JP2004172034A - 防水コネクタ - Google Patents

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JP2004172034A JP2002338793A JP2002338793A JP2004172034A JP 2004172034 A JP2004172034 A JP 2004172034A JP 2002338793 A JP2002338793 A JP 2002338793A JP 2002338793 A JP2002338793 A JP 2002338793A JP 2004172034 A JP2004172034 A JP 2004172034A
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Yasumitsu Makita
泰充 真北
Riichi Sakurai
利一 櫻井
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Abstract

【課題】防水部材の位置ずれを規制して、端子金具の装着作業を容易に行うことのできる防水コネクタを提供すること。
【解決手段】ハウジング4には、雌側端子金具2を収容可能な端子収容室3が設けられている。ハウジング4の後面側には、弾性を備えた防水部材6を収容可能な部材収容部5が凹設されている。防水部材6は、ホルダ7と二色成形されることにより、一体化して形成されている。ホルダ7の左右からは、一対の弾性係合片10が突設されており、ここがハウジング4の仮係合受部11または、本係合受部12に係合可能とされている。防水コネクタ1を組み付けるには、ホルダ7とハウジング4とを仮係止位置に組み付けておき、電線Wの端部に取り付けられた雌側端子金具2を端子収容室3に挿入する。全ての雌側端子金具2を装着した後に、ホルダ7を本係止位置まで押し込む。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5には、特開平7−320811号に開示された防水コネクタを示した。この防水コネクタのハウジング100における後面側(図5に示す面側)には、電線Wの周囲に密着することで防水性を確保する防水部材101が設けられている。ハウジング100には、端子金具103を装着する端子収容室104が設けられている。また、ハウジング100の後方からは、防水部材101の抜け止めを行うホルダ102が組み付けられる。
上記の防水コネクタを組み付けるには、ハウジング100の後部に防水部材101とホルダ102とを装着しておき、各電線挿通孔105に対して、順々に端子金具103を挿入していく。
【特許文献1】特開平7−320811号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、端子金具103を端子収容室104に組み付けていくうちに、防水部材101が電線Wによって弾性変形を起こしてしまい、残りの電線挿通孔105の位置が、端子収容室104から外れてしまうという事態が発生してしまう。そうすると、端子金具103の装着作業が徐々に困難になってくるという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、防水部材の位置ずれを規制して、端子金具の装着作業を容易に行うことのできる防水コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、発明の作用、及び発明の効果】
上記の課題を解決するために第1の発明は、電線に接続された端子金具と、この端子金具を収容可能な端子収容室を備えたハウジングと、このハウジングに設けられた部材収容部に組付可能かつ前記電線を挿通させて前記電線の周囲に弾性的に密着する電線挿通孔を備えた防水部材と、前記ハウジングとの間に前記防水部材を挟み付けるホルダとを備えた防水コネクタであって、前記ホルダと前記防水部材とは、予め一体化された状態で、前記ハウジングに対して組み付けられることを特徴とする。
【0006】
端子金具については、雌雄は問われず、雄側端子金具または雌側端子金具のいずれでもよい。
ホルダと防水部材とを予め一体化するとは、(1)製造時に一体的に形成する場合(例えば、弾性を備えた防水部材と、ホルダとを二色成形によって一体化して製造する場合)、(2)ホルダと防水部材とを別々に製造しておき、接着剤などで接着することで一体化する場合とのいずれでもよい。
第1の発明によれば、防水コネクタを組み立てる際には、まずハウジングに対して、予め一体化されたホルダと防水部材とを組み付けておく。次に、ホルダの後面側から、電線に接続された端子金具を電線挿通孔を挿通させながら端子収容室に端子金具を組み付けていく。このとき、電線の周囲には、防水部材の電線挿通孔の孔縁が弾性的に密着することで防水性が確保される。こうして、全ての端子金具を端子収容室に組み付けると、防水コネクタの組付が完了する。端子金具を順に組み付けていく際に、電線によって防水部材が徐々に変形しようとするが、本発明では、防水部材とホルダとが予め一体化されているので、防水部材の電線挿通孔が端子収容室から位置ずれすることがなく、良好な作業性を維持できる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、前記ホルダは、前記ハウジングに対して、より浅く組み付いて前記端子金具を抜き差し可能な仮係止位置と、前記ハウジング対してより深く組み付く本係止位置との二つの位置で組み付けられることを特徴とする。
端子金具を端子収容室に装着する際には、ホルダをハウジングに対して仮組位置としておく。このときには、防水部材は、ホルダとハウジングとによって挟み付けられていないので、電線装着孔が必要以上に弾性変形して小さくなっていることがない。このため、端子金具の装着作業が行いやすい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。また、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
図1には、本実施形態の防水コネクタ1の分解斜視図を示した。なお、以下の説明において、防水コネクタ1が相手側コネクタと嵌合する側(図2において、右側)を前側とする。
防水コネクタ1には、電線Wの一端に接続された雌側端子金具2と、この雌側端子金具2を収容可能な端子収容室3を備えたハウジング4と、このハウジング4の後部に組み付けられる防水部材6(図2を併せて参照)と、ハウジング4の後面側に組み付けられて防水部材6を挟み付けるホルダ7とが設けられている。
【0009】
雌側端子金具2は、導電性板材からプレス加工されたものであり、その後端部には、電線Wの一端が接続されている。また、雌側端子金具2の前端部には、図示しない相手側の雄側端子金具と接続可能な略角柱状の接続部8が設けられている。
ハウジング4は、例えば合成樹脂により一体に形成されたものであり、その内部には、所定の間隔を隔てて複数の端子収容室3が設けられている。ハウジング4の後端側における左右両側壁9には、ホルダ7の弾性係合片10が係合可能な係合受部11,12が設けられている。係合受部11,12のうち、より後端側には仮係合受部11が、より前端側には本係合受部12が設けられている(詳細については、後述する)。また、ハウジング4の後端側には、防水部材6を収容可能な部材収容部5が凹設されている。この部材収容部5の奥面5Aには、ホルダ7から突設された位置決め突起13を受け入れることで、ホルダ7とハウジング4との組み付け作業を円滑に案内する突起挿入溝14が開放されている。
【0010】
防水部材6は、例えば合成ゴムなどの弾性を備えた部材により構成されており、ホルダ7と二色成形されることにより、一体化された状態で製造されている。防水部材6の外周面には、全周に沿って防水突条16が突設されており、この防水突条16が部材収容部5の内周面に対して弾性的に当接することで、防水性が確保される。また、防水部材6には、ハウジング4の端子収容室3に整合する位置に、電線挿通孔17が設けられている。電線挿通孔17の内周面には、断面が凹凸状の密着溝部17Aが設けられている。電線挿通孔17の内径は、電線Wの外径よりも僅かに小さくされており、電線Wが防水部材6を貫通すると、電線Wの外周面に密着溝部17Aが弾性的に密着することで、電線Wの周りの防水性が確保される。
【0011】
ホルダ7は、例えば合成樹脂により形成されており、ハウジング4の後面側に組み付けられる。ホルダ7には、ハウジング4の端子収容室3に整合する位置に電線遊挿溝15が前後方向に開放しつつ形成されている。また、ホルダ7の前面側には、防水部材6を貫通して、略円柱状の位置決め突起13が突設されている。ホルダ7の左右両端からは、前方に向かって、一対の弾性係合片10が突設されている。弾性係合片10は、僅かに拡開方向に弾性変形が可能とされており、その中央には、ハウジング4の両係合受部11,12に対して係合可能とされている。弾性係合片10が仮係合受部11に係合すると、図3に示すように、ホルダ7はハウジング4に対して、より浅い位置(仮係止位置)で係止する。この仮係止位置では、防水部材6が部材収容部5に嵌まり込んでいるものの、防水部材6はホルダ7とハウジング4とによって挟み付けられてはおらず、防水部材6の前面側と部材収容部5の奥面5Aとの間には、所定の空間が確保されるようになっている。
【0012】
このため、防水部材6には、前後方向からの圧縮力が加わることがなく、電線挿通孔17の口径が変形しないので、電線Wの挿入操作性が良好となっている。こうして、仮係止位置では、雌側端子金具2の抜き差しが行いやすくなっている。
また、弾性係合片10が本係合受部12に係合すると、図4に示すように、ホルダ7はハウジング4に対して、より深い位置(本係止位置)で組み付く。この本係止位置では、防水部材6は、ホルダ7とハウジング4の奥面5Aとの間に、僅かに圧縮力が加えられた状態で挟み付けられている。
【0013】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
防水コネクタ1を組み立てる際には、まずハウジング4に対して、一体化されたホルダ7と防水部材6とを仮係止位置に組み付けておく(図3を参照)。この状態で、ホルダ7の後面側から、電線Wに接続された雌側端子金具2を電線遊挿溝15及び電線挿通孔17を挿通させながら、端子収容室3に雌側端子金具2を組み付けていく。仮係止位置では、防水部材6の前面側は部材収容部5の内部において、奥面5Aには当接しない状態となっており、ホルダ7とハウジング4とによって挟み付けられていない。このため、電線装着孔17が必要以上に弾性変形して小さくなっていることがなく、雌側端子金具2の装着作業が行いやすい。
【0014】
雌側端子金具2を端子収容室3に組み付けると、電線Wの周囲には、防水部材6の電線挿通孔17の孔縁に設けられた密着溝部17Aが弾性的に密着することで防水性が確保される。こうして、全ての雌側端子金具2を端子収容室3に組み付けた後に、ホルダ7をハウジング4に対して、より深く組み付けることで、本係止位置に移動させる。このようにして、防水コネクタ1の組付が完了する。
雌側端子金具2を端子収容室3に、順に組み付けていく際には、電線Wによって電線挿通孔17が押圧されて、防水部材6が徐々に変形しようとする。しかしながら、防水部材6とホルダ7とは予め一体化されているので、防水部材6の電線挿通孔17は端子収容室3から大きく位置ずれすることがない。このため、良好な組み付け作業性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における防水コネクタの分解斜視図である。
【図2】ホルダとハウジングとを組付ける前の平断面図である。
【図3】ホルダとハウジングとを仮係止位置に組み付けたときの平断面図である。
【図4】ホルダとハウジングとを本係止位置に組み付けたときの平断面図である。
【図5】従来例における防水コネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
1…防水コネクタ
2…雌側端子金具(端子金具)
3…端子収容室
4…ハウジング
5…部材収容部
6…防水部材
7…ホルダ
17…電線挿通孔
W…電線

Claims (2)

  1. 電線に接続された端子金具と、この端子金具を収容可能な端子収容室を備えたハウジングと、このハウジングに設けられた部材収容部に組付可能かつ前記電線を挿通させて前記電線の周囲に弾性的に密着する電線挿通孔を備えた防水部材と、前記ハウジングとの間に前記防水部材を挟み付けるホルダとを備えた防水コネクタであって、
    前記ホルダと前記防水部材とは、予め一体化された状態で、前記ハウジングに対して組み付けられることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記ホルダは、前記ハウジングに対して、より浅く組み付いて前記端子金具を抜き差し可能な仮係止位置と、前記ハウジング対してより深く組み付く本係止位置との二つの位置で組み付けられることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
JP2002338793A 2002-11-22 2002-11-22 防水コネクタ Abandoned JP2004172034A (ja)

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