JP2004170035A - 空気調和機群の製造方法 - Google Patents

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Yuichi Terada
祐一 寺田
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Abstract

【課題】低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造する。
【解決手段】空気調和機群の製造方法は、熱交換器の容量の異なる空気調和機群の製造方法であって、下部ケーシングの製造工程と室内熱交換器の製造工程と室内熱交換器ユニットの取付工程とを備える。下部ケーシングの製造工程では、共通の下部ケーシング70を製造する。室内熱交換器の製造工程では、室内熱交換器50,57,58を支持する下部ケーシング70に対して垂直な第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dを有し、第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dの長さのみが異なる複数種類の室内熱交換器50,57,58を製造する。室内熱交換器ユニットの取付工程では、複数種類の室内熱交換器50,57,58の中から選択された室内熱交換器を共通の下部ケーシング70に取り付ける。
【選択図】 図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機群、特に熱交換器の容量の異なる空気調和機群の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機には、空気との間で熱交換を行う熱交換器を備えるものがある。この熱交換器には様々な形状のものがあり、例えば、逆V字型の断面形状に形成された熱交換器がある。また、逆V字型の熱交換器にも様々な形状のものがあり。2つの直線状の熱交換器が角度を付けて組み合わされることによって逆V字型に形成された熱交換器(特許文献1参照)や4つの直線状の熱交換器がそれぞれ角度を付けて組も合わされることによって逆V字型に形成された熱交換器(特許文献2参照)等がある。
【0003】
一方、空気調和機では、対象となる室内の広さ等に応じて必要とされる熱交換器の能力が異なる。このため、熱交換器の容量の異なるバリエーションの空気調和機群が製造される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−122594号公報(第1図)
【0005】
【特許文献2】
特開平2002−195595号公報(第2図及び第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように熱交換器の容量の異なるバリエーションの空気調和機群が製造される場合、熱交換器の大きさがそれぞれの空気調和機について異なるため、熱交換器の大きさに合わせて他の構成部品の寸法も変更する必要がある。例えば、熱交換器を支持する支持ユニットを備える空気調和機群では、熱交換器の大きさごとに異なる大きさの支持ユニットが必要となる。このように、熱交換器の容量が異なる空気調和機群が製造される場合には、熱交換器の大きさに合わせた構成部品が容量の異なる熱交換器ごとに必要となり、コストが増大する恐れがある。
【0007】
本発明の課題は、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気調和機群の製造方法は、熱交換器の容量の異なる空気調和機群の製造方法であって、第1工程と第2工程と第3工程とを備える。第1工程では、共通の支持ユニットを製造する。第2工程では、熱交換器を支持する支持ユニットに対して垂直な垂直部分を有し、垂直部分の長さのみが異なる複数種類の熱交換器を製造する。第3工程では、複数種類の熱交換器の中から選択された熱交換器を共通の支持ユニットに取り付ける。
【0009】
この空気調和機群の製造方法では、垂直部分の長さのみが異なる複数種類の熱交換器から選択された熱交換器が支持ユニットに取り付けられる。垂直部分の長さのみが異なる場合、支持ユニットに対する垂直方向を除く方向の熱交換器の寸法は略同じである。従って、支持ユニットの垂直方向に長さが異なる熱交換器が取り付けられる場合でも、共通の支持ユニットを用いることができる。また、垂直部分の長さを変えることにより、熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。このため、容量の異なる熱交換器ごとに異なる支持ユニットを製造する場合と比べて、コストを削減することができる。これにより、この空気調和機群の製造方法では、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0010】
請求項2に記載の空気調和機群の製造方法は、請求項1に記載の空気調和機群の製造方法であって、第3工程において、垂直部分が高さ方向に平行になるように熱交換器が取り付けられる。また、第1工程において、支持ユニットが、熱交換器の下方を覆う形状に製造される。
この空気調和機群の製造方法では、垂直部分が高さ方向に平行になるように熱交換器が取り付けられる。従って、熱交換器の高さ方向の寸法が変化した容量の異なる複数種類の熱交換器が製造された場合でも、各熱交換器の水平方向の寸法は略同じである。そして、支持ユニットは熱交換器の下方を覆うため、熱交換器の高さ方向の寸法の変化が支持ユニットの寸法に与える影響は小さい。従って、熱交換器の容量が異なる場合でも共通の支持ユニットを用いて空気調和機群を製造することができ、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0011】
請求項3に記載の空気調和機群の製造方法は、請求項2に記載の空気調和機群の製造方法であって、第2工程において、熱交換器が、複数の熱交換部によって略逆V字型の断面形状を有するように形成される。また、第2工程において、垂直部分が、熱交換部の下端に接合される。
この空気調和機群の製造方法では、逆V字型の部分の下端に接合される垂直部分の長さが異なる熱交換器を用いることにより、熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。そして、逆V字型の部分の下端に接合される垂直部分の長さが異なっても、熱交換器の高さ方向の寸法が異なるのみで他の方向の寸法が受ける影響は小さい。このため、熱交換器の容量が異なる場合でも共通の支持ユニットを用いて空気調和機群を製造することができる。このため、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0012】
請求項4に記載の空気調和機群の製造方法は、請求項3に記載の空気調和機群の製造方法であって、熱交換器に空気を通す送風ファンを支持ユニットに取り付ける第4工程をさらに備える。そして、第2工程において、垂直部分は、送風ファンの前方を覆う高さ方向に平行な前垂直部分と、送風ファンの後方を覆う高さ方向に平行な後垂直部分とを有する。
【0013】
この空気調和機群の製造方法では、前垂直部分と後垂直部分との長さを変更した場合でも、前垂直部分と後垂直部分との間の距離は同じであり、その間に配置される送風ファンは前垂直部分と後垂直部分との寸法の変化の影響を受けない。このため、支持ユニットだけではなく送風ファンも共通化することができる。これにより、さらに低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0014】
請求項5に記載の空気調和機群の製造方法は、請求項4に記載の空気調和機群の製造方法であって、第2工程において、熱交換器は、前後に対称な形状に形成される。
この空気調和機群の製造方法では、前後に対称な形状に形成される熱交換器が用いられる。このため、前後で共通の熱交換部を用いて熱交換器を製造することができる。また、共通の製造装置を用いて熱交換器を製造することができる。これにより、熱交換器の製造コストを低減することができ、さらに低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0015】
請求項6に記載の空気調和機群の製造方法は、請求項3から5のいずれかに記載の空気調和機群の製造方法であって、熱交換部は、逆V字型の内側へと延長された部分を有することにより、その空気通過方向の厚さが垂直部分の空気通過方向の厚さよりも大きくなるように形成される。
この空気調和機群の製造方法では、熱交換部の空気通過方向の厚さが垂直部分の空気通過方向の厚さよりも大きくなるように形成される。従って、熱交換部と空気との接触面積を増大させることができる。このため、熱交換器の熱交換能力を向上させることができる。
【0016】
また、この空気調和機群の製造方法では、熱交換部の下端に垂直部分が接合されるため、概ね逆V字型の断面形状を有するように形成される熱交換部の内側の空間が比較的広くなる。そして、熱交換部が、逆V字型の内側へと延長された部分を有するように形成される。このため、この空気調和機群の製造方法では、熱交換部の内側の空間を有効利用して熱交換部の熱交換能力を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
〔空気調和機の全体構成〕
本発明の第1実施形態により製造された空気調和機群の一つである空気調和機1の外観を図1に示す。
【0018】
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
室内機2内には室内熱交換器50が収納され、室外機3内には室外熱交換器30が収納されており、各熱交換器30,50が冷媒配管4により接続されることにより冷媒回路を構成している。
【0019】
〔空気調和機の冷媒回路の構成概略〕
空気調和機1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器50、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
室内機2に設けられている室内熱交換器50は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器50に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン71が設けられている。このクロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン71は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ72によって回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
【0020】
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器50の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器50の他端と接続されている。この配管41,42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動される。
【0021】
〔室内機の構成〕
図3(a)に室内機2の正面図、図3(b)に室内機2の側面図を示す。室内機2は、正面視に置いて横方向に長い形状を有しており、正面視および側面視において上下に色彩が分かれたツートンカラーとなっている。
室内機2は、主として、上部ケーシング6、下部ユニット7および室内機2の内部に収容されている室内熱交換器ユニット5によって構成されている。上部ケーシング6は、室内機2の上部を覆っている。下部ユニット7は室内機2の下部を構成している。上部ケーシング6と下部ユニット7とは別体に形成されており、上部ケーシング6と下部ユニット7の一部との境界が室内機2の外観において水平線として現れている。また、上部ケーシング6と下部ユニット7の一部とは異なる色となっており、上部ケーシング6と下部ユニット7との境界である水平線を境にして上下に異なる色のツートンカラーとなっている。
【0022】
以下、室内機2の各構成について説明する。
〈室内熱交換器ユニット〉
室内熱交換器ユニット5は、図4に示すように、室内熱交換器50、補助配管51、補助支持部材52等によって構成されている。なお、図4は、上部ケーシング6が取り外された状態の室内機2の右側面図である。
【0023】
図5に室内機2の側面断面図を示す。
室内熱交換器50は、クロスフローファン71の前方、上方および後方を取り囲むように取り付けられており、クロスフローファン71が回転することにより吸込み口601,611から吸い込まれた空気をクロスフローファン71側に通過させ、伝熱管の内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。室内熱交換器50は、第1室内熱交換器50a、第2室内熱交換器50b、第3室内熱交換器50c、第4室内熱交換器50dの4つの部分に分割されている。室内熱交換器50は、各室内熱交換器50a,50b,50c,50dがそれぞれ接合されることにより、側面視において両端が下方に向けて屈曲する概ね逆V字型の断面形状を有するように形成されている。
【0024】
各室内熱交換器50a,50b,50c,50dは、それぞれ水平方向に長い板状の形状を有している。各室内熱交換器50a,50b,50c,50dは、両側端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通される短冊状の複数のフィンとから構成されている。伝熱管は、各室内熱交換器50a,50b,50c,50dの両側端においてU字型伝熱管によって折り返されている。また、伝熱管は、各室内熱交換器50a,50b,50c,50dにおいて、2列に配置されており、各室内熱交換器50a,50b,50c,50dで同じ径を有する伝熱管が用いられている。
【0025】
第1室内熱交換器50aは、上端が室内機2の前方へ向けて傾斜しており、クロスフローファン71の中央上方から後側上方を覆うように配置されている。
第2室内熱交換器50bは、上端が室内機2の後方へ向けて傾斜しており、第1室内熱交換器50aの前方に配置されている。第2室内熱交換器50bの上端は、第1室内熱交換器50aの上端と接合されており、第1室内熱交換器50aと第2室内熱交換器50bとは、側面視において逆V字型になるように組み合わされている。第2室内熱交換器50bは、クロスフローファン71の中央上方から前側上方を覆うように配置されている。
【0026】
第3室内熱交換器50cは、第2室内熱交換器50bの下方にクロスフローファン71の前方を覆うように配置されている。第3室内熱交換器50cの上端は第2室内熱交換器50bの下端に角度を付けて接合されており、第3室内熱交換器50cと第2室内熱交換器50bとによって鈍角が形成されている。第3室内熱交換器50cは、高さ方向、すなわち鉛直方向に平行になっており、室内熱交換器50の下方の水平面を覆う下部ユニット7に対して垂直になっている。また、第3室内熱交換器50cの下端は室内熱交換器50の下端となっており、第3室内熱交換器50cの下端、すなわち室内熱交換器50の前側の下端は、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。
【0027】
第4室内熱交換器50dは、第1室内熱交換器50aの下方にクロスフローファン71の後方を覆うように配置されている。第4室内熱交換器50dの上端は、第1室内熱交換器50aの下端に角度を付けて接合されており、第4室内熱交換器50dと第1室内熱交換器50aとによって鈍角が形成されている。第4室内熱交換器50dは、高さ方向に平行になっており、室内熱交換器50の下方の水平面を覆う下部ユニット7に対して垂直になっている。また、第4室内熱交換器50dの下端は、室内熱交換器50の後側の下端となっており、第4室内熱交換器50dの下端、すなわち室内熱交換器50の後側の下端は、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。
【0028】
第3室内熱交換器50cと第4室内熱交換器50dとは高さ方向に同じ長さを有しており、第3室内熱交換器50cと第4室内熱交換器50dとの上端および下端は同じ高さに位置している。従って、室内熱交換器50の前側の下端と後側の下端とは同じ高さになっており、クロスフローファン71の中心軸と略同じ高さに位置している。また、室内熱交換器50の前側下端と後側下端とは、逆V字型の部分の前後の下端から鉛直方向下向きにクロスフローファン71の中心軸と略同じ高さまで伸びている。
【0029】
第1室内熱交換器50a、第2室内熱交換器50b、第3室内熱交換器50cおよび第4室内熱交換器50dは、それぞれ両側端(正面視における左右方向の端)に設けられた固定板によって相互に固定されることにより、一体に接合されて室内熱交換器50を形成している。室内熱交換器50は、第1室内熱交換器50aと第2室内熱交換器50bとによって形成される逆V字型の部分と、第1室内熱交換器50aと第2室内熱交換器50bとのそれぞれの下端から鉛直方向下向きに延びる直線部分とが組合された断面形状を有している。室内熱交換器50は、逆V字型の頂点を通る鉛直方向に平行な直線について前後に線対称な断面形状を有しており、第1室内熱交換器50aと第2室内熱交換器50bとが、また、第3室内熱交換器50cと第4室内熱交換器50dとが前後に対称になっている。室内熱交換器50は、側面視においては上記のように前後対称な逆V字型を含む断面形状に形成されているが、正面視においては横方向に長い形状を有している。
【0030】
補助配管51は、室内熱交換器50と、室内機2の外部にある冷媒配管4を繋いでおり、室内熱交換器50と室外熱交換器30との間を行き来する冷媒が流れる。補助配管51は、図4および図6に示すように、室内熱交換器50の伝熱管に接続されている。なお、図6は、上部ケーシング6が取り外された室内機2の右側部分の上面図である。補助配管51は、室内熱交換器50の右側面から突出しており、室内熱交換器50の右側の空間で取り回されている。補助配管51は、室内熱交換器50の右側面から突出した後に室内機2の背面側へ向けて屈曲されており、複数の補助配管51がまとめられて保護チューブ53によって覆われている。まとめられた補助配管51は、室内熱交換器50の右側の空間を室内機2の背面側に沿って下方へと伸び、室内機2の後側下部の空間で室内機2の左側面に向けてさらに屈曲され、冷媒配管4に接続されている。
【0031】
補助支持部材52は、室内熱交換器50の両側面付近に設けられており、図4に示すように、室内熱交換器50を内側から支持している。室内熱交換器ユニット5は、逆V字型の形状を有しており下方が開口しているため、クロスフローファン71や室内ファンモータ72が取り付けられた状態の下部ユニット7に上方から被せられ、補助支持部材52を介して下部ユニット7に支持される。
【0032】
〈上部ケーシング〉
上部ケーシング6は、図3および図5に示すように、室内機2の上部を構成しており、上前面部60、天面部61および上側面部62,63によって構成されている。
上前面部60は、室内機2の前側上部を覆っており、室内熱交換器50の前方を覆っている。上前面部60は、概ね平坦に形成されており、その一部に段差が設けられている。この段差の上面には室内機2の長手方向に長いスリット状の開口からなる前面吸込み口601が設けられている。前面吸込み口601は室内機2の上方へ向けて設けられている。
【0033】
天面部61は、室内機2の天面を覆っており、室内熱交換器50の上方を覆っている。天面部61には、複数のスリット状の開口からなる天面吸込み口611が設けられている。この天面吸込み口611は、天面部61の前側から後側にかけて設けられており、前面吸込み口601よりも吸い込み面積が大きくなっている。このため、室内機2の天面後側からも十分に空気が吸い込まれるようになっている。
【0034】
上側面部62,63は、室内機2の側面上部を覆っており、室内熱交換器50の側方を覆っている。上側面部62,63には、右上側面部62と左上側面部63とがあり、右上側面部62は正面視において室内熱交換器50の右側方に配置され、左上側面部63は室内熱交換器50の左側方に配置されている。
また、上部ケーシング6の下端は水平に形成されており、上部ケーシング6が下部ユニット7に被せられることによって、上部ケーシング6と下部ユニット7との境界が水平線となって室内機2の正面視および側面視における外観に現れる。
【0035】
〈下部ユニット〉
下部ユニット7は、室内機2の下部を構成しており、図7および図8に示すように、下部ケーシング70、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73等がモジュール化されて構成されている。
(下部ケーシング)
下部ケーシング70は、下前面部74、底面部75、下側面部76,77、支持部78等によって構成されており、上部ケーシング6とは異なる色となっている。
【0036】
下前面部74は、正面視において室内機2の前面下部として視野に現れる部分であり、上端が室内機2の前側に傾斜するように配置されている。図3(a)に示すように、下前面部74の上端は水平に形成されており、上部ケーシング6の下端と共に水平な境界線を構成している。また、下前面部74には、室内機2の長手方向に沿う開口からなる吹出し口741が設けられている。この吹出し口741は、図5に示すように、クロスフローファン71が収納されている支持部78の内部の空間に連通しており、クロスフローファン71によって生成された空気流は吹出し口741を通って室内へと吹き出す。また、吹出し口741には、室内へと吹出す空気が案内される水平フラップ742が設けられている。この水平フラップ742は、室内機2の長手方向に平行な軸を中心に回動自在に設けられており、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動されることにより、吹出し口741の開閉を行うことができる。
【0037】
底面部75は、室内機2の底面を覆っており、平坦に形成されている。底面部75は、水平に配置されており、その上に支持部78が配置されている。
下側面部76,77は、側面視において室内機2の側面下部として視野に現れる部分であり、室内機2の側面下部を覆っている。下側面部76,77には、右下側面部76と左下側面部77とがあり、右下側面部76は正面視において室内機2の右側に配置され、左下側面部77は室内熱交換器50の左側に配置されている。また、下側面部76,77の上端は、下前面部74と同様に水平に形成されている。上部ケーシング6が下部ユニット7に被せられた状態では、上部ケーシング6の下端と、下部ユニット7の下前面部74および下側面部76,77の上端が合致して、水平な境界線が構成される。
【0038】
支持部78は、下前面部74、底面部75、下側面部76,77によって囲まれており、支持部78の上面は、下前面部74および下側面部76,77の上端より上方に位置している。支持部78には、上方からクロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等が取り付けられ、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等を下方から支持する。
【0039】
支持部78は、室内熱交換器ユニット5の補助支持部材52を介して室内熱交換器50を支持する。支持部78の上面は、クロスフローファンの中心軸と略同じ高さとなっている。支持部78の上面には、図7に示すように、ドレンパン781,782とファン収容部787とが設けられている。
ドレンパン781,782は、熱交換時に室内熱交換器50の表面に発生する水滴を受け取る部分であり、支持部78の上面から下方に窪んだ凹状の部材によって形成されている。このドレンパン781,782には前ドレンパン781と後ドレンパン782とがあり、前ドレンパン781は、図5に示すように、第3室内熱交換器50cの下方に、すなわち室内熱交換器50の前側下端の下方に配置されている。後ドレンパン782は、第4室内熱交換器50d、すなわち室内熱交換器50の後側下端の下方に配置されている。前ドレンパン781と後ドレンパン782とは、クロスフローファン71を挟んで前後に配置されている。前ドレンパン781と後ドレンパン782とは、略同じ高さに位置しており、前ドレンパン781と後ドレンパン782との底面はクロスフローファン71の中心軸の高さよりも低い位置にあるが、室内熱交換器50の下端に近接して配置されている。なお、前ドレンパン781と後ドレンパン782とは、それぞれドレン水を受ける底面が室内機2の右側へと少し傾斜している。そして、支持部78の右側部分には、図8に示すように、前ドレンパン781と後ドレンパン782とを繋ぐ連通部分783が設けられており、この連通部分783には下方へと貫通している水抜き孔784が設けられている。この水抜き孔784は、図9に示すように、ドレン水をドレンパン781,782から外部へと排出するためのドレンホース785の内部と連通している。室内熱交換器50から滴下したドレン水は、前ドレンパン781と後ドレンパン782とによって受けられ、連通部分783で集められ、水抜き孔784からドレンホース785を経て機外へと排出される。
【0040】
ファン収容部787は、クロスフローファン71と室内ファンモータ72とが収容される部分であり、支持部78の上面の中央付近に設けられている。ファン収容部787は支持部78の上面から下方に半円筒形状に窪んだ部材により形成されており、クロスフローファン71と室内ファンモータ72との下半分を収容する。また、支持部78の内部には、収容されたクロスフローファン71と吹出し口741とを連通する空気経路が設けられている。
【0041】
また、支持部78は、後ドレンパン782とクロスフローファン71との間に、支持部78の上面から上方へと突出する舌部786を有している。この舌部786は、クロスフローファン71の後方を覆っており、舌部786の上端はクロスフローファン71の頂上部分より若干低い高さに位置している。
このように支持部78の上面には、前ドレンパン781、後ドレンパン782およびファン収容部787が設けられ、舌部786が上方へ突出しているが、支持部78の上面の他の部分は概ね平坦かつ水平に形成されており、クロスフローファン71の中心線と略同じ高さに位置している。
【0042】
上記のように、支持部78の最も高い位置にある部分は舌部786であるが、舌部786は、クロスフローファン71の頂上部分の高さ以下に位置している。また、支持部78の上面は、下前面部74および下側面部76,77の上端より上方に位置している。このため、支持部78を含めた下部ケーシング70の各部分はクロスフローファン71の頂上部分の高さ以下となっている。
【0043】
なお、支持部78の上面の背面側もクロスフローファン71の高さ以下となっているが、上部ケーシング6の天面部61と支持部78の上面の背面側との間の部分は、室内の壁面に取り付けられる据付板8によって塞がれる(図5参照)。据付板8は、室内機2の長手方向には室内熱交換器50と略同じ長さを有しており、室内熱交換器50の背面側を覆っている。据付板8は、室内機2の背面側を覆うことにより、室内熱交換器50で熱交換される空気が通る空気流路を上部ケーシング6と共に形成しており、特に背面側空気流路を形成している。
【0044】
(クロスフローファン)
クロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平になるように配置される。クロスフローファン71の周面には羽根が設けられており、クロスフローファン71が中心軸周りに回転することにより、空気流を生成する。この空気流は、前面吸込み口601および天面吸込み口611から取り入れられ室内熱交換器50を通り吹出し口741から室内へと吹き出す空気の流れである。クロスフローファン71は、側面視において室内機2の概ね中央に位置している。クロスフローファン71は、支持部78によって支持され、支持された状態のクロスフローファン71の上半分は支持部78の上面から上方へ突出している。
【0045】
(室内ファンモータ)
室内ファンモータ72は、クロスフローファン71を中心軸周りに回転駆動する。室内ファンモータ72は、クロスフローファン71と略同じ直径を有する薄い円筒形状を有している。室内ファンモータ72は、図8に示すように、クロスフローファン71の右側方にクロスフローファン71と同軸に配置されており、室内ファンモータ72が支持部78に取り付けられた状態では、室内ファンモータ72とクロスフローファン71との頂上部分との高さは略同じとなっている(図7参照)。
【0046】
(電装品箱)
電装品箱73は、図6および図8に示すように、室内機2の運転を制御するための制御基板731を収容する。電装品箱73は、直方体の箱状の形状を有しており、下部ケーシング70の右下側面部76と支持部78との間に配置され、室内熱交換器ユニット5の右側方に位置する。電装品箱73は、室内ファンモータ72の右側方において支持部78の右側面に取り付けられて支持されており、室内熱交換器ユニット5が下部ユニット7に取り付けられる前に支持部78に取り付けることができる。また、電装品箱73は前側寄りに配置されており、電装品箱73の後方の空間は前述した室内熱交換器ユニット5の補助配管51が通る空間となっている。電装品箱73は、制御基板731に取り付けられた制御部品のうち容量の大きなコンデンサやパワートランジスタなどの強電部品732が室内ファンモータ72と軸方向に並ぶように配置されており、側面視において室内ファンモータ72と電装品箱73とが重なるように配置されている。また、電装品箱73の上面は、下部ケーシング70に支持された状態では、室内ファンモータ72の頂上部分、すなわちクロスフローファン71の頂上部分と略同じ高さに位置している。
【0047】
このように、室内ファンモータ72、電装品箱73、下部ケーシング70の全ての部分が、下部ケーシング70に支持された状態のクロスフローファン71の頂上部分の高さ以下に位置しており、下部ユニット7は、全体として高さ方向に比較的寸法の小さい形状となっている。
〔空気調和機群の製造方法〕
次に、上記の空気調和機1が含まれる空気調和機群の製造方法を説明する。この空気調和機群の製造方法は、室内熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造する方法であって、大きくは室内機群の製造工程と室外機群の製造工程とに分かれる。上記の室内機2は室内機群の製造工程によって製造され、室外機3は室外機群の製造工程によって製造される。
【0048】
室内機群の製造工程では、室内熱交換器の容量の異なる複数種類の室内機が製造される。室内機群の製造工程は、図10から図12に示すように、主として、下部ユニット7の製造工程S1、室内熱交換器ユニットの製造工程S2および室内機の組立工程S3によって構成される。
〈下部ユニットの製造工程〉
下部ユニット7の製造工程S1は、室内熱交換器の容量の異なる空気調和機群に共通に用いられる下部ユニット7を製造する工程であり、図10に示すように、主として、下部ケーシング70の製造工程S10、電装品箱73の取付工程S11、室内ファンモータ72およびクロスフローファン71の取付工程S12によって構成される。
【0049】
下部ケーシング70の製造工程S10では、上述した下部ケーシング70が製造される。下部ケーシング70は、樹脂材料から一体成形され、または樹脂材料から成形された複数の部材が組み立てられることによって製造される。下部ケーシング70の底面部75は平坦に形成される。また、下部ケーシング70は、共通化された色の材料から形成されており、下部ケーシング70の色は、量産される室内機群について共通化されている。
【0050】
電装品箱73の取付工程S11では、電装品箱73が下部ケーシング70に取り付けられる。電装品箱73は、下部ケーシング70の支持部78の右側面に取り付けられる。
室内ファンモータ72およびクロスフローファン71の取付工程S12では、室内ファンモータ72とクロスフローファン71とが下部ケーシング70に取り付けられる。室内ファンモータ72とクロスフローファン71とは、軸方向に並んで一体にされた状態で、支持部78のファン収容部787に収容されて取り付けられる。クロスフローファン71と室内ファンモータ72とは、下部ケーシング70の支持部78の中央付近に上方から取り付けられ、クロスフローファン71と室内ファンモータ72との下半分がファン収容部787に収容された状態となる。
【0051】
このような電装品箱73の取付工程S11と、室内ファンモータ72およびクロスフローファン71の取付工程S12とにおいては、下部ケーシング70が作業台等に置かれ、下部ケーシング70を基礎として、その上に電装品箱73とクロスフローファン71と室内ファンモータ72とが取り付けられる。
なお、下部ユニット7はモジュール化されているため、この下部ユニット7の製造工程S1は、他の工程とは別の場所や時に行われてもよく、別途、量産された下部ユニット7が搬送されて室内機の組立に使用されることが可能となっている。
【0052】
〈室内熱交換器ユニットの製造工程〉
室内熱交換器ユニットの製造工程S2は、室内熱交換器を有する室内熱交換器ユニットを製造する工程であり、室内熱交換器の容量の異なる複数種類の室内熱交換器ユニットが製造される。室内熱交換器ユニットの製造工程S2は、図11に示すように、主として、室内熱交換器の製造工程S20、補助配管51の取付工程S21および補助支持部材52の取付工程S22によって構成されている。
【0053】
室内熱交換器の製造工程S20では、上述した室内熱交換器50の他に容量の異なる複数種類の室内熱交換器も製造される。この室内熱交換器は、上述した室内熱交換器50と同様に、略逆V字型の断面形状を有し前後に対称な形状に形成されるが、室内熱交換器50における第3室内熱交換器50cと第4室内熱交換器50dとにそれぞれ対応する部分の長さが異なるように製造される。この部分は室内熱交換器の下方の水平面を覆う下部ケーシング70に対して垂直に配置される部分であり、高さ方向に平行となる。
【0054】
この室内熱交換器の製造工程S20で製造される室内熱交換器の例を図13に示す。図13(a)は、上述した室内熱交換器50を示している。図13(b)は、室内熱交換器50よりも容量の小さい小型室内熱交換器57を示している。図13(c)は、室内熱交換器50よりも容量の大きい大型室内熱交換器58を示している。
【0055】
小型室内熱交換器57と大型室内熱交換器58とは、室内熱交換器50と略同様の形状を有しているが、室内熱交換器50の第3室内熱交換器50cと第4室内熱交換器50dとに対応する部分の長さのみが異なる。なお、図中、室内熱交換器50の第1室内熱交換器50a、第2室内熱交換器50b、第3室内熱交換器50cおよび第4室内熱交換器50dに対応する小型室内熱交換器57の各部分には、それぞれ対応するアルファベットの符号を付している。大型室内熱交換器58についても同様である。小型室内熱交換器57の第3室内熱交換器57cと第4室内熱交換器57dとは、高さ方向に平行になっている。また、小型室内熱交換器57の第3室内熱交換器57cと第4室内熱交換器57dとは、高さ方向に同じ長さを有しており、第3室内熱交換器57cと第4室内熱交換器57dとの上端および下端は同じ高さに位置している。大型室内熱交換器58の第3室内熱交換器58cと第4室内熱交換器58dについても同様である。ただし、小型室内熱交換器57の第3室内熱交換器57cと第4室内熱交換器57dとは、室内熱交換器50のものと比べて約半分の長さになっており、大型室内熱交換器58の第3室内熱交換器58cと第4室内熱交換器58dとは、室内熱交換器50のものと比べて約1.5倍の長さになっている。
【0056】
補助配管51の取付工程S21では、製造された室内熱交換器50,57,58に補助配管51がそれぞれ取り付けられる。補助配管51は、室内熱交換器50,57,58の側面から突出する伝熱管の端部にロウ付けされて取り付けられる。
補助支持部材52の取付工程S22では、製造された室内熱交換器50,57,58に補助支持部材52がそれぞれ取り付けられる。補助支持部材52は、室内熱交換器50,57,58の内側に室内熱交換器50,57,58を支持するように取り付けられる。
【0057】
〈室内機の組立工程〉
室内機の組立工程S3では,下部ユニット7を基礎として、さらに他の構成部品が取り付けられて室内機が組み立てられる。室内機の組立工程S3は、主として、室内熱交換器ユニットの取付工程S31と上部ケーシング6の取付工程S32と据付板8の取付工程S33とから構成される。
【0058】
室内熱交換器ユニットの取付工程S31では、上記のように製造された下部ユニット7に、室内熱交換器の容量の異なる複数種類の室内熱交換器ユニットのうちから選択された室内熱交換器ユニットが取り付けられる。この場合、室内熱交換器ユニットは複数種類のうちから選択されたものであるが、下部ユニット7は共通のものである。室内熱交換器ユニットは下方が開放されており、支持部78の上面から突出するクロスフローファン71の上半分を覆うように下部ユニット7の上方から被せられて下部ケーシング70に取り付けられる。
【0059】
上部ケーシング6の取付工程S32では、上部ケーシング6が、下部ユニット7の上方から被せられて下部ケーシング70に取り付けられる。この上部ケーシング6は、色の異なる複数種類のものが製造されており、その中から選択された上部ケーシング6が下部ユニット7に取り付けられる。上部ケーシング6が下部ユニット7に取り付けられると、上部ケーシング6の下端と、下部ケーシング70の下前面部74および下側面部76,77の上端とが合致した状態となる。選択された上部ケーシング6の色が下部ケーシング70の色と異なる場合は、上記の室内機2のような上下に色が分かれたツートンカラーの意匠が表面に表れる。
【0060】
据付板8の取付工程S33では、据付板8が室内機の背面に取り付けられる。据付板8は室内の壁面に予め取り付けられており、上記のように組み立てられた室内機を壁面に取り付けることにより室内機の背面に据付板8が取り付られる。据付板8は、室内熱交換器50,57,58の背面側を覆い、支持部78の上面の背面側から天面部61までの部分を覆う。
【0061】
〔特徴〕
(1)
この空気調和機群の製造方法では、第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dの長さのみが異なる複数種類の室内熱交換器50,57,58から選択されたものが下部ユニット7に取り付けられる。複数種類の室内熱交換器ユニットが下部ユニット7に取り付けられた状態の側面断面図を図14に示す。図14(a)は室内熱交換器50、図14(b)は小型室内熱交換器57、図14(c)は大型室内熱交換器58が取り付けられた状態を表している。
【0062】
室内熱交換器50,57,58の第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dは、下部ユニット7の支持面に対して垂直になっているため、室内熱交換器50,57,58の前後方向の寸法や正面視における横方向の寸法は略同じである。従って、容量の異なる室内熱交換器50,57,58が取り付けられる場合でも、下部ケーシング70の寸法やクロスフローファン71の寸法を変更する必要がない。従って、下部ユニット7の寸法を変更する必要がなく、容量の異なる室内熱交換器50,57,58について共通の下部ユニット7を利用することができる。このため、容量の異なる室内熱交換器50,57,58ごとに異なる下部ユニット7を製造する必要がなく、空気調和機群の製造コストが削減される。
【0063】
このように、この空気調和機群の製造方法では、低コストに室内熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。また、室内熱交換器の容量の変更に安価に対応することができる。
なお、クロスフローファン71の前方を覆う第3室内熱交換器50cとクロスフローファン71との距離をL1、第3室内熱交換器50cに角度を付けて接合される第2室内熱交換器50bとクロスフローファン71との距離をL2とした場合、音・風性能等の観点から、L2/L1≧0.7という関係が成り立つことが望ましい。
【0064】
(2)
この空気調和機群の製造方法では、第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dの長さのみが異なる室内熱交換器50,57,58が製造される。従って、第1室内熱交換器50a,57a,58aおよび第2室内熱交換器50b,57b,58bを共通にして、容量の異なる室内熱交換器50,57,58を製造することができる。このように、この空気調和機群の製造方法では、室内熱交換器50,57,58の製造コストを低減することができ、低コストに容量の異なる複数種類の室内熱交換器50,57,58を製造することができる。
【0065】
(3)
この空気調和機群の製造方法では、室内熱交換器50,57,58が前後に対称な形状に製造される。このため、前後で共通の部品を用いて室内熱交換器50,57,58を製造することができる。例えば、同じ形状の熱交換器が第3室内熱交換器50cおよび第4室内熱交換器50dとして利用されて室内熱交換器50が製造されることが可能である。小型室内熱交換器57および大型室内熱交換器58についても同様である。このため、室内熱交換器50,57,58の製造コストを低減することができ、さらに低コストに室内熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0066】
また、共通の製造装置を用いて第1室内熱交換器50a,57a,58aと第2室内熱交換器50b,57b,58bおよび第3室内熱交換器50c,57c,58cと第4室内熱交換器50d,57d,58dを製造することもできる。ここでいう製造装置とは、プレス機、フィン型、配管挿入機、拡管機、ロウ付け機、精密試験機、乾燥機、運搬機などをいう。
【0067】
なお、室内熱交換器50,57,58が前後で完全に同一の形状を有するものでなくても、概ね同一の形状を有するものであれば、製造装置および製造工程の共通化は可能である。
〔他の実施形態〕
(1)
上記の第1実施形態では、室内熱交換器50,57,58の下方を覆う下部ユニット7の支持面(水平面)に対して第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dが垂直となるように空気調和機群が製造されるが、複数種類の室内熱交換器に対して共通の支持部材を利用するという観点からは、室内熱交換器50,57,58の背面側を覆う底フレームの支持面(鉛直面)に対して第3室内熱交換器50c,57c,58cおよび第4室内熱交換器50d,57d,58dが垂直となるように空気調和機群が製造されてもよい。この場合、室内熱交換器50,57,58は、右側面視においてV字型が右回りに90度回転した状態に配置される。
【0068】
このような空気調和機群の製造方法によっても、容量の異なる室内熱交換器に対して底フレームを共通にすることによって、コストの低減が可能となる。
(2)
上記の第1実施形態では、下部ケーシング70、クロスフローファン71、室内ファンモータ72および電装品箱73によって構成される下部ユニット7が共通化されているが、室内熱交換器50,57,58を支持する下部ケーシング70が共通化されていればよく、共通化される構成部品はこれらに限られるものではない。他の構成部品がさらに共通化されてもよく、また、下部ケーシング70、クロスフローファン71、室内ファンモータ72、電装品箱73のうちのいずれかが共通化されていなくてもよい。
【0069】
(3)
上記の第1実施形態において、各工程の順番は、必ずしも記載した順に実行されるとは限らず、各工程の順番が入れ代わっていてもよい。
<第2実施形態>
〔構成〕
上記の第1実施形態にかかる室内熱交換器50に代えて、図15から図17に示す室内熱交換器81,82,83のいずれかが製造されて室内機2に備えられてもよい。
【0070】
これらの室内熱交換器81,82,83は、室内熱交換器50と同様に、4つの部分に分割されており、分割された各室内熱交換器がそれぞれ接合されることにより、側面視において両端が下方に向けて屈曲する概ね逆V字型の断面形状を有するように形成されている。室内熱交換器81,82,83の第1室内熱交換器50aおよび第2室内熱交換器50bに対応する部分は、逆V字型の内側へと延長された部分を有しており、その空気通過方向の厚さが、第3室内熱交換器50cおよび第4室内熱交換器50dに対応する部分の空気通過方向の厚さよりも大きくなっている。以下、第1実施形態にかかる第1室内熱交換器50a、第2室内熱交換器50b、第3室内熱交換器50cおよび第4室内熱交換器に対応する部分には、対応するアルファベットの符号を各室内熱交換器の符号81,82,83に付している。
【0071】
(室内熱交換器81)
図15に示す室内熱交換器81では、第1室内熱交換器81aは、主熱交換部811と副熱交換部812とを有している。主熱交換部811は、第1実施形態にかかる室内熱交換器50a,57a,58aと略同一の形状を有している。また、主熱交換部811は、第3室内熱交換器81cおよび第4室内熱交換器81dの空気通過方向の厚さと略同じ厚さを有している。副熱交換部812は、主熱交換部811とは別体に形成されており、逆V字型の内側に主熱交換部811に接して配置されている。また、副熱交換部812の下端は、第4室内熱交換器81dの近傍まで延びており、後ドレンパン782の上方に位置している。
【0072】
第2室内熱交換器81bも、第1室内熱交換器81aと同様に主熱交換部813と副熱交換部814とを有しており、第1室内熱交換器81aと対称な形状となっている。
第3室内熱交換器81cおよび第4室内熱交換器81dは、第1実施形態にかかる室内熱交換器58の第3室内熱交換器58cおよび第4室内熱交換器58dと略同一の形状を有している。
【0073】
(室内熱交換器82)
図16に示す室内熱交換器82では、第1室内熱交換器82aは逆V字型の内側に延びる部分821を有している。図中の二点鎖線の外側の部分は、第4室内熱交換器82dと略同一の厚さとなっており、この部分に逆V字型の内側に延びる部分821が一体的に付加されることにより、第1室内熱交換器82aの空気通過方向の厚さは、第3室内熱交換器82dおよび第4室内熱交換器82dよりも厚くなっている。また、第1室内熱交換器82aの空気通過方向の厚さは、上記の第1実施形態にかかる室内熱交換器50の第1室内熱交換器50aよりも厚くなっている。さらに、逆V字型の内側に延びる部分821の下端は、第4室内熱交換器82dの近傍まで延びており、後ドレンパン782の上方に位置している。
【0074】
このような第1室内熱交換器82aは、上記のような形状に一体的に形成されたフィンを用いることによって製造されている。また、第1室内熱交換器82aの空気通過方向の厚さが第3室内熱交換器82dおよび第4室内熱交換器82dよりも厚くなっているため、フィンに挿通される伝熱管の列の数も増加している。すなわち、第3室内熱交換器82dおよび第4室内熱交換器82dでは伝熱管は2列に配置されているが、第1室内熱交換器82aでは伝熱管が3列に配置されている。
【0075】
第2室内熱交換器82bも、第1室内熱交換器82aと同様に形成されており、第1室内熱交換器82aと対称な形状となっている。
第3室内熱交換器82cおよび第4室内熱交換器82dは、第1実施形態にかかる室内熱交換器58の第3室内熱交換器58cおよび第4室内熱交換器58dと略同一の形状を有している。
【0076】
(室内熱交換器83)
図17に示す室内熱交換器83では、第1室内熱交換器83aは、図16に示す室内熱交換器82の第1室内熱交換器82aと略同じ形状を有している。ただし、フィンに挿通される伝熱管の列の数は第3室内熱交換器83cおよび第4室内熱交換器83dと同じく2列であるが、伝熱管の径が、第3室内熱交換器83cおよび第4室内熱交換器83dの伝熱管よりも大きくなっている。なお、第1室内熱交換器83aの伝熱管の径は、上記の実施形態にかかる室内熱交換器50の第1室内熱交換器50aの径よりも大きくなっている。
【0077】
〔特徴〕
(1)
室内機2がこれらのような室内熱交換器81,82,83のいずれかを備えることにより、第1実施形態にかかる室内熱交換器50を備える場合よりも、室内熱交換器81,82,83と空気との接触面積が増大する。このため、このような室内熱交換器81,82,83を備える空気調和機1の室内機2では、熱交換器能力が向上する。
【0078】
(2)
第1実施形態にかかる室内熱交換器50,57,58も含めて、これらの室内熱交換器81,82,83では、逆V字型の内側の空間が大きくなっている。すなわち、これらの室内熱交換器81,82,83は、それぞれ下方に延びる第3室内熱交換器81c,82c,83cおよび第4室内熱交換器81d,82d,83dを有することにより、これらを有さない室内熱交換器と比べて内側の空間が広くなっている。また、室内熱交換器81,82,83では、第3室内熱交換器81c,82c,83cおよび第4室内熱交換器81d,82d,83dの長さを調整することにより、室内熱交換器81,82,83に囲まれる空間をさらに広くすることが可能である。従って、室内熱交換器81,82,83の内側にクロスフローファン71が配置されても、クロスフローファン71と第1室内熱交換器81a,82a,83aおよび第2室内熱交換器81b,82b,83bとの間の空間に余裕がある。従って、第1室内熱交換器81a,82a,83aおよび第2室内熱交換器81b,82b,83bが逆V字型の内側へと延長された部分を有するように形成されても、クロスフローファン71と第1室内熱交換器81a,82a,83aおよび第2室内熱交換器81b,82b,83bとの間に十分な距離が保たれる。
【0079】
一方、このような下方に延びる第3室内熱交換器81c,82c,83cおよび第4室内熱交換器81d,82d,83dを有さない室内熱交換器の場合は、クロスフローファン71と室内熱交換器との間の空間の余裕が少なく、クロスフローファン71と室内熱交換器とが近づき過ぎてしまう結果、音・風性能が低減してしまう。
【0080】
このように、これらの室内熱交換器81,82,83を備えた空気調和機1の室内機2では、音・風性能を低減させてしまうことなく、熱交換性能を向上させることができる。
(3)
これらの室内熱交換器81,82,83では、逆V字型の内側へと延長された部分の下端が、前ドレンパン781および後ドレンパン782の上方に位置している。このため、逆V字型の内側へと延長された部分から滴下するドレン水は、それぞれ前ドレンパン781および後ドレンパン782によって受けられる。このように、この室内熱交換器81,82,83によれば、逆V字型の内側へと延長された部分から滴下するドレン水も適切に処理することができる。
【0081】
(4)
なお、上記の室内熱交換器81においても、第1実施形態にかかる室内熱交換器50と同様に、第3室内熱交換器81cおよび第4室内熱交換器81dが高さ方向に平行になっており下部ユニット7に対して垂直になっているため、第1実施形態の〔特徴〕欄に記載の同様の効果を奏することができる。例えば、第1室内熱交換器81aおよび第2室内熱交換器81bが共通であり第3室内熱交換器81cおよび第4室内熱交換器81dの長さのみが異なる複数種類の室内熱交換器を製造して、その中から選択された一つを下部ユニット7に取り付けることにより、低コストに室内熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。他の室内熱交換器82,83についても同様である。
【0082】
【発明の効果】
請求項1に記載の空気調和機群の製造方法では、垂直部分の長さのみが異なる複数種類の熱交換器から選択された熱交換器が支持ユニットに取り付けられる。垂直部分の長さのみが異なる場合、支持ユニットに対する垂直方向を除く方向の熱交換器の寸法は略同じである。従って、支持ユニットの垂直方向に長さが異なる熱交換器が取り付けられる場合でも、共通の支持ユニットを用いることができる。また、垂直部分の長さを変えることにより、熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。このため、容量の異なる熱交換器ごとに異なる支持ユニットを製造する場合と比べて、コストを削減することができる。これにより、この空気調和機群の製造方法では、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0083】
請求項2に記載の空気調和機群の製造方法では、垂直部分が高さ方向に平行になるように熱交換器が取り付けられる。従って、熱交換器の高さ方向の寸法が変化した容量の異なる複数種類の熱交換器が製造された場合でも、各熱交換器の水平方向の寸法は略同じである。そして、支持ユニットは熱交換器の下方を覆うため、熱交換器の高さ方向の寸法の変化が支持ユニットの寸法に与える影響は小さい。従って、熱交換器の容量が異なる場合でも共通の支持ユニットを用いて空気調和機群を製造することができ、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0084】
請求項3に記載の空気調和機群の製造方法では、逆V字型の部分の下端に接合される垂直部分の長さが異なる熱交換器を用いることにより、熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。そして、逆V字型の部分の下端に接合される垂直部分の長さが異なっても、熱交換器の高さ方向の寸法が異なるのみで他の方向の寸法が受ける影響は小さい。このため、熱交換器の容量が異なる場合でも共通の支持ユニットを用いて空気調和機群を製造することができる。このため、低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0085】
請求項4に記載の空気調和機群の製造方法では、前垂直部分と後垂直部分との長さを変更した場合でも、前垂直部分と後垂直部分との間の距離は同じであり、その間に配置される送風ファンは前垂直部分と後垂直部分との寸法の変化の影響を受けない。このため、支持ユニットだけではなく送風ファンも共通化することができる。これにより、さらに低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0086】
請求項5に記載の空気調和機群の製造方法では、前後に対称な形状に形成される熱交換器が用いられる。このため、前後で共通の熱交換部を用いて熱交換器を製造することができる。また、共通の製造装置を用いて熱交換器を製造することができる。これにより、熱交換器の製造コストを低減することができ、さらに低コストに熱交換器の容量の異なる空気調和機群を製造することができる。
【0087】
請求項6に記載の空気調和機群の製造方法では、熱交換部の空気通過方向の厚さが垂直部分の空気通過方向の厚さよりも大きくなるように形成される。従って、熱交換部と空気との接触面積を増大させることができる。このため、熱交換器の熱交換能力を向上させることができる。
また、この空気調和機群の製造方法では、熱交換部の下端に垂直部分が接合されるため、概ね逆V字型の断面形状を有するように形成される熱交換部の内側の空間が比較的広くなる。そして、熱交換部が、逆V字型の内側へと延長された部分を有するように形成される。このため、この空気調和機群の製造方法では、熱交換部の内側の空間を有効利用して熱交換部の熱交換能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の外観図。
【図2】冷媒回路の構成図。
【図3】(a)室内機の正面図。
(b)室内機の右側面図。
【図4】上部ケーシングが外された室内機の右側面図。
【図5】室内機の右側面断面図。
【図6】上部ケーシングが外された室内機の右側部分の上面図。
【図7】下部ユニットの右側面図。
【図8】下部ユニットの右側部分の上面図。
【図9】下部ユニットの右側面断面図。
【図10】下部ユニットの製造工程を示すフローチャート。
【図11】室内熱交換器ユニットの製造工程を示すフローチャート。
【図12】室内機の組立工程を示すフローチャート。
【図13】容量の異なる複数種類の室内熱交換器の側面断面図。
【図14】容量の異なる複数種類の室内熱交換器がそれぞれ下部ユニットに取り付けられた状態を示す側面断面図。
【図15】第2実施形態にかかる室内熱交換器の形状および配置を表す図。
【図16】第2実施形態にかかる室内熱交換器の形状および配置を表す図。
【図17】第2実施形態にかかる室内熱交換器の形状および配置を表す図。
【符号の説明】
1 空気調和機
50,57,58,81−83 室内熱交換器(熱交換器)
50a,57a,58a,81a−83a 第1室内熱交換器(熱交換部)
50b,57b,58b,81b−83b 第2室内熱交換器(熱交換部)
50c,57c,58c,81c−83c 第3室内熱交換器(前垂直部分)
50d,57d,58d,81d−83d 第4室内熱交換器(後垂直部分)
70 下部ケーシング(支持ユニット)
71 クロスフローファン(送風ファン)
S10 下部ケーシングの製造工程(第1工程)
S12 クロスフローファンおよび室内ファンモータの取付工程(第4工程)
S20 室内熱交換器の製造工程(第2工程)
S31 室内熱交換器ユニットの取付工程(第3工程)

Claims (6)

  1. 熱交換器(50,57,58)の容量の異なる空気調和機群の製造方法であって、
    共通の支持ユニット(70)を製造する第1工程(S10)と、
    前記熱交換器(50,57,58)を支持する支持ユニット(70)に対して垂直な垂直部分(50c,57c,58c,50d,57d,58d)を有し、前記垂直部分(50c,57c,58c,50d,57d,58d)の長さのみが異なる複数種類の前記熱交換器(50,57,58)を製造する第2工程(S20)と、
    複数種類の前記熱交換器(50,57,58)の中から選択された前記熱交換器を共通の前記支持ユニット(70)に取り付ける第3工程(S31)と、
    を備える、
    空気調和機群の製造方法。
  2. 前記第3工程において、前記熱交換器(50,57,58)が、前記垂直部分(50c,57c,58c,50d,57d,58d)が高さ方向に平行になるように取り付けられ、
    前記第1工程において、前記支持ユニット(70)が、前記熱交換器(50,57,58)の下方を覆う形状に製造される、
    請求項1に記載の空気調和機群の製造方法。
  3. 前記第2工程において、前記熱交換器(50,57,58)が、複数の熱交換部(50a,50b,57a,57b,58a,58b)によって略逆V字型の断面形状を有するように形成され、
    前記第2工程において、前記垂直部分(50c,57c,58c,50d,57d,58d)が、前記熱交換部(50a,50b,57a,57b,58a,58b)の下端に接合される、
    請求項2に記載の空気調和機群の製造方法。
  4. 前記熱交換器(50,57,58,81−83)に空気を通す送風ファン(71)を前記支持ユニット(70)に取り付ける第4工程(S12)をさらに備え、
    前記第2工程において、前記垂直部分(50c,57c,58c,50d,57d,58d,81c−83c,81d−83d)は、前記送風ファン(71)の前方を覆う高さ方向に平行な前垂直部分(50c,57c,58c,81c−83c)と、前記送風ファン(71)の後方を覆う高さ方向に平行な後垂直部分(50d,57d,58d,81d−83d)とを有する、
    請求項3に記載の空気調和機群の製造方法。
  5. 前記第2工程において、前記熱交換器(50,57,58,81−83)は、前後に対称な形状に形成される、
    請求項4に記載の空気調和機群の製造方法。
  6. 前記熱交換器(81−83)の前記熱交換部(81a−83a,81b−83b)は、逆V字型の内側へと延長された部分を有することにより、その空気通過方向の厚さが前記垂直部分(81c−83c,81d−83d)の空気通過方向の厚さよりも大きくなるように形成される、
    請求項3から5のいずれかに記載の空気調和機群の製造方法。
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