JP2003237904A - ごみ回収袋の袋口保持具 - Google Patents

ごみ回収袋の袋口保持具

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JP2003237904A
JP2003237904A JP2002033451A JP2002033451A JP2003237904A JP 2003237904 A JP2003237904 A JP 2003237904A JP 2002033451 A JP2002033451 A JP 2002033451A JP 2002033451 A JP2002033451 A JP 2002033451A JP 2003237904 A JP2003237904 A JP 2003237904A
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dust
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bags
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護 上野
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  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、市販のビニール袋やごみ袋の他、
スーパーマーケット等で提供される使い捨ての買物袋、
商品の包装や収納に用いられていた大型の袋、各商店の
専用袋などの袋をごみ回収袋として用い、このごみ回収
袋における開口周縁部の一端を地面や床面に対して略平
行に沿わせて、地面や床面に散乱しているごみ屑や生ご
み、木屑、塵、落葉、生け垣や庭木等を剪定した後に地
面に落ちて残った枝葉などを、箒を用いて直接ごみ回収
袋内に掃き入れることを可能にするごみ回収袋の袋口保
持具を提供することを目的とする。 【構成】 本体と、この本体にごみ袋の開口周縁部の少
なくとも一部を保持して当該ごみ袋を開口した状態で係
止させるための係止部材とからなる袋口保持具であっ
て、前記本体は、地面又は床面に対して沿う前端縁を有
する下板部を備えてなり、前記ごみ袋の開口周縁部の少
なくとも一部を前記下板部に沿うように前記係止部材で
係止して塵取りの如く使用し得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地面や床面等に散
乱しているごみ屑や生ごみ、木屑、塵、落葉、生け垣や
庭木等を剪定した後に地面に落ちて残った枝葉などを、
箒等を用いて直接ごみ袋内に掃き入れることができる袋
口保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】地面や床面に散乱しているごみ屑や生ご
み、木屑、塵、落葉、生け垣や庭木等を剪定した後に地
面に落ちて残った枝葉などのごみになるものを片づける
場合、従来では、これらを箒で掃き集めて塵取りに掃き
入れた後、塵取り内のごみをごみ箱やごみ袋に移した
り、塵取りに入れたごみを近くの焼却場や捨て場まで持
ち運んで償却ないし捨てるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにごみを塵取りに掃き入れてごみ箱やごみ袋内に入れ
るようにすると、風が強い日に落葉を掃き集めて塵取り
に入れたときに、また、塵取り内の落葉をごみ箱やごみ
袋内に移すときに、落葉等が風で吹き飛ばされて飛散す
ることがあり、このようになると、掃き掃除が徒労に帰
したり無駄になり、散った落葉を再び掃き集めて回収し
なければならなかった。
【0004】また、箒と塵取りを持って落葉を掃き集め
て回収するときに、ごみ袋を手で持つと邪魔になるの
で、ごみ袋を地面に置くことになるが、このときに風で
ごみ袋やごみ袋内の落葉等が飛ばされることもあった。
【0005】更に、晩秋になると、木の多い公園や街路
樹の下では、落葉が一面に広がって落ちており、このよ
うに大量の落葉を箒と塵取りを用いて回収しようとする
と、すぐに塵取りの中が落葉でいっぱいになり、何度も
塵取り内の落葉をごみ箱やごみ袋内に移すという手間の
掛かる作業が必要であった。
【0006】このような課題は、大きな生け垣や庭木等
の剪定後に地面に落ちて残った大量の枝葉を回収すると
き、及び多くのごみを回収するときにもあった。
【0007】本発明者は、上述の課題を解消する塵取り
はできないものかと鋭意、検討を重ねた結果、遂に本発
明に係る新規なごみ回収袋の袋口保持具を発明するに至
ったのである。
【0008】このような経緯を経て完成するに至った本
発明は、市販のビニール袋やごみ袋の他、スーパーマー
ケット等で提供される使い捨ての買物袋、商品の包装や
収納に用いられていた大型の袋、各商店の専用袋などの
ごみ袋をごみ回収袋として用い、このごみ袋における開
口部の一端を地面や床面に対して略平行に沿わせて、地
面や床面に散乱しているごみ屑や生ごみ、木屑、塵、落
葉、生け垣や庭木等を剪定した後に地面に落ちて残った
枝葉などを、箒を用いて直接ごみ回収袋等のごみ袋内に
掃き入れることを可能にする袋口保持具を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として提案される本発明の袋口保持具は、本体
と、この本体に、例えば市販のビニール袋やごみ袋の
他、スーパーマーケット等で提供される使い捨ての買物
袋、商品の包装や収納に用いられていた大型の袋、各商
店の専用袋などのごみ袋の開口周縁部の少なくとも一部
を保持して当該ごみ袋を開口した状態で係止させるため
係止部材とからなる袋口保持具であって、前記本体は、
地面又は床面に対して沿う前端縁を有する下板部を備え
てなり、前記ごみ袋の開口周縁部の少なくとも一部を前
記下板部に沿うように前記係止部材で係止して塵取りの
如く使用し得ることを特徴とするものである。
【0010】即ち、本発明に係る袋口保持具は、ごみ回
収袋等のごみ袋における開口部の一端を地面や床面に対
して略平行に沿わせて、ごみを箒で掃き入れることがで
きるようにするものである。
【0011】前述した如く、本発明において使用される
ごみ回収袋は、特に限定されるものではなく、市販のビ
ニール袋やごみ袋の他、スーパーマーケット等で提供さ
れる使い捨ての買物袋、商品の包装や収納に用いられて
いた大型の袋、各商店の専用袋などの種々のごみ袋を好
適に用いることができる。
【0012】市販のビニール袋やごみ袋は、樹脂製のフ
ィルムで出来た長方形の袋で、その大きさが、例えば、
45リットル用のもの、70リットル用のものなど各種
のものが市販されているが、いずれの大きさのものも本
発明の袋口保持具に適用できる。
【0013】又、スーパーマーケット等で提供される使
い捨ての買物袋は、一般に高密度ポリエチレン製のフィ
ルムで形成されており、耐水性に富み、丈夫であり、ま
た買物の度に各家庭に持ち帰られてその後、不要になる
ことが多いことから、この袋は容易に手に入り、濡れた
ゴミ屑等だけでなく、生ゴミ、路上や庭にされた犬猫等
の糞も問題なく回収できる上、その大きさも各種のもの
があるが、本発明の保持具に適用される買物袋は、必ず
しも限定されるものではないが、落ち葉等、軽量で嵩張
るごみを多く収容できる結果、できるだけ容量が大きい
ものを好適とする。
【0014】更に、商品の包装や収納に用いられていた
大型の袋には、例えば大型テレビ、デスクトップパソコ
ンなどの製品は、消費者が購入したときには段ボール箱
内に透明のビニール製の袋で包まれており、これらの購
入後にはこの大きなビニール製の袋が不要になることか
ら、この袋をごみ回収用の袋として利用する。この他、
米を5kg詰め及び10kg詰めにして市販しているビ
ニール製の米袋も適用の対象となる。
【0015】加えて、各商店の専用袋とは、紙袋、耐水
又は防水加工された紙袋、合成樹脂製のフィルムででき
た袋などの使い捨ての袋、これらの素材又は丈夫な織布
又は不織布で出来た繰り返し利用できる袋などが挙げら
れる。
【0016】そして、本発明の袋口保持具は、前記ごみ
袋の開口周縁部の少なくとも一部を、地面又は床面に対
して平行ないし略平行に前端縁を有する下板部に沿うよ
うに、後述する係止部を用いて係止して、塵取りの如
く、ごみを箒で掃き入れることができるようするもので
ある。
【0017】この本体に備えられた下板部の形状につい
ては、地面又は床面に対して平行ないし略平行となる前
端縁を有するものであれば、特に限定されるものではな
く、使用目的等に応じて適宜決定すればよいのであり、
又、その大きさや幅についても、人が手で持って運ぶこ
とができ、箒を用いて効率良くごみを掃き入れる程度の
大きさや幅のものであれば特に限定されるものではな
い。
【0018】ここで「前端縁」とは、下板部前方の端縁
部のことをいうのであるが、例えば、地面や床面にある
ごみをごみ袋に履き入れる際に地面等と下板部前方との
間に空間ができると、本体の縁にごみが引っかかったり
するため、本発明においては、この部分(前端縁)につ
いては地面又は床面に対して平行ないし略平行となるよ
うに構成して、ごみがスムーズにごみ袋に掃き入れられ
るようにする必要がある。
【0019】なお、「地面又は床面に対して平行ないし
略平行」とは、厳密な平行まで求める意味ではなく、地
面等と下板部前方との間に余分(過剰)な空間ができな
い程度の平行が得られるようにするという意味である。
【0020】本発明の袋口保持具においては、前記下板
部について、複数の板材やレール等を用いたスライド構
造や折り畳み構造、或いははめ込み構造等を採用するこ
とによって、その幅をフレキシブルに変えることができ
るようにすることが好ましく、これにより、使用する目
的やごみ袋の開口部の大きさ等に応じて、任意にその幅
を変更することもできる。
【0021】なお、この下板部の間口や前後幅(奥行
き)については、特に限定してされるものではないが、
一般的には、数cm〜50cm程度の前後幅を有するも
のが好適である。
【0022】勿論、この本体は、この前後幅(奥行き)
が数cm〜10cmというような極端に短いものであっ
ても良いのである。この場合には、本体が軽量になるた
め、持ち運びし易くなるという利点がある。
【0023】又、本発明の袋口保持具において、本体と
しては、下板部のみからなるものであってもよいが、こ
の構成のものは、使用の際にごみ袋の一端を使用者が手
で持ち上げてごみ袋を開口させる必要があるため、使用
者がかがんだ姿勢で作業をする必要が生じたり、手が汚
れたりする場合もある。
【0024】そこで、本発明の袋口保持具において、本
体の好ましい構成としては、例えば、下板部から上方に
向かって、柱状部材を設けたり、下板部の片側或いは両
側の端縁に側壁部材を設けて、取り付けたごみ袋を立ち
上げて、開口部が拡がるようにすることが挙げられる。
【0025】更に、本発明の袋口保持具において、本体
の好ましい構成としては、本体が、少なくとも地面又は
床面に対して沿う(平行ないし略平行となる)前端縁を
有する下板部を備えてなる枠状体であるものが挙げられ
る。
【0026】即ち、本体を枠状体とすることにより、機
械的強度が向上し、特に取り付けたごみ袋がその重みに
より垂れ下がり、ごみ袋の開口部が閉塞する状態を回避
することができるのである。
【0027】なお、本発明において「枠状体」とは、正
面視長方形ないし正面視略長方形のものや正面視正方形
ないし正面視略正方形のみに限定されるものではなく、
半円型、半楕円型、かまぼこ型あるいは五角形や六角形
等の多角形型も含まれるのであり、このように構成する
ことにより、一層取り付けたごみ袋の開口部を大きく広
げることができるが、この「枠状体」は、少なくとも地
面又は床面に対して沿う(平行ないし略平行となる)前
端縁を有する下板部を備えてなることを要する。
【0028】又、本発明においては、本体として、柱状
部材を設けたものや、下板部の片側或いは両側の端縁に
側壁部材を設けたもの、或いは、枠状体のものを採用し
た場合にあっては、柱状部材や側壁部材等について、折
り畳んで本体をコンパクト化できるように構成すること
が好ましく、このように構成することにより、携帯性が
一層向上したり、又、本発明の袋口保持具を使用しない
場合等において、収納が簡便となり、大きな収納場所を
必要としなくなるのである。
【0029】ところで、本発明において、本体として前
記枠状体を採用する場合にあっては、その下板部の前端
部を前方に突出させることが好ましい。
【0030】本体の下板部における前端部を前方に突出
させた形状にすると、箒の先端をごみ回収袋の袋口内ま
で送り込んでごみ等を容易に掃き入れることができるた
め、掃きこぼれがなくなり、掃き難さも解消できる。ま
た、箒を用いてごみを袋口内に掃き入れるときに、作業
者が自然に立ったままの姿勢でこの袋口を見ることがで
きるので、掃除のときに前屈みになる必要がなく、楽な
姿勢でごみを掃き入れることができる。
【0031】又、本発明においては、前記本体の前端縁
若しくはその近傍に、後述する係止部材の取り付け位置
を安定させる低段部が形成されたものが好ましい。
【0032】ここに述べる低段部は、例えば、前記本体
前端縁に沿って、係止部材を嵌め付ける場合において、
深く嵌まり過ぎないし、係止部材の下部と本体の下面部
分とを略面一に揃えることができるため、本体を地面や
床面に沿って接地させて、箒によるごみの掃き入れをし
易くすることができるのである。
【0033】また、例えば、前記本体における前端縁に
沿って、ごみ袋の開口部を、輪ゴム、紐、締結用バンド
等の係止部材を巻き付けて係止させる場合にあっては、
これらが抜け外れたり、位置ずれが生じることを防止で
きるのである。
【0034】即ち、本体における前端縁に沿って、これ
らの係止部材が丁度嵌まる低段部を形成することによ
り、取り扱い性が向上し、しかも、係止部材の抜け外れ
や位置ずれを防ぐことができるようになるのである。
【0035】本発明において、本体に用いられる材質と
しては、特に限定されるものではないが、具体的には例
えば、鉄、ステンレス、ニッケル、クロム、アルミニウ
ム、ブリキ、銅等の金属若しくは合金、ポリプロピレ
ン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、ポ
リカーボネイト、合成ゴムや天然ゴム、エラストマ等の
うちのいずれかの高分子材料、各種セラミックス等のう
ちのいずれか1種以上で形成されたものを挙げることが
できるのであり、前記の金属又は合金製のもの、特に、
腐食性の金属については、防錆加工又は塗装が施された
ものを用いることが一層好ましい。
【0036】そして、本発明の袋口保持具は、このよう
な構成の下板部を備えてなる本体と、ごみ袋の開口周縁
部の少なくとも一部を前記本体に保持するための係止部
材からなるものであるが、この係止部材としては、ごみ
袋の開口周縁部を本体に留め置くことができるものであ
れば特に制限されるものではなく、例えば、下板部の適
所に固定したフック、クリップ等にごみ回収袋の開口周
縁部を挟んで係止するようにしても良いのである。
【0037】しかしながら、本発明においては、本体と
係止部材が着脱自在であるものが好ましく、具体的には
例えば、前記本体の前方からその前端近傍に沿わせて着
脱自在に挟み付けることができる係止部材を用いて、前
記ごみ回収袋の開口部の一部ないし全部をこの本体に挟
み付けることができるものを挙げることができる。
【0038】このようにして、ごみ回収袋の開口部を、
係止部材を用いて本体の前方に挟んで係止させると、こ
の開口部近傍部分は本体の前方にしっかりと固定され
る。しかも、本体からごみ回収袋を外すときには、この
係止部材を本体から抜き外すだけという簡単な操作で行
なえる。
【0039】なお、この係止部材が、不用意に本体から
抜け外れることがないように、係止部材材と本体との間
に、ごみ回収袋の開口部を挟んで固定している。このた
め、係止部材は手で引き抜かない限り、外れ落ちること
はない。なお、この係止部材が本体に奥深く嵌まり過ぎ
ないようにするために、本体に突起を設けると尚良い。
【0040】又、その他の係止部材としては、前記本体
の前方からその前端周縁部に着脱自在な状態で嵌め付け
て、前記ごみ回収袋の開口部を本体に挟み付けることが
できる凹溝が形成された係止部材を挙げることができ
る。
【0041】この係止部材の凹溝をどのようにして形成
しているかについては、例えば、この係止部材が金属製
のものであれば、プレス成形したものが挙げられる。ま
た、係止部材の形成材料として樹脂やゴム系の材料を用
いたものであれば、射出成形、真空成形、圧空成形など
により、凹溝が形成されたものを挙げることができる。
【0042】このような係止部材の凹溝に前記本体の前
端部を嵌め込むことによって、係止部材は本体前端部に
着脱自在に装着できるのであり、この装着の際に、上述
したようにごみ回収袋の開口部を、凹溝と本体前端縁の
間に挟むようにしたものである。
【0043】このようにしてごみ回収袋の開口部を本体
に係止させると、肉厚の係止部材に形成しても、この係
止部材の下端部を傾斜形状にするだけで、地面又は床面
との段差によるごみの掃き入れ難さを解消することがで
きる。また、ごみ回収袋の開口部を挟んで係止できるた
め、挟んだ部分の抜け外れなどは殆ど生じない。
【0044】更に他の係止部材としては、前記ごみ回収
袋の開口部を挟んで前記本体の前端部の適所に着脱自在
な状態で嵌め付けるための凹溝が後端に形成されたクリ
ップを挙げることができる。
【0045】ここに用いるクリップのうち、前記本体に
おける下板部に係止させるクリップについては、ごみ回
収袋の袋口が地面や床面から浮いてごみを掃き入れるこ
とができなくならないように、横方向に長く基部側の先
端部分から後端に向かうに従って次第に高くなるように
した傾斜形状のものを用いることが望ましい。なお、前
記本体における下板部以外を係止するクリップについて
は、幅方向に短い形状のものを用いても良い。
【0046】これらクリップについては、クリップ自身
の素材による弾性力によって係止できるものが用いられ
る。
【0047】又、その他の係止部材としては、前記ごみ
回収袋の開口部を前記本体の前端部に押え付ける輪ゴ
ム、紐、締結用バンドの何れかが挙げられる。
【0048】即ち、ごみを回収した後、ごみ回収袋の開
口部の係止を、前記本体前端部に沿って設けられた、輪
ゴム又は紐或いは締結用バンドで行なうものである。
【0049】このように、輪ゴムや紐、締結用バンドを
用いて、ごみ回収袋の開口部を係止させると、その係止
が簡単且つ安価な方法で行なえる。しかも、ゴムの弾力
や紐による縛り付ける力によって、確実にごみ袋の開口
部近傍部分を係止させることができる上、その係止の解
除も簡単に行なえる。
【0050】ここに用いられる締結用バンドとしては、
例えば、強い引っ張り力を有するゴムテープの両端にフ
ック等の留金が設けられて、双方の留金を連結させるこ
とができるものが望ましい。
【0051】なお、前記種々の係止部材を用いて、本体
にごみ袋の開口部を係止する場合においては、本体がご
み袋の外側に位置するように係止する場合と、本体がご
み袋の中側に位置するように係止する場合とが考えられ
るが、本発明においては何れを選択するかは、使用者の
任意である。
【0052】本発明において、本体が枠状体の場合、係
止部材はこれに嵌まる枠状体やコ字状体が用いても良い
が、この係止部材に用いられる材質としては、特に限定
されるものではないが、具体的には例えば、鉄、ニッケ
ル、クロム、ステンレス、アルミ、ブリキ、銅等の金属
若しくは合金、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリ塩化
ビニル、ポリアセタール、ポリカーボネイト、合成ゴム
や天然ゴム等の高分子材料、各種セラミックス等を挙げ
ることができるのであり、前記金属又は合金製のもの、
特に鉄などの腐食性の金属については、防錆加工又は塗
装が施されたものを用いることが一層好ましい。
【0053】本発明の袋口保持具は、本体と、ごみ袋の
開口周縁部の少なくとも一部を保持するための係止部材
からなるものであるが、取り扱い性を向上させるため
に、更に本体に柄を取り付けることが好ましい。
【0054】この本体に取り付ける柄の長さとしては、
使用目的に応じて適宜決定すればよく得に制限されるも
のではないが、一般的には人が立った自然な姿勢、或い
は少し前屈みになった姿勢で、柄の上端を手で持つこと
ができる長さが好ましく、具体的には、本体の高さを含
めた柄の長さとして、50〜120cmのものを好適な
長さとして挙げることができる。
【0055】又、本発明において、この柄については、
数本のパイプ状材等を用いて伸縮自在なものにすること
も好ましい態様となる。
【0056】更に、この柄の形状としては、特に限定さ
れるものではないが、本体を安定した姿勢で支持できる
取り付け構造を有するものが望ましい。具体的には、柄
の下端部を本体の上板部分の中央に固定させた取り付け
構造のもの、柄の下部を左右に分岐させて、この分岐さ
せた各下端部分を本体の左右の側壁に固定させた構造の
ものを挙げることができる。この他、後述するが、柄を
前方に回動して倒れる構造のものでも良いのである。
【0057】また、この柄の上端に、手で持ち易いよう
に左右方向に向けたグリップを装着させたもの、柄の上
端を後方に折曲させて、この折曲させた部分にグリップ
を装着させたものなどに形成することによって、手で持
って取り扱い易くすることが望ましい。
【0058】本発明においては、この柄を更に設けるこ
とにより、ごみ回収袋の開口部の一部を地面又は床面に
接地させるように柄を手で持つと、塵取りのように使用
できる。つまり、この柄を片手に持って、もう一方の片
手で箒を持ち、ごみ回収袋内にごみを掃き入れるとい
う、基本的な使い方ができるようになる。
【0059】また、本発明においては箒を用いない使用
方法も可能である。例えば、生け垣を剪定した後に、こ
の生け垣に引っ掛かっている短い枝葉を回収するとき
に、本発明の保持具で保持したごみ回収袋の開口部をこ
の生け垣の側壁に沿わせて、その上方の生け垣や庭木等
に引っ掛かっている枝葉を払い落とすと、多くの枝葉を
一度にこのごみ回収袋に投入することができる。
【0060】また、木枝や葉に付いた毛虫を、木や枝を
揺すったり棒で払い落とすときに、本発明の保持具の柄
の先端を手で持ったまま袋口で受けるようにすると、子
供や女性でも恐がることなく毛虫を捕獲することができ
る。
【0061】また、大量に落葉が積み重なっているとき
には、ごみ回収袋の開口部を前下方に押して、シャベル
のように直接落葉をすくい取ったりすることもできる。
【0062】そして、本発明においては、本発明の保持
具から係止部材を取り外すだけで、ごみ回収袋の開口部
を保持具から外すことができるのであり、このため、ご
み回収袋内がごみでいっぱいになったときには、この開
口部を結んだり、輪ゴム、紐や粘着テープを用いて閉じ
ることによって、そのまま袋ごと、ごみ回収に出すこと
ができる。
【0063】また、落葉や剪定して切り落とした枝葉
を、大きなごみ回収袋に詰めることによって、大量に、
しかも、こぼすことなく、また風で吹き飛ばされること
なく、トラックやリヤカーなどで目的地まで運ぶことが
できるようになる。
【0064】ところで、本発明においては、ごみ袋に収
めたごみが、持ち運びの際にこぼれたりすることを防止
するために、ごみ袋の開口部を略覆蓋することができる
蓋部を、本体に設けることが好ましい。
【0065】なお、この蓋部は、ごみを掃き入れ等する
際においては開いた状態で、ごみ袋に収めたごみを持ち
運びする際にあっては閉じた状態になるように構成する
必要がある。
【0066】このような構成としては、例えば、前記本
体前端縁部に、蓋を枢着し、更に、この蓋の開閉動作を
前記柄の前後に向けた操作及び、この柄を手で持って本
体を持ち上げることにより、この本体の向きの変化と連
動させて行なえるように構成させたもの等を挙げること
ができる。
【0067】このように構成すると、蓋の開閉が掃除の
有無に対応させてしかも自動的に行われるので便利であ
り、保持具を持ち上げて移動したり保管するときには蓋
が閉じているので、見栄えも良く、衛生的である。しか
も、不用意に塵取りを倒したり、倒れるようにことがあ
っても、中のごみ等が外部に散乱するようなこともな
い。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るごみ回収袋の
袋口保持具の具体的な構成を添付の図面に示す実施の形
態に沿って説明する。なお、以下の各実施形態に対応し
た各図において、共通する個所には同一符号を付して重
複する説明は省略することにする。
【0069】先ず、本発明の第1実施形態におけるごみ
回収袋の袋口保持具(以下、第1実施形態の保持具、又
は保持具と略称する。)1Aについて説明する。
【0070】図1において(a)図は第1実施形態の保
持具を斜め前方から見た斜視図、同(b)図は同じくそ
の要部を後方から見た斜視図、図2において(a)図は
同じく側面図、同(b)図は同じく正面図で示してい
る。
【0071】これら各図に示すように、第1実施形態の
保持具1Aは、前部と後部を開口させた枠状体の本体2
と、その上板部2a中央部に垂設された柄3と、係止部
材4とで構成されている。
【0072】この本体2は、上板部2aと下板部2dと
左右の側板部2c,2bとを有し、その下板部2dの前
端縁部が前方に突出し、これに対応して、左右の側板部
2c,2bの前端縁部が上端から下端に向かうに従って
前方に突出、傾斜した形状を有し、この本体2の前端部
の開口5を形成している。
【0073】そして、前記本体2における前端周縁に沿
った部分2eは板厚1枚程度の低段に形成されており、
この低段部2eの外周面に沿って、枠形状を有する係止
部材4がほぼ丁度嵌まるように構成されている。
【0074】なお、この本体2の低段部2eの下面部分
は、前端に向かうに従って若干、下方に傾斜しており、
このようにすることによって、この本体2を地面や床面
に置いたときの姿勢において、この前端が地面又は床面
に確実に接地するように構成している。
【0075】そして、この本体2の上板部分上面の略中
央個所には、長柄である柄3の下端部が固着されてお
り、この柄3の上端部は後方に折曲されて、この折曲さ
れた部分にグリップ7が取り付けられており、作業者は
このグリップ7を把持して、本体2の向きを変えたり、
保持具1Aを持って移動させたりすることができる。
【0076】このような構成を有する第1実施形態の保
持具1Aは、図3の(a)図に示すように、ごみ回収袋
9の開口周縁部9aを、本体2の後端の開口6側から前
端の開口5の外側に向けて袋口10を開口させた状態で
入れるのに続いて、同(b)図に示すように、この開口
周縁部9aを本体2の前端の開口5を形成している低段
部2eの外周面に沿うように折り返し、この折り返した
開口周縁部9aを挟むようにして、図4に示すように、
枠形状を有する係止部材4を前記本体2の低段部2eの
外周面に沿わせて嵌め入れて使用する。
【0077】図5は、このようにしてごみ回収袋9の開
口周縁部9aを開口させた状態で本体2に係止させた状
態を側面断面図で示しており、このようにしてごみ回収
袋9の開口周縁部9aを本体2に係止させて、ごみ回収
袋9を保持具1Aに保持させると、ごみ回収袋9は、こ
の係止部材4を外さない限り、後方に抜け外れるような
ことはない。
【0078】このようにして、保持具1Aを用いてごみ
回収袋9を、その袋口10を開けた状態で保持すると、
従来の塵取りのように地面や床面上のごみを図示しない
箒で掃き入れることができる上、従来の塵取りと違っ
て、そのまま大きなごみ回収袋9内に直接、しかも大量
のごみを掃き入れることができるようになる。
【0079】このようにして回収したごみで、ごみ回収
袋9内が略いっぱいになったときには、本体2の前端に
嵌められていた係止部材4を手で抜き外して、ごみ回収
袋9の開口周縁部9aを本体2から外した後、この開口
周縁部9aを結んだり、紐などを用いて縛って袋口10
を閉じると、そのままごみ回収袋9ごと、ごみ回収に出
したり、目的地に運んだりすることができるようにな
る。
【0080】続いて、本発明の第2実施形態におけるご
み回収袋の袋口保持具(以下、第2実施形態の保持具、
又は保持具と略称する。)1Bについて説明する。
【0081】図6は、第2実施形態の保持具1Bを斜め
前方から見た斜視図、図7の(a)図はこの第2実施形
態の保持具の一部を構成する係止部材を斜め後方から見
た斜視図、同(b)図は同じく側面断面図、図8は第2
実施形態の保持具1Bの使用状態を側面断面図で示して
いる。なお、この第2実施形態の保持具1Bは、前述し
た第1実施形態の保持具1Aと共通する個所が多いこと
から、図5及び図8において図1ないし図5と共通する
個所には同一符号を付して、重複する説明は省略した。
【0082】図6に示すように、この第2実施形態の保
持具1Bの本体2は、前述した第1実施形態の保持具1
Aの本体2と略同様の形状を有するが、第1実施形態の
本体2の前端周縁部に形成されている低段部2eは、こ
の第2実施形態の本体2には形成されておらず、上板部
2a,下板部2d、左右側板部2c,2bの各前端部が
そのまま開口5の周縁部2fを形成している。
【0083】この第2実施形態の保持具1Bにおいて用
いられている係止部材41には、図5ないし図7に示す
ように、前記開口5を形成している本体2前端の周縁部
2fに沿った傾斜枠形状を有し、その後端には、この周
縁部2fに嵌まる大きさの枠形状の凹溝41aが深く形
成されている。
【0084】図8に示すように、この第2実施形態の保
持具1Bにごみ回収袋9の開口周縁部9aを開口させた
状態で係止させるには、第1実施例の保持具1Aの場合
と同様に、ごみ回収袋9の開口周縁部9aを、本体2の
後端の開口6側から前端の開口5の外側に向けて袋口1
0を開口させた状態で入れるのに続いて、この開口周縁
部9aを本体2の前端における開口5を形成している周
縁部2fの外周面に沿うように折り返し、この折り返し
た開口周縁部9aを挟むようにして、係止部材41の凹
溝41aを本体2前端の周縁部2fに押し込んで嵌め付
けることにより、この係止部材41をこの周縁部2fに
係止させる。
【0085】このように構成すると、この保持具1Bを
用いてごみ回収袋9を、その袋口10を開けた状態で保
持すると、従来の塵取りのように地面や床面上のごみを
図示しない箒で掃き入れることができるのであり、しか
も、そのまま大きなごみ回収袋9内に直接、しかも大量
のごみを掃き入れることができる。
【0086】続いて、本発明の第3実施形態におけるご
み回収袋の袋口保持具(以下、第3実施形態の保持具、
又は保持具と略称する。)1Cについて説明する。
【0087】図9は、ごみ回収袋を保持した第3実施形
態の保持具1Cを斜め前方から見た斜視図、図10の
(a)図は同じく接地状態にある側面図、同(b)図は
同じく正面図、図11の(a)図は、柄と蓋の支持構造
を拡大して示す部分側面図、同(b)図は、同じく片側
部分の断面図、図12の(a)図は同じくそれを持ち上
げた状態を示す側面図、同(b)図は同じく正面図を示
している。
【0088】この第3実施形態の保持具1Cは、前述し
た第1実施形態の保持具1Aに、開閉を自動的に行なう
蓋10を取り付けたものである。このため、第1実施形
態の保持具1Aの各部と共通する個所には、同一符号を
付して重複する説明は省略する。
【0089】図9ないし図11の各図に示すように、こ
の第3実施例の保持具1Cにおける柄3の下端部は、正
面視、略上下逆U形状を有する金属製の細幅形状を有す
る支持部材11の上面中央に、溶接等により固着されて
おり、この支持部材11の左右の下端部は、本体2の左
右の側板部2c,2bにそれぞれピン14,14を介し
て、この支持部材11が前後に回動するように枢着され
ている。
【0090】そして、本体2の上板部2aにおける前部
開口5近傍の左右端には、ピン受け12,12が溶接又
はリベット止め等によって固着されており、このピン受
け12,12に、前記蓋10の左右端を立ち上げて形成
した側板部10a,10aの後端の突出部10b,10
bが、ピン13,13を介して枢着されており、このよ
うな支持構造にすることによって、前記本体2前端の開
口5を蓋10で開閉させることができるように構成され
ている。
【0091】そして、前支持部材11の左右側壁部にお
ける略中央部に、上下に沿って形成された長孔11c,
11c内に、前記側板部10a,10aから突出させた
ピン13,13を突入させて、この長孔11c,11c
から突出したピン13,13の先端部分を、ワッシャ2
5,25を介してCリング15で係止めして、ピン1
3,13がこの長孔11c,11cから抜け外れないよ
うに構成されている。
【0092】そしてさらに、前記支持部材11と前記蓋
10の側板部10a,10aとの間に間隔を設けるため
に、前記ピン13,13の途中部分に、短筒形状のスペ
ーサ16,16を挿通支持させてあり、同様に、前記支
持部材11と前記本体2の左右側板部2c,2dとの間
に間隔を設けるために、前記ピン14,14の途中部分
に、短筒形状のスペーサ17,17を挿通支持させてい
る。
【0093】このようにして、柄3を固着した支持部材
11と蓋10とが本体2に組み付けられていると、支持
部材9と一体となった柄5は、前後方向に回動自在にな
る。
【0094】このように構成して、図9及び図10の各
図に示すように、長柄5を直立させて本体2を地面又は
床面に置いたときに、前記ピン13,13が前記長孔1
1c,11c内の上端に位置させて、蓋10を大きく上
後方に開くようにし、更に、図12の(a)図に示すよ
うに、蓋10が閉じたときにこのピン13,13が前記
長孔11c,11cの下端部まで移動するようにすれ
ば、柄3を持って保持具1C全体を持ち上げると、この
本体2はごみ回収袋9や自身の重量バランスによって、
本体2前端の開口5が上方に向く方向に回転し、この動
きに連れて、蓋10も同時に閉じる。
【0095】また、図10の各図に示すように、本体2
前端の開口5が前方に向くように接地させて柄3を上方
に向けた姿勢にすると、この動きに連れて、蓋10は大
きく開く。
【0096】このような構成を有する第3実施形態の保
持具1Cにおける、ごみ回収袋9の保持・使用方法は、
図13及び図14に示すように、第1実施形態の保持具
1Aの場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0097】なお、図示してないが、本体2の重心によ
る回動とその姿勢を安定させるために、本体2の後端部
を重く、前記支持部材11の枢着個所を考慮するなどす
ることが望ましい。
【0098】更に、本発明の第4実施形態におけるごみ
回収袋の袋口保持具(以下、第4実施形態の保持具、又
は保持具と略称する。)1Dについて説明する。
【0099】図15は、ごみ回収袋を保持した第4実施
形態の保持具1Dを斜め前方から見た斜視図、図16は
同じくごみ回収袋9を保持した状態を示す要部斜視図、
図17は同じく側面断面図である。なお、この第4実施
形態の保持具1Dは、上述した第3実施形態と同様に蓋
10が開閉するように構成されており、このため、この
蓋10の開閉構造の説明については、図9ないし図15
の各図と同一符号を付すことによって、重複する説明は
省略することにする。
【0100】この第4実施形態の保持具1Dは、ごみ回
収袋9の開口部9aの係止構造に特徴がある。つまり、
図15に示すように、本体2前面の開口3を形成してい
る周縁ぶ2fの近傍の外周面には、輪ゴム30を広げ伸
ばした状態で当該周縁部2fから嵌め入れて係止させる
ための1条の溝からなる凹部2gが形成されたものであ
る。
【0101】そして、前述した各実施形態の場合と同様
の手法を以って、ごみ回収袋9の折り返した開口周縁部
9aを開口させた状態で、本体2の開口5近傍の外周面
に沿うように折り返し、この折り返した部分を挟むよう
にして、図16及び図17に示すように、輪ゴム30を
本体2の前記凹部2g内に係止させて、この輪ゴム30
の引っ張り力によって、ごみ回収袋9の袋口近傍個所9
aを本体2に係止させる。
【0102】このように構成すると、輪ゴム30は、前
記凹部9の位置がずれたり抜け外れたりしないので、本
体2前端の開口5が斜め方向に形成されている場合に
は、極めて有効である。
【0103】
【発明の効果】以上において説明した本発明に係るごみ
回収袋の袋口保持具(以下、本発明の保持具と略称す
る。)によれば、次のような効果を奏する。その最も大
きな効果は、本発明の保持具を用いて、ごみ回収袋の袋
口を開口させたまま、しかも、その開口部の一部が地面
又は床面に沿って接地できるように構成したことによっ
て、地面や床面に散乱しているごみ屑や生ごみ、木屑、
塵、落葉、生け垣や庭木等を剪定した後に地面に落ちて
残った枝葉などを、箒を用いて塵取りのようにごみ回収
袋内に掃き入れることができるようになるのである。
【0104】この結果、従来では、塵取りの中に掃き集
めていた落葉が、風で吹き飛ばされるようなことがあっ
たが、本発明の保持具を使用すると、落葉を直接、ごみ
回収袋内に掃き入れることができるため、落葉が風で飛
ばされることは全く無くなるのである。
【0105】しかも、本発明の保持具において、当該保
持具に柄を設けた場合にあっては、取り扱い性が向上
し、例えばその作業を作業者が立ったままの姿勢で、楽
に行なえるなどの効果を奏するのである。
【0106】更には、本発明の保持具においては、大き
なごみ回収袋の袋口近傍部分を開口させた状態で係止さ
せると、一度に多くのごみを持ち運ぶことができる結
果、作業の手間と効率が大幅に改善できるなどの効果を
奏するのである。
【0107】しかも、本発明の保持具においては、ごみ
をごみ回収袋と一緒に捨てたり、ごみ回収に出したりす
ることができるので、ごみを捨てるときに、手や衣服を
汚すことも無くなり、極めて衛生的であるなどの効果を
奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1において(a)図は、第1実施例の保持具
を斜め前方から見た斜視図である。図1において(b)
図は、同じくその要部を後方から見た斜視図である。
【図2】図2において(a)図は、第1実施例の保持具
を示す側面図である。図2において(b)図は、同じく
その正面図である。
【図3】図3において(a)図は、第1実施例の保持具
にごみ回収袋を保持させる手順の途中過程を示す斜視図
である。図3において(b)図は、第1実施例の保持具
にごみ回収袋を保持させる手順の次の途中過程を示す斜
視図である。
【図4】図4は、第1実施例の保持具にごみ回収袋を保
持させた状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、同じくその要部を示す側面断面図であ
る。
【図6】図6は、第2実施例の保持具を斜め前方から見
た斜視図である。
【図7】図7において(a)図は、第2実施例の保持具
の一部を構成する係止部材を斜め後方から見た斜視図で
ある。図7において(b)図は、同じくその側面断面図
である。
【図8】図8は、第2実施例の保持具の使用状態を示す
側面断面図である。
【図9】図9は、ごみ回収袋を保持した第3実施例の保
持具を斜め前方から見た斜視図である。
【図10】図10において(a)図は、第3実施例の保
持具を接地状態で示す側面図である。図10において
(b)図は、同じくその正面図である。
【図11】図11において(a)図は、同じく柄と蓋の
支持構造を拡大して示す部分側面図である。図11にお
いて(b)図は、同じくその片側部分を示す要部断面図
である。
【図12】図12において(a)図は、同じく保持具を
持ち上げた状態の向きで示す側面図である。図12にお
いて(b)図は、同じくその正面図である。
【図13】図13は、第3実施例の保持具にごみ回収袋
を保持させる手順の途中過程を示す斜視図である。
【図14】図14は、ごみ回収袋を保持させる手順の、
次の途中過程を示す斜視図である。
【図15】図15は、ごみ回収袋を保持した第4実施例
の保持具を斜め前方から見た斜視図である。
【図16】図16は、同じくごみ回収袋を保持した状態
を示す要部斜視図である。
【図17】図17は、同じくその側面断面図である。
【符号の説明】
1A〜1D 本発明に係るごみ回収袋の袋口保持 2 本体 3 柄 4 係止部材 5 開口 7 グリップ 9 ごみ回収袋 9a 開口周縁部 10 袋口 30 輪ゴム 41 係止部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体にごみ袋の開口周縁部
    の少なくとも一部を保持して当該ごみ袋を開口した状態
    で係止させるための係止部材とからなる袋口保持具であ
    って、前記本体は、地面又は床面に対して沿う前端縁を
    有する下板部を備えてなり、前記ごみ袋の開口周縁部の
    少なくとも一部を前記下板部に沿うように前記係止部材
    で係止して塵取りの如く使用し得ることを特徴とする袋
    口保持具。
  2. 【請求項2】 本体が、地面又は床面に対して沿う前端
    縁を有する下板部を備えてなる枠状体である請求項1に
    記載の袋口保持具。
  3. 【請求項3】 本体には、柄が設けられている請求項1
    又は2に記載の袋口保持具。
  4. 【請求項4】 本体には、ごみ袋の開口部を略覆蓋する
    ことができる蓋部が設けられている請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の袋口保持具。
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