JP2004168666A - 液状化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)アルキルグルコシド0.1〜5質量%、(b)HLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤0.1〜5質量%、(c)ビタミンA及び/又はその誘導体0.001〜5質量%、(d)金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤0.001〜5質量%、(e)水を含有し、かつpHが5.0〜9.0である液状化粧料。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビタミンA及び/又はその誘導体を含有し、経時での安定性に優れ、感触が良好な液状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビタミンA及びその誘導体は、皮膚角化症等の予防、治療や、皮膚老化の防止、回復に有効な成分であることが知られており、しわ改善を目的に化粧料に使用されている。しかしながら、ビタミンA及びその誘導体は、構造的に極めて不安定であり、光、空気、熱、金属イオン等により容易に種々の異性化、分解、重合等を起こすため、安定に化粧料に配合することが困難であった。従って、ビタミンA及びその誘導体を配合した化粧料は、経時による保存安定性の確保のために酸化防止剤や金属イオン封鎖剤などの各種安定化剤の配合がなされてきた(例えば、特許文献1、2参照。)。しかし、ビタミンA及びその誘導体の安定化のために有効であることが知られている各種金属イオン封鎖剤は、電解質であるため、化粧料の剤型が、水中油型乳化タイプの場合、乳化系に悪影響を及ぼし、エマルションの凝集、合一、クリーミングなどを起こす場合が多く、十分な経時での安定性を確保することは困難であった。そこで経時での安定性を確保するために、水溶性高分子の配合が検討されてきた(例えば、特許文献3参照。)。また高級アルコールの配合により組成物の粘度を上げることで、エマルションの凝集、合一、クリーミングなどを防止することも検討されてきた。しかし、それらの技術は、乳液やクリームなどといった比較的粘度の高い製剤に限られたものであった。そのため、みずみずしさの不足、のびの重さ、べたつくなど感触面で悪影響が生じやすく製剤上好ましいものではなかった。また非イオン性界面活性剤であるアルキルグルコシドは、可溶化剤や乳化剤として化粧料に使用されてきた(例えば、特許文献4、5参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−210902号公報
【特許文献2】
特開平6−32713号公報
【特許文献3】
特開平11−349439号公報
【特許文献4】
特開平3−188007号公報
【特許文献5】
特開平4−253903号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ビタミンA及び/又はその誘導体を安定に液状化粧料に配合し、使用性に優れ、みずみずしさやべたつきのなさといった優れた使用感をあわせ持ち、かつ高い肌効果の得られる化粧料の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明者は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結果、ビタミンA及び/又はその誘導体を配合した液状化粧料において、特定量のアルキルグルコシド、HLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤、金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤および水を配合することにより、安定にビタミンA及び/又はその誘導体を配合し、なおかつ経時安定性が良好で、使用時ののび広がりが良く、みずみずしさやべたつきのなさといった優れた使用感をあわせ持ち、かつしわ改善効果などの高い肌効果が得られる液状化粧料が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、成分(a)〜(e);
(a)アルキルグルコシド 0.1〜5質量%
(b)HLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤0.1〜5質量%
(c)ビタミンA及び/又はその誘導体 0.001〜5質量%
(d)金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤 0.001〜5質量%
(e)水
を含有し、かつpHが5.0〜9.0である液状化粧料である。更に、成分(f)炭素数12〜24の高級アルコールを含有する液状化粧料である。更に、pHが6.0〜7.0である液状化粧料である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について説明する。
本発明における液状化粧料とは、可溶化型、乳化型のいずれでもよく、組成物が流動性を有する状態であることが必須の要件である。具体的には、1000mPa・s(20℃)以下が好ましい。本発明に用いられる成分(a)のアルキルグルコシドは、ビタミンA及び/又はその誘導体や油溶性抗酸化剤などの油性成分の乳化剤及び保湿効果を付与する目的で含有されるものである。成分(a)のアルキルグルコシドは、化粧料に用いられるものであれば、特に限定されないが、具体的には、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、パルミチルグルコシド、セチルグルコシド、セトステアリルグルコシド、ステアリルグルコシド、ココイルグルコシド、オレイルグルコシド、イソステアリルグルコシド、ベヘニルグルコシドを例示することができる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。これらの中でも、優れた乳化安定性を得るには、セチルグルコシド、ステアリルグルコシドがより好ましい。
【0008】
本発明に用いられる成分(a)のアルキルグルコシドの含有量は、液状化粧料中0.1〜5質量%(以下、単に「%」と記す)であり、更に良好な乳化安定性や経時安定性を得るためには、0.15〜3%が好ましい。0.1%未満では、良好な経時安定性を確保できず、5%を超えるとべたついたり、のび広がりが悪くなり使用感を損なう場合がある。
【0009】
本発明に用いられる成分(b)のHLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤は、液状化粧料の経時安定性を向上させることとみずみずしさやのび広がりのよさなどの使用感を向上させることを目的として含有されるものである。成分(b)のHLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤は、成分(a)のアルキルグルコシドと併用することで、成分(c)ビタミンA及び/又はその誘導体を含有した、液状の乳化化粧料においても良好な経時安定性を確保することが可能になる。本発明に用いられる成分(b)のHLB10以上の非イオン性界面活性剤を具体的に例示するならば、ポリオキシエチレン(15)モノステアリン酸グリセリル、ポリオキシエチレン(15)モノオレイン酸グリセリルなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルやモノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(20)モノミリスチン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)トリオレイン酸ソルビタンなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(20)硬化ひまし油、ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油などのポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレン(15)コレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(30)コレステリルエーテル、などのポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)フィトステリルエーテル、ポリオキシエチレン(20)フィトステリルエーテルなどのポリオキシエチレンフィトステリルエーテル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25E.O.)などのポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(30)ポリオキシプロピレン(6)テトラデシルエーテルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(30)オクチルフェニルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、トリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルを例示することができる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。これらの中でも、良好な経時安定性や使用感を得るには、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、トリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルが好ましい。
【0010】
また、成分(b)のアニオン性界面活性剤を具体的に例示するならば、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウムなどの脂肪酸塩、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウム、ジポリオキシエチレン(10)セチルエーテルリン酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ココイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウムなどのアシルタウリン塩、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を例示することができる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。これらの中でも、良好な経時安定性や使用感を得るには、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、アシルタウリン塩が好ましい。
【0011】
本発明に用いられる成分(b)のHLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤の含有量は、液状化粧料中0.1〜5%であり、更に良好な経時安定性を得るためには、0.15〜3%がより好ましい。0.1%未満では、良好な経時安定性を確保できず、5%を超えるとべたついたり使用感を損なう場合がある。
【0012】
本発明に用いられる成分(c)のビタミンA及び/又はその誘導体は、皮膚角化症等の予防、治療や、皮膚老化の防止に有効な成分であり、肌効果としてしわ改善効果を付与する目的で含有されるものである。本発明に用いられるビタミンA及び/又はその脂肪酸エステルとしては、ビタミンA、ビタミンA酢酸エステル、ビタミンAパルミチン酸エステル等が挙げられ、all−トランス型又は13−シス型であることが好ましく、それらの混合物であっても構わない。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
【0013】
本発明に用いられる成分(c)のビタミンA及び/又はその誘導体の含有量は、液状化粧料中0.001〜5%であり、更に優れたしわ改善効果を得るためには、0.01〜3%が好ましい。0.001%未満では、十分なしわ改善効果が得られず、5%を超えると油感を感じたり、みずみずしさなどの使用感を損なう場合がある。
【0014】
本発明に用いられる成分(d)金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤は、成分(c)ビタミンA及び/又はその誘導体の経時安定性を向上させる目的で含有されるものである。本発明に用いられる成分(d)の金属イオン封鎖剤は、通常化粧料に汎用されているものであれば特に限定されないが、アラニン、エデト酸塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等が挙げられる。また、油溶性抗酸化剤は、通常化粧料に汎用されているものであれば特に限定されないが、具体的には、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、α、β、γ、σ−トコフェロール類、没食子酸プロピル、L−アスコルビン酸脂肪酸エステル等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。
【0015】
本発明に用いられる成分(d)の金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤の含有量は、液状化粧料中0.001〜5%であり、ビタミンA及び/又はその誘導体の更なる経時安定性向上効果を得るためには、0.01〜1%がより好ましい。0.001%未満では、ビタミンA及び/又はその誘導体の十分な経時安定性向上効果が得られず、5%を超えると乳化安定性を損なう場合がある。
【0016】
本発明に用いられる成分(e)の水は、液状化粧料を構成するための必須成分である。
【0017】
また、液状化粧料の経時安定性を更に向上させることを目的に、成分(f)の炭素数12〜24の高級アルコールを含有することも可能である。炭素数12〜24の高級アルコールは、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどが挙げられる。これらは、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して組み合わせて用いることができる。これらの中でも、更なる経時安定性向上効果を得るには、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコールがより好ましい。
【0018】
本発明に用いられる成分(f)の炭素数12〜24の高級アルコールの含有量は、特に限定されるものではないが、液状化粧料中0.1〜5%が好ましく、特に優れた経時安定性向上効果を得るためには、0.15〜3%がより好ましい。
【0019】
また、本発明の液状化粧料は、優れた乳化安定性及び経時安定性を得るために、pHが5.0〜9.0であることが必須であり、より好ましくは、pH6.0〜7.0である。pH5.0未満では、経時安定性が悪くなり分離する場合があり、pH9.0を超える場合は、経時安定性や使用感を損なう場合がある。
【0020】
本発明の化粧料には、上記した必須成分の他に通常の化粧料に使用される成分、例えば、炭化水素、高級脂肪酸エステル、植物油脂、シリコーン油、フッ素系油等の油性成分、高分子物質、アルコール類、ポリオール類等の水性成分、粉体、上述以外の界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、水溶性酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料、清涼剤等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0021】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
【0022】
実施例1〜13および比較例1〜10:液状化粧料
表1、表2に示す組成および下記製法にて液状化粧料を調製した。得られた液状化粧料の(1)使用性(のび広がり)、(2)使用感(使用時のみずみずしさ)、(3)使用感(べたつきのなさ)、(4)肌効果(しわ改善効果)及び(5)経時安定性について下記の方法により評価し結果を併せて、表1、表2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
(製法)
A:成分(1)〜(11)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(12)〜(16)を70℃で加熱溶解後、Aを添加し、乳化する。
C:Bを室温まで冷却し、液状化粧料を得た。
【0026】
(評価方法:使用性、使用感)
専門評価パネル10名により、実施例1〜13および比較例1〜10の各試料について、(1)使用性(のび広がり)、(2)使用感(使用時のみずみずしさ)、(3)使用感(べたつきのなさ)について、下記(イ)5段階評価基準にて評価し、更に各試料の評点の平均値を(ロ)4段階判定基準を用いて判定した。
【0027】
(イ)5段階評価基準
(評点): (評価)
4点 : 非常に良い(ある)
3点 : 良い(ある)
2点 : 普通
1点 : やや悪い(ない)
0点 : 悪い(ない)
(ロ)4段階判定基準
(評点の平均値) :(判定)
3.5以上 : ◎
2.5以上、3.5未満 : ○
1.5以上、2.5未満 : △
1.5未満 : ×
【0028】
(評価方法:肌効果)
(4)肌効果(しわ改善効果)については、専門評価パネル10名に、各試料を皮膚に1日2回1ヶ月間塗布した後のしわ改善効果を以下の(ハ)4段階評価基準にて評価し、更に各試料の評点の平均値を(ニ)4段階判定基準を用いて判定した。
【0029】
(ハ)4段階評価基準
(評点):(評価)
4点 :高いしわ改善効果がある
3点 :しわ改善効果がある
2点 :わずかにしわ改善効果がある
1点 :しわ改善効果が見られない
(ニ)4段階判定基準
(評点の平均値) :(判定)
3.5以上 : ◎
2.5以上3.5未満: ○
1.5以上2.5未満: △
1.5未満 : ×
【0030】
(評価方法:経時安定性)
各試料を50℃の恒温槽に1ヶ月間保管し、調製直後の状態を基準として、(5)外観の分離の有無、(6)匂いの変化、経時着色の有無の観点より以下の(ホ)4段階判定基準を用いて判定した。
【0031】
(ホ)4段階判定基準
(評価) :(判定)
変化なし : ◎
軽微な変化がある : ○
やや変化がある : △
かなり変化がある : ×
【0032】
表1、表2の結果から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜13は、使用性(使用時ののび広がり)、使用感(使用時のみずみずしさ、べたつきのなさ)、肌効果(しわ改善効果)に優れた液状化粧料であった。更に、50℃の恒温槽に1ヶ月間保管しても分離も無く、匂いや色の変化も無いことから、経時安定性にも優れた液状化粧料であった。
【0033】
【0034】
(製法)
A:成分(1)〜(7)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(8)〜(10)を70℃で加熱溶解後、Aを添加し、乳化する。
C:Bを室温まで冷却し、化粧水を得た。
【0035】
実施例14の化粧水は、経時安定性及び使用性、使用感、肌効果(しわ改善効果)に優れた化粧水であった。
【0036】
実施例15:美容液
(成分) (%)
1.ステアリルグルコシド 0.5
2.ポリオキシエチレン(30)オクチルフェニルエーテル 3
3.イソステアリルアルコール 2
4.ビタミンAパルミチン酸エステル 0.5
5.ホホバ油 1
6.トコフェロール 1
7.グリセリン 15
8.1,3−ブチレングリコール 7
9.精製水 残量
10.ココイルメチルタウリンナトリウム 0.5
11.エデト酸二ナトリウム 1
12.リン酸一水素ナトリウム 0.5
【0037】
(製法)
A:成分(1)〜(8)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(9)〜(12)を70℃で加熱溶解後、Aを添加し、乳化する。
C:Bを室温まで冷却し、美容液を得た。
【0038】
実施例15の美容液は、経時安定性及び使用性、使用感、肌効果(しわ改善効果)に優れた美容液であった。
【0039】
実施例16:日焼け止め化粧水
(成分) (%)
1.ステアリルグルコシド 1
2.ポリオキシエチレン(30)コレステリルエーテル 3
3.セチルアルコール 2
4.ビタミンAパルミチン酸エステル 0.5
5.オレイン酸オレイル 1
6.トコフェロール 1
7.グリセリン 15
8.プロピレングリコール 7
9.精製水 残量
10.ステアリルメチルタウリンナトリウム 0.5
11.エデト酸二ナトリウム 0.5
12.フェニルベンズイミダゾールスルフォン酸ナトリウム 3
13.ポリエチレングリコール400 5
【0040】
(製法)
A:成分(1)〜(8)を70℃で加熱溶解する。
B:成分(9)〜(13)を70℃で加熱溶解後、Aを添加し、乳化する。
C:Bを室温まで冷却し、日焼け止め化粧水を得た。
【0041】
実施例16の日焼け止め化粧水は、経時安定性及び使用性、使用感、肌効果(しわ改善効果)に優れた化粧水であった。
【0042】
【発明の効果】
本発明の液状化粧料は、経時安定性に優れ、且つ、使用性(使用時ののび広がり)、使用感(使用時のみずみずしさ、べたつきのなさ)、肌効果(しわ改善効果)などの優れた効果を有するものであった。
Claims (3)
- 次の成分(a)〜(e);
(a)アルキルグルコシド 0.1〜5質量%
(b)HLB10以上の非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤0.1〜5質量%
(c)ビタミンA及び/又はその誘導体 0.001〜5質量%
(d)金属イオン封鎖剤及び/又は油溶性抗酸化剤 0.001〜5質量%
(e)水
を含有し、かつpHが5.0〜9.0であることを特徴とする液状化粧料。 - 更に、成分(f)炭素数12〜24の高級アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の液状化粧料。
- 更に、pHが6.0〜7.0であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液状化粧料。
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