JP2004167925A - フォトプリンタ - Google Patents

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JP2004167925A
JP2004167925A JP2002338217A JP2002338217A JP2004167925A JP 2004167925 A JP2004167925 A JP 2004167925A JP 2002338217 A JP2002338217 A JP 2002338217A JP 2002338217 A JP2002338217 A JP 2002338217A JP 2004167925 A JP2004167925 A JP 2004167925A
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Akihiko Sukigara
明彦 鋤柄
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Abstract

【課題】従来、フォトダイレクトプリンタと呼ばれるものは、LCDと複数のキーを装備し、これらのキーとLCDから画像データを選択し、印刷指示を行なっていたが、LCDを装着することなく、また、キーの個数を大幅に減らすことにより、廉価なフォトプリンタを提供する。
【解決手段】サムネイルSWによりユーザに指示されたサムネイル印刷で、メモリーカードより複数の画像を取得し縮小印刷され、さらに、その近傍にそれぞれの画像データを示すチェックボックスが印刷される。ユーザはサムネイル印刷した用紙上の印刷したい画像のチェックボックスに印を付け、この用紙を給紙ストックに入れ、サムネイルSWをオンする。紙は給紙され、ユーザにより印がつけられた用紙上のチェックボックスがスキャンされ、個々の画像に対して指示されたパラメータで印刷する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、デジカメなどで撮られた外部データを印刷するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォトダイレクトプリンタと呼ばれるものは、LCDと複数のキーを装備し、これらのキーとLCDから画像データを選択し、印刷指示を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、LCD及び画像の選択、表示指示、印刷指示等をするため多数のキーを装備することによりコストアップしてしまい、廉価なフォトダイレクトプリンタを市場に提供することができない、という問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、LCDを装着することなく、また、キーの個数を大幅に減らすことにより、廉価なフォトプリンタを提供することを目的とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
(図1)において、プリンタにはプログラム可能なマイクロプロセッサなどの中央処理ユニット(CPU)1、が内蔵されている。ROM2はフォントデータ、プリンタシステムを制御するためのCPU1によって実行されるプログラム命令シーケンス、各種制御テーブルを格納する。RAM20はCPU1がROM2に格納されているプログラムを実行している間に、記録ヘッド12によるプリント出力のため、RAM20内のプリントバッファに、着脱可能なMemory Card22より取得したデータ、または、インタフェイス19から送られてきた各種記録データを格納する。
【0006】
制御ロジックであるところのゲートアレイ8は記録ヘッド12内のノズル用の制御信号を出力するため、記録ヘッドドライバー11を制御する共に、インタフェイス19、CPU1、およびRAM20の間のデータ転送も制御し、さらに、モータドライバ13、15、17の制御ロジックを備えている。
【0007】
プリンタにはCPUバス7につながっているCPU1、および、プリンタとホストコンピュータとを仲介するインタフェイス19が内蔵されている。インタフェイス19は双方向送受信可能な信号経路を備え、ホストコンピュータから記録データとコマンドを送受信する。
【0008】
ラインフィードモータドライバ13によって制御されるラインフィードモータ14は記録用紙の送りと給排紙を制御する。キャリッジモータドライバ15によって制御されるキャリッジモータ16は記録ヘッド12の走査行上の記録位置への移動を制御する。ASFモータドライバ17によって制御されるASFモータ18は記録用紙のピックアップを制御する。
【0009】
ブラック記録ヘッドドライバー11aとカラー記録ヘッドドライバー11bによって制御されるブラック記録ヘッド12aとカラー記録ヘッド12bは、キャリッジで移動させる取り外し可能な記録ヘッドであり、これらのヘッドには記録媒体上に記録画像を形成するためのインク吐出ノズル、ならびに取り外し可能な記録ヘッドの存在や特性に関する情報をフィードバックするヘッドダイオード10が含まれる。
【0010】
記録ヘッドドライバー11から送られる電気信号に基づいて、記録ヘッド12の電気熱変換素子を駆動し、インクに膜沸騰を生起させるための熱エネルギーを発生させる。記録ヘッド12の温度によってインクの吐出量が変化するので、プリンタ内の周辺温度を測定するサーミスタ3と記録ヘッド11のヘッドダイオード10からの温度出力が監視される。
【0011】
CPU1は非記録期間中、記録期間中にかかわらずインクを予熱するために予熱素子9に供給するエネルギー量を制御する。
【0012】
EEPROM21は記録ヘッド構成、記録ヘッドアライメントパラメータ、記録ヘッド駆動パラメータ、モータの駆動履歴、インクカートリッジ内のインク状況などプリント情報を格納するための不揮発性のメモリである。
【0013】
プリンタにはペーパエンドセンサ(PEセンサ)、給紙センサ(ASFセンサ)、カバーセンサなどのセンサ4、パワーSW、リジュ−ムSW、サムネイルSW、チェックボックスSWなどのユーザ作動用のスイッチ5が装備されている。さらに、ユーザにプリンタの状態を知らせる表示用のLED6も装備されている。
【0014】
キャリッジに搭載されたスキャン用フォトセンサ23は、CPU1からの指示によりLED23aを発光させ、紙面上のチェックボックスからの反射光をフォトダイオード(PD)23bにて検出する。
【0015】
電源24はプリンタの駆動用電源を供給する。
【0016】
(図2)は後述のサムネイル印刷のフローチャート(図7)により示される手順で出力されたチェックボックス付のサムネイル印刷の結果を示す図である。1に示される画像より順に、メモリーカードより取得された画像が縮小され、順次印刷される。また、印刷された画像データの近傍に、画像データを示すチェックボックスがそれぞれ印刷される。2のチェックボックスは1の画像を示す。3のチェックボックスはページを示すチェックボックスで、左から順に1ページ目、2ページ目、一番右は6ページ目を示している。
【0017】
(図3)は(図2)のチェックボックス付のサムネイル印刷に、ユーザが特に一部一部印刷して画像を大きく印刷したい時、画像の該当チェックボックスに印を付けて、印刷指示を与えた図である。1に示される画像より順に、サムネイル印刷がされていて、印刷された画像データの近傍に、画像データを示すチェックボックスがそれぞれ印刷されている。2のチェックボックスは何も指示がないが、3のチェックボックスには印があり、印刷指示がされている。また、5、6のチェックボックスにも印があり、印刷指示がされている。4はページを示し、ここでは左から2番目に印があり、つまり、2ページ目の画像データであることを示している。
【0018】
(図4)は(図2)のチェックボックス付のサムネイル印刷に、ユーザが印刷したい画像の印刷モードを複数変更したい時のチェックボックスの指示方法で、該当チェックボックスに複数の印を付けて、複数の印刷指示を与えた図である。1に示される画像より順に、サムネイル印刷がされていて、印刷された画像データの近傍に、画像データを示すチェックボックスがそれぞれ印刷されている。2のチェックボックスは何も指示がないが、3のチェックボックスは濃度が濃く、印刷指示がされている。4はページを示し、ここでは左から2番目の濃度が濃く、つまり、2ページ目の画像データであることを示している。
【0019】
5は濃度が濃く、6は濃度が中程度、7も濃度が中程度、8は濃度が低いことが検出され、3段階の印刷指示が可能である。9は位置が左、10は位置が真中、11は位置が右であることが検出され、ここでも3段階の印刷指示が可能である。
【0020】
また、12では1つの画像に対して、3つのチェックボックスがあり、真中のチェックボックスに濃度を濃く印が付けられている。13も1つの画像に対して、3つのチェックボックスがあり、左のチェックボックスには位置が左、右のチェックボックスには濃度が中程度の印が付けられている。14では右のチェックボックスに濃度が中程度で、位置が右の印が付けられている。
【0021】
12、13、及び14では3つのチェックボックスそれぞれに対して、濃度4通り、位置4通りの指示、組み合わせで合計12の指示が可能であり、それぞれ組み合わせると指定可能な組み合わせは、合計3x12=36通りである。3つあるチェックボックスは画像の大きさを指示する。一番左は(縮小)モード、真中は(等倍)モード、一番右は(拡大)モード。位置の違いは部数を指示している。位置が左の時は1部、真中の時は2部、右の時は3部。濃度の違いも部数を指示している。濃度が濃いものは15部、濃度が中程度は10部、濃度が低いものは5部を指示する。つまり、12は等倍で15部の印刷指示、13は縮小で2部、拡大で3部の印刷指示、14は拡大で13部(10+3)の印刷指示をしている。
【0022】
画像の印刷モードは他に印刷品質、色調整、用紙の種類、給紙方法等がある。
【0023】
(図5)において、ROM2(図1)に格納されている、フォトプリンタのメモリーカードより画像を印刷するメインプログラムS−1がスタートする。S−2でRAM20(図1)内のサムネイル印刷モードをオフにする。S−3で同じくRAM20(図1)内のチェックボックスモードをイニシャルして、レギュラーモードとする。
【0024】
S−4でチェックボックスSW5(図1)のオンオフ状態を調べ、オフなら何もせずにS−6に遷移する。オンの時はS−5でチェックボックスモードを変更する。チェックボックスモード変更では、後述のサムネイル印刷で印刷されるチェックボックスをスキャンするモード(レギュラーモード、拡張モードの濃度検出モード&位置検出モード)を選択する。
S−6ではサムネイルSW5(図1)のオンオフ状態を調べる。オフなら何もせずにS−4に遷移し、再び、S−4でチェックボックスSWのオンオフ状態を調べる。S−6でサムネイルSWがオンの時はS−7でサムネイル印刷モードを調べる。オンの時はS−10に遷移する。最初はサムネイル印刷モードがオフなので、S−8でサムネイル印刷を実行して、S−9でサムネイル印刷モードをオンして、S−4に戻る。サムネイル印刷では、メモリーカードより取得された複数の画像データが縮小され印刷され、さらに、その近傍にそれぞれの画像データを示すチェックボックスも印刷される。
ユーザはS−8でサムネイル印刷した用紙上の印刷したい画像のチェックボックスに印を付け、この用紙を給紙ストックに入れ、サムネイルSWをオンする。ここまで、プログラムはS−4からS−6の間をループしているが、サムネイルSWをオンすることにより、S−6でオンを検知し、ループから抜ける。S−7ではサムネイル印刷後、既にS−9でサムネイル印刷モードがオンされているので、S−10に遷移する。
【0025】
S−10ではユーザにより印がつけられた用紙上のチェックボックスをスキャンし、個々の画像に対して指示されたパラメータをRAM20に記憶する。次にS−11で選択指示された画像をメモリーカードよりRAM20に展開して、指定のパラメータで印刷する。ここでユーザはチェックボックスに印がつけられた用紙が複数有る場合、再びS−12でサムネイルSWをオンすることでS−10、S−11のシーケンスで画像を印刷することが可能である。S−12でサムネイルSWがオフなら、S−13で一定時間ウェイトした後、S−14でサムネイル印刷モードをオフし、S−4に戻り処理を続ける。
【0026】
(図6)において、メインプログラムS−1から呼ばれるチェックボックスモード変更プログラムS−5がスタートする。S−5−1でチェックボックスモードが調べられる。チェックボックスモードがレギュラーモードの時はS−5−2でチェックボックスモードが拡張モードであるところの濃度検出モード&位置検出モードに変更される。また、チェックボックスモードが拡張モードの時はS−5−3でチェックボックスモードがレギュラーモードに変更され、S−5−4でメインプログラムへ戻る。
【0027】
(図7)において、メインプログラムS−1から呼ばれるサムネイル印刷のプログラムS−8がスタートする。S−8−1でメモリーカードより個々の画像データを予め決められた大きさに縮小され、RAMに展開される。S−8−2では色処理が実行され、S−8−3では表示用のRGBデータから印刷用CMYKデータへ画像データが変換される。S−8−4では個々のデータに対してそれぞれのチェックボックスを画像の近傍に生成する。1ページの印刷データがフルになった、または、メモリーカードのデータが終了した時は、S−8−5からS−8−6へ遷移する。その他の場合はS−8−1に戻り、処理を続ける。S−8−6では給紙をして、S−8−7で展開されたサムネイルの印刷を実行して、S−8−8で排紙する。メモリーカードのデータがまだ残っている時は、S−8−9からS−8−1に遷移し処理を続ける。メモリーカードのデータが終了した時はS−8−10でメインプログラムへ戻る。
【0028】
(図8)において、メインプログラムS−1から呼ばれるチェックボックスのスキャンのプログラムS−10がスタートする。S−10−1でサムネイル印刷された後、ユーザにより印刷指示され、給紙ストックに置かれた用紙を給紙し、S−10−2で該当用紙上のチェックボックスをフォトセンサ23(図1)でスキャンする。S−10−3ではチェックボックスで指示された個々の画像に対してパラメータを設定しRAMに記憶する。S−10−4で用紙を排紙後、S−10−5でメインプログラムへ戻る。
【0029】
(図9)において、メインプログラムS−1から呼ばれる画像の印刷のプログラムS−11がスタートする。S−11−1でチェックボックスにより、ユーザに印刷指示された画像データを、メモリーカードよりRAMに展開する。S−11−2では色処理が実行され、S−11−3では表示用のRGBデータから印刷用CMYKデータへ画像データが変換される。S−11−4でチェックボックスにより、ユーザに印刷指示された画像データのRAMに記憶されたパラメータに従い、印刷データを生成する。S−11−5では給紙をして、S−11−6で展開された画像データの印刷を実行して、S−11−7で排紙する。チェックボックスで印刷指示されたデータがまだ残っている時はS−11−8からS−11−1へ遷移し処理を続ける。チェックボックスで印刷指示されたデータが終了した時はS−11−9でメインプログラムへ戻る。
【0030】
【発明の効果】
フォトダイレクトプリンタにLCDを装着することなく、また、キーの個数を大幅に低減することにより、廉価なフォトプリンタを提供できる。また、サムネイル印刷により、実際のプリンタの色目を事前に見ることもでき、尚且つ、印刷指示用のチェックボックスがサムネイル印刷した画像の近傍にあるので、印刷指示が容易である、という効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォトプリンタのハードウェア構成を示す詳細ブロック図である。
【図2】フォトプリンタにより出力されたチェックボックス付のサムネイル印刷結果を示す図である。
【図3】フォトプリンタにより出力されたチェックボックス付のサムネイル印刷結果に対して、ユーザがチェックボックスに印刷指示を与えた図である。
【図4】フォトプリンタにより出力されたチェックボックス付のサムネイル印刷結果に対して、ユーザがチェックボックスに複数の印刷指示を与えた図である。
【図5】フォトプリンタのメモリーカードより画像を印刷するメインプログラムのフローチャートである。
【図6】フォトプリンタのチェックボックスモード変更のプログラム部品のフローチャートである。
【図7】フォトプリンタのサムネイル印刷のプログラム部品のフローチャートである。
【図8】フォトプリンタのチェックボックスのスキャンのプログラム部品のフローチャートである。
【図9】フォトプリンタの画像の印刷のプログラム部品のフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 サーミスタ
4 センサ
5 スイッチ
6 LED
7 CPUバス
8 ゲートアレイ
9 予熱素子
10 ヘッドダイオード
11a ブラック記録ヘッドドライバー
11b カラー記録ヘッドドライバー
12a ブラック記録ヘッド
12b カラー記録ヘッド
13 ラインフィードモータドライバ
14 ラインフィードモータ
15 キャリッジモータドライバ
16 キャリッジモータ
17 ASFモータドライバ
18 ASFモータ
19 インタフェ−ス
20 RAM
21 EEPROM
22 Memory Card
23 フォトセンサ
23a LED
23b PD(フォトダイオード)
24 電源

Claims (2)

  1. インクジェット記録装置において、縮小印刷するための第一の印刷指示手段と、前記縮小印刷された画像の近傍に設けられた第二の印刷指示手段と、前記第二の印刷指示手段により紙上をスキャンする手段と、前記スキャンにより得られた情報に従って印刷する手段を備えることを特徴とする、フォトプリンタシステム。
  2. インクジェット記録装置において、縮小印刷するための第一の印刷指示手段と、前記縮小印刷された画像の近傍に設けられた第二の印刷指示手段が段階指示、複合指示が可能であることを特徴とする、請求項1に記載のフォトプリンタシステム。
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