JP2004173749A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の前面に大きく張り出し、大きな曲率を有する曲面で構成した部品の曲面にレンチキュラー板及び10゜以上の視差を有する画像データから立体視用画像シートを設けて、遊技者に可変画像を提供し遊技者に遊技テーマ及び装飾テーマを訴える。
【解決手段】パチンコ機1の前枠2に合成樹脂製で着脱可能で大きな曲率を有する円筒形状の装飾カバー9を配置し、この装飾カバー9上に前記曲率に合わせた複数の視差を有する立体視用画像シート18、該立体視用画像シート18上に装飾カバー9の曲率に合わせた複数のシリンドリカルレンズ20からなるレンチキュラー板17を接着剤19で貼付した。また、装飾カバー9と同じくパチンコ機1の前面側に突出している上玉受け皿3と下玉受け皿6の曲率の大きな曲面にも該曲率に合わせたレンチキュラー板17と立体視用画像シート18を貼付する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は遊技機装飾に関し、より詳しくは、遊技機の前面側に突出して配置され、曲率の比較的大きな面を有する装飾カバー等に立体視可能な図柄で装飾することである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の代表機種であるパチンコ機1は遊技をする遊技者に興趣を持たせるように遊技盤10を内レール24及び外レール25で仕切った内側の領域である遊技領域11内に図柄や模様(以下、図柄等と称する)を設けたり、遊技盤10の遊技領域11外の領域にはランプ飾り(図示せず)を設けていた。しかし、これでは遊技者に興趣を与えることが少ないので遊技領域11を含んだ遊技盤10全体及び前面枠26、ガラス扉枠27の前面に遊技領域11内に描いた図柄等と関連のある図柄等を描くことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
次いで、パチンコ機1の遊技領域11を含めた遊技盤10の全体と遊技盤10の前面側に配置される前枠2に着脱自在で、該前枠2を覆うように配置された透明パネルや、パチンコ機1前面側の突出部分である上玉受け皿3及び下玉受け皿6を除いた部分である前記上玉受け皿3及び下玉受け皿6を囲繞するプレート3a、同6a等に統一した図柄等を描き、前記遊技領域11以外の箇所においては該模様を裏面より照明するようにして、遊技テーマや装飾的イメージを遊技者に対して訴える技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
また、従来において上記のようにパチンコ機1の前面側に遊技領域11と関連を有する図柄等を描く技術の他、パチンコ機1の前面の所望の箇所にレンチキュラー板17aを貼付する技術が提案されている。その第一のものは図柄等を複数の視差のある立体視用画像シート28とし、裏面に該視差のある立体視用画像シート28を配置したレンチキュラー板17aを遊技盤10の遊技領域11に貼付して遊技者に前記立体視用画像シート28の図柄等を立体視させたり、イラストやロゴタイプなど文字を遊技者の位置によって様々な色に見せることが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
更には、上記パチンコ機1の遊技領域11だけでなく、遊技盤10、前面枠26の周囲、上玉受け皿3、下玉受け皿6等にレンチキュラー板17aを取り付け、立体視用画像シート28に描かれた図柄等を選択表示させたり、図柄等や機種番号を異なる色彩等に変化させたり、パチンコ機1の攻略法、操作方法などの複数種の表示をさせたり、スロットルマシンの枠対、リールテーブル等にレンチキュラー板17aを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
【0006】
【特許文献】
【特許文献1】
特開2000−140337号公報 (第5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−137434号公報 (第4頁、第1図)
【特許文献3】
特開平4−322675号公報 (第3頁、第1図)
【特許文献4】
特開2002−248237号公報 (第15頁、第19図)
【0007】
上記の特許文献1、特許文献2の技術は、平面若しくは緩やかな曲面に遊技領域11の図柄と関連のある図柄を描いて遊技者にインパクトを与えるものであるが、図柄等を立体視させるものではない。また、特許文献3によって提案された技術は遊技領域11のみにレンチキュラー板17a及び該レンチキュラー板17aの裏面に配置した照明装置によって、遊技領域11内の図柄等を立体視させたりイラスト、文字等を様々な色に見せる技術であり、特許文献4によって提案された技術は特許文献3に提案された遊技領域11及び遊技盤10全体を覆うガラスに貼付した図柄等、電飾ランプ(図示せず)、上玉受け皿3、下玉受け皿6等にレンチキュラー板17aを貼付して立体視用画像シート28の図柄等を選択表示させたり、図柄等や機種番号を異なる色彩等に変化させたり、複数種の表示をさせる技術であるが、これらは何れもパチンコ機1前面の平面状の箇所に立体視用画像シート28及びレンチキュラー板17aを設けたものでなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近時、より強いインパクトを遊技者に与え他機種との差別化を明確にするために多くのパチンコ機のデザインは、遊技領域の前面にガラス窓を配置する以外は、前枠に対して着脱自在にされる装飾カバーが該前枠を覆うような大きさに成形されるばかりでなく、装飾カバーは前枠に接する箇所から大きく前方に張り出させて、該装飾カバーを曲率の大きな曲面で構成されるようにもなってきた。通常のレンチキュラー板は各シリンドリカルレンズの平坦面が一平面を形成するように組み合わされたもので、これを曲率の大きな平面に貼付するとレンチキュラー板の裏面に設けた立体視用画像シートの画像を可変画像としてみることができなくなるばかりか、全く画像が見えなくなることも生ずる。本発明は、上記の大きな曲率を有する曲面で構成される装飾カバーやパチンコ機の前面から前方に突出して配置される上玉受け皿、下玉受け皿に視差のある立体視用画像シート及びレンチキュラー板を設けて、これを立体視させることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の採用した手段を以下に説明する。本発明請求項1記載の遊技機は、「機枠に遊技盤を保持させ、該機枠に設けたヒンジ機構で、表面が平面状の前枠及び前枠の下方に表面外周を平面状のプレートで囲繞した上玉受け皿、下玉受け皿を機枠前方それぞれ開閉自在に取り付けてパチンコ機の前面を構成し、前枠の前方側には上記遊技盤の遊技領域を視認可能とするガラス窓と、ガラス窓の周囲に前枠に対して着脱自在とした装飾カバーを配置し、該装飾カバーを照明するようにしたパチンコ機において、前記前枠に対して取り外し可能な装飾カバーを比較的大きな曲率を有する曲面で構成し、該装飾カバーを構成する曲面の曲率に合わせて作成した視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シート及びレンチキュラー板を配設するとともに、外周を囲繞する平面状のプレートから前方に突出し、一部に比較的大きな曲率を有するようにデザインされた上玉受け皿、下玉受け皿の表面の少なくとも一方に視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シート及び上玉受け皿、下玉受け皿の曲率に合わせたレンチキュラー板を配設し、上記装飾カバー、上玉受け皿、下玉受け皿の本体部の曲率の小さな箇所には背面が平面上となったレンチキュラー板及び該レンチキュラー板に整合する視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シートを設けるようにしたことを特徴とする遊技機」である。
【0010】
「装飾カバーを比較的大きな曲率を有する曲面」とは、装飾カバーが通常の裏面が平面状になったレンチキュラー板及びこのレンチキュラー板に合わせて作成した立体視用画像シートの画像を装飾カバーに貼付して見た場合に立体視できなくなるほど曲率が大きな曲面を有しているということであり、「装飾カバーを構成する曲面の曲率に合わせて作成した視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シート及びレンチキュラー板」とは、通常のレンチキュラー板では立体視ができないためにレンチキュラー板製造時に装飾カバーと同じ曲率の金型を使用する。そして、上記大きな曲率を有するレンチキュラー板の裏面に設ける立体視用画像シートも10゜以上の視差を有する画像データから作成される。
【0011】
「上玉受け皿、下玉受け皿の表面の少なくとも一方」とは、パチンコ機の前方側に突出している上玉受け皿もしくは下玉受け皿のいずれかの前面に大きな曲率を有するレンチキュラー板及びこれに合わせた立体視用画像シートが設けられることである。
【0012】
本発明請求校2記載の遊技機は、「比較的大きな曲率を有する曲面に合わせて作成されるレンチキュラー板の視差の総量が10°より大きいことを特徴とする請求項1記載の遊技機」である。
【0013】
「視差の総量が10゜より大きい」とは、従来のレンチキュラー板は、各シリンドリカルレンズの裏面の平坦部が一平面を形成するように組み合わされた平面型の形状を有するために、立体視用画像シートを作成するために用いられる画像データの視差は10゜が限界となる。このため本発明ではレンチキュラー板の視差の総量を10゜以上とし、これに合わせて10゜以上の視差を有する画像データから作成される立体視用画像シートを10゜より大きな曲率を有するレンチキュラー板に取り付けることである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の遊技機の実施の形態を図1乃至図6を参考にして詳細に説明する。図1は本発明の遊技機の正面図、図2は本発明の遊技機の斜視図、図3は本発明の装飾カバーの斜視図、図4は10゜以上の視差を有するレンチキュラー板の説明図、図5は撮影画像データと立体視用画像シート上の画像データとの位置関係を説明する説明図、図6は遊技者の左右の目から見ることができる立体視用画像シート上の撮影画像データを示す概略図である。
【0015】
図において1は第2種パチンコ機で、図示しない機枠に遊技盤10を保持し、遊技盤10の前方にこれも図示しないヒンジ機構で前枠2、上玉受け皿3、下玉受け皿6が開閉自在に設けられている。前枠2の前面側周囲には装飾カバー9を照明するためのLEDランプが数カ所配置され(図示せず)る。また、前枠2とヒンジ機構によって機枠(図示せず)に開閉自在に設けられた上玉受け皿3には、遊技者が上玉受け皿3にある遊技球を下方の下玉受け皿6に送るため操作する球送りハンドル4及び遊技の進行によって効果音を出すスピーカー5が設けられている。上玉受け皿3に入りきらなかった賞品球を自動的に送り出したり、ゲームを終了する場合、上述のごとく遊技者が上玉受け皿3の球を回収する場合に遊技球を送る下受け球皿6には、遊技球を遊技領域11内に発射する発射ハンドル7、遊技球を下方に落下させるハンドル12、灰皿8等を設けている。
【0016】
パチンコ機1には遊技テーマや統一的な装飾テーマがあり、それに従って遊技領域11に図柄等を描き、発射ハンドル7等は遊技領域11に描かれた図柄等に使用された色で着色されている。また、前枠2に着脱自在に配置される装飾カバー9は、遊技テーマや統一的な装飾テーマを遊技者に強く訴えるために前枠2から機台前方側に大きく張り出す透明な合成樹脂で円筒形状に一体成形される。装飾カバー9の略中央部には前記遊技盤10の遊技領域11と同じ大きさの円形状の空洞部を設けてガラス窓枠13とし、該ガラス窓枠13の機台後方側端部と機台前方側端部にそれぞれガラス(図示せず)を填め込んで、遊技球が機台前方側に流れるのを防ぐとともに外部からの異物の進入を防ぐ。装飾カバー9の上部の両端部には遊技の進行によって点滅するランプ14、同15が配置され、下部の両端部には図示しない遊技盤10に貼付した証書等を見えるようにするための窓16、同21を設ける。そして、略四角形の装飾カバー9は曲率が大きいために同じ辺の両端部の角から機台中心に向かう弧でカットされた形状で成形される。カット部分と前枠2の間は緩やかな曲面で構成される(前記緩やかな曲面には平面状で使用する立体視用画像シート28及びレンチキュラー板17aを貼付する)。
【0017】
また、上玉受け皿3及び下球受け皿6はそれぞれ左側端部で図示しないヒンジ機構に固着した平面上のプレート3a、同6aからそれぞれ突設して設けられそれぞれ、左右端部に大きな曲率を有する曲面が設けられ、そして上玉受け皿3及び下玉受け皿6の正面部分は平面状となっている。このため左右端部に曲率の大きな10°以上視差のある立体視用画像シート18及びレンチキュラー板17を配設して、正面部分の平面状の箇所は立体視用画像シート28とレンチキュラー板17aを貼付する。
【0018】
本発明の装飾カバー9の全面及び上玉受け皿3及び下球受け皿6の一部にレンチキュラー板17とレンチキュラー板17に合わせた立体視用画像シート18を透明な合成樹脂製の接着剤19で貼付する。このような曲率の大きな(10゜以上)曲面に貼付するレンチキュラー板17はシリンドリカルレンズ20の軸方向に平行に想定された中心軸に従って曲率を有し、全体として円筒形状を有している。このようなレンチキュラー板17は平面状のレンチキュラー板17aをヒーターを用いて熱し、次いで金型を使用して成形する。
【0019】
図4はレンチキュラー板17の一部分の断面図であり、それぞれのシリンドリカルレンズ20に対応する画像データ22a〜22dが立体視用画像シート18に18に記録されることを示す。このような画像データ22a〜22dはそれぞれが視差を有するように撮影された複数の撮影画像データ23a〜23fから生成される。また、図5において撮影画像データ23と立体視用画像シート18の関係を説明する。レンチキュラー板17を構成する各シリンドリカルレンズ20は、縦方向にのびる半円形の形状を有するため、各シリンドリカルレンズ20毎に作成される画像データ22a、22b、22cの領域は、シリンドリカルレンズ20の中心軸方向に所定数だけ複数領域に分割されている。ここでは、説明を簡略化するために、画像データ22a、22b、22cの領域を4つに分割している。そして、この分割された複数領域数に従って、各撮影画像データ23のそれぞれY軸方向に複数の領域に分割されている。
【0020】
各画像データ22a、22b、22cの分割された領域には、撮影画像データ23a〜23fが順次ずれていくように、分割された領域のデータ単位で記録される。即ち、図5で示すように画像データ22aには撮影画像データ23a、23b、23c、23dが、画像データ22bには撮影画像データ23b、23c、23d、23eが、画像データ22cには、撮影画像データ23c、23d、23e、23fが記録される。また各撮影画像データ23は、画像データ22における分割された領域を順次所定方向に移動するように記録される。たとえば、撮影画像データ23dは、画像データ22aでは右端の領域に記録され、画像データ22bでは右から2番目の領域に、画像データ22cでは右から3番目の領域に記録される。このように撮影画像データ23は各画像データ22に順次記録されるとともに、画像データ22上での記録位置が順次移動される。
【0021】
更に、画像データ22a、22b、22cにそれぞれ記録される撮影画像データ23の分割された領域も順次変更されている。画像データ22aの右端の領域に記録されているのは、撮影画像データ23dにおいて一番右の領域に相当する撮影画像データ23d−1である。画像データ22bの右から2番目の領域に記録されているのは撮影画像データ23dにおいて右から2番目の領域に相当する撮影画像データ23d−2であり、同様に画像データ22cの右から3番目の領域に記録されているのは、撮影画像データ23dにおいて右から3番目の領域に相当する撮影画像データ23d−3となる。このように、画像データ22の各領域に記録される撮影画像データ23においても、記録される領域が順次変わる。
【0022】
図4においては、説明の簡略化のために撮影画像データ23を6個、画像データ22を3個、また撮影画像データ23及び画像データ22それぞれにおける分割領域が4個となっているが、遊技機の装飾カバー9を覆うレンチキュラー板17においては、多量の撮影画像データ23及び画像データ22を用いることになる。
【0023】
次に、遊技者がパチンコ機1の前に設置されている椅子(図示せず)に座って、本発明のパチンコ機1の装飾カバー9の前面及び上玉受け皿3、下玉受け皿6の大きな曲面に貼付されているレンチキュラー板17、これに合った立体視用画像シート18を見た場合遊技者からどのような撮影画像シート23を観察できるかを説明する。遊技者の左目(L)からは、レンチキュラー板17を介して画像データ22に記録されている撮影画像データ23dを見て、右目(R)からは、撮影画像データ23eを見ている。このようにレンチキュラー板17を介して遊技者のそれぞれの目からは異なる画像を見ることになる。(図6)。
【0024】
撮影画像データ23は、図柄等に描く対象物をターンテーブル上に置き、カメラ(いずれも図示せず)を用いて撮影して撮影画像データ23を得る。1枚目の撮影画像データ23aを得た後は、ターンテーブルを1゜回転させて再度撮影を行い、2枚目の撮影画像データ23bを得る。このような撮影処理を行い、所望の複数の撮影画像データ23を得ることができる。
【0025】
上記した撮影処理を含む立体視用画像シート18の作成処理は全てコンピューターによって処理される。立体視用画像シート18を貼付するレンチキュラー板17の曲率、遊技者の位置から撮影対象である図柄等までの間隔、撮影角度の算出、これによって前項のような撮影を実行する。そして、複数の撮影画像データ23が得られ、これらがコンピューターの記憶装置に撮影画像データベースとして蓄積される。一方レンチキュラー板17の曲率と遊技者の見る位置とともにレンチキュラー板17を構成するシリンドリカルレンズ20の光学特性測定データから、立体視用画像シート18上における各シリンドリカルレンズ20に対応する画像データ22内の画素配置が決定される。即ち、撮影画像データ23の所定部分を画像データ22のどの領域に記録するかを決定する。この後、撮影画像データベースから撮影画像データ23が取り出され、前期画素配置に従って、各画像データ22が作成される。これらの画像データ22は印刷処理などにより立体視用画像シート18として出力される。なお、上記撮影画像の他、コンピューター上で作成されるコンピューターグラフィックを適用することもできる。
【0026】
上記のパチンコ機1において、遊技者が発射ハンドル7を回動すると遊技球は遊技領域11の上部に打ち出される。そして開閉する羽根部材が設けられたセンター役物29の両側にある始動口33に遊技球が入賞すると、該羽根部材が僅かの時間開放され、開放時にセンター役物29内の特定入賞口に入賞すると大当りが発生し、遊技者に賞球として遊技球が払い出される。大当りが発生すると装飾カバー9の上部に配設されたランプ14、15が点灯し、そして前枠2に内蔵された図示しないLEDランプが連動して発光し、レンチキュラー板17の裏面に配置された遊技盤10の図柄等の遊技テーマに関連して描かれた立体視可能な立体視用画像シート18の図柄等が一層明瞭となり大当りを目立たせ、遊技者の興趣を更に高める。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記のように従来立体視できなかった10゜以上の曲率を有し、機台前方側に突出して配置される装飾カバーや上玉受け皿、下玉受け皿部に該曲率に合わせたレンチキュラー板及び立体視用画像シートを貼付し、図柄等を立体視できるようにしたので、遊技者に遊技テーマや統一した装飾テーマを強く訴えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の正面図である。
【図2】本発明の遊技機の斜視図である。
【図3】本発明の装飾カバーの斜視図である。
【図4】本発明の10゜以上の視差を有するレンチキュラー板の説明図である。
【図5】本発明の撮影画像データと立体視用画像シート上の画像データとの位置関係を説明する説明図である。
【図6】本発明の遊技者の左右の目から見ることができる立体視用画像シート上の撮影画像データを示す概略図である。
【図7】従来の図柄等を前面枠、ガラス窓枠の前面に描いた遊技機の正面図である。
【図8】従来のパチンコ機の前面で平面状の箇所にレンチキュラー板を設けた遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1;パチンコ機、2;前枠、3:上玉受け皿、3a;プレート、4;球送りハンドル、5;スピーカー、6;下玉受け皿、6a;プレート、7;発射ハンドル、8;灰皿、9;装飾カバー、10;遊技盤、11;遊技領域、12;ハンドル、13;ガラス窓枠、14,15;ランプ、16;窓、17;レンチキュラー板、18;立体視用画像シート、19;接着剤、20;シリンドリカルレンズ、21;窓、22;画像データ、23;撮影画像データ、24;内レール、25;外レール、26;前面枠、27;ガラス扉枠、28;立体視用画像シート、29;センター役物、30;風車、31;サイド表示ランプ、32;入賞口、33;始動口。

Claims (2)

  1. 機枠に遊技盤を保持させ、該機枠に設けたヒンジ機構で、表面が平面状の前枠及び前枠の下方に表面外周を平面状のプレートで囲繞した上玉受け皿、下玉受け皿を機枠前方それぞれ開閉自在に取り付けてパチンコ機の前面を構成し、前枠の前方側には上記遊技盤の遊技領域を視認可能とするガラス窓と、ガラス窓の周囲に前枠に対して着脱自在とした装飾カバーを配置し、該装飾カバーを照明するようにしたパチンコ機において、前記前枠に対して取り外し可能な装飾カバーを比較的大きな曲率を有する曲面で構成し、該装飾カバーを構成する曲面の曲率に合わせて作成した視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シート及びレンチキュラー板を配設するとともに、外周を囲繞する平面状のプレートから前方に突出し、一部に比較的大きな曲率を有するようにデザインされた上玉受け皿、下玉受け皿の表面の少なくとも一方に視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シート及び上玉受け皿、下玉受け皿の曲率に合わせたレンチキュラー板を配設し、上記装飾カバー、上玉受け皿、下玉受け皿の本体部の曲率の小さな箇所には背面が平面上となったレンチキュラー板及び該レンチキュラー板に整合する視差を有する複数の画像からなる立体視用画像シートを設けるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 上記比較的大きな曲率を有する曲面に合わせて作成されるレンチキュラー板の視差の総量が10°より大きいことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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