JP2004173692A - ゴマ発酵物の製造方法 - Google Patents

ゴマ発酵物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004173692A
JP2004173692A JP2003385113A JP2003385113A JP2004173692A JP 2004173692 A JP2004173692 A JP 2004173692A JP 2003385113 A JP2003385113 A JP 2003385113A JP 2003385113 A JP2003385113 A JP 2003385113A JP 2004173692 A JP2004173692 A JP 2004173692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sesame
fermented
lactic acid
fermented product
fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003385113A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiko Aoyanagi
佳子 青柳
Sachiko Tsuchiya
幸子 土屋
Naoyuki Tano
直行 田野
Yasushi Mino
安 三野
Isao Horiuchi
勲 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OUBIKEN KK
Oubiken KK
Original Assignee
OUBIKEN KK
Oubiken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OUBIKEN KK, Oubiken KK filed Critical OUBIKEN KK
Priority to JP2003385113A priority Critical patent/JP2004173692A/ja
Publication of JP2004173692A publication Critical patent/JP2004173692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

【課題】 特殊な工程を経ることなく、ゴマが元来有する抗酸化性や免疫賦活作用を著しく高めたゴマ発酵物を提供する。
【解決手段】 ゴマ種子に水及び糖類を加え、乳酸菌及び酵母菌から選ばれる一以上の菌を接種して発酵させるゴマ発酵物の製造法、得られた発酵物を80℃〜200℃に加熱する抗酸化性やインターロイキン−12産生促進作用の増強されたゴマ発酵物の製造法。
【発明の効果】 本発明のゴマ発酵物は抗酸化性及び免疫賦活作用などの効果が期待でき、風味や食感も良いので健康志向の食品材料として、また抗酸化性を利用する化粧品材料として用いることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ゴマの発酵物の製造方法および得られたゴマ発酵物を原材料とする食品もしくは化粧品に関する。
ゴマは脂質、タンパク質を多く含み、古くから世界中で食され、健康を増進し、老化を防止する食品として親しまれてきている。その脂質は必須脂肪酸として重要なリノール酸に富み、タンパクの構成成分は必須アミノ酸の一つであるメチオニンに富んでおり、栄養価の高い食品とされている。また、近年は、コレステロール低下作用、抗高血圧作用、免疫賦活作用などの生理活性を有することが明らかにされ、特に成人病に対する有効性が期待されるようになってきている。さらには、天然物として知られる化合物フェニルプロパノイドの一種であり、ゴマ(Sesamum indicumなど)種子に含有するリグナンに属するセサミンや抗酸化前駆体のセサモリン(天然物化学 改訂4版,南江堂発行,p.189-195、THE MERCK INDEX 12Edition,p.1465)が生体内で過酸化脂質の生成を抑制する強い抗酸化活性を示すことが明らかにされている。この抗酸化活性が老化防止等に役立つと考えられ、抗酸化活性の利用技術と食品への応用が待望されている。(並木満夫編,「ゴマ−その科学と機能性」、朝倉書店発行)。
ゴマの抗酸化性については、特許3261075号公報において、生ゴマの粉砕物にリゾプス・オリゴスポラス起源の粗酵素を作用させてその組織を分解し、イソロイシンが生成しない段階で乳酸発酵させてゴマの消化吸収性を向上させる方法、および大豆発酵物に抗酸化性効果のあるゴマ発酵物を混合してその保存性を高める方法が開示されている。しかし、この発明においては特殊な粗酵素を用いた処理を要し、その操作が煩雑である。また、この発明では、ゴマの抗酸化性と発酵の関係については考究されておらず、元来ゴマが有する抗酸化性が向上しているかについては不明である。
また、特許2987365号公報においては、ゴマから抗酸化作用を有する成分および抗酸化活性を有する画分を医薬や食品に利用することが提案されている。しかし、この公報にも抗酸化活性と発酵との関係については記載されていない。
特許3261075号公報 特許2987365号公報
そこで、本発明は、煩雑な工程を経ることなく、元来有する抗酸化活性が著しく高められたゴマ製品とその製造方法を提供することを課題とする。さらには、生理活性、栄養価に優れたゴマ製品を簡易な方法で得ることができる製造方法およびそれらの優れたゴマ発酵物を利用した食品および化粧品用原材料を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究の結果、粉砕したゴマを水、および要すれば糖類などの栄養源や植物由来の栄養源の存在下に乳酸菌、酵母菌の一以上を接種して発酵させるとゴマの抗酸化性が著しく高められると共に、免疫賦活作用などの有効性が向上することを見出し、本発明に到達した。
本発明は、ゴマ種子に水及び糖類を加え、乳酸菌及び酵母菌から選ばれる一以上の菌を接種して発酵させることを特徴とするゴマ発酵物の製造方法、その方法により得られた発酵物を濃縮してなる発酵生産物、その発酵物の食品もしくは化粧品用原材料としての用途、ゴマ種子に水の存在下で乳酸菌又は/及び酵母菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を80℃〜200℃に、好ましくは100℃〜150℃に加熱して得られる強い抗酸化性を有するゴマ発酵物及びその製造方法並びに発酵物を同様に加熱することを特徴とするゴマ発酵物の抗酸化力の増強方法に関する。
本発明によれば、煩雑な工程を経ることなく、簡易な操作でゴマの元来有する抗酸化活性および免疫賦活作用がさらに高められたゴマ発酵物を得ることができる。その上に乳酸菌、酵母菌およびその生産物の有用性をも加味した生理活性と栄養価の高いゴマの製造方法およびそれを用いた食品、飲料および化粧品を得ることができる。
本発明において、使用するゴマ種子としては、産地、色の種類に限定されないが、外皮の黒色色素に抗酸化性があるといわれている黒ゴマがより好ましい。また、味や機能性の向上のために複数種のゴマを混合してもよい。また、脂肪分の少ないゴマ発酵物を所望する場合には、脱脂ゴマを用いることも好ましい。ゴマは加熱処理を行うと香ばしい香りと味が得られるため、煎りゴマを原料として用いることも好ましい。
ゴマは粒状のままでも発酵するが、より良い発酵をさせるためには粉砕したものを用いることが好ましい。ゴマはミキサーや超微粒摩砕機などで粉砕する。
ゴマは水の存在下に発酵させる。使用する水は水道水や井戸水を使用してもよいが、水分子のクラスターの小さい、例えば深層水などを利用すると発酵がすみやかに進み、より効果が得られる。発酵の程度は水分量が影響するため、菌種や発酵槽によって水の量を適宜変えることが望ましく、例えばゴマが湿る程度から20倍量程度とするが、生菌数や乳酸生成量をみながら添加量を調整する。
なお、ゴマをより細かく粉砕する場合は、ゴマに水を加えながら超微粒摩砕機(セレンディピター、増幸産業製)にて粉砕を行うことが好ましい。これにより、粒度分布1μm〜1000μmの範囲の粉末を得ることができる。1μm〜500μmの範囲で粉砕しておくと、発酵効率が良く好ましい。
また、発酵に際しては糖類を加えることにより発酵を速やかに進行させることができる。糖類としては、単糖、オリゴ糖、多糖等を用いることができる。例えば、グルコースやスクロース、スターチなどの安価な材料、糖蜜のような栄養価の高いものも使用できる。また、ゴマの有効成分の安定性保持作用を有するトレハロースを添加することも好ましい。糖類の量は菌の種類、発酵槽、発酵条件などにより異なるが、発酵によりほぼ消化される最低量がより好ましい。通常、ゴマ種子100重量部に対し、糖類を0〜40重量部添加することが好ましい。
本発明において乳酸菌や酵母菌としては、病原性のあるものを除いて多くのものを用いることができるが、乳酸菌としては特に植物から分離される一般的な植物系乳酸菌もしくは人に有用とされる腸管系の耐性乳酸菌が好ましく、例えばラクトバチルス(Lactobacillus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、ラクトコッカス(Lactococcus)属、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属、ロイコノストック(Leuconostoc)属、ペディオコッカス(Pediococcus)属などを挙げることができる。これらを単独で、または混合して用いることができる。
また、酵母菌としては、サッカロミセス(Saccharomyces)属、チゴサッカロミセス(Zygosaccharomyces)属、クルイフェロミセス(Kluyveromyces)属、トルラスポラ(Torulaspora)属などが挙げられ、これらを単独で、または混合して用いることができる。また、上記乳酸菌と混合して用いることもできる。乳酸菌および酵母菌を含むケフィア菌を用いることもできる。
乳酸菌や酵母菌自身およびそれらの発酵生産物は、例えばNK細胞などの免疫機能に関わる細胞を活性化し、免疫賦活作用を有するほか、抗変異原性作用、高脂血症の改善、細胞賦活作用、抗アトピー作用、抗酸化作用、整腸作用などが知られており(乳酸菌研究集談会編,乳酸菌の科学と技術,学会出版センター出版)、ゴマが元来有する高い生理作用に加え、複合的な効果を与えることができる。また、これらの菌を用いる発酵により、雑菌の増殖を抑制することができ、風味や食感の点においても優れた食品材料とすることができる。
乳酸菌や酵母菌の微生物は、グルコースやスクロース、スターチ、ラクトース、トレハロースおよび糖蜜などの糖類やおからやふすまなどの食品加工残さ、大豆粉末やホエーパウダー、スキムミルクなどの栄養源などを基質にして、これに1種または数種の上記微生物を加え、予備培養したものを用いることが作業効率などの点で好ましい。
乳酸菌を用いる場合は、例えば凍結保存しておいた乳酸菌を一般的な乳酸菌培養培地であるGYP培地(グルコース1重量部、酵母エキス0.5重量部、ペプトン0.5重量部、酢酸ナトリウム0.5重量部、無機塩類0.01重量部、水100重量部)に接種し、30〜45℃で4〜75時間程度静置培養し、これにより得られる対数増殖期の乳酸菌(約105〜109CFU/ml:コロニー寒天平板法による測定。CFUはコロニー形成単位である)を用いることがで好ましい。たとえばラクトバチルス・カゼイの場合は、37℃程度で24時間程度静置培養する方法が挙げられる。
酵母菌を用いる場合は、例えば凍結保存しておいた酵母菌を一般的な酵母菌培養培地であるYM培地(酵母エキス0.3重量部、麦芽エキス0.3重量部、ペプトン0.5重量部、グルコース1重量部、水100重量部)に接種し、20〜35℃で4〜75時間振とう培養し、これにより得られる対数増殖期の酵母菌(約105〜108CFU/ml)を用いることが作業効率などの点で好ましい。
一種以上の乳酸菌を用いる場合、又は一種以上の酵母菌を用いる場合、又は一以上の乳酸菌および酵母菌を用いる場合、予備培養の時点で混合培養すると菌種によってはpHや酵素等に対して感受性の高い菌株が存在するために均等に生育しない場合がある。予備培養液の菌数が異なると、最終発酵物の官能的好ましさや生理活性の増加に大きく影響するので、個別に調製することが好ましい。
予備培養に用いる培地は上記の培地以外にも、例えばグルコースやスクロース、スターチ、ラクトース、トレハロースなどの糖蜜などの糖類やおからやふすまなどの食品加工残さ、大豆粉末や乳清(ホエー)粉末、スキムミルクなどの栄養源を基質としたものを用いても、発酵する植物類を予備培養の培地として用いても良い。
ゴマ100重量部に水を上記したように適宜加え、要すれば糖類、たとえばグルコースなどを0〜30重量部、要すれば植物由来の栄養源、たとえば大豆ペプトンなどを0〜30重量部加えたものに、予備培養した微生物液(スターター)を加えて発酵させる方法の場合、混合割合はゴマ混合液100重量部に対し、微生物培養液0.5〜10重量部とすることが発酵効率上好ましい。
糖類や植物由来の栄養源を用いて予備培養した乳酸菌や酵母菌などの微生物培養液にゴマを加えて発酵することもできる。混合割合は微生物培養液100重量部に対し、ゴマ10〜100重量部とすることが発酵効率上好ましい。
発酵の条件としては、用いる菌の種類、発酵槽などにより、一概にいえないが、15〜50℃、好ましくは23〜40℃で4〜120時間、好ましくは4〜100時間保持することが好ましい。使用する微生物の至適条件に従い、例えば、乳酸菌であれば、発酵槽により異なるが30〜40℃で酵母菌なら23〜30℃で4〜80時間程度、保持すれば良好に生育し、ゴマの有効性が高められる。なお、酸素供給量等をコントロールできる発酵装置を用いることで、発酵時間が短縮できることがある。発酵処理をすることは、ゴマに含まれる有効成分であるリグナン配糖体を、微生物が発酵の際に生産するβ−グルコシダーゼなどの酵素により分解して低分子化し、抗酸化力等を増大させることから望ましい。
発酵後、要すればpHを5.0〜7.0に調整した後、加熱なしに、あるいは低温で濃縮乾燥させれば生きた微生物を含む発酵生成物が得られる。
一方、発酵後80〜200℃に加熱し、微生物を殺菌後乾燥させれば、抗酸化性をさらに増強させたゴマ発酵物を得ることができる。これは、加熱処理することにより、ゴマ中に含まれる抗酸化成分であるセサモリンが微生物の生産した酸やエタノールの存在下で加熱され、さらに抗酸化性の強いセサモールなどに分解されるためと考えられる。乾燥させる手段として凍結乾燥機、近赤外線乾燥機、RW乾燥機(REFRACTANCE WINDOW TM DRYER:MCD TECNOLOGIES INC.製)などを用いることができる。
上記に説明した方法で得られるゴマ発酵物は飲料やゼリー状物としてそのまま飲食することができる。また、これを濃縮後、またはそのまま、乾燥させて粉末化することにより、粉末品や錠剤などにしてもよい。賦形剤としては、コーンスターチ、アセスルファームカリウム、微粒二酸化ケイ素等を用いることができる。生菌を含む製品とする場合には、大豆粉末等を用いることが好ましい。
さらに、嗜好性を高めるため、小型加工食品、例えばヨーグルト、せんべいやクッキー、ゼリー、チューインガム、バターケーキ、アイスクリームなどに加工することもでき、健康に優れた食品に加工することができる。
また、上記方法で得られたゴマ発酵物は、加工して化粧品としても利用できる。乳酸菌や酵母菌が生産する蛋白質分解酵素や乳酸なども、美白効果や美容効果をもたらす。化粧品の形態として、軟膏剤、クリーム、液状剤などに利用することができ、具体的には、浴用剤、シャンプー、ハンドローション、外用クリームなどを挙げることができる。
本発明のゴマ発酵物は加工前のゴマと比較して抗酸化活性が著しく高められており、その他、乳酸菌や酵母菌の発酵生成物は免疫賦活作用、抗変異原性作用、高脂血症の改善、抗アトピー作用、整腸作用などを有することも知られており、食品や化粧品に加工した場合にも複合的な効果を得ることができる。更に、発酵中の雑菌の増殖を抑制することができ、ゴマそのものよりも風味や食感の優れた食品や化粧品とすることができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
ミキサーにて粉砕した生黒ゴマ100重量部に対し、20倍量の水道水、グルコース30重量部を加えて混合し、加熱滅菌した。あらかじめ予備培養しておいた乳酸菌培養液(Lactobacillus casei)または酵母菌培養液(Saccharomyces cerevisiae)をスターターとしてゴマ混合液100重量部に対し、1重量部をそれぞれ接種し、乳酸菌は35℃で、酵母菌は25℃で72時間静置培養した。なお、以下の実施例においてもスターターの接種量は、ゴマ混合液100重量部に対し、1重量部程度加えた。
発酵終了時に、発酵液のpHを測定することにより、発酵状態を確認した。結果を表1に示す。菌を入れない以外は同様に処理したゴマを対照とした。
Figure 2004173692
表1からわかるとおり、乳酸菌、酵母菌とも、グルコース無添加でも発酵していたが、グルコース添加培地でよりよい発酵をしていることが確認された。
ミキサーにて粉砕した生黒ゴマ100重量部に対し、6倍量の水道水、グルコース6重量部を加えたもの、さらに植物由来の栄養源として大豆ペプトン6重量部を加えて混合したものを調製し、それぞれ加熱滅菌した。あらかじめ予備培養しておいた乳酸菌(Lactobacillus casei、Latobacillus plantarum、Lactobacillus brevis、Leuconostoc mesenteroides,Lactococcus lactis又はPediococcus acidilactici)培養液をそれぞれ接種し、30℃で、75時間静置培養した。
発酵終了時に、発酵液の生菌数をコロニー計測法により測定することで、発酵状態を確認した。なお、以下の実施例における生菌数はすべてコロニー計測法による値である。結果を図1に示す。
図1からわかるとおり、乳酸菌は黒ゴマをよりよく発酵していることが確認された。また、菌種にもよるが糖源を加えるだけでなく、その他の栄養源を加えることにより、より良く発酵することが確認された。
未粉砕の粒状の黒ゴマ、もしくは超微粒摩砕機(セレンデュピター、増幸産業製)にて粉砕した黒ゴマ100重量部に対し、6倍量の水道水、グルコース6重量部を加えて混合し、加熱滅菌した。あらかじめ予備培養しておいた乳酸菌培養液をそれぞれ接種し、30℃で、75時間静置培養した。
発酵終了時に、発酵液のpHおよび生菌数をコロニー計測法により測定し、発酵状態を確認した。結果を表2に示す。
Figure 2004173692
CFU:colony forming unit、コロニー形成単位
表2からわかるとおり、黒ゴマは粉砕したほうがより良い発酵が得られるが、粒のままでも発酵することが確認された。したがって用途により、ゴマの粉砕度合いを変えることができることが確認された。
実施例3で得られた粉砕ゴマ発酵物を加熱殺菌処理せず、そのままの状態で凍結乾燥(FD)法およびスプレードライ(SD)法で乾燥を行った。
乾燥後の乳酸菌の生菌数をコロニー計数法により測定し、発酵物の乾燥粉末に生菌としての乳酸菌がどの程度存在しているかを確認した。結果を表3に示す。
Figure 2004173692
CFU:colony forming unit、コロニー形成単位
表3からわかるとおり、加熱処理を行わずに乾燥させれば、生きた微生物を含む発酵生成物が得られることが確認された。なお、スプレードライ法においては吹きつけ温度は160℃程度になるが、乾燥させる対象物の温度は乳酸菌が生存可能な温度に抑えられていることがわかった。
実施例1で得られたゴマ発酵物を60℃下で乾燥させた後、乳鉢で粉末化した後に本品を測定サンプルとして使用して、大久保一良らのXYZ微弱発光法(ジャパンフードサイエンス、第38巻、8号、18−21頁(1999))によるラジカル消去能を測定することにより、ゴマ発酵物の抗酸化活性を調べた。
本方法は、活性酸素消去物質が活性酸素およびアセトアルデヒド存在下で微弱発光する現象を活性酸素消去能の測定に利用する方法である。その機構は、活性酸素種をX、抗酸化物質などの水素供与体をY、触媒種をZとした場合、これらX、Y、Zの3種の存在によって起こる発光反応である。これら3種のうちの2種を試薬としてサンプルに加えた場合に発光が起これば、そのサンプルは前記2種以外の残り1種として機能することがわかる。すなわち、前記2種の試薬の組み合わせを変えることにより、サンプルがX、Y、Zのいずれの機能を有するかの検索が可能である。
したがって、サンプルがたとえば抗酸化物質(Y)として機能するかを調べる場合には、サンプルにXおよびZに相当する試薬を添加して発光が確認されればよい。さらにその発光輝度(IOD)を測定することにより、サンプルの活性酸素消去能の強弱を知ることができる。
例えばY活性を測定する場合、本実施例で得られた発酵製品50mgをマイクロプレートの各ウェルに入れ、Z試薬(飽和炭酸水素カリウム−10%アセトアルデヒド水溶液)、X試薬(2%過酸化水素水)を順次それぞれ0.5mlずつ加えて混和後、1−ブタノールを重層し、直ちにルミノイメージアナライザーFAS−1000(東洋紡製)にて輝度を測定した。同様に、X活性を測る場合には、Z試薬とY試薬(10%アセトアルデヒト没食子酸飽和溶液)を用い、Z活性を測る場合には、X試薬とY試薬を混合して測定した。
グルコース無添加のゴマ発酵物の値を図2に、グルコース添加のゴマ発酵物の値を図3に示した。これらの結果から、黒ゴマは乳酸菌、酵母菌による発酵処理、特に乳酸発酵によりY活性が高くなっている。また、グルコースを添加して発酵させることにより、その活性がさらに高まっている。
ミキサーにて粉砕した黒ゴマ100重量部に対し、6.7倍量の水道水を加えた後、各濃度の糖源を加え、あらかじめ予備培養しておいたLactobacillus casei培養液を接種し、35℃で78時間培養した。
図4に生菌数、図5に残糖量を、図6に乳酸生成量を示す。残糖量は以下のようにして求めた。発酵後、遠心分離によって得た上清中の1リットルあたりの糖量をグルコースC−IIテストワコー(和光純薬工業株式会社製)を用いて求めた。この値から上清全量中に
含まれる糖量を求め、ゴマ100重量部あたりの残糖量(重量部)とした。乳酸量は乳酸測定用F−キット(ロシュ・ダイアグノスティックス製)を用いて測定した。
これらの結果から、菌数が良好に増加し、培養終了時に糖源が残らず、乳酸生成量の高い培養条件が確認された。培養終了時、添加した糖源をすべて消費することで、糖を気にする方にも安心して召し上がっていただけるゴマ発酵物を製造することができる。
ミキサーにて粉砕した黒ゴマ100重量部に対し、20倍量の水道水、グルコース20重量部を加え、あらかじめ予備培養しておいた乳酸菌(Lactobacillus casei)培養液を接種し、35℃で、45時間静置培養した。培養終了時、添加したグルコースはすべて消化されており、大量の乳酸を生成していることを確認した。培養後、150℃で30分間加熱したゴマ発酵物について抗酸化活性を測定した。抗酸化活性は、食品の抗酸化機能を評価する方法として一般的な方法であるDPPH(1,1−ジフェニルル−2−ピクリルヒドラジル)分光測定法により測定した。その結果を図7に示す。図7のグラフ中、縦軸の抗酸化指数とは、培養0時間のものの抗酸化活性を1としてゴマ発酵物の抗酸化活性を比で表したものである。コントロールは、乳酸菌を加えずに35℃、45時間保持したものである。この結果より、ゴマ発酵物はコントロールと比較すると抗酸化活性が増大することがわかった。
この抗酸化活性の増大は、セサモリンが発酵過程で、抗酸化活性の高いセサモールへと分解されたことによることが推定されたので、コントロール、発酵処理したゴマ、および発酵処理後に加熱処理したゴマのセサモリンおよびセサモールの含有量を測定した。
上記で得られたコントロールおよびゴマ発酵物を60℃下で乾燥させた後、乳鉢で粉末化したものを測定サンプルとして使用し、セサモリンおよびセサモールは高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法を用いて分析を行った。分析条件は下記のとおりである(日本食品工業学会VoL.35,No.7,483-486,(1988)を参照)。
〈分析条件〉
方法 アイソクラティック法
カラム Develosil ODS10(野村化学株式会社製)
移動相 メタノール:水(V/V)=6:4
流速 3ml/min
検出法 OD290nm
注入量 10μl
カラム温度 40℃
上記の方法で分析すると保持時間0.82minの位置にセサモール、7.7minの位置にセサモリンのピークが検出される。
図8にその結果を示す。これによりゴマ発酵物はセサモリンの含有量が減少し、セサモールの含有量は増加していることが確認された。この結果は抗酸化活性の増加がセサモリンのセサモールへの分解によることが大きいことが確認された。
実施例7において発酵終了後のゴマを、温度を60〜200℃の範囲で変えて30分間加熱処理し、実施例7と同様にしてゴマに含有する活性成分のセサモリンおよびセサモールの濃度変化を調べた。
加熱処理の経過時間をともなうセサモリン残存量の変化を図9に、セサモール生成量の変化を図10に示す。この結果から、加熱温度が高い程、また加熱時間が長い程セサモールの生成量が多い傾向があることがわかったが、加熱時間が30分を超えると増加はゆるやかになることがわかった。
(錠剤、カプセル剤、ソフトカプセルの製造)
実施例7で得られた各ゴマ発酵物粉末15重量部、乳糖70重量部、ステアリン酸マグネシウム15重量部を均一に混合して、カプセル剤または錠剤を製造した。
(顆粒と散剤の製造)
実施例7で得られた各ゴマ発酵物粉末30重量部、澱粉30重量部、乳糖40重量部を均一に混合して、顆粒または散剤を製造した。
(クッキーの製造)
実施例7で得られた各ゴマ発酵物粉末2重量%を含む小麦粉に、食塩、ショ糖、バターなどで味つけしたものを適当量の水でよく撹拌し、190〜200℃で25分焼き上げてクッキーを製造した。
(乳酸菌飲料の製造)
実施例1において得られた液状のゴマ発酵物、100重量部に、甘味料3重量部、香料0.1重量部を加え、よく混ぜ合わせ、95℃で5分間殺菌処理をして飲料を製造した。
(ハンドローションの製造)
カーボワックス1500の15重量部、アルコールの8重量部、プロピレングリコール90重量部をよく混合溶解し、水2.5重量部、実施例1で得られた各ゴマ発酵物2重量部および香料、防腐剤の適量を加えハンドローションを調製した。
ゴマ100重量部に対し、6.7倍量の水と6重量部のグルコースを加え、セレンディピターにて粉砕した後、121℃で30分間滅菌した。これに予備培養した乳酸菌(Lactobacillus casei)培養液を加え、35℃にて60分間撹拌しながら培養した。得られたゴマ発酵物をRW乾燥機にて乾燥させた後粉末を得た。
この粉末について、下記のようにしてインターロイキン−12(IL−12)産生量を測定した。IL−12は免疫賦活作用を有する物質である。
<IL−12の測定>
A 試薬
IL−12アッセイキット(和光純薬工業株式会社)
Hank’s液(ペニシリン、ストレプトマイシン含有)
10%FCS含有RPMI1640溶液(RPMI1640(和光純薬工業株式会社)溶液と牛胎児血清(FCS)とを容量比9:1で混合したもの)
リポポリサッカライド(LPS:和光純薬工業株式会社)溶液(10%FCS含有RPMI1640溶液を用いて100ng/mLに調製したもの)
B サンプル液
本実施例で得られたゴマ発酵物200mgを乳鉢で粉砕した後、Hank’s液1.8mLに溶解した。これを15mLチューブに移し、室温にて1時間静置した。その後、1000rpmで10分間遠沈し、上清0.5mLを回収した。回収した0.5mLを原液とし、Hank’s液4mLを加えサンプル液とした。比較のため未発酵のゴマ(市販の洗いゴマ)を用い、同様にサンプル液を調製した。
C IL−12産生促進活性の測定方法
C57BL/6マウス(♀6週齢、n=8)を1週間予備飼育した7週齢の実験マウスの腹腔内に、調製した各サンプル液をそれぞれ0.5mL投与した(この実験においてコントロール群にはHank’s液のみを投与)。サンプル液の投与から18時間後に腹腔内細胞を回収した。回収した細胞を10%FCS含有RPMI1640溶液にて洗浄し、溶血バッファーにて赤血球を除去した後、細胞数を算定し、10%FCS含有PRMI1640溶液を用いて1×106cells/mLに調製し、24穴カルチャープレートにて培養した。その際に、100ng/mLのLPSを10μL加えた場合と加えなかった場合との2通りで培養した。LPS添加から18時間後に培養上清を回収し、IL−12アッセイキットを用い、その製品プロトコールに準じてIL−12産生量を測定した。
D 測定結果
サンプル液を投与したマウスの細胞毎に、LPSを加えて培養した細胞におけるIL−12産生量と、LPSを加えずに培養した細胞におけるIL−12産生量の差を求め、その平均値を検体としたゴマ発酵物のIL−12産生量とした。
本実施例で得られたゴマ発酵物のIL−12産生量と発酵のゴマのIL−12産生量をともに図11に示す。この結果から明らかなように、本実施例のゴマ発酵物は、未発酵のゴマと比較して顕著にIL−12産生促進作用が増大していた。
黒ゴマにグルコース添加、大豆ペプトンを添加して発酵させた場合の、各乳酸菌の生菌数を示した棒グラフである。 黒ゴマ発酵物(グルコース無添加)の活性酸素消去能をXYZ微弱発光法により測定した際の各サンプルの輝度の違いを示したグラフである。 黒ゴマ発酵物(グルコース添加)の活性酸素消去能をXYZ微弱発光法により測定した際の各サンプルの輝度の違いを示したグラフである。 ゴマ発酵物中の生菌数の、培養時間の経過に伴なう変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物中の残糖量の、培養時間の経過に伴なう変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物中の乳酸量の、培養時間の経過に伴なう変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物の加熱処理後の抗酸化活性を示したグラフである。 発酵処理前後の黒ゴマのセサモリン、セサモール含有量の変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物の熱処理によるセサモリン残存量の、加熱時間の経過に伴なう変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物の熱処理によるセサモール生成量の、加熱処理に伴なう変化を示したグラフである。 ゴマ発酵物のIL−12産生量を示したグラフである。

Claims (17)

  1. ゴマ種子に水及び糖類を加え、乳酸菌及び酵母菌から選ばれる一以上の菌を接種して発酵させることを特徴とするゴマ発酵物の製造方法。
  2. 糖類の添加量が、発酵によりほぼ消化される最低量であることを特徴とする請求項1記載のゴマ発酵物の製造方法。
  3. 糖類の添加量がゴマ種子100重量部に対し、0〜40重量部加えられる請求項1または2記載の製造方法。
  4. ゴマ種子を粉砕した後発酵させる請求項1記載の製造方法。
  5. さらに植物由来の栄養源を添加して発酵させる請求項1記載の製造方法。
  6. 植物由来の栄養源が穀物由来ペプトンである請求項5記載の製造方法。
  7. 乳酸菌がラクトバチルス属、ストレプトコッカス属、ラクトコッカス属、ビフィドバクテリウム属、ロイコノストック属及びペディオコッカス属からなる群から選ばれる請求項1記載の製造方法。
  8. 酵母菌がサッカロミセス属、チゴサッカロミセス属、クルイフェロミセス属及びトルラスポラ属からなる群から選ばれる請求項1記載の製造方法。
  9. 発酵が15〜50℃で4〜120時間保持して行われる請求項1記載の製造方法。
  10. ゴマ種子に水及び糖類を加え、乳酸菌及び酵母菌から選ばれる一以上の菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を濃縮してなるゴマ発酵物。
  11. 発酵物を加熱処理した後濃縮して得られる請求項10記載のゴマ発酵物。
  12. 発酵物を菌生存の状態で濃縮して得られる請求項10記載の発酵生産物。
  13. 粉砕したゴマ種子に水及び糖類を加え、乳酸菌及び酵母菌から選ばれる一以上の菌を接種して発酵させて得られる食品又は化粧品用原材料。
  14. ゴマ種子に水の存在下に乳酸菌又は/及び酵母菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を80℃〜200℃に加熱することを特徴とする強い抗酸化性を有するゴマ発酵物の製造方法。
  15. ゴマ種子に水の存在下に乳酸菌又は/及び酵母菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を80℃〜200℃に加熱して得られる強い抗酸化性を有するゴマ発酵物。
  16. ゴマ種子に水の存在下に乳酸菌又は/及び酵母菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を80℃〜200℃に加熱することを特徴とする発酵物の抗酸化性を増強する方法。
  17. ゴマ種子に水の存在下に乳酸菌又は/及び酵母菌を接種して発酵させ、得られた発酵物を80℃〜200℃に加熱することを特徴とするゴマ種子のインターロイキン−12産生促進作用を増強する方法。

JP2003385113A 2002-11-14 2003-11-14 ゴマ発酵物の製造方法 Pending JP2004173692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385113A JP2004173692A (ja) 2002-11-14 2003-11-14 ゴマ発酵物の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002331049 2002-11-14
JP2003385113A JP2004173692A (ja) 2002-11-14 2003-11-14 ゴマ発酵物の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004173692A true JP2004173692A (ja) 2004-06-24

Family

ID=32716217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003385113A Pending JP2004173692A (ja) 2002-11-14 2003-11-14 ゴマ発酵物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004173692A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093267A1 (ja) * 2005-03-04 2006-09-08 Suntory Limited 免疫調節作用を有する発酵組成物
WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品
JP2007091653A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Rheology Kino Shokuhin Kenkyusho:Kk 薬効性組成物、該組成物を含有する医薬及び健康食品
JP2008245545A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Oubiken:Kk 発酵ゴマの製造方法および発酵ゴマ
JP2011142904A (ja) * 2009-12-16 2011-07-28 Biochemical Laboratory Co Ltd 抗酸化物質の製造方法
WO2011126197A1 (ko) * 2010-04-07 2011-10-13 하이바이오 주식회사 고 항산화 활성의 검은깨 페이스트 제조방법
JP2012214393A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Naris Cosmetics Co Ltd 抗酸化剤、及び抗酸化化粧料
JP2012214392A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Naris Cosmetics Co Ltd 抗酸化剤、及び抗酸化化粧料
JP2015039322A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社明治 乳酸菌の培養方法及び食品材料
JP5685750B1 (ja) * 2014-05-12 2015-03-18 司 中里 煮豆調理用の乾燥大豆の生成方法
WO2016093104A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 株式会社日本自然発酵 老化抑制剤
KR101784693B1 (ko) * 2015-11-30 2017-11-07 (주)에스티알바이오텍 참깨생물전환물을 함유하는 면역증강용, 당뇨개선용, 고지혈증 개선용 또는 간 보호용 조성물
KR101853701B1 (ko) * 2017-07-10 2018-05-02 (주)에스티알바이오텍 참깨생물전환물을 함유하는 면역증강용, 당뇨개선용, 고지혈증 개선용 또는 간 보호용 조성물
CN111150035A (zh) * 2018-11-07 2020-05-15 获嘉天众生物技术有限公司 一种发酵型黑芝麻丸的制备方法
CN117384972A (zh) * 2023-10-13 2024-01-12 烟台新时代健康产业有限公司 一种利用酵母菌发酵提升松花粉抗氧化活性的方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093267A1 (ja) * 2005-03-04 2006-09-08 Suntory Limited 免疫調節作用を有する発酵組成物
JPWO2006093267A1 (ja) * 2005-03-04 2008-08-07 サントリー株式会社 免疫調節作用を有する発酵組成物
WO2007023800A1 (ja) * 2005-08-22 2007-03-01 Yasuyuki Yamada 食品
JP2007091653A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Rheology Kino Shokuhin Kenkyusho:Kk 薬効性組成物、該組成物を含有する医薬及び健康食品
JP2008245545A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Oubiken:Kk 発酵ゴマの製造方法および発酵ゴマ
JP2011142904A (ja) * 2009-12-16 2011-07-28 Biochemical Laboratory Co Ltd 抗酸化物質の製造方法
WO2011126197A1 (ko) * 2010-04-07 2011-10-13 하이바이오 주식회사 고 항산화 활성의 검은깨 페이스트 제조방법
JP2012214392A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Naris Cosmetics Co Ltd 抗酸化剤、及び抗酸化化粧料
JP2012214393A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Naris Cosmetics Co Ltd 抗酸化剤、及び抗酸化化粧料
JP2015039322A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 株式会社明治 乳酸菌の培養方法及び食品材料
JP5685750B1 (ja) * 2014-05-12 2015-03-18 司 中里 煮豆調理用の乾燥大豆の生成方法
WO2016093104A1 (ja) * 2014-12-09 2016-06-16 株式会社日本自然発酵 老化抑制剤
JP6013670B1 (ja) * 2014-12-09 2016-10-25 株式会社日本自然発酵 老化抑制剤
US10226441B2 (en) 2014-12-09 2019-03-12 Nihon Sizen Hakkoh Co., Ltd. Aging inhibitor
KR101784693B1 (ko) * 2015-11-30 2017-11-07 (주)에스티알바이오텍 참깨생물전환물을 함유하는 면역증강용, 당뇨개선용, 고지혈증 개선용 또는 간 보호용 조성물
KR101853701B1 (ko) * 2017-07-10 2018-05-02 (주)에스티알바이오텍 참깨생물전환물을 함유하는 면역증강용, 당뇨개선용, 고지혈증 개선용 또는 간 보호용 조성물
CN111150035A (zh) * 2018-11-07 2020-05-15 获嘉天众生物技术有限公司 一种发酵型黑芝麻丸的制备方法
CN117384972A (zh) * 2023-10-13 2024-01-12 烟台新时代健康产业有限公司 一种利用酵母菌发酵提升松花粉抗氧化活性的方法
CN117384972B (zh) * 2023-10-13 2024-03-12 烟台新时代健康产业有限公司 一种利用酵母菌发酵提升松花粉抗氧化活性的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Khubber et al. Lactic acid fermentation as a useful strategy to recover antimicrobial and antioxidant compounds from food and by-products
KR100778886B1 (ko) 과채발효물의 제조방법, 그 방법으로 제조된 과채발효물 및이를 포함하는 기능성 조성물
JP2003259835A (ja) 発酵製品の製造とその利用
CN102578226B (zh) 含有双歧杆菌属细菌的发酵食品及其制造方法
US8691220B2 (en) Powdery malted rice extract composition
JP5563550B2 (ja) 抗酸化剤および抗酸化飲料
JP2004173692A (ja) ゴマ発酵物の製造方法
JP4163631B2 (ja) 無辛味品種トウガラシの発酵組成物及びその利用
JP2003250528A (ja) ビフィドバクテリウム属細菌の生残性改善剤、増殖促進剤、又は、同細菌含有醗酵物の製造方法
JP2003335695A (ja) 大豆発酵物よりなる免疫増強剤、抗腫瘍剤、加工食品および大豆発酵物の製造方法
KR102044602B1 (ko) 가바, 공액리놀레산 및 비배당체 이소플라본이 증진된 콩 발효조성물의 제조방법, 이에 이용되는 복합 생균제제 및 이 콩 발효조성물을 유효성분으로 포함하는 항당뇨 및 항비만 기능성식품
JP4807941B2 (ja) βグルカン
WO2007052806A1 (ja) Gaba含有発酵物の製造方法
JP5965875B2 (ja) D−アミノ酸の製造方法
JP2004189718A (ja) 柑橘類外皮を含む発酵物
WO2005032568A1 (ja) 大豆発酵物よりなる免疫増強剤、抗潰瘍剤、加工食品および大豆発酵物の製造方法
KR20150105700A (ko) 버섯을 이용한 식품첨가물의 제조방법 및 식품첨가물을 포함한 밀가루 반죽
JP4064480B2 (ja) IgG抗体産生抑制剤
JP2005046144A (ja) 発酵キノコ菌糸体培養物の製造方法
WO2004064545A1 (ja) 飲食品の保存性向上方法
KR20090029528A (ko) 홍삼 및 실크펩타이드를 주재로 한 건강보조식품의제조방법 및 그 건강보조식품
KR20080040134A (ko) 유효미생물의 증식 촉진용 조성물 및 유효미생물의 증식촉진 방법
KR102351730B1 (ko) 흰목이버섯 발효 콜라겐 펩타이드 조성물 및 이의 제조방법
JP2008208104A (ja) 抗酸化剤及び飲食品
Chen et al. Ultrasound-assisted fermentation of ginkgo kernel juice by Lactiplantibacillus plantarum: Microbial response and juice composition development

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050401

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050421

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051114

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060127