JP2004170839A - 光走査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンドリカルミラーの傾きを調整してなされるスキューの調整を容易に行うことができるとともに微調整を可能とした光走査装置を提供する。
【解決手段】シリンドリカルミラー30を、一端部がスキュー調整方向である幅方向に揺動自在なるようハウジング40内に取り付け、揺動端部に装着される第2ミラーホルダ52の端面に、スキュー調整方向と直交する方向に延びる長孔61を形成する。ハウジング40の側壁部45に、操作ギヤ64によって回転させられるカムギヤ63を装着し、カムギヤ63の回転軸63cの先端に形成したカムピン63dを長孔61に嵌合させる。操作ギヤ64を回転させるとカムギヤ63が減速して回転し、カムピン63dと長孔61の作用によってシリンドリカルミラー30の揺動端部が揺動し、スキューの調整が行われる。
【選択図】 図4
【解決手段】シリンドリカルミラー30を、一端部がスキュー調整方向である幅方向に揺動自在なるようハウジング40内に取り付け、揺動端部に装着される第2ミラーホルダ52の端面に、スキュー調整方向と直交する方向に延びる長孔61を形成する。ハウジング40の側壁部45に、操作ギヤ64によって回転させられるカムギヤ63を装着し、カムギヤ63の回転軸63cの先端に形成したカムピン63dを長孔61に嵌合させる。操作ギヤ64を回転させるとカムギヤ63が減速して回転し、カムピン63dと長孔61の作用によってシリンドリカルミラー30の揺動端部が揺動し、スキューの調整が行われる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に備えられる光走査装置に係り、特にシリンドリカルミラーの傾きに伴うスキューの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー複写機やカラープリンタ等には、フルカラー用の光走査装置が装備されている。この光走査装置は、レーザ光源からY:イエロー,M:マゼンタ,C:シアン,BK:ブラックの画像情報をそれぞれ含む4本のレーザビームが出射し、これらレーザビームが回転多面鏡に反射して偏向されてからf・θレンズを透過し、次いで分離鏡によって各色のレーザビームに分離し、分離した各レーザビームをそれぞれシリンドリカルミラーに反射させて各色ごとに被走査体上に結像させる構成が一般的である。光源から回転多面鏡までのレーザビームの光路の途中には、各種調光レンズや反射鏡等の光学系要素が適宜に配置される場合がある。
【0003】
このような光走査装置にあっては、被走査体に対する各色のレーザビームの結像位置が画像品質に大きく影響し、それら結像位置が相対的に揃っていることが画像品質の安定につながる。スキュー(走査線の傾き)の発生原因はシリンドリカルミラーの傾きの他にも後述するf・θレンズや分離鏡、案内鏡の傾きでも発生するが、最終段であるシリンドリカルミラーをその幅方向(図4のP−Q方向)の傾きを調整することで、一主走査線内の書き始めと書き終わり側での倍率やピントへの影響を最小に抑えながらスキューを調整することができる。これは、シリンドリカルミラーの反射面は断面凹状の円筒面であり、断面円弧の接線方向にスライドさせて、その曲率により反射位置を僅かに変更することができることによってこの効果が得られるものである。
【0004】
そこで、本出願人は既に先願においてシリンドリカルミラーを幅方向にスライドさせてスキューを調整する機構を提案した(特許文献1参照)。この機構は次のような構成および作用をなす。まず、シリンドリカルミラーの端部に長手方向に延びる支持軸を設け、この支持軸を、保持板に遊嵌するとともに保持板に重ねた操作調整板に嵌合する。保持板にはシリンドリカルミラーの幅方向に延びる長孔が形成され、この長孔に、操作調整板に形成したガイド突起が挿入され、操作調整板はガイド突起が保持板の長孔に案内されることにより、シリンドリカルミラーの幅方向にスライド自在とされている。また、保持板には偏心ピンの軸受けとなるガイド孔が形成され、操作調整板には、シリンドリカルミラーの幅方向に直交し、偏心ピンの胴部が挿入される長孔が形成されている。偏心ピンを操作調整板の長孔に通して保持板のガイド孔に挿入し、回転させると、胴部が旋回して操作調整板の長孔の内壁面を押圧し、操作調整板は保持板の長孔にガイド突起が案内されてシリンドリカルミラーの幅方向にスライドする。シリンドリカルミラーは、操作調整板に嵌合する支持軸を介して、操作調整板と一体に幅方向にスライドし、これによってスキューが調整される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−356259号公報(第8頁「0058」〜第9頁「0060」)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に記載のスキュー調整機構では、調整用治具として偏心ピンが必要であり、これは特殊なものなので、サービスマンでも手軽にスキューを調整することはできなかった。また、偏心ピンの作動量が直接シリンドリカルミラーの傾き量に反映するので、スキューの微調整が困難であった。
【0007】
したがって本発明は、シリンドリカルミラーの傾きを調整してなされるスキューの調整を容易に行うことができるとともに微調整を可能とした光走査装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源から出射した光束を偏向手段で偏向させ、偏向した光束をシリンドリカルミラーに反射させて被走査体上に結像させる光走査装置であって、シリンドリカルミラーは、ハウジング内に、反射させる光束の傾きを調整可能とすべく一端部を支点として揺動自在に支持され、該シリンドリカルミラーの揺動端部とハウジングとには、互いに係合し、回転操作されることによってシリンドリカルミラーの揺動角度を調整する調整機構が設けられており、さらにこの調整機構の回転操作部が、ハウジングの外部から操作可能に配されていることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、調整機構の回転操作部を操作することにより、シリンドリカルミラーの傾き調整すなわちスキューの調整を行うことができる。回転操作部はハウジングの外部から操作可能なので、ハウジングのカバー等を開けることなくスキューの調整を行うことができる。回転操作部を、一般的なドライバ等の工具を用いて操作できるように構成すれば、サービスマンでも手軽にスキューを調整することができる。
【0010】
本発明に係る調整機構は、回転操作部とシリンドリカルミラーの揺動端部との間に、回転操作部の回転を減速させる減速機構付きカム機構を有する形態を含む。この形態によると、回転操作部に与えた回転が減速機構付きカム機構を経ることにより減速されてシリンドリカルミラーに伝わるので、回転操作部の操作量に比してシリンドリカルミラーの傾き調整量を小さくすることができ、よって微調整が可能となる。
【0011】
なお、本発明は上述したフルカラー用の光走査装置にも適用可能であり、その場合には、複数の光源から光束が出射し、これら光束は偏向手段で偏向されてから分離手段で分離され、分離された各光束ごとにシリンドリカルミラーおよび被走査体が配備されている構成とされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1および図2は、一実施形態に係るフルカラー用の光走査装置の概略を示す展開図および側面図である。図1の符号1〜4は、それぞれY:イエロー,M:マゼンタ,C:シアン,BK:ブラックの画像情報を含むレーザビーム(光束)を出射するレーザ光源である。これらレーザ光源1〜4から出射したレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、コリメータレンズ5をそれぞれ透過して平行光になり、次いでシリンドリカルレンズ6をそれぞれ透過し、反射鏡7に反射して回転多面鏡(偏向手段)8に入射する。回転多面鏡8に入射する際のレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、シリンドリカルレンズ6の作用により線状のビーム形状になる。レーザビームLy,Lm,Lc,Lkは回転多面鏡8で反射されることにより偏向され、f・θレンズ9,10を透過する。
【0013】
図2に示すように、f・θレンズ9,10を透過した各レーザビームLy,Lm,Lc,Lkのうち2本が第1分離鏡(分離手段)11に入射し、他の2本が第2分離鏡(分離手段)12に入射する。この場合、第1分離鏡11にはYとMのレーザビームLy,Lmが入射し、第2分離鏡12にはCとBKのレーザビームLc,Lkが入射する。第1分離鏡11で反射した2本のレーザビームLy,Lmは第1案内鏡(分離手段)21に入射する。第1案内鏡21で反射するレーザビームLy,Lmのうち、レーザビームLyは第1シリンドリカルミラー30yに直接入射し、レーザビームLmは第2案内鏡(分離手段)22で反射してから第2シリンドリカルミラー30mに入射する。
【0014】
一方、第2分離鏡12に入射したレーザビームLc,Lkは、図2に示すようにレーザビームLy,Lmと左右対称の光路を経て第3、第4シリンドリカルミラー30c,30kにそれぞれ入射する。すなわち、第2分離鏡12で反射した2本のレーザビームLc,Lkは第3案内鏡(分離手段)23に入射し、ここで反射したレーザビームLcは第4案内鏡(分離手段)24で反射してから第3シリンドリカルミラー30cに入射し、レーザビームLkは第3案内鏡23から第4シリンドリカルミラー30kに直接入射する。第1〜第4シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kにそれぞれ入射したレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、反射して感光体ドラム等の被走査体Dy,Dm,Dc,Dk上にそれぞれ結像する。図1の線31は、各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kのミラー面を示しており、Dは被走査体Dy,Dm,Dc,Dkの表面を示している。
なお、図1ではf・θレンズ9,10から被走査体Dy,Dm,Dc,Dkまでの光路の構成を省略し、図2では回転多面鏡8よりも上流側の光路の構成を省略している。
【0015】
上記光走査装置は、図3に示すハウジング40内に配設されている。各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30k(以下、シリンドリカルミラーの符号は30と統合し、必要に応じて符号30y,30m,30c,30kを用いる)は、図4に示すように、細長い角棒状のもので、一面に断面凹状の円筒面であるミラー面31が形成され、このミラー面31でレーザビームを反射させて被走査体Dy,Dm,Dc,Dkに結像させている。シリンドリカルミラー30は、ハウジング40に対し、それぞれ被走査体Dy,Dm,Dc,Dkと平行に配置され、幅方向への傾きに伴って生じるスキューを調整可能とすべく、次のように一端部を支点として幅方向(図4でP−Q方向)に揺動するように支持されている。なお、ここで言うスキューの調整方向である幅方向とは、シリンドリカルミラー30の長手方向(ミラー面31の母線方向)とシリンドリカルミラー30の厚さ方向(ミラー面31の近似平面と直交する方向)の2方向に対して直交する方向である。
【0016】
シリンドリカルミラー30の一端部には、図5に示すように、第1ミラーホルダ51が嵌合されている。この第1ミラーホルダ51が嵌合された側の端部は固定側端部とされる。第1ミラーホルダ51は、ハウジング40に形成されたV字状の凹所41に収められている。凹所41は、シリンドリカルミラー30の傾き方向、すなわちシリンドリカルミラー30の幅方向(P−Q方向)に沿った底面42と、この底面42に直交する底面43とから形成されており、これら底面42,43にはそれぞれ突起42a,43aが形成されている。第1ミラーホルダ51は、各突起42a,43aに点接触あるいはそれに近い状態で載置され、ハウジング40に支持された図示せぬ押さえバネにより底面42a,43aに押さえ付けられている。
【0017】
シリンドリカルミラー30の他端部には、図4に示すように、第2ミラーホルダ52が嵌合されている。シリンドリカルミラー30は、押さえバネ54によって第2ミラーホルダ52に向けて付勢されている。シリンドリカルミラー30においては、第2ミラーホルダ52が嵌合された側の端部が揺動側端部とされる。第2ミラーホルダ52の端面には、シリンドリカルミラー30の長手方向に突出する一対のガイド片53が形成されている。これらガイド片53は、シリンドリカルミラー30の幅方向に分離して形成されている。
【0018】
図6に示すように、シリンドリカルミラー30の揺動側端部に対向するハウジング40の側壁部45の内側には、シリンドリカルミラー30の幅方向に沿った一対のガイド斜面46が形成されており、これらガイド斜面46に、ガイド片53がそれぞれ当接される。ガイド片53は、図示せぬバネによってガイド斜面46に常に当接するように付勢されている。シリンドリカルミラー30は、ガイド片53がガイド斜面46に沿って移動することによりシリンドリカルミラー30の幅方向に揺動して傾き、これによってスキューを調整することができるようになっている。
【0019】
スキューの調整は、調整機構60によって行われる。この調整機構60は、図4に示すように、第2ミラーホルダ52の端面に形成された長孔61と、ハウジング40の側壁部45に取り付けられたカム機構62とから構成されている。長孔61はガイド片53の間に配され、長径方向がシリンドリカルミラー30の調整方向P−Qに直交している。
【0020】
カム機構62は、図3に示すように各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kごとに装備されており、図4および図7に示すように、カムギヤ63と、操作ギヤ(回転操作部)64とを備えている。なお、図4の(a)は組み立て状態を示し、(b)は分解した状態を示しているが、これら図は天地を逆にした斜視図である。図4(b)に示すように、カムギヤ63は、外側の端面にギヤ部63aが形成された円板部63bと、この円板部63bの内側の端面の中心から突出する回転軸63cと、回転軸63cの端面から突出するカムピン63dとを備えている。カムピン63dは、回転軸63cの中心に対して偏心した位置から突出している。このカムギヤ63は、側壁部45に形成された嵌合孔47に外側から回転軸63cが挿入されて側壁部45に回転自在に取り付けられている。この取り付け状態で、回転軸63cはガイド斜面46の間に形成されているV字状の谷部46a(図6参照)を通り、カムピン63dが、第2ミラーホルダ52の長孔61内に嵌入されている。
【0021】
操作ギヤ64は、図7に示すようにカムギヤ63の上方に配され、カムギヤ63のギヤ部63aに噛合した状態で側壁部45に回転自在に支持されている。操作ギヤ64の径はギヤ部63aの径の例えば1/2程度であり、ギヤ部63aと操作ギヤ64によって減速機構が構成されている。操作ギヤ64の端面には、図7に示すようにマイナス溝64aが形成されており、このマイナス溝64aにマイナスドライバ等の工具を嵌め込んで操作ギヤ64を回転させることができるようになっている。
【0022】
操作ギヤ64を回転させるとカムギヤ63が回転し、カムギヤ63が回転すると、回転軸63cの先端のカムピン63dは、長孔61に沿って移動しながら、この長孔61の長径方向に沿った内壁面をP方向あるいはQ方向に押す。これによって第2ミラーホルダ52のガイド片53はガイド斜面46に沿って移動し、シリンドリカルミラー30の揺動端部はスキューの調整方向であるP−Q方向へ移動する。
【0023】
図4および図7に示すように、操作ギヤ64の側方には弾性板からなる固定バネ65が配置されている。この固定バネ65は、貫通された固定ネジ66を側壁部45に強く締め付けることにより、先端がカムギヤ63の円板部63bの外面(ギヤ部63aの周囲の部分)を押さえ付け、これによりカムギヤ63の回転が規制され、シリンドリカルミラー30の傾き角度が固定される。なお、固定ネジ66を緩めればカムギヤ63の回転はフリーとなり、上記のように操作ギヤ64を回転させてシリンドリカルミラー30の傾きを調整することができる状態となる。
【0024】
図7に示すように、カムギヤ63の一部は、複数のネジ67によって側壁部45に固定されるカバー68によって覆われている。このカバー68にはマイナス溝64aが形成された操作ギヤ64の端面を外部に露出させる透孔68aが形成されている。また、カムギヤ63および側壁部45には、シリンドリカルミラー30の傾き調整の指標となる基準マーク63eおよび目盛り45aがそれぞれ表示されている。
【0025】
上記調整機構60によってスキューを調整するには、固定ネジ66を緩めて固定バネ65の押し付け力を弱め、カムギヤ63をフリーにする。次いで、操作ギヤ64のマイナス溝64aにマイナスドライバ等の工具を嵌め込んで操作ギヤ64を回転させる。操作ギヤ64の回転はカムギヤ63のギヤ部63aからカムギヤ63全体に伝わり、回転軸63cが回転する。回転軸63cが回転すると、カムピン63dが長孔61に沿って移動しながら、この長孔61の長径方向の内壁面をP方向あるいはQ方向に押す。これによって第2ミラーホルダ52のガイド片53はガイド斜面46に沿って移動するのでシリンドリカルミラー30の揺動端部はP−Q方向に移動し、もってスキューが調整される。スキューを適正に調整できたら、固定ネジ66を締め付けて固定バネ65によりカムギヤ63を固定し、シリンドリカルミラー30の揺動端部を固定する。
【0026】
本実施形態によれば、調整機構60の操作ギヤ64を回転させ、この回転を、カムギヤ63のカムピン63dと長孔61との作用によってシリンドリカルミラー30の揺動端部の直線運動に変換させることにより、シリンドリカルミラー30の傾きが調整される。調整機構60においては、操作ギヤ64とカムギヤ63のギヤ部63aとにより減速機構を構成しているので、操作ギヤ64の回転量に比してシリンドリカルミラー30の傾き調整量を小さくすることができ、したがってスキューの微調整が可能となる。
【0027】
操作ギヤ64は、一般的なマイナスドライバ等の工具を用いて回転させることができるので、サービスマンが手軽にスキューを調整することができる。なお、マイナス溝64aの代わりにプラス溝を形成しても良く、その場合にはプラスドライバを用いる。また、操作ギヤ64はハウジング40の外部から操作することができるので、ハウジング40のカバー等を開けることなくスキューの調整を行うことができる。なお、本実施形態の操作ギヤ64は、カバー68の透孔68aから外部に露出しているが、例えば、カバー68の内側に配され、透孔68aに差し込んだドライバ等の工具により操作できるようにするなど、外部から操作可能であれば、いかなる構成であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転操作部を回転させて調整機構を作動させることによりシリンドリカルミラーの傾きを調整することができるので、スキューの調整を容易に行うことができる。また、調整機構に減速機構を付与すればスキューの微調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光走査装置の概略光路図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】同装置が収納されたハウジングの側面図である。
【図4】調整機構を示す斜視図であって、(a)は組立状態、(b)は分解状態である。
【図5】シリンドリカルミラーの固定側端部の取付構造を示す側面図である。
【図6】シリンドリカルミラーの揺動側端部の取付構造を示す側面図である。
【図7】調整機構のハウジング外部の部分を示す側面図である。
【符号の説明】
1〜4…レーザ光源
8…回転多面鏡(偏向手段)
11,12…分離鏡(分離手段)
21〜24…案内鏡(分離手段)
30(30y,30m,30c,30k)…シリンドリカルミラー
40…ハウジング
60…調整機構
61…長孔
62…カム機構
63a…ギヤ部(減速機構)
64…操作ギヤ(回転操作部、減速機構)
Dy,Dm,Dc,Dk…被走査体
Ly,Lm,Lc,Lk…レーザビーム(光束)
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に備えられる光走査装置に係り、特にシリンドリカルミラーの傾きに伴うスキューの調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー複写機やカラープリンタ等には、フルカラー用の光走査装置が装備されている。この光走査装置は、レーザ光源からY:イエロー,M:マゼンタ,C:シアン,BK:ブラックの画像情報をそれぞれ含む4本のレーザビームが出射し、これらレーザビームが回転多面鏡に反射して偏向されてからf・θレンズを透過し、次いで分離鏡によって各色のレーザビームに分離し、分離した各レーザビームをそれぞれシリンドリカルミラーに反射させて各色ごとに被走査体上に結像させる構成が一般的である。光源から回転多面鏡までのレーザビームの光路の途中には、各種調光レンズや反射鏡等の光学系要素が適宜に配置される場合がある。
【0003】
このような光走査装置にあっては、被走査体に対する各色のレーザビームの結像位置が画像品質に大きく影響し、それら結像位置が相対的に揃っていることが画像品質の安定につながる。スキュー(走査線の傾き)の発生原因はシリンドリカルミラーの傾きの他にも後述するf・θレンズや分離鏡、案内鏡の傾きでも発生するが、最終段であるシリンドリカルミラーをその幅方向(図4のP−Q方向)の傾きを調整することで、一主走査線内の書き始めと書き終わり側での倍率やピントへの影響を最小に抑えながらスキューを調整することができる。これは、シリンドリカルミラーの反射面は断面凹状の円筒面であり、断面円弧の接線方向にスライドさせて、その曲率により反射位置を僅かに変更することができることによってこの効果が得られるものである。
【0004】
そこで、本出願人は既に先願においてシリンドリカルミラーを幅方向にスライドさせてスキューを調整する機構を提案した(特許文献1参照)。この機構は次のような構成および作用をなす。まず、シリンドリカルミラーの端部に長手方向に延びる支持軸を設け、この支持軸を、保持板に遊嵌するとともに保持板に重ねた操作調整板に嵌合する。保持板にはシリンドリカルミラーの幅方向に延びる長孔が形成され、この長孔に、操作調整板に形成したガイド突起が挿入され、操作調整板はガイド突起が保持板の長孔に案内されることにより、シリンドリカルミラーの幅方向にスライド自在とされている。また、保持板には偏心ピンの軸受けとなるガイド孔が形成され、操作調整板には、シリンドリカルミラーの幅方向に直交し、偏心ピンの胴部が挿入される長孔が形成されている。偏心ピンを操作調整板の長孔に通して保持板のガイド孔に挿入し、回転させると、胴部が旋回して操作調整板の長孔の内壁面を押圧し、操作調整板は保持板の長孔にガイド突起が案内されてシリンドリカルミラーの幅方向にスライドする。シリンドリカルミラーは、操作調整板に嵌合する支持軸を介して、操作調整板と一体に幅方向にスライドし、これによってスキューが調整される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−356259号公報(第8頁「0058」〜第9頁「0060」)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に記載のスキュー調整機構では、調整用治具として偏心ピンが必要であり、これは特殊なものなので、サービスマンでも手軽にスキューを調整することはできなかった。また、偏心ピンの作動量が直接シリンドリカルミラーの傾き量に反映するので、スキューの微調整が困難であった。
【0007】
したがって本発明は、シリンドリカルミラーの傾きを調整してなされるスキューの調整を容易に行うことができるとともに微調整を可能とした光走査装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源から出射した光束を偏向手段で偏向させ、偏向した光束をシリンドリカルミラーに反射させて被走査体上に結像させる光走査装置であって、シリンドリカルミラーは、ハウジング内に、反射させる光束の傾きを調整可能とすべく一端部を支点として揺動自在に支持され、該シリンドリカルミラーの揺動端部とハウジングとには、互いに係合し、回転操作されることによってシリンドリカルミラーの揺動角度を調整する調整機構が設けられており、さらにこの調整機構の回転操作部が、ハウジングの外部から操作可能に配されていることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、調整機構の回転操作部を操作することにより、シリンドリカルミラーの傾き調整すなわちスキューの調整を行うことができる。回転操作部はハウジングの外部から操作可能なので、ハウジングのカバー等を開けることなくスキューの調整を行うことができる。回転操作部を、一般的なドライバ等の工具を用いて操作できるように構成すれば、サービスマンでも手軽にスキューを調整することができる。
【0010】
本発明に係る調整機構は、回転操作部とシリンドリカルミラーの揺動端部との間に、回転操作部の回転を減速させる減速機構付きカム機構を有する形態を含む。この形態によると、回転操作部に与えた回転が減速機構付きカム機構を経ることにより減速されてシリンドリカルミラーに伝わるので、回転操作部の操作量に比してシリンドリカルミラーの傾き調整量を小さくすることができ、よって微調整が可能となる。
【0011】
なお、本発明は上述したフルカラー用の光走査装置にも適用可能であり、その場合には、複数の光源から光束が出射し、これら光束は偏向手段で偏向されてから分離手段で分離され、分離された各光束ごとにシリンドリカルミラーおよび被走査体が配備されている構成とされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1および図2は、一実施形態に係るフルカラー用の光走査装置の概略を示す展開図および側面図である。図1の符号1〜4は、それぞれY:イエロー,M:マゼンタ,C:シアン,BK:ブラックの画像情報を含むレーザビーム(光束)を出射するレーザ光源である。これらレーザ光源1〜4から出射したレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、コリメータレンズ5をそれぞれ透過して平行光になり、次いでシリンドリカルレンズ6をそれぞれ透過し、反射鏡7に反射して回転多面鏡(偏向手段)8に入射する。回転多面鏡8に入射する際のレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、シリンドリカルレンズ6の作用により線状のビーム形状になる。レーザビームLy,Lm,Lc,Lkは回転多面鏡8で反射されることにより偏向され、f・θレンズ9,10を透過する。
【0013】
図2に示すように、f・θレンズ9,10を透過した各レーザビームLy,Lm,Lc,Lkのうち2本が第1分離鏡(分離手段)11に入射し、他の2本が第2分離鏡(分離手段)12に入射する。この場合、第1分離鏡11にはYとMのレーザビームLy,Lmが入射し、第2分離鏡12にはCとBKのレーザビームLc,Lkが入射する。第1分離鏡11で反射した2本のレーザビームLy,Lmは第1案内鏡(分離手段)21に入射する。第1案内鏡21で反射するレーザビームLy,Lmのうち、レーザビームLyは第1シリンドリカルミラー30yに直接入射し、レーザビームLmは第2案内鏡(分離手段)22で反射してから第2シリンドリカルミラー30mに入射する。
【0014】
一方、第2分離鏡12に入射したレーザビームLc,Lkは、図2に示すようにレーザビームLy,Lmと左右対称の光路を経て第3、第4シリンドリカルミラー30c,30kにそれぞれ入射する。すなわち、第2分離鏡12で反射した2本のレーザビームLc,Lkは第3案内鏡(分離手段)23に入射し、ここで反射したレーザビームLcは第4案内鏡(分離手段)24で反射してから第3シリンドリカルミラー30cに入射し、レーザビームLkは第3案内鏡23から第4シリンドリカルミラー30kに直接入射する。第1〜第4シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kにそれぞれ入射したレーザビームLy,Lm,Lc,Lkは、反射して感光体ドラム等の被走査体Dy,Dm,Dc,Dk上にそれぞれ結像する。図1の線31は、各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kのミラー面を示しており、Dは被走査体Dy,Dm,Dc,Dkの表面を示している。
なお、図1ではf・θレンズ9,10から被走査体Dy,Dm,Dc,Dkまでの光路の構成を省略し、図2では回転多面鏡8よりも上流側の光路の構成を省略している。
【0015】
上記光走査装置は、図3に示すハウジング40内に配設されている。各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30k(以下、シリンドリカルミラーの符号は30と統合し、必要に応じて符号30y,30m,30c,30kを用いる)は、図4に示すように、細長い角棒状のもので、一面に断面凹状の円筒面であるミラー面31が形成され、このミラー面31でレーザビームを反射させて被走査体Dy,Dm,Dc,Dkに結像させている。シリンドリカルミラー30は、ハウジング40に対し、それぞれ被走査体Dy,Dm,Dc,Dkと平行に配置され、幅方向への傾きに伴って生じるスキューを調整可能とすべく、次のように一端部を支点として幅方向(図4でP−Q方向)に揺動するように支持されている。なお、ここで言うスキューの調整方向である幅方向とは、シリンドリカルミラー30の長手方向(ミラー面31の母線方向)とシリンドリカルミラー30の厚さ方向(ミラー面31の近似平面と直交する方向)の2方向に対して直交する方向である。
【0016】
シリンドリカルミラー30の一端部には、図5に示すように、第1ミラーホルダ51が嵌合されている。この第1ミラーホルダ51が嵌合された側の端部は固定側端部とされる。第1ミラーホルダ51は、ハウジング40に形成されたV字状の凹所41に収められている。凹所41は、シリンドリカルミラー30の傾き方向、すなわちシリンドリカルミラー30の幅方向(P−Q方向)に沿った底面42と、この底面42に直交する底面43とから形成されており、これら底面42,43にはそれぞれ突起42a,43aが形成されている。第1ミラーホルダ51は、各突起42a,43aに点接触あるいはそれに近い状態で載置され、ハウジング40に支持された図示せぬ押さえバネにより底面42a,43aに押さえ付けられている。
【0017】
シリンドリカルミラー30の他端部には、図4に示すように、第2ミラーホルダ52が嵌合されている。シリンドリカルミラー30は、押さえバネ54によって第2ミラーホルダ52に向けて付勢されている。シリンドリカルミラー30においては、第2ミラーホルダ52が嵌合された側の端部が揺動側端部とされる。第2ミラーホルダ52の端面には、シリンドリカルミラー30の長手方向に突出する一対のガイド片53が形成されている。これらガイド片53は、シリンドリカルミラー30の幅方向に分離して形成されている。
【0018】
図6に示すように、シリンドリカルミラー30の揺動側端部に対向するハウジング40の側壁部45の内側には、シリンドリカルミラー30の幅方向に沿った一対のガイド斜面46が形成されており、これらガイド斜面46に、ガイド片53がそれぞれ当接される。ガイド片53は、図示せぬバネによってガイド斜面46に常に当接するように付勢されている。シリンドリカルミラー30は、ガイド片53がガイド斜面46に沿って移動することによりシリンドリカルミラー30の幅方向に揺動して傾き、これによってスキューを調整することができるようになっている。
【0019】
スキューの調整は、調整機構60によって行われる。この調整機構60は、図4に示すように、第2ミラーホルダ52の端面に形成された長孔61と、ハウジング40の側壁部45に取り付けられたカム機構62とから構成されている。長孔61はガイド片53の間に配され、長径方向がシリンドリカルミラー30の調整方向P−Qに直交している。
【0020】
カム機構62は、図3に示すように各シリンドリカルミラー30y,30m,30c,30kごとに装備されており、図4および図7に示すように、カムギヤ63と、操作ギヤ(回転操作部)64とを備えている。なお、図4の(a)は組み立て状態を示し、(b)は分解した状態を示しているが、これら図は天地を逆にした斜視図である。図4(b)に示すように、カムギヤ63は、外側の端面にギヤ部63aが形成された円板部63bと、この円板部63bの内側の端面の中心から突出する回転軸63cと、回転軸63cの端面から突出するカムピン63dとを備えている。カムピン63dは、回転軸63cの中心に対して偏心した位置から突出している。このカムギヤ63は、側壁部45に形成された嵌合孔47に外側から回転軸63cが挿入されて側壁部45に回転自在に取り付けられている。この取り付け状態で、回転軸63cはガイド斜面46の間に形成されているV字状の谷部46a(図6参照)を通り、カムピン63dが、第2ミラーホルダ52の長孔61内に嵌入されている。
【0021】
操作ギヤ64は、図7に示すようにカムギヤ63の上方に配され、カムギヤ63のギヤ部63aに噛合した状態で側壁部45に回転自在に支持されている。操作ギヤ64の径はギヤ部63aの径の例えば1/2程度であり、ギヤ部63aと操作ギヤ64によって減速機構が構成されている。操作ギヤ64の端面には、図7に示すようにマイナス溝64aが形成されており、このマイナス溝64aにマイナスドライバ等の工具を嵌め込んで操作ギヤ64を回転させることができるようになっている。
【0022】
操作ギヤ64を回転させるとカムギヤ63が回転し、カムギヤ63が回転すると、回転軸63cの先端のカムピン63dは、長孔61に沿って移動しながら、この長孔61の長径方向に沿った内壁面をP方向あるいはQ方向に押す。これによって第2ミラーホルダ52のガイド片53はガイド斜面46に沿って移動し、シリンドリカルミラー30の揺動端部はスキューの調整方向であるP−Q方向へ移動する。
【0023】
図4および図7に示すように、操作ギヤ64の側方には弾性板からなる固定バネ65が配置されている。この固定バネ65は、貫通された固定ネジ66を側壁部45に強く締め付けることにより、先端がカムギヤ63の円板部63bの外面(ギヤ部63aの周囲の部分)を押さえ付け、これによりカムギヤ63の回転が規制され、シリンドリカルミラー30の傾き角度が固定される。なお、固定ネジ66を緩めればカムギヤ63の回転はフリーとなり、上記のように操作ギヤ64を回転させてシリンドリカルミラー30の傾きを調整することができる状態となる。
【0024】
図7に示すように、カムギヤ63の一部は、複数のネジ67によって側壁部45に固定されるカバー68によって覆われている。このカバー68にはマイナス溝64aが形成された操作ギヤ64の端面を外部に露出させる透孔68aが形成されている。また、カムギヤ63および側壁部45には、シリンドリカルミラー30の傾き調整の指標となる基準マーク63eおよび目盛り45aがそれぞれ表示されている。
【0025】
上記調整機構60によってスキューを調整するには、固定ネジ66を緩めて固定バネ65の押し付け力を弱め、カムギヤ63をフリーにする。次いで、操作ギヤ64のマイナス溝64aにマイナスドライバ等の工具を嵌め込んで操作ギヤ64を回転させる。操作ギヤ64の回転はカムギヤ63のギヤ部63aからカムギヤ63全体に伝わり、回転軸63cが回転する。回転軸63cが回転すると、カムピン63dが長孔61に沿って移動しながら、この長孔61の長径方向の内壁面をP方向あるいはQ方向に押す。これによって第2ミラーホルダ52のガイド片53はガイド斜面46に沿って移動するのでシリンドリカルミラー30の揺動端部はP−Q方向に移動し、もってスキューが調整される。スキューを適正に調整できたら、固定ネジ66を締め付けて固定バネ65によりカムギヤ63を固定し、シリンドリカルミラー30の揺動端部を固定する。
【0026】
本実施形態によれば、調整機構60の操作ギヤ64を回転させ、この回転を、カムギヤ63のカムピン63dと長孔61との作用によってシリンドリカルミラー30の揺動端部の直線運動に変換させることにより、シリンドリカルミラー30の傾きが調整される。調整機構60においては、操作ギヤ64とカムギヤ63のギヤ部63aとにより減速機構を構成しているので、操作ギヤ64の回転量に比してシリンドリカルミラー30の傾き調整量を小さくすることができ、したがってスキューの微調整が可能となる。
【0027】
操作ギヤ64は、一般的なマイナスドライバ等の工具を用いて回転させることができるので、サービスマンが手軽にスキューを調整することができる。なお、マイナス溝64aの代わりにプラス溝を形成しても良く、その場合にはプラスドライバを用いる。また、操作ギヤ64はハウジング40の外部から操作することができるので、ハウジング40のカバー等を開けることなくスキューの調整を行うことができる。なお、本実施形態の操作ギヤ64は、カバー68の透孔68aから外部に露出しているが、例えば、カバー68の内側に配され、透孔68aに差し込んだドライバ等の工具により操作できるようにするなど、外部から操作可能であれば、いかなる構成であってもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転操作部を回転させて調整機構を作動させることによりシリンドリカルミラーの傾きを調整することができるので、スキューの調整を容易に行うことができる。また、調整機構に減速機構を付与すればスキューの微調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光走査装置の概略光路図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】同装置が収納されたハウジングの側面図である。
【図4】調整機構を示す斜視図であって、(a)は組立状態、(b)は分解状態である。
【図5】シリンドリカルミラーの固定側端部の取付構造を示す側面図である。
【図6】シリンドリカルミラーの揺動側端部の取付構造を示す側面図である。
【図7】調整機構のハウジング外部の部分を示す側面図である。
【符号の説明】
1〜4…レーザ光源
8…回転多面鏡(偏向手段)
11,12…分離鏡(分離手段)
21〜24…案内鏡(分離手段)
30(30y,30m,30c,30k)…シリンドリカルミラー
40…ハウジング
60…調整機構
61…長孔
62…カム機構
63a…ギヤ部(減速機構)
64…操作ギヤ(回転操作部、減速機構)
Dy,Dm,Dc,Dk…被走査体
Ly,Lm,Lc,Lk…レーザビーム(光束)
Claims (3)
- 光源から出射した光束を偏向手段で偏向させ、偏向した光束をシリンドリカルミラーに反射させて被走査体上に結像させる光走査装置であって、
前記シリンドリカルミラーは、ハウジング内に、反射させる光束の傾きを調整可能とすべく一端部を支点として揺動自在に支持され、
該シリンドリカルミラーの揺動端部と前記ハウジングとには、互いに係合し、回転操作されることによってシリンドリカルミラーの揺動角度を調整する調整機構が設けられており、
さらにこの調整機構の回転操作部が、前記ハウジングの外部から操作可能に配されていることを特徴とする光走査装置。 - 前記調整機構は、前記回転操作部と前記シリンドリカルミラーの揺動端部との間に、回転操作部の回転を減速させる減速機構付きカム機構を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 複数の光源から光束が出射し、これら光束は前記偏向手段で偏向されてから分離手段で分離され、分離された各光束ごとに前記シリンドリカルミラーおよび前記被走査体が配備されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
Priority Applications (1)
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JP2002338853A JP2004170839A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 光走査装置 |
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JP2002338853A JP2004170839A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 光走査装置 |
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JP2004170839A true JP2004170839A (ja) | 2004-06-17 |
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Family Applications (1)
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JP2002338853A Pending JP2004170839A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 光走査装置 |
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JP (1) | JP2004170839A (ja) |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002338853A patent/JP2004170839A/ja active Pending
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