
(実施例2)
次に実際の操業実施例を示す。ただし、水量や分別回収した骨材や砂の量などは無機性汚泥の性状により大きく変動する場合があり、以下の数値はある1つの場合を指すものと考えて欲しい。
投入無機性汚泥量70t/時、供給洗浄水量3m/分、回収骨材量10t/時、回収砂量10t/時であった。
【0063】
PAC液添加量は5〜6L/mとし、pH7〜8に調整してPACを添加した。高分子凝集剤としては、ポリアクリルアミド、ポリ(アクリルアミド−アクリル酸塩)共重合物、又はポリアクリル酸塩を20L/mとした。ただし、これに限定するものではなく、ポリエチレンイミンその他陽イオン性高分子凝集剤を用いることもできる。
【0064】
固化材の添加量は脱水ケーキに対し15質量%を標準とし、生石灰とセメント系固化材の比は2対8質量比を標準とする。ただしこの添加量及び生石灰とセメント系固化材の配合比は無機性汚泥の性状により変動する。
【0065】
(実施例3)
次に受け入れた無機性汚泥の土質試験結果と、これを処理した後の土質試験結果を表1〜表6に示す。
【0066】
【表1】
受入れピット汚泥(投入ホッパーに投入された無機性汚泥)土質試験結果
Figure 2004174305
【0067】
【表2】
脱水ケーキ(無機性汚泥を脱水したもの)土質試験結果
Figure 2004174305
【0068】
上記表1、表2から脱水ケーキの結果は、汚水(無機性汚泥)の時より自然含水比が約半分の115.58%となった。土質分類は砂質細粒土(FS)となり変わらなかった。
【0069】
【表3】
砂(分級機で回収)の土質試験結果
Figure 2004174305
【0070】
砕砂の規格値は、絶乾密度2.5kg/L以上、吸水率は3.0%以下、微粒分量は7%以下であるが、本表の示された数値はこれらの規格を満足している。
【0071】
【表4】
改良土(脱水ケーキにセメント80%、石灰20%の組成の固化材を15%添加したもの)の土質試験結果。
Figure 2004174305
【0072】
表4は、脱水ケーキを混練解砕機に投入し、セメント80%、石灰20%の組成の固化材を混入して調製した改良土の試験結果である。
含水比が約38%に低下し、粒度も細粒分まじり礫質砂(SG−F)に変わり、礫と砂が全体の約90%となった。コーン試験は、2500KN/m以上で建設発生材2種以上となった。
【0073】
次に埋戻し材として、無機性汚泥処理物及び無機性汚泥処理物と掘削土の混合物について試験盛土をし、4種類の材料を作り突固め試験を行った結果。
【表5】
Figure 2004174305
【0074】
4種類の試料中、撹拌ピット内汚泥(セメント5%添加)100%以外は埋戻し材及び路床盛土として使用できる結果が得られた。
また、撹拌ピット内汚泥(セメント5%添加)100%も路体盛土に使用できる結果が得られた。
【0075】
水硬性複合性路盤材としての適正について試験を行った。
試料は砕石90%、改良土微粉末10%の混合物である。
【0076】
【表6】
水硬性複合路盤材試験結果
Figure 2004174305
【0077】
砕石に改良土微粉末を添加することで水硬性複合路盤材として使用できることがわかった。
【0078】
【発明の効果】
本発明の無機性汚泥処理方法により、無機性汚泥を処理することで砂礫成分を回収して建設資材として活用するとともに、粘土・シルト成分も固化して第二種改良土として再利用でき、産業廃棄物を発生することがなくなり、建設工事に係る資材の再資源化に大きく貢献ができる。
【0079】
請求項2に示す発明では、上記目的を達成するために必要で効果的な無機性汚泥処理装置が提供される。
【0080】
請求項3に示す発明では、凝集剤としてPACを投入する際の効果的な装置が提供される。
【0081】
請求項4に示す発明では、粘土・シルト成分からなる脱水ケーキを固化するとき、固化材の添加が過不足なく実行され、所定の性状つまり、第二種改良土に相当する製品が安定して得ることができる。
【0082】
以上の手段で得られた第二種改良土(コーン指数800KN/m以上)の製品は、埋戻し、盛土、裏込め、土地造成、公園造成などに利用可能となる。
又、クラッシャーラン、再生クラッシャーランと混合すれば、水硬性路盤材としても再利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無機性汚泥処理装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の無機性汚泥処理方法のフロー図である。
【図3】本発明のPAC投入撹拌槽の一側部断面の斜視図である。
【図4】本発明の凝集混和槽の側面図と、汚泥沈殿槽の側断面図である。
【図5】本発明の生石灰サイロ、セメントサイロ、及び混練解砕機の側断面図である。
【符号の説明】
1 投入ホッパー
2 ドラムウォッシャー
3 トロンメル
3a,3b,4a,19 搬送コンベヤー
4 分級機
5 PAC投入撹拌槽
5a ブロアー
6 PACタンク
7 凝集混和槽
8 凝集剤タンク
8a 凝集剤溶解設備
9 汚泥沈殿槽(シックナー)
9a 樋
9b 樋管
10 二次上澄水タンク
11 排水中和槽
12 スラリー撹拌ピット
13 スラリー撹拌貯留ピット
14 スラリー撹拌タンク
14a スラリーポンプ
15 脱水機
16 生石灰サイロ
17 セメントサイロ
18 混練解砕機
19 搬送コンベヤー
20 ポンプ
21 阻流板
22 散気管
23 散気孔
24a,24b 調節弁
25 排出口
26 撹拌羽根(混練解砕機)
27,30,39 駆動モーター
28,38 スクリューコンベヤー
29 回転ホッパー
29a 底板
29b 落下口
31 チェーン
32 駆動スプロケット
33 従動スプロケット
34a スラストベアリング
34b ラジアルベアリング
35 固定カッター(一次解砕刃)
36 解砕機
37 固化材サイロ
40 固化材拡散機

Claims (4)

  1. 順に遂行される下記の各工程、すなわち、
    (1)無機性汚泥に洗浄水を加えて撹拌洗浄する第一工程。
    (2)一定の粒径以上の砂礫成分を篩別して回収する第二工程。
    (3)砂礫成分が篩別・除去された残りの無機性汚泥に、ポリ塩化アルミニウム(以下PACという)と高分子凝集剤を投入して粘土・シルト成分を凝集させフロックを形成させる第三工程。
    (4)粘土・シルト成分からなるフロックと上澄水とを分離させる第四工程。
    (5)分離された粘土・シルト成分からなるフロックを脱水した後、固化材を加えて混練解砕させる第五工程。
    を含む無機性汚泥処理方法。
  2. 無機性汚泥に洗浄水を加えて撹拌洗浄する撹拌洗浄装置と、一定の粒径以上の砂礫成分を篩別・回収する装置と、砂礫成分を除去した残りの無機性汚泥にPAC及び高分子凝集剤を投入・混合し、粘土・シルト成分からなるフロックを形成させる装置と、粘土・シルト成分からなるフロックと上澄水とを分離させる装置と、分離された粘土・シルト成分からなるフロックの脱水機及び混練解砕機からなることを特徴とする無機性汚泥処理装置。
  3. 砂礫成分を除去した残りの無機性汚泥にPACを投入・混合する装置が、槽内に複数の阻流板が設置されて屈曲した狭い流路が形成されているとともに、阻流板の板面下部に沿って屈曲して散気管が配設されていることを特徴とする請求項2記載の無機性汚泥処理装置。
  4. 混練解砕機が、粘土・シルト成分からなるフロックを脱水して生成されたケーキに、固化材を撹拌・混合するために消費される動力が増加すると固化材の添加量を減少させ、逆に前記消費される動力が減少すると固化材の添加量を増加させるよう、固化材の添加量を制御できるよう構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の無機性汚泥処理装置。
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