JP2004174069A - ちり取り - Google Patents
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Abstract
【課題】手を汚さずにゴミを集めて廃棄し、ゴミ袋を有効に使用してちり取りの効力を発揮させ、ちり取りを使用しないときにはちり取りをコンパクトに収納することを可能にするちり取りを提供する。
【解決手段】ちり取り1は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4を有するちり取り本体2と、そしてちり取り本体2に取り外し可能な取手3とを含んで構成されていて、背面部6は開閉可能であり、背面部6が閉じている際には少なくともちり取り本体2のみでちり取りとしての機能を発揮し、背面部6が開いている際にはちり取り本体2にビニール袋9を取り付けてちり取りとしての機能を発揮することが出来ることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ちり取り1は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4を有するちり取り本体2と、そしてちり取り本体2に取り外し可能な取手3とを含んで構成されていて、背面部6は開閉可能であり、背面部6が閉じている際には少なくともちり取り本体2のみでちり取りとしての機能を発揮し、背面部6が開いている際にはちり取り本体2にビニール袋9を取り付けてちり取りとしての機能を発揮することが出来ることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、集めたゴミを手を汚さずに廃棄できるちり取りに関し、特にスーパーマーケット等で利用されている買い物袋や、市販されているゴミ袋等の袋を用いて効率良くゴミを集めることが可能なちり取りに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のちり取りとして示したちり取り50は、図11に示した様に、ちり取り本体51と、そして取手52と、を含んで構成されている。そして、ちり取り本体51は、掃入口53と、側面部54と、そしてゴミ受部55とからなっていて、一体に成型されている。取手52は、ちり取り本体51に固定されている。
【0003】
ちり取り50は、ほうき等で集められたゴミが入ってくる入り口である掃入口53を備えていて、ゴミ受部55に対して傾斜している。掃入口53から掃き入れられたゴミが蓄えられるゴミ受部55の周りには側面部54が構成されていて、ゴミ受部55からちり取り本体51の外にゴミがこぼれる事を防止している。ちり取り50に蓄えられたゴミは、その後ゴミ袋に移されてから廃棄されている。
【0004】
一方、従来のちり取りには、図12に示した様に、ちり取り50に備わっているゴミ受部55に相当する構成部分が無いちり取り60も創作されている(例えば、特許文献1参照。)。ちり取り60は、ちり取り本体61と、そして取手62とを含んで構成されている。ちり取り本体61は掃入口63と、側面部64と、そして嵌着部材65とを含んで構成されていて、開口部66が開いている。また、ちり取り本体61に取手62が固定されて取り付けられている。ちり取り60には、ゴミを貯める箇所が無いため、ゴミ袋67がゴミを貯める役割を担ってちり取り60には取り付けられる。開口部66に挿入されたゴミ袋67は、ゴミ袋67の開口縁部周りが開口部66からちり取り本体61の外に折り返されて、嵌着部材65と側面部64の間にゴミ袋67の開口縁部周りが挟着されることで、取り付けられる。
【0005】
ちり取り60は、ほうき等で集められたゴミが入ってくる入り口である掃入口63を備えていて、傾斜している。掃入口63から掃き入れられたゴミは、ゴミ袋67に蓄えられ、ゴミ袋67の包含量分のゴミを一度に集められる。ゴミ袋67が一杯になったならば、嵌着部材65は外され、ゴミ袋67がちり取り60から分離し、集められたゴミに触ることなく、そのままゴミ袋67の口を閉じて、廃棄される。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−353120号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のちり取り50では、ゴミを集めるごとにゴミをちり取りからゴミ袋に移す必要があり、面倒である。また、その際にゴミがこぼれることがあると、手を汚すことにもなる。一方、従来のちり取り60では、ゴミが直接ゴミ袋67に蓄えられるので、手を汚す可能性は減るが、ゴミ袋67が無くてはちり取り60は、ちり取りとしての用をなさないといった問題点がある。また、従来のちり取り50、60は共に、取手がちり取り本体に固定されているため、取手の角度を手で合せなければ、ゴミをちり取りの中に掃き入れることが出来ないといった問題点もあった。さらに、従来のちり取り50、60は共に、取手がちり取り本体51、61に固定されているため、ちり取り50,60を収納するときに、コンパクトに畳むことが出来なかった。
【0008】
そこで、本発明が解決すべき課題は、手を汚さずにゴミを集めて廃棄し、ゴミ袋を有効に使用してちり取りの効力を発揮させ、ちり取りを使用しないときにはちり取りをコンパクトに収納することを可能にするちり取りを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、前方が開口部とされたちり取り本体の背面部を開閉可能に形成して構成され、ちり取り本体の背面部を開口した状態で袋を取り付けることにより集めたゴミを袋内に収容可能とすると共に、ちり取り本体の背面部を閉じることによりちり取り本体のみでも使用可能とされたことを特徴とするちり取りを提供する。
【0010】
上記課題を解決するために請求項2記載の発明は、請求項1に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体にはちり取り本体に対して所定の範囲で可動する取手が取着され、取手を持って持ち上げたときにちり取り本体の開口部が上方を向くようにされたことを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するために請求項3記載の発明は、請求項1に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体には、ちり取り本体の外側から嵌合するようにして袋を固定する固定手段を備えた取手が取着されることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために請求項4記載の発明は、請求項2又は3に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体は折り畳み可能とされる共に、取手は着脱可能とされていることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するために請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、取手には、交換用の袋を蓄えておくための備蓄部材が設けられていることを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するために請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の開口部近傍の外側面には袋を取り付けるための係止手段が設けられ、背面部を開口した状態で袋をちり取り本体内を貫通するようにして配置すると共に、袋の開口縁部をちり取り本体の内側から外側に折り返した状態で係止手段で係止するようにされたことを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するために請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の背面部近傍の外側面には袋を取り付けるための係止手段が設けられ、背面部を開口した状態で袋をちり取り本体の後側からちり取り本体を覆うように被せ、袋の開口縁部を係止手段で係止することを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するために請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体は、袋をちり取り本体に固定するための弾性を有する環状体を有し、環状体により袋の開口縁部をちり取り本体の外周面に挟着することにより取り付けるようにされたことを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決するために請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の背面部は、背面部を閉じたときに隙間が生じないような係合手段を有していることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るちり取りについて図示された一実施形態に基づいて、更に詳しく説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るちり取りの第一の実施形態を示す斜視図である。図示されたちり取り1は、ちり取り本体2と、そして取手3とを含んで構成されている。
【0020】
ちり取り本体2は、プラスチックス製であるが、木材、金属、紙等により製造することも可能である。ちり取り本体2は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4と、そして側面部5、5に備わっている嵌合雌部5a、5aを含んで構成されている。背面部6は、開閉可能であるが、図1では背面部6は開いている。
【0021】
ビニール袋9は、どのような大きさ、どのような形状を有していても良い。ビニール袋9は、ちり取り本体2に取り付けられる。まずちり取り本体2のゴミ受部4にビニール袋9は挿入される。この時、ビニール袋9の開口縁部、すなわち開いている口は、ゴミ受部4から出た状態である。その後、ビニール袋9の開口縁部をちり取り本体2の内側から外側に折り曲げるようにして、ちり取り本体2の側面部5に被せられる。その後、ちり取り本体2に備えられている係止手段で固定される。この係止手段に関しては、後述する。
尚、実施例では袋をビニール袋9としているが、他の袋でも良く、袋の種類を限定するものではない。
【0022】
一方、ちり取り1の取手3は、ちり取り本体2から独立している。つまり、取手3は、ちり取り本体2から取り外し可能である。取手3は、人の力で若干変形し、ちり取り本体2から取り外しが可能になるため、弾性を有するプラスチックスで出来ている。もちろん、取手3は、ちり取り本体2を支持するのを目的としているため、十分な強度を有していることが必要であるが、弾性を有する他の材料、例えば金属、木材、紙等で製造することも可能である。
【0023】
取手3は、掴み部3aと、嵌合雄部3bと、そして支持棒3c、3cとを含んで構成されている。嵌合雄部3bは、ゴミ受部4から嵌合雌部5aに嵌合する。つまり、取手3はちり取り本体2の内側からちり取り本体2に取り付けられる。嵌合雄部3bの先端の形状は、円柱形となっていて、ビニール袋9の上からビニール袋9を挟みながら嵌合される。もちろん、この時には、ビニール袋9がちり取り本体2に取り付けられていて、その後に取手3が取り付けられる。または、嵌合雄部3bはビニール袋9を突き破って嵌合される。取手3をまずちり取り本体2に取り付けた後に、ビニール袋9を取り付けても良い。また、嵌合雄部3bの先端の形状は、先に示したような円柱形でなくても良く、先端が尖った円錐形とすることも可能である。嵌合雄部3bは、嵌合雌部5aにしっかりと嵌合され、意図的にちり取り本体2から取手3を取り外そうとしなければ、外れない形状となっていれば良い。しかし、取手3は、図中に矢印で示したように、嵌合雄部3bを中心にちり取り本体2から可動可能であるので、断面円形であることが必要である。さらに、取手3の可動範囲は90度あれば良い。図示した実施例では、取手3の動きは上面部7と底面部8により規制されるので、取手3の可動範囲は約120度である。
【0024】
取手2の支持棒3c、3cの間には、交換用の袋を備えられる備蓄部材である蓄積部3dが取り付けられている。尚、蓄積部3dは、取手3において突っ張り棒の役目も担っているが、不要の時には蓄積部3dは取り外し可能となっている。蓄積部3dは、箱型をしていて、図中に点線で示すように開閉可能である。蓄積部3dには、留部3eが付いていて、留部3eで蓄積部3dは開閉可能となる。蓄積部3dには、取り付けているビニール袋9が一杯になった時に、交換する袋が収納される。備蓄部材は、蓄積部3dのように閉ざされた空間を有するものではなくて、フック等の吊り下げ部材等でも良い。
【0025】
取手3の掴み部3aを持って、ちり取り1を持ち上げると、図2に示すように、嵌合雄部3bを中心に取手3は回転して、ちり取り本体2は取手3に対して平行になる。これにより、ちり取り1を持ち運ぶ際に、ゴミ受部4の中の捕集したゴミ20が落下することなく、気軽にちり取り1を使用中において持ち運び出来る様になる。もちろん、使用するためにちり取り1を、地面や床に置く際には、取手3が回転し、図1に示した状態になる。
【0026】
ビニール袋9は、スーパーマーケット等で用いられている袋であるので、握り部9a、9aと閉じ部9b、9bが付いている。一般的に閉じ部9b、9bは、互いに結ばれ、ビニール袋9の内容物が外に出るのを妨げる役目をなす。図1において、握り部9a、9aと閉じ部9b、9bはそれぞれ係止手段によりちり取り本体2に固定されている。
【0027】
握り部9aは、側面部5に設けられている係止手段である下側突起5b及び上側突起5cによりちり取り本体2に係止される。下側突起5b及び上側突起5cの部分拡大図を図3に示す。図3(a)は側面図であり、図3(b)は断面図である。下側突起5b及び上側突起5cは、ちり取り本体2と同一の材料で作製されているが、異なる弾性体で作製しても良い。また、ちり取り本体2は、折り畳み可能であるので、下側突起5b及び上側突起5cは共に側面部5よりも薄く、下側突起5b及び上側突起5cが重なった厚みは、折り畳みに支障をきたさない程度であることが好ましい。下側突起5bは後方に突出していて、上側突起5cは前方に突出していて、下側突起5bの上に上側突起5cは重なって形成されている。握り部9aは、下側突起5bに支持されてちり取り本体2に取り付けられ、上側突起5cがあるので意図的に行わなければ、握り部9aの取り付け取り外しは行われない。尚、取り付け取り外しは、下側突起5b及び上側突起5cが押し込み力や引っ張り力により変形するので、容易に行える。
【0028】
閉じ部9bは、クリップ等の挟み部7eでちり取り本体2に取り付けられる。上面部7の係止部材の部分拡大図を図4に示す。図4(a)は、挟み部7eが収納された状態の係止部材の平面図であり、図4(b)は挟み部7eを使用しているときの係止部材の断面図である。ちり取り本体2の上面部7には、係止部材である挟み部7eが弾性ゴム7dにより取り付けられている。上面部7には、スライド式の蓋7aが開閉する部屋があり、その奥にはクリップ等である固定部7cがある。固定部7cには、弾性ゴム7dが取付可能である。弾性ゴム7dの先端に挟み部7eを設け、挟み部7eで閉じ部9bを挟むことが出来る。弾性ゴム7dは弾性体であり、伸縮するので取手3の動きによりビニール袋9が引っ張られても、その動きに対応できるようになる。また、挟み部7eを使用しない時には、挟み部7eを収納して、つまみのついた蓋7aを閉じる。使用する時には、蓋7aのつまみ及び/又は凹み部7bがあるので、蓋7aは容易に開けられ、挟み部7eは使用可能な状態になる。もちろん、ビニール袋9に、閉じ部9bが無い時には、ビニール袋9の開口縁部の一部を挟み部7eで固定することも出来る。
【0029】
一方、ちり取り本体2下部に位置するビニール袋9の閉じ部9bは、底面部8に設けられた係止手段、係止凸部8a及び係止凹部8cにより固定される。底面部8に設けられた係止手段の部分拡大図を図5に示す。図5(a)は係止凸部8aが開いている状態の断面図であり、図5(b)は係止凸部8aが係止凹部8cに嵌合して、閉じ部9bが係止凸部8aと係止凹部8cとの間に嵌着されている状態の断面図である。係止凸部8aは、回転部材8bにより回転して開閉する様に構成されている。係止凹部8cの端部には、凹部8dがあるので係止凸部8aを容易に開くことが出来る様になり、閉じ部9bを固定することが出来る。
【0030】
さらに、図1においては、ビニール袋9をちり取り本体2に固定するためにゴム製の環状体10を用いている。これにより、ちり取り本体2の係止手段のみの時よりも、さらに強くビニール袋9をちり取り本体2に取り付けることが出来る。もちろん、ビニール袋9をちり取り本体2に取り付けるときは、ちり取り本体2の係止手段の内の一つ又は複数を用いても良いし、これに加えて又はこれに換えて環状体10で行っても良い。
【0031】
次に、本発明に係るちり取りの第二の実施形態を、図を用いて説明する。
図6は、本発明に係る第二の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り1aは、第一の実施例におけるちり取り1から、ビニール袋9を取り去り、且つ背面部6を閉じた形態である。尚、第二の実施形態では、蓄積部3dも取り除かれている。
【0032】
ちり取り1、1aにおいて、背面部6は開閉可能であり、図1においては、ゴミ受部4の背面部6が開いていて、スーパーマーケット等で一般的に用いられているビニール袋9がちり取り本体2に取り付けられている。これにより、ゴミ受部4の一端が閉じられた状態となり、ゴミ20を捕集出来るようになっている。一方、図6の第二の実施形態では、背面部6が閉じられているため、ちり取り本体2のみでゴミ受部4の一端が閉じた状態になり、図6に示すようにゴミ袋を取り付けない状態で、ちり取りとして使用できる。
【0033】
ちり取り本体2の側面部5、5、上面部7、そして底面部8の後方側端部には背面部6の係合部6aにしっかりと嵌る凸部が形成されている。これにより、背面部6を閉じた時に隙間が生じずゴミ20がもれないようになる。背面部6を開くときに力を背面部6に加えるために、爪部7fが上面部7の最後部に設けられている。爪部7fは、爪や指が背面部6に引っかけるための窪みである。
ちり取り本体2は、折り畳むことが可能である。図7に図示するように、背面部6が開き、側面部5、5が倒れることで平面状に折りたたむことが出来る。図7(a)では、実線で側面部5、5が底面部8に立っているところを、点線で折り畳まれる過程の様子を表している。また、図7(b)はちり取り本体2を折り畳んだ状態を描いている。
【0034】
次に、本発明に係るちり取りの第三の実施形態を、図を用いて説明する。
図8は、本発明に係る第三の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り11は、ちり取り本体2と、そして取手3とを含んで構成されている。
尚、第三の実施形態を説明するために、第三の実施形態中で第一の実施形態と同様の部材を同様に適用したものには、第一の実施形態中の符号と同様の符号を用いた。
【0035】
ちり取り11は、ビニール袋9の開口縁部にすっぽりとちり取り本体2が収まるようにしてちり取り本体2にビニール袋9が取り付けられている。この時、ビニール袋9の閉じ部9b、9bは、挟み部7e並びに係止凸部8a及び係止凹部8cで固定されている。握り部9a、9aは、下側突起5d、5d及び上側突起5e、5eにより固定される。第三の実施形態では、握り部9aが後方から向かってくるので、下側突起及び上側突起を弾性変形させて、下側突起5bが上側突起5eに、上側突起5cが下側突起5dに入れ替える。これにより、確実に握り部9aは、ちり取り本体2に固定される。
【0036】
ちり取り本体2は、主としてプラスチックスで出来ているが、側面部5、5、上面部7及び底面部8の中央付近には磁性を有する金属が含まれている。これにより、ビニール袋9を磁石でちり取り本体2に取り付けることが可能である。もちろん、ちり取り本体2全体が、磁性を有する材料で作製されても良い。
【0037】
第三の実施形態では、第一の実施形態とは異なる背面部6の側面部5、5、上面部7への取付手段を採っている。なお、この取付手段は図8の背面部6には示していない。取付手段を説明するために図9を用いる。図9(a)は取付手段の取付前のちり取り本体2の斜視図であり、図9(b)は一つの取付手段の取付前の断面図で、図9(c)は図9(b)の取付手段の取付後の断面図である。背面部6の三面にはそれぞれ複数個の係合雌部12aが設けられている。一方、側面部5、5、上面部7には、それぞれ係合雄部12bが設けられている。係合雌部12aと係合雄部12bは、1対1で対応している。係合雌部12aには、孔が開いていて係合雄部12bが係合するように設計されている。この係合雌部12aと係合雄部12bにより、しっかりと背面部6は側面部5、5、上面部7へ取付され、ちり取り本体2はビニール袋9を用いずにちり取りとしての役目を果たすことが出来るようになる。
【0038】
次に、本発明に係るちり取りの第四の実施形態を、図を用いて説明する。
図10は、本発明に係る第四の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り15は、ちり取り本体2と、そして取手16とを含んで構成されている。
尚、第四の実施形態を説明するために、第四の実施形態中で第一の実施形態と同様の部材を同様に適用したものには、第一の実施形態中の符号と同様の符号を用いた。
【0039】
ちり取り本体2は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4とを含んで構成されている。背面部6は、開閉可能であるが、図10では背面部6は開いている。
【0040】
側面部5、5及び上面部7には、係止部材が各一つずつ設けられている。係止部材の数、大きさ及び設置箇所等は、任意に決めることが出来る。係止部材は、袋止雌部17aと袋止雄部17cとにより構成されている。袋止雌部17aには、袋止雄部17cが嵌る孔17bが開けられている。袋止雌部17aは、袋止雌部17aの後ろの部分、つまりちり取り本体2の背面部6側の端部17dがちり取り本体2に固定され、袋止雌部17aが可動可能で、端部17dを軸に開く仕組みとなっている。袋止雄部17cは、ちり取り本体2に取り付けられている。または、袋止雌部17aと袋止雄部17cは、ちり取り本体2と一体に成型されて、作られても良い。係止部材は、ビニール袋9をちり取り本体2に取り付けるときに用いるが、取り付け方法は後述する。
【0041】
背面部6には、嵌め込み部6bがそれぞれ端部に設けられている。嵌め込み部6bは、背面部6を閉じるときに、ゴミ受部4に嵌め込まれる。つまり、嵌め込み部6bはそれぞれ上面部7と二つの側面部5、5に接して、背面部6は閉じられる。図示していないが、背面部6には背面部6を開閉するためのつまみが、設けられている。これは、背面部6を閉じた状態は、隙間無く背面部6が閉じられている状態であるので、開閉時の作業性をあげるためである。
【0042】
取手16は、掴み部16aと、支持棒16b、16bと、嵌合上部16cと、嵌合側部16d、16dと、そして嵌合下部16eとから構成されている。嵌合上部16cと、嵌合側部16d、16dと、そして嵌合下部16eにより、四角形の領域が形成されていて、ビニール袋9を固定する固定手段となっている。この四角形の領域は、ちり取り本体2の外周よりも若干大きくなっていて、この領域を利用して取手16はちり取り本体2に使用時に取り付けられる。使用しない時には、ちり取り本体2から取手16は外される。
取手16は側面から見て厚さがそれほど無く、ちり取り本体2が折り畳み可能であるので、ちり取り15も、他の実施形態のちり取り1、1a、11と同様に少ないスペースに片付けることが出来る。
【0043】
ちり取り15には、ビニール袋9がちり取り本体2内を貫通するようにして配置され、ビニール袋9の開口縁部をちり取り本体2の内側から外側に折り返してビニール袋9が取り付けられている。折り返されたビニール袋9の開口縁部は、取手16の嵌合上部16c、嵌合側部16d、16d及び嵌合下部16eから形成される固定手段により、しっかりと固定されている。これにより、ちり取り本体2に、ビニール袋9は、取り付けられる。つまり、ビニール袋9のちり取り本体2への取り付け、取り外しは、取手16の取り付け、取り外しを伴って行われる。
【0044】
さらに、図10において、ビニール袋9の握り部9aと閉じ部9bは、それぞれ袋止雌部17cと袋止雄部17aの間に挟まれて固定されている。これは、まず、袋止雌部17aが開いている際に、袋止雄部17cの上に握り部9aや閉じ部9bをおく。次に、袋止雌部17aを閉じると、袋止雄部17cが袋止雌部17aの孔17bに嵌め込まれる。この際、握り部9aや閉じ部9bは、袋止雄部17cと孔17bの間に挟まれて、ビニール袋9はちり取り本体2に取着される。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、身近にある袋を用いて衛生的に効率良くゴミを捕集し、捨てることが出来るという効果を有する。また、ちり取り本体の後側が開閉することで、袋を用いたちり取りと、袋を用いないちり取りの二つの態様を一つのちり取りで実現することが出来る効果を有する。
【0046】
請求項2に記載の本発明によれば、取手がちり取り本体に対して動き、また可動範囲が限定されているので、ちり取りを使用中に持ち運ぶ時には、ゴミが入るちり取りの口である開口部が上を向くようになり、捕集したゴミをばら撒く心配が無くなる効果を有する。
請求項3に記載の本発明によれば、ちり取り本体に取手を外側から嵌合することで、ちり取り本体と取手との間に袋を挟みこんで、袋をちり取り本体に取り付けることが出来る効果を有する。
【0047】
請求項4に記載の本発明によれば、ちり取り本体が折り畳むことができるので、ちり取りをちり取り本体と取手に分解して、狭いスペースにちり取りをしまう事が出来る効果を有する。
請求項5に記載の本発明によれば、備蓄部材が設けられているので、新しい袋を蓄えることができ、ちり取り本体に設置している袋が一杯になった時に、早速新しい袋を備蓄部材から取り出し、ゴミの捕集を続行することが出来る効果を有する。
【0048】
請求項6に記載の本発明によれば、ちり取り本体にゴミが入ってくる箇所が全て袋で覆われるので、ちり取りが全くゴミに接することなく、ゴミを捕集する効果を有する。
請求項7に記載の本発明によれば、袋が後ろから固定され、袋とちり取り本体との重なっている部分が少なくなるので、ゴミを一度に集める量が、多くなるという効果を有する。
【0049】
請求項8に記載の本発明によれば、環状体として特殊な材料でないゴム等の弾性体を用いて、容易にちり取り本体に袋を固定できるという効果を有する。
請求項9に記載の本発明によれば、背面部が隙間無くしっかりと閉じるので、袋を用いずにちり取り本体をちり取りとして用いても、一度捕集したゴミがちり取りのゴミ受部からゴミがはみ出して脱落することがなくなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るちり取りの第一の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示したちり取りを持ち上げた状態を示す斜視図である。
【図3】側面部の係止手段を表していて、(a)は側面図、(b)は断面図である。
【図4】上面部の係止手段を表していて、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】底面部の係止手段を表している断面図であり、(a)は袋の係止前を、(b)は袋の係止後を表している。
【図6】本発明に係るちり取りの第二の実施形態を示す斜視図である。
【図7】第一及び第二の実施形態に係るちり取り本体の折り畳みを表していて、(a)は模式図、(b)は折り畳み後の平面図である。
【図8】本発明に係るちり取りの第三の実施形態を示す斜視図である。
【図9】図8に示したちり取りの背面部の取付手段を示していて、(a)は斜視図、(b)は取付手段の取付前の断面図、(c)は取付手段の取付後の断面図である。
【図10】本発明に係るちり取りの第四の実施形態を示す斜視図である。
【図11】従来のちり取りを示す斜視図である。
【図12】図11に示したちり取りとは別の従来のちり取りを示していて、(a)はゴミ袋取付前の斜視図、(b)はゴミ袋取付後の断面図である。
【符号の説明】
1、1a、11、15 ちり取り
2 ちり取り本体
3 取手
3a 掴み部
3b 嵌合雄部
3c 支持棒
3d 蓄積部
3e 留部
4 ゴミ受部
5 側面部
5a 嵌合雌部
5b、5d 下側突起
5c、5e 上側突起
6 背面部
6a 係合部
6b 嵌め込み部
7 上面部
7a 蓋
7b 凹み部
7c 固定部
7d 弾性ゴム
7e 挟み部
7f 爪部
8 底面部
8a 係止凸部
8b 回転部材
8c 係止凹部
9 ビニール袋
9a 握り部
9b 閉じ部
10 環状体
12a 係合雌部
12b 係合雄部
16 取手
16a 掴み部
16b 支持棒
16c 嵌合上部
16d 嵌合側部
16e 嵌合下部
17a 袋止雌部
17b 孔
17c 袋止雄部
17d 端部
20 ゴミ
【発明が属する技術分野】
本発明は、集めたゴミを手を汚さずに廃棄できるちり取りに関し、特にスーパーマーケット等で利用されている買い物袋や、市販されているゴミ袋等の袋を用いて効率良くゴミを集めることが可能なちり取りに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のちり取りとして示したちり取り50は、図11に示した様に、ちり取り本体51と、そして取手52と、を含んで構成されている。そして、ちり取り本体51は、掃入口53と、側面部54と、そしてゴミ受部55とからなっていて、一体に成型されている。取手52は、ちり取り本体51に固定されている。
【0003】
ちり取り50は、ほうき等で集められたゴミが入ってくる入り口である掃入口53を備えていて、ゴミ受部55に対して傾斜している。掃入口53から掃き入れられたゴミが蓄えられるゴミ受部55の周りには側面部54が構成されていて、ゴミ受部55からちり取り本体51の外にゴミがこぼれる事を防止している。ちり取り50に蓄えられたゴミは、その後ゴミ袋に移されてから廃棄されている。
【0004】
一方、従来のちり取りには、図12に示した様に、ちり取り50に備わっているゴミ受部55に相当する構成部分が無いちり取り60も創作されている(例えば、特許文献1参照。)。ちり取り60は、ちり取り本体61と、そして取手62とを含んで構成されている。ちり取り本体61は掃入口63と、側面部64と、そして嵌着部材65とを含んで構成されていて、開口部66が開いている。また、ちり取り本体61に取手62が固定されて取り付けられている。ちり取り60には、ゴミを貯める箇所が無いため、ゴミ袋67がゴミを貯める役割を担ってちり取り60には取り付けられる。開口部66に挿入されたゴミ袋67は、ゴミ袋67の開口縁部周りが開口部66からちり取り本体61の外に折り返されて、嵌着部材65と側面部64の間にゴミ袋67の開口縁部周りが挟着されることで、取り付けられる。
【0005】
ちり取り60は、ほうき等で集められたゴミが入ってくる入り口である掃入口63を備えていて、傾斜している。掃入口63から掃き入れられたゴミは、ゴミ袋67に蓄えられ、ゴミ袋67の包含量分のゴミを一度に集められる。ゴミ袋67が一杯になったならば、嵌着部材65は外され、ゴミ袋67がちり取り60から分離し、集められたゴミに触ることなく、そのままゴミ袋67の口を閉じて、廃棄される。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−353120号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のちり取り50では、ゴミを集めるごとにゴミをちり取りからゴミ袋に移す必要があり、面倒である。また、その際にゴミがこぼれることがあると、手を汚すことにもなる。一方、従来のちり取り60では、ゴミが直接ゴミ袋67に蓄えられるので、手を汚す可能性は減るが、ゴミ袋67が無くてはちり取り60は、ちり取りとしての用をなさないといった問題点がある。また、従来のちり取り50、60は共に、取手がちり取り本体に固定されているため、取手の角度を手で合せなければ、ゴミをちり取りの中に掃き入れることが出来ないといった問題点もあった。さらに、従来のちり取り50、60は共に、取手がちり取り本体51、61に固定されているため、ちり取り50,60を収納するときに、コンパクトに畳むことが出来なかった。
【0008】
そこで、本発明が解決すべき課題は、手を汚さずにゴミを集めて廃棄し、ゴミ袋を有効に使用してちり取りの効力を発揮させ、ちり取りを使用しないときにはちり取りをコンパクトに収納することを可能にするちり取りを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、前方が開口部とされたちり取り本体の背面部を開閉可能に形成して構成され、ちり取り本体の背面部を開口した状態で袋を取り付けることにより集めたゴミを袋内に収容可能とすると共に、ちり取り本体の背面部を閉じることによりちり取り本体のみでも使用可能とされたことを特徴とするちり取りを提供する。
【0010】
上記課題を解決するために請求項2記載の発明は、請求項1に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体にはちり取り本体に対して所定の範囲で可動する取手が取着され、取手を持って持ち上げたときにちり取り本体の開口部が上方を向くようにされたことを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するために請求項3記載の発明は、請求項1に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体には、ちり取り本体の外側から嵌合するようにして袋を固定する固定手段を備えた取手が取着されることを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために請求項4記載の発明は、請求項2又は3に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体は折り畳み可能とされる共に、取手は着脱可能とされていることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するために請求項5記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、取手には、交換用の袋を蓄えておくための備蓄部材が設けられていることを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するために請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の開口部近傍の外側面には袋を取り付けるための係止手段が設けられ、背面部を開口した状態で袋をちり取り本体内を貫通するようにして配置すると共に、袋の開口縁部をちり取り本体の内側から外側に折り返した状態で係止手段で係止するようにされたことを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するために請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の背面部近傍の外側面には袋を取り付けるための係止手段が設けられ、背面部を開口した状態で袋をちり取り本体の後側からちり取り本体を覆うように被せ、袋の開口縁部を係止手段で係止することを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するために請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体は、袋をちり取り本体に固定するための弾性を有する環状体を有し、環状体により袋の開口縁部をちり取り本体の外周面に挟着することにより取り付けるようにされたことを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決するために請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のちり取りにおいて、ちり取り本体の背面部は、背面部を閉じたときに隙間が生じないような係合手段を有していることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るちり取りについて図示された一実施形態に基づいて、更に詳しく説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るちり取りの第一の実施形態を示す斜視図である。図示されたちり取り1は、ちり取り本体2と、そして取手3とを含んで構成されている。
【0020】
ちり取り本体2は、プラスチックス製であるが、木材、金属、紙等により製造することも可能である。ちり取り本体2は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4と、そして側面部5、5に備わっている嵌合雌部5a、5aを含んで構成されている。背面部6は、開閉可能であるが、図1では背面部6は開いている。
【0021】
ビニール袋9は、どのような大きさ、どのような形状を有していても良い。ビニール袋9は、ちり取り本体2に取り付けられる。まずちり取り本体2のゴミ受部4にビニール袋9は挿入される。この時、ビニール袋9の開口縁部、すなわち開いている口は、ゴミ受部4から出た状態である。その後、ビニール袋9の開口縁部をちり取り本体2の内側から外側に折り曲げるようにして、ちり取り本体2の側面部5に被せられる。その後、ちり取り本体2に備えられている係止手段で固定される。この係止手段に関しては、後述する。
尚、実施例では袋をビニール袋9としているが、他の袋でも良く、袋の種類を限定するものではない。
【0022】
一方、ちり取り1の取手3は、ちり取り本体2から独立している。つまり、取手3は、ちり取り本体2から取り外し可能である。取手3は、人の力で若干変形し、ちり取り本体2から取り外しが可能になるため、弾性を有するプラスチックスで出来ている。もちろん、取手3は、ちり取り本体2を支持するのを目的としているため、十分な強度を有していることが必要であるが、弾性を有する他の材料、例えば金属、木材、紙等で製造することも可能である。
【0023】
取手3は、掴み部3aと、嵌合雄部3bと、そして支持棒3c、3cとを含んで構成されている。嵌合雄部3bは、ゴミ受部4から嵌合雌部5aに嵌合する。つまり、取手3はちり取り本体2の内側からちり取り本体2に取り付けられる。嵌合雄部3bの先端の形状は、円柱形となっていて、ビニール袋9の上からビニール袋9を挟みながら嵌合される。もちろん、この時には、ビニール袋9がちり取り本体2に取り付けられていて、その後に取手3が取り付けられる。または、嵌合雄部3bはビニール袋9を突き破って嵌合される。取手3をまずちり取り本体2に取り付けた後に、ビニール袋9を取り付けても良い。また、嵌合雄部3bの先端の形状は、先に示したような円柱形でなくても良く、先端が尖った円錐形とすることも可能である。嵌合雄部3bは、嵌合雌部5aにしっかりと嵌合され、意図的にちり取り本体2から取手3を取り外そうとしなければ、外れない形状となっていれば良い。しかし、取手3は、図中に矢印で示したように、嵌合雄部3bを中心にちり取り本体2から可動可能であるので、断面円形であることが必要である。さらに、取手3の可動範囲は90度あれば良い。図示した実施例では、取手3の動きは上面部7と底面部8により規制されるので、取手3の可動範囲は約120度である。
【0024】
取手2の支持棒3c、3cの間には、交換用の袋を備えられる備蓄部材である蓄積部3dが取り付けられている。尚、蓄積部3dは、取手3において突っ張り棒の役目も担っているが、不要の時には蓄積部3dは取り外し可能となっている。蓄積部3dは、箱型をしていて、図中に点線で示すように開閉可能である。蓄積部3dには、留部3eが付いていて、留部3eで蓄積部3dは開閉可能となる。蓄積部3dには、取り付けているビニール袋9が一杯になった時に、交換する袋が収納される。備蓄部材は、蓄積部3dのように閉ざされた空間を有するものではなくて、フック等の吊り下げ部材等でも良い。
【0025】
取手3の掴み部3aを持って、ちり取り1を持ち上げると、図2に示すように、嵌合雄部3bを中心に取手3は回転して、ちり取り本体2は取手3に対して平行になる。これにより、ちり取り1を持ち運ぶ際に、ゴミ受部4の中の捕集したゴミ20が落下することなく、気軽にちり取り1を使用中において持ち運び出来る様になる。もちろん、使用するためにちり取り1を、地面や床に置く際には、取手3が回転し、図1に示した状態になる。
【0026】
ビニール袋9は、スーパーマーケット等で用いられている袋であるので、握り部9a、9aと閉じ部9b、9bが付いている。一般的に閉じ部9b、9bは、互いに結ばれ、ビニール袋9の内容物が外に出るのを妨げる役目をなす。図1において、握り部9a、9aと閉じ部9b、9bはそれぞれ係止手段によりちり取り本体2に固定されている。
【0027】
握り部9aは、側面部5に設けられている係止手段である下側突起5b及び上側突起5cによりちり取り本体2に係止される。下側突起5b及び上側突起5cの部分拡大図を図3に示す。図3(a)は側面図であり、図3(b)は断面図である。下側突起5b及び上側突起5cは、ちり取り本体2と同一の材料で作製されているが、異なる弾性体で作製しても良い。また、ちり取り本体2は、折り畳み可能であるので、下側突起5b及び上側突起5cは共に側面部5よりも薄く、下側突起5b及び上側突起5cが重なった厚みは、折り畳みに支障をきたさない程度であることが好ましい。下側突起5bは後方に突出していて、上側突起5cは前方に突出していて、下側突起5bの上に上側突起5cは重なって形成されている。握り部9aは、下側突起5bに支持されてちり取り本体2に取り付けられ、上側突起5cがあるので意図的に行わなければ、握り部9aの取り付け取り外しは行われない。尚、取り付け取り外しは、下側突起5b及び上側突起5cが押し込み力や引っ張り力により変形するので、容易に行える。
【0028】
閉じ部9bは、クリップ等の挟み部7eでちり取り本体2に取り付けられる。上面部7の係止部材の部分拡大図を図4に示す。図4(a)は、挟み部7eが収納された状態の係止部材の平面図であり、図4(b)は挟み部7eを使用しているときの係止部材の断面図である。ちり取り本体2の上面部7には、係止部材である挟み部7eが弾性ゴム7dにより取り付けられている。上面部7には、スライド式の蓋7aが開閉する部屋があり、その奥にはクリップ等である固定部7cがある。固定部7cには、弾性ゴム7dが取付可能である。弾性ゴム7dの先端に挟み部7eを設け、挟み部7eで閉じ部9bを挟むことが出来る。弾性ゴム7dは弾性体であり、伸縮するので取手3の動きによりビニール袋9が引っ張られても、その動きに対応できるようになる。また、挟み部7eを使用しない時には、挟み部7eを収納して、つまみのついた蓋7aを閉じる。使用する時には、蓋7aのつまみ及び/又は凹み部7bがあるので、蓋7aは容易に開けられ、挟み部7eは使用可能な状態になる。もちろん、ビニール袋9に、閉じ部9bが無い時には、ビニール袋9の開口縁部の一部を挟み部7eで固定することも出来る。
【0029】
一方、ちり取り本体2下部に位置するビニール袋9の閉じ部9bは、底面部8に設けられた係止手段、係止凸部8a及び係止凹部8cにより固定される。底面部8に設けられた係止手段の部分拡大図を図5に示す。図5(a)は係止凸部8aが開いている状態の断面図であり、図5(b)は係止凸部8aが係止凹部8cに嵌合して、閉じ部9bが係止凸部8aと係止凹部8cとの間に嵌着されている状態の断面図である。係止凸部8aは、回転部材8bにより回転して開閉する様に構成されている。係止凹部8cの端部には、凹部8dがあるので係止凸部8aを容易に開くことが出来る様になり、閉じ部9bを固定することが出来る。
【0030】
さらに、図1においては、ビニール袋9をちり取り本体2に固定するためにゴム製の環状体10を用いている。これにより、ちり取り本体2の係止手段のみの時よりも、さらに強くビニール袋9をちり取り本体2に取り付けることが出来る。もちろん、ビニール袋9をちり取り本体2に取り付けるときは、ちり取り本体2の係止手段の内の一つ又は複数を用いても良いし、これに加えて又はこれに換えて環状体10で行っても良い。
【0031】
次に、本発明に係るちり取りの第二の実施形態を、図を用いて説明する。
図6は、本発明に係る第二の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り1aは、第一の実施例におけるちり取り1から、ビニール袋9を取り去り、且つ背面部6を閉じた形態である。尚、第二の実施形態では、蓄積部3dも取り除かれている。
【0032】
ちり取り1、1aにおいて、背面部6は開閉可能であり、図1においては、ゴミ受部4の背面部6が開いていて、スーパーマーケット等で一般的に用いられているビニール袋9がちり取り本体2に取り付けられている。これにより、ゴミ受部4の一端が閉じられた状態となり、ゴミ20を捕集出来るようになっている。一方、図6の第二の実施形態では、背面部6が閉じられているため、ちり取り本体2のみでゴミ受部4の一端が閉じた状態になり、図6に示すようにゴミ袋を取り付けない状態で、ちり取りとして使用できる。
【0033】
ちり取り本体2の側面部5、5、上面部7、そして底面部8の後方側端部には背面部6の係合部6aにしっかりと嵌る凸部が形成されている。これにより、背面部6を閉じた時に隙間が生じずゴミ20がもれないようになる。背面部6を開くときに力を背面部6に加えるために、爪部7fが上面部7の最後部に設けられている。爪部7fは、爪や指が背面部6に引っかけるための窪みである。
ちり取り本体2は、折り畳むことが可能である。図7に図示するように、背面部6が開き、側面部5、5が倒れることで平面状に折りたたむことが出来る。図7(a)では、実線で側面部5、5が底面部8に立っているところを、点線で折り畳まれる過程の様子を表している。また、図7(b)はちり取り本体2を折り畳んだ状態を描いている。
【0034】
次に、本発明に係るちり取りの第三の実施形態を、図を用いて説明する。
図8は、本発明に係る第三の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り11は、ちり取り本体2と、そして取手3とを含んで構成されている。
尚、第三の実施形態を説明するために、第三の実施形態中で第一の実施形態と同様の部材を同様に適用したものには、第一の実施形態中の符号と同様の符号を用いた。
【0035】
ちり取り11は、ビニール袋9の開口縁部にすっぽりとちり取り本体2が収まるようにしてちり取り本体2にビニール袋9が取り付けられている。この時、ビニール袋9の閉じ部9b、9bは、挟み部7e並びに係止凸部8a及び係止凹部8cで固定されている。握り部9a、9aは、下側突起5d、5d及び上側突起5e、5eにより固定される。第三の実施形態では、握り部9aが後方から向かってくるので、下側突起及び上側突起を弾性変形させて、下側突起5bが上側突起5eに、上側突起5cが下側突起5dに入れ替える。これにより、確実に握り部9aは、ちり取り本体2に固定される。
【0036】
ちり取り本体2は、主としてプラスチックスで出来ているが、側面部5、5、上面部7及び底面部8の中央付近には磁性を有する金属が含まれている。これにより、ビニール袋9を磁石でちり取り本体2に取り付けることが可能である。もちろん、ちり取り本体2全体が、磁性を有する材料で作製されても良い。
【0037】
第三の実施形態では、第一の実施形態とは異なる背面部6の側面部5、5、上面部7への取付手段を採っている。なお、この取付手段は図8の背面部6には示していない。取付手段を説明するために図9を用いる。図9(a)は取付手段の取付前のちり取り本体2の斜視図であり、図9(b)は一つの取付手段の取付前の断面図で、図9(c)は図9(b)の取付手段の取付後の断面図である。背面部6の三面にはそれぞれ複数個の係合雌部12aが設けられている。一方、側面部5、5、上面部7には、それぞれ係合雄部12bが設けられている。係合雌部12aと係合雄部12bは、1対1で対応している。係合雌部12aには、孔が開いていて係合雄部12bが係合するように設計されている。この係合雌部12aと係合雄部12bにより、しっかりと背面部6は側面部5、5、上面部7へ取付され、ちり取り本体2はビニール袋9を用いずにちり取りとしての役目を果たすことが出来るようになる。
【0038】
次に、本発明に係るちり取りの第四の実施形態を、図を用いて説明する。
図10は、本発明に係る第四の実施形態の斜視図である。図示されたちり取り15は、ちり取り本体2と、そして取手16とを含んで構成されている。
尚、第四の実施形態を説明するために、第四の実施形態中で第一の実施形態と同様の部材を同様に適用したものには、第一の実施形態中の符号と同様の符号を用いた。
【0039】
ちり取り本体2は、前方が開口部とされ、二つの側面部5、5、背面部6、上面部7及び底面部8により囲まれるゴミ受部4とを含んで構成されている。背面部6は、開閉可能であるが、図10では背面部6は開いている。
【0040】
側面部5、5及び上面部7には、係止部材が各一つずつ設けられている。係止部材の数、大きさ及び設置箇所等は、任意に決めることが出来る。係止部材は、袋止雌部17aと袋止雄部17cとにより構成されている。袋止雌部17aには、袋止雄部17cが嵌る孔17bが開けられている。袋止雌部17aは、袋止雌部17aの後ろの部分、つまりちり取り本体2の背面部6側の端部17dがちり取り本体2に固定され、袋止雌部17aが可動可能で、端部17dを軸に開く仕組みとなっている。袋止雄部17cは、ちり取り本体2に取り付けられている。または、袋止雌部17aと袋止雄部17cは、ちり取り本体2と一体に成型されて、作られても良い。係止部材は、ビニール袋9をちり取り本体2に取り付けるときに用いるが、取り付け方法は後述する。
【0041】
背面部6には、嵌め込み部6bがそれぞれ端部に設けられている。嵌め込み部6bは、背面部6を閉じるときに、ゴミ受部4に嵌め込まれる。つまり、嵌め込み部6bはそれぞれ上面部7と二つの側面部5、5に接して、背面部6は閉じられる。図示していないが、背面部6には背面部6を開閉するためのつまみが、設けられている。これは、背面部6を閉じた状態は、隙間無く背面部6が閉じられている状態であるので、開閉時の作業性をあげるためである。
【0042】
取手16は、掴み部16aと、支持棒16b、16bと、嵌合上部16cと、嵌合側部16d、16dと、そして嵌合下部16eとから構成されている。嵌合上部16cと、嵌合側部16d、16dと、そして嵌合下部16eにより、四角形の領域が形成されていて、ビニール袋9を固定する固定手段となっている。この四角形の領域は、ちり取り本体2の外周よりも若干大きくなっていて、この領域を利用して取手16はちり取り本体2に使用時に取り付けられる。使用しない時には、ちり取り本体2から取手16は外される。
取手16は側面から見て厚さがそれほど無く、ちり取り本体2が折り畳み可能であるので、ちり取り15も、他の実施形態のちり取り1、1a、11と同様に少ないスペースに片付けることが出来る。
【0043】
ちり取り15には、ビニール袋9がちり取り本体2内を貫通するようにして配置され、ビニール袋9の開口縁部をちり取り本体2の内側から外側に折り返してビニール袋9が取り付けられている。折り返されたビニール袋9の開口縁部は、取手16の嵌合上部16c、嵌合側部16d、16d及び嵌合下部16eから形成される固定手段により、しっかりと固定されている。これにより、ちり取り本体2に、ビニール袋9は、取り付けられる。つまり、ビニール袋9のちり取り本体2への取り付け、取り外しは、取手16の取り付け、取り外しを伴って行われる。
【0044】
さらに、図10において、ビニール袋9の握り部9aと閉じ部9bは、それぞれ袋止雌部17cと袋止雄部17aの間に挟まれて固定されている。これは、まず、袋止雌部17aが開いている際に、袋止雄部17cの上に握り部9aや閉じ部9bをおく。次に、袋止雌部17aを閉じると、袋止雄部17cが袋止雌部17aの孔17bに嵌め込まれる。この際、握り部9aや閉じ部9bは、袋止雄部17cと孔17bの間に挟まれて、ビニール袋9はちり取り本体2に取着される。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、身近にある袋を用いて衛生的に効率良くゴミを捕集し、捨てることが出来るという効果を有する。また、ちり取り本体の後側が開閉することで、袋を用いたちり取りと、袋を用いないちり取りの二つの態様を一つのちり取りで実現することが出来る効果を有する。
【0046】
請求項2に記載の本発明によれば、取手がちり取り本体に対して動き、また可動範囲が限定されているので、ちり取りを使用中に持ち運ぶ時には、ゴミが入るちり取りの口である開口部が上を向くようになり、捕集したゴミをばら撒く心配が無くなる効果を有する。
請求項3に記載の本発明によれば、ちり取り本体に取手を外側から嵌合することで、ちり取り本体と取手との間に袋を挟みこんで、袋をちり取り本体に取り付けることが出来る効果を有する。
【0047】
請求項4に記載の本発明によれば、ちり取り本体が折り畳むことができるので、ちり取りをちり取り本体と取手に分解して、狭いスペースにちり取りをしまう事が出来る効果を有する。
請求項5に記載の本発明によれば、備蓄部材が設けられているので、新しい袋を蓄えることができ、ちり取り本体に設置している袋が一杯になった時に、早速新しい袋を備蓄部材から取り出し、ゴミの捕集を続行することが出来る効果を有する。
【0048】
請求項6に記載の本発明によれば、ちり取り本体にゴミが入ってくる箇所が全て袋で覆われるので、ちり取りが全くゴミに接することなく、ゴミを捕集する効果を有する。
請求項7に記載の本発明によれば、袋が後ろから固定され、袋とちり取り本体との重なっている部分が少なくなるので、ゴミを一度に集める量が、多くなるという効果を有する。
【0049】
請求項8に記載の本発明によれば、環状体として特殊な材料でないゴム等の弾性体を用いて、容易にちり取り本体に袋を固定できるという効果を有する。
請求項9に記載の本発明によれば、背面部が隙間無くしっかりと閉じるので、袋を用いずにちり取り本体をちり取りとして用いても、一度捕集したゴミがちり取りのゴミ受部からゴミがはみ出して脱落することがなくなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るちり取りの第一の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示したちり取りを持ち上げた状態を示す斜視図である。
【図3】側面部の係止手段を表していて、(a)は側面図、(b)は断面図である。
【図4】上面部の係止手段を表していて、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】底面部の係止手段を表している断面図であり、(a)は袋の係止前を、(b)は袋の係止後を表している。
【図6】本発明に係るちり取りの第二の実施形態を示す斜視図である。
【図7】第一及び第二の実施形態に係るちり取り本体の折り畳みを表していて、(a)は模式図、(b)は折り畳み後の平面図である。
【図8】本発明に係るちり取りの第三の実施形態を示す斜視図である。
【図9】図8に示したちり取りの背面部の取付手段を示していて、(a)は斜視図、(b)は取付手段の取付前の断面図、(c)は取付手段の取付後の断面図である。
【図10】本発明に係るちり取りの第四の実施形態を示す斜視図である。
【図11】従来のちり取りを示す斜視図である。
【図12】図11に示したちり取りとは別の従来のちり取りを示していて、(a)はゴミ袋取付前の斜視図、(b)はゴミ袋取付後の断面図である。
【符号の説明】
1、1a、11、15 ちり取り
2 ちり取り本体
3 取手
3a 掴み部
3b 嵌合雄部
3c 支持棒
3d 蓄積部
3e 留部
4 ゴミ受部
5 側面部
5a 嵌合雌部
5b、5d 下側突起
5c、5e 上側突起
6 背面部
6a 係合部
6b 嵌め込み部
7 上面部
7a 蓋
7b 凹み部
7c 固定部
7d 弾性ゴム
7e 挟み部
7f 爪部
8 底面部
8a 係止凸部
8b 回転部材
8c 係止凹部
9 ビニール袋
9a 握り部
9b 閉じ部
10 環状体
12a 係合雌部
12b 係合雄部
16 取手
16a 掴み部
16b 支持棒
16c 嵌合上部
16d 嵌合側部
16e 嵌合下部
17a 袋止雌部
17b 孔
17c 袋止雄部
17d 端部
20 ゴミ
Claims (9)
- 前方が開口部とされたちり取り本体の背面部を開閉可能に形成して構成され、前記ちり取り本体の背面部を開口した状態で袋を取り付けることにより集めたゴミを前記袋内に収容可能とすると共に、前記ちり取り本体の背面部を閉じることにより前記ちり取り本体のみでも使用可能とされたことを特徴とするちり取り。
- 請求項1に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体には該ちり取り本体に対して所定の範囲で可動する取手が取着され、前記取手を持って持ち上げたときに前記ちり取り本体の開口部が上方を向くようにされたことを特徴とするちり取り。 - 請求項1に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体には、該ちり取り本体の外側から嵌合するようにして前記袋を固定する固定手段を備えた取手が取着されることを特徴とするちり取り。 - 請求項2又は3に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体は折り畳み可能とされる共に、前記取手は着脱可能とされていることを特徴とするちり取り。 - 請求項2〜4のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、
前記取手には、交換用の袋を蓄えておくための備蓄部材が設けられていることを特徴とするちり取り。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体の開口部近傍の外側面には前記袋を取り付けるための係止手段が設けられ、前記背面部を開口した状態で前記袋を前記ちり取り本体内を貫通するようにして配置すると共に、当該袋の開口縁部を前記ちり取り本体の内側から外側に折り返した状態で前記係止手段で係止するようにされたことを特徴とするちり取り。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体の背面部近傍の外側面には前記袋を取り付けるための係止手段が設けられ、前記背面部を開口した状態で前記袋を前記ちり取り本体の後側から当該ちり取り本体を覆うように被せ、当該袋の開口縁部を前記係止手段で係止することを特徴とするちり取り。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体は、前記袋を前記ちり取り本体に固定するための弾性を有する環状体を有し、
前記環状体により前記袋の前記開口縁部を前記ちり取り本体の外周面に挟着することにより取り付けるようにされたことを特徴とするちり取り。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のちり取りにおいて、
前記ちり取り本体の背面部は、当該背面部を閉じたときに隙間が生じないような係合手段を有していることを特徴とするちり取り。
Priority Applications (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012150936A1 (en) * | 2011-05-03 | 2012-11-08 | Borron Gerald | Debris guide system |
CN103549929A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-02-05 | 孙生强 | 一种簸箕 |
KR101477423B1 (ko) * | 2013-10-07 | 2014-12-29 | 정두심 | 다방향 청소기구 |
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JP2016039839A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 雅敏 佐野 | 塵取り |
JP2017012707A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 松本 勉 | 「ゴミ袋保護機能付、ゴミ袋装着式ちりとり」 |
-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002345726A patent/JP2004174069A/ja active Pending
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