JP2004121722A - 集塵装置およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタ部の目詰まりを容易に解消することができる集塵装置およびそれを用いた電気掃除機を提供する。
【解決手段】一端面が開放された集塵容器と、該集塵容器の開放された端面に開閉自在に取り付けられ、かつ排気口が形成された蓋体と、前記集塵容器内部に収納され、前記蓋体の排気口に連通し、前記集塵容器の内面とのあいだにサイクロン空間を形成するフィルタ部とを備えた集塵装置およびそれを用いた電気掃除機。前記フィルタ部が、前記蓋体が開いた状態で前記集塵容器外部へ突出する方向に出没できるように前記集塵容器内部に取り付けられ、さらに、前記フィルタ部を掃除するための掃除部材が、前記フィルタ部の外側面に接触し得るように前記集塵容器内部に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】一端面が開放された集塵容器と、該集塵容器の開放された端面に開閉自在に取り付けられ、かつ排気口が形成された蓋体と、前記集塵容器内部に収納され、前記蓋体の排気口に連通し、前記集塵容器の内面とのあいだにサイクロン空間を形成するフィルタ部とを備えた集塵装置およびそれを用いた電気掃除機。前記フィルタ部が、前記蓋体が開いた状態で前記集塵容器外部へ突出する方向に出没できるように前記集塵容器内部に取り付けられ、さらに、前記フィルタ部を掃除するための掃除部材が、前記フィルタ部の外側面に接触し得るように前記集塵容器内部に設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は集塵装置およびそれを用いた電気掃除機に関する。さらに詳しくは、フィルタ部の目詰まりを容易に解消することができる集塵装置およびそれを用いた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、サイクロン集塵器にフィルタ部を設け、サイクロン部で塵埃などを分離した空気をフィルタ部を介して電動送風機側へ流す電気掃除機が知られている。
【0003】
このようなフィルタ部を有するサイクロン掃除機の構成では、サイクロン部において旋回流により分離できなかった塵埃などが、空気とともにフィルタ部へ流れ、フィルタ部に目詰まりを起こす場合がある。
【0004】
そこで、フィルタ部を掃除するために、フィルタ部の外周面にブラシ体を摺動自在に装着し、使用者が必要に応じてブラシ体を操作し、フィルタ部の掃除を行なうことができる電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−269297号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のサイクロン式の電気掃除機の構成では、ブラシ体を操作するためにごみなどが付着したフィルタ部近傍を手で触れなければならず、不衛生であるとともに、使用者に不快感を与えるなどの問題がある。
【0007】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、フィルタ部の目詰まりを容易に解消することができる集塵装置およびそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の集塵装置は、一端面が開放された集塵容器と、該集塵容器の開放された端面に開閉自在に取り付けられ、かつ排気口が形成された蓋体と、前記集塵容器内部に収納され、前記蓋体の排気口に連通し、前記集塵容器の内面とのあいだにサイクロン空間を形成するフィルタ部とを備えた集塵装置であって、
前記フィルタ部が、前記蓋体が開いた状態で前記集塵容器外部へ突出する方向に出没できるように前記集塵容器内部に取り付けられ、
さらに、前記フィルタ部を掃除するための掃除部材が、前記フィルタ部の外側面に接触し得るように前記集塵容器内部に設けられてなることを特徴としている。
【0009】
前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が移動するようにされてなるのが好ましい。
【0010】
前記集塵容器外部へ突出させる方向に前記フィルタ部を付勢する付勢手段をさらに備え、前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が付勢手段の付勢力により移動するようにされてなるのが好ましい。
【0011】
前記掃除部材が、内側に毛が突出する環状のブラシであるのが好ましい。
【0012】
本発明の電気掃除機は、前記集塵装置を用いたことを特徴としている。
【0013】
前記集塵装置が、前記サイクロン空間で発生する旋回流の回転軸がほぼ水平方向に延びるように横置きに配置されているのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の電気掃除機をさらに詳細に説明する。図1は本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す断面説明図、図2は図1のサイクロン集塵器の断面説明図、図3は図2のサイクロン集塵器のIII−III線断面図、図4は図2のサイクロン集塵器のIV−IV線断面図、図5は図2のサイクロン集塵器の蓋体を開放した状態を示す断面説明図、図6は本発明の電気掃除機の他の実施の形態であるワンタッチごみ捨て可能なサイクロン集塵器の断面説明図、および図7は図6のサイクロン集塵器を吸気口側から見た図である。
【0015】
図1〜5に示される電気掃除機は、上面に取っ手3が設けられた掃除機の上ケース1と下面に移動用前車輪4および後車輪5が設けられた掃除機の下ケース2とからなる筐体内部に、電池6、下ケース2より直立せしめた壁と緩衝体8を介在して設置されたファンとモータとからなる電動送風機7、およびパッキン29を介在して着脱自在に設けられたサイクロン集塵装置9を収納したものである。なお、サイクロン集塵装置9は、掃除機本体と一体形成してもよい。
【0016】
サイクロン集塵装置9は、略円筒状の空間部を有する円筒状部10と集塵部11とが隣接して区画された集塵容器12と、円筒状部10の略中央部に固定された固定筒13と、固定筒11から円筒状部10の内面に向かって延設される環状の鍔部14と、固定筒13内に摺動自在に設けられたフィルタ部15とからなる。
【0017】
図2〜3に示されるように、円筒状部10内部には、円筒状部10の内壁、固定筒13、フィルタ部15および鍔部14によって囲まれたサイクロン空間16が形成されている。また、円筒状部10の外周面のうちの下面側には開口10aが形成され、この開口10aを通して、筒状部10と集塵部11とが連通している。
【0018】
サイクロン空間16内部で発生する旋回流の回転軸に沿って対向する円筒状部10の2つの端面には、それぞれ吸気口17および排気口18が形成されている。排気口18は、後述する蓋体20に形成され、かつ固定筒11およびフィルタ部15に連通している。
【0019】
固定筒11の先端付近には、掃除部材として、内側に毛が突出する環状のブラシ19が設けられている。環状のブラシ19は、フィルタ部15の表面の掻き取りだけでなく、メッシュ内の細かい部分も掻き取ることができるため、高い清掃効果を奏することができる。また、フィルタ部15に環状に巻きついた髪の毛などの長いごみも、環状のブラシ19によって効果的に掻き取ることができる。
【0020】
ブラシ19の毛は、ナイロンなどの合成樹脂などからなる繊維を植毛したものなどが採用され得る。ブラシ19の内径は、ブラシ19内側の毛先がフィルタ部15の外側面に常時押圧されるようにフィルタ部15の外径よりも若干小さくなるように設定されている。
【0021】
なお、本実施の形態では、清掃部材として、清掃効果が高い内側に毛が突出する環状のブラシを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタ部の外側面に接触してフィルタ部の移動によってフィルタ部の清掃を行なうものであれば、他の清掃部材を採用してもよく、たとえば、合成樹脂製のブレードなども採用可能である。
【0022】
フィルタ部15としては、本発明ではとくに限定されるものではないが、たとえば直径1mm程度の開口を多数有する合成樹脂シートを採用することができる。また、合成樹脂シートの代わりにパンチングメタルなども採用することができる。さらには、筒状部材に直径1mm程度の開口を多数形成してフィルタ機能をもたせてもよい。
【0023】
フィルタ部15は、固定筒13の内壁とフィルタ部15とのあいだに設けられた付勢手段である圧縮コイルバネ23によって、外方へ突出する方向ないしは蓋体20へ向かう方向に常時付勢されている。なお、フィルタ部15には、フィルタ部15の移動距離を規制するために円筒状部10の壁10bに当接し得るストッパ15a(図5参照)が設けられている。
【0024】
本実施の形態では付勢手段として、圧縮コイルバネ23を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、蓋体20を開けたときにフィルタ部15を移動させることによりフィルタ部の自動清掃を可能にする付勢手段であれば、他の付勢手段も採用され得る。さらに、付勢手段を設ける代わりに、フィルタ部15を操作するために蓋体20に連結された操作アームを設けてもよい。この場合も、手で蓋体20を開放させるのに連動してフィルタ部15を移動させて清掃することができる。また、蓋体20の開放に連動させないで、フィルタ部15を手で操作するための操作レバーを設けてもよく、この場合、フィルタ部15を任意の回数だけ往復移動させてブラシ19による清掃が可能になる。また、フィルタ部15のとくに汚れのひどい部分だけ集中的に清掃することも可能になる。
【0025】
さらに、図2に示されるように、集塵容器12の排気口18側の端面には、蓋体20が開閉自在に取り付けられている。蓋体20は、その一端部が集塵容器12に対してヒンジ21を介して回転自在に連結され、他端部がフック22に係合されている。
【0026】
また、サイクロン集塵装置9は、サイクロン空間16内部で発生する旋回流の回転軸がほぼ水平方向に延びるように横置きに配置されているため、集塵装置を小型にすることができるとともにサイクロン集塵装置9の吸気口17から排気口18までの集塵装置内部の空気の流れを円滑にすることができる。なお、サイクロン集塵装置9を縦置きに配置することも可能である。
【0027】
また、本実施の形態では、排気口18に2次フィルタ24が取り付けられている。2次フィルタ24は、蓋体20の外面側に当接され、中央が開口された押え蓋25によって周辺部が固定されている。
【0028】
2次フィルタ24は、フィルタの機能を有するものであれば本発明においてとくに限定されるものではないが、たとえばウレタンフォーム製フィルタ、好ましくは密度70〜90kg/m3程度のイノアック・コーポレーション製の「モルトフィルタ(商品名)」などを採用することができる。
【0029】
前記実施の形態において、図1に示されるように、電動送風機7が作動すると、吸込口26に接続したホース(図示せず)を経て床用吸込口(図示せず)から塵埃を含んだ空気がサイクロン集塵装置9の吸気口17から図2および図4の渦巻き状の流路27を通るときに旋回流となって開口28を介してサイクロン空間16に導入され、ついで円筒状部10の内周壁に沿って塵埃は空気と分離され、開口10aを通して集塵部11に集塵される。
【0030】
ここで、集塵容器12内部の空気の流れは、吸気口17から排気口18に向けて旋回しながらではあるが、一方向に流れるため、吸気口および排気口が集塵容器の同一の側面に配置する従来の掃除機と比較して、空気の流れをスムーズになり、集塵効率などが向上する。
【0031】
一方、前述の旋回流によって浄化された空気は、フィルタ部11を通過してさらに浄化され、ついで2次フィルタ24へいたる。そののち、空気は、2次フィルタ24でろ過されたのち、電動送風機7を通過して集中排気口(図示せず)から外部へ排気される。
【0032】
清掃作業を終了したのち、フック22の係合を外して蓋体20を開ければ、集塵部11に捕集されたごみDを外部へ捨てることができる。また、蓋体20を開ける動作に連動して、フィルタ部15は、圧縮コイルバネ23の付勢力によって外方へ突出する方向に自動的に移動する。このとき、フィルタ部15の外周面は、固定筒13に固定されたブラシ19によって自動的に掃除されるため、フィルタ部15の目詰まりを解消することができる。
【0033】
そして、蓋体20を閉めれば、フィルタ部15は蓋体20に押されて圧縮コイルバネ23をたわめながら集塵容器12内部に収納されて初期状態に戻る。
【0034】
また、本発明の電気掃除機の他の実施の形態として、図5〜6に示されるように、ワンタッチでごみ捨てができるように、前記実施の形態の蓋体20が開閉自在に取り付けられた集塵容器12に、さらに、取っ手31、蓋体20の閉塞状態を保持するための係合部32、および係合部32を操作するための操作部33を設けてもよい。
【0035】
係合部32は、一対の凸状のクランプ34と、蓋体20の両端に固着された、一対の凹部を有するクランプ受け部35とからなる。
【0036】
操作部33は、一端が一対のクランプ34にそれぞれ連結された一対の湾曲したアーム36と、一対のアーム36の他端に連結され、取っ手31内部に往復移動自在に設けられた、傾斜面37aを有するくさび形ブロック37と、取っ手31の蓋体20から遠い端部にに出没自在に設けられ、くさび形ブロック37の傾斜面37aを矢印A方向(図7参照)に押圧する傾斜面38aを有する操作ボタン38とからなる。操作部33は、さらにくさび形ブロック37を矢印B方向(図7参照)と反対方向に押圧付勢する圧縮コイルばね39、および操作ボタン38を矢印A方向と反対方向に押圧付勢する圧縮コイルばね40を備えている。
【0037】
図7〜8に示される実施の形態では、集塵容器内部のごみを捨てるときに、取っ手31を手で持って、ごみばこなどの上方で操作ボタン38を指で押せば、操作ボタン38が矢印A方向に移動するのに連動してくさび形ブロック37が矢印B方向に移動する。そして、くさび形ブロック37に連結された一対のアーム36および一対のクランプ34も矢印B方向に移動するため、クランプ34と蓋体20側のクランプ受け部35との係合が外れ、その結果、蓋体20は開いて集塵部11内部のごみを捨てることができる。そののち、蓋体20を閉めたのち、操作ボタン38から指を離せば、圧縮コイルばね39、40の復元力によってクランプ34とクランプ受け部35とが係合して初期状態に戻る。
【0038】
したがって、以上の実施の形態では、操作ボタン38の操作だけで簡単に集塵容器のごみ捨てをすることができる。しかも、操作ボタン38は蓋体20から離れた位置にあるので、ごみ捨ての際にごみやほこりが舞い上がっても、使用者の手や指にごみがかかりにくく、ごみ捨ての際の不快感が大幅に軽減する。
【0039】
以上、本実施の形態では、本発明の集塵装置を好適に用いた電気掃除機を例にあげて説明したが、本発明の集塵装置はこれに限定されるものではなく、電気掃除機以外の集塵機能を備えた他の装置にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋体を開けるときにフィルタ部を移動させることにより、集塵容器内のごみ捨てをする度に、毎回、掃除部材によってフィルタ部に付着した塵埃などを手を汚さずに容易に除去することができる。その結果、フィルタ部の目詰まりを解消することができ、使用勝手を大幅に向上させることができる。
【0041】
また、フィルタ部の目詰まりが解消するため、集塵効率の低下を防ぐとともに電動送風機の負担が減少し、電動送風機の寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す断面説明図である。
【図2】図1のサイクロン集塵器の断面説明図である。
【図3】図2のサイクロン集塵器のIII−III線断面図である。
【図4】図2のサイクロン集塵器のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のサイクロン集塵器の蓋体を開放した状態を示す断面説明図である。
【図6】本発明の電気掃除機の他の実施の形態であるワンタッチごみ捨て可能なサイクロン集塵器の断面説明図である。
【図7】図6のサイクロン集塵器を吸気口側から見た図である。
【符号の説明】
7 電動送風機
9 サイクロン集塵装置
15 フィルタ部
19 ブラシ
20 蓋体
【発明の属する技術分野】
本発明は集塵装置およびそれを用いた電気掃除機に関する。さらに詳しくは、フィルタ部の目詰まりを容易に解消することができる集塵装置およびそれを用いた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、サイクロン集塵器にフィルタ部を設け、サイクロン部で塵埃などを分離した空気をフィルタ部を介して電動送風機側へ流す電気掃除機が知られている。
【0003】
このようなフィルタ部を有するサイクロン掃除機の構成では、サイクロン部において旋回流により分離できなかった塵埃などが、空気とともにフィルタ部へ流れ、フィルタ部に目詰まりを起こす場合がある。
【0004】
そこで、フィルタ部を掃除するために、フィルタ部の外周面にブラシ体を摺動自在に装着し、使用者が必要に応じてブラシ体を操作し、フィルタ部の掃除を行なうことができる電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−269297号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のサイクロン式の電気掃除機の構成では、ブラシ体を操作するためにごみなどが付着したフィルタ部近傍を手で触れなければならず、不衛生であるとともに、使用者に不快感を与えるなどの問題がある。
【0007】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであり、フィルタ部の目詰まりを容易に解消することができる集塵装置およびそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の集塵装置は、一端面が開放された集塵容器と、該集塵容器の開放された端面に開閉自在に取り付けられ、かつ排気口が形成された蓋体と、前記集塵容器内部に収納され、前記蓋体の排気口に連通し、前記集塵容器の内面とのあいだにサイクロン空間を形成するフィルタ部とを備えた集塵装置であって、
前記フィルタ部が、前記蓋体が開いた状態で前記集塵容器外部へ突出する方向に出没できるように前記集塵容器内部に取り付けられ、
さらに、前記フィルタ部を掃除するための掃除部材が、前記フィルタ部の外側面に接触し得るように前記集塵容器内部に設けられてなることを特徴としている。
【0009】
前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が移動するようにされてなるのが好ましい。
【0010】
前記集塵容器外部へ突出させる方向に前記フィルタ部を付勢する付勢手段をさらに備え、前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が付勢手段の付勢力により移動するようにされてなるのが好ましい。
【0011】
前記掃除部材が、内側に毛が突出する環状のブラシであるのが好ましい。
【0012】
本発明の電気掃除機は、前記集塵装置を用いたことを特徴としている。
【0013】
前記集塵装置が、前記サイクロン空間で発生する旋回流の回転軸がほぼ水平方向に延びるように横置きに配置されているのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の電気掃除機をさらに詳細に説明する。図1は本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す断面説明図、図2は図1のサイクロン集塵器の断面説明図、図3は図2のサイクロン集塵器のIII−III線断面図、図4は図2のサイクロン集塵器のIV−IV線断面図、図5は図2のサイクロン集塵器の蓋体を開放した状態を示す断面説明図、図6は本発明の電気掃除機の他の実施の形態であるワンタッチごみ捨て可能なサイクロン集塵器の断面説明図、および図7は図6のサイクロン集塵器を吸気口側から見た図である。
【0015】
図1〜5に示される電気掃除機は、上面に取っ手3が設けられた掃除機の上ケース1と下面に移動用前車輪4および後車輪5が設けられた掃除機の下ケース2とからなる筐体内部に、電池6、下ケース2より直立せしめた壁と緩衝体8を介在して設置されたファンとモータとからなる電動送風機7、およびパッキン29を介在して着脱自在に設けられたサイクロン集塵装置9を収納したものである。なお、サイクロン集塵装置9は、掃除機本体と一体形成してもよい。
【0016】
サイクロン集塵装置9は、略円筒状の空間部を有する円筒状部10と集塵部11とが隣接して区画された集塵容器12と、円筒状部10の略中央部に固定された固定筒13と、固定筒11から円筒状部10の内面に向かって延設される環状の鍔部14と、固定筒13内に摺動自在に設けられたフィルタ部15とからなる。
【0017】
図2〜3に示されるように、円筒状部10内部には、円筒状部10の内壁、固定筒13、フィルタ部15および鍔部14によって囲まれたサイクロン空間16が形成されている。また、円筒状部10の外周面のうちの下面側には開口10aが形成され、この開口10aを通して、筒状部10と集塵部11とが連通している。
【0018】
サイクロン空間16内部で発生する旋回流の回転軸に沿って対向する円筒状部10の2つの端面には、それぞれ吸気口17および排気口18が形成されている。排気口18は、後述する蓋体20に形成され、かつ固定筒11およびフィルタ部15に連通している。
【0019】
固定筒11の先端付近には、掃除部材として、内側に毛が突出する環状のブラシ19が設けられている。環状のブラシ19は、フィルタ部15の表面の掻き取りだけでなく、メッシュ内の細かい部分も掻き取ることができるため、高い清掃効果を奏することができる。また、フィルタ部15に環状に巻きついた髪の毛などの長いごみも、環状のブラシ19によって効果的に掻き取ることができる。
【0020】
ブラシ19の毛は、ナイロンなどの合成樹脂などからなる繊維を植毛したものなどが採用され得る。ブラシ19の内径は、ブラシ19内側の毛先がフィルタ部15の外側面に常時押圧されるようにフィルタ部15の外径よりも若干小さくなるように設定されている。
【0021】
なお、本実施の形態では、清掃部材として、清掃効果が高い内側に毛が突出する環状のブラシを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタ部の外側面に接触してフィルタ部の移動によってフィルタ部の清掃を行なうものであれば、他の清掃部材を採用してもよく、たとえば、合成樹脂製のブレードなども採用可能である。
【0022】
フィルタ部15としては、本発明ではとくに限定されるものではないが、たとえば直径1mm程度の開口を多数有する合成樹脂シートを採用することができる。また、合成樹脂シートの代わりにパンチングメタルなども採用することができる。さらには、筒状部材に直径1mm程度の開口を多数形成してフィルタ機能をもたせてもよい。
【0023】
フィルタ部15は、固定筒13の内壁とフィルタ部15とのあいだに設けられた付勢手段である圧縮コイルバネ23によって、外方へ突出する方向ないしは蓋体20へ向かう方向に常時付勢されている。なお、フィルタ部15には、フィルタ部15の移動距離を規制するために円筒状部10の壁10bに当接し得るストッパ15a(図5参照)が設けられている。
【0024】
本実施の形態では付勢手段として、圧縮コイルバネ23を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、蓋体20を開けたときにフィルタ部15を移動させることによりフィルタ部の自動清掃を可能にする付勢手段であれば、他の付勢手段も採用され得る。さらに、付勢手段を設ける代わりに、フィルタ部15を操作するために蓋体20に連結された操作アームを設けてもよい。この場合も、手で蓋体20を開放させるのに連動してフィルタ部15を移動させて清掃することができる。また、蓋体20の開放に連動させないで、フィルタ部15を手で操作するための操作レバーを設けてもよく、この場合、フィルタ部15を任意の回数だけ往復移動させてブラシ19による清掃が可能になる。また、フィルタ部15のとくに汚れのひどい部分だけ集中的に清掃することも可能になる。
【0025】
さらに、図2に示されるように、集塵容器12の排気口18側の端面には、蓋体20が開閉自在に取り付けられている。蓋体20は、その一端部が集塵容器12に対してヒンジ21を介して回転自在に連結され、他端部がフック22に係合されている。
【0026】
また、サイクロン集塵装置9は、サイクロン空間16内部で発生する旋回流の回転軸がほぼ水平方向に延びるように横置きに配置されているため、集塵装置を小型にすることができるとともにサイクロン集塵装置9の吸気口17から排気口18までの集塵装置内部の空気の流れを円滑にすることができる。なお、サイクロン集塵装置9を縦置きに配置することも可能である。
【0027】
また、本実施の形態では、排気口18に2次フィルタ24が取り付けられている。2次フィルタ24は、蓋体20の外面側に当接され、中央が開口された押え蓋25によって周辺部が固定されている。
【0028】
2次フィルタ24は、フィルタの機能を有するものであれば本発明においてとくに限定されるものではないが、たとえばウレタンフォーム製フィルタ、好ましくは密度70〜90kg/m3程度のイノアック・コーポレーション製の「モルトフィルタ(商品名)」などを採用することができる。
【0029】
前記実施の形態において、図1に示されるように、電動送風機7が作動すると、吸込口26に接続したホース(図示せず)を経て床用吸込口(図示せず)から塵埃を含んだ空気がサイクロン集塵装置9の吸気口17から図2および図4の渦巻き状の流路27を通るときに旋回流となって開口28を介してサイクロン空間16に導入され、ついで円筒状部10の内周壁に沿って塵埃は空気と分離され、開口10aを通して集塵部11に集塵される。
【0030】
ここで、集塵容器12内部の空気の流れは、吸気口17から排気口18に向けて旋回しながらではあるが、一方向に流れるため、吸気口および排気口が集塵容器の同一の側面に配置する従来の掃除機と比較して、空気の流れをスムーズになり、集塵効率などが向上する。
【0031】
一方、前述の旋回流によって浄化された空気は、フィルタ部11を通過してさらに浄化され、ついで2次フィルタ24へいたる。そののち、空気は、2次フィルタ24でろ過されたのち、電動送風機7を通過して集中排気口(図示せず)から外部へ排気される。
【0032】
清掃作業を終了したのち、フック22の係合を外して蓋体20を開ければ、集塵部11に捕集されたごみDを外部へ捨てることができる。また、蓋体20を開ける動作に連動して、フィルタ部15は、圧縮コイルバネ23の付勢力によって外方へ突出する方向に自動的に移動する。このとき、フィルタ部15の外周面は、固定筒13に固定されたブラシ19によって自動的に掃除されるため、フィルタ部15の目詰まりを解消することができる。
【0033】
そして、蓋体20を閉めれば、フィルタ部15は蓋体20に押されて圧縮コイルバネ23をたわめながら集塵容器12内部に収納されて初期状態に戻る。
【0034】
また、本発明の電気掃除機の他の実施の形態として、図5〜6に示されるように、ワンタッチでごみ捨てができるように、前記実施の形態の蓋体20が開閉自在に取り付けられた集塵容器12に、さらに、取っ手31、蓋体20の閉塞状態を保持するための係合部32、および係合部32を操作するための操作部33を設けてもよい。
【0035】
係合部32は、一対の凸状のクランプ34と、蓋体20の両端に固着された、一対の凹部を有するクランプ受け部35とからなる。
【0036】
操作部33は、一端が一対のクランプ34にそれぞれ連結された一対の湾曲したアーム36と、一対のアーム36の他端に連結され、取っ手31内部に往復移動自在に設けられた、傾斜面37aを有するくさび形ブロック37と、取っ手31の蓋体20から遠い端部にに出没自在に設けられ、くさび形ブロック37の傾斜面37aを矢印A方向(図7参照)に押圧する傾斜面38aを有する操作ボタン38とからなる。操作部33は、さらにくさび形ブロック37を矢印B方向(図7参照)と反対方向に押圧付勢する圧縮コイルばね39、および操作ボタン38を矢印A方向と反対方向に押圧付勢する圧縮コイルばね40を備えている。
【0037】
図7〜8に示される実施の形態では、集塵容器内部のごみを捨てるときに、取っ手31を手で持って、ごみばこなどの上方で操作ボタン38を指で押せば、操作ボタン38が矢印A方向に移動するのに連動してくさび形ブロック37が矢印B方向に移動する。そして、くさび形ブロック37に連結された一対のアーム36および一対のクランプ34も矢印B方向に移動するため、クランプ34と蓋体20側のクランプ受け部35との係合が外れ、その結果、蓋体20は開いて集塵部11内部のごみを捨てることができる。そののち、蓋体20を閉めたのち、操作ボタン38から指を離せば、圧縮コイルばね39、40の復元力によってクランプ34とクランプ受け部35とが係合して初期状態に戻る。
【0038】
したがって、以上の実施の形態では、操作ボタン38の操作だけで簡単に集塵容器のごみ捨てをすることができる。しかも、操作ボタン38は蓋体20から離れた位置にあるので、ごみ捨ての際にごみやほこりが舞い上がっても、使用者の手や指にごみがかかりにくく、ごみ捨ての際の不快感が大幅に軽減する。
【0039】
以上、本実施の形態では、本発明の集塵装置を好適に用いた電気掃除機を例にあげて説明したが、本発明の集塵装置はこれに限定されるものではなく、電気掃除機以外の集塵機能を備えた他の装置にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋体を開けるときにフィルタ部を移動させることにより、集塵容器内のごみ捨てをする度に、毎回、掃除部材によってフィルタ部に付着した塵埃などを手を汚さずに容易に除去することができる。その結果、フィルタ部の目詰まりを解消することができ、使用勝手を大幅に向上させることができる。
【0041】
また、フィルタ部の目詰まりが解消するため、集塵効率の低下を防ぐとともに電動送風機の負担が減少し、電動送風機の寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す断面説明図である。
【図2】図1のサイクロン集塵器の断面説明図である。
【図3】図2のサイクロン集塵器のIII−III線断面図である。
【図4】図2のサイクロン集塵器のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のサイクロン集塵器の蓋体を開放した状態を示す断面説明図である。
【図6】本発明の電気掃除機の他の実施の形態であるワンタッチごみ捨て可能なサイクロン集塵器の断面説明図である。
【図7】図6のサイクロン集塵器を吸気口側から見た図である。
【符号の説明】
7 電動送風機
9 サイクロン集塵装置
15 フィルタ部
19 ブラシ
20 蓋体
Claims (6)
- 一端面が開放された集塵容器と、該集塵容器の開放された端面に開閉自在に取り付けられ、かつ排気口が形成された蓋体と、前記集塵容器内部に収納され、前記蓋体の排気口に連通し、前記集塵容器の内面とのあいだにサイクロン空間を形成するフィルタ部とを備えた集塵装置であって、
前記フィルタ部が、前記蓋体が開いた状態で前記集塵容器外部へ突出する方向に出没できるように前記集塵容器内部に取り付けられ、
さらに、前記フィルタ部を掃除するための掃除部材が、前記フィルタ部の外側面に接触し得るように前記集塵容器内部に設けられてなる集塵装置。 - 前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が移動するようにされてなる請求項1記載の集塵装置。
- 前記集塵容器外部へ突出させる方向に前記フィルタ部を付勢する付勢手段をさらに備え、前記蓋体の開放に連動して前記フィルタ部が付勢手段の付勢力により移動するようにされてなる請求項2記載の集塵装置。
- 前記掃除部材が、内側に毛が突出する環状のブラシである請求項1、2または3記載の集塵装置。
- 請求項1、2、3または4記載の集塵装置を用いた電気掃除機。
- 前記集塵装置が、前記サイクロン空間で発生する旋回流の回転軸がほぼ水平方向に延びるように横置きに配置されてなる請求項5記載の電気掃除機。
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