JPH04251878A - ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法 - Google Patents

ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法

Info

Publication number
JPH04251878A
JPH04251878A JP2690791A JP2690791A JPH04251878A JP H04251878 A JPH04251878 A JP H04251878A JP 2690791 A JP2690791 A JP 2690791A JP 2690791 A JP2690791 A JP 2690791A JP H04251878 A JPH04251878 A JP H04251878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
cylindrical mirror
support
cylindrical
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2690791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2887918B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Yanagisawa
勝之 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2690791A priority Critical patent/JP2887918B2/ja
Publication of JPH04251878A publication Critical patent/JPH04251878A/ja
Priority to US08/447,961 priority patent/US5638189A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2887918B2 publication Critical patent/JP2887918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビーム生成手段から
のビームを感光体の主走査方向に沿って移動走査するラ
スタ走査装置に係り、特に、ビーム経路中にシリンドリ
カルミラーを含むタイプにおいて有効なミラー支持構造
及びこれを用いたミラー角度調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラスタ走査装置としてはレーザ
プリンタ等に用いられるレーザ走査装置を挙げることが
ことができる。これは、図14に示すように、画像信号
に応じたビームBmを照射する半導体レーザ201、こ
の半導体レーザ201からのビームBmを所定の走査範
囲に亘って振り分けるポリゴンミラー202、このポリ
ゴンミラー202からのビームBmを感光ドラム203
の主走査ラインに沿って適正に結像させる結像レンズ2
04及びポリゴンミラー202で振り分けられたビーム
Bmを感光ドラム203側へ導く反射ミラー205等の
各種部品からなるものであり、感光ドラム203上の走
査位置精度を良好に保つという観点から、前記各種部品
を光学サブフレーム206を介して若しくは直接的に図
示外の光学フレーム上に正確に位置決めするようにして
いる。
【0003】ところが、各種部品の製造精度や取付け精
度にはばらつきがあるため、各種部品精度のばらつきを
吸収するための様々な調整が必要になり、その一つとし
て反射ミラーの角度調整があり、感光ドラム203の主
走査ラインSに対してビームBmの入射位置を合わせ込
むものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の反射
ミラーの角度調整方法としては例えば特開昭63−55
520号公報所載のものがある。これは、図15に示す
ように、一対の固定プレート210,211の一方側に
回転支持プレート212を回転自在に取付け、この回転
支持プレート212には反射ミラー205のミラー挿入
口213を開設し、このミラー挿入口213の縁部には
反射ミラー205の反射面が2点支持される支持点21
4,215及び反射ミラー205の下側面が支持される
支持点216を形成し、板バネ217にて各支持点に反
射ミラー205を付勢し、また、他方の固定プレート2
11にもミラー挿入口218を開設し、このミラー挿入
口218の縁部には反射ミラー205の反射面が1点支
持される支持点219及び反射ミラー205の下側面が
支持される支持点220を形成し、板バネ221にて各
支持点に反射ミラー205を付勢するものである。
【0005】このタイプによれば、一方の回転支持プレ
ート212を適宜回転させると、反射ミラー205の一
端側がこれに追従して回転し、反射ミラー205の他端
側が支持点218を回転支点として所定量回転し、結局
、反射ミラー205が所定角度に調整されるものである
【0006】ところで、ポリゴンミラー202のミラー
面の倒れを補正するという観点から、反射ミラー205
として例えばシリンドリカルミラー222を使用する場
合があるが、シリンドリカルミラー222にあっては、
平面ミラーと異なり、母線の平行度を保てるように留意
しなければならず、図16に模式的に示すように、通常
、シリンドリカルミラー222を下方側へ押し付ける板
バネ223,224を夫々設け、シリンドリカルミラー
222の浮き上がりを防止するような手段を施すことが
必要になる。
【0007】このようなタイプにおいて、図17(a)
に示すように、回転支持プレート212を適宜回転させ
てシリンドリカルミラー222の一端側を点線から実線
で示す状態へ回転移動させたところ、図17(b)に示
すように、最初シリンドリカルミラー222の他端側も
一端側の回転移動に追従して点線で示す状態から実線で
示す状態へ回転移動する。このとき、上記シリンドリカ
ルミラー222の他端側下側面が支持突起221からΔ
だけ浮いてしまうと想定すると、図17(c)に示すよ
うに、板バネ224の付勢力によりシリンドリカルミラ
ー222の他側側下側へ付勢され、シリンドリカルミラ
ー222の他端側の下側面が支持突起221に当接する
までシリンドリカルミラー222の他端側が下方へ移動
し、シリンドリカルミラー222の他端側の母線がΔだ
け下方へ偏位してしまう。このことはシリンドリカルミ
ラー222の母線が傾くということを意味しており、シ
リンドリカルミラー222の角度調整性能を損なうとい
う技術的課題が生じた。
【0008】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、シリンドリカルミラーの
角度調整性能を良好に保つことができ、しかも、部品精
度等に基づくシリンドリカルミラー自体の母線の傾きを
確実に補正できるようにしたランタ走査装置のミラー支
持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、画像信号に応じたビームBmを生成
するレーザ、液晶シャッタ、LED等のビーム生成手段
1と、このビーム生成手段1からのビームBmを感光体
2の主走査方向に亘って偏向走査するポリゴンミラー、
ガルバノミラー等のビーム偏向手段3と、このビーム偏
向手段3にて偏向されたビームBmを感光体2の主走査
ライン位置Sに結像させる結像レンズ4と、ビーム偏向
手段3及び感光体2間の光路中に介装されてビーム偏向
手段3の偏向面の倒れを補正するシリンドリカルミラー
5とを備えたラスタ走査装置を前提とし、上記シリンド
リカルミラー5の両端に位置する固定フレーム6にはシ
リンドリカルミラー5の母線に平行な回転中心Qを持つ
回転支持部材7,8を回転自在に取付け、一方の回転支
持部材7のミラー挿入口7aにはシリンドリカルミラー
5の反射面が2点で支持される支持突起9a,9b及び
シリンドリカルミラー5の反射面と直交する下側面が一
点で支持される支持突起9cを形成すると共に、各支持
突起9a,9b,9cに対してシリンドリカルミラー5
の各支持対象面を弾性部材10aにて押圧し、他方の回
転支持部材8のミラー挿入口8aにはシリンドリカルミ
ラー5の反射面が1点で支持される支持突起9d及びシ
リンドリカルミラー5の反射面と直交する下側面が一点
で支持される支持突起9eを形成すると共に、各支持突
起9d,9eに対してシリンドリカルミラー5の各支持
対象面を弾性部材10bにて押圧し、固着部材11,1
2にて固定フレーム6に対して各回転支持部材7,8を
所望の姿勢で固定するようにしたものである。
【0010】このようなミラー支持構造を用いてシリン
ドリカルミラー5の角度を調整するには、一方の回転支
持部材7を所望の角度位置まで回転させた後に固着部材
11にて固定フレーム6に固定し、しかる後、シリンド
リカルミラー5の母線が基準線に対して傾斜している場
合には他方の回転支持部材8を微小回転させてシリンド
リカルミラー5の母線を基準線に一致させ、他方の回転
支持部材8を固着部材12にて固定フレーム6に固定す
るようにすればよい。
【0011】
【作用】上述したような技術的手段によれば、一方の回
転支持部材7を所望の角度位置まで回転させると、シリ
ンドリカルミラー5の一端側が回転支持部材7と共に回
転し、これに追従してシリンドリカルミラー5の他端側
も他方の回転支持部材8と一体となって回転する。それ
ゆえ、シリンドリカルミラー5の両端部の角度姿勢は常
に一致することになり、シリンドリカルミラー5の角度
姿勢が所定のものになった段階で固定部材11,12で
固定するようにすれば、シリンドリカルミラー5の角度
調整が終了する。
【0012】また、シリンドリカルミラー5の角度姿勢
が所定のものになった段階で固定部材11のみを固定し
、他方の回転支持部材8を微小回転させたとしても、固
定部材11側のシリンドリカルミラー5の端部は回転し
ない。このため、シリンドリカルミラー5の母線が基準
線に対して傾いていたとしても、上述したような手順に
て、シリンドリカルミラー5の母線の傾きが補正される
【0013】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図2,図3はこの発明が適用さ
れたレーザ走査装置の一実施例を示す。同図において、
符号20は光学フレーム30の所定部位に取り付けられ
る光学サブアッセンブリであり、この光学サブアッセン
ブリ20は、画像信号に応じたビームBmを照射する半
導体レーザ21と、この半導体レーザ21からのビーム
Bmを平行光に整形するコリメータレンズ22と、この
コリメータレンズ22からのビームBmを所定の走査範
囲に亘って偏向するポリゴンミラー23と、コリメータ
レンズ22からのビームBmをポリゴンミラー23へ向
けて反射させる反射ミラー24と、ポリゴンミラー23
にて偏向されたビームBmを感光ドラム26の主走査ラ
インS上に適正に結像させる結像レンズ25とを光学サ
ブフレーム31内に所定の位置関係で配設したものであ
る。
【0014】また、上記光学サブアッセンブリ20の近
傍には感光ドラム26の実質走査範囲の画像書込み開始
位置を検出するための同期信号検出器ユニット27が配
設されており、この同期信号検出器ユニット27は図3
中矢印二方向に移動可能であり、一平面内で感光ドラム
26の主走査方向及び副走査方向の位置調整が可能にな
っている。
【0015】更に、この実施例にあっては、上記光学フ
レーム30上には上記ポリゴンミラー23のミラー面の
倒れを補正するためのシリンドリカルミラーサブアッセ
ンブリ28が配設されており、このシリンドリカルミラ
ーサブアッセンブリ28からのビームBmは、光学フレ
ーム30に開設された開口部(図示せず)を通じて光学
フレーム30外に照射され、光学フレーム30の裏面側
に配設された反射ミラー29を介して感光ドラム26の
主走査ラインS上に導かれるようになっている。
【0016】この実施例において、上記シリンドリカル
ミラーサブアッセンブリ(以下、実施例の欄中ではミラ
ーサブアッセンブリという)28の具体的構成を図4〜
図6を中心に示す。同図において、ミラーサブアッセン
ブリ28は、シリンドリカルミラー41と、このシリン
ドリカルミラー41への入射ビーム方向へ移動自在な可
動ベース42と、この可動ベース42上に設けられてシ
リンドリカルミラー41を角度調整自在に支持するミラ
ーサポート50とで構成されている。
【0017】より具体的に述べると、上記可動ベース4
2は剛性の高い断面略ハット状のチャンネル材43の両
側に位置決めプレート44,44を固着したものであり
、各位置決めプレート44には、特に図7に示すように
、シリンドリカルミラー41の入射ビーム方向に沿って
複数(この実施例では5個)の位置決め孔45a〜45
eが例えばL−X(mm)間隔毎に開設され、一方、各
位置決めプレート44に対応した光学フレーム30部位
には、シリンドリカルミラー41の入射ビーム方向に沿
って複数(この実施例では5個)のフレーム側位置決め
孔46a〜46eが例えばL(mm)間隔毎に開設され
ている。
【0018】そして、位置決めプレート44の所定の位
置決め孔45a〜45eと所定のフレーム側位置決め孔
46a〜46eとに位置決めピン47を挿入することに
より、図8に示すように、可動ベース42の位置がシリ
ンドリカルミラー41の入射ビーム方向に沿って段階的
に移動するようになっている。この実施例では、位置決
め孔45cとフレーム側位置決め孔46cとに位置決め
ピン47を挿入すると、図8(c)のような状態になり
、位置決め孔45a,45eとフレーム側位置決め孔4
6a,46eとに位置決めピン47を挿入すると、可動
ベース42は図8(a),(e)のように図8(c)の
状態に比べて2Xだけ前後に移動し、また、位置決め孔
45b,45dとフレーム側位置決め孔46b,46d
とに位置決めピン47を挿入すると、可動ベース42は
図8(b),(d)のように図8(c)の状態に比べて
Xだけ前後に移動することになる。このとき、可動ベー
ス42の両側は同じ量だけ移動するので、可動ベース4
2の移動方向がシリンドリカルレンズ41の入射ビーム
方向からずれることはない。尚、位置決めピン47の挿
入位置としては左右両側の位置決めプレート44で対称
位置を選択しなくてはならないのは当然である。
【0019】また、上記ミラーサポート50は、図4及
び図9に示すように、上記可動ベース42の長手方向両
側に固着される一対の固定プレート51,52と、この
固定プレート51,52の相対向する内側に回転自在に
装着されてシリンドリカルミラー41を支持する回転支
持プレート61,62とを備えている。
【0020】より具体的に述べると、上記固定プレート
51,52の中央にはシリンドリカルミラー41の両端
部を挿入配置するミラー挿入口53が開設され、また、
各ミラー挿入口53の近傍部位には回転支持軸としての
回転用ボス54が形成されており、この回転用ボス54
はシリンドリカルミラー41の母線と平行な回転中心を
与えるようになっている。更に、各固定プレート51,
52のミラー挿入口53を挟んだ両側には固定用ねじ5
5,56よりも大径な一対のねじ挿入孔57が夫々開設
されている。
【0021】一方、上記各回転支持プレート61,62
の中央にはシリンドリカルミラー41の両端部を挿入配
置するミラー挿入口63が開設され、また、上記回転用
ボス54に対応した箇所には回転用ボス54を回転自在
に係合させる係合孔64が開設されている。更に、各回
転支持プレート61,62のミラー挿入口63を挟んだ
両側には固定用ねじ55,56が螺合する一対のねじ孔
67が夫々形成されている。更にまた、上記回転支持プ
レート61,62の回転中心から離れた側の下端部には
下方側に出没自在な調整ねじ68が設けられており、こ
の調整ねじ68の先端側が上記可動ベース42面に当接
配置されている。このため、調整ねじ68を適宜出没さ
せることにより、調整ねじ68の押し込み量に応じて回
転支持プレート61,62が回転中心回りに微小回転す
るようになっている。
【0022】そして、上記一方の回転支持プレート61
のミラー挿入口63縁のうち、シリンドリカルミラー4
1の反射面41aに対応した箇所には、反射面41を2
点で支持する支持突起71,72が形成されると共に、
シリンドリカルミラー41の反射面41aと直交する下
側面41bに対応した箇所には、下側面41bを1点で
支持する支持突起73が形成されている。また、他方の
回転支持プレート62のミラー挿入口63縁のうち、シ
リンドリカルミラー41の反射面41aに対応した箇所
には、反射面41を1点で支持する支持突起74が形成
されると共に、シリンドリカルミラー41の反射面41
aと直交する下側面41bに対応した箇所には、下側面
41bを1点で支持する支持突起75が形成されている
。更に、図5,図6,図9(a)(図4中A方向から見
た矢視図に相当)(b)(図4中B方向から見た矢視図
に相当)に示すように、各回転支持プレート61,62
のミラー挿入口63縁には、夫々シリンドリカルミラー
41を各支持突起71〜75側へ付勢する板バネ76〜
79が装着されている。
【0023】次に、ミラーサポート50によるシリンド
リカルミラー41の角度調整方法について説明する。今
、図9(a)(b)に示すように、シリンドリカルミラ
ー41の角度をθだけ変化させる場合を想定すると、先
ず、各固定ねじ55,56を一旦緩めることにより、回
転支持プレート61,62が回転し得る状態にしておく
【0024】この状態において、図9(a)に示すよう
に、回転支持プレート61側の調整ねじ68を適宜回す
ことにより、上記回転支持プレート61側をθだけ回転
させると、図10(a)に示すように、シリンドリカル
ミラー41の一端側は回転支持プレート61に追従して
点線の状態から実線の状態へと回転移動する。このとき
、図10(b)に示すように、回転支持プレート62も
回転自在の状態になっているので、上記シリンドリカル
ミラー41の他端側もシリンドリカルミラー41の一端
側の回転移動に追従して回転支持プレート62と一体と
なってθだけ回転移動する。
【0025】この段階において、固定ねじ55,56を
締め付けるようにすれば、上記シリンドリカルミラー4
1は全体的にθだけ回転移動した位置に設定されること
になる。
【0026】また、この実施例にあっては、シリンドリ
カルミラー41の製造精度により、シリンドリカルミラ
ー41自体の母線が傾いていたとしても、この母線の傾
きを補正することが可能であり、以下にその具体的な補
正手順を述べる。
【0027】今、上述したようなミラーの角度調整を行
った時点で、シリンドリカルミラー41の母線が傾いて
いることが判明したと仮定すると、図11(b)に示す
ように、一方の固定ねじ56のみを緩め、回転支持プレ
ート62を回転移動し得る状態にした後、調整ねじ68
を適宜調整して回転支持プレート62を傾き補正分だけ
回転させ、シリンドリカルミラー41の母線の傾きを補
正する。
【0028】このとき、図11(a)に示すように、上
記ミラーサポート50の一方側(回転支持プレート61
側)においては、固定ねじ55により回転支持プレート
61が固定プレート51に固定された状態にあり、しか
も、上記シリンドリカルミラー41の反射面が2つの支
持突起71,72に当接した状態でシリンドリカルミラ
ー41の回転方向の移動が拘束されている。従って、母
線の傾き補正のような微量な回転移動をミラーサポート
50の他方側で行ったとしても、シリンドリカルミラー
41の一端側が他端側の移動に追従して移動することは
なく、シリンドリカルミラー41の母線の傾きは確実に
補正される。
【0029】尚、厳密な意味では、図12図(a)(b
)に示すように、2点支持構成の回転支持プレート61
側ではシリンドリカルミラー41の反射面41aの角度
は変化するが、通常レーザプリンタ等で使用されるシリ
ンドリカルミラー41の曲率半径は充分大きく、2点支
持スパンに対して回転支持プレート61,62間のスパ
ンは充分長く、しかも、母線の傾き補正量は微量である
ので、反射面41aの誤差δは極めて微小であり、実際
の調整では全く支障はない。
【0030】従って、この実施例においては、図13(
a)(b)に示すように、上述した手順にて可動ベース
42の位置を変化させることにより、シリンドリカルミ
ラー41の入射ビーム方向に沿った位置を変化させるこ
とができ、これにより、出射ビーム方向を変化させるこ
となく、ポリゴンミラー23若しくは結像レンズ25か
ら感光ドラム26までの光路長が可変調整される。
【0031】また、図13(a)(b)に示すように、
上述した手順にてミラーサポート50を調整することに
より、シリンドリカルミラー41の角度調整及び母線の
補正を行うことができるので、感光ドラム26上の主走
査ラインS上に潜像が適正に書込まれる。
【0032】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、シリ
ンドリカルミラーの一端部の回転に追従してシリンドリ
カルミラーの他端部を回転させるようにしたので、角度
調整時にシリンドリカルミラーの母線を傾斜させること
なく、確実に角度調整を行うことかできる。
【0033】また、シリンドリカルミラーの一端部を固
定したまま他端部を微小回転させることができるので、
仮に、シリンドリカルミラー自体の母線が傾いているよ
うな場合てあっても、シリンドリカルミラーの母線の傾
きを確実に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラスタ走査装置のミラー支持構
造の概要を示す説明図である。
【図2】この発明が適用されたレーザ走査装置の一実施
例を示す正面説明図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】シリンドリカルミラーサブアッセンブリの分解
斜視図である。
【図5】その正面図である。
【図6】その平面図である。
【図7】可動ベースの位置決め構造を示す説明図である
【図8】可動ベースの位置決め状態を示す説明図である
【図9】ミラーサポートを示す説明図である。
【図10】ミラーサポートによるシリンドリカルミラー
の角度調整状態を示す説明図である。
【図11】ミラーサポートによるシリンドリカルミラー
の母線の傾き補正状態を示す説明図である。
【図12】ミラーサポートによるシリンドリカルミラー
の母線の傾き補正時におけるミラー面の変化状態を示す
説明図である。
【図13】実施例に係るシリンドリカルミラーによる光
路長及び角度調整状態を模式的に示す説明図である。
【図14】ラスタ走査装置の一例を示す説明図である。
【図15】従来に係るミラー支持構造の一例を示す説明
図である。
【図16】従来のミラー支持構造をシリンドリカルミラ
ーの支持構造に適用した一例を示す説明図である。
【図17】図16に係るシリンドリカルミラーの角度調
整状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1  ビーム生成手段 2  感光体 3  ビーム偏向手段 4  結像レンズ 5  シリンドリカルミラー 6  固定フレーム 7  回転支持部材 8  回転支持部材 9a〜9e  支持突起 10a,10b  弾性部材 11,12  固着部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像信号に応じたビーム(Bm)を生
    成するビーム生成手段(1)と、このビーム生成手段(
    1)からのビーム(Bm)を感光体(2)の主走査方向
    に亘って偏向走査するビーム偏向手段(3)と、このビ
    ーム偏向手段(3)にて偏向されたビーム(Bm)を感
    光体(2)の主走査ライン位置(S)に結像させる結像
    レンズ(4)と、ビーム偏向手段(3)及び感光体(2
    )間の光路中に介装されてビーム偏向手段(3)の偏向
    面の倒れを補正するシリンドリカルミラー(5)とを備
    えたラスタ走査装置において、上記シリンドリカルミラ
    ー(5)の両端に位置する固定フレーム(6)にはシリ
    ンドリカルミラー(5)の母線に平行な回転中心(Q)
    を持つ回転支持部材(7,8)を回転自在に取付け、一
    方の回転支持部材(7)のミラー挿入口(7a)にはシ
    リンドリカルミラー(5)の反射面が2点で支持される
    支持突起(9a,9b)及びシリンドリカルミラー(5
    )の反射面と直交する下側面が一点で支持される支持突
    起(9c)を形成すると共に、各支持突起(9a,9b
    ,9c)に対してシリンドリカルミラー(5)の各支持
    対象面を弾性部材(10a)にて押圧し、他方の回転支
    持部材(8)のミラー挿入口(8a)にはシリンドリカ
    ルミラー(5)の反射面が1点で支持される支持突起(
    9d)及びシリンドリカルミラー(5)の反射面と直交
    する下側面が一点で支持される支持突起(9e)を形成
    すると共に、各支持突起(9d,9e)に対してシリン
    ドリカルミラー(5)の各支持対象面を弾性部材(10
    b)にて押圧し、固着部材(11,12)にて固定フレ
    ーム(6)に対して各回転支持部材(7,8)を所望の
    姿勢で固定するようにしたラスタ走査装置のミラー支持
    構造。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のラスタ走査装置のミラ
    ー支持構造を用いてシリンドリカルミラー(5)の角度
    を調整するに際し、一方の回転支持部材(7)を所望の
    角度位置まで回転させた後に固着部材(11)にて固定
    フレーム(6)に固定し、しかる後、シリンドリカルミ
    ラー(5)の母線が基準線に対して傾斜している場合に
    は他方の回転支持部材(8)を微小回転させてシリンド
    リカルミラー(5)の母線を基準線に一致させ、他方の
    回転支持部材(8)を固着部材(12)にて固定フレー
    ム(6)に固定するようにしたことを特徴とするラスタ
    走査装置のミラー角度調整方法。
JP2690791A 1991-01-28 1991-01-28 ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法 Expired - Fee Related JP2887918B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2690791A JP2887918B2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法
US08/447,961 US5638189A (en) 1991-01-28 1995-05-23 Raster scanner, mirror supporting structure of the same and method for adjusting mirror angle using the structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2690791A JP2887918B2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04251878A true JPH04251878A (ja) 1992-09-08
JP2887918B2 JP2887918B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=12206296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2690791A Expired - Fee Related JP2887918B2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2887918B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0918239A1 (en) * 1997-11-20 1999-05-26 Fujifilm Electronic Imaging Limited Angular tilting mechanism
JP2008003307A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Canon Inc 光学走査装置
JP2011064888A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光学装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0918239A1 (en) * 1997-11-20 1999-05-26 Fujifilm Electronic Imaging Limited Angular tilting mechanism
JP2008003307A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Canon Inc 光学走査装置
JP2011064888A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光学装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2887918B2 (ja) 1999-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5638189A (en) Raster scanner, mirror supporting structure of the same and method for adjusting mirror angle using the structure
US5592337A (en) Mirror fastener for optical scanning device
US5237348A (en) Method and apparatus for alignment of scan line optics with target medium using external adjusting members
JP3214925B2 (ja) プリンタ用光学系の位置決め装置及び方法
JP3334447B2 (ja) 光走査装置の光軸調整方法、光軸調整装置、及び光走査装置
US5712719A (en) Optical scanning device
US5294943A (en) Method and apparatus for alignment of scan line optics with target medium
JP3214924B2 (ja) プリンタ及び光学系の位置決め方法
JP3335259B2 (ja) 反射型走査光学装置
JP2887918B2 (ja) ラスタ走査装置のミラー支持構造及びこれを用いたミラー角度調整方法
JP2713625B2 (ja) 画像形成装置
JP3844161B2 (ja) 光走査装置
JPH04282606A (ja) レーザビーム走査光学装置
JP3844165B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JPH04251816A (ja) ラスタ走査装置
JPH0398063A (ja) 画像記録装置
CN100485445C (zh) 反射镜定位结构和使用该结构的激光扫描单元
JPH09288245A (ja) 光走査装置
KR20000026590A (ko) 광학계의 렌즈 위치 조정장치
JPH0634903A (ja) 光走査装置の調整方法
JPH10325934A (ja) 光走査装置
JPH08234129A (ja) 光走査装置
JPH11326797A (ja) 光ビ―ム走査装置
JP4534570B2 (ja) 光走査装置
JP2716504B2 (ja) 光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees