JP2004165899A - 携帯移動電話装置及び携帯移動電話システム - Google Patents

携帯移動電話装置及び携帯移動電話システム Download PDF

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JP2004165899A
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隆邦 嶺脇
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Abstract

【課題】本発明はユーザの簡単な設定に応じて受信モードを管理・制御する携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムを提供する。
【解決手段】携帯移動電話装置1は、日時情報を管理するカレンダ機能、受信モードを管理する受信モード管理機能、各種操作を行う操作部5等を備え、操作部5で受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から操作部5で指定された時間長の間だけ操作部5で指定された受信モードに移行させる。したがって、指定された時間長の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、携帯移動電話装置1のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムに関し、詳細には、ユーザの簡単な設定に応じて受信モードを管理・制御する携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−210560号公報
【特許文献2】
特許第2978869号公報
【特許文献3】
特開平10−248081号公報
今日、携帯電話装置、無線電話装置、PHS(Personal Handy Phone System )、移動電話装置等の電話装置(以下、単に、携帯移動電話装置という。)は、急速に発達して普及しており、どこにいても通話できるという便利さをもたらしたが、携帯移動電話装置は、電話がかかってきた際、通話ボタンを押すまで呼出のベル音(呼出音)が鳴り続けるようになっていたため、公共交通機関内や混雑している場所での着信音や通話の音声が耳障りであったり、心臓ペースメーカーなど医療機器に影響を与え、周囲に迷惑をかけることが問題となっていた。
【0003】
また、自動車の運転中に携帯電話を使用することで注意力が低下し、事故につながる危険も指摘されている。
【0004】
このような問題に対する対策として、ポスター、コマーシャル、屋内放送等による宣伝・告知が行われているが、最終的には、利用者の意識に依存するところが大きく、利用者自らが携帯移動電話装置の電源を切ったり、携帯移動電話装置の動作モード(受信モード)をマナーモード(着信を振動で通知し、また、電話に出られないことを相手先に通知して留守番電話サービスへ移行する等の動作を行うモード)へと切り換えるという操作が必要である。
【0005】
ところが、利用者に悪意がない場合であっても、公共交通機関等に乗り込む度にいちいち携帯移動電話装置を取り出しスイッチを操作して携帯移動電話装置のモードを変更しなくてはならないというのは煩わしく、モード切換操作を怠ったり忘れて、あわてて携帯移動電話装置の操作を行ったり、周囲の人に迷惑をかける結果となることがある。
【0006】
そこで、従来、携帯電話の基地局から端末機へ伝送される電波の周波数と同一周波数の信号を含む電気信号を発生する送信器と、該送信器の出力信号を送信するアンテナと、前記送信器に直流を供給する電源回路とを含む携帯電話通話抑止装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0007】
すなわち、この従来技術は、携帯電話の基地局から端末機へ伝送される電波の周波数と同一の周波数の信号を含む電気信号を送信器から出力させて、該送信器の出力信号をアンテナからその周りのエリアに送信し、そのエリア内にある端末機の受信部に混信および変調障害を生じさせて、その端末機と基地局との間の通信を抑止している。
【0008】
また、従来、基地局との間で無線接続されることにより通信を行う移動無線装置において、移動無線装置の使用が禁止されている特定地域内であることを示すために送信されている使用規制信号を受信すると、該使用規制信号に含まれている使用を禁止する理由を示す情報の表示を行なうとともに、通話中でない場合には送受信を停止し、通話中の場合には通話を行っているユーザに対して通信切断を告知するとともに送受信を停止し、前記使用規制信号を受信しなくなると送受信を再開する移動無線装置が提案されている(特許文献2参照)。
【0009】
すなわち、この従来技術は、移動無線装置が使用規制信号を受信すると、送受信を停止し、特定地域内において移動無線装置の使用を強制的に制限しようとしている。
【0010】
さらに、従来、車両内に設置された携帯電話機と、前記車両の運転状態を検出する車両運転検出手段と、前記車両運転検出手段からの検出出力に基づき、前記車両が運転中であると判断した時には前記携帯電話機の通話機能を自動で停止させてなる通話機能停止手段を設けた車載用携帯電話システムが提案されている(特許文献3参照)。
【0011】
すなわち、この従来技術は、車両が運転中であることが検出された時に携帯電話機の通話機能を自動で停止させることで、車両運転中の携帯電話機の使用を強制的に制限しようとしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の携帯移動電話装置にあっては、携帯移動電話装置の公共の場所での利用をより適切に制御して、利用性を向上させつつ、適切な利用を図る上で、改良の必要があった。
【0013】
すなわち、上記特許文献1及び特許文献2記載の従来技術は、携帯移動電話装置とは別に、携帯移動電話装置の利用を制限させたい場所に新たな電波発信設備を設置して、携帯移動電話装置の使用を制限していたため、新たに電波発信設備を設ける必要があり、携帯移動電話装置の利用を規制する側に、新たなコストの負担を強いるとともに、広域な場所を規制領域とするには、電波発信設備の設置費用と設備自体が膨大なものとなり、かつ、電波を用いる場合、有効範囲のきめ細かい設定が難しいという問題があった。
【0014】
また、特許文献3記載の技術にあっては、携帯移動電話装置に、利用制限を通知する信号を受信して、適当なモードへ移行する機能が組み込まれている必要があり、複数のメーカから提供されている全ての携帯移動電話装置で同じような動作を実現するためには、利用制限通知信号の規格統一等業界内での大がかりなルール作りが必要となり、実現に相当の時間を必要とするという問題がある。
【0015】
さらに、特許文献3記載の従来技術にあっては、車両に専用の運転状態判定装置を設置して携帯移動電話装置と接続する必要があるため、携帯移動電話装置の利用状態が限定され、複雑で利用性が悪いという問題があった。
【0016】
そこで、本発明は、携帯移動電話装置等の「カレンダ機能」と「スケジュール機能」を利用して受信モードを変更することで、例えば、毎日の決まった時間の通勤電車、毎週の決まった時間の授業、毎月の決まった時間のミーティング等のように、毎日・毎週等の定期的な予定については、スケジュールを一度設定するだけで、自動的に指定の時間に指定のモード(例えば、マナーモード、非受信モード、留守番サービスモード等)へモードが変更し、煩わしい操作をすることなく、受信モードを適切に管理し、利用性の良好な携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムを提供することを目的としている。
【0017】
具体的には、請求項1記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から当該操作手段で指定された時間長の間だけ当該操作手段で指定された受信モードに移行させることにより、指定された時間長の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことができるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0018】
請求項2記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でカレンダ機能を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させることにより、予め指定された指定時間の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことでできるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0019】
請求項3記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モードスケジュール管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることにより、スケジュール情報に基づいて受信モードを管理・制御し、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0020】
請求項4記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることにより、スケジュール機能と連動させて受信モードを管理・制御し、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0021】
請求項5記載の発明は、携帯移動電話装置に、スケジュール管理機能に設定される所定種類のスケジュールと当該スケジュールに対応する受信モードが予め登録し、操作手段で当該スケジュールが選択されると、当該スケジュールに対応して予め登録されている当該受信モードをスケジュール情報として登録することにより、スケジュールと対応した受信モードの設定をより一層簡単に行えるようにし、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0022】
請求項6記載の発明は、携帯移動電話装置が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と通信し、当該情報機器に搭載されている当該スケジュール管理機能のスケジュール情報を、受信モードスケジュール管理機能またはスケジュール管理機能のスケジュール情報として取り込むことにより、情報機器と連携してスケジュール情報の設定を行えるようにし、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0023】
請求項7記載の発明は、携帯移動電話装置及び/または情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバに接続して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、当該スケジュール管理サーバが、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を携帯移動電話装置に送信し、当該携帯移動電話装置の受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール管理サーバから取得した当該スケジュール情報に基づいて変更することにより、スケジュールをスケジュール管理サーバで一括して管理して、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うとともに、スケジュールの管理を効率的に行いつつ、受信モードを管理し、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置を提供することを目的としている。
【0024】
請求項8記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と携帯移動電話装置の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、携帯移動電話装置が、通話サーバの受信モードスケジュール管理機能に接続して、操作手段で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、当該通話サーバが、受信モードスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報に基づいて当該携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することにより、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとするとともに、受信モードスケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行い、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、利用性の良好な携帯移動電話システムを提供することを目的としている。
【0025】
請求項9記載の発明は、各種受信モードを有する携帯移動電話装置及び日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバと通信して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、当該スケジュール管理サーバのスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報を取得して、当該スケジュール情報に基づいて携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することにより、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとするとともに、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行い、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止するとともに、利用性の良好な携帯移動電話システムを提供することを目的としている。
【0026】
請求項10記載の発明は、携帯移動電話装置が、操作手段でのモード解除操作に応じて、受信モード管理機能により設定された受信モードを解除し、または、通話サーバに送信して当該通話サーバでの呼び出しモードを解除することにより、携帯移動電話装置のユーザが任意に受信モードを変更できるようにし、利用性がより一層良好な携帯移動電話装置または携帯移動電話システムを提供することを目的としている。
【0027】
請求項11記載の発明は、携帯移動電話装置が、受信モード管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理以外の異種受信モード管理機能を有し、当該受信管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理と当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理とを、併用して処理するとともに、操作手段での選択に応じて、当該受信管理機能による受信モード管理処理、通話サーバによる呼び出しモード変更処理及び当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理のいずれかを優先して処理することにより、携帯移動電話装置が通常備えている受信モード変更機能をも利用できるようにし、より一層利用性の良好な携帯移動電話装置または携帯移動電話システムを提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の携帯移動電話装置は、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報を管理するカレンダ機能と、前記受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、前記カレンダ機能に基づいて、前記受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から当該操作手段で指定された時間長の間だけ当該操作手段で指定された受信モードに移行させることにより、上記目的を達成している。
【0029】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から当該操作手段で指定された時間長の間だけ当該操作手段で指定された受信モードに移行させるので、指定された時間長の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことができるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性を向上させることができる。
【0030】
請求項2記載の発明の携帯移動電話装置は、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記カレンダ機能を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、前記受信モード管理機能が、前記カレンダ機能に基づいて、前記受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させることにより、上記目的を達成している。
【0031】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でカレンダ機能を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させるので、予め指定された指定時間の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことでできるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性を向上させることができる。
【0032】
請求項3記載の発明の携帯移動電話装置は、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と前記受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、前記受信モードスケジュール管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることにより、上記目的を達成している。
【0033】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モードスケジュール管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させるので、スケジュール情報に基づいて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0034】
請求項4記載の発明の携帯移動電話装置は、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能と、前記受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記スケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、前記受信モード管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることにより、上記目的を達成している。
【0035】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させるので、スケジュール機能と連動させて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0036】
上記請求項3及び請求項4の場合、例えば、請求項5に記載するように、前記携帯移動電話装置は、前記スケジュール管理機能に設定される所定種類のスケジュールと当該スケジュールに対応する受信モードが予め登録されており、前記操作手段で当該スケジュールが選択されると、当該スケジュールに対応して予め登録されている当該受信モードが前記スケジュール情報として登録されるものであってもよい。
【0037】
上記構成によれば、携帯移動電話装置に、スケジュール管理機能に設定される所定種類のスケジュールと当該スケジュールに対応する受信モードが予め登録し、操作手段で当該スケジュールが選択されると、当該スケジュールに対応して予め登録されている当該受信モードをスケジュール情報として登録するので、スケジュールと対応した受信モードの設定をより一層簡単に行えるようにすることができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0038】
また、請求項4の場合、例えば、請求項6に記載するように、前記携帯移動電話装置は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて前記携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と通信し、当該情報機器に搭載されている当該スケジュール管理機能のスケジュール情報を、前記受信モードスケジュール管理機能または前記スケジュール管理機能のスケジュール情報として取り込むものであってもよい。
【0039】
上記構成によれば、携帯移動電話装置が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と通信し、当該情報機器に搭載されている当該スケジュール管理機能のスケジュール情報を、受信モードスケジュール管理機能またはスケジュール管理機能のスケジュール情報として取り込むので、情報機器と連携してスケジュール情報の設定を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0040】
さらに、請求項4から請求項6の場合、例えば、請求項7に記載するように、前記携帯移動電話装置及び/または前記情報機器は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバに接続して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集可能であり、当該スケジュール管理サーバは、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を前記携帯移動電話装置に送信し、当該携帯移動電話装置は、前記受信モード管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール管理サーバから取得した当該スケジュール情報に基づいて変更するものであってもよい。
【0041】
上記構成によれば、携帯移動電話装置及び/または情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバに接続して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、当該スケジュール管理サーバが、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を携帯移動電話装置に送信し、当該携帯移動電話装置の受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール管理サーバから取得した当該スケジュール情報に基づいて変更するので、スケジュールをスケジュール管理サーバで一括して管理して、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができるとともに、スケジュールの管理を効率的に行いつつ、受信モードを管理することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0042】
請求項8記載の発明の携帯移動電話システムは、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置と、当該携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバと、を備えた携帯移動電話システムにおいて、前記通話サーバは、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と前記携帯移動電話装置の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う操作手段を備え、前記通話サーバの前記受信モードスケジュール管理機能に接続して、当該操作手段で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、当該通話サーバは、前記受信モードスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報に基づいて当該携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することにより、上記目的を達成している。
【0043】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と携帯移動電話装置の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、携帯移動電話装置が、通話サーバの受信モードスケジュール管理機能に接続して、操作手段で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、当該通話サーバが、受信モードスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報に基づいて当該携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御するので、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとすることができるとともに、受信モードスケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システムの利用性を向上させることができる。
【0044】
請求項9記載の発明の携帯移動電話システムは、携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置と、当該携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバと、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバと、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて前記携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と、を備えた携帯移動電話システムであって、前記携帯移動電話装置及び前記情報機器が、前記スケジュール管理サーバと通信して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集可能であり、前記通話サーバは、当該スケジュール管理サーバのスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報を取得して、当該スケジュール情報に基づいて前記携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することにより、上記目的を達成している。
【0045】
上記構成によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置及び日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバと通信して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、当該スケジュール管理サーバのスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報を取得して、当該スケジュール情報に基づいて携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御するので、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとすることができるとともに、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システムの利用性を向上させることができる。
【0046】
上記各場合において、例えば、請求項10に記載するように、前記携帯移動電話装置は、操作手段でのモード解除操作に応じて、前記受信モード管理機能により設定された受信モードを解除し、または、前記通話サーバに送信して当該通話サーバでの呼び出しモードを解除するものであってもよい。
【0047】
上記構成によれば、携帯移動電話装置が、操作手段でのモード解除操作に応じて、受信モード管理機能により設定された受信モードを解除し、または、通話サーバに送信して当該通話サーバでの呼び出しモードを解除するので、携帯移動電話装置のユーザが任意に受信モードを変更することができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0048】
また、例えば、請求項11に記載するように、前記携帯移動電話装置は、前記受信モード管理機能による受信モード管理処理及び前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理以外の異種受信モード管理機能を有し、当該受信管理機能による受信モード管理処理及び前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理と当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理とを、併用して処理するとともに、操作手段での選択に応じて、当該受信管理機能による受信モード管理処理、前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理及び当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理のいずれかを優先して処理するものであってもよい。
【0049】
上記構成によれば、携帯移動電話装置が、受信モード管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理以外の異種受信モード管理機能を有し、当該受信管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理と当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理とを、併用して処理するとともに、操作手段での選択に応じて、当該受信管理機能による受信モード管理処理、通話サーバによる呼び出しモード変更処理及び当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理のいずれかを優先して処理するので、携帯移動電話装置が通常備えている受信モード変更機能をも利用することができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0051】
図1及び図2は、本発明の携帯移動電話装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の携帯移動電話装置の第1の実施の形態を適用した携帯移動電話装置1の外観正面図である。
【0052】
図1において、携帯移動電話装置1は、本体ケース2に、表示部3、アンテナ4、操作部5、スピーカ6、マイク7及び図示しないリンガー等が設けられており、本体ケース2の内部に、図示しないが、無線部、電話部、表示回路部、時計カレンダ部、スケジュール管理機能部、受信モードスケジュール管理機能部、受信モード管理機能部及び制御部等を備えている。携帯移動電話装置1は、例えば、携帯電話装置やPHS等である。
【0053】
表示部3は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等で形成されており、操作部5で入力操作された操作内容や携帯移動電話装置1から携帯移動電話装置1の利用者に通知する各種情報、特に、後述する受信モード管理・制御処理における各種情報、例えば、カレンダ表示、スケジュール表示及び受信モード情報等を表示出力する。
【0054】
アンテナ4は、所定の周波数帯の制御信号及び音声信号を含む送信信号及び受信信号を送・受信する。
【0055】
操作部(操作手段)5は、例えば、電話番号等を入力するテンキー、オンフックやオフフックを行う通話キー及び受信モード管理・制御処理でスケジュール設定や当該スケジュールでの受信モードの設定等の各種操作に使用する操作キー等の各種キーが設けられている。
【0056】
スピーカ6は、相手先からの通話音声を拡声出力し、マイク7は、携帯移動電話装置1の利用者の通話音声を電気信号に変換して、スピーカ6とマイク7は、通話を行うのに利用される。リンガーは、呼出音(ベル音)を拡声出力する。
【0057】
また、マイク7は、通常、ユーザが通話する際にのみオン(ON)となり、それ以外の場合にはオフ(OFF)となっている。
【0058】
無線部は、PLLシンセサイザー、送・受信回路及びモデム等を備え、携帯移動電話装置1で使用する周波数帯の電波の送受信を行う。すなわち、PLLシンセサイザーは、制御部により設定される周波数により局部発振して、送・受信回路での周波数変換のための局部発振信号を送・受信回路に出力する。送・受信回路は、アンテナ4で受信した受信信号を、PLLシンセサイザーから入力される局部発振信号と混合することにより周波数変換して、モデムに出力し、また、モデムから入力される変調波を周波数変換して、アンテナ4から送信する。モデムは、送・受信信号の変復調処理を行う。
【0059】
電話部は、例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)、スピーチコーディック及びPCM(Pulse Code Modulation)等を備え、音声通話を可能としている。すなわち、TDMAは、無線部回路のモデムから送られてくるデータ(フレーム)から所定タイミングでスロットを取り出して、盗聴防止用のスクランブル等を解除した後、このスロットのフォーマットから構成データを取り出し、この取り出した構成データのうち、制御データを制御部に送り、音声データをスピーチコーディックに転送する。また、TDMAは、スピーチコーディックから転送されてくる音声データに制御データを付加してスロットを作成し、スクランブル等をかけた後、所定タイミングでスロットをフレームに挿入して、モデムに出力する。スピーチコーディックは、ディジタル音声データの圧縮及び伸長処理を行うものであり、具体的には、適応予測と適応量子化を用いるADPCM方式によりディジタル音声データの符号化処理及び復号化処理を行う。また、スピーチコーディックは、その送信側で、PCMから入力されるPCM音声信号をADPCM音声データに符号化することにより圧縮し、TDMAに出力する。PCMは、スピーチコーディックから送られてくるPCM音声信号をアナログ音声信号に変換して、アンプを介してスピーカから拡声出力させ、また、マイクから入力されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換し、PCM音声信号としてスピーチコーディックに出力する。
【0060】
表示回路部は、制御部から送られてくる表示データに基づいて表示部3を駆動して、表示部3に表示データ、特に、受信モード管理・制御処理で使用するスケジュールデータの表示等を行う。
【0061】
時計カレンダ部(カレンダ機能部)は、発振器及び分周回路等を備え、日時の計時処理やカレンダー処理を行う。
【0062】
スケジュール管理機能部は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を、時計カレンダ部の処理結果に基づいて管理するスケジュール管理機能を実現する。
【0063】
受信モードスケジュール管理機能部は、各種スケジュール管理画面を表示部3に表示出力させ、操作部5で入力される各種スケジュールを、時計カレンダ部の処理結果に基づいて、各種設定されるスケジュールの管理を行うとともに、当該スケジュール情報に基づいて、携帯移動電話装置1の受信モードを管理・制御する。
【0064】
受信モード管理機能部は、スケジュール管理機能部の管理するスケジュールに基づいて、当該スケジュールにおいて、操作部5で設定された携帯移動電話装置1の受信モード(例えば、通話モード、非通話モード、マナーモード、留守録モード等)を管理する。
【0065】
制御部は、内部ROM内に、携帯移動電話装置1の基本プログラム及び後述する受信モード管理・制御処理等の各種プログラム及びこれら各プログラムを実行するのに必要なシステムデータ等を格納されており、このROM内のプログラムに基づいて、携帯移動電話装置1の各部を制御して、携帯移動電話装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する受信モード管理・制御処理を実行し、特に、受信モード管理・制御処理で、受信モード管理機能部や受信モードスケジュール管理機能部を制御して、携帯移動電話装置1の受信モードを管理する。
【0066】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態の携帯移動電話装置1はまず、指定時間長の間だけユーザの設定した受信モードに設定・管理する指定時間長受信モード設定機能を有しており、ユーザの設定操作によって動作する。
【0067】
すなわち、携帯移動電話装置1は、時計カレンダ機能部が内蔵されており、待ち受け状態で、画面に日付と時刻等を表示する。携帯移動電話装置1は、この時刻情報を利用して、指定時間長の間、指定のモードに受信状態を変更する。
【0068】
例えば、携帯移動電話装置1は、指定時間長の間として、今から「2時間」の間、「電源OFFモード(受信を受け付けない)」とする等の設定操作が操作部5で行われると、受信モード管理部が、設定操作された時刻から2時間の間、電源OFFモード(受信を受け付けない)に変更し、2時間後に通常モード(受信を受け付ける)に自動的に復帰させる。
【0069】
例えば、映画やコンサートを鑑賞する場合等において、開始前に適した時間長を設定すると、鑑賞中に呼出し音が鳴って周囲に迷惑をかけることを防止することができ、また、映画やコンサート終了後に、受信モードを手動で電源OFFモードから通常モードに復帰させる手間が要らない。
【0070】
そして、携帯移動電話装置1は、この設定を、一度実行すると消去し、この指定時間長受信モード設定機能を、ユーザの手動操作によりいつでも解除・再設定することができる。
【0071】
また、携帯移動電話装置1は、指定時間長受信モード設定機能では、、指定時間長を、設定時に適宜指定することができる。例えば、携帯移動電話装置1は、表示部3の画面上で、該当箇所を指定して、上下ボタンを押すことで、時間の長さを、例えば、以下に示すように、変更することができる。
【0072】
「30分」←→「1時間」←→「2時間」←→「4時間」←→「8時間」・・・
さらに、携帯移動電話装置1は、この変更する時間の長さとして、ユーザの使用頻度の高い時間長を複数デフォルトで設定できるようにすると、例えば、授業時間の長さ、映画の上映時間の長さ、就寝時間の長さ等に対応した使用頻度の高い時間長を用意することで、指定時間長を簡単かつ容易に選択することができる。
【0073】
また、携帯移動電話装置1は、指定時間長受信モード設定機能において、指定モードを、上記「電源OFFモード」だけでなく、設定時に適宜指定することができる。例えば、表示部3の画面上で、該当箇所を指定して、上下ボタンを押すことで、受信モードを、例えば、以下に示すようにモードを選択できる。
【0074】
「電源OFFモード」←→「マナーモード」←→「留守番モード」・・・
なお、「マナーモード」とは、呼出し音を鳴らさず、振動等で着信を知らせるモードであり、「留守番モード」とは、着信しても呼出しをせず、携帯移動電話装置1の本体または携帯電話会社のメッセージ録音サービスへと誘導するモードである。また、指定時間長受信モード設定機能で設定することのできる受信モードとしては、上記のものに限るものではなく、例えば、「呼出し音を変えるモード」、「他の電話に転送するモード」等のように、携帯移動電話装置1に装備されたさまざまなモードを利用することができ、使用者の使用頻度に応じて、良く使用するモードをデフォルトで設定することができる。
【0075】
また、携帯移動電話装置1は、指定時刻受信モード変更機能を備えており、指定時刻に受信モードを指定のモードに変更する。
【0076】
携帯移動電話装置1は、時計カレンダ機能部の時間情報を利用して、受信モード管理機能部が、予め指定された時刻である指定時刻になると、予め指定されている受信モードにモード変更する。
【0077】
例えば、携帯移動電話装置1は、「9時から17時」の間「電源OFFモード」が設定指定されていると、指定された時刻9時に、自動的に電源OFFモードに入り、17時に通常モードに自動的に復帰する。例えば、試験を受ける場合等において、朝に時間帯を設定しておくと、受験中に呼出し音が鳴って周囲に迷惑をかけることを防止することができ、また、試験終了後に、受信モードを手動で電源OFFモードから解除する手間が要らない。
【0078】
そして、携帯移動電話装置1は、この設定を、一度実行すると消去し、この指定時刻受信モード変更機能を、ユーザの手動操作によりいつでも解除・再設定することができる。
【0079】
また、携帯移動電話装置1は、この指定時刻受信モード変更機能において、時刻の設定及び指定モードを、指定時間長受信モード設定機能の場合と同様に、適宜、ユーザが選択指定することができる。
【0080】
さらに、携帯移動電話装置1は、内部に、受信モードスケジュール管理機能を実現する受信モードスケジュール管理機能部を実装しており、受信モードスケジュール管理機能とは、スケジュール情報で指定された日時に、指定された受信モードへと携帯移動電話装置1の状態を設定するものである。この受信モードスケジュール管理機能でのスケジュールの入力の方法は、携帯移動電話装置1に装備されている入力方法、例えば、ボタン操作、音声入力、表示部3のタッチパネル入力等の任意の方法を用いることができる。
【0081】
携帯移動電話装置1では、この受信モードスケジュール管理機能を利用して、例えば、図2に示すように、設定日時と受信モードを設定入力するとともに、コメントを( )内に入力する。この受信モードスケジュール管理機能では、図2に示すように、毎週や毎月と設定されている項目については、設定に従って、繰り返し有効となり、特定の日付が設定されている項目については、一度実行すと、消去する。
【0082】
なお、図2では、設定モードとして、「マナーモード」と「留守番モード」が示されているが、設定モードとしては、これらのモードに限るものではなく、携帯移動電話装置1の備えている各種受信モードを設定することができる。
【0083】
また、受信モードスケジュール管理機能でのモード設定は、ユーザが手動操作により、いつでも解除・再設定することができる。
【0084】
そして、携帯移動電話装置1は、予定が決まった時点で、受信モードスケジュール機能を使用して、スケジュールが設定入力されると、受信モードスケジュール管理機能部が、当該スケジュール情報に基づいて、受信モードを管理・制御する。したがって、1日毎にその日の設定を行う必要が無く、特に、毎日、毎週、毎月等の定期的に行われるスケジュールについては、初めの一度の入力で済むため、利便性が高い。
【0085】
このように、本実施の形態の携帯移動電話装置1は、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作部5と、を備え、操作部5で受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から操作部5で指定された時間長の間だけ操作部5で指定された受信モードに移行させている。
【0086】
したがって、指定された時間長の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置1の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置1の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置1のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことができるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性を向上させることができる。
【0087】
また、本実施の形態の携帯移動電話装置1は、操作部5で時計カレンダ機能部を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、受信モード管理機能部が、時計カレンダ機能部の処理結果に基づいて、受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させている。
【0088】
したがって、予め指定された指定時間の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置1の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置1の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置1のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことでできるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性を向上させることができる。
【0089】
さらに、本実施の形態の携帯移動電話装置1は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能部を備え、操作部5で受信モードスケジュール管理機能部を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モードスケジュール管理機能部が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させている。
【0090】
したがって、スケジュール情報に基づいて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0091】
また、本実施の形態の携帯電話装置1は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能部と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、を備え、操作部5でスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させる。
【0092】
したがって、スケジュール機能と連動させて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0093】
図3は、本発明の携帯移動電話装置の第2の実施の形態を適用した携帯移動電話システム10のシステム構成図である。
【0094】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態の携帯移動電話装置1と同様の携帯移動電話装置を用いた携帯移動電話システムに適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の携帯移動電話装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0095】
図3において、携帯移動電話システム10は、携帯移動電話装置1がアンテナ11を介して通話サーバ12や電話回線・インターネット13に接続されており、携帯移動電話装置1は、アンテナ11及び電話回線・インターネット13を介して通話サーバ12と通信する。
【0096】
本実施の形態の携帯移動電話装置1は、上記第1の実施の形態の場合と同様の機能を有しているが、受信モードスケジュール管理機能部を備えていない。
【0097】
通話サーバ12は、携帯移動電話装置1への呼出し電波の発信を管理するサーバであり、上記第1の実施の形態と同様の受信モードスケジュール管理機能を備えている。
【0098】
本実施の形態の携帯移動電話システム10は、通話サーバ12が受信モードスケジュール管理機能を備えているため、受信モードスケジュールを設定するには、携帯移動電話装置1から通話サーバ12にアクセスして、通話サーバ12上の受信モードスケジュール管理機能を呼出し、任意の方法(iモードプログラム等)で受信モードスケジュールを入力する。この受信モードスケジュールは、上記第1の実施の形態の受信モードスケジュールと同様であり、設定日時、受信モード、コメントを設定する。例えば、携帯移動電話装置1のユーザは、予定が決まった時点で、通話サーバ12の受信モードスケジュール機能を呼び出して、毎日、毎週、毎月等の定期的に行われるスケジュールや1日毎のスケジュールを受信モードとともに設定入力する。
【0099】
通話サーバ12は受信モードスケジュールが設定されると、当該受信モードスケジュールの設定に従って、携帯移動電話装置1への呼び出しをコントロールする。
【0100】
このように、本実施の形態の携帯移動電話システム10は、携帯移動電話装置1への呼出し電波の発信を管理する通話サーバ12が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と携帯移動電話装置1の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、携帯移動電話装置1が、通話サーバ12の受信モードスケジュール管理機能を呼び出して、操作部5で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、通話サーバ12が、受信モードスケジュール管理機能に設定された携帯移動電話装置1のスケジュール情報に基づいて携帯移動電話装置1への呼び出しモードを制御している。
【0101】
したがって、携帯移動電話装置1にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置1を安価なものとすることができるとともに、受信モードスケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置1を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システム10の利用性を向上させることができる。
【0102】
また、本実施の形態の場合、携帯移動電話装置1に一般的なスケジュール管理機能を持たせ、通話サーバ12に受信モードコントロール機能を持たせて、携帯移動電話装置1のスケジュール管理機能と通話サーバ12の受信モードコントロール機能とを連動させて、携帯移動電話装置1のスケジュールに応じて携帯移動電話装置1の受信モードを通話サーバ12で制御するようにしてもよい。
【0103】
すなわち、携帯移動電話装置1は、さまざまな予定の入力を可能とし、当該入力された予定を表示部3の画面上に一覧形式で見やすく表示し、個人の予定を管理する一般的なスケジュール管理機能を備えており、この一般的なスケジュール管理機能は、入力された個々の予定の設定に従ってアラームを鳴らしたり、会議の場所、時刻、参加者の情報等を表示したりする。すなわち、この一般的なスケジュール管理機能は、PC(パーソナルコンピュータ)やPDA(携帯型個人情報管理機器)等に搭載されているスケジュール管理機能と同様のものである。
【0104】
そして、ユーザは、携帯移動電話装置1のスケジュール管理機能を利用して、例えば、図4に示すように、「会議」、「講演会参加」、「映画鑑賞」、「昼食」等の予定を入力し、また、それぞれの予定に対して、当該予定の時間帯に携帯移動電話装置1の受信モードをどのようにするかを、例えば、留守番モード、マナーモード等の携帯移動電話装置1の備えている各種受信モードを設定する。なお、図4では、スケジュール管理機能において、設定日時、予定名、受信モードが設定されている。また、スケジュール管理機能では、図4に示すような画面だけでなく、他にも詳細な情報が別画面で入力・参照できるようになっており、 例えば、「アラームを鳴らすかどうか」、「アラームを鳴らす場合、音の選択」、「定期的な予定かどうか」、「参加者は誰か」、「実施場所はどこか」等を設定することができ、これらの設定内容を参照することができる。さらに、スケジュール管理機能では、グラフィカルな表示(バーチャート形式等)によってより一覧性高く表示してもよく、また、受信モードを色分けで表示したり、受信モードを示すアイコンを用いて表示してもよい。
【0105】
そして、携帯移動電話装置1は、スケジュール管理機能でスケジュールが設定入力されると、少なくとも日時と受信モードの情報のスケジュール情報を通話サーバ12に送信する。
【0106】
通話サーバ12は、スケジュール情報が送信されてくると、当該スケジュール情報に基づいて、当該スケジュール情報の携帯移動電話装置1の受信モードをコントロール、すなわち、携帯移動電話装置1のスケジュール管理機能のスケジュール情報に連動して、当該携帯移動電話装置1の受信モードをコントロールする。
【0107】
このようにすると、携帯移動電話装置1にスケジュール管理機能のみを設け、受信モード管理機能を設ける必要がなく、携帯移動電話装置1を安価なものとすることができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システム10及び携帯移動電話装置1の利用性を向上させることができる。
【0108】
また、上記スケジュールの入力においては、スケジュールを一件一件入力する際に、それぞれのスケジュールに受信モードを設定するのではなく、予め使用頻度の高い予定と受信モードを対として用意しておき、予定を選択すると、受信モードが自動的に設定されるようにしてもよい。
【0109】
例えば、「映画鑑賞」というスケジュールを入力する際、「映画鑑賞→留守番モード」という関係が予め関係づけて用意することで、「映画鑑賞」を入力すると、自動的に受信モードが「留守番モード」に設定されるようにしてもよい。
【0110】
このようにすると、入力の手間を削減して、携帯移動電話装置1の利用性を向上させることができるとともに、受信モードの設定ミスを削減することができる。
【0111】
また、スケジュール機能と受信モード設定が連動していることにより、受信モードの設定が把握しやすく、入力が容易である。それぞれの機器・機能が分離しているよりも、二重入力が減り、利便性が高い。
【0112】
さらに、携帯移動電話装置1へのスケジュール情報の入力は、携帯移動電話装置1の操作で行うだけでなく、PCやPDA等に搭載されているスケジュール管理機能のスケジュール情報を取り込んでもよい。
【0113】
この場合、まず、PCやPDA等でスケジュール管理機能に携帯移動電話装置1の受信モードの設定入力機能を持たせ、スケジュール管理機能を使用してスケジュールの入力を行う際に、携帯移動電話装置1の受信モードの設定入力も行う。そして、PCやPDA等を携帯移動電話装置1に有線または電波や赤外線等による無線で接続し、PCやPDA等のスケジュール管理機能のスケジュール情報を携帯移動電話装置1に取り込む。
【0114】
この場合、例えば、図5に示すように、パーソナルコンピュータ20に搭載されているスケジュール管理機能のスケジュール情報を取り込む場合には、パーソナルコンピュータ20と携帯移動電話装置1を接続ケーブル21で接続し、パーソナルコンピュータ20のスケジュール情報を携帯移動電話装置1に取り込む。
携帯移動電話装置1は、この取り込んだスケジュール情報を自己の搭載するスケジュール管理機能で、上述のように利用し、また、通話サーバ12にスケジュール情報を送信して、通話サーバ12が携帯移動電話装置1の受信モードを制御したり、携帯移動電話装置1が独自に受信モードを管理・制御する。
【0115】
この場合、逆に、携帯移動電話装置1のスケジュール管理機能で設定されたスケジュール情報を、PCやPDA等へ送信したり、同期させたりして、携帯移動電話装置1とPCやPDA等とでスケジュール情報を共有することができるようにしてもよい。
【0116】
このようにすると、情報機器と連携してスケジュール情報の設定を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0117】
図6は、本発明の携帯移動電話装置の第3の実施の形態を適用した携帯移動電話システム30のシステム構成図である。
【0118】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態の携帯移動電話装置1と同様の携帯移動電話装置を用いた携帯移動電話システムに適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態の携帯移動電話装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0119】
図6において、携帯移動電話システム30は、携帯移動電話装置1が電話回線・インターネット31を介して、スケジュール情報管理サーバ(スケジュール管理サーバ)32、パーソナルコンピュータ33及びPDA34等に接続されており、スケジュール情報管理サーバ32は、日時、予定等の通常のスケジュール情報とともに携帯移動電話装置1の受信モードを当該予定に対応して設定登録できるスケジュール管理機能を搭載している。
【0120】
この携帯移動電話システム30では、携帯移動電話装置1、パーソナルコンピュータ33及びPDA34等から電話回線・インターネット31を介してスケジュール情報管理サーバ32のスケジュール管理機能を呼び出して、当該スケジュール管理機能の自己のスケジュール情報にスケジュールを設定登録することができ、また、設定登録されているスケジュール情報を取り込むことができる。
【0121】
携帯移動電話装置1は、iモード等を利用して、電話回線・インターネット31を介してスケジュール情報管理サーバ32のスケジュール管理機能を呼び出して、携帯移動電話装置1、パーソナルコンピュータ33及びPDA34等から設定登録した受信モードも登録されているスケジュール情報を取り込み、また、このスケジュール情報は、携帯移動電話装置1からスケジュール情報管理サーバ32を呼び出して取り込むだけでなく、パーソナルコンピュータ3やPDA34等から随時更新されるたびに、スケジュール情報管理サーバ32から携帯移動電話装置1を呼び出して、携帯移動電話装置1に自動的に送信される。
【0122】
携帯移動電話装置1は、受信モード管理機能部を備え、この取り込んだまたは送信されてきた受信モードも登録されているスケジュール情報に基づいて、受信モード管理機能部が、受信モードを管理・制御する。
【0123】
このように、本実施の形態の携帯移動電話システム30は、携帯移動電話装置1及び情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール情報管理サーバ32に接続して、スケジュール情報管理サーバ32の管理するスケジュール情報を参照・編集し、スケジュール情報管理サーバ32が、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を携帯移動電話装置1に送信し、携帯移動電話装置1の受信モード管理機能部が、受信モードをスケジュール情報管理サーバ32から取得したスケジュール情報に基づいて変更している。
【0124】
したがって、スケジュールをスケジュール情報管理サーバ32で一括して管理して、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置1を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができるとともに、スケジュールの管理を効率的に行いつつ、受信モードを管理することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0125】
なお、スケジュール情報管理サーバ32上のスケジュール情報に基づく携帯移動電話装置1の受信モードの管理・制御は、携帯移動電話装置1自身が行うものに限るものではなく、例えば、図7の携帯移動電話システム40に示すように、携帯移動電話装置1への呼出し電波の発信を管理する通話サーバ41が受信モードの管理・制御を行ってもよい。なお、図7では、上記図6と同様の構成部分には、同一の符号を付している。
【0126】
すなわち、通話サーバ41は、アンテナ42を介して携帯移動電話装置1への呼出し電波の発信を管理するとともに、電話回線・インターネット31に接続されており、スケジュール情報管理サーバ32のスケジュール管理機能のスケジュール情報を取り込み、あるいは、スケジュール情報管理サーバ32が、所定タイミング、例えば、スケジュール情報が更新される毎に、電話回線・インターネット31を介してスケジュール情報を通信サーバ41に送信する。
【0127】
通信サーバ41は、スケジュール情報管理サーバ32から取り込んだスケジュール情報、または、スケジュール情報管理サーバ32から送信されてくるスケジュール情報に基づいて、携帯移動電話装置1の受信モードを管理・制御する。
【0128】
このようにすると、携帯移動電話装置1にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置1をより一層安価なものとすることができるとともに、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置1を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システム40及び携帯移動電話装置1の利用性を向上させることができる。
【0129】
なお、上記各実施の形態において、スケジュール情報による携帯移動電話装置1の受信モードの管理は、ユーザによる携帯移動電話装置1の操作によりいつでも解除することができる。
【0130】
すなわち、携帯移動電話装置1の操作部5の該当ボタンを押すことによって、直ちに携帯移動電話装置1のモードが指定のモードへと変わる。
【0131】
また、通話サーバ12、41によって受信モードが管理されている場合には、通話サーバ12、41にモード変更の通知を行い、通話サーバ12、41は、当該モード変更情報に基づいて、呼出し状態を更新する。
【0132】
このようにすると、予め設定されたスケジュールとは異なった状況となった場合にも即座に対応することができる。
【0133】
また、上記各実施の形態で説明した受信モードの管理・制御処理は、携帯移動電話装置1の備えている他の任意方法の受信モード管理機能と併用することができる。
【0134】
例えば、携帯移動電話装置1が、特定の場所や状況において、電波や音や振動等によって携帯移動電話装置1の使用を控えるよう指示する信号を受信すると、当該信号に従って携帯移動電話装置1の受信モードを変更する機能を備えている場合に、携帯移動電話装置1は、当該信号を受信すると、上記受信モード管理・制御処理に優先して、当該信号に従って携帯移動電話装置1の受信モードを変更したり、または、上記受信モード管理・制御処理と当該信号等に基づく他の受信モード管理機能処理のいずれを優先するかを適宜設定可能として、当該設定に応じて受信モードを変更する。
【0135】
また、携帯移動電話装置1が、その本体になんらかの状態検出機能を備えていて、例えば、電車に乗車中、車に乗車中、映画館にいる等を判定して、当該判定した状態に応じて受信モードを管理する機能を備えている場合に、携帯移動電話装置1は、当該受信モード管理機能を、上記受信モード管理・制御処理に優先して、受信モードを変更したり、または、上記受信モード管理・制御処理と当該状態検出に基づく他の受信モード管理機能処理のいずれを優先するかを適宜設定可能として、当該設定に応じて受信モードを変更する。
【0136】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0137】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の携帯移動電話装置によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から当該操作手段で指定された時間長の間だけ当該操作手段で指定された受信モードに移行させるので、指定された時間長の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことができるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性を向上させることができる。
【0138】
請求項2記載の発明の携帯移動電話装置によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でカレンダ機能を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、カレンダ機能に基づいて、受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させるので、予め指定された指定時間の間だけ指定された受信モードに簡単に移行して、その後、通常モードに復帰させることができ、例えば、携帯移動電話装置の使用を控えるべき状況での携帯移動電話装置の使用を、妨害電波発信機器など外部の設備を設置することなく、携帯移動電話装置のユーザの操作で簡単にモード切換を行うことでできるようにして、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性を向上させることができる。
【0139】
請求項3記載の発明の携帯移動電話装置によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段で受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モードスケジュール管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させるので、スケジュール情報に基づいて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0140】
請求項4記載の発明の携帯移動電話装置によれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置に、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を設け、操作手段でスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させるので、スケジュール機能と連動させて受信モードを管理・制御することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0141】
請求項5記載の発明の携帯移動電話装置によれば、携帯移動電話装置に、スケジュール管理機能に設定される所定種類のスケジュールと当該スケジュールに対応する受信モードが予め登録し、操作手段で当該スケジュールが選択されると、当該スケジュールに対応して予め登録されている当該受信モードをスケジュール情報として登録するので、スケジュールと対応した受信モードの設定をより一層簡単に行えるようにすることができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0142】
請求項6記載の発明の携帯移動電話装置によれば、携帯移動電話装置が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と通信し、当該情報機器に搭載されている当該スケジュール管理機能のスケジュール情報を、受信モードスケジュール管理機能またはスケジュール管理機能のスケジュール情報として取り込むので、情報機器と連携してスケジュール情報の設定を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0143】
請求項7記載の発明の携帯移動電話装置によれば、携帯移動電話装置及び/または情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバに接続して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、当該スケジュール管理サーバが、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を携帯移動電話装置に送信し、当該携帯移動電話装置の受信モード管理機能が、受信モードを当該スケジュール管理サーバから取得した当該スケジュール情報に基づいて変更するので、スケジュールをスケジュール管理サーバで一括して管理して、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができるとともに、スケジュールの管理を効率的に行いつつ、受信モードを管理することができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0144】
請求項8記載の発明の携帯移動電話システムによれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と携帯移動電話装置の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、携帯移動電話装置が、通話サーバの受信モードスケジュール管理機能に接続して、操作手段で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、当該通話サーバが、受信モードスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報に基づいて当該携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御するので、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとすることができるとともに、受信モードスケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システムの利用性を向上させることができる。
【0145】
請求項9記載の発明の携帯移動電話システムによれば、各種受信モードを有する携帯移動電話装置及び日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器が、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバと通信して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集し、携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバが、当該スケジュール管理サーバのスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報を取得して、当該スケジュール情報に基づいて携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御するので、携帯移動電話装置にスケジュール管理機能や受信モード管理機能を設けることなく、携帯移動電話装置を安価なものとすることができるとともに、スケジュール管理機能の機能変更が行われる場合にも携帯移動電話装置を交換することなく簡単かつ安価に機能変更を行うことができ、安価にかつ適切に周囲の人にかける迷惑を防止することができるとともに、携帯移動電話システムの利用性を向上させることができる。
【0146】
請求項10記載の発明の携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムによれば、携帯移動電話装置が、操作手段でのモード解除操作に応じて、受信モード管理機能により設定された受信モードを解除し、または、通話サーバに送信して当該通話サーバでの呼び出しモードを解除するので、携帯移動電話装置のユーザが任意に受信モードを変更することができ、利用性をより一層向上させることができる。
【0147】
請求項11記載の発明の携帯移動電話装置及び携帯移動電話システムによれば携帯移動電話装置が、受信モード管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理以外の異種受信モード管理機能を有し、当該受信管理機能による受信モード管理処理及び通話サーバによる呼び出しモード変更処理と当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理とを、併用して処理するとともに、操作手段での選択に応じて、当該受信管理機能による受信モード管理処理、通話サーバによる呼び出しモード変更処理及び当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理のいずれかを優先して処理するので、携帯移動電話装置が通常備えている受信モード変更機能をも利用することができ、利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯移動電話装置の第1の実施の形態を適用した携帯移動電話装置の正面図。
【図2】図1の形態移動電話装置で設定されるスケジュールの一例を示す図。
【図3】本発明の携帯移動電話装置の第2の実施の形態を適用した携帯移動電話システムのシステム構成図。
【図4】図3の形態移動電話システムで設定されるスケジュールの一例を示す図。
【図5】図3の形態移動電話装置にスケジュール情報をパーソナルコンピュータから取り込む場合の接続例を示す図。
【図6】本発明の携帯移動電話装置の第3の実施の形態を適用した携帯移動電話システムのシステム構成図。
【図7】図6の携帯移動電話システムで通話サーバがスケジュール情報管理サーバからスケジュール情報を取得して携帯移動電話装置の受信モードを管理・制御する場合のシステム構成図。
【符号の説明】
1 携帯移動電話装置
2 本体ケース
3 表示部
4 アンテナ
5 操作部
6 スピーカ
7 マイク
10 携帯移動電話システム
11 アンテナ
12 通話サーバ
13 電話回線・インターネット
20 パーソナルコンピュータ
21 接続ケーブル
30 携帯移動電話システム
31 電話回線・インターネット
32 スケジュール情報管理サーバ
33 パーソナルコンピュータ
34 PDA
40 携帯移動電話システム
41 通話サーバ
42 アンテナ

Claims (11)

  1. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報を管理するカレンダ機能と、前記受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記受信モード管理機能が有効にセットされると、当該受信モード管理機能が、前記カレンダ機能に基づいて、前記受信モードを当該受信モード管理機能が有効にセットされた時点から当該操作手段で指定された時間長の間だけ当該操作手段で指定された受信モードに移行させることを特徴とする携帯移動電話装置。
  2. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報を管理するカレンダ機能と、受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記カレンダ機能を利用して開始時刻と終了時刻を指定した指定時間と当該指定時間の間の受信モードが設定されると、前記受信モード管理機能が、前記カレンダ機能に基づいて、前記受信モードを当該指定時間の間だけ当該指定された受信モードに移行させることを特徴とする携帯移動電話装置。
  3. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と前記受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、前記受信モードスケジュール管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることを特徴とする携帯移動電話装置。
  4. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置において、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理機能と、前記受信モードを管理する受信モード管理機能と、各種操作を行う操作手段と、を備え、前記操作手段で前記スケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードが設定されると、前記受信モード管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール情報に基づいて変更させることを特徴とする携帯移動電話装置。
  5. 前記携帯移動電話装置は、前記スケジュール管理機能に設定される所定種類のスケジュールと当該スケジュールに対応する受信モードが予め登録されており、前記操作手段で当該スケジュールが選択されると、当該スケジュールに対応して予め登録されている当該受信モードが前記スケジュール情報として登録されることを特徴とする請求項3または請求項4記載の携帯移動電話装置。
  6. 前記携帯移動電話装置は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて前記携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と通信し、当該情報機器に搭載されている当該スケジュール管理機能のスケジュール情報を、前記受信モードスケジュール管理機能または前記スケジュール管理機能のスケジュール情報として取り込むことを特徴とする請求項4記載の携帯移動電話装置。
  7. 前記携帯移動電話装置及び/または前記情報機器は、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバに接続して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集可能であり、当該スケジュール管理サーバは、当該スケジュール情報が変更される毎に当該変更後のスケジュール情報を前記携帯移動電話装置に送信し、当該携帯移動電話装置は、前記受信モード管理機能が、前記受信モードを当該スケジュール管理サーバから取得した当該スケジュール情報に基づいて変更することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の携帯移動電話装置。
  8. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置と、当該携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバと、を備えた携帯移動電話システムにおいて、前記通話サーバは、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュール情報と前記携帯移動電話装置の受信モードを管理する受信モードスケジュール管理機能を備え、前記携帯移動電話装置は、各種操作を行う操作手段を備え、前記通話サーバの前記受信モードスケジュール管理機能に接続して、当該操作手段で当該受信モードスケジュール管理機能を利用してスケジュール情報と当該スケジュール情報に対応させて受信モードを設定し、当該通話サーバは、前記受信モードスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報に基づいて当該携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することを特徴とする携帯移動電話システム。
  9. 携帯されて移動し、通話可能モード、マナーモード、電源オフモード等の各種受信モードを有して、通話可能モードで通話が可能な携帯移動電話装置と、当該携帯移動電話装置への呼出し電波の発信を管理する通話サーバと、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するスケジュール管理サーバと、日時情報と関連付けて各種スケジュール情報を管理するとともに当該スケジュールに関連付けて前記携帯移動電話装置の受信モードをスケジュール情報として登録可能なスケジュール管理機能を搭載するパーソナルコンピュータ、携帯型個人情報管理機器等の情報機器と、を備えた携帯移動電話システムであって、前記携帯移動電話装置及び前記情報機器が、前記スケジュール管理サーバと通信して、当該スケジュール管理サーバの管理するスケジュール情報を参照・編集可能であり、前記通話サーバは、当該スケジュール管理サーバのスケジュール管理機能に設定された当該携帯移動電話装置のスケジュール情報を取得して、当該スケジュール情報に基づいて前記携帯移動電話装置への呼び出しモードを制御することを特徴とする携帯移動電話システム。
  10. 前記携帯移動電話装置は、操作手段でのモード解除操作に応じて、前記受信モード管理機能により設定された受信モードを解除し、または、前記通話サーバに送信して当該通話サーバでの呼び出しモードを解除することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の携帯移動電話装置または携帯移動電話システム。
  11. 前記携帯移動電話装置は、前記受信モード管理機能による受信モード管理処理及び前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理以外の異種受信モード管理機能を有し、当該受信管理機能による受信モード管理処理及び前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理と当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理とを、併用して処理するとともに、操作手段での選択に応じて、当該受信管理機能による受信モード管理処理、前記通話サーバによる呼び出しモード変更処理及び当該異種受信モード管理機能による受信モード管理処理のいずれかを優先して処理することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の携帯移動電話装置または携帯移動電話システム。
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