JP2004171463A - 画面遷移制御装置および画面遷移制御方法 - Google Patents
画面遷移制御装置および画面遷移制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】一つの処理画面から他の処理画面への遷移についてより簡単に設定可能な画面遷移制御装置を提供する。
【解決手段】入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および記入欄に対応する識別情報が格納され、処理画面毎に、処理画面における処理に必要な入力データに対応する識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報が複数格納された情報記憶手段12と、操作者によりデータが入力されると、画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、その画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる情報解析手段11とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および記入欄に対応する識別情報が格納され、処理画面毎に、処理画面における処理に必要な入力データに対応する識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報が複数格納された情報記憶手段12と、操作者によりデータが入力されると、画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、その画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる情報解析手段11とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバやワークステーションなどの情報処理装置において、一つの処理画面から他の処理画面に切り替えるための画面遷移制御装置および画面遷移制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーバやワークステーションなどの情報処理装置に種々のデータを格納して管理する場合、操作者は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面を表示するプログラムを情報処理装置に格納し、データ入力の際、そのプログラムを実行させることで、処理画面を表示させ、データを入力する。一つの処理画面でデータを入力した後、他の処理画面でのデータ入力へスムーズに移行するために、表示された画面に、他の処理画面に切り替えるためのリンクを設定しておくことがある。このように設定されたリンクを動作させることで、一つの処理画面から他の処理画面に簡単に切り替えることができる(例えば、特許文献1参照)。なお、以下では、表示された処理画面から他の処理画面に切り替える動作を画面遷移と称する。また、画面遷移前の処理画面を遷移元処理画面と称し、画面遷移後の処理画面を遷移先処理画面と称する。
【0003】
図5は従来の画面遷移の一例を説明するための図である。
【0004】
図5に示すように、処理画面Aに、処理画面Bおよび処理画面Cのそれぞれに遷移可能なリンクが設定されている場合、利用者は、情報処理装置を操作して、処理画面Aを表示させてデータを入力し、続いて、処理画面Bを表示させるリンクを動作させた後、処理画面Bを表示させてデータを入力できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−249876号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術には次のような問題点があった。
【0007】
上述の例の場合、処理画面Bを表示させてデータ入力をした後、処理画面Cを表示させるには、処理画面Bから一旦処理画面Aに戻って、処理画面Cを表示させるリンクを動作させなければならなかった。そのため、処理画面Cを表示させてデータを入力するために、処理画面Bから最低二度画面を切り替える必要があり、手間がかかるという問題があった。
【0008】
また、処理画面Dを表示させてデータを入力する処理を新たに追加する場合、処理画面Dに遷移するためのリンク動作を処理画面Aに設定するが、処理画面Dに遷移可能に設定すべき処理画面が複数あるとき、その全ての処理画面についてのプログラムを修正しなければならなかった。そのため、処理を追加するたびにその処理画面を呼び出すためのプログラムを逐一修正しなければならず、処理追加時のメンテナンスが多岐に渡るという問題があった。
【0009】
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、一つの処理画面から他の処理画面への遷移についてより簡単に設定可能な画面遷移制御装置および画面遷移制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の画面遷移制御装置は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報が格納され、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報が複数格納された情報記憶手段と、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる情報解析手段と、
を有する構成である。
【0011】
また、上記本発明の画面遷移制御装置において、前記画面遷移制御情報は、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を含み、
前記情報解析手段は、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させることとしてもよい。
【0012】
さらに、上記本発明の画面遷移制御装置において、前記情報解析手段は、
前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させることとしてもよい。
【0013】
一方、上記目的を達成するための本発明の画面遷移制御方法は、プロセッサを備えた情報解析手段、および情報記憶手段を有する情報処理装置による画面遷移制御方法であって、
前記情報記憶手段に、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報を格納するとともに、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報を複数格納し、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、
入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を検索し、
検索により特定した該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させるものである。
【0014】
また、上記本発明の画面遷移制御方法において、前記画面遷移制御情報に、該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を備え、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、
該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、
該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させることとしてもよい。
【0015】
さらに、上記本発明の画面遷移制御方法において、前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させることとしてもよい。
【0016】
(作用)
本発明では、画面遷移制御情報に処理画面に必要な入力データに対応する識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データに対応する識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。そのため、遷移させる処理画面を追加する際、追加した処理画面に対応する画面遷移制御情報を作成するだけでよく、追加した処理画面へのリンクを設定するための労力を軽減できる。
【0017】
また、本発明では、他の処理画面に遷移するための記号が選択されると、元の処理画面で入力されたデータが遷移先の処理画面に表示される。そのため、操作者は、元の処理画面で入力したデータを遷移先の処理画面で入力し直す必要がなく、再入力のための負担が軽減される。
【0018】
さらに、本発明では、一つの処理画面から他の処理画面に遷移した際、遷移元の処理画面から遷移先の処理画面に出力される入力データが定まるため、他の処理画面へ遷移するための記号が新たに表示される。そのため、操作者が、他の処理画面に遷移するためのリンクを処理画面毎に設定しなくても、処理画面を遷移させる度に、他の処理画面に遷移するための記号が表示される。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の画面遷移制御装置は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および記入欄に対応する識別情報を格納し、また、処理画面毎に、処理に必要な入力データに対応する識別情報を予め格納し、データが入力されると、登録された識別情報を参照して、遷移可能な処理画面を決定することを特徴とする。
【0020】
本発明の画面遷移制御装置について説明する。なお、以下では、本発明の画面遷移に関する部分の構成および動作について説明するものとし、取り扱うデータの保存および検索などのような、コンピュータが一般的に実行可能な情報処理のための構成および動作についての詳細な説明は省略する。
【0021】
図1は本発明の画面遷移制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【0022】
図1を参照すると、本実施例の画面遷移制御装置は、プログラム制御により動作するデータ処理部10と、キーボードおよびマウス等のデータ入力部20と、処理画面を表示させるためのディスプレイ装置等の表示部30とを有する構成である。
【0023】
データ処理部10は、画面遷移制御情報解析手段(以下、情報解析手段と称する)11および画面遷移制御情報記憶手段(以下、情報記憶手段と称する)12を備えている。
【0024】
情報記憶手段12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)およびハードディスクなどの記憶装置である。
【0025】
情報記憶手段12には、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データと、記入欄に対応する識別情報が格納されている。また、処理画面毎に、処理画面における処理に必要な入力データに対応する識別情報である入力識別情報を含む遷移元入力情報と、遷移先処理画面に出力可能な入力データに対応する識別情報である出力識別情報を含む遷移先出力情報と、処理名とを有する画面遷移制御情報が格納されている。
【0026】
遷移元入力情報は、入力識別情報、および入力識別情報に対応する入力データの格納可能件数を含む。遷移先出力情報は、出力識別情報、および出力識別情報に対応する入力データの格納可能件数を含む。
【0027】
なお、以下では、入力データに対応する識別情報と出力識別情報とが一致する識別情報を共通識別情報と称する。また、入力識別情報および出力識別情報は複数であってもよい。この場合、遷移元入力情報の格納可能件数は、入力識別情報に対応した、複数の入力データからなるレコードの件数となり、遷移先出力情報の格納可能件数は、出力識別情報に対応した、複数のデータからなるレコードの件数となる。以下では、入力識別情報および出力識別情報が複数の場合で説明する。
【0028】
情報記憶手段12には、処理画面における処理のために、また、他の処理画面に遷移する際に遷移先の処理で利用可能とするために、入力データが格納される。
【0029】
図2は、本実施例における画面遷移制御情報の一例を示す表であり、個人税の情報を管理するためのものである。
【0030】
図2は、縦欄に処理名を示し、横欄には識別情報を示す。各処理名に対応して、入力識別情報および出力識別情報のところに丸印がつけられている。処理名は、課税対象者、賦課、世帯および賦課履歴一覧の各入力データを編集するための処理を示す。識別情報は、図に示さない記憶装置に格納された税に関する情報を特定するための検索条件となる。なお、格納可能件数の「N」は正の整数である。
【0031】
図2では、例えば、特定の課税対象者のデータを編集するために、「課税対象者編集」の処理画面を表示させるには、「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」の入力識別情報に対応する入力データが必要であることを示す。この画面遷移制御情報の遷移元入力情報では、格納可能件数がNであることから、入力するレコードの件数は複数でもよいことを示す。
【0032】
また、処理名「課税対象者編集」の場合の出力識別情報は、図2に示すように、「相当年度」、「個人番号」、「世帯番号」および「個人履歴」である。なお、操作者による入力データに対応する識別情報が「相当年度」、「個人番号」および「個人履歴」であるとき、これら3つの識別情報が共通識別情報となる。
【0033】
情報解析手段11は、プログラム制御により所定の処理を実行するプロセッサ(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とを備える。
【0034】
情報解析手段11は、操作者によりデータ入力部20からデータが入力されると、入力データを情報記憶手段12に一旦格納するとともに、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索する。検索の結果、特定した画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号としてボタンを表示部30に表示させる。なお、上記ボタンに限らず、ハイライト表示および反転表示等の強調表示、ならびに色や字体を変えた表示等の記号であってもよいが、以下では、他の処理画面に遷移するための記号としてボタンを表示させる場合で説明する。
【0035】
また、情報解析手段11は、遷移先の処理画面を示すボタンが選択されることで、他の処理画面に遷移する旨の信号を受け取ると、遷移元処理画面の画面遷移制御情報から出力識別情報を読み出し、読み出した出力識別情報と、入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求める。続いて、共通識別情報に対応する入力データを遷移先処理画面における処理で利用可能とするために情報記憶手段12に格納し、共通識別情報に対応する入力データと画像データを用いて遷移先処理画面を作成して表示部30に表示させる。そして、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、共通識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ共通識別情報に対応する入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索し、検索の結果、特定した画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するためのボタンを表示部30に表示させる。
【0036】
次に、図2に示した「課税対象者編集」の処理画面を遷移先とするボタンを表示させる場合の、本実施例の画面遷移制御装置の動作手順について説明する。
【0037】
図3は表示部に表示される画面の構成例を示す図である。
【0038】
操作者が、図3(a)に示す検索画面を表示部30に表示させた状態で、データ入力部20を操作して、データの記入欄のうち、「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」に、検索しようとする課税対象者のデータを1件分入力する。
【0039】
情報解析手段11は、データが入力されると、入力データを情報記憶手段12に一旦格納するとともに、入力データのレコード件数をカウントし、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報の遷移元入力情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれ、かつレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索する。検索の結果、図2の表から、画面遷移制御情報の処理名を「課税対象者編集」、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」と特定し、図3(b)に示すように、「課税対象者編集」、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」の処理画面に遷移するためのボタンを表示部30に表示させる。
【0040】
なお、入力データのレコード件数が複数である場合、図2の表に示すように、「賦課履歴一覧編集」の遷移元入力情報の格納可能件数が1件であることから、「賦課履歴一覧編集」の処理画面を作成するためのボタンは表示されない。
【0041】
次に、図2に示した「課税対象者編集」の処理画面を表示させる場合の、本実施例の画面遷移制御装置の動作手順について説明する。
【0042】
図4は本実施例の画面遷移制御装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0043】
図3(b)に示した処理画面から、操作者がデータ入力部20を操作して「課税対象者編集」のボタンを押すと、情報解析手段11は、遷移先の処理画面として「課税対象編集」が選択された旨の信号を受け取り、「課税対象編集」に対応する処理画面を作成する(ステップS1)。続いて、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から処理名「課税対象者編集」の遷移先出力情報を検索する(ステップS2)。遷移先出力情報から読み出した出力識別情報のうち、入力データに対応する識別情報と一致する、出力可能な情報が存在するかを調べる(ステップS3)。出力可能な情報として、共通識別情報となる「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」に対応する入力データがあることを確認すると、これらのデータを情報記憶手段12に格納する。
【0044】
その後、「課税対象者編集」に対応する画面遷移制御情報を除く、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から遷移元入力情報を検索し、入力識別情報および格納可能件数の情報を読み出す(ステップS4)。続いて、遷移可能な処理があるかを調べるために、共通識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ共通識別情報に対応する入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報があるか否かを確認する(ステップS5)。
【0045】
図2に示した表から、処理名「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」に対応する画面遷移制御情報があることを確認すると、その処理画面に遷移するためのボタンを作成し、そのボタンを、作成した処理画面とともに、表示部30に表示させる(ステップS6)。図3(c)は、「課税対象者編集」の処理画面であり、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」の処理画面に遷移するためのボタンが表示されている。
【0046】
なお、上記実施例では、格納可能件数を検索条件としたが、格納可能件数が全て同じ場合には、格納可能件数を検索条件にしなくてもよい。
【0047】
本実施例では、上述のようにして、画面遷移制御情報に入力識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データに対応する識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。画面遷移の順番となる画面遷移パターンが決まれば、各処理画面で必要な入力データが定まり、画面遷移制御情報に必要な入力データに対応する識別情報を登録することで、画面遷移パターンを容易に、かつ自由に作成できる。
【0048】
また、操作者は、遷移先の処理画面を示すボタンを選択すると、遷移先処理画面には共通識別情報に対応する入力データが表示されるため、遷移元処理画面で入力したデータを改めて入力する必要がなく、再入力のための負担が軽減される。
【0049】
さらに、処理を追加する場合、追加する処理に応じた遷移元入力情報および遷移先出力情報を含む画面遷移制御情報を新たに登録するだけで、追加した処理に対応する処理画面への遷移が可能となるため、処理を追加する際に必要となるメンテナンスの負荷が軽減される。
【0050】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0051】
本発明では、画面遷移制御情報に処理画面に必要な入力データに対応する識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データの識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。画面遷移の順番となる画面遷移パターンが決まれば、各処理画面で必要な入力データが定まり、画面遷移制御情報に必要な入力データに対応する識別情報を登録することで、画面遷移パターンを容易に、かつ自由に作成できる。
【0052】
また、画面遷移パターンをより容易にかつ自由に作成できるので、効率のよい画面遷移パターンを構築でき、一連のデータ入力操作から不要な操作が削減され、操作性が向上する。
【0053】
さらに、処理を追加する場合、従来、追加する処理画面に遷移させるためのリンクを遷移元画面に設定するためにプログラムを修正する必要があったが、本発明では、追加する処理に応じた遷移元入力情報および遷移先出力情報を含む画面遷移制御情報を新たに登録するだけで、追加した処理に対応する処理画面への遷移が可能となるため、処理を追加する際に必要となるメンテナンスの負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画面遷移制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における画面遷移制御情報の一例を示す表である。
【図3】本実施例の画面遷移制御装置に表示される画面の構成例を示す図である。
【図4】本実施例の画面遷移制御装置による動作手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の画面遷移の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 データ処理部
11 画面遷移制御情報解析手段
12 画面遷移制御情報記憶手段
20 データ入力部
30 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバやワークステーションなどの情報処理装置において、一つの処理画面から他の処理画面に切り替えるための画面遷移制御装置および画面遷移制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーバやワークステーションなどの情報処理装置に種々のデータを格納して管理する場合、操作者は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面を表示するプログラムを情報処理装置に格納し、データ入力の際、そのプログラムを実行させることで、処理画面を表示させ、データを入力する。一つの処理画面でデータを入力した後、他の処理画面でのデータ入力へスムーズに移行するために、表示された画面に、他の処理画面に切り替えるためのリンクを設定しておくことがある。このように設定されたリンクを動作させることで、一つの処理画面から他の処理画面に簡単に切り替えることができる(例えば、特許文献1参照)。なお、以下では、表示された処理画面から他の処理画面に切り替える動作を画面遷移と称する。また、画面遷移前の処理画面を遷移元処理画面と称し、画面遷移後の処理画面を遷移先処理画面と称する。
【0003】
図5は従来の画面遷移の一例を説明するための図である。
【0004】
図5に示すように、処理画面Aに、処理画面Bおよび処理画面Cのそれぞれに遷移可能なリンクが設定されている場合、利用者は、情報処理装置を操作して、処理画面Aを表示させてデータを入力し、続いて、処理画面Bを表示させるリンクを動作させた後、処理画面Bを表示させてデータを入力できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−249876号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術には次のような問題点があった。
【0007】
上述の例の場合、処理画面Bを表示させてデータ入力をした後、処理画面Cを表示させるには、処理画面Bから一旦処理画面Aに戻って、処理画面Cを表示させるリンクを動作させなければならなかった。そのため、処理画面Cを表示させてデータを入力するために、処理画面Bから最低二度画面を切り替える必要があり、手間がかかるという問題があった。
【0008】
また、処理画面Dを表示させてデータを入力する処理を新たに追加する場合、処理画面Dに遷移するためのリンク動作を処理画面Aに設定するが、処理画面Dに遷移可能に設定すべき処理画面が複数あるとき、その全ての処理画面についてのプログラムを修正しなければならなかった。そのため、処理を追加するたびにその処理画面を呼び出すためのプログラムを逐一修正しなければならず、処理追加時のメンテナンスが多岐に渡るという問題があった。
【0009】
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、一つの処理画面から他の処理画面への遷移についてより簡単に設定可能な画面遷移制御装置および画面遷移制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の画面遷移制御装置は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報が格納され、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報が複数格納された情報記憶手段と、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる情報解析手段と、
を有する構成である。
【0011】
また、上記本発明の画面遷移制御装置において、前記画面遷移制御情報は、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を含み、
前記情報解析手段は、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させることとしてもよい。
【0012】
さらに、上記本発明の画面遷移制御装置において、前記情報解析手段は、
前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させることとしてもよい。
【0013】
一方、上記目的を達成するための本発明の画面遷移制御方法は、プロセッサを備えた情報解析手段、および情報記憶手段を有する情報処理装置による画面遷移制御方法であって、
前記情報記憶手段に、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報を格納するとともに、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報を複数格納し、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、
入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を検索し、
検索により特定した該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させるものである。
【0014】
また、上記本発明の画面遷移制御方法において、前記画面遷移制御情報に、該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を備え、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、
該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、
該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させることとしてもよい。
【0015】
さらに、上記本発明の画面遷移制御方法において、前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させることとしてもよい。
【0016】
(作用)
本発明では、画面遷移制御情報に処理画面に必要な入力データに対応する識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データに対応する識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。そのため、遷移させる処理画面を追加する際、追加した処理画面に対応する画面遷移制御情報を作成するだけでよく、追加した処理画面へのリンクを設定するための労力を軽減できる。
【0017】
また、本発明では、他の処理画面に遷移するための記号が選択されると、元の処理画面で入力されたデータが遷移先の処理画面に表示される。そのため、操作者は、元の処理画面で入力したデータを遷移先の処理画面で入力し直す必要がなく、再入力のための負担が軽減される。
【0018】
さらに、本発明では、一つの処理画面から他の処理画面に遷移した際、遷移元の処理画面から遷移先の処理画面に出力される入力データが定まるため、他の処理画面へ遷移するための記号が新たに表示される。そのため、操作者が、他の処理画面に遷移するためのリンクを処理画面毎に設定しなくても、処理画面を遷移させる度に、他の処理画面に遷移するための記号が表示される。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の画面遷移制御装置は、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および記入欄に対応する識別情報を格納し、また、処理画面毎に、処理に必要な入力データに対応する識別情報を予め格納し、データが入力されると、登録された識別情報を参照して、遷移可能な処理画面を決定することを特徴とする。
【0020】
本発明の画面遷移制御装置について説明する。なお、以下では、本発明の画面遷移に関する部分の構成および動作について説明するものとし、取り扱うデータの保存および検索などのような、コンピュータが一般的に実行可能な情報処理のための構成および動作についての詳細な説明は省略する。
【0021】
図1は本発明の画面遷移制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【0022】
図1を参照すると、本実施例の画面遷移制御装置は、プログラム制御により動作するデータ処理部10と、キーボードおよびマウス等のデータ入力部20と、処理画面を表示させるためのディスプレイ装置等の表示部30とを有する構成である。
【0023】
データ処理部10は、画面遷移制御情報解析手段(以下、情報解析手段と称する)11および画面遷移制御情報記憶手段(以下、情報記憶手段と称する)12を備えている。
【0024】
情報記憶手段12は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)およびハードディスクなどの記憶装置である。
【0025】
情報記憶手段12には、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データと、記入欄に対応する識別情報が格納されている。また、処理画面毎に、処理画面における処理に必要な入力データに対応する識別情報である入力識別情報を含む遷移元入力情報と、遷移先処理画面に出力可能な入力データに対応する識別情報である出力識別情報を含む遷移先出力情報と、処理名とを有する画面遷移制御情報が格納されている。
【0026】
遷移元入力情報は、入力識別情報、および入力識別情報に対応する入力データの格納可能件数を含む。遷移先出力情報は、出力識別情報、および出力識別情報に対応する入力データの格納可能件数を含む。
【0027】
なお、以下では、入力データに対応する識別情報と出力識別情報とが一致する識別情報を共通識別情報と称する。また、入力識別情報および出力識別情報は複数であってもよい。この場合、遷移元入力情報の格納可能件数は、入力識別情報に対応した、複数の入力データからなるレコードの件数となり、遷移先出力情報の格納可能件数は、出力識別情報に対応した、複数のデータからなるレコードの件数となる。以下では、入力識別情報および出力識別情報が複数の場合で説明する。
【0028】
情報記憶手段12には、処理画面における処理のために、また、他の処理画面に遷移する際に遷移先の処理で利用可能とするために、入力データが格納される。
【0029】
図2は、本実施例における画面遷移制御情報の一例を示す表であり、個人税の情報を管理するためのものである。
【0030】
図2は、縦欄に処理名を示し、横欄には識別情報を示す。各処理名に対応して、入力識別情報および出力識別情報のところに丸印がつけられている。処理名は、課税対象者、賦課、世帯および賦課履歴一覧の各入力データを編集するための処理を示す。識別情報は、図に示さない記憶装置に格納された税に関する情報を特定するための検索条件となる。なお、格納可能件数の「N」は正の整数である。
【0031】
図2では、例えば、特定の課税対象者のデータを編集するために、「課税対象者編集」の処理画面を表示させるには、「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」の入力識別情報に対応する入力データが必要であることを示す。この画面遷移制御情報の遷移元入力情報では、格納可能件数がNであることから、入力するレコードの件数は複数でもよいことを示す。
【0032】
また、処理名「課税対象者編集」の場合の出力識別情報は、図2に示すように、「相当年度」、「個人番号」、「世帯番号」および「個人履歴」である。なお、操作者による入力データに対応する識別情報が「相当年度」、「個人番号」および「個人履歴」であるとき、これら3つの識別情報が共通識別情報となる。
【0033】
情報解析手段11は、プログラム制御により所定の処理を実行するプロセッサ(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とを備える。
【0034】
情報解析手段11は、操作者によりデータ入力部20からデータが入力されると、入力データを情報記憶手段12に一旦格納するとともに、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索する。検索の結果、特定した画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号としてボタンを表示部30に表示させる。なお、上記ボタンに限らず、ハイライト表示および反転表示等の強調表示、ならびに色や字体を変えた表示等の記号であってもよいが、以下では、他の処理画面に遷移するための記号としてボタンを表示させる場合で説明する。
【0035】
また、情報解析手段11は、遷移先の処理画面を示すボタンが選択されることで、他の処理画面に遷移する旨の信号を受け取ると、遷移元処理画面の画面遷移制御情報から出力識別情報を読み出し、読み出した出力識別情報と、入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求める。続いて、共通識別情報に対応する入力データを遷移先処理画面における処理で利用可能とするために情報記憶手段12に格納し、共通識別情報に対応する入力データと画像データを用いて遷移先処理画面を作成して表示部30に表示させる。そして、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から入力識別情報を読み出し、共通識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ共通識別情報に対応する入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索し、検索の結果、特定した画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するためのボタンを表示部30に表示させる。
【0036】
次に、図2に示した「課税対象者編集」の処理画面を遷移先とするボタンを表示させる場合の、本実施例の画面遷移制御装置の動作手順について説明する。
【0037】
図3は表示部に表示される画面の構成例を示す図である。
【0038】
操作者が、図3(a)に示す検索画面を表示部30に表示させた状態で、データ入力部20を操作して、データの記入欄のうち、「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」に、検索しようとする課税対象者のデータを1件分入力する。
【0039】
情報解析手段11は、データが入力されると、入力データを情報記憶手段12に一旦格納するとともに、入力データのレコード件数をカウントし、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報の遷移元入力情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に入力識別情報が含まれ、かつレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報を検索する。検索の結果、図2の表から、画面遷移制御情報の処理名を「課税対象者編集」、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」と特定し、図3(b)に示すように、「課税対象者編集」、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」の処理画面に遷移するためのボタンを表示部30に表示させる。
【0040】
なお、入力データのレコード件数が複数である場合、図2の表に示すように、「賦課履歴一覧編集」の遷移元入力情報の格納可能件数が1件であることから、「賦課履歴一覧編集」の処理画面を作成するためのボタンは表示されない。
【0041】
次に、図2に示した「課税対象者編集」の処理画面を表示させる場合の、本実施例の画面遷移制御装置の動作手順について説明する。
【0042】
図4は本実施例の画面遷移制御装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0043】
図3(b)に示した処理画面から、操作者がデータ入力部20を操作して「課税対象者編集」のボタンを押すと、情報解析手段11は、遷移先の処理画面として「課税対象編集」が選択された旨の信号を受け取り、「課税対象編集」に対応する処理画面を作成する(ステップS1)。続いて、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から処理名「課税対象者編集」の遷移先出力情報を検索する(ステップS2)。遷移先出力情報から読み出した出力識別情報のうち、入力データに対応する識別情報と一致する、出力可能な情報が存在するかを調べる(ステップS3)。出力可能な情報として、共通識別情報となる「相当年度」、「個人番号」および「履歴番号」に対応する入力データがあることを確認すると、これらのデータを情報記憶手段12に格納する。
【0044】
その後、「課税対象者編集」に対応する画面遷移制御情報を除く、情報記憶手段12に格納された画面遷移制御情報から遷移元入力情報を検索し、入力識別情報および格納可能件数の情報を読み出す(ステップS4)。続いて、遷移可能な処理があるかを調べるために、共通識別情報に入力識別情報が含まれ、かつ共通識別情報に対応する入力データのレコード件数が格納可能件数以下である画面遷移制御情報があるか否かを確認する(ステップS5)。
【0045】
図2に示した表から、処理名「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」に対応する画面遷移制御情報があることを確認すると、その処理画面に遷移するためのボタンを作成し、そのボタンを、作成した処理画面とともに、表示部30に表示させる(ステップS6)。図3(c)は、「課税対象者編集」の処理画面であり、「賦課編集」および「賦課履歴一覧編集」の処理画面に遷移するためのボタンが表示されている。
【0046】
なお、上記実施例では、格納可能件数を検索条件としたが、格納可能件数が全て同じ場合には、格納可能件数を検索条件にしなくてもよい。
【0047】
本実施例では、上述のようにして、画面遷移制御情報に入力識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データに対応する識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。画面遷移の順番となる画面遷移パターンが決まれば、各処理画面で必要な入力データが定まり、画面遷移制御情報に必要な入力データに対応する識別情報を登録することで、画面遷移パターンを容易に、かつ自由に作成できる。
【0048】
また、操作者は、遷移先の処理画面を示すボタンを選択すると、遷移先処理画面には共通識別情報に対応する入力データが表示されるため、遷移元処理画面で入力したデータを改めて入力する必要がなく、再入力のための負担が軽減される。
【0049】
さらに、処理を追加する場合、追加する処理に応じた遷移元入力情報および遷移先出力情報を含む画面遷移制御情報を新たに登録するだけで、追加した処理に対応する処理画面への遷移が可能となるため、処理を追加する際に必要となるメンテナンスの負荷が軽減される。
【0050】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0051】
本発明では、画面遷移制御情報に処理画面に必要な入力データに対応する識別情報を予め登録することで、データが入力されると、入力データの識別情報に応じて、遷移可能な処理画面が定まる。画面遷移の順番となる画面遷移パターンが決まれば、各処理画面で必要な入力データが定まり、画面遷移制御情報に必要な入力データに対応する識別情報を登録することで、画面遷移パターンを容易に、かつ自由に作成できる。
【0052】
また、画面遷移パターンをより容易にかつ自由に作成できるので、効率のよい画面遷移パターンを構築でき、一連のデータ入力操作から不要な操作が削減され、操作性が向上する。
【0053】
さらに、処理を追加する場合、従来、追加する処理画面に遷移させるためのリンクを遷移元画面に設定するためにプログラムを修正する必要があったが、本発明では、追加する処理に応じた遷移元入力情報および遷移先出力情報を含む画面遷移制御情報を新たに登録するだけで、追加した処理に対応する処理画面への遷移が可能となるため、処理を追加する際に必要となるメンテナンスの負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画面遷移制御装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における画面遷移制御情報の一例を示す表である。
【図3】本実施例の画面遷移制御装置に表示される画面の構成例を示す図である。
【図4】本実施例の画面遷移制御装置による動作手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の画面遷移の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 データ処理部
11 画面遷移制御情報解析手段
12 画面遷移制御情報記憶手段
20 データ入力部
30 表示部
Claims (6)
- 入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報が格納され、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報が複数格納された情報記憶手段と、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる情報解析手段と、
を有する画面遷移制御装置。 - 前記画面遷移制御情報は、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を含み、
前記情報解析手段は、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させる請求項1記載の画面遷移制御装置。 - 前記情報解析手段は、
前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させる請求項2記載の画面遷移制御装置。 - プロセッサを備えた情報解析手段、および情報記憶手段を有する情報処理装置による画面遷移制御方法であって、
前記情報記憶手段に、入力データを表示するための記入欄が入力データ毎に設けられた処理画面の画像データ、および前記記入欄に対応する識別情報を格納するとともに、前記処理画面毎に、該処理画面における処理に必要な入力データに対応する前記識別情報である入力識別情報を含む画面遷移制御情報を複数格納し、
操作者によりデータが入力されると、前記画面遷移制御情報から前記入力識別情報を読み出し、
入力データに対応する識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を検索し、
検索により特定した該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を表示させる画面遷移制御方法。 - 前記画面遷移制御情報に、該画面遷移制御情報に対応する処理画面と異なる処理画面に遷移する際に遷移先の処理画面に出力可能な入力データに対応する前記識別情報である出力識別情報を備え、
操作者により前記記号が選択されることで、該記号に対応する処理画面となる遷移先処理画面の画面遷移制御情報から前記出力識別情報を読み出し、
該出力識別情報と前記入力データに対応する識別情報とが一致する共通識別情報を求め、
該共通識別情報に対応した入力データと前記画像データを用いて前記遷移先処理画面を作成して表示させる請求項4記載の画面遷移制御方法。 - 前記共通識別情報に前記入力識別情報が含まれる画面遷移制御情報を特定し、
該画面遷移制御情報に対応する処理画面に遷移するための記号を前記遷移先処理画面に表示させる請求項5記載の画面遷移制御方法。
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