JP2004169497A - ブレード傾動型油圧式道路切断機 - Google Patents

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Noriyoshi Iwai
徳義 岩井
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ISHIKARI ZOKI KK
NIPPON FUREKI SANGYO KK
Disco Corp
Nagata Kogyo KK
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ISHIKARI ZOKI KK
NIPPON FUREKI SANGYO KK
Nagata Kogyo KK
Disco Abrasive Systems Ltd
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Abstract

【課題】ブレード自身を上下方向へ移動し、かつブレードの傾斜角を任意に設定できるようにするとともに、ブレードの回転数を無段変速し、かつ正回転および逆回転が可能なブレード傾動型油圧式道路切断機を得る。
【解決手段】操作レバー2によって制御される可変容量形ピストンポンプ5からの圧油にて油圧モータ11を回転させ、油圧モータ11に直結されているブレード12の回転数および回転方向を調整する。油圧モータ11を固定しているスライドフレーム10を電動機付油圧シリンダユニット21によってスライドガイド22を案内として上下に移動する。電動機付油圧シリンダユニット21とスライドガイド22とを支持する傾動フレーム20を傾動支点軸23を支点として傾動し、固定板30によって傾斜角度を設定する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は道路工事において、コンクリート舗装やアスファルト舗装を切断するための自走式の道路切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の道路切断機はブレード固定型のため、道路切断の際切込み深さ調整は前輪を上下させて道路切断機のブレード側を上下し、道路切断機本体を傾斜させて作業するため前方視界が悪くなり、操作上や安全上にも問題があった。さらに搭載されているエンジン等の機器が傾斜した状態で使用されるため振動や横揺れによって耐久性に悪い影響をおよぼすという欠点もあった。
【0003】
ブレードへの動力伝達はエンジンからベルト掛け構造となっているためブレードの回転数を無段変速できず、変速できても2段変速までで、正回転または逆回転の選択もできず、さらにブレード面を舗装道路面に対して傾斜させて切断するにも構造的に難があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はブレード自身を上下方向へ移動し、かつブレードの傾斜角を任意に設定できるようにするとともに、ブレードの回転数を無段変速し、かつ正回転および逆回転が可能なブレード傾動型油圧式道路切断機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
エンジンと直結された可変容量形ポンプと、この可変容量形ポンプを制御する操作レバーと、可変容量形ポンプと油圧配管接続されているブレードを回転させる油圧モータと、この油圧モータを固定するためのスライドフレームと、このスライドフレームを上下するための電動機付油圧シリンダユニットと、スライドフレームの上下運動を案内するためのスライドガイドを支持する傾動フレームと、この傾動フレームを傾動する際の支点となる傾動支点軸を有する防振緩衝軸受と、傾動フレームの傾き角度を固定するための固定板とから構成する。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、油圧システムは要求される性能および経済性等を考慮して多種の油圧機器の中から選定されるが、本実施例では可変容量形ポンプはポンプ内の斜板の傾きによって圧油の流量および流れ方向を制御する可変容量形ピストンポンプとして説明する。
【0007】
図1は本発明であるブレード傾動型油圧式道路切断機1を横から見た側面図を表し、運転者側に可変容量形ピストンポンプ5の斜板5aの傾きを変えるための操作レバー2を配置し、前進側にコンクリート舗装やアスファルト舗装を切断する刃であるブレード12、このブレード12を回転するための油圧モータ11、この油圧モータ11を固定しているスライドフレーム10、このスライドフレーム10を上下させるための電動機付油圧シリンダユニット21、スライドフレーム10を上下させるときの案内となるスライドガイド22、電動機付油圧シリンダユニット21とスライドガイド22とを支持している傾動フレーム20、この傾動フレーム20を傾動させるときの支点となる傾動支点軸23、この傾動支点軸23の軸受けとなる防振緩衝軸受24が装備されている。
【0008】
図2は図1を前側から見た側面図で、傾動フレーム20を傾斜した状態を表している。
【0009】
傾動フレーム20の傾き角度を決める位置決め溝30aを有する固定板30、固定板30を固定するための固定ボルト33、傾動フレーム20と固定板30とを連結するための連結軸31、この連結軸31の軸受けである防振緩衝軸受32とによって傾動フレーム20の傾きを固定している。
【0010】
図3は本発明であるブレード傾動型油圧式道路切断機1の切断装置部分のシステム図であり、エンジン3に直結されている可変容量形ピストンポンプ5と油圧モータ11とを油圧配管接続し、電動機付油圧シリンダユニット21は直接バッテリー4から電源供給される。
【0011】
【作用】
図3において可変容量形ピストンポンプ5内の斜板5aの傾き状態を正回転方向とすると、操作レバー2によって序々に垂直方向へ立てていくと圧油の流量が少なくなり垂直状態で流量ゼロとなる。さらに斜板5aを反対側へ傾けていくと圧油の流れが逆回転方向となり、さらに傾けるにしたがって圧油の流量が多くなる。操作レバー2の操作によって可変容量形ピストンポンプ5と油圧配管接続されている油圧モータ11の回転を制御することによってブレード12の任意の回転数および回転方向を得ることができ、従来のベルト駆動式では難しいとされていたブレードの回転数および回転方向の制御を容易にし、被切断物の種類や切断条件に見合った切断工法を可能にした。
【0012】
例えば、図1においてブレード傾動型油圧式道路切断機1の進行方向を右として、油圧モータ11の軸側から見てブレード12が右回転して切断する方法をダウンカット工法、左回転する方法をアッパーカット工法と呼ばれているが、本発明によってさまざまな条件の道路切断作業にも対応可能となる。
【0013】
図1においてブレード12はスライドフレーム10に固定されている油圧モータ11に直結されている。このスライドフレーム10は傾動フレーム20に取付けられているスライドガイド22を案内として、同じく傾動フレーム20に取付けられている電動機付油圧シリンダユニット21によって加圧されながら下降または上昇する。この構造によって道路切断の際の切込み深さを調整する場合、従来のような切断機本体を傾斜させる必要は無くなり、操作上や安全上の問題およびエンジン等の耐久性への問題も無くなる。
【0014】
さらにスライドフレーム10の上下用動力源をエンジン3から独立した電動機付油圧シリンダユニット21を採用することによって、従来はエンジンを動かさないと切断機本体を上下させることができなかったのが、エンジン3が停止中でもブレード12を上下できるため、ブレード12の交換作業が容易となる。
【0015】
図2において傾動フレーム20は防振緩衝軸受24に支えられた傾動支点軸23を支点にブレード傾動型油圧式道路切断機1から外側に傾けることができ、固定板30の位置決め溝30aを設定する傾斜位置で固定ボルト33にて締付け固定する。
この構造によって従来のベルト駆動型の切断機では不可能であった斜め切断が可能となり、さまざまな道路切断工法にも対応可能となる。
【0016】
傾動支点軸23を支えている防振緩衝軸受24および傾動フレーム20と固定板30との連結軸31を支えている防振緩衝軸受32は図4のように外殻40の中に軸を固定するための内殻41と、緩衝材である円柱形のゴム材42から構成された部品で、ねじり角の増加に応じてねじりトルクもアナログ的に増加する非線形ばね特性となっているため、傾動フレーム20の傾斜角の大きさに応じて増加する傾動フレーム20の振幅や衝撃エネルギーを吸収できる構造となっている。この構造によってブレード傾動型油圧式道路切断機1を構成している各機器の耐久性の向上が期待できる。
【0017】
図2のブレード傾動型油圧式道路切断機1の前側から見た側面図の右側にも左側と同様の切断装置を装備することによって、斜め切断の場合、切断開始部分に生じる切り残し部分を、ブレード傾動型油圧式道路切断機1を転回させ反対側の切断装置によって切り残し部分の斜め切断が可能となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上説明した通り、ブレード自身を上下方向へ移動し、かつブレードの傾斜角を任意に設定できるようにするとともに、ブレードの回転数を無段変速し、かつ正回転および逆回転が可能なブレード傾動型油圧式道路切断機を提供することが可能となりこれからのさまざまな道路切断工法の発展に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるブレード傾動型油圧式道路切断機の右側面図。
【図2】図1を前進側から見た側面図。
【図3】本発明であるブレード傾動型油圧式道路切断機の切断装置部分のシステム図。
【図4】本発明で使用している防振緩衝軸受の構造図。
【符号の説明】
1 ブレード傾動型油圧式道路切断機
2 操作レバー
3 エンジン
4 バッテリー
5 可変容量形ピストンポンプ
5a 斜板
7 駆動輪
8 前輪
10 スライドフレーム
11 油圧モータ
12 ブレード
20 傾動フレーム
21 電動機付油圧シリンダユニット
22 スライドガイド
23 傾動支点軸
24 防振緩衝軸受
30 固定板
30a 固定板位置決め溝
31 連結軸
32 防振緩衝軸受
33 固定ボルト
40 外殻
41 内殻
42 ゴム材

Claims (3)

  1. 操作レバーによって圧油の流量と流れ方向とを制御される可変容量形ポンプと、該可変容量形ポンプからの圧油によって回転される油圧モータと、該油圧モータを固定するためのスライドフレームと、該スライドフレームを上下するための電動機付油圧シリンダユニットと、スライドフレームの上下運動を案内するためのスライドガイドを支持する傾動フレームと、該傾動フレームの傾き角度を固定するための固定板と、傾動フレームの傾動支点部および傾動フレームと固定板との連結部に防振緩衝軸受とを有することを特徴とするブレード傾動型油圧式道路切断機。
  2. 道路切断機本体に進行方向に向かって左側もしくは右側に切断装置を装備した請求項1記載のブレード傾動型油圧式道路切断機。
  3. 道路切断機本体に同じ切断装置を進行方向に向かって左右対称に装備し、切り替え操作によって切断側を選択できることを特徴とする請求項1記載のブレード傾動型油圧式道路切断機。
JP2002339042A 2002-11-22 2002-11-22 ブレード傾動型油圧式道路切断機 Pending JP2004169497A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100934263B1 (ko) * 2009-05-07 2010-01-06 이훈구 라인 제거 장치
CN110184887A (zh) * 2019-06-17 2019-08-30 中交第三公路工程局有限公司 沥青路面施工方法
CN114232443A (zh) * 2021-12-29 2022-03-25 河北大学 一种除尘型道路桥梁切缝设备

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