JP2004169612A - 内燃機関の可変動弁制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】吸気バルブの作動特性を変化させて吸気量を制御する方式で、過渡運転中の燃費特性を向上する。
【解決手段】吸気バルブの作動角と共にリフト量を可変制御する機構において、目標作動角TGEVENT0から目標開時期TGIVOを算出すると共に実作動角REEVENTから実開時期REIVOを算出し(B1〜B10)、実開時期REIVOから目標開時期TGIVOを減算して求めた開弁時期偏差DLIVOを(B11)、前記アクセル開度と機関回転速度に基づいて算出した目標作動角TGEVENT0に加算し(B12)、加算された目標作動角TGEVNTに基づいてバルブリフト量を制御する(B13〜B14)。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気バルブなどの機関バルブ作動特性を可変制御する可変動弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、吸気バルブのリフト量を目標リフト量となるように実際のリフト量を検出しつつフィードバック制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−72031号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、フィードバック制御についての詳細な開示は無いが、一般のフィードバック制御に従えば、目標リフト量が決定されると共に、制御ゲインが決定され、目標と実際のリフト量偏差及び制御ゲインによって制御量が算出され、該制御量によって目標リフト量となるように制御されることになる。したがって、目標と実際のリフト量偏差が大きいときは制御量が大きくなり、リフト量偏差が小さいときは制御量が小さくなる。すなわち、目標リフト量に近づくにつれて徐々に制御量が減少することになる。
【0005】
しかしながら、このような従来一般のフィードバック制御によれば、制御過渡時の制御量は、上記リフト量偏差が支配的になるため、目標リフト量に到達するまでの間、各時点の運転状態に対しては、最良となる燃費特性を考慮して制御されておらず、したがって、燃費向上に改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、制御過渡中にも最適な燃費性能を確保できる内燃機関の可変動弁制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、機関バルブのバルブ作動特性が目標バルブ作動特性に収束するまでの過渡時の制御を、燃費特性に影響を与えるパラメータに基づいて行う構成としたことにより、過渡運転中も燃費特性の良いバルブ作動特性に制御することができ、燃費を可及的に向上できる。
【0008】
具体的には、機関運転状態に基づいて設定した目標バルブ作動特性か、または該目標バルブ作動特性と実際のバルブ作動特性に基づき設定される制御量を、燃費特性に影響を与えるパラメータに基づいて補正することにより、燃費特性の良いバルブ作動特性に制御することができる。
【0009】
より具体的な発明としては、機関運転状態に基づいて設定された吸気バルブの目標作動角に応じた目標開弁時期と、該吸気バルブの目標開弁時期と実際の開弁時期との偏差を算出し、前記目標作動角を前記偏差に基づいて補正して最終的な目標作動角を設定し、該設定された目標作動角となるように実際の作動角を制御する構成とし、これにより、吸気バルブの開弁時期と排気バルブの閉弁時期とで定まるバルブオーバラップ量により残留ガス量(内部EGR量)を適量に調整して燃費の良いバルブ作動特性に制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、実施形態における車両用内燃機関の構成図であり、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
【0011】
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カム軸110に軸支されたカム111によって一定のバルブリフト量及びバルブ作動角(開時期から閉時期までのクランク角)を保って開閉駆動されるが、吸気バルブ105は、可変バルブリフト機構112によってバルブリフト量及びバルブ作動角が連続的に変えられるようになっている。なお、バルブリフト量とバルブ作動角とは、一方の特性が決まれば他方の特性も決まるように同時に変えられる。
【0012】
同じく吸気側には、前記クランク軸と吸気側カム軸との回転位相差を連続的に可変制御して、吸気バルブ105のバルブタイミング(弁開閉タイミング)を進遅角する機構で構成される可変バルブタイミング機構201及び該吸気側カム軸の回転位置を検出するための吸気側カム角センサ202が吸気側カム軸の両端部に設けられる。
【0013】
マイクロコンピュータを内蔵するコントロールユニット114は、スロットルバルブ103bの開度及び吸気バルブ105の開特性によってアクセル開度ACCに対応する目標吸入空気量が得られるように、アクセルペダルセンサAPS116で検出されるアクセルペダルの開度等に応じて前記電子制御スロットル104、可変バルブリフト機構112及び可変バルブタイミング機構201を制御する。
【0014】
前記コントロールユニット114には、前記アクセルペダルセンサAPS116、後述する回転角センサ127、前記吸気側カム角センサ202の他、機関101の吸入空気量Qを検出するエアフローメータ115、クランク軸から回転信号を取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118,機関101の冷却水温度Twを検出する水温センサ119等からの検出信号が入力される。
【0015】
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、前記コントロールユニット114からの噴射パルス信号によって開弁駆動されると、所定圧力に調整された燃料を吸気バルブ105に向けて噴射する。
【0016】
図2〜図4は、前記可変バルブリフト機構112の構造を詳細に示すものである。
図2〜図4に示す可変バルブリフト機構は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
【0017】
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
【0018】
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
【0019】
また、前記偏心カム15は、カム軸13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されていると共に、カム本体15aの外周面15dが同一のカムプロフィールに形成されている。
【0020】
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自存に支持されている。
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
【0021】
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
【0022】
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
【0023】
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
【0024】
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
【0025】
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
【0026】
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
【0027】
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
【0028】
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、バルブリフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
【0029】
前記制御軸16は、図10に示すような構成により、DCサーボモータ(アクチュエータ)121によって所定回転角度範囲内で回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の作動角を前記アクチュエータ121で変化させることで、吸気バルブ105のバルブリフト量及びバルブ作動角が連続的に変化する(図9参照)。
【0030】
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。
一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
【0031】
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
【0032】
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、バルブリフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、バルブリフト量が大きくなる方向となっている。
【0033】
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の回転角を検出するポテンショメータ式の回転角センサ127が設けられており、該回転角センサ127で検出される実際の回転角が目標回転角に一致するように、前記コントロールユニット114が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。ここで、制御軸16の回転角制御によってバルブリフト量とバルブ作動角とは同時に変えられるので、回転角センサ127はバルブ作動角を検出すると同時にバルブリフト量を検出するものである。
【0034】
かかる可変バルブ機構により吸気バルブ105のバルブ作動特性を変更して吸気量を制御するが、本発明では制御過渡中にも最良な燃費特性を確保できるように、前記吸気バルブ105をフィードバック制御する。
【0035】
以下に、コントロールユニット114による前記吸気バルブ105のフィードバック制御の第1の実施形態を、図11のブロック図に従って説明する。
ブロック1(図ではB1と記す。以下同様)では、アクセルペダルセンサ116により検出されるアクセル開度ACCとクランク角センサ117によって検出された機関回転速度Neとに基づいて目標トルクを算出し、該目標トルクに対応する前記可変バルブリフト機構112の目標制御量すなわち前記制御軸16の目標回転角TGVEL0を設定する。
【0036】
ブロック2では、前記目標回転角TGVEL0を吸気バルブ105の目標作動角TGEVENTに変換する。
ブロック3では、前記目標作動角TGEVENTにゲイン1/2を乗じて、目標作動角中心から目標開弁時期までのクランク角を算出する。
【0037】
ブロック4では、前記可変バルブタイミング機構201の停止状態でのクランク角位置から前記ブロック3で算出されたクランク角を減算して、該停止状態での吸気バルブの目標開弁時期TGIVOBを算出する。ここで、前記可変バルブタイミング機構201の停止状態では、吸気側カム軸は最も遅角された位置にセットされ、可変バルブタイミング機構201が作動されると機関運転状態に基づいて設定された制御量だけ進角される。
【0038】
ブロック5では、アクセル開度ACCと機関回転速度Ne等に基づいて可変バルブタイミング機構201作動時の目標制御量TGVTC0を設定する。
ブロック6では、前記目標開弁時期TGIVOBから前記目標制御量TGVTCを減算して、可変バルブタイミング機構201作動時の目標開弁時期TGIVOを算出する。
【0039】
上記吸気バルブ105の目標開弁時期TGIVOを算出するのと同様にして、実際の開弁時期REIVOを以下のように算出する。
ブロック7では、回転角センサ127により検出された前記制御軸16の実回転角REVELを吸気バルブ105の実作動角REEVENTに変換し、ブロック8で前記実作動角REEVENTにゲイン1/2を乗じて実作動角中心から実開弁時期までのクランク角を算出し、この値をブロック9で可変バルブタイミング機構201の停止状態でのクランク角位置から減算した後、さらにブロック10で可変バルブタイミング機構201の実制御量VTCNOWを減算して、吸気バルブ105の実開弁時期REIVOを算出する。
【0040】
そして、ブロック11では、燃費特性に影響を与えるパラメータとして、前記実開弁時期REIVOから前記目標開弁時期TGIVOを減算して開弁時期偏差DLIVOを算出する。固定された排気バルブ閉時期EVCと吸気バルブの開弁時期IVOとでバルブオーバラップ量が定まり、該バルブオーバラップ量と相関する残留ガス量(内部EGR量)を機関運転状態に見合った量に設定することにより、最良の燃費が得られる。機関運転状態に基づいて設定した目標作動角と実作動角とに基づいて通常制御を行うと、過渡時に残留ガス量の遅れが大きくなる。そこで、燃費特性に影響を与えるパラメータとして前記開弁時期偏差DLIVOを算出し、この偏差DLIVOを減少する補正を行う。
【0041】
すなわち、ブロック12では、前記機関運転状態に基づいて設定された吸気バルブの目標作動角TGEVENT0に前記偏差DIVOを加算して補正した最終的な目標作動角TGEVENTを算出する。
【0042】
ブロック13では、前記目標作動角TGEVENTを、可変バルブリフト機構112の制御軸16の最終的な目標回転角TGVELに変換する。
ブロック14では、前記目標回転角TGVELと前記回転角センサ127で検出された実際の回転角REVELとに基づいてPID制御により制御量VELDUTYを設定し、前記DCサーボモータ121に出力する。
【0043】
このようにすれば、吸気バルブの目標作動角が、前記目標開弁時期と実開弁時期との偏差DIVO分増大補正されるため、バルブリフト量及び作動角が目標値に収束するまでの過渡時においても開弁時期IVOを過渡中の運転状態変化に見合うように遅れなく目標値近傍に制御することができる。これにより、該吸気バルブの開弁時期IVOと排気バルブの閉弁時期EVCとで定まるバルブオーバラップ量により内部EGR量を運転状態に見合った量として、最良の燃費特性に沿って制御することができる。
【0044】
特に、市街地走行など運転状態が煩雑に変化する状態のときは、絶えず目標バルブ作動特性が変化するため、制御過渡状態の時間が長くなるので、上記制御を行うことにより、中低速走行時の燃費特性が飛躍的に向上する。
【0045】
なお、上記実施形態では、目標作動角TGEVENTに偏差DIVOをそのまま加算して補正する構成としたが、偏差DIVOに係数Kを乗じた値を加算して補正する構成としてもよい。
【0046】
上記実施形態では、目標作動角を補正するものを示したが、目標作動角は補正せず、目標作動角と実作動角とに基づいて設定される制御量を補正することで、同様の効果を得ることもできる。
【0047】
図12は、上記構成による第2の実施形態のブロック図を示す。図において、第1の実施形態同様にブロック1〜11で開弁時期偏差DLIVOを算出し、ブロック14で、ブロック1で算出した目標回転角TGVEL0と実回転角REVELとに基づいてPID制御により制御量VELDUTYを設定する際に、前記開弁時期偏差DLIVOに基づいて設定した比例ゲインPを用いる。ここで、開弁時期偏差DLIVOの絶対値が大きいときほど、比例ゲインPが大きい値に設定される。これにより、第1の実施形態同様にバルブリフト量及び作動角が目標値に収束するまでの過渡時においても開弁時期IVOを過渡中の運転状態変化に見合うように遅れなく目標値近傍に制御することができ、燃費特性を向上させることができる。
【0048】
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜請求項3のいずれか2つに記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、可変制御されるバルブ作動特性は、バルブリフト量、作動角及びバルブタイミングであることを特徴とする。
【0049】
このようにすれば、きめ細かくバルブ作動特性を可変制御しながら、過渡運転中の燃費特性を最良とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変動弁制御装置を備えた内燃機関のシステム構成図。
【図2】可変バルブ機構を示す断面図(図3のA−A断面図)。
【図3】上記可変バルブ機構の側面図。
【図4】上記可変バルブ機構の平面図。
【図5】上記可変バルブ機構に使用される偏心カムを示す斜視図。
【図6】上記可変バルブ機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。
【図7】上記可変バルブ機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。
【図8】上記可変バルブ機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。
【図9】上記可変バルブ機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。
【図10】上記可変バルブ機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。
【図11】第1実施形態における吸気バルブ制御のブロック図。
【図12】第2実施形態における吸気バルブ制御のブロック図。
【符号の説明】
13…カム軸 15…偏心カム 16…制御軸 17…制御カム
18…ロッカアーム 20…揺動カム 25…リンクアーム 101…内燃機関 104…電子制御スロットル 105…吸気バルブ 112…可変バルブリフト機構 114…コントロールユニット 115…エアフローメータ 116…アクセルペダルセンサ 117…クランク角センサ
118…スロットルセンサ 121…DCサーボモータ(アクチュエータ) 127…回転角センサ 130…吸気ポート 201…可変バルブタイミング機構 202…吸気側カム角センサ

Claims (3)

  1. 機関バルブのバルブ作動特性を目標バルブ作動特性となるように可変制御する内燃機関の可変動弁制御装置であって、
    前記実際のバルブ作動特性が前記目標バルブ作動特性に収束するまでの過渡時の制御を、燃費特性に影響を与えるパラメータに基づいて行うことを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  2. 前記過渡時の制御を、機関運転状態に基づいて設定した目標バルブ作動特性、または該目標バルブ作動特性と実際のバルブ作動特性に基づき設定される制御量を、燃費特性に影響を与えるパラメータに基づいて補正することにより行うことを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
  3. 吸気バルブのバルブ作動特性を目標バルブ作動特性となるように可変制御する内燃機関の可変動弁制御装置であって、
    機関運転状態に基づいて設定された吸気バルブの目標作動角に応じた目標開弁時期と、該吸気バルブの目標開弁時期と実際の開弁時期との偏差を算出し、前記目標作動角を前記偏差に基づいて補正して最終的な目標作動角を設定し、該設定された目標作動角となるように実際の作動角を制御することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
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