JP2004163011A - 自動製氷機 - Google Patents

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Masao Sanuki
政夫 佐貫
Kazumi Toritani
千美 鳥谷
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Abstract

【課題】ディッピング処理に伴う製氷部材等の変形を防止して、冷却効率を向上させる。
【解決手段】裏面が対向するよう一対の製氷室10,10を配置し、両製氷室10,10の裏面間に、冷凍機構から導出されて上下方向に延在する所要長さの直線部11aを有する冷却管11を配設すると共に、該冷却管11の直線部11aに沿って板状の補強板21を上下方向に延在させて構成した製氷部を、金属溶湯中に浸漬してディッピングを行なうようにした。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動製氷機に関し、更に詳細には、裏面を対向させた一対の製氷部材の間に冷却管を配設した製氷部にディッピング処理が行なわれる自動製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所要形状の氷塊を連続的に製造する自動製氷機では、その製氷方式として多数の型式が提案され、用途に応じて適宜の方式が採用されている。その一つの方式として、銅等の熱伝導率に優れる材質で形成した一側方に開放する箱状本体の内部に、縦横に設けた仕切板により横方向に開口する複数の製氷小室を画成した一対の製氷部材を、その裏面同士を対向するよう配置したものが提案されている。このタイプの自動製氷機では、両製氷部材の裏面間に、蛇行状に屈曲された冷却管が銅ろう等により密着固定されており、製氷運転に際しては該冷却管中に冷凍装置から冷媒を供給して製氷部材を強制冷却すると共に、除氷運転に際しては該冷凍装置からホットガスを冷却管に供給して製氷部材を加熱するよう構成される。ところで、前記製氷部材および冷却管には、製氷運転や除氷運転に際し、製氷水や除氷水が供給されるため、長期間に亘って良好な衛生状態を維持する必要がある。そこで、前記製氷部材に冷却管を密着固定した状態で、錫を主成分とする処理液(金属溶湯)中に浸漬してディッピング処理を行ない、該製氷部材や冷却管を錫で被覆することにより、良好な衛生状態を維持し得るよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−154961号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ディッピング処理を行なう際には、製氷部材および冷却管を高温(錫の場合は略250℃)に加熱した前記処理液中に浸漬する必要があるため、該製氷部材や冷却管が熱膨張により変形し(特に略中央部位)、当該製氷部材と冷却管との間に隙間が生ずる場合がある。このように、製氷部材と冷却管との間に隙間が生ずると、製氷部材の冷却効率の低下を招くと共に、製氷運転に際して該隙間に氷が生長し、冷却管が変形する問題が指摘される。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、ディッピング処理に伴う製氷部材等の変形を防止して、冷却効率の良好な自動製氷機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製氷機は、
対向配置した一対の製氷部材の裏面間に、冷凍機構から導出した冷却管を挟持固定した製氷部を備え、この製氷部を金属溶湯中に浸漬してディッピング処理が行なわれる自動製氷機において、
前記一対の製氷部材の裏面間に、前記冷却管と隣接して板状の補強部材を介在させるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る自動製氷機は、
縦向き姿勢で対向配置した一対の製氷部材の裏面間に、冷凍機構から導出した冷却管を挟持固定した製氷部を備え、この製氷部を金属溶湯中に浸漬してディッピングが行なわれる自動製氷機において、
前記冷却管を上下方向に延在する所要長さの直線部を有する蛇行状に形成すると共に、前記一対の製氷部材の裏面間に、前記直線部の延在方向に沿って補強部材を介在させるよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る自動製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0009】
図1は、本発明の実施例に係る自動製氷機の主要製氷機構を、製氷状態で概略的に示すものである。図1において、所要寸法の多数の角氷(氷塊)を製造する製氷機構は、横方向に開口する複数の製氷小室10aを有し、その裏面側(製氷小室10aの開口側とは反対側)が対向するよう略垂直(縦向き姿勢)に配置した一対の製氷室(製氷部材)10,10と、両製氷室10,10の裏面間に配設された複数(実施例では2本)の冷却管11,11(図2参照)と、各製氷室10の表面側(製氷小室10aの開口側)に対して近接・離間可能な着氷部材としての水皿12とから基本的に構成される。
【0010】
(製氷室について)
自動製氷機の本体枠14には、前後方向に離間して一対の製氷室ブラケット15,15(図1に後側のブラケットのみ図示)が対向配置され、両ブラケット15,15間に前記製氷室10,10が、前記製氷小室10aの開口側の面と平行な幅方向を前後方向に揃えた姿勢で支持されている。各製氷室10は、良好な熱伝導率を有する金属(例えば銅)を材質とする略箱形状に形成され、内部に複数の縦仕切板13aおよび横仕切板13bを配設することで複数の製氷小室10aが画成されたものであって、該製氷室10の前後側に位置する各側壁(図示せず)から上下方向に所定長さだけ延出させた延出部10b,10bが、対応する前記製氷室ブラケット15に図示しない断熱材を介して配設されることで、該製氷室10は略垂直に配置されるよう構成されている。また、前記製氷室10の垂直な奥壁(開口側に対する閉塞されている壁)10dには、表面側と裏面側とを連通する多数の通孔(第2嵌合部)10cが所定のパターンで穿設されており、該通孔10cに後述する補強板(補強部材)21の対応する突出部(第1嵌合部)21aが嵌合固定されるようになっている。
【0011】
なお、前記横仕切板13bは、図4に示す如く、前記製氷小室10aの奥側から開口側に向かうにつれて鉛直方向下向きに傾斜するよう形成してある。また、縦横の仕切板13a,13bにおける表面側の端部は、製氷室10の表面端より所定長さだけ内側に位置し、各製氷小室10a中に生成された角氷を表面側に生成される氷層によって相互に連結するよう設定してある。
【0012】
(冷却管について)
前記両製氷室10,10の裏面間には、図2に示す如く、2本の冷却管11,11が密着的に挟持固定され、製氷運転時に両冷却管11,11中に図示しない冷凍装置(冷凍機構)から冷媒を供給して前記製氷室10,10を強制冷却すると共に、除氷運転に際して該冷凍装置からバイパスさせたホットガスを供給して製氷室10,10を加熱するよう構成されている。各冷却管11は、上下方向に延在する直線部11aとU字状に折曲形成されたベンド部11bとが反復する蛇行状に形成されて、そのベンド部11bが上下に位置するよう製氷室10の裏面側に配置される。また両冷却管11,11は、製氷室10の幅方向に並列に配設されると共に、冷凍装置から供給される冷媒およびホットガスの入口が製氷室10における幅方向の前あるいは後側の端部側に設定されている。すなわち、前側に位置する冷却管11の入口は、製氷室10の前側に位置し、また後側に位置する冷却管11の入口は、製氷室10の後側に位置し、両冷却管11,11に供給される冷媒およびホットガスは、製氷室10の前後両端部側から幅方向の中央部に向けて流れるようになっている。
【0013】
また、図2に示すように、前記冷却管11における隣接する直線部11a,11aの間には、該直線部11aの延在方向に沿って略矩形状の前記補強板21が夫々配置されており、該補強板21は前記製氷室10の上下方向の略全長に亘って延在するよう構成されている。すなわち、前記補強板21は、前記一対の製氷室10,10の裏面間に挟持された状態で配設され、該製氷室10,10を補強している。なお、前記各補強板21は、前記冷却管11における下側にベンド部11bが位置する箇所に対応して配設されている。そして、図4または図5に示すように、前記各補強板21における左右両側部(両製氷室10,10と対向する側面)には、上下方向に所定間隔毎に外方に向けて突出する複数(実施例では、一方の側部に12箇所)の突出部21aが形成されており、該突出部21aの夫々に対応して前記各製氷室10の奥壁10dに形成された前記各通孔10cに、製氷室10の裏面側から対応の突出部21aが夫々嵌入されてカシメ固定してある(図6参照)。
【0014】
前記各補強板21の左右方向の幅寸法は、前記冷却管11の外径寸法と略同等に設定されており、該補強板21の左右両側部に設けた各突出部21aを、左右の製氷室10,10に設けた通孔10c,10cに嵌入して両製氷室10,10を接続した際に、図6に示す如く、冷却管11が各製氷室10の裏面に当接するようになっている。そして、前記左右の製氷室10,10の間に冷却管11,11を挟んだ状態で、両製氷板10,10を補強板21で接続した製氷部は、錫を主成分とする図示しない処理液(金属溶湯)に浸漬して、ディッピング処理が行なわれる。これにより、製氷室10、冷却管11および補強板21の夫々の表面が錫メッキされる。
【0015】
(水皿について)
前記両製氷室10,10の表面側(製氷小室10aの開口側)には、図示しない開閉装置に支持されて平行移動可能な前記水皿12,12が夫々臨んでいる。各水皿12は、氷が氷結し難い材料(例えば合成樹脂)を材質として、製氷室10における全ての製氷小室10aを覆い得る寸法の平板状に形成されると共に、製氷小室10aを閉成する表面(氷塊氷結面)は平坦に設定されている。なお、図1に示す如く、水皿12における上下端部には、製氷室10より外方に延出する上下の折曲部12c,12dが設けられ、水皿12の強度を向上するよう構成される。そして、前記下折曲部12dは、製氷運転に際して前記製氷小室10aに供給されて氷結することなく流下する未氷結水および除氷運転に際して前記水皿12の裏面側を流下する除氷水を、後述する製氷水タンク16に案内するガイド手段として機能する。
【0016】
なお、前記開閉装置としては、例えばリンク機構とバネ等の付勢手段とから構成され、製氷運転に際しては前記各水皿12を対応する製氷室10の表面側に近接する方向に付勢すると共に、除氷運転に際しては各水皿12を対応の製氷室10から離間する方向に付勢するようになっている。
【0017】
更に、図3に示すように、前記各水皿12における前後の両側板12b,12bに配設された水皿ブラケット29,29の上下両端部には、案内ローラ30,30が夫々回転可能に配設されると共に、前記両製氷室ブラケット15,15における各案内ローラ30と対応する位置に、前記横仕切板13bの傾斜方向に延在する一対の長孔15a,15aが上下に離間して平行に形成されている。そして、各案内ローラ30が対応する長孔15aに転動可能に係合されている。すなわち、各水皿12は、上下の長孔15a,15aに沿って斜め下方向に平行移動し得るよう構成され、前記製氷室10の表面側に近接する製氷位置と、該製氷室10の表面側から離間する開放位置との間を、前記開閉装置により縦向き姿勢のまま平行に進退移動されるようになっている。なお、前記開閉装置は、図示しない製氷完了検出手段により製氷完了を検出した際に駆動するよう設定され、このときに製氷運転から除氷運転に移行するようになっている。
【0018】
更に、前記製氷機構の下方には、図1に示す如く、前記製氷水タンク16が配設され、該タンク16中に貯留されている所要量の製氷水は、循環ポンプPを介して各水皿12の裏面下部に配設されて幅方向に延在する供給管17に供給されるよう構成される。図3に示すように、この供給管17からは複数の分配管18が並列に導出されており、前記水皿12における各製氷小室10aと対応する位置に形成された通孔12aが該分配管18と連通している。そして、製氷運転に際して前記製氷水タンク16から循環ポンプPを介して分配管18に圧送される製氷水が、各通孔12aを介して対応の各製氷小室10a中に噴射可能に構成されている。
【0019】
前記両製氷室10,10の間における上方位置には、給水管(図示せず)を介して外部水道系に接続する第1除氷水散水管24が幅方向に設けられ、該散水管24には縦方向に整列する製氷小室群に対応する位置の夫々に分岐管24aが接続されている(図1参照)。そして、除氷運転に際して、第1除氷水散水管24に供給された常温の水道水(除氷水)を、各分岐管24aを介して製氷室10,10の裏面に供給し、各製氷室10,10からの角氷の剥離を効率的に行なうよう構成される。
【0020】
また、前記各水皿12の後面側上部には、給水管(図示せず)を介して外部水道系に接続する除氷手段としての第2除氷水散水管25が配設されており、該給水管を介して常温の水道水(除氷水)が第2除氷水散水管25に供給されるよう構成してある(図1参照)。更に、前記第2除氷水散水管25には複数の散水孔(図示せず)が穿設されており、除氷運転に際して、第2除氷水散水管25に供給された除氷水が、各散水孔を介して水皿12の裏面に供給され、水皿12からの角氷の剥離を効率的に行なうよう構成される。
【0021】
前記水皿12における前記下折曲部12dの下方には、図1に示す如く、該水皿12と一体的に移動するカバー手段としての樋部材27が配設され、水皿12の表面側や裏面側を流下して前記下折曲部12dで案内される製氷水や除氷水を、該樋部材27で回収して前記製氷水タンク16に案内するよう構成される。なお、前記樋部材27の下方には、図示しない貯氷庫に連通する氷通過口28が形成されており、常には樋部材27で氷通過口28が閉塞されて(図1参照)、該氷通過口28を介して貯氷庫に製氷水が流入するのを防止している。そして、前記水皿12が開閉装置により開放位置に移動した際に前記氷通過口28が開放されて、該水皿12から落下剥離する角氷が、該氷通過口28を介して貯氷庫に放出されるようになっている。
【0022】
なお、前記水皿12,12からの角氷の除氷を検出する検出手段として、温度センサや光学式センサ等の従来公知の各種除氷検出手段(図示せず)が配設されており、当該除氷検出手段が前記各水皿12から前記角氷が除去されたことを検出したときに、水皿12,12の裏面への除氷水の供給を停止すると共に、前記開閉装置を駆動して水皿12,12を製氷位置に移動させて、除氷運転から製氷運転に移行するようになっている。
【0023】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る自動製氷機の作用につき説明する。前記冷却管11,11の直線部11aを上下方向に延在させた状態で、該冷却管11,11を一方の製氷室10の裏面側に密着的に挟持固定する。そして、前記補強板21における一方の側部に設けた各突出部21aを、前記製氷室10の裏側から各通孔10cに嵌入すると共に、該補強板21の他方の各突出部21aを、他方の製氷室10の裏側から対応する各通孔10cに嵌入し、各突出部21aを製氷室10,10にカシメ固定することで、製氷室10,10、冷却管11,11および各補強板21が一体的に組付けられる。このように、前記補強板21を介して左右の製氷室10,10を連結することにより、両製氷室10,10の補強がなされると共に組付け作業性が向上する。
【0024】
また、前記製氷室10,10、冷却管11,11および各補強板21を一体的に組付けた製氷部は、錫を主成分とする処理液中に浸漬してディッピング処理を行ない、各部材10,11,21の表面に錫メッキを施すことで、耐食性が向上されて製氷室10,10や冷却管11,11の錆びによる緑青の発生は抑制される。更に、前記補強板21に設けた複数の突出部21aが、左右の前記製氷室10,10の通孔10c,10cに嵌入されているから、当該製氷部を高温(略250℃)の処理液中に浸漬してディッピング処理を行なった際でも、熱膨張による製氷室10,10の変形は抑制される。すなわち、前記補強板21により両製氷室10,10を補強することで、製氷室10,10の変形が抑制されて、当該製氷室10,10と冷却管11,11との間に隙間が生じ難くなり、自動製氷機の運転に際して隙間で生長する氷により発生する冷却管11,11の凹み等の変形を防止し得る。また、前記製氷室10,10と冷却管11とが錫で接合されることで、両部材10,11間の熱伝導率が向上し、より効率的に製氷室10,10を冷却し得るようになる。
【0025】
更に、前記各突出部21aを製氷室10の通孔10cにカシメ固定する場合でも、前記補強板21の側部で製氷室10の裏面を支持しているので、冷却管11が圧潰することはなく、製品として不具合が生ずることはない。更にまた、前記補強板21の幅寸法を、冷却管11の外径寸法と略同等に設定してあるので、前記各製氷室10の裏面に冷却管11が略密着する位置で位置決めされ、効率的に製氷室10を冷却することができる。そして、前記補強板21は、前記冷却管11における直線部11aの延在方向に沿って上下方向に延在するよう配設されているので、前記除氷運転に際して前記第1除氷水散水管24から前記製氷室10,10の裏面に供給された除氷水が流下するのを阻害することはなく、該製氷室10,10からの角氷の剥離が効率的に行なわれる。
【0026】
【変更例】
前述した実施例では、前記左右の製氷室10,10を連結する補強部材として、長尺な補強板21を用いるようにしたが、これに限られず、複数箇所で両製氷室10,10を連結するよう構成すればよい。例えば、図7(a),(b)に示すように、前記補強部材として、上下の長さが比較的短い板状に形成された本体部42の左右両側面42a,42aに、上下方向の略全長に亘って外側に向かって突出する突出片(第1嵌合部)41a,41aを形成した板部材41を採用するようにしてもよい。この場合には、前記製氷室10,10の奥壁10d,10dには、前述したと同様に、前記冷却管11における下側にベンド部11bが位置する箇所において、上下に延在して前記板部材41の突出片41a,41aを嵌入し得るスリット状の開口部(第2嵌合部)45が、上下に所定間隔離間して形成される。そして、前記一方の製氷室10の各開口部45に、該製氷室10の裏側から前記板部材41の一方の側面42aに設けた突出片41aを夫々嵌入すると共に、該板部材41の他方の側面42aに設けた突出片41aを、他方の製氷室10の各開口部45に嵌入することで、上下方向に整列する複数の板部材41により両製氷室10,10を接続した製氷部を、錫を主成分とする処理液に浸漬してディッピング処理が行なわれる。なお、前記板部材41の本体部42における左右の幅寸法と、前記冷却管11,11の外径寸法とは略同等に設定され、前記両製氷室10,10を板部材41で接続した際に、各製氷室10と冷却管11,11とが密着するよう構成されている。この場合も、両製氷室10,10を複数の板部材41で連結することで補強しているので、ディッピング処理に際し各製氷室10,10が変形するのが抑制され、前述の実施例と同様の作用効果が得られる。
【0027】
また、前記突出片41a,41aの前後の厚み寸法は、本体部42の厚み寸法より小さく設定され、該本体部42と突出片41a,41aとは段差状になっている。このため、左右の製氷室10,10を各板部材41で組付けた際に、板部材41の側面42a,42aが対応の製氷室10,10の裏面を支持して、各製氷室10の裏面に冷却管11,11が当接する位置に位置決めされるから、当該製氷室10の冷却効率を向上し得る。更に、各突出片41aを製氷室10の開口部45にカシメ固定する場合に、該本体部42の両側面42a,42aで製氷室10の裏面が支持されるから、冷却管11が圧潰することはなく、製品として不具合が生ずることはない。なお、図7において前述の実施例と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略してある。
【0028】
また、前記補強部材の配設箇所は、実施例のものに限られず、製氷部材の大きさにより変更され、除氷水の流下を制限しないよう配設すればよい。なお、前記製氷部材で生成する氷塊の数は、複数に限らず1個であってもよく、その形状に関しても角形に限定されるものでなく、円筒形やその他の形状を採用し得る。
【0029】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る自動製氷機によれば、対向配置した一対の製氷部材の裏面間に、板状の補強部材を介在させ、該製氷部材を補強するようにしたので、ディッピング処理を行なう際の熱による製氷部材の変形が抑制され、該製氷部材と冷却管との密着状態を維持して冷却効率を向上し得る。また、製氷部材の変形による隙間の発生が抑えられるから、隙間に氷が生長して冷却管が変形するのも防止される。更に、縦向き姿勢で対向配置した一対の製氷部材の裏面間に、補強部材を冷却管の直線部に沿って上下方向に介在させて、該製氷部材を補強することで、各製氷部材の裏面に供給した除氷水の流下を阻害することなく、当該製氷部材から角氷を効率的に剥離剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る製氷部を採用した自動製氷機の概略構成を示す縦断正面図である。
【図2】実施例に係る製氷室、冷却管および補強板を示す側面図である。
【図3】実施例に係る水皿を示す側面図である。
【図4】実施例に係る製氷室と補強板とを分解した状態で示す縦断正面図である。
【図5】図4に示す製氷室と補強板とを拡大して示す縦断正面図である。
【図6】実施例に係る製氷室、冷却管および補強板の一部を示す横断平面図である。
【図7】変更例に係る製氷部を示すものであって、(a)は製氷室、冷却管および板部材の一部を示す縦断正面図であり、(b)は板部材を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 製氷室(製氷部材),10c 通孔(第2嵌合部),11 冷却管
11a 直線部,21 補強板(補強部材)
21a 突出部(第1嵌合部),41 板部材(補強部材)
41a 突出片(第1嵌合部),45 開口部(第2嵌合部)

Claims (3)

  1. 対向配置した一対の製氷部材(10,10)の裏面間に、冷凍機構から導出した冷却管(11)を挟持固定した製氷部を備え、この製氷部を金属溶湯中に浸漬してディッピング処理が行なわれる自動製氷機において、
    前記一対の製氷部材(10,10)の裏面間に、前記冷却管(11)と隣接して板状の補強部材(21,41)を介在させるよう構成した
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 縦向き姿勢で対向配置した一対の製氷部材(10,10)の裏面間に、冷凍機構から導出した冷却管(11)を挟持固定した製氷部を備え、この製氷部を金属溶湯中に浸漬してディッピングが行なわれる自動製氷機において、
    前記冷却管(11)を上下方向に延在する所要長さの直線部(11a)を有する蛇行状に形成すると共に、前記一対の製氷部材(10,10)の裏面間に、前記直線部(11a)の延在方向に沿って補強部材(21,41)を介在させるよう構成した
    ことを特徴とする自動製氷機。
  3. 前記補強部材(21,41)は、前記一対の製氷部材(10,10)と対向する側面に第1嵌合部(21a,41a)を有し、各製氷部材(10,10)は、前記第1嵌合部(21a,41a)と対応する位置に、該第1嵌合部(21a,41a)と嵌合可能な第2嵌合部(10c,45)を有し、これら第1嵌合部(21a,41a)と第2嵌合部(10c,45)を嵌合させることで、両製氷部材(10,10)の補強がなされる請求項1または2記載の自動製氷機。
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