JP2004172492A - レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置 - Google Patents

レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004172492A
JP2004172492A JP2002338482A JP2002338482A JP2004172492A JP 2004172492 A JP2004172492 A JP 2004172492A JP 2002338482 A JP2002338482 A JP 2002338482A JP 2002338482 A JP2002338482 A JP 2002338482A JP 2004172492 A JP2004172492 A JP 2004172492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat treatment
temperature
resist pattern
substrate
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002338482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4328516B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yoshino
宏 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2002338482A priority Critical patent/JP4328516B2/ja
Priority to US10/714,773 priority patent/US20040106073A1/en
Publication of JP2004172492A publication Critical patent/JP2004172492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4328516B2 publication Critical patent/JP4328516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/40Treatment after imagewise removal, e.g. baking
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/308Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching using masks
    • H01L21/3083Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching using masks characterised by their size, orientation, disposition, behaviour, shape, in horizontal or vertical plane
    • H01L21/3088Process specially adapted to improve the resolution of the mask

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

【課題】レジストホールパターンを加熱処理によって縮小させるプロセスにおいて、ホール寸法縮小量の寸法ばらつきを低減する。
【解決手段】レジストパターンを形成した基板を加熱処理する工程において、加熱処理装置18の温度測定した結果Tに基づいて、加熱処理の途中で、加熱処理によるパターン寸法の変化量が所望の値となるように、加熱処理温度を再設定する。なお、各ブロック毎に温度制御機構を備えた複数のブロック20A、20B及び20Cからなる加熱処理装置18を用いて、各ブロック20A、20B及び20C毎に上記の加熱温度の再設定を行ってもよい。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置に関し、特に半導体基板上にレジストパターンを用いてコンタクトホールを形成する場合のパターン寸法精度を改善したレジストパターンの形成方法及び加熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造分野においては、半導体装置の高性能化および高集積化を達成するため、設計ルールの微細化が進められている。そのため、半導体基板上に回路パターンを形成するリソグラフィ技術においては、解像度の向上ならびに寸法精度の向上が要求されている。
【0003】
特に、半導体装置において層間を電気的に接合するために形成するコンタクトホールの場合、解像限界を超えたレジストホールパターンを形成する手法として、レジストホールパターンの開口径を縮小する技術が提案されている。
【0004】
レジストホールパターンの開口径を縮小させる従来例として、特開平10−274854号公報および特開平11−295904号公報には、レジストホールパターンを形成後、レジストの軟化点以上で加熱してレジストホールパターンを徐々に塑性変形させ、ホール形状の制御と小径化を図る方法が開示されている。
【0005】
図6は、上記の特開平11―295904号公報に開示されているレジストパターン形成方法の工程説明するための基板要部の断面図である。まず、図6(a)のように、基板10にレジスト11を塗布し、電子線直描装置を用いて、電子線をレジスト11に向けて選択的に照射して露光して描画する。次に、図6(b)に示すように、ポストエキスポージャベーク(PEB)を行った後、レジストを現像して基本となるレジストホール12を形成し、次いで図6(c)に示すように、熱処理を行い、レジスト11をリフローして変形させ、最終的に図6(d)のように縮小されたレジストホールが形成される。
【0006】
しかしながら、このようにレジストのリフローを利用したホール縮小プロセスでは、縮小後の寸法ばらつきが大きい点が問題である。本発明者の実験によると、シプレイ・ファーイースト社製KrFエキシマレーザー露光用化学増幅系レジストUV6を用いて、0.25μm径のホールパターンを形成した後、レジストリフローにより0.20μm径に縮小させた場合、8インチウェーハ面内で0.02μmの寸法ばらつきが生じた。
【0007】
その理由は、リフローによる縮小量の温度依存性が大きいことである。UV6レジストを用いて、上記のように0.05μm縮小させた場合、縮小量の温度依存性は、0.02μm/℃であり、リフローの熱処理を行うホットプレートの面内ばらつきが1℃あったとすると、縮小量は0.02μmばらつくことになる。
【0008】
従って、縮小量のばらつきを抑えるには、ホットプレートの面内均一性を上げることが重要である。そのため、特開平9−190871公報および特開平11−8180公報に開示されているような複数のブロックに分割されたベーキング装置が提案され、ホットプレート温度の面内均一性の向上が図られている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−64047号公報
【特許文献2】
特開平10−55951号公報
【特許文献3】
特開平11−119443号公報
【0010】
ホットプレートを用いて、レジストホールパターンの形成されたウェーハを加熱処理する場合、加熱処理前のホットプレートの温度は、処理温度で一定に保たれており定常状態にある。次に、ウェーハをホットプレート上に搬送し、加熱処理が開始されると、ホットプレートの温度は一時的に低下し、その後、処理温度となるように温度制御が行われ、再び処理温度で定常状態となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
定常状態のホットプレート温度の面内均一性に関しては、上記に記載したようなブロック分割された加熱処理装置を用いることによって、温度ばらつきを0.5℃以下となるように制御することが可能となっている。
しかしながら、過渡状態の温度均一性を向上させることは難しく、これがリフローによるホール縮小プロセスの寸法精度を悪化させる要因となっている。
【0012】
本発明の目的は、レジストホールパターンをリフローによって縮小させるプロセスにおいて、ホール寸法縮小量の寸法精度が向上するレジストパターンの形成方法及び加熱処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0014】
本発明のレジストパターンの形成方法は、レジストパターンが形成された基板を加熱処理する工程において、前記加熱処理される場所の測定された温度(T)に基づいて、前記加熱処理の途中で、前記加熱処理による前記レジストパターンの寸法の変化量が所望の値(ΔCDT)となるように、前記基板の加熱処理温度を再設定する。
【0015】
本発明のレジストパターンの形成方法において、複数のブロック(20A、20B、20C)を有し前記複数のブロック(20A、20B、20C)のそれぞれに温度制御機構を備えた加熱処理装置(18)を用いて、前記基板を加熱処理する工程において、前記加熱処理温度の再設定は、前記複数のブロック(20A、20B、20C)のそれぞれ毎に行われる。
【0016】
本発明のレジストパターンの形成方法は、(a) レジストパターンが形成された基板を加熱処理する温度を第1の加熱処理温度に設定するステップ(S1)と、(b) 前記第1の加熱処理温度で第1の処理時間(t1)の間、前記基板を加熱処理するステップ(S2)と、(c) 前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量(ΔCD1)と、所望の前記レジストパターンの寸法の変化量(ΔCDT)に基づいて、第2の加熱処理温度(T2)を求めるステップ(S4)と、(d) 前記第2の加熱処理温度(T2)で第2の処理時間(t2)の間、前記基板を加熱処理するステップ(S5,S6)とを備えている。
【0017】
本発明のレジストパターンの形成方法において、前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量(ΔCD1)は、前記(b)による前記加熱処理が行われている場所についての測定された温度(T)と、前記加熱処理の単位時間あたりの前記レジストパターンの寸法の変化量(NCD(T))の温度依存性を示すデータ(図5)と、前記第1の処理時間(t1)に基づいて、求められる。
【0018】
本発明のレジストパターンの形成方法において、前記第2の加熱処理温度(T2)は、前記所望のレジストパターンの寸法の変化量(ΔCDT)から前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量(ΔCD1)を減算することにより得られる前記(d)において要求される前記レジストパターンの寸法の変化量(ΔCD2)と、前記加熱処理の単位時間あたりの前記レジストパターンの寸法の変化量(NCD(T))の温度依存性を示すデータ(図5)と、前記第2の処理時間(t2)に基づいて、求められる。
【0019】
本発明のレジストパターンの形成方法において、前記測定された温度(T)は、前記加熱処理を行う装置の温度センサ(21A)による測定結果、又は前記基板についての測定された温度である。
【0020】
本発明の加熱処理装置(18)は、レジストパターンが形成された基板を加熱処理する際に、前記加熱処理される場所の測定された温度(T)に基づいて、前記加熱処理の途中で、前記加熱処理による前記レジストパターンの寸法の変化量が所望の値(ΔCDT)となるように、前記基板の加熱処理温度を再設定する設定温度制御部を備えている。
【0021】
本発明の加熱処理方法の第1の構成は、レジストパターンを形成した基板を加熱処理する工程において、加熱装置の温度測定した結果を元に、加熱処理の途中で加熱処理によるパターン寸法の変化量が所望の値となるように、加熱処理温度を再設定することを特徴とする。
【0022】
次に、本発明の加熱処理方法の第2の構成は、上述した温度制御を、各ブロック毎に温度制御機構を備えた複数のブロックからなる加熱処理装置を用いて、各ブロック毎に行うことを特徴とする。
【0023】
さらに、本発明の加熱処理方法の第3の構成は、加熱装置の温度測定結果の代わりに、基板の温度測定結果を用いることを特徴とする。
【0024】
一方、本発明の加熱処理装置は、上述の方法を実現するためのものであって、加熱装置の温度測定結果に基づいて、設定温度を制御する設定温度制御部を具備していることを特徴とする。
【0025】
本発明の加熱処理方法およびその装置によれば、加熱処理によるレジストパターン寸法の変化量が所望の値となるように制御することが可能となる。従って、複数枚の基板を熱処理する際に、レジストパターン寸法の変化量の再現性が高まる。
【0026】
また、各ブロック毎に温度制御機構を備えた複数のブロックからなる加熱処理装置においては、各ブロック毎のパターン寸法変化量を一定にすることができるため、ウェーハ面内におけるレジストパターンの寸法変化量のばらつきを低減することができる。
【0027】
さらに、加熱装置の温度測定結果の代わりに、基板の温度測定結果を用いることによって、パターン変化量の精度を高めることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のレジストパターンの形成方法及び加熱処理装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施の形態のレジストパターンの形成方法における温度制御のフローチャート、図2は加熱処理温度の時間変化を示した図、図3は本実施形態の加熱処理装置の構成図である。
【0030】
本実施形態の加熱処理は、図2に示したように、加熱処理温度を再設定する前の第1の加熱処理11と、加熱処理温度を再設定した後の第2の加熱処理12によって行われる。ここで、第1の加熱処理11と第2の加熱処理12は連続して行われる。
【0031】
図3に示すように、加熱処理装置18は、ブロック20A、20Bおよび20Cに分かれており、それぞれ独立した温度制御部23A、23Bおよび23Cを有している。ブロック20A、20Bおよび20Cに一枚の基板(ウェハ)が搬送され、ブロック20A、20Bおよび20Cによってホットプレート温度の面内均一性が維持される。
【0032】
温度制御は、各ブロック20A、20Bおよび20Cに設置された温度センサー21A、21Bおよび21Cによる温度測定結果に基づいて、各ブロック20A、20Bおよび20C毎に、各ブロック20A、20Bおよび20Cのヒータ22A、22Bおよび22Cの出力を制御することにより行われる。また、各ブロック20A、20Bおよび20Cの設定温度は、設定温度制御部24にて制御されている。
【0033】
以下に、図1を参照して、各ブロック20A、20Bおよび20Cにおける加熱処理方法について説明する。なお、各ブロック20A、20Bおよび20Cでは並列して同様の処理が行われるので、ここでは1つのブロックを例にとって説明する。
【0034】
まず、基板の加熱処理を始める前に、加熱処理装置18の温度を、第1の加熱処理11の設定温度に設定する(ステップS1)。全ブロック20A、20Bおよび20Cにて第1の加熱処理11の設定温度の設定が完了した後、基板を加熱処理装置18に搬送し、加熱処理を開始する(ステップS2、図2の「基板の加熱処理開始」参照)。
【0035】
加熱処理を開始すると、加熱処理装置18の温度は、図2に示したように、搬送した基板によって冷却されるため、一時的に低下するが、その後、加熱処理装置18の温度制御機構によって、再び第1の加熱処理11の設定温度となる。
【0036】
次に、あらかじめ設定した第1の加熱処理時間t1が経過した時点で、ステップS3からステップS4に進む。ステップS4では、加熱処理装置18の温度センサー21A、21Bおよび21Cによる温度測定結果と、あらかじめ取得した単位時間あたりのパターン寸法変化量の温度依存性のデータに基づいて、第1の加熱処理11におけるパターン寸法の変化量を算出する。
【0037】
そして、所望の加熱処理によるパターン寸法の変化量と第1の加熱処理11におけるパターン変化量から、第2の加熱処理12で必要となるパターン寸法の変化量を算出し、あらかじめ取得した単位時間あたりのパターン寸法変化量の温度依存性のデータから、第2の加熱処理12における処理温度を算出する(ステップS4)。そして、加熱処理装置18の温度を第2の加熱処理12の設定温度に設定する(ステップS5、図2の「処理温度再設定」参照)。
【0038】
その後、基板は第2の加熱処理12が終了するまで、第2の加熱処理12の設定温度にて加熱処理される(ステップS6)。第2の加熱処理12が終了すると、基板は加熱処理装置18から搬出され、全体の加熱処理が終了する。
【0039】
次に、本実施形態の加熱処理方法について、より具体的に説明する。
【0040】
まず、シリコン等の基板上にシプレイ・ファーイースト社製KrFエキシマレーザー露光用レジストUV6をスピンコートにより塗布して温度130℃で1分間プリベークし、厚さ約0.7μmのレジストを形成した。
【0041】
次に、露光用マスクを使用してKrFエキシマレーザーで露光した後、温度140℃で約1分間ポストベークを行った。その後、2.38重量%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で現像し、直径0.25μmのレジストホールパターンを形成した。
【0042】
次に、レジストホールパターンを形成した基板を温度156℃に設定した3分割ブロック20A、20Bおよび20Cからなる加熱処理装置18に搬送し、第1の加熱処理11を60秒間(上記t1)行った。なお、第1の加熱処理11の間、各ブロック20A、20Bおよび20Cの温度Tの測定を温度センサ21A、21B及び21Cにより行った。
【0043】
ここで、この第1加熱処理11によって縮小したホール径の縮小量ΔCD1を、あらかじめ求めておいた単位時間あたりのホール径の縮小量NCD(T)の温度依存性のデータから、以下の式を用いて算出した。
【数1】
Figure 2004172492
【0044】
ここで、tは加熱処理時間(秒)を表す。また、単位時間あたりのホール径の縮小量は、ホール径の加熱処理による縮小が、図4に示したように、加熱処理時間に対してほぼ線形に行われるため、加熱処理時間120秒における縮小量を処理時間の120秒で単純に割った値で近似することできる。
【0045】
なお、ホール径の縮小量の温度依存性のデータは、図5に示したように、例えば、加熱処理時間を120秒に設定した場合の加熱処理温度に対するホール径の縮小量を実験によって求めておけばよい。ある温度におけるホール径の縮小量は、図5の実験結果のデータから線形補間して求めることができる。
【0046】
次に、所望の縮小量ΔCDTと第1の加熱処理11による縮小量ΔCD1から以下の式によって、第2の加熱処理12において要求される縮小量ΔCD2を算出した。
【数2】
Figure 2004172492
【0047】
ここでは、所望の縮小量ΔCDTを0.1μmに設定した。次に、図5に示した実験結果から、あらかじめ求めておいた単位時間あたりの縮小量の温度依存性のデータと、第2の加熱処理時間t2から、以下の式を満たす第2の加熱処理温度T2を求めた。
【数3】
Figure 2004172492
【0048】
ここでは、t2を60秒に設定して、第2の加熱処理12の設定温度を算出した。
以上のように、各ブロック20A、20Bおよび20C毎に第2の加熱処理12の設定温度を算出した後、加熱処理装置18の第2の加熱処理12の温度設定を変更し(図2の「処理温度再設定」参照)、第2の加熱処理を60秒間行った。この結果、レジストホールパターンのホール径は、約0.1μm縮小され、ウェーハ全面にわたって、0.15±0.06μmの範囲で形成することができた。
【0049】
なお、上記の本実施形態の実施例と比較するために、上記実施例と同様に、基板上にレジストホールパターンを形成した後、加熱処理を156℃で120秒間行った。この結果、ウェーハ全面でのホール径のばらつきは、0.15±0.10μmとなった。
【0050】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0051】
上記の第1実施形態では、KrFエキシマレーザー露光用レジストを用いているが、レジストの材料としては、公知のナフトキノンジアジド系感光剤/ノボラック樹脂からなるg線およびi線露光用レジストの他、ArFエキシマレーザー露光用レジスト、F2エキシマレーザー露光用レジスト、電子線露光用レジスト、そしてEUV露光用レジスト等を用いることができる。なお、加熱処理を行うことによって、パターン寸法が変化するようなレジストであれば、上記のレジスト材料に限定はされない。
【0052】
また、上記の第1実施形態で記載された加熱処理装置18は、3ブロック20A、20Bおよび20Cで構成されているが、ブロック数に制限はなく、いくつのブロックで構成されていてもよい。
【0053】
また、上記の第1実施形態では、加熱処理を第1の加熱処理11と第2の加熱処理12の2段階に分けたが、3段階、4段階…といった複数段階に分けても構わない。
【0054】
また、加熱処理装置18の温度の設定には、各ブロック20A、20Bおよび20Cに埋設された温度センサー21A、21Bおよび21Cによって測定された値を用いているが、基板の温度を測定した値を用いても構わない。なお、この場合の基板の温度測定には、赤外線温度センターを用いることができる。
【0055】
さらに、上記の実施形態では、レジストホールパターンについて説明したが、溝配線形成用のレジストパターン等の形成にも本実施形態は適用可能である。
【0056】
以上説明したように、本実施形態では、次のような効果を得ることができる。
【0057】
第1の効果は、複数枚の基板を熱処理する際に、レジストパターン寸法の変化量の再現性が高まる。
その理由は、各基板毎に、加熱処理によるレジストパターン寸法の変化量が所望の値となるように制御することが可能となるためである。
【0058】
第2の効果は、各ブロック20A、20Bおよび20C毎に温度制御機構を備えた複数のブロック20A、20Bおよび20Cからなる加熱処理装置18においては、ウェーハ面内におけるレジストパターンの寸法変化量のばらつきを低減することができる。
その理由は、各ブロック20A、20Bおよび20C毎で温度設定を行うことによって、パターン寸法変化量を一定にすることができるためである。
【0059】
【発明の効果】
本発明のレジストパターンの形成方法によれば、パターンの寸法精度が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のレジストパターンの形成方法における温度制御のフローチャートを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のレジストパターンの形成方法における加熱処理温度の時間変化を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における加熱処理装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるレジストホールパターンのホール径の加熱時間依存性を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるレジストホールパターンのホール径の加熱温度依存性を示した図である。
【図6】従来の加熱処理によるレジストホールパターンの縮小方法の工程を説明するための基板要部の断面図である。
【符号の説明】
10 基板
11 レジスト
12 レジストホール
18 加熱処理装置
20A、20B、20C ブロックA、B、C
21A、21B、21C 温度センサーA、B、C
22A、22B、22C ヒータA、B、C
23A、23B、23C 温度制御部A、B、C
24 設定温度制御部

Claims (7)

  1. レジストパターンが形成された基板を加熱処理する工程において、前記加熱処理される場所の測定された温度に基づいて、前記加熱処理の途中で、前記加熱処理による前記レジストパターンの寸法の変化量が所望の値となるように、前記基板の加熱処理温度を再設定する
    ことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
  2. 請求項1記載のレジストパターンの形成方法において、
    複数のブロックを有し前記複数のブロックのそれぞれに温度制御機構を備えた加熱処理装置を用いて、前記基板を加熱処理する工程において、前記加熱処理温度の再設定は、前記複数のブロックのそれぞれ毎に行われる
    レジストパターンの形成方法。
  3. (a) レジストパターンが形成された基板を加熱処理する温度を第1の加熱処理温度に設定するステップと、
    (b) 前記第1の加熱処理温度で第1の処理時間の間、前記基板を加熱処理するステップと、
    (c) 前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量と、所望の前記レジストパターンの寸法の変化量に基づいて、第2の加熱処理温度を求めるステップと、
    (d) 前記第2の加熱処理温度で第2の処理時間の間、前記基板を加熱処理するステップと
    を備えたレジストパターンの形成方法。
  4. 請求項3記載のレジストパターンの形成方法において、
    前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量は、前記(b)による前記加熱処理が行われている場所についての測定された温度と、前記加熱処理の単位時間あたりの前記レジストパターンの寸法の変化量の温度依存性を示すデータと、前記第1の処理時間に基づいて、求められる
    レジストパターンの形成方法。
  5. 請求項3または4に記載のレジストパターンの形成方法において、
    前記第2の加熱処理温度は、前記所望のレジストパターンの寸法の変化量から前記(b)による前記レジストパターンの寸法の変化量を減算することにより得られる前記(d)において要求される前記レジストパターンの寸法の変化量と、前記加熱処理の単位時間あたりの前記レジストパターンの寸法の変化量の温度依存性を示すデータと、前記第2の処理時間に基づいて、求められる
    レジストパターンの形成方法。
  6. 請求項1、2または4に記載のレジストパターンの形成方法において、
    前記測定された温度は、前記加熱処理を行う装置の温度センサによる測定結果、又は前記基板についての測定された温度である
    レジストパターンの形成方法。
  7. レジストパターンが形成された基板を加熱処理する際に、前記加熱処理される場所の測定された温度に基づいて、前記加熱処理の途中で、前記加熱処理による前記レジストパターンの寸法の変化量が所望の値となるように、前記基板の加熱処理温度を再設定する設定温度制御部を備えた加熱処理装置。
JP2002338482A 2002-11-21 2002-11-21 レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置 Expired - Fee Related JP4328516B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002338482A JP4328516B2 (ja) 2002-11-21 2002-11-21 レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置
US10/714,773 US20040106073A1 (en) 2002-11-21 2003-11-17 Forming method of resist pattern for improving accuracy of dimension of pattern, manufacturing method of semiconductor apparatus using the same and heat treatment apparatus for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002338482A JP4328516B2 (ja) 2002-11-21 2002-11-21 レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004172492A true JP2004172492A (ja) 2004-06-17
JP4328516B2 JP4328516B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=32375748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002338482A Expired - Fee Related JP4328516B2 (ja) 2002-11-21 2002-11-21 レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20040106073A1 (ja)
JP (1) JP4328516B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172111A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Tokyo Electron Ltd リフロー処理装置およびリフロー処理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7415312B2 (en) * 2004-05-25 2008-08-19 Barnett Jr James R Process module tuning

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6235439B1 (en) * 1999-05-19 2001-05-22 International Business Machines Corporation Method for controlling image size of integrated circuits on wafers supported on hot plates during post exposure baking of the wafers
US6348301B1 (en) * 1999-10-27 2002-02-19 United Microelectronics Corp. Method of reducing a critical dimension of a patterned photoresist layer
US6238830B1 (en) * 1999-10-29 2001-05-29 Advanced Micro Devices Active control of temperature in scanning probe lithography and maskless lithograpy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172111A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Tokyo Electron Ltd リフロー処理装置およびリフロー処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20040106073A1 (en) 2004-06-03
JP4328516B2 (ja) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4127664B2 (ja) 現像処理装置の調整方法
JP2008512003A (ja) 半導体プロセスにおける、ウエハ上に形成された構造物の限界寸法の制御
JPH0529302B2 (ja)
JP5160920B2 (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造装置、及び製造プログラム
JP4328516B2 (ja) レジストパターンの形成方法及び加熱処理装置
US20060154479A1 (en) Baking apparatus used in photolithography process, and method for controlling critical dimension of photoresist patterns using the same
JPH07142356A (ja) レジスト・パターン形成方法およびこれに用いるレジスト・パターン形成システム
JP2001326153A (ja) レジストパターンの形成方法
JP4535242B2 (ja) 熱処理評価方法
JPH1083087A (ja) レジストパターンの形成方法
JP2001230175A (ja) パターン形成方法及び電子線露光装置
US8404433B2 (en) Method for forming resist pattern and method for manufacturing semiconductor device
KR100380274B1 (ko) 디유브이 공정을 이용한 실리콘 산화막 식각방법
JP5201761B2 (ja) 現像処理評価方法
KR100451508B1 (ko) 반도체 소자의 콘택홀 형성방법
JP2009239029A (ja) リソグラフィ装置の評価方法および制御方法
JP4522040B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4121770B2 (ja) フォトマスク製造用べーキング装置
TWI259523B (en) Method for forming photoresist pattern and method for trimming photoresist pattern
JP2004077532A (ja) レチクル製造方法及びレチクル製造装置
JPH05308047A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20100073091A (ko) 반도체 소자의 패턴 형성방법
KR20000039799A (ko) 리소그라피 공정
JP2003272991A (ja) 露光及びレジスト塗布現像方法並びに装置
JP2010045213A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees