JP2004169053A - プレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温水を高圧噴霧する湯洗い工程手段を配設させて洗浄処理工数および維持費の低減を可能としたプレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置を実現する。
【解決手段】ワーク1を収容する洗浄ハンガー2と、洗浄ハンガー2に向けて上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12、洗浄ハンガー2に向けて下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13を有してワーク1を湯洗いする第1高圧洗浄装置11と、この第1高圧洗浄装置11と同様の第1高圧噴霧手段12、第2高圧噴霧手段13を有してワーク1を湯洗いする第2高圧洗浄装置21と、ワーク1に向けて温風を吹きつける温風器32を有してワーク1を乾燥する乾燥装置31とを備える。これにより、洗浄処理工数、維持費の低減ができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ワーク1を収容する洗浄ハンガー2と、洗浄ハンガー2に向けて上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12、洗浄ハンガー2に向けて下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13を有してワーク1を湯洗いする第1高圧洗浄装置11と、この第1高圧洗浄装置11と同様の第1高圧噴霧手段12、第2高圧噴霧手段13を有してワーク1を湯洗いする第2高圧洗浄装置21と、ワーク1に向けて温風を吹きつける温風器32を有してワーク1を乾燥する乾燥装置31とを備える。これにより、洗浄処理工数、維持費の低減ができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス部品に付着された加工油を除去するための脱脂洗浄するプレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置に関するものであり、特に、プレス部品に温水を高圧噴霧させて洗浄する湯洗い工程手段の方法および構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プレス部品に付着された加工油を除去するための脱脂洗浄として、脱脂剤による浸漬バッチ洗浄方法が知られている。この浸漬バッチ洗浄方法では、例えば、図3に示すように、図示しないプレス部品を洗浄ハンガー100内に収容させて、水洗い工程110→脱脂工程120→湯洗い1工程130→湯洗い1工程140→乾燥工程150の順に洗浄ハンガー100を送り込んでプレス部品(図示せず)の脱脂洗浄しているのが一般的である。
【0003】
因みに、水洗い工程110は、脱脂工程120の前工程であって、水槽の中に洗浄ハンガー100を浸漬させてごみ等の付着物を除去するための前処理である。脱脂工程120は、脱脂剤が溶解された溶液の中に洗浄ハンガー100を浸漬させて油類を除去する工程である。
【0004】
そして、脱脂工程120の後処理として、湯洗い1工程130および湯洗い2工程140では、温水中に洗浄ハンガー100を浸漬させて前工程の脱脂溶液、油などを除去する湯洗い工程を要してプレス部品の脱脂洗浄している。なお、乾燥工程150は、洗浄ハンガー100内のプレス部品に温風を当てて水分を乾燥させる工程である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の洗浄方法によれば、脱脂溶液を用いる脱脂工程120を有することにより、前工程の水洗い工程110から後工程の乾燥工程150までの5工程の洗浄工程を必要としている。従って、洗浄工程のために多大な洗浄処理工数が掛かる問題がある。さらに、脱脂薬品および水洗い、湯洗いのための排水処理などのランニングコストが掛かる問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、温水を高圧噴霧する湯洗い工程手段を配設させて洗浄処理工数および維持費の低減を可能としたプレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄方法であって、
プレス部品(1)を洗浄ハンガー(2)内に投入する投入工程と、洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程(10)と、この第1湯洗い工程(10)と同様の洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第2湯洗い工程(20)と、洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつけてプレス部品(1)を乾燥する乾燥工程(30)とを有することを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、洗浄ハンガー(2)内プレス部品(1)に向けて上方及び下方から温水を高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程(10)および第2湯洗い工程(20)を有することにより、従来の脱脂溶液中および温水中に浸漬させて脱脂洗浄させた洗浄方法よりも温水を高圧噴霧させることで、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されて浸漬よりも洗浄効率が向上する。
【0009】
これにより、従来の脱脂溶液中にプレス部品(1)を浸漬する脱脂工程および脱脂工程の前処理である水洗い工程を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、第1湯洗い工程(10)および第2湯洗い工程(20)は、洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と、洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とを有することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、具体的に、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、プレス部品(1)が洗浄ハンガー(2)内を上下の移動が起きるため、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0012】
請求項3に記載の発明では、洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、投入工程、第1湯洗い工程(10)、第2湯洗い工程(20)、および乾燥工程(30)の順に送ることによりプレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア(3)にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー(2)の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄装置であって、
プレス部品(1)を収容する洗浄ハンガー(2)と、この洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段(12)および洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段(13)を有して洗浄ハンガー(2)内のプレス部品(1)を湯洗いする第1高圧洗浄装置(11)と、この第1高圧洗浄装置(11)と同様の第1高圧噴霧手段(12)および第2高圧噴霧手段(13)を有して洗浄ハンガー(2)内のプレス部品(1)を湯洗いする第2高圧洗浄装置(21)と、洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつける乾燥手段(32)を有してプレス部品(1)を乾燥する乾燥装置(31)とを備えることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段(12)と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段(13)とを有する第1高圧洗浄装置(11)および第2高圧洗浄装置(21)を備えることにより、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、プレス部品(1)が洗浄ハンガー(2)内を上下の移動が起きるため、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0016】
これにより、従来の脱脂溶液中にプレス部品(1)を浸漬する脱脂工程手段および脱脂工程手段の前処理である水洗い工程手段を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0017】
請求項5に記載の発明では、洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、第1高圧洗浄装置(11)、第2高圧洗浄装置(21)、および乾燥装置(31)の順に送られてプレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア(3)にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー(2)の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態のプレス部品の洗浄装置を図1および図2に基づいて説明する。図1は、プレス部品の洗浄装置の概略構成と工程とを示す模式図である。本実施形態のプレス部品の洗浄装置は、図1に示すように、図示していないがプレス部品(以下、ワークと称する)1を専用の洗浄ハンガー2内に収容して搬送コンベア3に洗浄ハンガー2を固定する投入工程と、搬送コンベア3により送られてきた洗浄ハンガー2に向けて温水を高圧噴霧させてワーク1に付着した加工油を脱脂洗浄する第1湯洗い工程10と、再度、洗浄ハンガー2に向けて温水を高圧噴霧させてワーク1に付着した加工油を脱脂洗浄する第2湯洗い工程20と、搬送コンベア3により送られてきた洗浄ハンガー2に向けて温風を吹きつけてワーク1を乾燥する乾燥工程30から構成されている。
【0021】
洗浄ハンガー2は、ワーク1の形状に応じて形成されたワーク1の収容ケースであって、ワーク1は洗浄ハンガー2に固定させず、洗浄ハンガー2内に投入するようにしてあり、第1湯洗い工程10および第2湯洗い工程20において高圧噴霧されたときにワーク1が外部に飛び出さないように形成されている。搬送コンベア3はピッチ送りと称する所定時間毎に所定距離のみ移動するコンベアであって、固定された洗浄ハンガー2が第1湯洗い工程10、第2湯洗い工程20、乾燥工程30の順に送るものである。
【0022】
第1湯洗い工程10は、プレス加工時の加工油などが付着されたワーク1の一回目の湯洗いであって、第1高圧洗浄装置11によって洗浄される。そして、第1高圧洗浄装置11には、図1および図2に示すように、洗浄ハンガー2に対して上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と、洗浄ハンガー2に対して下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とが設けられている。
【0023】
本実施形態では、図中の左右方向に上方、下方、上方の順に第1および第2高圧噴霧手段12、13設けられている。また、図示していないが、左右方向に直交する奥行き方向側にも複数の第1および第2高圧噴霧手段12、13設けられている。
【0024】
この第1および第2高圧噴霧手段12、13は、例えば、温水温度が60〜70℃程度の温水を圧力180〜220Pa程度の噴霧圧力により、ワーク1に温水を高圧噴霧するように構成されている。なお、ワーク1に向けて噴霧された温水はタンク14内に収容されるようになっている。
【0025】
次に、第2湯洗い工程20は、第2湯洗い工程20で洗浄されたワーク1の二回目の湯洗いであって、第2高圧洗浄装置21によって洗浄される。そして、第2高圧洗浄装置21には、第1高圧洗浄装置11と同じように、洗浄ハンガー2に対して上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と、洗浄ハンガー2に対して下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とが設けられている。
【0026】
乾燥工程30は、第2湯洗い工程20で洗浄されたワーク1に付着された水分を除去するための乾燥工程であって、乾燥装置31によって乾燥される。乾燥装置31には、温風を吹き出す乾燥手段である温風器32が設けられている。
【0027】
次に、以上の構成によるプレス部品の洗浄装置の作動について図2に基づいて説明する。まず、プレス加工時の加工油などが付着されたワーク1は、専用の洗浄ハンガー2内に投入されて搬送コンベア3に洗浄ハンガー2が固定される。そして、搬送コンベア3がピッチ送りされ、第1高圧洗浄装置11内に洗浄ハンガー2が送られてくる。
【0028】
そして、第1高圧洗浄装置11内では、第1高圧噴霧手段12により上方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の表面が湯洗いされる。このときには、高圧噴霧によりワーク1は洗浄ハンガー2内の底面に押し付けられる。
【0029】
次に、搬送コンベア3のピッチ送りにより第2高圧噴霧手段13の上方に送られて、今度は第2高圧噴霧手段13により下方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の裏面が湯洗いされる。このときには、高圧噴霧によりワーク1は洗浄ハンガー2内の上面に押し付けられる。
【0030】
そして、搬送コンベア3のピッチ送りにより第1高圧噴霧手段12の下方に送られて、再び上方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の表面が湯洗いされる。これにより、第1湯洗い工程10におけるワーク1の一回目の湯洗いが完了する。
【0031】
次に、第2高圧洗浄装置21内に洗浄ハンガー2が送られて、上述の第1高圧洗浄装置11内と同様に、第1高圧噴霧手段12により上方から、および第2高圧噴霧手段13より下方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1が湯洗いされる。これにより、第2湯洗い工程20における二回目の湯洗いが完了する。従って、ワーク1に付着した加工油が完全に除去される。
【0032】
次に、乾燥装置31内に洗浄ハンガー2が送られて、ワーク1に温風が吹きつけられて水分が除去される。これにより、乾燥工程30における乾燥が完了する。
【0033】
以上の一実施形態によるプレス部品の洗浄装置によれば、洗浄ハンガー2内のワーク1に向けて上方及び下方から温水を高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程10および第2湯洗い工程20を有することにより、従来の脱脂溶液中もしくは温水中に浸漬させて脱脂洗浄させた洗浄方法よりも温水を高圧噴霧させることで、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されて浸漬よりも洗浄効率が向上する。
【0034】
また、第1、および第2高圧洗浄装置11、21内に上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とを設けることにより、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、ワーク1が洗浄ハンガー2内を上下の移動が起きるため、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0035】
これにより、従来の脱脂溶液中にワーク1を浸漬する脱脂工程手段および脱脂工程手段の前処理である水洗い工程手段を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0036】
また、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア3にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー2の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0037】
また、洗浄ハンガー2は、ワーク1の形状に応じて形成され、かつワーク1を洗浄ハンガー2に固定させず、洗浄ハンガー2内に投入するように構成したことにより、上下方向からの高圧噴霧によりワーク1が洗浄ハンガー2内を上下の移動が起きやすいことで、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0038】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、第1、および第2高圧洗浄装置11、21内に上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とを第1高圧洗浄装置11では、第1高圧噴霧手段12を2個、第2高圧噴霧手段13を1個設け、第2高圧洗浄装置21では、第1高圧噴霧手段12を1個、第2高圧噴霧手段13を2個設けたが、これに限らず、それぞれ1個以上の複数個設けても良い。
【0039】
なお、本実施形態に示した具体的な数値などはあくまでも一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプレス部品の洗浄装置の概略構成および工程を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における第1高圧洗浄装置11の概略構成を示す模式図である。
【図3】他の実施形態におけるプレス部品の洗浄装置の概略構成および工程を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ワーク(プレス部品)
2…洗浄ハンガー
3…搬送コンベア
10…第1湯洗い工程
11…第1高圧洗浄装置
12…第1高圧噴霧手段
13…第2高圧噴霧手段
20…第2湯洗い工程
21…第2高圧洗浄装置
30…乾燥工程
31…乾燥装置
32…温風器(乾燥手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス部品に付着された加工油を除去するための脱脂洗浄するプレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置に関するものであり、特に、プレス部品に温水を高圧噴霧させて洗浄する湯洗い工程手段の方法および構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プレス部品に付着された加工油を除去するための脱脂洗浄として、脱脂剤による浸漬バッチ洗浄方法が知られている。この浸漬バッチ洗浄方法では、例えば、図3に示すように、図示しないプレス部品を洗浄ハンガー100内に収容させて、水洗い工程110→脱脂工程120→湯洗い1工程130→湯洗い1工程140→乾燥工程150の順に洗浄ハンガー100を送り込んでプレス部品(図示せず)の脱脂洗浄しているのが一般的である。
【0003】
因みに、水洗い工程110は、脱脂工程120の前工程であって、水槽の中に洗浄ハンガー100を浸漬させてごみ等の付着物を除去するための前処理である。脱脂工程120は、脱脂剤が溶解された溶液の中に洗浄ハンガー100を浸漬させて油類を除去する工程である。
【0004】
そして、脱脂工程120の後処理として、湯洗い1工程130および湯洗い2工程140では、温水中に洗浄ハンガー100を浸漬させて前工程の脱脂溶液、油などを除去する湯洗い工程を要してプレス部品の脱脂洗浄している。なお、乾燥工程150は、洗浄ハンガー100内のプレス部品に温風を当てて水分を乾燥させる工程である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の洗浄方法によれば、脱脂溶液を用いる脱脂工程120を有することにより、前工程の水洗い工程110から後工程の乾燥工程150までの5工程の洗浄工程を必要としている。従って、洗浄工程のために多大な洗浄処理工数が掛かる問題がある。さらに、脱脂薬品および水洗い、湯洗いのための排水処理などのランニングコストが掛かる問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、温水を高圧噴霧する湯洗い工程手段を配設させて洗浄処理工数および維持費の低減を可能としたプレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項5に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄方法であって、
プレス部品(1)を洗浄ハンガー(2)内に投入する投入工程と、洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程(10)と、この第1湯洗い工程(10)と同様の洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第2湯洗い工程(20)と、洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつけてプレス部品(1)を乾燥する乾燥工程(30)とを有することを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、洗浄ハンガー(2)内プレス部品(1)に向けて上方及び下方から温水を高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程(10)および第2湯洗い工程(20)を有することにより、従来の脱脂溶液中および温水中に浸漬させて脱脂洗浄させた洗浄方法よりも温水を高圧噴霧させることで、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されて浸漬よりも洗浄効率が向上する。
【0009】
これにより、従来の脱脂溶液中にプレス部品(1)を浸漬する脱脂工程および脱脂工程の前処理である水洗い工程を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、第1湯洗い工程(10)および第2湯洗い工程(20)は、洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と、洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とを有することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、具体的に、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、プレス部品(1)が洗浄ハンガー(2)内を上下の移動が起きるため、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0012】
請求項3に記載の発明では、洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、投入工程、第1湯洗い工程(10)、第2湯洗い工程(20)、および乾燥工程(30)の順に送ることによりプレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア(3)にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー(2)の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0014】
請求項4に記載の発明では、加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄装置であって、
プレス部品(1)を収容する洗浄ハンガー(2)と、この洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段(12)および洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段(13)を有して洗浄ハンガー(2)内のプレス部品(1)を湯洗いする第1高圧洗浄装置(11)と、この第1高圧洗浄装置(11)と同様の第1高圧噴霧手段(12)および第2高圧噴霧手段(13)を有して洗浄ハンガー(2)内のプレス部品(1)を湯洗いする第2高圧洗浄装置(21)と、洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつける乾燥手段(32)を有してプレス部品(1)を乾燥する乾燥装置(31)とを備えることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段(12)と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段(13)とを有する第1高圧洗浄装置(11)および第2高圧洗浄装置(21)を備えることにより、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、プレス部品(1)が洗浄ハンガー(2)内を上下の移動が起きるため、プレス部品(1)に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0016】
これにより、従来の脱脂溶液中にプレス部品(1)を浸漬する脱脂工程手段および脱脂工程手段の前処理である水洗い工程手段を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0017】
請求項5に記載の発明では、洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、第1高圧洗浄装置(11)、第2高圧洗浄装置(21)、および乾燥装置(31)の順に送られてプレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア(3)にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー(2)の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態のプレス部品の洗浄装置を図1および図2に基づいて説明する。図1は、プレス部品の洗浄装置の概略構成と工程とを示す模式図である。本実施形態のプレス部品の洗浄装置は、図1に示すように、図示していないがプレス部品(以下、ワークと称する)1を専用の洗浄ハンガー2内に収容して搬送コンベア3に洗浄ハンガー2を固定する投入工程と、搬送コンベア3により送られてきた洗浄ハンガー2に向けて温水を高圧噴霧させてワーク1に付着した加工油を脱脂洗浄する第1湯洗い工程10と、再度、洗浄ハンガー2に向けて温水を高圧噴霧させてワーク1に付着した加工油を脱脂洗浄する第2湯洗い工程20と、搬送コンベア3により送られてきた洗浄ハンガー2に向けて温風を吹きつけてワーク1を乾燥する乾燥工程30から構成されている。
【0021】
洗浄ハンガー2は、ワーク1の形状に応じて形成されたワーク1の収容ケースであって、ワーク1は洗浄ハンガー2に固定させず、洗浄ハンガー2内に投入するようにしてあり、第1湯洗い工程10および第2湯洗い工程20において高圧噴霧されたときにワーク1が外部に飛び出さないように形成されている。搬送コンベア3はピッチ送りと称する所定時間毎に所定距離のみ移動するコンベアであって、固定された洗浄ハンガー2が第1湯洗い工程10、第2湯洗い工程20、乾燥工程30の順に送るものである。
【0022】
第1湯洗い工程10は、プレス加工時の加工油などが付着されたワーク1の一回目の湯洗いであって、第1高圧洗浄装置11によって洗浄される。そして、第1高圧洗浄装置11には、図1および図2に示すように、洗浄ハンガー2に対して上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と、洗浄ハンガー2に対して下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とが設けられている。
【0023】
本実施形態では、図中の左右方向に上方、下方、上方の順に第1および第2高圧噴霧手段12、13設けられている。また、図示していないが、左右方向に直交する奥行き方向側にも複数の第1および第2高圧噴霧手段12、13設けられている。
【0024】
この第1および第2高圧噴霧手段12、13は、例えば、温水温度が60〜70℃程度の温水を圧力180〜220Pa程度の噴霧圧力により、ワーク1に温水を高圧噴霧するように構成されている。なお、ワーク1に向けて噴霧された温水はタンク14内に収容されるようになっている。
【0025】
次に、第2湯洗い工程20は、第2湯洗い工程20で洗浄されたワーク1の二回目の湯洗いであって、第2高圧洗浄装置21によって洗浄される。そして、第2高圧洗浄装置21には、第1高圧洗浄装置11と同じように、洗浄ハンガー2に対して上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と、洗浄ハンガー2に対して下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とが設けられている。
【0026】
乾燥工程30は、第2湯洗い工程20で洗浄されたワーク1に付着された水分を除去するための乾燥工程であって、乾燥装置31によって乾燥される。乾燥装置31には、温風を吹き出す乾燥手段である温風器32が設けられている。
【0027】
次に、以上の構成によるプレス部品の洗浄装置の作動について図2に基づいて説明する。まず、プレス加工時の加工油などが付着されたワーク1は、専用の洗浄ハンガー2内に投入されて搬送コンベア3に洗浄ハンガー2が固定される。そして、搬送コンベア3がピッチ送りされ、第1高圧洗浄装置11内に洗浄ハンガー2が送られてくる。
【0028】
そして、第1高圧洗浄装置11内では、第1高圧噴霧手段12により上方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の表面が湯洗いされる。このときには、高圧噴霧によりワーク1は洗浄ハンガー2内の底面に押し付けられる。
【0029】
次に、搬送コンベア3のピッチ送りにより第2高圧噴霧手段13の上方に送られて、今度は第2高圧噴霧手段13により下方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の裏面が湯洗いされる。このときには、高圧噴霧によりワーク1は洗浄ハンガー2内の上面に押し付けられる。
【0030】
そして、搬送コンベア3のピッチ送りにより第1高圧噴霧手段12の下方に送られて、再び上方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1の表面が湯洗いされる。これにより、第1湯洗い工程10におけるワーク1の一回目の湯洗いが完了する。
【0031】
次に、第2高圧洗浄装置21内に洗浄ハンガー2が送られて、上述の第1高圧洗浄装置11内と同様に、第1高圧噴霧手段12により上方から、および第2高圧噴霧手段13より下方からワーク1に向けて温水が高圧噴霧されてワーク1が湯洗いされる。これにより、第2湯洗い工程20における二回目の湯洗いが完了する。従って、ワーク1に付着した加工油が完全に除去される。
【0032】
次に、乾燥装置31内に洗浄ハンガー2が送られて、ワーク1に温風が吹きつけられて水分が除去される。これにより、乾燥工程30における乾燥が完了する。
【0033】
以上の一実施形態によるプレス部品の洗浄装置によれば、洗浄ハンガー2内のワーク1に向けて上方及び下方から温水を高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程10および第2湯洗い工程20を有することにより、従来の脱脂溶液中もしくは温水中に浸漬させて脱脂洗浄させた洗浄方法よりも温水を高圧噴霧させることで、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されて浸漬よりも洗浄効率が向上する。
【0034】
また、第1、および第2高圧洗浄装置11、21内に上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とを設けることにより、上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とによって、ワーク1が洗浄ハンガー2内を上下の移動が起きるため、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0035】
これにより、従来の脱脂溶液中にワーク1を浸漬する脱脂工程手段および脱脂工程手段の前処理である水洗い工程手段を省くことができる。従って、洗浄処理工数および脱脂薬品や排水処理などの維持費が大幅に低減できる。
【0036】
また、温水を上下方向から高圧噴霧する洗浄方法によって、それぞれの工程に搬送コンベア3にて順に送ることにより、従来の液中に浸漬させる洗浄方法と比較して、洗浄ハンガー2の移動が容易となる。従って、洗浄処理工数の低減が図れる。
【0037】
また、洗浄ハンガー2は、ワーク1の形状に応じて形成され、かつワーク1を洗浄ハンガー2に固定させず、洗浄ハンガー2内に投入するように構成したことにより、上下方向からの高圧噴霧によりワーク1が洗浄ハンガー2内を上下の移動が起きやすいことで、ワーク1に万遍なく温水が噴霧されてより洗浄効率が向上する。
【0038】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、第1、および第2高圧洗浄装置11、21内に上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段12と下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段13とを第1高圧洗浄装置11では、第1高圧噴霧手段12を2個、第2高圧噴霧手段13を1個設け、第2高圧洗浄装置21では、第1高圧噴霧手段12を1個、第2高圧噴霧手段13を2個設けたが、これに限らず、それぞれ1個以上の複数個設けても良い。
【0039】
なお、本実施形態に示した具体的な数値などはあくまでも一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプレス部品の洗浄装置の概略構成および工程を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における第1高圧洗浄装置11の概略構成を示す模式図である。
【図3】他の実施形態におけるプレス部品の洗浄装置の概略構成および工程を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ワーク(プレス部品)
2…洗浄ハンガー
3…搬送コンベア
10…第1湯洗い工程
11…第1高圧洗浄装置
12…第1高圧噴霧手段
13…第2高圧噴霧手段
20…第2湯洗い工程
21…第2高圧洗浄装置
30…乾燥工程
31…乾燥装置
32…温風器(乾燥手段)
Claims (5)
- 加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄方法であって、
前記プレス部品(1)を洗浄ハンガー(2)内に投入する投入工程と、
前記洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第1湯洗い工程(10)と、
前記第1湯洗い工程(10)と同様の前記洗浄ハンガー(2)に対して上方及び下方から温水を用いて高圧噴霧させて洗浄する第2湯洗い工程(20)と、
前記洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつけて前記プレス部品(1)を乾燥する乾燥工程(30)とを有することを特徴とするプレス部品の洗浄方法。 - 前記第1湯洗い工程(10)および前記第2湯洗い工程(20)は、前記洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する洗浄方法と、前記洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する洗浄方法とを有することを特徴とする請求項1に記載のプレス部品の洗浄方法。
- 前記洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、前記投入工程、前記第1湯洗い工程(10)、前記第2湯洗い工程(20)、および前記乾燥工程(30)の順に送ることにより前記プレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレス部品の洗浄方法。
- 加工油が付着されたプレス部品(1)の脱脂洗浄を行なうプレス部品の洗浄装置であって、
前記プレス部品(1)を収容する洗浄ハンガー(2)と、
前記洗浄ハンガー(2)に向けて上方から温水を高圧噴霧する第1高圧噴霧手段(12)および前記洗浄ハンガー(2)に向けて下方から温水を高圧噴霧する第2高圧噴霧手段(13)を有して前記洗浄ハンガー(2)内の前記プレス部品(1)を湯洗いする第1高圧洗浄装置(11)と、
前記第1高圧洗浄装置(11)と同様の前記第1高圧噴霧手段(12)および前記第2高圧噴霧手段(13)を有して前記洗浄ハンガー(2)内の前記プレス部品(1)を湯洗いする第2高圧洗浄装置(21)と、
前記洗浄ハンガー(2)内に向けて温風を吹きつける乾燥手段(32)を有して前記プレス部品(1)を乾燥する乾燥装置(31)とを備えることを特徴とするプレス部品の洗浄装置。 - 前記洗浄ハンガー(2)は、搬送コンベア(3)に固定され、前記第1高圧洗浄装置(11)、前記第2高圧洗浄装置(21)、および前記乾燥装置(31)の順に送られて前記プレス部品(1)が脱脂洗浄されることを特徴とする請求項4に記載のプレス部品の洗浄装置。
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---|---|---|---|
JP2002332706A JP2004169053A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | プレス部品の洗浄方法およびそのプレス部品の洗浄装置 |
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JP2004169053A true JP2004169053A (ja) | 2004-06-17 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004169053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103894378A (zh) * | 2014-04-15 | 2014-07-02 | 盛瑞传动股份有限公司 | 油底壳清洗装置 |
CN105772429A (zh) * | 2014-12-19 | 2016-07-20 | 厦门华瑞电子有限公司 | 继电器自动清洗装置 |
CN106311683A (zh) * | 2016-08-24 | 2017-01-11 | 合肥超赢工业设计有限公司 | 一种工业零件清洁装置 |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332706A patent/JP2004169053A/ja active Pending
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