JP2004161857A - 青色トリスアゾ染料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(1)または、式(2)で表される化合物からなる染料。
〔ここで、Aは、−NH−、−SO2−、−CONH−、または−CH=CH−を、mおよびnは、0〜3の整数を、またpおよびqは0〜1の整数を、X及びYは、水酸基または−NHR3を、R1は、水素、アルキル基、アルコキシル基または水酸基を、R2は、水素、アルキル基、アルコキシル基、水酸基、ジアルキルアミノ基または−NHCOR5を、R3およびR4は、水素、アルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルフォニル基、アリール基、アリールカルボニル基またはアリールスルフォニル基を、R5は、アミノ基またはアルキル基を、Mは、銅、コバルト、クロム、ニッケル、またはマンガンを表す。〕
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙、パルプ、セルロース繊維製品または皮革の染色に、また印刷インクおよびインクジェット記録用インクに有用な青色トリスアゾ染料に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙、パルプ、皮革、または各種繊維材料を染色する場合に、染着性が良く堅牢な青色に染める染料として、C.I. Direct Blue 15、200、202および203などが良く知られ使用されている。
しかしこれらの染料は、主原料であるジアニシジンが労安法特定化学物質に指定され、人体や環境への影響等により、その使用や取り扱いに関して法規制を受け、厳重な防護設備のもとに作業する必要があるなどの安全面および生産効率向上面に大きな問題があった。
【0003】
またジアニシジンを使用しない青色染料としては、例えばC.I. Direct Blue 67、78、106および108などが知られているが、これらはいずれもジアニシジン系青色染料に比べて、染着性および堅牢性という点において十分ではないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ジアニシジンを使用することなくかつ染着性および堅牢性に優れた、紙、パルプ、皮革または各種繊維材料染色のための新規化合物、およびそれを用いた新規青色染料に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は前記説明した問題点のない青色染料を提供すべく鋭意検討した結果、特定構造を有するトリスアゾ化合物からなる青色染料が、染着性が良く、堅牢な青色に染めることができることを見いだし本発明を完成するに至った。
即ち、本発明にかかる化合物は、下の式(1)または式(2)で表される構造を有することを特徴とする。
【0006】
【化3】
【化4】
〔ここで、Aは、−NH−、−SO2−、−CONH−、または−CH=CH−を表し、mおよびnは、0〜3の整数を表してかつm+n≠0であり、またpおよびqは0〜1の整数を表す。Xは、水酸基または−NHR3を表し、Yは、水酸基または−NHR4を表す。R1は、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシル基または水酸基を表す。R2は、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシル基、水酸基、C1〜C3のジアルキルアミノ基または−NHCOR5を表す。R3およびR4は、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルキルカルボニル基、C1〜C2のアルキルスルフォニル基、アリール基、アリールカルボニル基またはアリールスルフォニル基を表す。R5は、アミノ基またはC1〜C3のアルキル基を表す。またMは、銅、コバルト、クロム、ニッケル、またはマンガンを表す。〕
【0007】
さらに本発明にかかる青色トリスアゾ染料は、本発明にかかる前記化合物からなることを特徴とするものである。
以下、本発明を実施の形態に即してさらに詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる前記化合物は、下の化学式(1)および(2)で表されるトリスアゾ化合物であって、その両末端アゾ基には置換ナフチル基と、置換フェニル基とを有することを特徴とする。置換ナフチル基は両末端アゾ基で置換されるが、その置換位置については特に制限がない。好ましくは、両末端のナフチル基とも、同時に第2位がアゾ基により置換されることが望ましい。また中間のアゾ基は前記置換フェニル基とともにさらに置換フェニル基であって、特定の接続基Aによって他の末端アゾ基に結合した置換フェニル基とを有することを特徴とする。
【0009】
【化5】
【化6】
ここで、各ナフチル基とフェニル基の好ましい置換基としては、以下の置換基の種類および置換基の数があげられる。
【0010】
すなわち本発明の化合物において、ナフチル基への置換基としては、−SO3H基が挙げられ、その置換位置、数については特に制限はない。好ましい置換位置としては、第3位および第6位の両方、または第3位が挙げられ、その数m、nは0〜3であってかつm+n≠0(特に好ましくは1または2)である。また、接続基Aで結合された2つのフェニル基への置換基としても、−SO3H基が挙げられるが、その置換位置、数については特に制限はない。その数p、qは、好ましくは0〜1(特に好ましくはp=1およびq=0またはp、q=0)であり、好ましい置換位置としては、p=1およびq=0であって第3位が置換されるか、またはp、q=0であって両フェニル基とも置換されない場合である。
【0011】
さらに本発明の化合物においてナフチル基への置換基(X、Y)の種類としては、水酸基または一置換アミノ基(−NHR3、−NHR4)が挙げられる。ここでR3およびR4としては、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルキルカルボニル基、C1〜C2のアルキルスルフォニル基、アリール基、アリールカルボニル基またはアリールスルフォニル基が挙げられ、好ましい置換基(X、Y)は、−NH2基または−NH(C6H5)基である。また、ナフチル基への置換基(X、Y)の置換数は各ナフチル基に対して各1個である。ナフチル基への置換位置に制限はないが、好ましくは、置換基(X、Y)のいずれかまたは両方が−NH2基であって第8位が置換されるか、または置換基(X、Y)のいずれかまたは両方が−NH(C6H5)基であって第6位が置換される場合である。
【0012】
また、本発明の化合物において好ましいフェニル基への置換基(R1、R2)の種類としては、次の置換基が好ましい。すなわちR1としては、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシル基または水酸基であり、R2としては、水素、C1〜C4のアルキル基、C1〜C4のアルコキシル基、水酸基、C1〜C3のジアルキルアミノ基または−NHCOR5(さらにR5はアミノ基またはC1〜C3のアルキル基であることが好ましい)であることが好ましい。フェニル基への置換位置についても特に制限はないが、好ましくは、式(1)の場合、R1およびR2が共に−OCH3であり置換位置は第2位および第5位であることが好ましく、また式(2)の場合、R2が−OCH3であり置換位置は第5位であることが好ましい。
【0013】
本発明の化合物において好ましい特定の接続基Aとしては、−NH−、−SO2−、−CONH−、または−CH=CH−が挙げられ、このうち特に好ましい接続基としては−NH−、または−CONH−である。
【0014】
本発明の化合物は、さらに、式(2)で表される金属化合物をも含むものである。この化合物は、一方のナフチル基の水酸基と、そのナフチル基を結合するアゾ基に結合するフェニル基の水酸基との間で、特定の金属イオン(M)を有する。この場合金属イオン(M)との化合物とは、金属イオンの種類によりいわゆるイオン性の塩や配位錯体等すべてを意味する。金属(M)としては特に制限はないが、少なくとも2個の水酸基により安定な構造を形成するものであればよく、好ましくは第一遷移金属、特に好ましくは、銅、コバルト、クロム、ニッケルまたはマンガンである。
【0015】
かかる特定の構造を有する化合物は、例えば次の様にして製造することができる。
即ち、式(3)
【化7】
〔式(3)中のA、pおよびqは前記と同じ意味を表す〕で表されるジアミノジフェニル類〔例えば4,4′−ジアミノジフェニルアミン−2−スルホン酸、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、または4,4′−ジアミノベンズアニリド、または4,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸等が挙げられる〕を、例えば鉱酸(塩酸等)中0〜30℃で亜硝酸ソーダを用いてテトラゾ化し、式(4)
【化8】
〔式(4)中のR1およびR2は前記と同じ意味を表す〕で表されるアニリン類(例えば2,5−ジメトキシアニリン、p−クレシジン、または2,5−ジメチルアニリン等が挙げられる)と0〜30℃でカップリング反応させた後、更にこのものを例えば鉱酸中0〜60℃で亜硝酸ソーダにてジアゾ化し、得られた化合物を式(5)
【化9】
〔式(5)中のXおよびmは前記と同じ意味を表す〕で表されるナフトール類〔例えば7−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−5−スルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、5−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−4−スルホン酸、7−アミノ−1−ナフトール−4−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−4,8−ジスルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−3,5−ジスルホン酸、7−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3,5−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−5,7−ジスルホン酸、7−メチルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−メチルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−(3−スルホフェニル)アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、1,8−ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸、6−ベンゾイルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−ベンゾイルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸または8−ベンゾイルアミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸等が挙げられる〕と0〜60℃、pH=4〜10でカップリング反応させた後、更にこのものを式(6)
【化10】
〔式(6)中のYおよびnは前記と同じ意味を表す〕で表されるナフトール類〔例えば7−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−5−スルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、5−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−4−スルホン酸、7−アミノ−1−ナフトール−4−スルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−4,8−ジスルホン酸、6−アミノ−1−ナフトール−3,5−ジスルホン酸、7−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−3,5−ジスルホン酸、8−アミノ−1−ナフトール−5,7−ジスルホン酸、7−メチルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−メチルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、6−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−(3−スルホフェニル)アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、1,8−ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸、6−べンゾイルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸、7−ベンゾイルアミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸および8−ベンゾイルアミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸等が挙げられる〕と0〜60℃、pH=4〜10でカップリング反応して遊離酸の形で一般式(1)で表される化合物を得ることができる。本発明にかかる化合物にはまた、かかる遊離酸のみならず、その塩(例えばアルカリ金属やアルカリ土類の金属塩)も含む。
【0016】
次いでこのようにして得られた前記反応液を濾過(必要に応じて塩析してもよい)、あるいは反応液を鉱酸で酸析濾過し、水洗して無機塩を充分に除き、得られた湿ケーキに水およびリチウムもしくはナトリウムの水酸化物もしくは炭酸塩、または必要に応じてモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、N−メチル−2−ピロリドン、もしくはジメチルスルホキシド等の有機溶剤、および尿素のような一般的なヒドロトロピー剤を加えることにより、液状化染料を得ることができる。
【0017】
更にこの染料は耐光性を向上させるために本発明にかかる金属塩(錯体)とするには次の方法が可能である。金属錯体としては銅、コバルト、クロム、ニッケル、またはマンガンなどの錯体があり、例えば硫酸銅およびアンモニア水またはアミノアルコールヘキサメチルテトラミンとからなる銅錯塩化剤を加えて95℃以下の温度で反応を行うと、一般式(2)の染料を得ることができる。
【0018】
尚、液状化を容易にするために反応液を逆浸透膜、限外ろ過膜、または電気浸透膜等で処理して無機塩を除去することもできる。さらに紙またはパルプの染色のためには希釈性および飛散性等の取り扱い上から液状品が好ましいが、必要に応じて反応液をスプレー乾燥または反応液を塩析、ろ過、そして湿ケーキを造粒機にかけて顆粒状にしたり、または乾燥し、粉砕して、結晶粉末を得ることも可能である。
【0019】
本発明の染料は、パルプ、紙、セルロース繊維製品または皮革の染色に適しており、耐光性も優れている。そのため印刷インクまたはインクジエット記録用インクとしても有用である。また優れた染着力をも有する。このことは、染色後の廃水等が殆ど無色であることからも分かる。従って廃水処理も容易となる。
次に本発明の化合物、染料の合成例および染色例を実施例に即して具体的に説明するが、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
【0020】
【実施例】
(実施例1)
4,4′−ジアミノベンズアニリド22.7部を水300mlおよび35%塩酸55部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。2,5−ジメトキシアニリン15.3部を35%塩酸12部および水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に水500mlおよびソーダ灰22部で溶解させた8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸64部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH=8を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化11】
【0021】
次いで35%塩酸20部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ200部を水300部、トリエタノールアミン40部、および尿素60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0022】
(実施例2)
実施例1と同様に反応を行った後、酸析する前に硫酸銅(M.W. 250)25部を28%アンモニア水70部および水100部に溶解した液を投入して90〜95℃で、薄層クロマトグラフィーで出発物質が確認できなくなるまで反応を行い、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化12】
【0023】
次いで35%塩酸80部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ230部を水300部、トリエタノールアミン40部、およびジエチレングリコール30部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0024】
(実施例3)
4,4′−ジアミノベンズアニリド22.7部を水300mlおよび35%塩酸55部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。2,5−ジメチルアニリン12.1部を35%塩酸12部および水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に、水500mlおよびソーダ灰22部で溶解させた8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸64部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH8を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化13】
【0025】
次いで35%塩酸20部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ190部を水310部、トリエタノールアミン40部、およびポリエチレングリコール(#400)60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0026】
(実施例4)
4,4′−ジアミノベンズアニリド22.7部を水300mlおよび35%塩酸55部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。P−クレシジン13.7部を35%塩酸12部および水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に、水500mlおよびソーダ灰22部で溶解させた8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸64部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH=8を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化14】
【0027】
次いで35%塩酸20部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ200部を水300部、トリエタノールアミン40部、および尿素60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0028】
(実施例5)
実施例4と同様に反応を行った後、酸析する前に硫酸銅(M.W. 250)25部を28%アンモニア水70部および水100部に溶解した液を投入して90〜95℃で、薄層クロマトグラフィーで出発物質が確認できなくなるまで反応を行い、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化15】
【0029】
次いで35%塩酸80部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ230部を水300部、トリエタノールアミン40部、およびN−メチル−2−ピロリドン30部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0030】
(実施例6)
4,4′−ジアミノベンズアニリド22.7部を水300mlおよび35%塩酸55部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。2,5−ジメトキシアニリン15.3部を35%塩酸12部および水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に、水250mlおよびソーダ灰11部で溶解させた8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸31.9部の溶液を、10℃で10%ソーダ灰にてpH5〜6を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いで水250mlおよびソーダ灰8部で溶解させた6−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸32部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH9を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化16】
【0031】
次いで35%塩酸20部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ210部を水312部、水酸化リチウム18部、およびトリエチレングリコール60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0032】
(実施例7)
実施例6と同様に反応を行った後、酸析する前に硫酸銅(M.W. 250)25部を28%アンモニア水70部および水100部に溶解した液を投入して90〜95℃で、薄層クロマトグラフィーで出発物質が確認できなくなるまで反応を行い、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化17】
【0033】
次いで35%塩酸80部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ220部を水302部、水酸化リチウム18部、およびN−メチル−2−ピロリドン60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0034】
(実施例8)
4,4′−ジアミノジフェニルアミン−2−スルホン酸27.9部を水300mlおよび35%塩酸41部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。2,5−ジメトキシアニリン15.3部を35%塩酸12部、水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に、水250mlおよびソーダ灰11部で溶解させた8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸31.9部の溶液を、10℃で10%ソーダ灰にてpH=5〜6を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いで水250mlおよびソーダ灰8部で溶解させた6−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸32部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH=9を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化18】
【0035】
次いで35%塩酸20部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ240部を水285部、トリエタノールアミン45部およびN−メチル−2−ピロリドン30部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0036】
(実施例9)
実施例8と同様に反応を行った後、酸析する前に硫酸銅(M.W. 250)25部を28%アンモニア水70部および水100部に溶解した液を投入して、90〜95℃で薄層クロマトグラフィーで出発物質が確認できなくなるまで反応を行い、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化19】
【0037】
次いで35%塩酸80部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ250部を水275部、トリエタノールアミン45部、およびN−メチル−2−ピロリドン30部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0038】
(実施例10)
4,4′−ジアミノジフェニルアミン−2−スルホン酸27.9部を水300mlおよび35%塩酸41部で分散後、氷で5℃に冷却し、40%亜硝酸ソーダ36部を加え、1時間攪拌しテトラゾ化を行う。次いでスルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。2,5−ジメトキシアニリン15.3部を35%塩酸12部および水200mlと共に加熱して完溶した溶液をテトラゾ液中に投入し、5℃で1時間攪拌してカップリングを完結させる。次いでこの反応液に35%塩酸20部加え、20℃にて40%亜硝酸ソーダ18部を加え、同温で1時間攪拌した後、スルファミン酸で過剰の亜硝酸を消去する。この反応液中に、水500mlおよびソーダ灰16部で溶解させた6−アニリノ−1−ナフトール−3−スルホン酸64部の溶液を、20℃で10%ソーダ灰にてpH=9を保持しながら1時間で投入し、同温、同pHで2時間攪拌してカップリングを完結させ、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化20】
【0039】
次いで35%塩酸30部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ230部を水286部、水酸化リチウム24部、およびN−メチル−2−ピロリドン60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0040】
(実施例11)
実施例10と同様に反応を行った後、酸析する前に硫酸銅(M.W. 250)25部を28%アンモニア水70部および水100部に溶解した液を投入して90〜95℃で、薄層クロマトグラフィーで出発物質が確認できなくなるまで反応を行い、遊離酸の形で下記構造の染料を得た。
【化21】
【0041】
次いで35%塩酸80部で酸析した後、ろ過する。得られた湿ケーキ240部を水276部、水酸化リチウム24部、N−メチル−2−ピロリドン60部に溶解して、長期間貯蔵にも安定な液体染料溶液組成物600部を得た。
【0042】
(染色例1)
叩解度30°SRの混合晒クラフトパルプ(針葉樹:広葉樹=50:50)100部(乾燥重量20部)と水600部のパルプスラリーに上記実施例1で調製された濃厚液体染料1部を添加し、室温で10分間攪拌した後、ロジン系サイズ剤(50%水溶液)0.4部を加え、更に5分間攪拌後、結晶硫酸アルミニウム0.6部加え、10分間攪拌した。これに水1300部を加えて希釈した後、常法に従って抄紙した。抄紙廃液の着色は全く無く、得られた染色紙は良好な耐光、湿潤およびアルコール堅牢度を有するカラーバリューのある青色であった。
【0043】
(染色例2)
染色例1に使用した実施例1の染料に替えて実施例2で得られた染料1部を添加すると染色例1と同様の染色物が得られた。
【0044】
(染色例3)
染色例1に使用した実施例1の染料に替えて実施例10で得られた染料1部を添加すると得られた染色紙は良好な耐光、湿潤およびアルコール堅牢度を有するカラーバリューのある赤味の青色であった。
【0045】
(比較染色例1)
叩解度30°SRの混合晒クラフトパルプ(針葉樹:広葉樹=50:50)100部(乾燥重量20部)と水500部のパルプスラリーにC.I. Direct Blue 15の染料0.4部(添加する前に100部の温水に溶解する)を添加し、室温で10分間攪拌後、ロジン系サイズ剤(50%水溶液)0.4部を加え、更に5分間攪拌後、結晶硫酸アルミニウム0.6部加え、10分間攪拌した。これに水1300部を加えて希釈した後、常法に従って抄紙した。
【0046】
(比較染色例2)
比較染色例1に使用した染料に替えてC.I. Direct Blue 67の染料0.4部を添加して染色物を得た。
【0047】
(比較染色例3)
比較染色例1に使用した染料に替えてC.I. Direct Blue 78の染料0.4部を添加して染色物を得た。
【0048】
染色例1〜3および比較染色例1〜3で得られた染色紙をFade−Meter〔Xenon Arc灯:スガ試験機(株)形式 FAL−3H〕にて耐光堅牢度を測定した(ブルースケールで判定)。また、抄紙後の排出液の着色度(白水汚染)および抄紙時に使用するろ紙の着色度(ろ紙汚染)を目視にて判定した。
【0049】
その結果を以下の表1に示す。
着色度(目視)判定基準および記号
◎:極めて少ない
〇:少ない
×:多い
【0050】
【表1】
【0051】
表1に示されるように、本発明の青色トリスアゾ染料は、優れた染着性および堅牢度を有することが分かる。さらにその他の本発明にかかる染料においても同様の優れた染着性および堅牢度を有することが分かった。
【0052】
(染色例4)
室温で水5000部と上記実施例1で得られた染料10部、炭酸ナトリウム2部および硫酸ナトリウム20部の染浴に木綿100部を加え、染浴を約30分かけて90〜95℃に加温し、同温度で30分保持した。その後、染色した木綿を濯ぎ、乾燥すると青色の染色物が得られた。
【0053】
(染色例5)
100部のクロムなめしをした皮革を800部の水、2部の25%アンモニア水溶液および3部の1モルのノニルフェノールの10モルのエチレンオキサイドの付加物で50℃において90分間湿らせた。次いで槽を排出し、皮革を50℃の400部の水、1.5部の25%アンモニア水溶液、2部ファットリカーリング剤(脂肪酸エステルのエマルジョン)および1部のフェノールシンタン(フェノールと硫酸の縮合生成物)で処理した。10分後、実施例3で得られた20部の染料を加え、ドラミングを60分間続けた。次いで槽に1.5部の85%蟻酸溶液を2回加え(2回の添加の間隔は10分)酸性化した。10分後、皮革を洗浄し、乾燥し、硬化させた。顕著な堅牢度を有する均一な青色の皮革が得られた。
【0054】
【効果】
本発明の新規化合物は、式(1)
【化22】
または式(2)
【化23】
で表される構造を有し、従って、その化合物からなる青色トリスアゾ染料は優れた染着性および堅牢度を示す。
Claims (2)
- 下式(1)または、下式(2)で表される化合物。
- 請求項1に記載の化合物からなる青色トリスアゾ染料。
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JP2002328377A JP4426753B2 (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 青色トリスアゾ染料 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008133421A (ja) * | 2006-05-30 | 2008-06-12 | Mitsubishi Chemicals Corp | 異方性色素膜用アゾ色素 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB942151A (en) * | 1959-12-04 | 1963-11-20 | Cfmc | New trisazo dyestuffs and method for their preparation |
JPS5736693A (en) * | 1980-08-15 | 1982-02-27 | Canon Inc | Recording fluid |
-
2002
- 2002-11-12 JP JP2002328377A patent/JP4426753B2/ja not_active Expired - Lifetime
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GB942151A (en) * | 1959-12-04 | 1963-11-20 | Cfmc | New trisazo dyestuffs and method for their preparation |
JPS5736693A (en) * | 1980-08-15 | 1982-02-27 | Canon Inc | Recording fluid |
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