JP2004162663A - 内燃機関の可変動弁制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開タイミングを進角限界にするバルブタイミングの進角要求と、閉タイミングを進角限界にするバルブタイミングの進角要求と、機関運転状態に応じたバルブタイミングの進角要求とのうちの最小値を、第2の可変動弁機構の制御目標とする。また、開タイミングを進角限界にする作動角要求と機関運転状態に応じた作動角要求との小さい方を選択し、更に、閉タイミングを進角限界にする作動角要求と機関運転状態に応じた作動角要求との大きい方を選択し、該選択結果を第1の可変動弁機構の制御目標とする。
【選択図】 図12
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の可変動弁制御装置に関し、詳しくは、機関バルブの作動特性の過渡時における可変動弁機構の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、機関バルブ(吸気バルブ,排気バルブ)のバルブリフト及び作動角を、低速カムと高速カムとの切り換えによって変化させるバルブリフト調整機構(第1の可変動弁機構)と、クランクシャフトに対してカムシャフトを相対的に回動させることにより、前記作動角の中心位相を変化させるバルブタイミング調整機構(第2の可変動弁機構)とを備えた内燃機関が、特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平08−177434号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような2つの可変動弁機構における応答速度は、各可変動弁機構におけるアクチュエータの違いなどによって、大きく異なる場合がある。
【0005】
このため、2つの可変動弁機構を同時に作動させ、作動角(バルブリフト量)の変化に対応させて作動角の中心位相を変化させる場合に、機関バルブの閉タイミングや開タイミングが過渡的に本来の目標タイミングから大きく逸脱して燃焼が悪化し、出力トルクの低下や排気ガス性能の悪化が発生することがあるという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、2つの可変動弁機構における応答速度に差異があっても、機関バルブの閉タイミングや開タイミングが過渡的に本来の目標タイミングから大きく逸脱してしまうことを回避できる内燃機関の可変動弁制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1記載の発明では、第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構とが同時に作動するときに、少なくとも一方の作動に制限を加える構成とした。
【0008】
上記構成によると、一方の可変動弁機構による機関バルブの作動特性の変化に対して、他方の可変動弁機構による機関バルブの作動特性の変化が追従できずに、閉タイミングや開タイミングが目標から大きく逸脱することがないように、作動特性の変化に制限を加える。
【0009】
従って、2つの可変動弁機構に応答速度の差があっても、機関バルブの開又は閉タイミングが目標から大きく逸脱することがなく、これにより、過渡的に燃焼性を悪化させてしまうことがなく、出力トルクの低下や排気ガス性能の悪化を回避できる。
【0010】
請求項2記載の発明では、機関バルブの実際の開弁タイミング及び/又は閉弁タイミングと限界値との偏差に基づいて、前記第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の作動に制限を加える構成とした。
【0011】
上記構成によると、機関バルブの実際の開弁タイミング又は閉弁タイミングと限界値との偏差から、可変動弁機構の作動に制限を加えるべきであるか否かを判断する。
【0012】
従って、第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構とが同時に作動するときでも、開弁タイミング又は閉弁タイミングが限界値を超えないときに、可変動弁機構の作動が無用に制限されることがない。
【0013】
請求項3記載の発明では、第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の制御目標及び/又は動作速度に制限を加える構成とした。
上記構成によると、第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の制御目標、即ち、目標バルブリフト又は目標作動角と目標中心位相との少なくとも一方を本来の要求値とは異なる値に制限するか、又は、第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の動作速度を抑制する。
【0014】
従って、2つの可変動弁機構に応答速度の差があっても、制御目標及び/又は動作速度を制限することで、遅い方の応答速度に合わせるように、他方の可変動弁機構による機関バルブの作動特性の変更を行わせることができ、機関バルブの開又は閉タイミングが目標から大きく逸脱することを回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る可変動弁制御装置を含んでなる車両用内燃機関のシステム構成図である。
【0016】
図1において、内燃機関101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
【0017】
燃焼排気は燃焼室106から排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カム軸110に軸支されたカム111によって一定のバルブリフト量及びバルブ作動角(バルブタイミング)を保って開閉駆動される。
【0018】
一方、吸気バルブ105には、バルブリフト量を作動角と共に連続的に可変制御するVEL(Variable valve Event and Lift)機構112(第1の可変動弁機構)、及び、クランク軸に対する吸気側カム軸の回転位相を変化させることで、吸気バルブ105の作動角の中心位相を連続的に可変制御するVTC(Variable valve Timing Control)機構113(第2の可変動弁機構)が設けられる。
【0019】
マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット(ECU)114は、アクセル開度に対応する目標吸入空気量が得られるように、前記電子制御スロットル104,VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
【0020】
前記ECU114には、内燃機関101の吸入空気量Qを検出するエアフローメータ115、アクセルペダルセンサAPS116、クランク軸120から回転信号を取り出すクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、内燃機関101の冷却水温度Twを検出する水温センサ119等からの検出信号が入力される。
【0021】
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、前記ECU114からの噴射パルス信号によって開弁駆動されると、噴射パルス幅(開弁時間)に比例する量の燃料を噴射する。
【0022】
図2〜図4は、前記VEL機構112の構造を詳細に示すものである。
但し、吸気バルブ105のバルブリフト量及び作動角を連続的に可変制御する可変動弁機構の構造を、図2〜図4に示したものに限定するものではない。
【0023】
図2〜図4に示すVEL機構112は、一対の吸気バルブ105,105と、シリンダヘッド11のカム軸受14に回転自在に支持された中空状のカム軸13(駆動軸)と、該カム軸13に軸支された回転カムである2つの偏心カム15,15(駆動カム)と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカアーム18,18と、各吸気バルブ105,105の上端部にバルブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞれ独立した揺動カム20,20とを備えている。
【0024】
前記偏心カム15,15とロッカアーム18,18とは、リンクアーム25,25によって連係され、ロッカアーム18,18と揺動カム20,20とは、リンク部材26,26によって連係されている。
【0025】
上記ロッカアーム18,18,リンクアーム25,25,リンク部材26,26が伝達機構を構成する。
前記偏心カム15は、図5に示すように、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部15bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカム軸13の軸心Yから所定量だけ偏心している。
【0026】
また、前記偏心カム15は、カム軸13に対し前記バルブリフター19に干渉しない両外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されている。
前記ロッカアーム18は、図4に示すように、略クランク状に屈曲形成され、中央の基部18aが制御カム17に回転自在に支持されている。
【0027】
また、基部18aの外端部に突設された一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結するピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されている一方、基部18aの内端部に突設された他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18eが形成されている。
【0028】
前記制御カム17は、円筒状を呈し、制御軸16外周に固定されていると共に、図2に示すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだけ偏心している。
【0029】
前記揺動カム20は、図2及び図6,図7に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部22にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム18の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23aが貫通形成されている。
【0030】
また、揺動カム20の下面には、基端部22側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に当接するようになっている。
【0031】
即ち、図8に示すバルブリフト特性からみると、図2に示すように基円面24aの所定角度範囲θ1がベースサークル区間になり、カム面24bの前記ベースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2が所謂ランプ区間となり、更に、カム面24bのランプ区間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように設定されている。
【0032】
また、前記リンクアーム25は、円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されている一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に挿通するピン孔25dが貫通形成されている。
【0033】
更に、前記リンク部材26は、所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部18cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
【0034】
尚、各ピン21,28,29の一端部には、リンクアーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するスナップリング30,31,32が設けられている。
【0035】
上記構成において、制御軸16の軸心P2と制御カム17の軸心P1との位置関係によって、図6,7に示すように、バルブリフト量が変化することになり、前記制御軸16を回転駆動させることで、制御カム17の軸心P1に対する制御軸16の軸心P2の位置を変化させる。
【0036】
前記制御軸16は、図10に示すような構成により、DCサーボモータ(アクチュエータ)121によって所定回転角度範囲内で回転駆動されるようになっており、前記制御軸16の角度を前記アクチュエータ121で変化させることで、吸気バルブ105のバルブリフト量及びバルブ作動角が連続的に変化する(図9参照)。
【0037】
図10において、DCサーボモータ121は、その回転軸が制御軸16と平行になるように配置され、回転軸の先端には、かさ歯車122が軸支されている。一方、前記制御軸16の先端に一対のステー123a,123bが固定され、一対のステー123a,123bの先端部を連結する制御軸16と平行な軸周りに、ナット124が揺動可能に支持される。
【0038】
前記ナット124に噛み合わされるネジ棒125の先端には、前記かさ歯車122に噛み合わされるかさ歯車126が軸支されており、DCサーボモータ121の回転によってネジ棒125が回転し、該ネジ棒125に噛み合うナット124の位置が、ネジ棒125の軸方向に変位することで、制御軸16が回転されるようになっている。
【0039】
ここで、ナット124の位置をかさ歯車126に近づける方向が、バルブリフト量が小さくなる方向で、逆に、ナット124の位置をかさ歯車126から遠ざける方向が、バルブリフト量が大きくなる方向となっている。
【0040】
前記制御軸16の先端には、図10に示すように、制御軸16の角度を検出するポテンショメータ式の角度センサ127が設けられており、該角度センサ127で検出される実際の角度が目標角度に一致するように、前記ECU114が前記DCサーボモータ121をフィードバック制御する。
【0041】
次に、前記VTC機構113の構成を、図11に基づいて説明する。
但し、VTC機構113を、図11に示したものに限定するものではなく、クランク軸に対するカム軸の回転位相を連続的に変化させる構成のものであれば良い。
【0042】
本実施形態におけるVTC機構113は、ベーン式の可変バルブタイミング機構であり、クランク軸120によりタイミングチェーンを介して回転駆動されるカムスプロケット51(タイミングスプロケット)と、吸気側カム軸13の端部に固定されてカムスプロケット51内に回転自在に収容された回転部材53と、該回転部材53をカムスプロケット51に対して相対的に回転させる油圧回路54と、カムスプロケット51と回転部材53との相対回転位置を所定位置で選択的にロックするロック機構60とを備えている。
【0043】
前記カムスプロケット51は、外周にタイミングチェーン(又はタイミングベルト)が噛合する歯部を有する回転部(図示省略)と、該回転部の前方に配置されて前記回転部材53を回転自在に収容するハウジング56と、該ハウジング56の前後開口を閉塞するフロントカバー,リアカバー(図示省略)とから構成される。
【0044】
前記ハウジング56は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面には、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング56の軸方向に沿って設けられる4つの隔壁部63が90°間隔で突設されている。
【0045】
前記回転部材53は、吸気側カム軸14の前端部に固定されており、円環状の基部77の外周面に90°間隔で4つのベーン78a,78b,78c,78dが設けられている。
【0046】
前記第1〜第4ベーン78a〜78dは、それぞれ断面が略逆台形状を呈し、各隔壁部63間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン78a〜78dの両側と各隔壁部63の両側面との間に、進角側油圧室82と遅角側油圧室83を構成する。
【0047】
前記ロック機構60は、ロックピン84が、回転部材53の最大遅角側の回動位置(基準作動状態)において係合孔(図示省略)に係入するようになっている。
【0048】
前記油圧回路54は、進角側油圧室82に対して油圧を給排する第1油圧通路91と、遅角側油圧室83に対して油圧を給排する第2油圧通路92との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路91,92には、供給通路93とドレン通路94a,94bとがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁95を介して接続されている。
【0049】
前記供給通路93には、オイルパン96内の油を圧送する機関駆動のオイルポンプ97が設けられている一方、ドレン通路94a,94bの下流端がオイルパン96に連通している。
【0050】
前記第1油圧通路91は、回転部材53の基部77内に略放射状に形成されて各進角側油圧室82に連通する4本の分岐路91dに接続され、第2油圧通路92は、各遅角側油圧室83に開口する4つの油孔92dに接続される。
【0051】
前記電磁切換弁95は、内部のスプール弁体が各油圧通路91,92と供給通路93及びドレン通路94a,94bとを相対的に切り換え制御するようになっている。
【0052】
前記ECU114は、前記電磁切換弁95を駆動する電磁アクチュエータ99に対する通電量を、ディザ信号が重畳されたデューティ制御信号に基づいて制御する。
【0053】
例えば、電磁アクチュエータ99にデューティ比0%の制御信号(OFF信号)を出力すると、オイルポンプ47から圧送された作動油は、第2油圧通路92を通って遅角側油圧室83に供給されると共に、進角側油圧室82内の作動油が、第1油圧通路91を通って第1ドレン通路94aからオイルパン96内に排出される。
【0054】
従って、遅角側油圧室83の内圧が高、進角側油圧室82の内圧が低となって、回転部材53は、ベーン78a〜78bを介して最大遅角側に回転し、この結果、吸気バルブ105の開期間(開時期及び閉時期)が遅くなる。
【0055】
一方、電磁アクチュエータ99にデューティ比100%の制御信号(ON信号)を出力すると、作動油は、第1油圧通路91を通って進角側油圧室82内に供給されると共に、遅角側油圧室83内の作動油が第2油圧通路92及び第2ドレン通路94bを通ってオイルパン96に排出され、遅角側油圧室83が低圧になる。
【0056】
このため、回転部材53は、ベーン78a〜78dを介して進角側へ最大に回転し、これによって、吸気バルブ105の開期間(開時期及び閉時期)が早くなる。
【0057】
尚、可変バルブタイミング機構は、上記のベーン式のものに限定されず、例えば、特開2001−041013号公報や特開2001−164951号公報に開示されるように、電磁クラッチ(電磁ブレーキ)の摩擦制動によってクランク軸に対するカム軸の回転位相を変化させる構成の可変バルブタイミング機構や、特開平9−195840号公報に開示される油圧によってヘリカルギヤを作動させる方式の可変バルブタイミング機構であっても良い。
【0058】
前記VEL機構112及びVTC機構113は、前述のように、前記ECU114により例えば目標吸入空気量が得られるように制御されるが、VEL機構112がDCサーボモータ121により直接駆動されるのに対し、VTC機構113が油圧で駆動される構成であるために、両者には大きな応答速度の違いがある。
【0059】
そのため、例えばバルブリフト量を増大させつつ、作動角の中心位相を遅角させるような場合、バルブリフトの増大変化に対して作動角の中心位相を遅角させる制御が遅れ、過渡的に吸気バルブ105の開タイミングが目標よりも進角し過ぎてしまい、燃焼性を一時的に悪化させる可能性がある。
【0060】
そこで、前記ECU114は、図12及び図13のブロック図に示す制御を行って、前記過渡的なバルブタイミングのずれの発生を抑制するようにしている。図12のブロック図において、B−1部では、VEL機構112における制御軸16の実際の角度REVELを、吸気バルブ105の作動角REVENTに変換する。
【0061】
B−2部では、前記作動角REVENTにゲイン(=1/2)を乗算し、実際の作動角REVENTの半分の作動角REVENT/2を求める。
B−3部では、VTC機構113により最遅角に制御されるときの作動角の中心位置である470degから前記REVENT/2を減算することで、VTC機構113により最遅角に制御されている場合(VTCNOW=0)の実開タイミングREIVO’を求める。
【0062】
尚、本実施形態では、吸気TDCを360degとして示すので、前記中心位置は、ATDC110degに相当する。
一方、B−4部では、前記中心位置470degに前記REVENT/2を加算することで、VTC機構113により最遅角に制御されている場合の実閉タイミングREIVC’を求める。
【0063】
B−5部では、前記実開タイミングREIVO’からVTC機構113による実際の進角値VTCNOWを減算することで、前記VEL機構112及びVTC機構113で制御されているそのときの実際の開タイミングREIVOを求める。
【0064】
また、B−6部では、前記実閉タイミングREIVC’からVTC機構113による実際の進角値VTCNOWを減算することで、前記VEL機構112及びVTC機構113で制御されているそのときの実際の閉タイミングREIVCを求める。
【0065】
B−7部では、前記実開タイミングREIVOから吸気バルブ105の開タイミングの進角限界値IVOLTを減算し(DLTIVO=REIVO−IVOLT)、B−8部では、前記B−7部における減算結果DLTIVOを、VTC機構113におけるそのときの目標進角値TGVTC0に加算することで、吸気バルブ105の開タイミングを進角限界値IVOLTとするための目標進角値TGVTCOLTを求める。
【0066】
例えば、DLTIVO=REIVO−IVOLTがマイナスで、実開タイミングREIVOが進角限界よりも進角している場合には、目標進角値TGVTC0がマイナス補正(遅角補正)されることになる。
【0067】
尚、前記進角限界値IVOLTは、後述する閉タイミングの進角限界IVCLTと共に、図13のブロック図に従って機関における実発生トルクと機関回転速度とに応じて設定される。
【0068】
B−9部では、前記実閉タイミングREIVCから吸気バルブ105の閉タイミングの進角限界値IVCLTを減算し(DLTIVC=REIVC−IVOLT)、B−10部では、前記B−9部における減算結果DLTIVCを、VTC機構113におけるそのときの目標進角値TGVTC0に加算することで、吸気バルブ105の閉タイミングを進角限界値IVCLTとするための目標進角値TGVTCCLTを求める。
【0069】
例えば、DLTIVC=REIVC−IVOLTがマイナスで、実閉タイミングREIVCが進角限界よりも進角している場合には、目標進角値TGVTC0がマイナス補正(遅角補正)されることになる。
【0070】
B−11部では、前記開タイミングを進角限界値IVOLTとするための目標進角値TGVTCOLTと、閉タイミングを進角限界値IVCLTとするための目標進角値TGVTCCLTと、機関運転条件から設定される基本の目標進角値TGVTC0との中の最小値を選択し、それをVTC機構113における最終的な目標進角値TGVTCとする。
【0071】
これにより、吸気バルブ105の開タイミングIVO及び閉タイミングIVCがそれぞれ進角限界を超えることのない値に、目標進角値TGVTCが修正されることになる。
【0072】
従って、バルブリフトの増大又は減少変化に対する、VTC機構113による中心位相の制御の遅れによって、開タイミングIVO又は閉タイミングIVCが進角限界を超えることを抑止できる。
【0073】
また、同時に、VEL機構112における制御目標の修正が行われるようになっている。
B−12部では、VEL機構112における制御軸16の機関運転状態に応じた目標角度TGVEL0を、吸気バルブ105の作動角TGEVENTに変換する。
【0074】
B−13部では、前記B−7部における減算結果、即ち、実開タイミングREIVOと進角限界値IVOLTとの偏差DLTIVOを、前記作動角TGEVENTに加算した結果を、進角限界値IVOLTにするための作動角TGEVENTOLTとする。
【0075】
ここで、実開タイミングREIVOが進角限界値IVOLTを超えて進角しているときには、前記作動角TGEVENTが減少補正された結果が、作動角TGEVENTOLTとなる。
【0076】
そして、B−14部では、前記B−13部で求めた作動角TGEVENTOLTと作動角TGEVENTとの小さい方を選択する。
従って、実開タイミングREIVOが進角限界値IVOLTを超えて進角しているときには、超えている分だけ減少補正された結果が選択され、進角限界値IVOLTを超えていない場合には、作動角TGEVENTがそのまま選択されることになる。
【0077】
一方、B−15部では、前記B−9部における減算結果、即ち、実閉タイミングREIVCと進角限界値IVCLTとの偏差DLTIVCを、前記作動角TGEVENTから減算した結果を、進角限界値IVCLTにするための作動角TGEVENTCLTとする。
【0078】
ここで、前記偏差は、実閉タイミングREIVCが進角限界値IVCLTを超えて進角しているときにマイナスの値として算出されるから、実閉タイミングREIVCが進角限界値IVCLTを超えて進角している場合には、前記作動角TGEVENTが増大補正された結果が、作動角TGEVENTCLTとなる。
【0079】
B−16部では、前記B−15部で求めた作動角TGEVENTCLTと作動角TGEVENTとの大きい方を選択する。
従って、実閉タイミングREIVCが進角限界値IVCLTを超えて進角しているときには、超えている分だけ増大補正された結果が選択され、進角限界値IVCLTを超えていない場合には、作動角TGEVENTがそのまま選択されることになる。
【0080】
B−17部では、前記作動角TGEVENTOLTが作動角TGEVENTよりも小さいか否か、換言すれば、B−14部で作動角TGEVENTOLTが選択される状態であるか否かを判別する。
【0081】
そして、前記作動角TGEVENTOLTが作動角TGEVENTよりも小さいときには、B−18部に対して、B−14部における選択結果を最終的な目標作動角TGEVENTとして出力させる指令を出し、前記作動角TGEVENTOLTが作動角TGEVENT以上であるときには、B−16部における選択結果を最終的な目標作動角TGEVENTとして出力させる指令を出す。
【0082】
そして、B−19部では、前記目標作動角TGEVENTを、VEL機構112における制御軸16の目標角度TGVELに変換し、該目標角度TGVELに従ってVEL機構112を制御させる。
【0083】
上記目標角度TGVELの設定によって、開タイミングIVOが限界を超えて進角するときには、作動角を減らすように目標角度TGVELが修正され、閉タイミングIVCが限界を超えて進角するときには、逆に作動角を増やすように目標角度TGVELが修正される。
【0084】
以上のように、開タイミングIVOが限界を超えて進角するときには、VTC機構113における目標進角値が減少補正されると共に、VEL機構112における吸気バルブ105の目標作動角が減少補正される一方、閉タイミングIVCが限界を超えて進角するときには、VTC機構113における目標進角値が減少補正されると共に、VEL機構112における吸気バルブ105の目標作動角が増大補正され、開タイミングIVO及び閉タイミングIVCが限界を超えて進角することが抑止される。
【0085】
従って、VEL機構112とVTC機構113との応答速度に差があっても、吸気バルブ105の開タイミングIVO及び閉タイミングIVCが進角限界を超えることを抑止でき、過渡的に燃焼性が悪化することを回避できる。
【0086】
上記実施形態では、VEL機構112及びVTC機構113の制御目標を制限することで、吸気バルブ105の開タイミングIVO,閉タイミングIVCが過渡的に燃焼性を悪化させるほど進角されてしまうことがないようにしたが、係る制御目標の制限に代えて、又は、制御目標の制限と共に、制御ゲイン(動作速度)に制限を加えることで、過渡的な燃焼性の悪化を回避することができる。
【0087】
図14のブロック図は、前記制御ゲイン(動作速度)に制限を加える制御を示すものである。
図14において、B−21部では、前記B−7部で演算される実開タイミングREIVOと進角限界値IVOLTとの偏差DLTIVO(DLTIVO=REIVO−IVOLT)と、予め記憶された閾値DIVOLOWとを比較し、偏差DLTIVOが閾値DIVOLOW以下であれば1を出力し、偏差DLTIVOが閾値DIVOLOWよりも大きければ0を出力する。
【0088】
即ち、実開タイミングREIVOが進角限界値IVOLTに近づいている場合、又は、実開タイミングREIVOが進角限界値IVOLTを超えてしまっている場合に、1が出力される。
【0089】
また、B−22部では、前記B−9部で演算される実閉タイミングREIVCと進角限界値IVCLTとの偏差DLTIVC(DLTIVC=REIVC−IVCLT)と、予め記憶された閾値DIVCLOWとを比較し、偏差DLTIVCが閾値DIVCLOW以下のときに1を出力し、偏差DLTIVCが閾値DIVCLOWよりも大きければ0を出力する。
【0090】
即ち、実閉タイミングREIVCが進角限界値IVCLTに近づいている場合、又は、実閉タイミングREIVCが進角限界値IVCLTを超えてしまっている場合に、1が出力される。
【0091】
B−23部では、前記B−21部の出力とB−22部の出力との論理和(OR)演算を行う。
従って、B−23部の出力は、実開タイミングREIVOと実閉タイミングREIVCとの少なくとも一方が進角限界に近づいているか又は進角限界を超えている場合に、1となる。
【0092】
また、B−24部では、前記B−23部の論理和演算の結果を反転させる否定(NOT)演算を行う。
そして、比例・積分・微分制御に用いる比例ゲインPGain,積分ゲインIGain,微分ゲインDGainを選択的に出力するB−25部,B−26部,B−27部に、前記B−24部の出力が入力される。
【0093】
前記B−25部,B−26部,B−27部は、入力が1であるときに、通常の比例ゲインPGain0,積分ゲインIGain0,微分ゲインDGain0を最終的な制御ゲインとして出力し、入力が0であるときに、前記通常のゲインよりも小さい比例ゲインPLow,積分ゲインILow,微分ゲインDLowを最終的な制御ゲインとして出力する。
【0094】
従って、実開タイミングREIVOと実閉タイミングREIVCとの少なくとも一方が進角限界に近づいているか又は進角限界を超えている場合に、制御ゲインとして、通常よりも小さい比例ゲインPLow,積分ゲインILow,微分ゲインDLowを最終的な制御ゲインを用いるようになる。
【0095】
上記図14のブロック図で設定される比例ゲインPGain,積分ゲインIGain,微分ゲインDGainは、前記VEL機構112において制御軸の角度を目標に一致させるためのフィードバック制御に用いられる。
【0096】
本実施形態においては、前記VEL機構112がアクチュエータとしてDCサーボモータを用いるのに対し、VTC機構113が油圧で駆動される構成であるために、前記VEL機構112側の応答速度が相対的に速い。
【0097】
そこで、吸気バルブ105の開タイミングIVO,閉タイミングが進角限界を超えるのは、前記VEL機構112によるバルブリフト量制御に対するVTC機構113によるバルブタイミング制御の遅れが原因であると考えられる。
【0098】
ここで、吸気バルブ105の開タイミングIVO,閉タイミングが進角限界を超えそうなときに、前記VEL機構112の動作速度を制限すれば、前記遅れが相対的に抑制される結果、バルブリフト量の変化に対応してVTC機構113により吸気バルブ105の開タイミングIVO,閉タイミングを目標に速やかに変化させることが可能となり、開タイミングIVO,閉タイミングが進角限界を超えることを未然に回避できる。
【0099】
尚、上記図14のブロック図で設定される比例ゲインPGain,積分ゲインIGain,微分ゲインDGainを、VEL機構112及びVTC機構113の双方で用いるようにしても、開タイミングIVO,閉タイミングが進角限界を超えることを抑止する効果を発揮する。
【0100】
但し、本実施形態のように、応答速度が速い側の可変動弁機構が予め分かっている場合には、前述のように、応答速度の遅い側の動作速度をそのままにしておいて、応答速度の速い方の動作速度を遅くすることで、より効果的に開タイミングIVO,閉タイミングが進角限界を超えることを抑止できる。
【0101】
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、
前記第1の可変動弁機構及び第2の可変動弁機構が、吸気バルブの作動特性を可変に制御する構成であり、
前記吸気バルブの開タイミングを進角限界値にするための要求の中心位相と、前記吸気バルブの閉タイミングを進角限界値にするための要求の中心位相と、機関運転状態に応じた要求の中心位相とのうちの最も遅角側の中心位相を、前記第2の可変動弁機構における制御目標とすることを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
【0102】
上記構成によると、吸気バルブの開タイミング及び閉タイミングが共に進角限界を超えない範囲内に、前記第2の可変動弁機構における制御目標が制限されることになる。
【0103】
従って、吸気バルブの開タイミング及び閉タイミングが進角限界を過渡的に超えることによる燃焼性の悪化を回避できる。
(ロ)請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、
前記第1の可変動弁機構及び第2の可変動弁機構が、吸気バルブの作動特性を可変に制御する構成であり、
前記吸気バルブの開タイミングを進角限界値にするための作動角と、機関運転状態に応じた要求の作動角との小さい方の作動角を、前記第1の可変動弁機構における制御目標とすることを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
【0104】
上記構成によると、吸気バルブの開タイミングが進角限界を超えない作動角(バルブリフト量)に、前記第1の可変動弁機構における制御目標が制限されることになる。
【0105】
従って、吸気バルブの開タイミングが進角限界を過渡的に超えることによる燃焼性の悪化を回避できる。
(ハ)請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、
前記第1の可変動弁機構及び第2の可変動弁機構が、吸気バルブの作動特性を可変に制御する構成であり、
前記吸気バルブの閉タイミングを進角限界値にするための作動角と、機関運転状態に応じた要求の作動角との大きい方の作動角を、前記第1の可変動弁機構における制御目標とすることを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
【0106】
上記構成によると、吸気バルブの閉タイミングが進角限界を超えない作動角(バルブリフト量)に、前記第1の可変動弁機構における制御目標が制限されることになる。
【0107】
従って、吸気バルブの閉タイミングが進角限界を過渡的に超えることによる燃焼性の悪化を回避できる。
(ニ)請求項2記載の内燃機関の可変動弁制御装置において、前記限界値を、機関運転条件に応じて設定することを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。
【0108】
上記構成によると、前記機関バルブの開弁タイミング又は閉弁タイミングの限界値が、機関運転状態に応じて異なる値に設定される。
従って、機関運転状態で異なる限界に対応でき、燃焼性の悪化を確実に回避しつつ、機関運転状態から要求されるバルブ作動特性を極力実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における内燃機関のシステム構成図。
【図2】VEL機構(第1の可変動弁機構)を示す断面図(図3のA−A断面図)。
【図3】上記VEL機構の側面図。
【図4】上記VEL機構の平面図。
【図5】上記VEL機構に使用される偏心カムを示す斜視図。
【図6】上記VEL機構の低リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。
【図7】上記VEL機構の高リフト時の作用を示す断面図(図3のB−B断面図)。
【図8】上記VEL機構における揺動カムの基端面とカム面に対応したバルブリフト特性図。
【図9】上記VEL機構のバルブタイミングとバルブリフトの特性図。
【図10】上記VEL機構における制御軸の回転駆動機構を示す斜視図。
【図11】VTC機構(第2の可変動弁機構)を示す縦断面図。
【図12】実施形態における制御目標の制限制御を示すブロック図。
【図13】実施形態における開タイミング,閉タイミングの限界値の設定制御を示すブロック図。
【図14】実施形態における制御ゲインの設定制御(動作速度の制限制御)を示すブロック図。
【符号の説明】
101…エンジン、104…電子制御スロットル、105…吸気バルブ、107…排気バルブ、112…VEL機構(第1の可変動弁機構)、113…VTC機構(第2の可変動弁機構)、114…エンジンコントロールユニット(ECU)、115…エアフローメータ、116…アクセルペダルセンサ、117…クランク角センサ、118…スロットルセンサ、119…水温センサ、120…クランク軸
Claims (3)
- 機関バルブのバルブリフトと共に作動角を可変に制御する第1の可変動弁機構と、前記機関バルブの作動角の中心位相を可変に制御する第2の可変動弁機構とを備えた内燃機関の可変動弁制御装置であって、
前記第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構とが同時に作動するときに、少なくとも一方の作動に制限を加えることを特徴とする内燃機関の可変動弁制御装置。 - 前記機関バルブの実際の開弁タイミング及び/又は閉弁タイミングと限界値との偏差に基づいて、前記第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の作動に制限を加えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
- 前記第1の可変動弁機構と第2の可変動弁機構との少なくとも一方の制御目標及び/又は動作速度に制限を加えることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁制御装置。
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2002
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