JP2004169815A - ギアカップリング - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/10—Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/06—Lubrication details not provided for in group F16D13/74
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Abstract
【課題】軸連結の精度を向上させるとともに、軸受の寿命を延ばすことができるギアカップリングを提供する。
【解決手段】内歯ギア2と外歯ギア1がスキマ嵌合で噛み合ってトルクを伝達するとともに、スラスト方向にスライドできる構造を有し、その噛み合い面4の潤滑用の潤滑油5を、内歯ギア2と外歯ギア1間の隙間に封入したギアカップリングにおいて、内歯ギア2の内面に、内歯ギア2と外歯ギア1の隙間の容積以上の潤滑油溜り6を設ける。これにより、発生するスラスト力を相殺することができ、保持した工作機主軸あるいはモータ軸にスラスト力が掛かるのを防ぐことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】内歯ギア2と外歯ギア1がスキマ嵌合で噛み合ってトルクを伝達するとともに、スラスト方向にスライドできる構造を有し、その噛み合い面4の潤滑用の潤滑油5を、内歯ギア2と外歯ギア1間の隙間に封入したギアカップリングにおいて、内歯ギア2の内面に、内歯ギア2と外歯ギア1の隙間の容積以上の潤滑油溜り6を設ける。これにより、発生するスラスト力を相殺することができ、保持した工作機主軸あるいはモータ軸にスラスト力が掛かるのを防ぐことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸どおしの連結に用いられるギアカップリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の主軸などの連結においては、従来より継手としてギアカップリングが用いられている(たとえば特許文献1)。図3に、従来のギアカップリングの要部の断面図を示し、図4に、高速回転におけるスラスト方向の力の状態を示す。
図3および図4において、1は外歯ギア、2は内歯ギア、3はモータ軸、4は噛み合い面、5は潤滑油、6は潤滑油溜り、7は潤滑油封入用のOリング、8は遠心力、9,10はスラスト力である。
このような構成において、噛み合い面4の潤滑用に封入された潤滑油5は高速回転時において、遠心力8により外周方向に押し付けられる。その結果、この遠心力8は外歯ギア1にかかるスラスト力9と内歯ギア2にかかるスラスト力10とに分配される。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−79055号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術においては、次のような問題があった。
(1)スラスト力9は内歯ギア1にかかり、内歯ギア1を保持している。このため、例えば工作機主軸を押し付けることになり、主軸が変位を生じて精度が悪化する。
(2)また、スラスト力10は、それぞれのギア1,2を保持している。このため、例えばモータ軸3に掛かりモータの軸受に荷重として作用し、軸受の寿命を短くする、あるいは焼損に至らしめるおそれがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、軸連結の精度を向上させるとともに、軸受の寿命を延ばすことができるギアカップリングを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、内歯ギアと外歯ギアがスキマ嵌合で噛み合ってトルクを伝達するとともに、スラスト方向にスライドできる構造を有し、その噛み合い面の潤滑用の潤滑油を、内歯ギアと外歯ギア間の隙間に封入したギアカップリングにおいて、前記内歯ギアの内面に、内歯ギアと外歯ギアの隙間の容積以上の潤滑油溜りを設けるようにしたものである。
これにより、発生するスラスト力を相殺することができ、保持した例えば工作機主軸あるいはモータ軸にスラスト力が掛かるのを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1および図2に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例におけるギアカップリングの要部を示す断面図、図2は高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を要部の断面図である。
図1および図2において、1は外歯ギア、2は内歯ギア、3はモータ軸、4は噛み合い面、5は潤滑油、6は潤滑油溜り、7は潤滑油封入用のOリング、8は遠心力、9,10はスラスト力である。
このような構成において、噛み合い面4の潤滑用の潤滑油5は潤滑油溜り6に集まってくる。ここで、潤滑油溜り6の容積は噛み合い面4の隙間の容積以上に設定されているために、潤滑油5は全て潤滑油溜り6に入ってしまう。
潤滑油5は、高速回転時において遠心力8により外周方向に押し付けられる。その結果、この遠心力8は、従来と同様にスラスト力9とスラスト力10とに分配されるが、両方とも内歯ギア2に掛かるために内圧として相殺されて、ギアの保持部品にはスラスト力は作用しない。これにより、前述した従来技術の問題は解決される。
また、回転速度が低下すると、潤滑油5にかかる遠心力8が小さくなって外周に押し付けられなくなり、潤滑油5は4噛み合い面に移動するため潤滑が不良になることもない。
【0007】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ギアカップリングにおいてスラスト力を相殺することができ、保持部品にスラスト力を掛けることなく、精度を向上させるとともに、軸受の寿命を延ばすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるギアカップリングの要部を示す断面図である。
【図2】図1のギアカップリングの高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を示す要部の断面図である。
【図3】従来技術におけるギアカップリングの要部を示す断面図である。
【図4】図3のギアカップリングの高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 外歯ギア
2 内歯ギア
3 モータ軸
4 噛み合い面
5 潤滑油
6 潤滑油溜り
7 潤滑油封入用Oリング
8 遠心力
9 スラスト力
10 スラスト
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸どおしの連結に用いられるギアカップリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の主軸などの連結においては、従来より継手としてギアカップリングが用いられている(たとえば特許文献1)。図3に、従来のギアカップリングの要部の断面図を示し、図4に、高速回転におけるスラスト方向の力の状態を示す。
図3および図4において、1は外歯ギア、2は内歯ギア、3はモータ軸、4は噛み合い面、5は潤滑油、6は潤滑油溜り、7は潤滑油封入用のOリング、8は遠心力、9,10はスラスト力である。
このような構成において、噛み合い面4の潤滑用に封入された潤滑油5は高速回転時において、遠心力8により外周方向に押し付けられる。その結果、この遠心力8は外歯ギア1にかかるスラスト力9と内歯ギア2にかかるスラスト力10とに分配される。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−79055号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術においては、次のような問題があった。
(1)スラスト力9は内歯ギア1にかかり、内歯ギア1を保持している。このため、例えば工作機主軸を押し付けることになり、主軸が変位を生じて精度が悪化する。
(2)また、スラスト力10は、それぞれのギア1,2を保持している。このため、例えばモータ軸3に掛かりモータの軸受に荷重として作用し、軸受の寿命を短くする、あるいは焼損に至らしめるおそれがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、軸連結の精度を向上させるとともに、軸受の寿命を延ばすことができるギアカップリングを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、内歯ギアと外歯ギアがスキマ嵌合で噛み合ってトルクを伝達するとともに、スラスト方向にスライドできる構造を有し、その噛み合い面の潤滑用の潤滑油を、内歯ギアと外歯ギア間の隙間に封入したギアカップリングにおいて、前記内歯ギアの内面に、内歯ギアと外歯ギアの隙間の容積以上の潤滑油溜りを設けるようにしたものである。
これにより、発生するスラスト力を相殺することができ、保持した例えば工作機主軸あるいはモータ軸にスラスト力が掛かるのを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1および図2に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例におけるギアカップリングの要部を示す断面図、図2は高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を要部の断面図である。
図1および図2において、1は外歯ギア、2は内歯ギア、3はモータ軸、4は噛み合い面、5は潤滑油、6は潤滑油溜り、7は潤滑油封入用のOリング、8は遠心力、9,10はスラスト力である。
このような構成において、噛み合い面4の潤滑用の潤滑油5は潤滑油溜り6に集まってくる。ここで、潤滑油溜り6の容積は噛み合い面4の隙間の容積以上に設定されているために、潤滑油5は全て潤滑油溜り6に入ってしまう。
潤滑油5は、高速回転時において遠心力8により外周方向に押し付けられる。その結果、この遠心力8は、従来と同様にスラスト力9とスラスト力10とに分配されるが、両方とも内歯ギア2に掛かるために内圧として相殺されて、ギアの保持部品にはスラスト力は作用しない。これにより、前述した従来技術の問題は解決される。
また、回転速度が低下すると、潤滑油5にかかる遠心力8が小さくなって外周に押し付けられなくなり、潤滑油5は4噛み合い面に移動するため潤滑が不良になることもない。
【0007】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ギアカップリングにおいてスラスト力を相殺することができ、保持部品にスラスト力を掛けることなく、精度を向上させるとともに、軸受の寿命を延ばすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるギアカップリングの要部を示す断面図である。
【図2】図1のギアカップリングの高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を示す要部の断面図である。
【図3】従来技術におけるギアカップリングの要部を示す断面図である。
【図4】図3のギアカップリングの高速回転におけるスラスト方向の内圧の状態を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 外歯ギア
2 内歯ギア
3 モータ軸
4 噛み合い面
5 潤滑油
6 潤滑油溜り
7 潤滑油封入用Oリング
8 遠心力
9 スラスト力
10 スラスト
Claims (1)
- 内歯ギアと外歯ギアがスキマ嵌合で噛み合ってトルクを伝達するとともに、スラスト方向にスライドできる構造を有し、その噛み合い面の潤滑用の潤滑油を、内歯ギアと外歯ギア間の隙間に封入したギアカップリングにおいて、
前記内歯ギアの内面に、内歯ギアと外歯ギアの隙間の容積以上の潤滑油溜りを設けたことを特徴とするギアカップリング。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002336535A JP2004169815A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | ギアカップリング |
PCT/JP2003/014599 WO2004048793A1 (ja) | 2002-11-20 | 2003-11-17 | ギアカップリング |
TW092132439A TW200416357A (en) | 2002-11-20 | 2003-11-19 | Gear coupling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002336535A JP2004169815A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | ギアカップリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169815A true JP2004169815A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32375736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002336535A Pending JP2004169815A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | ギアカップリング |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169815A (ja) |
TW (1) | TW200416357A (ja) |
WO (1) | WO2004048793A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196186A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 三井造船株式会社 | 回転軸の潤滑状態検知装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1839799A (en) * | 1927-11-30 | 1932-01-05 | Poole Engineering And Machine | Vertical flexible coupling |
US3298199A (en) * | 1964-11-18 | 1967-01-17 | Westinghouse Electric Corp | Liquid cooled coupling for a rotatable shaft |
US3705502A (en) * | 1971-02-26 | 1972-12-12 | Gen Electric | Liquid cooled seal lube coupling |
JPS58165331U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-04 | 東洋電機製造株式会社 | 歯車形軸継手 |
JPH01275918A (ja) * | 1988-04-27 | 1989-11-06 | Hitachi Ltd | ギヤーカップリング |
-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002336535A patent/JP2004169815A/ja active Pending
-
2003
- 2003-11-17 WO PCT/JP2003/014599 patent/WO2004048793A1/ja unknown
- 2003-11-19 TW TW092132439A patent/TW200416357A/zh unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196186A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 三井造船株式会社 | 回転軸の潤滑状態検知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2004048793A1 (ja) | 2004-06-10 |
TW200416357A (en) | 2004-09-01 |
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