JP2004164080A - クリーンルームにおける火災感知器の取付機構、取付方法及び取付用アダプター - Google Patents
クリーンルームにおける火災感知器の取付機構、取付方法及び取付用アダプター Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】そこで本発明では、後部側周壁に配線用開口部2を有する筒状の火災感知器1の後部側から外側に筒状キャップ5を嵌合して、上記配線用開口部を覆い、この状態でクリーンルームのシステム天井フレームに取り付けることとしたクリーンルームにおける火災感知器の取付方法を提案する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーンルームにおける火災感知器の取付機構、特に、通常は天井埋込式に取り付けている小型の火災感知器を、システム天井のフレームに露出取付けするための取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動火災報知設備の火災感知器をクリーンルーム内のシステム天井に取り付ける方法としては、従来、次のような方法がある。
【0003】
(1).大きさが99φの一般型火災感知器を、そのままシステム天井フレームに取り付ける方法。この方法では、図5に示すように火災感知器がシステム天井フレームからはみ出した状態となる。図中、符号aは火災感知器、bはシステム天井フレーム、cはフィルターである。
(2).上記一般型火災感知器(99φ)を埃溜り防止用のアダプター、例えば上面をテーパー傾斜面に構成したアダプターを介してシステム天井フレームに取り付ける方法。この方法は、例えば特開2002−269650号公報に記載されている。図中、符号aは火災感知器、bはシステム天井フレーム、cはフィルターであり、dが火災感知器aとシステム天井フレームbとの間に介在させたアダプターである。
(3).上記一般型火災感知器よりも小型の火災感知器(56φ)を天井埋込式に取り付ける方法。この方法では、図4に示すように小型火災感知器eの外側に後部側から、鍔部fを有する筒状の埋込用ベースgを嵌合し、この鍔を以てシステム天井に埋込取付けしている。尚、小型火災感知器eには後部側周壁に配線用開口部hが適数設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明した従来の取付方法では、次に示すような課題がある。
1.まず(1)の方法では、火災感知器aがシステム天井フレームbからはみ出した状態となるので、はみ出した部分が気流を乱す原因となると共に、埃溜りとなって、クリーンルームの清浄度に悪影響がある。
2.次に(2)の方法では、火災感知器aとシステム天井フレームbとの間に正確に介在させて取り付けるように製作することが必要で、必要数によってコストがかかり、納期も比較的かかってしまう。
3.次に(3)の方法では、埋込取付のために天井側にも特別な構造が必要となり、また小型火災感知器eをシステム天井フレームbにそのまま露出取付を行うと、埋込取付においては天井内に隠蔽される配線用開口部や後部側の仕上げの粗い部分が露出することになり、これが埃溜りになってしまうため、クリーンルームの清浄度に悪影響が生じる。また、火災感知器は消防認定品であるので、外面といえども改造はできず、例えば、配線用開口部を周壁から移すように改造することはできない。
本発明はこのような課題を解決することを目的とするもので、即ち、通常は天井埋込式に取り付けている小型の火災感知器を、システム天井フレームに露出取付けができるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明では、まず、後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器と、この火災感知器の外側に後部側から嵌合して上記配線用開口部を覆う筒状キャップとから構成したクリーンルームにおける火災感知器の取付機構を提案するものである。
【0006】
また本発明では、次に、後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器の後部側から外側に筒状キャップを嵌合して、上記配線用開口部を覆い、この状態でクリーンルームのシステム天井フレームに取り付けることとしたクリーンルームにおける火災感知器の取付方法を提案するものである。
【0007】
更に本発明では、次に、一方の端部に内側方向への鍔部を突設した筒状キャップとして構成し、その内径は、後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器の外径よりも僅かに大きく構成すると共に、軸方向の長さは、少なくとも火災感知器に後部側から嵌合した際に、上記配線用開口部を覆う長さとしたクリーンルームにおける火災感知器の取付用アダプターを提案するものである。
【0008】
本発明によれば、筒状の火災感知器の後部側から外側に筒状キャップを嵌合することにより、通常は天井埋込式に取り付けている小型の火災感知器の周壁の配線用開口部や後部側の粗い仕上げの部分を筒状キャップにより覆うことができるので、埃溜りを生じない。
【0009】
また小型の火災感知器に筒状キャップを嵌合した状態においても、その外径をシステム天井フレームの幅よりも小さくすることができるので、気流を乱すことがなく、また見栄えも納まりも良好となる。
【0010】
しかも火災感知器自体には何らの改造も施さないので、消防認定にも抵触しない。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図1〜図3は本発明における火災感知器の取付機構等を示す説明図であり、これらの図において、符号1は火災感知器であり、この火災感知器1は、一般型火災感知器(99φ)よりも小型(56φ)のものである。この小型の火災感知器1は、通常は上述したように埋込用ベースを嵌合してシステム天井に埋込取付けするものであり、後部側の周壁には配線用開口部2が形成されており、また後部側の粗い仕上げの部分がある。尚、この火災感知器1は、後部側の部材3と前部側の部材4とが分割、合体可能な構成としている。
【0012】
符号5は本発明に係る筒状キャップを示すもので、この筒状キャップ5は、筒体6の一方の端部に内側方向への鍔部7を突設した構成で、その内径は、上記火災感知器1の外径よりも僅かに大きく構成すると共に、軸方向の長さは、少なくとも火災感知器1に後部側から嵌合した際に、上記配線用開口部2を覆う長さとしている。
【0013】
以上の構成において、本発明では、図2の矢印に示すように、火災感知器1の後部側から外側に筒状キャップ5を嵌合して、上記配線用開口部2を覆い、この状態、即ち図1に示す状態においてクリーンルームのシステム天井フレーム8に取り付ける。この取付構造自体は適宜である。
【0014】
このようにして取り付けた状態を図3に示しており、この図に示されるように、火災感知器1に筒状キャップ5を嵌合した状態においても、その外径をシステム天井フレーム8の幅よりも小さくすることができるので、フィルター9を通して下降する気流を乱すことがなく、また見栄えも納まりも良好である。
【0015】
しかも
火災感知器1の周壁の配線用開口部2や後部側の粗い仕上げの部分は筒状キャップ5により覆われているので、これらが埃溜りとなることはない。
【0016】
また、火災感知器1は、筒状キャップ5を後部側から覆うだけで、火災感知器1自体には何らの改造も施さないので、消防認定にも抵触しない。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであるので、通常は天井埋込式に取り付けている小型の火災感知器をシステム天井フレームに極めて合理的に露出取付けすることができ、埃溜りを生じさせず、また見栄えと納まりの良く、コンパクトな火災感知器の取り付けを行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付機構の要素を示すもので、火災感知器に筒状キャップを嵌合した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の取付機構の要素を示すもので、火災感知器に筒状キャップを嵌合する前の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の取付機構により、火災感知器をシステム天井フレームに取り付けた状態を示す一部断面図である。
【図4】本発明に使用する火災感知器の通常の取付機構を示す斜視図である。
【図5】従来の火災感知器の取付状態を示す一部断面図である。
【図6】従来の火災感知器の他の取付状態を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 火災感知器
2 配線用開口部
3 後部側部材
4 前部側部材
5 筒状キャップ
6 筒体
7 内側鍔部
8 システム天井フレーム
9 フィルター
Claims (3)
- 後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器と、この火災感知器の外側に後部側から嵌合して、上記配線用開口部を覆う筒状キャップとから構成したことを特徴とするクリーンルームにおける火災感知器の取付機構
- 後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器の後部側から外側に筒状キャップを嵌合して、上記配線用開口部を覆い、この状態でクリーンルームのシステム天井フレームに取り付けることを特徴とするクリーンルームにおける火災感知器の取付方法
- 一方の端部に内側方向への鍔部を突設した筒状キャップとして構成し、その内径は、後部側周壁に配線用開口部を有する筒状の火災感知器の外径よりも僅かに大きく構成すると共に、軸方向の長さは、少なくとも火災感知器に後部側から嵌合した際に、上記配線用開口部を覆う長さとしたことを特徴とするクリーンルームにおける火災感知器の取付用アダプター
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