JP2004171138A - 携帯型端末装置およびそれへの信号電力供給装置 - Google Patents

携帯型端末装置およびそれへの信号電力供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不要時には、不要な電力消費を防止し、小型化も可能な携帯型端末装置、および、携帯型端末装置に信号および電力を供給しない場合に、外部へ悪影響を与えることがなく、不要な電力消費を防止して小型化も可能な信号電力供給装置を提供する。
【解決手段】携帯型端末装置200は、二次電池209と、電力供給を受けて作動し、信号電力供給装置100との間で信号を送受信する信号伝送装置202と、信号電力供給装置100から電力を受けて、二次電池209および信号伝送装置202に電力を供給する受電装置207および直流化装置208と、直流化装置208または二次電池209から電力を受けて作動し、信号伝送装置202による信号の送受信の有無に基づいて、信号伝送装置202に対する受電装置207および直流化装置208の電力の供給および遮断を制御する信号処理装置203および切替装置205とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部に保存されているコンテンツを取得して再生・利用する携帯型端末と、記憶しているコンテンツを携帯型端末に送信するとともにこの携帯型端末に電力を供給する信号・電力供給装置に関する。
特定的には、本発明は、コンテンツデータを送受信しない等の不要時には、不要部への電力供給を遮断する携帯型端末および信号・電力供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば放送やインターネットを通じて得られたコンテンツを、ハードディスク等の記憶手段に一時記憶保存した後に携帯型端末に転送して、携帯型端末においてコンテンツを再生・利用する情報提供装置および情報提供システムが知られている。
このような情報提供装置および情報提供システムにおいては、情報提供装置に記憶されたコンテンツの大量のデータは、たとえば光通信によって非接触で高速に携帯型端末に転送される。
【0003】
また、パーソナルコンピュータ等の情報機器と、それと非接触で接続される機能拡張ドッキングユニットとの間において、光通信によって非接触で情報交換を行なうとともに、非接触で電力を供給する技術も知られている(たとえば特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の伝送装置においては、通信および電力供給のための接続・非接続を意識せずに済むように、通信用の光は常に出射されており、電磁誘導技術によってドッキングユニットから情報機器へ電力が供給されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−338587号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の内容を用いて、ある機器から他の機器へ電力を供給する場合に、電力が供給される側の機器(たとえば携帯型端末)では、供給された電力を、情報の通信のためだけでなく、端末の二次電池の充電等の他の目的に使用することも考えられる。
しかしながら、コンテンツ情報等の大量のデータを高速に伝送させるための光を出射させておくことは、電力を大量に必要とする。したがって、二次電池へ充電電流を十分に供給することは困難になり、二次電池の短時間での充電のためには送電装置および受電装置がともに大型化する。このため、小型化が望まれる携帯型端末も、ある程度大型化せざるを得ない可能性がある。
【0006】
また、特許文献1に記載の伝送装置のように、光通信を常に実行可能にしている構造では、不要な光が出射され、たとえば他の機器の誤動作等の悪影響を引き起こす可能性がある。また、送電のために磁場を常に形成していたのでは、磁場内に金属が存在した場合に、誘導電流によってその金属が発熱する等の不都合が発生する可能性もある。
さらに、光および電力を送出する伝送装置の消費電力も増大する。
【0007】
したがって、本発明の目的は、信号を送受信しない等の不要時には、不要な電力消費を防止し、小型化も可能な携帯型端末装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、携帯型端末装置に信号および電力を供給しない場合に、外部へ悪影響を与えることがなく、不要な電力消費を防止して小型化も可能な信号電力供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯型端末装置は、信号電力供給装置から電力の供給を受け、かつ信号の送受信を行なう携帯型端末装置であって、二次電池と、電力供給を受けて作動し、前記信号電力供給装置との間で信号を送受信する送受信手段と、前記信号電力供給装置から電力を受けて、前記二次電池および前記送受信手段に電力を供給する受電供給手段と、前記受電供給手段または前記二次電池から電力を受けて作動し、前記送受信手段による信号の送受信の有無に基づいて、前記送受信手段に対する前記受電供給手段の電力の供給および遮断を制御する電力制御手段とを有する携帯型端末装置である。
【0009】
また、本発明に係る信号電力供給装置は、携帯型端末装置へ電力を供給し、かつ信号の送受信を行なう信号電力供給装置であって、電力を受けて作動し、前記携帯型端末装置との間で信号を送受信する送受信手段と、電力を受けて前記携帯型端末装置へ送る送電手段と、前記携帯型端末装置が前記送受信手段および前記送電手段に対する所定位置に設置されたことを検出する検出手段と、前記検出手段による前記携帯型端末装置の検出の有無に基づいて、前記送受信手段および前記送電手段への、外部からの電力の供給および遮断を制御する電力制御手段とを有する信号電力供給装置である。
【0010】
本発明に係る携帯型端末装置においては、携帯型端末装置は、情報を記憶している信号電力供給装置との間で情報の取得を含む信号の送受信を行なう場合には、信号電力供給装置の近傍の所定位置に設置される。
そして、外部からの操作を受けて、送受信手段が、信号電力供給装置との間で信号を送受信する。
携帯型端末装置を信号電力供給装置の近傍に設置しない場合には、携帯型端末装置の二次電池が、送受信手段に電力を供給する。
携帯型端末装置が信号電力供給装置の近傍に設置された場合には、携帯型端末装置の受電供給手段が信号電力供給装置から電力を受け取り、二次電池を充電する。
電力制御手段は、二次電池から電力を受けて、外部からの要請があった場合には、送受信手段に受電供給手段から電力を供給させて、信号の送受信をさせる。
電力制御手段は、送受信手段が送受信を行なわない場合には、送受信手段への電力供給を遮断する。これにより、送受信を行なわない場合には、受電供給手段が受け取った電力の大部分が二次電池へ供給される。
【0011】
本発明に係る信号電力供給装置が、記憶している情報を携帯型端末装置に伝送する場合には、携帯型端末装置が、信号電力供給装置の近傍の所定位置に設置される。
信号電力供給装置は、携帯型端末装置が所定位置に設置されたことを、検出手段によって検出する。
信号電力供給装置側の電力制御手段は、検出手段が携帯型端末装置を検出した場合には、外部から供給される電力を供給装置側送受信手段および送電手段へ供給する。電力制御手段は、検出手段が携帯型端末装置を検出していない場合には、外部からの供給装置側送受信手段および送電手段への電力供給を遮断する。
送電手段は、電力が供給された場合に、供給された電力を携帯型端末装置の受電供給手段に送出して、携帯型端末装置に電力を供給する。
携帯型端末装置側の送受信手段は、携帯型端末装置からの要請を受けて、端末側送受信手段との間で、情報の伝送を含む信号の送受信を行なう。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して述べる。
【0013】
第1実施形態
図1が、本発明の第1実施形態に係る携帯型端末装置(以下、端末と称す。)と信号電力供給装置(以下、供給装置と称す。)の概略構成を示すブロック構成図である。
図1に示す端末200と供給装置100は、供給装置100に蓄えられている動画等のコンテンツのデータを端末200に送信し、端末200においてコンテンツの再生等のデータ利用を行なう端末と供給装置である。
【0014】
端末200は、ユーザにより任意の場所に携行可能になっており、ユーザは、任意の場所で、端末200にコンテンツを表示させる等の操作を行なうことができる。
一方、供給装置100は、所定の場所に設置される。
端末200は、たとえば、保存しているコンテンツの書き換えや新しいコンテンツを取得する場合に、供給装置100の近傍の所定位置に設置される。
以下では、コンテンツの書き換えや取得のために、端末200を供給装置100近傍の所定位置に設置した場合について述べる。
【0015】
供給装置100は、信号処理装置A(101)と、信号伝送装置A(102)と、直流化装置A(103)と、送電装置104とを有している。
信号伝送装置A(102)は、本発明における供給装置側の送受信手段の一実施態様に相当する。
また、送電装置104は、本発明における送電手段の一実施態様に相当する。
信号処理装置A(101)は、たとえばCPU(Central Processing Unit)によって実現する。
信号処理装置A(101)は、外部情報入力端子111に接続される。外部情報入力端子111は、たとえばインターネットや、放送波を受信するチューナに接続されている。信号処理装置A(101)は、たとえば端末200が供給装置100から分離され、ユーザによって携行されている間に、インターネットやチューナ等の外部の情報源から、動画等の所望のコンテンツやそのコンテンツの内容を表わす表題等のデータを含む信号を取得する。
取得されたデータは、一例として信号処理装置A(101)自身または図示しない他のデータ処理装置によって、たとえば所定の圧縮方法によって圧縮されて、図示しないハードディスクドライブ等の記憶装置に記憶される。
【0016】
信号処理装置A(101)は、記憶しているデータを端末200に送信する場合には、圧縮されているデータを伸張して、信号伝送装置A(102)に出力する。
圧縮されているデータをそのまま信号伝送装置A(102)に出力し、端末200側でデータを伸張してもよい。
信号伝送装置A(102)は、信号処理装置A(101)から入力されたデータを、後述する端末200の端末側の送受信手段の一実施態様である信号伝送装置Bに出力する。
【0017】
信号伝送装置A(102)および信号伝送装置B(202)としては、たとえば、IEEE1394の規格に準拠した、光信号を用いた通信用送受信器を用いる。これにより、信号伝送装置A(102)と信号伝送装置Bとの間では、一例として400Mbps(ビット/秒)程度の高速のデータ通信が非接触で可能になる。
信号伝送装置A(102)は、信号処理装置A(101)から入力されるデータを、光信号Sとして信号伝送装置Bに送信する。
また、信号伝送装置A(102)は、信号伝送装置Bからのデータを含む信号を光信号Sとして受信し、信号処理装置A(101)に出力する。
【0018】
供給装置100には、外部の商用電源112が接続されて電力が供給される。商用電源112は、たとえば交流の電流を供給装置100に供給する。
供給装置100は、入力された交流電流を、直流化装置A(103)によって直流の電流に変換する。
信号処理装置A(101)および信号伝送装置A(102)は、直流化装置A(103)から供給される直流電流を受けて作動する。
【0019】
また、直流化装置A(103)は、送電装置104にも直流電力を供給する。
送電装置104としては、一例として、電磁誘導技術として既知の、電磁場を生成する装置を用いる。送電装置104は、一例として100kHz程度の電磁場を生成する。これにより、送電装置104は、直流化装置A(103)から受け取った電力を、電磁場のエネルギーとして送ることができる。
【0020】
端末200は、図1に示すように、表示および音声出力装置201と、信号伝送装置B(202)と、信号処理装置B(203)と、操作装置204と、切替装置B(205)と、電源選択装置206と、受電装置207と、直流化装置B(208)と、二次電池209とを有している。
信号伝送装置B(202)が、本発明における端末側の送受信手段の一実施態様に相当する。
また、受電装置207および直流化装置B(208)が、本発明における受電供給手段の一実施態様に相当する。
信号処理装置B(203)および切替装置B(205)により、本発明における電力制御手段の一実施態様が構成される。信号処理装置B(203)および切替装置B(205)が、本発明における信号処理手段および切替手段の一実施態様にそれぞれ相当している。
【0021】
受電装置207は、一例として、電磁場から誘導電力を取り出す二次コイルを用いて構成する。したがって、送電装置104が生成する電磁場内に受電装置207を配置すれば、電磁場のエネルギーを誘導電力として受け取ることができる。これにより、供給装置100から端末200に電力を非接触で供給することができる。
なお、送電装置104から受電装置207への単位時間当たりの送電量は一定とする。
【0022】
受電装置207は、送電装置104から受け取った電力を、端末200側の直流化装置B(208)に出力する。
直流化装置B(208)は、受電装置207の二次コイルによって得られる交流の誘導電力を、直流の電流に変換する。
直流化装置B(208)は、直流化した電流を、1つの出力端子から二次電池209へ供給して二次電池209を充電し、もう1つの出力端子から電源選択装置206および切替装置B(205)に供給する。
【0023】
二次電池209は、直流化装置B(208)から受け取った電力を蓄える。
電源選択装置206は、直流化装置B(208)および二次電池209に接続されており、これらの電圧を検出可能になっている。
電源選択装置206は、直流化装置B(208)もしくは二次電池209のうち、電圧の高い方を選択して電源として用い、そこから電力を信号処理装置B(203)に供給する。
【0024】
端末200側の信号処理装置B(203)も、供給装置100側の信号処理装置A(101)と同様に、たとえばCPUによって実現する。
信号処理装置B(203)は、電源選択装置206から供給される、直流化装置B(208)または二次電池209の電力を受けて作動する。
信号処理装置B(203)は、表示および音声出力装置201に、所定のデータに基づいた画像ならびに音声を出力させる。
また、信号処理装置B(203)は、操作装置204からの入力に基づいて、表示および音声出力装置201による画像ならびに音声の出力・非出力や、出力する画像ならびに音声の内容の変更を実行する。
【0025】
表示および音声出力装置201としては、たとえば液晶表示パネルおよびスピーカーを用いることができる。
操作装置204としては、たとえば、ユーザが操作可能な各種ボタンや操作キーを用いる。
タッチパネルとして、表示および音声出力装置201と操作装置204とを一体化することも可能である。
【0026】
信号処理装置B(203)は、操作装置204からの指令入力を受けて、信号伝送装置B(202)に、指令の内容を含む信号を出力し、信号伝送装置B(202)と供給装置100側の信号伝送装置A(102)との間で信号を送受信させる。
また、信号処理装置B(203)は、信号の送受信により供給装置100から信号伝送装置B(202)が受け取ったデータを受信し、表示および音声出力装置201に出力させる。
信号伝送装置B(202)が受信したデータは、端末200の図示しない半導体メモリ等の記憶手段に保存しておくことも可能である。
【0027】
さらに、信号処理装置B(203)は、信号伝送装置B(202)との間での信号の送受信中には、後述する切替装置B(205)のスイッチをオンにする制御信号を出力し、送受信の停止中には、オフにする制御信号を出力する。
これらのオン・オフの制御信号は、それぞれが所定の大きさを有する信号であってもよいし、たとえば、オンにする制御信号のみに大きさを持たせて、オフにする制御信号は、信号を出力しないことで代用してもよい。
【0028】
信号伝送装置B(202)は、前述のように、供給装置100側の信号伝送装置A(102)と同様の、たとえばIEEE1394の規格に準拠した、光信号を用いた通信用送受信器である。
信号伝送装置B(202)は、信号処理装置B(203)を介して入力される、データ信号を含む信号を、光信号Sとして信号伝送装置A(102)に送信する。
また、信号伝送装置B(202)は、信号伝送装置A(102)からのデータを含む信号を、光信号Sとして受信する。
【0029】
信号伝送装置B(202)と直流化装置B(208)との間に設けられる切替装置B(205)は、たとえば図2に示すようなスイッチ2051を有している。
スイッチ2051の入力側に直流化装置B(208)の出力端子が接続され、スイッチ2051の出力側は、信号伝送装置B(202)に接続される。
また、スイッチ2051は、図2に示すように信号処理装置B(203)にも接続される。
スイッチ2051は、信号処理装置B(203)からのオン信号を受け取ったときには、直流化装置B(208)と信号伝送装置B(202)とを接続し、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)への電力供給を確立させる。
スイッチ2051は、信号処理装置B(203)からのオフ信号を受け取ったときには、直流化装置B(208)と信号伝送装置B(202)とを非接続にし、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)への電力供給を遮断する。
【0030】
以下、供給装置100から端末200へのコンテンツデータの供給手順の一例について、図3も参照して述べる。
図3は、供給装置100から端末200へのコンテンツデータの供給時における端末200側の信号処理装置B(203)の処理を表わすフローチャートである。
【0031】
供給装置100から端末200へコンテンツデータを供給する場合には、まず、供給装置100に対して端末200を、送電装置104から受電装置207への電力供給が可能、かつ、信号伝送装置A(102)と信号伝送装置B(202)との間での通信が可能な場所に設置する。
信号処理装置B(203)は、所定のサンプリング間隔で、自分自身に入力される入力を検出している(ステップST1)。
これにより、信号処理装置B(203)は、信号伝送装置B(202)との間で信号の送受信を行なうことを指令する送受信指令信号が入力されたか否かを判断する(ステップST2)。
【0032】
操作装置204が操作されておらず、送受信指令信号が入力されていない時点では、信号処理装置B(203)は、スイッチ2051を非接続状態にする制御信号を切替装置B(205)に出力する(ステップST3)。
この状態では、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)への間の電力供給は遮断されており、直流化装置B(208)に供給された電力は、大部分が二次電池209に送られる。これにより、二次電池209を充電する単位時間あたりの充電電流が大きくなり、二次電池209が効率的に充電される。
【0033】
たとえば、供給装置100内に記憶されているコンテンツの表題を知りたい場合には、ユーザは、操作装置204により、コンテンツの表題を表示および音声出力装置201に出力させる操作を行なう。
このとき、信号処理装置B(203)は、図3に示すステップST2において、送受信指令信号が入力されたと判断する。
このとき、信号処理装置B(203)は、コンテンツの表題を出力させる信号を含むデータを信号伝送装置B(202)に出力する。それとともに、信号処理装置B(203)は、スイッチ2051を接続状態にする制御信号を切替装置B(205)に出力する(ステップST4)。
これにより、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)への電力供給が確立され、信号伝送装置B(202)と信号伝送装置A(102)との間での信号の送受信が可能になる。
【0034】
直流化装置B(208)から電力を供給された信号伝送装置B(202)は、コンテンツの表題を出力させる信号を含むデータを、光信号Sとして、供給装置100の信号伝送装置A(102)に送信する。
信号伝送装置A(102)は、受信して複調したデータを信号処理装置A(101)に送信する。信号処理装置A(101)は受信したデータに基づいて、記憶してあるコンテンツの表題のデータを読み出し、信号伝送装置A(102)に送信する。
【0035】
信号伝送装置A(102)は、コンテンツの表題のデータを光信号Sとして信号伝送装置B(202)に送信する。
信号伝送装置B(202)は、複調したコンテンツの表題のデータ信号を信号処理装置B(203)に送信する。
信号処理装置B(203)は、受信したコンテンツの表題のデータ信号に基づいて、コンテンツの表題を表示および音声出力装置201に出力させる。
【0036】
信号処理装置B(203)は、信号伝送装置B(202)との間での信号の送受信、ならびに信号伝送装置B(202)と信号伝送装置A(102)との間での信号の送受信の状況を検知しており、これらの送受信が終了したか否かを判断する(ステップST5)。
信号処理装置B(203)は、送受信が終了するまで、スイッチ2051を接続状態にする制御信号の切替装置B(205)への出力を続行する。
接続状態にする制御信号は、信号処理装置B(203)−信号伝送装置B(202)−信号伝送装置A(102)−信号処理装置A(101)間での信号の送受信終了後も、ある程度の時間出力させておくことが、接続の安定性の点で好ましい。
信号処理装置B(203)によって、送受信するデータの量に基づいて送受信に必要とする通信時間を予め算出し、送受信終了を検出することなく、接続状態にする制御信号を、通信時間よりもある程度長い時間出力するようにしてもよい。
送受信、または接続状態にする制御信号の出力が終了したと判断した場合には、ステップST1に戻り、信号処理装置B(203)は入力されている信号を検出して、ステップST1〜ST5の処理を繰り返す。
【0037】
以上により、ユーザが操作装置204を操作して、信号処理装置B(203)−信号伝送装置B(202)−信号伝送装置A(102)−信号処理装置A(101)間で信号の送受信が行なわれる場合にのみ、信号伝送装置B(202)に電力が供給される。
なお、表示および音声出力装置201に表題を出力させたコンテンツの実際の内容も、上記の手順と同様にして、供給装置100から端末200に供給される。即ち、ユーザは、表示および音声出力装置201に出力された表題に基づいて、所望のコンテンツを選択し、そのコンテンツを端末200に送信させるように操作装置204を操作する。
選択されたコンテンツの内容のデータを端末200に送信させる指令を含むデータは、信号処理装置B(203)−信号伝送装置B(202)−信号伝送装置A(102)−信号処理装置A(101)のルートにより供給装置100に送信される。
選択されたコンテンツの内容のデータは、上記のルートの逆のルートを経て、端末200に送信されて記憶される。
【0038】
本実施形態においては、信号伝送装置A(102)および信号伝送装置B(202)を用いて送受信するため、非接触で簡単に送受信することができる。また、大量のデータであっても高速に短時間で伝送させることができる。
端末200へのコンテンツの伝送の終了後には、ユーザは供給装置100に対する設置位置から端末200をはずし、任意の場所に携行する。そして、ユーザは、任意の場所で操作装置204を操作して、端末200に記憶されたコンテンツを再生させ、表示および音声出力装置201から出力される画像・音声を視聴することが可能である。
【0039】
以上のように、本第1実施形態によれば、信号伝送装置B(202)および信号処理装置B(203)が送受信を行なうとき以外は、スイッチ2051は非接続状態になっており、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)へ電力は供給されない。
このため、送電装置104から受電装置207への単位時間当たりの送電量が一定である場合に、二次電池209の充電効率を向上させることができる。したがって、送電装置104および受電装置207の両方を小型化することができ、特に端末200を小型化するために有用である。
【0040】
第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態に係る端末に用いられる切替装置Bの構成図である。
第2実施形態に係る端末および供給装置は、切替装置Bを除いては、その構成および機能は第1実施形態に係る端末200および供給装置100と同じである。そのため、詳細な記述は省略する。
【0041】
第2実施形態においては、切替装置B(205)の代わりに、図4に図解の切替装置B(2050)を使用する。
切替装置B(2050)は、切替装置B(205)に用いられていたものと同様のスイッチ2051と、タイマー2052と、OR回路2053とを有している。
タイマー2052およびOR回路2053により、本発明における接続手段の一実施態様が構成される。
【0042】
第1実施形態の場合と同様に、スイッチ2051の入力側には直流化装置B(208)が接続され、出力側には信号伝送装置B(202)が接続される。
ただし、スイッチ2051に入力される、スイッチ2051の接続・非接続を制御する信号は、信号処理装置B(203)からの制御信号そのものではない。第2実施形態においては、スイッチ2051の接続・非接続を制御する信号として、タイマー2052からの出力と信号処理装置B(203)からの制御信号とをOR回路2053を通して生成した信号Sを用いる。
【0043】
タイマー2052は、入力側が直流化装置B(208)の出力端子に接続されており、出力側がOR回路2053の入力端子に接続されている。
タイマー2052は、供給装置100に対する所定の位置に端末200が設置され、受電装置207が供給装置100から電力を受けて、直流化装置B(208)の出力端子から電流が出力されたときの直流化装置B(208)の立ち上がり信号によって起動する。
起動したタイマー2052は、所定時間の間、ある大きさを有する出力信号を出力する。タイマー2052は、起動してからたとえば15分間、たとえば大きさが1の出力信号を出力する。
起動してから所定時間経過後には、タイマー2052は切れて、直流化装置B(208)からの入力が存在している場合にも出力信号を出力しない。これは、タイマー2052が大きさが0の出力信号を出力すると言い換えることもできる。
【0044】
一例として、信号処理装置B(203)は、信号伝送装置B(202)との間での信号の送受信中には、大きさが1の制御信号をOR回路2053に出力し、送受信の停止中には、大きさが0の制御信号を出力するとする。
OR回路2053は、タイマー2052および信号処理装置B(203)の少なくともいずれか一方から、大きさが1の信号が入力されているときに、たとえば大きさが1の信号Sを出力する。入力される信号の大きさがどちらも0のときには、OR回路2053は大きさが0の信号Sを出力する。
スイッチ2051は、信号Sの大きさが1の場合には接続状態となり、0の場合には非接続状態となる。
【0045】
以上の構成により、供給装置100に対する所定の位置に端末200を設置したときに、受電装置207が受電したことによりタイマー2052が起動する。そして、タイマー2052が起動してからたとえば15分間は、信号処理装置B(203)が出力する制御信号の内容に関わらず、信号伝送装置B(202)に直流化装置B(208)から電力が供給される。即ち、供給装置100に対する所定の位置に端末200を設置してからたとえば15分間は、ユーザが操作装置204を操作しない場合にも、信号伝送装置B(202)は起動した状態になる。
【0046】
したがって、ユーザが操作装置204を操作してから、信号伝送装置B(202)へ電力が供給されて信号伝送装置B(202)が起動するまでに、たとえば数秒の時間を有する場合にも、その時間を省略することができる。
その結果、タイマー2052が起動している時間内であれば、ユーザが操作装置204によりたとえばコンテンツ等のデータを端末200に送信させる操作を行なってから、端末200がコンテンツのデータを取得するという結果を得るまでの時間を短縮することができる。
さらに、タイマー2052を使用することにより、CPUのような信号処理装置を用いることなく、信号伝送装置B(202)への電力供給を制御することができるという効果がある。
【0047】
なお、タイマー2052が切れた後には、第1実施形態の場合と同じになり、操作装置204からの送受信指令信号の入力から信号伝送装置B(202)の起動までにたとえば数秒のタイムラグが生じる。しかしながら、送受信指令信号が存在していない場合には、直流化装置B(208)から信号伝送装置B(202)への電力供給が遮断され、二次電池209の充電効率が向上する。したがって、第1実施形態の場合と同様に、送電装置104および受電装置207の小型化が可能であり、端末200を小型化することができる。
【0048】
第3実施形態
図5は、本発明の第3実施形態に係る供給装置と端末の概略構成を示すブロック構成図である。
図5に図解の第3実施形態に係る供給装置1001と端末2001は、端末2001が供給装置1001から分離している場合に、供給装置1001における不要な電磁場の生成および通信用の光の射出を防止するためのものである。
第3実施形態に係る供給装置1001と端末2001は、設置検出装置106と、被検出部210と、切替装置A(105)を設けた点が、前述の第1実施形態、または第2実施形態に係る供給装置および端末と異なっている。その他の点は、第1実施形態、または第2実施形態に係る供給装置および端末と同じであるため、同一構成要素には同一符号を付し、詳細な記述は省略する。
【0049】
設置検出装置106は、本発明における検出手段の一実施態様に相当する。
また、切替装置A(105)は、本発明における供給装置側の電力制御手段の一実施態様に相当する。
図5に図解のように、設置検出装置106と切替装置A(105)は供給装置1001に設けられ、被検出部210は端末2001に設けられる。
設置検出装置106としては、たとえば機械的なスイッチを用いることができる。この場合には、たとえば、供給装置1001から電力の供給を受け、かつ信号の送受信が可能な所定の位置に端末2001を設置したときに、供給装置1001の機械的なスイッチを押すような突出部を被検出部210とする。
【0050】
設置検出装置106をリードスイッチとし、端末2001を供給装置1001に対する所定の位置に設置したときにこのリードスイッチをオンとするような磁石を、被検出部210とすることも可能である。
【0051】
たとえば以上のような構成により、端末2001が供給装置1001に対する所定の位置に設置されたことを検出することができる。
設置検出装置106は、端末2001が所定位置に設置されたことを検出したときには、検出信号を出力する。
【0052】
切替装置A(105)は、直流化装置A(103)と、信号伝送装置A(102)および送電装置104との間に接続される。
図6に図解のように、切替装置A(105)は、第1実施形態に係る端末200において用いていた切替装置B(205)と同様のものであり、スイッチ2051を有している。
切替装置A(105)のスイッチ2051の入力側は直流化装置A(103)の出力端子に接続され、出力側は信号伝送装置A(102)および送電装置104に接続される。
また、前述の設置検出装置106からの検出信号が、スイッチ2051を接続・または非接続状態にする制御信号として用いられる。
【0053】
切替装置A(105)は、たとえば、検出信号がスイッチ2051に入力されたときには、スイッチ2051を接続状態にし、直流化装置A(103)から信号伝送装置A(102)および送電装置104への電力の供給を確立する。
設置検出装置106からの検出信号が入力されていないときには、切替装置A(105)はスイッチ2051を非接続状態にし、直流化装置A(103)から信号伝送装置A(102)および送電装置104への電力の供給を遮断する。
【0054】
以上の構成から、端末2001を供給装置1001に対する所定位置に設置したときには、直流化装置A(103)から信号伝送装置A(102)および送電装置104へ電力が供給される。これにより、送電装置104から受電装置207への送電、および信号伝送装置A(102)と信号伝送装置B(202)との間での信号の送受信が可能になる。
端末2001を供給装置1001に対する所定位置からはずしたときには、信号伝送装置A(102)および送電装置104へは電力が供給されず、不要な電磁場の生成、および通信用の光の射出を防止することができる。
【0055】
このように、本第3実施形態によれば、不要な電磁場の生成、および光の射出を防止し、端末2001をはずしている場合における、電磁場内に位置した金属の発熱や他の機器の誤動作等の外部への悪影響を防止することができる。
また、端末2001をはずしている場合には信号伝送装置A(102)および送電装置104に電力が供給されないため、供給装置102の消費電力を低減することができる。
さらに、CPU等の信号処理装置を用いることなく直流化装置A(103)から信号伝送装置A(102)および送電装置104への電力の供給または遮断を制御可能であるため、供給装置1001の回路構成が簡単になり、信号処理装置A(101)の処理の負担も低減可能である。
【0056】
第4実施形態
図7が、本発明の第4実施形態に係る供給装置と端末の概略構成を示すブロック構成図である。
図7に図解の第4実施形態に係る供給装置1002と端末2002は、端末2002を供給装置1002に対する所定位置に設置した場合であっても、信号の送受信を行なうときにのみ供給装置1002側の信号伝送装置を起動させるものである。
【0057】
第4実施形態に係る供給装置1002と端末2002は、伝送要請送信装置211と、伝送要請受信装置107とを設け、切替装置A(105)の代わりに切替装置A(1050)を用いた点が、第3実施形態に係る供給装置および端末と異なっている。
伝送要請受信装置107は、本発明における要請信号受信手段の一実施態様に相当する。
また、切替装置A(1050)は、本発明における電力制御手段の異なる実施態様に相当する。
その他の点は、第3実施形態に係る供給装置および端末と同じであるため、同一構成要素には同一符号を付し、詳細な記述は省略する。
【0058】
図7に図解のように、伝送要請送信装置211は、端末2002に設けられ、切替装置B(205)の出力が入力されるように接続される。
伝送要請送信装置211としては、たとえば、入力があったときに直流を流すコイルを用いることができる。
端末2002の切替装置B(205)に出力電流があらわれると、この出力電流は信号伝送装置B(202)に供給されるだけでなく、伝送要請送信装置211にも供給され、コイルに直流電流が流れる。このコイルに流れる直流電流が、本発明における、信号伝送装置A(102)を用いた信号の送受信を要請する要請信号の一実施態様に相当する。
【0059】
伝送要請受信装置107としては、たとえばリードリレーを用いることができる。
たとえばリードリレーである伝送要請受信装置107は、供給装置1002において、コンテンツ取得のために端末2002を所定位置に設置したときに、伝送要請送信装置211によってオン・オフが制御可能な位置に設置される。
【0060】
切替装置B(205)から電流が出力され、伝送要請送信装置211に電流が流れると、リードリレー107がオンとなり、リードリレー107から、たとえば大きさが1の出力信号が切替装置A(1050)に送信される。
端末2002を供給装置1002に対する所定位置に設置した場合であっても、切替装置B(205)から電流が出力しない場合には、リードリレー107はオフ状態のままであり、切替装置A(1050)へは、たとえば大きさが0の出力信号が送信される。
【0061】
図8に図解のように、第4実施形態に係る切替装置A(1050)は、これまでと同様のスイッチ2054,2055と、AND回路1053とを有している。
スイッチ2054が本発明における供給装置側の第1の切替手段の一実施態様に相当し、スイッチ2055およびAND回路1053が本発明における第2の切替手段の一実施態様に相当する。
【0062】
図8のように、切替装置A(1050)のスイッチ2054の入力側は直流化装置A(103)の出力端子に接続され、出力側は送電装置(104)に接続される。
また、前述の設置検出装置106からの検出信号が、スイッチ2054を接続・または非接続状態にする制御信号として用いられる。
スイッチ2054は、たとえば、検出信号の大きさが1のときには接続状態になり、直流化装置A(103)から送電装置104への電力の供給を確立する。検出信号の大きさがたとえば0のときには、スイッチ2054は非接続状態になり、直流化装置A103を介した外部の商用電源112と送電装置104とを非接続にする。
【0063】
スイッチ2055の入力側には、直流化装置A(103)の出力端子が接続され、出力側には信号伝送装置A(102)が接続される。
スイッチ2051の接続・非接続を制御する信号としては、設置検出装置106からの検出信号と伝送要請受信装置107からの出力信号とを、AND回路1053を通して生成した信号Sを用いる。
【0064】
一例として、設置検出装置106は、端末2002が所定位置に設置されたことを検出した場合には、大きさが1の検出信号を出力し、それ以外のときは大きさが0の検出信号を出力するものとする。
また、伝送要請受信装置107は、前述のように、オン状態のときには大きさが1の出力信号を出力し、オフ状態のときには大きさが0の出力信号を出力するものとする。
AND回路1053は、たとえば、設置検出装置106からの検出信号と、伝送要請受信装置107からの出力信号の大きさがともに1の場合にのみ、大きさが1の信号Sを出力し、それ以外の場合には大きさが0の信号Sを出力するとする。
スイッチ2055は、信号Sの大きさが1の場合に接続状態となり、直流化装置A(103)と信号伝送装置A(102)とを接続させ、信号伝送装置A(102)への電力供給を確立する。信号Sの大きさが0の場合には、スイッチ2055は非接続状態となり、直流化装置A(103)と信号伝送装置A(102)とが非接続状態になる。
【0065】
以上の構成により、端末2002を所定位置に設置し、ユーザが操作装置204を操作して、信号伝送装置B(202)と信号伝送装置A(102)との間の送受信を望んだ場合には、伝送要請送信装置211からの要請信号を受けて、伝送要請受信装置107がオンとなる。これにより、スイッチ2055がオンとなり、直流化装置A(103)から信号伝送装置A(102)へ電力が供給され、信号伝送装置A(102)が作動する。
端末2002を所定位置に設置した場合でも、第1実施形態に係る切替装置B(205)の利用時には、ユーザが信号伝送装置B(202)と信号伝送装置A(102)との間の信号の送受信を望まない場合には、信号伝送装置A(102)へは電力供給されない。第2実施形態に係る切替装置B(2050)の利用時には、端末2002を設置後所定時間以後は、ユーザが信号の送受信を望まない場合には、信号伝送装置A(102)へは電力供給されず、信号伝送装置A(102)が作動しない。
【0066】
このように、本第4実施形態においては、端末2002を所定位置に設置した場合であっても、信号伝送装置B(202)と信号伝送装置A(102)との間で信号を送受信しない場合には、信号伝送装置A(102)への電力の供給を遮断することができる。
このため、信号伝送装置A(102)への不要な電力供給を無くすことができ、供給装置1002の消費電力を、第3実施形態の場合よりもさらに低減することができる。
【0067】
なお、本発明は、上記実施の形態に関わらず、適宜変更が可能である。
たとえば、切替装置A,Bの構成は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲であり、本発明の目的を達成する構成であれば、任意の構成を採用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、信号を送受信しない等の不要時には、不要な電力消費を防止し、小型化も可能な携帯型端末装置を提供することができる。
また、本発明によれば、携帯型端末装置に信号および電力を供給しない場合に、外部へ悪影響を与えることがなく、不要な電力消費を防止して小型化も可能な信号電力供給装置を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯型端末装置と信号電力供給装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図2】図2は、図1に図解の第1実施形態に係る携帯型端末装置に用いる切替装置の構成図である。
【図3】図3は、第1実施形態に係る信号電力供給装置と携帯型端末装置との間で信号を送受信する場合の、携帯型端末装置の信号処理装置の処理を表わすフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態に係る携帯型端末装置に用いる切替装置の構成図である。
【図5】図5は、本発明の第3実施形態に係る携帯型端末装置と信号電力供給装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図6】図6は、図5に図解の信号電力供給装置に用いる切替装置の構成図である。
【図7】図7は、本発明の第4実施形態に係る携帯型端末装置と信号電力供給装置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図8】図8は、図7に図解の信号電力供給装置に用いる切替装置の構成図である。
【符号の説明】
100,1001,1002…信号電力供給装置、101…信号処理装置A、102…信号伝送装置A(送受信手段)、103…直流化装置A、104…送電装置、105,1050…切替装置A、106…設置検出装置(検出手段)、107…伝送要請受信装置(要請信号受信手段)、200,2001,2002…携帯型端末装置、202…信号伝送装置B(送受信手段)、203…信号処理装置B、205…切替装置B、207…受電装置、208…直流化装置B、209…二次電池、210…被検出部、211…伝送要請送信装置、1053…AND回路、2051,2054,2055…スイッチ、2052…タイマー、2053…OR回路

Claims (5)

  1. 信号電力供給装置から電力の供給を受け、かつ信号の送受信を行なう携帯型端末装置であって、
    二次電池と、
    電力供給を受けて作動し、前記信号電力供給装置との間で信号を送受信する送受信手段と、
    前記信号電力供給装置から電力を受けて、前記二次電池および前記送受信手段に電力を供給する受電供給手段と、
    前記受電供給手段または前記二次電池から電力を受けて作動し、前記送受信手段による信号の送受信の有無に基づいて、前記送受信手段に対する前記受電供給手段の電力の供給および遮断を制御する電力制御手段と
    を有する携帯型端末装置。
  2. 前記電力制御手段は、
    前記送受信手段と前記受電供給手段との間に接続され、前記送受信手段と前記受電供給手段との接続および非接続を切替える切替手段と、
    前記送受信手段に接続され、前記送受信手段との間での信号の送受信中に、前記切替手段を接続させる制御信号を出力し、送受信の停止中には、前記切替手段を非接続にする制御信号を出力する信号処理手段と
    を有する請求項1に記載の携帯型端末装置。
  3. 前記切替手段は、前記信号処理手段からの前記制御信号の内容に関わらず、前記受電供給手段の受電に応じて前記送受信手段と前記受電供給手段とを所定の時間接続する接続手段を有する
    請求項2に記載の携帯型端末装置。
  4. 携帯型端末装置へ電力を供給し、かつ信号の送受信を行なう信号電力供給装置であって、
    電力を受けて作動し、前記携帯型端末装置との間で信号を送受信する送受信手段と、
    電力を受けて前記携帯型端末装置へ送る送電手段と、
    前記携帯型端末装置が前記送受信手段および前記送電手段に対する所定位置に設置されたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記携帯型端末装置の検出の有無に基づいて、前記送受信手段および前記送電手段への、外部からの電力の供給および遮断を制御する電力制御手段と
    を有する信号電力供給装置。
  5. 前記携帯型端末装置が出力する、当該携帯型端末装置との間の信号の送受信を要請する要請信号を受信する要請信号受信手段をさらに有し、
    前記電力制御手段は、
    前記検出手段による前記携帯型端末装置の検出中には外部電源を前記送電手段へ接続して電力を供給し、非検出中には前記外部電源と前記送電手段とを非接続にする第1の切替手段と、
    前記検出手段が前記携帯型端末装置を検出中であり、かつ、前記要請信号受信手段による前記要請信号の受信中には前記外部電源を前記送受信手段へ接続して電力を供給し、前記要請信号の受信の停止中には前記外部電源と前記送受信手段とを非接続にする第2の切替手段と
    を有する
    請求項4に記載の信号電力供給装置。
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