JP2004161988A - 食品業務用品用コーティング - Google Patents

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    • C09D103/00Coating compositions based on starch, amylose or amylopectin or on their derivatives or degradation products
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Abstract

【課題】食品業務用品に塗布した場合に生分解性を有する耐水性及び耐油性の塗膜となるコーティング組成物,並びにその調製方法を提供する。
【解決手段】少くとも1種類の澱粉及びその誘導体,耐水性を付与する不溶化剤,可塑剤,フィルム強化剤,ワックスを含んでなる食品業務用品コーティング用組成物。並びにこの組成物を食品業務用品にコーティングする方法及びコーティングされた用品。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品業務用品用のコーティングを調製する方法、それにより調製されたコーティング組成物及び食品業務用品に関する。より特定的には、本発明は食品業務用品上で使用するための、耐水及び耐油性保護シェル又はコーティングを提供する生分解性澱粉コーティングに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリスチレンといったような合成プラスチック材料は、例えばボウル、トレイ及びカップといった使い捨て食品業務用品の製造における選好材料として役立ってきた。かかるプラスチックベースの材料は往々にして容易に生分解せず、スチレンベースの製品の場合には、焼却時に有毒ガスを生成する。従って、多糖類といったような環境に対する損傷の少ない材料でこれらのプラスチック材料を置き換えようとする努力が払われている。
【0003】
多糖類から成る食品業務用品は、標準的に充分なレベルの耐湿及び耐油性を示さず、従って、ポリラクチド及びポリカプロラクトンといったような耐湿及び耐油性フィルムでさらに処理しなくてはならない。かかるフィルムは往々にして作業が困難であり、費用のかかる別個の「オフライン」工程で調製し多糖類製品に適用しなければはならないことが多い。
【0004】
変性度のきわめて高い澱粉及び分別された澱粉、例えばアミロース、の両方を含めた澱粉が、数多くの基板のコーティングに使用される材料として記述されてきた。しかしながら、食品業務用品のコーティングとして澱粉を使用する場合、適切な耐湿及び耐油性度を提供するために、望ましくないほど大量に使用しなくてはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のことから、調製が容易でかつ所望のレベルの耐湿性及び耐油性を提供する生分解性食品業務用品を提供する必要性がひき続き存在することがわかる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、生分解性食品業務用品を調製するための方法を提供することによって上述の関心事に対処している。該方法は、澱粉、可塑剤、ワックス及び不溶化剤の分散液で物品をコーティングし、コーティングされた物品を硬化させる段階を含んでいる。少なくとも1種の澱粉及び少なくとも1種の不溶化剤の分散液が、約5.0〜約11.0の間までのpHの分散液で調製される。分散液は、食品業務用品をコーティングするために有用である。該方法は、ワックスを分散液に添加するという任意の段階を含むことができる。
【0007】
澱粉が顆粒状澱粉である場合、該方法は、澱粉を完全に分散液させるのに充分な条件下で顆粒状澱粉の水性媒質を加熱する段階を含む。組成物中で使用されるあらゆる可塑剤は、好ましくは、澱粉媒質を加熱する前に添加するべきである。同様にして、組成物中で使用されるあらゆるワックスは、好ましくは、澱粉を加熱する前に媒質に添加するべきである。ワックス及び可塑剤は、澱粉の質量百分率に基づき約5%〜約25%の間の量で添加される。
【0008】
該方法は、任意には、可塑剤を分散液に添加する段階を含むことができる。該方法はフィルム強化剤を分散液に添加する任意の段階をも含むことができる。
【0009】
分散液がひとたび調製されると、澱粉及びコーティングを含む可塑剤で食品業務用品をコーティングすることができる。任意には、食品業務用品は、不溶化剤の水溶液で別途コーティングすることができる。ひとたびコーティングされたならば、コーティングされた食品業務用品は硬化される。硬化は、約1分〜約24時間、約110℃〜約120℃で行なわれる。
【0010】
本発明は、同様に、コーティング組成物及びそれによって調製される生分解性食品業務用品にも向けられている。コーティング組成物は、食品と接触する利用分野において使用可能な少なくとも1種の澱粉及びコーティング組成物に耐水及び耐油性を付加するための少なくとも1種の不溶化剤を含む。
【0011】
澱粉は、化学的に変性された澱粉であり得る。有用な化学的に変性された澱粉としては、オクテニル無水コハク酸で置換されたものといったような、アルケニルコハク酸澱粉誘導体が含まれる。アルケニルコハク酸澱粉誘導体は同様に、ワキシートウモロコシ、コーン、タピオカ及び高アミロース澱粉(アミロース含有率が約40%より大きいものとして定義づけされる)といったような澱粉から選択された高分子量の澱粉及び1種以上のワキシーコーンの変換されたアルケニルコハク酸誘導体の配合物でもあり得る。かかる配合物は、好ましくは、約20%の合計固形分含有量の濃度で使用された時、合計澱粉固形分に基づいて約10〜約50質量%の高分子量部分の量で調製される。
【0012】
任意の可塑剤としては、ポリビニルアルコール、グリセロール、ソルビタール及びその組合せを含み得る。不溶化剤は、エピクロロヒドリンで変性されたアクリルアミドといったようなエピクロロヒドリンの誘導体及び/又はグリオキサール環状アミド縮合物であり得る。
【0013】
組成物は又、パラフィンワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、マイクロワックス、石油脂環式炭化水素樹脂、トリグリセリドエステル及び脂肪酸及びアルコールのアルキル又はアルケニルエステル及び合成ワックスといったようなワックスをも含み得る。
【0014】
コーティング組成物でコーティングされた食品業務用品は、約10.5%未満の表面耐油性をもつ。これらの食品業務用品は同様に、約10mg/cm未満の吸水値を有し得る。
本発明の食品業務用品は、所望のレベルの耐水及び耐油性を提供すると同時に、環境上健全な使い捨て生分解性容器をも提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、使い捨て食品業務用品のためのコーティングに向けられている。コーティングには、物品全体に塗布される1種以上の澱粉、可塑剤、ワックス及び不溶化剤の分散液混合物が含まれている。ひとたび塗布された時点で、コーティングされた物品はその後硬化される。
【0016】
生分解性食品業務用品は当該技術分野において知られている。これらには、特に澱粉及びセルロースベースの物品が含まれる。これらの物品を調製する方法は、例えば、本書に参照によりその開示が組み込まれている、米国特許第5,810,961号、5,508,072号、5,506,046号、5,830,548号及び5,843,544号ならびにドイツ特許第10012686号の中に見い出すことができる。
【0017】
全ての澱粉及び粉及びその配合物(以下「澱粉」と呼ぶ)が、本発明の生分解性食品業務用品のコーティング中で使用するのに適したものであり得る。これらの澱粉は、天然のあらゆる供給源に由来するものであり得る。本書で使用する天然の澱粉というのは、自然に見い出されるままの澱粉である。同様に適しているのは、交雑育種、転座、反転、形質転換又は変異を含む遺伝子又は染色体工学のその他のあらゆる方法を含めた、標準の育種技術によって得られた植物に由来する澱粉である。さらに、突然変異育種の既知の標準的方法により生成された上述の包括的組成物の人工的突然変異及び変異に基づいて成長した植物に由来する澱粉も同様に本書において適切である。
【0018】
澱粉の典型的供給源は、穀物、塊茎、根、豆果及び果実である。天然供給源は、コーン、エンドウ、サツマイモ、バナナ、大麦、小麦、イネ、サゴ、アマランス、タピオカ、クズウコン、カンナ、サトウモロコシ及びそのワキシー又は高アミロース品種でありうる。本書で使用する「ワキシー」という語は、少なくとも約95質量%のアミロペクチンを含有するような澱粉を含む。「高アミロース」という語には、少なくとも約40質量%のアミロースを含有する澱粉が含まれる。
【0019】
上述の澱粉のうちのいずれかから誘導された変換産物が、本書では有用であり得る。これらには、酸化、酵素変換、酸加水分解、及び熱及び/又は酸によるデキストリン化によって調製された流動性又は低粘性変性澱粉ならびに熱及び/又はせん断生成物が含まれる。
【0020】
物理的に変性された澱粉も同様に有用であり得る。これには、限定するものではなく、α化された又は熱により阻害された澱粉、特にα化された又は冷水可溶性(「CWS」)澱粉が含まれる。α化された顆粒状澱粉を調製するための方法の例は、本書に参照により組み込まれている、米国特許第4,280,851号、4465,702号、5,037,929号及び5,149,799号において開示されている。熱阻害による変性については、本書にその開示が参照により組み込まれている米国特許第5,725,676号、5,932,017号、6221,420号及び6,231,675号として完成した国際公報第WO95/04082号により代表される一群の特許の中で記述されている。
【0021】
架橋は、有用な物性をもつ澱粉誘導体を提供することもできる。食品との接触に適した架橋剤には、酸塩化リン、エピクロロヒドリン、トリメタリン酸ナトリウム及びアジピン酸−酢酸混合酸無水物が含まれる。かかる澱粉誘導体を調製するための手順は、周知のものであり、例えばM.W. Rutenbergによる「水溶性ガム及び樹脂便覧(Handbook of Water Soluble Gums and Resins )」R.L. Davidson編 Mc Graw Hill Inc., New York, p22−26〜22−47(1980)中の「澱粉及びその変性」という題の章の中で記述されている。
【0022】
化学的に変性された澱粉も同様に、本発明で使用するために適している。これらの誘導体としては、約0.1〜約0.3%の結合窒素を含有する第4級アンモニウム塩が含まれる。適切な変性澱粉には、それぞれ無水酢酸、無水コハク酸及び無水アルケニルコハク酸との反応によって調製可能である酢酸エステルといったエステル、コハク酸エステル及びアルケニルコハク酸といったような半エステルも含まれる。その他の有用な澱粉誘導体には、オルトリン酸ナトリウムもしくはカリウム又はトリポリリン酸ナトリウムもしくはカリウムとの反応によって調製されたリン酸エステル誘導体;及び酢酸プロピレンとの反応により調製可能なヒドロキシプロピルエーテルといったエーテル又は食品接触用途向けに承認されたその他の澱粉誘導体又はその組合せが含まれる。
【0023】
アルケニルコハク酸澱粉誘導体は、本発明のコーティングにおいて使用するために特に有効である。特にこれらには、約1〜約10%のアルケニル(C〜C18鎖)無水コハク酸により置換されたものが含まれる。より特定的には、これらには、約2〜約4%のオクテニル無水コハク酸が含まれる。酢酸澱粉、特に澱粉質量の約1〜約5%の結合酢酸エステルをもつものならびに、酸化アルキレン澱粉エーテル、特に澱粉質量の約20%、より特定的には約2〜約4%の結合されたものも同様に含まれる。
【0024】
本発明の特に有用な澱粉には、単独か又は変換されたワキシー澱粉と組合せた高分子量澱粉が含まれる。特に有用な高分子量澱粉配合物には、変換又は分解されたワキシーコーンのアルケニルコハク酸誘導体と組合せた形でのワキシートウモロコシ、コーン及びタピオカ並びに高アミロース澱粉のアルケニルコハク酸誘導体が含まれる。かかる配合物は、約20%の固形分含有量の合計濃度で使用された場合に高分子量コーン対変換されたワキシーコーン比がそれぞれ約10:90〜約50:50質量%の間の配合量で特に有用である。
【0025】
本書の食品接触利用分野で使用するのに適した特性をもつあらゆる澱粉を、当該技術分野において既知のあらゆる方法により精製して、澱粉にとって天然の風味及び色又は澱粉変性プロセス中に生み出された風味及び色を除去することができる。当該澱粉を処理するための適切な精製プロセスは、Kasica他に対する欧州特許第554,818号によって代表される一群の特許の中で開示されている。顆粒状又はα化された形のいずれかで使用することを意図した澱粉のためのアルカリ洗浄技術も同様に有用であり、Seidelに対する米国特許第4,477,480号及びBertalan他に対する5,187,272号により代表される一群の特許の中で記述されている。
【0026】
耐水性を構築するため並びにコーティング中の可溶性材料の量を制限するための本発明のコーティング組成物中で有用な不溶化剤。本発明のコーティングの中で使用するのに適した不溶化用化合物としては、酸塩化リン、エピクロロヒドリン、トリメタリン酸ナトリウム、グリオキサール、炭酸ジルコニウムのカリウム及びアンモニウム塩並びにアジピン酸−酢酸混合酸無水物及びそれらの誘導体が含まれる。特に適した誘導体としては、エピクロロヒドリンで変性されたアクリルアミドをベースとする重合体材料といったようなエピクロロヒドリンの誘導体;グリオキサール環状アミド縮合物といったグリオキサール誘導体及びその他の反応重合体材料が含まれる。
【0027】
本発明のコーティング組成物は、任意には、フィルムを軟化させひびわれさせないように可塑剤を含むことができる。本発明のコーティングで使用するのに適した可塑剤には、制限の意味でなく、ポリビニルアルコール、グリセロール、ソルビトールといったような糖アルコール、クエン酸、そのエステル(例えばクエン酸エチル)といったポリカルボン酸及び低分子量ポリオール重合体(例えばポリエチレングリコール)が含まれる。特に有用な可塑剤には、ポリビニルアルコール(約88〜約99.9%が加水分解、好ましくは中〜高分子量)、グリセロール、ソルビタール及びそれらの組合せが含まれる。
【0028】
本発明のコーティング組成物は、さらに任意には、1種の可塑剤として役立つことができ、コーティングの表面の均一性及び平滑性を改善しかつ/又はひびわれを充てんすることで耐水性を改善するワックスを含むことができる。本発明のコーティングにおいて使用するのに適したワックスとしては、パラフィンワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、マイクロクリスタリンワックス、石油脂環式炭化水素樹脂、トリグリセリドエステル及び脂肪酸及びアルコールのアルキル又はアルケニルエステル及び合成ワックス特にカルナウバワックスが含まれる。
【0029】
本発明のコーティングを調製するにあたっては、澱粉、不溶化剤及び任意には可塑剤の分散液が形成される。任意には、ワックスも分散液中に含ませることができる。分散液は、澱粉を完全に分散液させるのに充分な条件下で顆粒状澱粉の水性スラリー又は媒質を調理する(「完全調理済澱粉(cook up starch)」)か、糊化された又は冷水可溶性(「CWS」)澱粉を用いることによって形成可能である。完全調理済(cook up)澱粉を用いる場合、ワックス及び可塑剤は、均質な分布を提供するべく澱粉スラリーを加熱する前に添加することができる。ワックス及び可塑剤は標準的には、全て澱粉の質量に基づいて、約5〜約25%、より特定的には約10〜約20%、最も特定的には約12〜約18%の量で使用される。
【0030】
結果として得られた分散した澱粉混合物は次に必要に応じて冷却され、約5.0〜約11.0の間、特に約6.5〜約10.0の間、そしてより特定的には約7.5〜約9.0の間のpHに調整される。当業者は、最適なpHが、使用される不溶化剤の性質によって左右されるということを認識している。例えばエピクロロヒドリンで変性されたポリアクリルアミド(例えばHercules Incから入手可能なPolycup(登録商標)1884)といったような不溶化剤を用いる場合には、8.0〜8.5というpHが最適である。好ましくは、不溶化剤は、澱粉分散液を冷却し、pHを調整した後に添加される。
【0031】
物品をコーティングする前の任意の段階で、澱粉に対しその他の任意の成分を添加することができる。これらの任意の成分としては、ラテックス、アルキルケテン2量体、無水アルケニルコハク酸及びウレタンといったような耐水性材料;着色剤;エマルジョン安定剤;スチレン無水マレイン酸といったようなフィルム強化剤;充てん剤及びレオロジ−変性剤が含まれる。
【0032】
未変性澱粉が使用される場合、スチレン無水マレイン酸といったようなフィルム強化剤を用いて、硬化したコーティングの適切なフィルム完全性を確実にすることができる。これは、その配合物を含めた変性された澱粉が使用される場合には任意である。1つの使用方法(「内部的」方法)においては、フィルム強化剤を直接澱粉分散液に添加することができる。
【0033】
分散された澱粉コーティングは、多糖類食品業務用品に塗布される。塗布方法は、当該技術分野において周知であり、例えば、少なくとも部分的にコーティングされた物品が結果としてもたらされるような形で物品の上に澱粉分散液をブラシ塗布、浸漬、プレス成形、静電塗布又は噴霧することによって、達成可能である。塗布が有用となるためには、その結果として、約10〜約40mg/cm、特に約20〜約30mg/cmの間の(湿潤)コーティング塗布がもたらされるべきである。特に有用である噴霧は、約20%の澱粉固形分含有量で単式又は複式流体ノズルを利用することができる。
【0034】
一変形態様においては、不溶化剤を、澱粉分散液による物品のコーティングとは別の段階で水溶液として塗布することができる。オーブン内で短時間乾燥させた後、任意には、この段階の後に、スチレン無水マレイン酸といったようなフィルム強化剤の水溶液を別途塗布してもよい(「オーバーコート」方法)。コーティングに対しフィルム強化剤を付加することにより、不溶化されたフィルム基質は強化され、その結果として、軟化しない固い表面をもつボウルがもたらされる。澱粉分散液を物品に塗布するために以前に記述したものと同じ技法で、個別の段階を両方共行なうことができる。
【0035】
コーティングの塗布後、それが1以上の段階で塗布されるかどうかとは無関係に、このコーティングは、約10分〜約24時間、約100℃〜約120℃で、コーティングされた物品を加熱することによって硬化される。一定の固有の限界までは、処理時間が長ければ長いほど大きい耐水及び耐油性をもつコーティングされた食品業務用品を結果として得ることができる。
【0036】
本発明の食品業務用品は、予想外にも、表面コーティングの望ましくない軟化のなしに適切な耐水及び耐油性を提供する。本書で定義されているように、「適切な耐水及び耐油性」というのは、以下の手順の項で記述されている表面の耐油及び耐水性により測定される通りの、2分間にわたり10mg/cm未満のCobb値及び10.5%未満の表面耐油性をもつコーティングされた物品を意味している。
【0037】
以下の例はさらに本発明を例示し説明するものであり、いかなる点でも制限的意味のあるものとして考慮されるべきではない。
【0038】

手順
水流動性(「WF」)の測定
澱粉の水流動性を、Thomas回転せん断型粘度計(Arthur H. Thomas Co., Philadelphia, PA製)を用いて測定した。この粘度計は、100回転するのに23.12+/−0.05秒を必要とする、24.73cpsの粘度をもつ標準油で30℃で標準化されたものである。澱粉の変換度に応じて異なる固形分レベルで(変換が増大するにつれてWFは増大し粘度は減少する)100回転する間に経過する時間を決定することによって、正確で再現性あるWF測定が得られる。
【0039】
使用される手順には、カバーされた銅製カップ入りの100mlの精製水の中で所要量の澱粉(例えば6.16g,無水ベース)をスラリー化することが含まれた。このスラリーを、時々撹拌しながら30分間沸とう水浴内で加熱した。精製水を用いて、澱粉分散液を最終質量(例えば107g)にした。結果として得られた分散液を約81℃〜83℃で100回転させるための所要時間を記録し、換算表を用いて水流動度数に換算した。
【0040】
【表1】
Figure 2004161988
【0041】
熱水耐性の測定(Cobb試験)
この試験は、コーティングされた物品(ここではボウル)を熱水に露呈した場合の水吸収量を決定するために用いられた。ボウルの質量を記録した(「初期質量」)。ボウルに約50mlの約55℃〜60℃の水を加え、2分間混乱を受けない状態に放置した。2分後、水を傾瀉させた。ボウル上の過剰の水を全て柔軟な布に吸収させた。
【0042】
ボウルを再度秤量し、初期質量を差し引いて吸収された合計熱水量を決定した。ボウルの表面積(cm)を合計値で除した。2分間にわたる10.5mg/cm未満の水吸収値は、コーティングされた物品が適切な熱水耐性をもつことを示している。
【0043】
表面耐油性の測定
染色したオレイン酸を、100mlのオレイン酸と1gの油溶性染料例えばOil Red O(登録商標)(Spectrum Chemical, New Brunswick, NJから入手可能)を混合することによって、調製した。この混合物を次にろ紙に通してろ過して未溶解染料を全て除去し、気密性容器内に保存した。試験は、木綿といったような吸収性ふきとり繊維に染色したオレイン酸を少量塗布し、油をテストすべき基板(コーティングされた物品)に対し均等に塗布することによってテストを実施した。塗布の直後に、清浄な吸収性ふきとり繊維を用いて、塗布されたオレイン酸をできるかぎり多く除去した。過剰のオレイン酸が除去された時点で、コーティングされた物品の表面を、以下の方法により吸収された染料について分析した。
【0044】
コンピュータ内へと着色したボウルの底面の画像を走査するため、以下の設定で、Scan Jet(登録商標)4c/Tフラットベッドスキャナ(Hewlett Packardより入手可)を用いた。
【0045】
型式: 鮮明100万色
画像サイズ: 3.5″×3.5″
輝度: 188
コントラスト: 214
画像を、Sigma Scan(登録商標)Pro Image(SPSS Inc., Chicago IL製より入手可)を用いて、以下の設定で分析した:
距離及び面積を較正する
2点較正
262画素=3.5″
XY距離単位=インチ
面積単位=平方インチ
色別に定義する(着色面積)
最低色相=0
最低飽和=0
最高色相=10、15、20
最高飽和=90
3つの色相設定で値を測定し、次に平均して色合いの変動差を除去した。
【0046】
画定した面積が測定され、各々の色相設定についての合計面積は0%(すなわち油の吸上げなし)から100%(着色面積が油飽和に対応している)までの目盛に基づいていた。10%未満の値は、適切な耐油性をもつボウルを、5%未満は優れた耐油性、2%未満はひじょうに優れた耐油性を表わしている。
【0047】
例1
この例は、本発明に従って調製される食品業務用品(ここでは「ボウル」)の調製を例示するものである。
【0048】
澱粉を、20%の固形分含有量で水中でスラリー化した。使用した澱粉は、3%のオクテニル無水コハク酸で処理されたアミロース70質量%のコーンスターチ及び3%のオクテニル無水コハク酸で処理され、50:50の質量比で85WFに変換されたワキシーコーンの配合物(「配合物」)であった。スラリーに対し、ワックス(カルナウバ、澱粉質量の15%)及び可塑剤(ポリビニルアルコール(澱粉の1.7質量%)及びグリセロール(澱粉の7質量%)の「混合物」)を添加した。スラリー混合物を、約149℃でジェット調理し、室温まで冷却し、NaOHで約8.0〜約8.5のpHに調整した。
【0049】
不溶化剤(例えばHercules Inc, Wilmington, DEからPolycup(登録商標)1884として入手可能なエピクロロヒドリンで変性されたポリアミド、澱粉の質量の15%;同様に有用であるのは、OMNOVA Solutions, Inc, Fairlawn, OHからSunrez(登録商標)700Cとして入手可能なグリオキサール環式アミド縮合物)及びフィルム強化剤(例えばスチレン無水マレイン酸、澱粉質量の10%)を、均質な混合物を調製するのに充分なほど撹拌しながら、分散液に添加した(「内部的」方法)。約2.5〜4.0gの分散した混合物をボウル上に噴霧した(ドイツ特許第17906642号に含まれ参照するよう指示されている方法に従って調製されたApackから入手可能なコーティングされていないボウル)。単式流体ノズル(BTTE(登録商標)Fog Naggle Inc., Greenfield, MAから入手可能なシリーズNF型)を用いて、澱粉固形分20%の濃度、約1379kPa(約200psi)以上の圧力で、分散液を塗布した。その後コーティングされたボウルを、約24時間約110℃〜約120℃の間の温度でオーブン内で硬化させた。
【0050】
1つの変形態様においては、フィルム強化剤が別の段階で塗布された(「オーバーコート」方法)。澱粉可塑剤及び不溶化剤のみを含み上述の方法に従って調製された分散液でボウルをコーティングし硬化させた後、ボウルを室温まで冷却した。次にボウルに、スチレン無水マレイン酸の10%水溶液1グラムを噴霧し、約24時間約110℃〜約120℃の間の温度でオーブン内で再度硬化させた。
【0051】
例2
例示を目的として可塑剤、不溶化剤及びワックス成分を以下の表に記されているように一部のコーティング処方から削除したことを除いて、例1で提供された方法に従って、コーティングされた食品業務用品サンプルA〜Qを調製した。「配合物」、「混合」、「オーバーコート」及び「内部的」といった呼称は、上述の例1に定義されている。「コーン」という呼称は、デント・コーンを意味する。
【0052】
次に、コーティングの軟化傾向、表面耐油性及び耐水性を、前述の手順の節で列挙されている方法に従って各々のコーティングされたボウルについて測定し、下表1に報告する。
【0053】
【表2】
Figure 2004161988
【0054】
ボウルAは、処方から可塑剤、不溶化剤又はワックスが削除された状態で、澱粉分散液のみのコーティングを受けたボウルの低い特性を例示している。ボウルのコーティングはひびわれて、フィルム完全性をほとんど提供せず、測定可能な表面耐油性は全くなく(100%)、耐油性もほとんど付与されなかった(13.8mg/cm)。これに比べて、ボウルサンプルKに例示されているような澱粉分散液に対する不溶化剤の添加は、耐水性を劇的に増大させた(7.1mg/cm)が、表面耐油性(76%)はなおも受入れ難いほど高いものであった。
【0055】
可塑剤(「混合」)が澱粉分散液に添加されたサンプルIは、受容可能な耐水性(9.9mg/cm)を保持しながら、耐油性値(41.4%)を改善した。
【0056】
ワックスを澱粉分散液に添加した場合(ボウルサンプルFに例示されている通り)、耐油性(6.28%)及び耐水性(10.1mg/cm)の両方の値が「適切なボウル」の範囲内まで改善される。より低い耐水性及び耐油性値をもつサンプル」のボウルにより例示されているように、スチレン無水マレイン酸(「SMA」)といったようなフィルム強化剤の使用は、本発明のボウルのコーティング中のワックスにとって代わることはできない。
【0057】
さらに、ボウルサンプルHが例示するように、本発明のコーティングへのフィルム強化剤(ここではSMA)の導入は、耐油性(0.009%)及び耐水性(4.9mg/cm)の両方の値の顕著な改善を提供する。
【0058】
最後に、ボウルサンプルH及びCの比較が例示しているように、本発明の食品業務用品のコーティングに異なる澱粉を使用することにより、適切な耐油及び耐水性をもつ食品業務用品が得られる。
【0059】
本発明について詳細に記述し例示してきたが、これは例示を目的としたのものにすぎず制限とみなされるべきものではないということを明確に理解すべきである。本発明の精神及び範囲は、以下で提供するあらゆるクレームの条項によってのみ制限されるべきものである。

Claims (16)

  1. 食品業務用品をコーティングするのに有用な組成物であって、
    食品と接触する用途で使用することのできる少なくとも1種の澱粉;及び
    コーティング組成物に耐水性を加えるための少なくとも1種の不溶化剤、
    を含んで成るコーティング組成物。
  2. 少なくとも1種の澱粉がアルケニルコハク酸澱粉誘導体からの化学的に変性された澱粉からなる請求項1に記載の組成物。
  3. ポリビニルアルコール、グリセロール、ソルビタール及びそれらの組合せから成るグループの中から選択された少なくとも1種の可塑剤をさらに含んで成る、請求項1に記載の組成物。
  4. 少なくとも1種の可塑剤がポリビニルアルコール及びグリセロールの配合物である、請求項3に記載の組成物。
  5. 少なくとも1種の不溶化剤がエピクロロヒドリン誘導体、グリオキサール誘導体、炭酸ジルコニウムアンモニウム、炭酸ジルコニウムカリウム及びトリメタリン酸ナトリウムから成るグループの中から選択される、請求項1に記載の組成物。
  6. 硬化された時点でのコーティング組成物のフィルム一体性のためのフィルム強化剤をさらに含んで成る請求項1に記載の組成物。
  7. フィルム強化剤がスチレン無水マレイン酸である、請求項12に記載の組成物。
  8. パラフィンワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、マイクロワックス、石油脂環式炭化水素樹脂、トリグリセリドエステル、脂肪酸及びアルコールのアルキル又はアルケニルエステル並びに合成ワックスから成るグループの中から選択されたワックスをさらに含んで成る、請求項1に記載の組成物。
  9. 10.5%未満の表面耐油性をもつ、請求項1に記載のコーティング組成物でコーティングされた食品業務用品。
  10. 10mg/cm未満の吸水値をもつ、請求項1に記載のコーティング組成物でコーティングされた食品業務用品。
  11. 食品業務用品で使用するためのコーティングを調製する方法において、
    少なくとも1種の澱粉及び少なくとも1種の不溶化剤の分散液を調製する段階;及び
    前記分散液のpHを5.0〜11.0の間に調整する段階;
    を含んで成り、
    前記分散液が食品業務用品をコーティングするために有用である前記方法。
  12. パラフィンワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、マイクロワックス、石油脂環式炭化水素樹脂、トリグリセリドエステル、脂肪酸及びアルコールのアルキル又はアルケニルエステル並びに合成ワックスから成るグループの中から選択されたワックスを前記分散液に添加する段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
  13. ポリビニルアルコール、グリセロール、ソルビタール及びそれらの組合せから成るグループの中から選択された可塑剤を前記分散液に添加する段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
  14. 前記分散液に対しフィルム強化剤を添加する段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
  15. 澱粉及び不溶化剤含有コーティングで食品業務用品をコーティングする段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
  16. コーティングされた食品業務用品を硬化させ、フィルム強化剤の水溶液を食品業務用品にコーティングする段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
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