JP2004160875A - 物品取り付け構造及び方法、インクジェットヘッド取り付け構造及び方法、並びにインクジェット記録装置 - Google Patents

物品取り付け構造及び方法、インクジェットヘッド取り付け構造及び方法、並びにインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドのような精密な物品を物品保持部材に高精度、且つ強固に取り付け、しかも必要時には物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる物品取り付け構造を提供する。
【解決手段】インクジェットヘッド1のフランジ1a,1aのそれぞれと中間保持部材3のヘッド固定部3bを組み合わせ、フランジ1a,1aに形成された貫通孔1bに取り付けネジ2を通し、中間保持部材3のヘッド固定部3bに形成された雌ネジ3cにネジ込み、インクジェットヘッド1と中間保持部材3とを一体化する。次に、中間保持部材3,3の底板部3a,3aに接着剤4を塗布し、インクジェットヘッド1の吐出孔がヘッド保持部材5に設けられたヘッド取り付け口5aから突出するように挿入し、中間保持部材3,3の底板部3a,3aを取り付け口5aの所定位置に接着して固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品取り付け構造及び方法、インクジェットヘッド取り付け構造及び方法、並びにインクジェット記録装置に関し、さらに詳しくは、精密物品を物品保持部材に対し高精度に取り付け、また複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等に用いられるインクジェットヘッドをヘッド保持部材に対し高精度に取り付け、また場合によっては高価な物品やインクジェットヘッドを物品保持部材やヘッド保持部材から破損することなく取り外し、再利用することができる物品取り付け構造、物品取り付け方法、インクジェットヘッド取り付け構造、インクジェットヘッド取り付け方法、及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報機器等においては、各構成部品を高精度に加工することが要求されるのはもちろんであるが、構成部品を支持部材の所定位置に高精度且つ強固に、しかも長期間安定して取り付けることが重要である。
例えばインクジェットプリンタにおいては、高画質化を達成するために、精密部品であるインクジェットヘッドがヘッド保持部材に対し所定位置に正確に取り付けられ、またカラープリンタの場合、隣接する各色のインクジェットヘッドのノズル相互の位置関係を所定の位置関係に保持して高精度に取り付けることが必要である。
【0003】
図7は、従来のインクジェットヘッド取付け構造の例を示す斜視図である(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、図7の部分を拡大して示す部分正面図である。
図7、図8に示された従来のインクジェットヘッド取付け構造では、インクジェットヘッド111とヘッド保持部材114の間に中間保持部材113が介装され、該中間保持部材113が接着剤115によってインクジェットヘッド111に固定されるとともに接着剤115を介してヘッド保持部材114に固定する構成によりこれを実現している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−309801号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の技術によれば、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に高精度に取り付けることができるとともに、製造後にインクジェットヘッドの固定力が低下するのを防止することができるが、インクジェットヘッドとヘッド保持部材が中間保持部材と接着剤を介して強固に固定されているため、インクジェットヘッドをヘッド保持部材から破損させずに取り外すことが不可能になり、インクジェットヘッド接着後に調整不良が発見された場合には、高価なインクジェットヘッドを破棄することになり、コストを上昇させる原因となっている。
【0006】
したがって、本発明は、インクジェットヘッドのような精密な物品を物品保持部材に高精度に且つ強固に取り付け、しかも必要時には物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる物品取り付け構造を提供することを目的とする。
また、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に高精度に且つ強固に取り付けることができるとともに、インクジェットヘッド接着後に調整不良が発見されたような場合には、ヘッド保持部材や中間保持部材は破壊されて再利用不可能となっても、高価なインクジェットヘッドは無傷で取りはずすことができるため、破棄する必要がなく再利用可能とするインクジェットヘッド取り付け構造、インクジェットヘッド取り付け方法、及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記したような課題を解決するためになされたもので、請求項1の発明は、物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け構造において、前記物品と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材は着脱自在な固着具により前記物品に固定するとともに接着剤により前記物品保持部材に固定することを特徴とし、これにより、精密な物品の物品保持部材に対する取付を簡単な取り付け構造で高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じて物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる。
【0008】
請求項2の発明は、インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け構造において、前記インクジェットヘッドとヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材はネジにより前記インクジェットヘッドに固定するとともに接着剤を介して前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取り付けを簡単な取り付け構造で高精度に行うことができるとともに、必要に応じてインクジェットヘッドをヘッド保持部材から破損させずに取り外すことができる。
【0009】
請求項3の発明は、物品を中間保持部材を介して物品保持部材に取り付ける物品取り付け方法において、前記物品に中間保持部材を着脱自在な固着具により固定した後、前記中間保持部材を接着剤により前記物品保持部材に固定することを特徴とし、これにより、精密な物品の物品保持部材に対する取付を簡単な取り付け方法で高精度に、且つ強固に取り付けることができる。
【0010】
請求項4の発明は、インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドを中間保持部材を介してヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け方法において、前記インクジェットヘッドに前記中間保持部材をネジにより固定した後、前記中間保持部材を接着剤により前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取り付けを簡単な取り付け方法で高精度に、且つ強固に取り付けることができる。
【0011】
請求項5の発明は、物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け構造において、前記物品の一方の固定部と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記物品の一方の固定部を着脱自在な固着具により前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記物品保持部材に固定し、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に固定することを特徴とし、これにより、精密な物品の物品保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じて物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる。また、物品を物品保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0012】
請求項6の発明は、インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け構造において、前記インクジェットヘッドの一方の固定部とヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記インクジェットヘッドの一方の固定部をネジにより前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記ヘッド保持部材に固定し、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じてインクジェットヘッドをヘッド保持部材から破損させずに取り外すことができる。また、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0013】
請求項7の発明は、物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け方法において、前記物品の一方の固定部に着脱自在な固着具により中間保持部材を固定するとともに前記物品保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に仮固定するとともに前記物品に固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定することを特徴とし、これにより、精密な物品の物品保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができる。また、物品を物品保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する
【0014】
請求項8の発明は、インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け方法において、前記インクジェットヘッドの一方の固定部にネジにより中間保持部材を固定するとともに前記ヘッド保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に仮固定するとともに前記インクジェットヘッドに固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができる。また、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0015】
請求項9の発明は、請求項2、6記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記接着剤は紫外線硬化型接着剤から構成するとともに、前記中間保持部材は紫外線を透過する材料から構成することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドを調整位置で仮接着してから本接着する手間がなく、調整状態を紫外線照射により即固定することができ、組み立て性が向上する。
【0016】
請求項10の発明は、請求項9記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記紫外線を透過する材料は、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ガラス等であることを特徴とし、これにより、良好な機械的特性と紫外線透過特性を備えた中間保持部材を得ることができる。
【0017】
請求項11の発明は、請求項2、6、9、10いずれか記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記インクジェットヘッドはインクタンクを備え、前記中間保持部材は前記インクジェットヘッドと前記インクタンクを固定するタンク固定部を有することを特徴とし、これにより、インクジェットヘッドとインクタンク、インクジェットヘッドと中間保持部材を別々に固定する必要がなくなり、組み立て性が向上する。
【0018】
請求項12の発明は、請求項2、6、9〜11記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記中間保持部材は、前記インクジェットヘッドの取り付け位置調整用治具を取り付ける治具取り付け部を有することを特徴とし、これにより、簡単な構成でインクジェットヘッドを高精度に所定位置に固定することができ、且つ狭いスペースでの取り扱いが容易になり、組み立て性が向上する。
【0019】
請求項13の発明は、請求項2、6、9〜12記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記ヘッド保持部材及び中間保持部材を形成する材料は、線膨張係数が同一、または略同一であることを特徴とし、これにより、印写時の発熱による影響により接着部に応力を発生することがないため、使用時に固定力が低下することがなく、長期間固定力を維持することができる。
【0020】
請求項14の発明は、請求項2、6、9〜13記載のインクジェットヘッド取り付け構造を具備したインクジェット記録装置であることを特徴とし、これにより、高画質且つ安価なインクジェット記録装置が実現可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に示す実施例に基づいて説明する。なお、以下の説明では、精密な物品は複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等に用いられるインクジェットヘッドとし、これをヘッド保持部材に高精度に取り付ける例について説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例によるインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図、図2は、図1の正面断面図である。
図1に示す第1実施例のインクジェットヘッド取り付け構造において、インクジェットヘッド1は上端面の長手方向両端に取り付け用のフランジ1a,1aを有するとともに、底面には図示しない複数の吐出孔を有し、複数の吐出孔がヘッド保持部材5に設けられたヘッド取り付け口5aから突出するようにしてフランジ1a,1aを利用して取り付けられる。また、両フランジ1a,1aには取り付けネジ2を通すための貫通孔1bが形成されている。さらに、両フランジ1a,1aの底面には、所定高さの突起1c,1cが形成されている。
【0022】
インクジェットヘッド1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色のうちの単独の色のインクジェットヘッドであっても、また前記各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のインクジェットヘッドであってもよい。
インクジェットヘッド1をヘッド保持部材5に取り付けるために中間保持部材3が用いられ、ヘッド保持部材5に形成されたヘッド取り付け口5aの相対向する辺に沿って接着剤4によって固定される。
中間保持部材3は、図1、図2に示すように、底板部3aとヘッド固定部3bとを段状に結合した形状で、ヘッド固定部3bには取り付けネジ2をネジ込むための雌ネジ3cが形成されている。
インクジェットヘッド1は、そのフランジ1aと中間保持部材3のヘッド固定部3bとが取り付けネジ2のような着脱自在な固着具によって固定され、中間保持部材3の底板部3aとヘッド保持部材5とは接着剤4によって固定される。ここで、接着剤4の厚さは、インクジェットヘッド1のフランジ1aに形成された突起1cの高さによって所定の寸法が得られる。
【0023】
インクジェットヘッド1をヘッド保持部材5に取り付ける際の取り付け方法について説明する。
まず、インクジェットヘッド1のフランジ1a,1aのそれぞれと中間保持部材3のヘッド固定部3bを図1、図2に示すように組み合わせ、フランジ1a,1aに形成された貫通孔1bから取り付けネジ2を通し、中間保持部材3のヘッド固定部3bに形成された雌ネジ3cにネジ込み、インクジェットヘッド1と中間保持部材3とを一体化する。
次に、中間保持部材3,3の底板部3a,3aに接着剤4を塗布し、インクジェットヘッド1の吐出孔がヘッド保持部材5に設けられたヘッド取り付け口5aから突出するように挿入し、中間保持部材3,3の底板部3a,3aを取り付け口5aの対向する周辺部に仮接着し、取り付け位置が所定位置となるように微調整した後、本接着して固定する。
【0024】
以上の構成により、インクジェットヘッド1をヘッド保持部材5の所定位置への取り付けを簡単な構成の取り付け構造で、高精度に行うことができる。また、例えば取り付け不良などの理由により、インクジェットヘッドをヘッド保持部材から取り外す必要が生じた場合には、接着剤4を塗布した部分を分離させ、インクジェットヘッド1と中間保持部材3を一体の状態で取り外し、取り付けネジ2を取り外すことによりインクジェットヘッド1を破損せずに取り外すことができる。
なお、以上の例では取り付けネジ2をフランジ1a,1a側から通し、ヘッド固定部3bに形成された雌ネジ3cにネジ込むようにしたが、雌ネジをフランジ1a,1aに形成し、取り付けネジ2をヘッド固定部3b側から通し、フランジ1a,1aに形成された雌ネジにネジ込むようにすることもでき、またボルトとナットを使用して一体化することもできる。
【0025】
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例によるインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図である。
第2実施例のインクジェットヘッド取り付け構造は、インクジェットヘッド1の長手方向の一方のフランジ1aが第1実施例と同様の取り付けネジ2を用いた固定手段によって固定されるが、他方のフランジ1aが板バネ7等の弾性体を用いて固定される。
そのために、ヘッド保持部材5の所定位置に位置決め突起6を設け、また弾性体としての板バネ7を取り付けるための開口部、突起等からなる弾性体取り付け部5bを形成しておく。弾性体としての板バネ7はクリップ式にして、ヘッド保持部材5及びインクジェットヘッド1と分離した構成とするのが一般的であるが、クリップの一端をヘッド保持部材5の所定位置に回動自在に固定するようにしておいてもよい。
【0026】
第2実施例のインクジェットヘッド取り付け構造において、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付ける際の取り付け方法について説明する。
まず、インクジェットヘッド1の一方のフランジ1aに中間保持部材3のヘッド固定部3bを重ね、ネジ2を用いて固定しておく。また、ヘッド保持部材5のヘッド取り付け口5aの周辺であって、中間保持部材3が接着される所定位置に紫外線硬化型接着剤を予め塗布しておく。
中間保持部材3が一体に固定されたインクジェットヘッド1の他方のフランジ1aを位置決め突起6を利用して位置決めしながら、インクジェットヘッド1を板バネ7の弾性力でヘッド保持部材5に固定する。なお、板バネ7は、インクジェットヘッド1を多方向から拘束するように複数箇所で固定することが望ましい。
【0027】
次に、インクジェットヘッド1の一方のフランジ1aをヘッド保持部材5に固定するが、インクジェットヘッド1の他方のフランジ1aは、板バネ7によって仮止め状態で固定されている。このとき、他方のフランジ1aと固定された中間保持部材3の底板部3aは、ヘッド保持部材5に塗布された紫外線硬化型接着剤に接触するが、未硬化状態であるため、インクジェットヘッド1が所定の位置に設置されるように位置調整可能である。
インクジェットヘッド1の設置位置が確定したら、紫外線硬化型接着剤に紫外線を照射して硬化させ、インクジェットヘッド1をヘッド保持部材5の所定位置にしっかりと固定することができる。なお、インクジェットヘッド1の両方のフランジ1a,1aのヘッド保持部材5との当接面には、所定高さの突起1c,1cが形成されているので、紫外線硬化型接着剤の厚さは所定の寸法に設定される。
【0028】
インクジェットヘッド1は、一方のフランジ1aが板バネ7によってヘッド保持部材5に仮止め状態で固定され、その状態で他方のフランジ1aを中間保持部材3とヘッド保持部材5に固定することにより、組立性が向上し、インクジェットヘッド1のヘッド保持部材5への取り付けを高精度に行うことができるとともに、インクジェットヘッドをヘッド保持部材から取り外す必要が生じた場合には、クリップ状の板バネ8を取り外した後、実施例1と同様の手順でインクジェットヘッド1を破損せずに迅速に取り外すことができる。
【0029】
(第3実施例)
第3実施例のインクジェットヘッド取り付け構造について、図1、2を用いて説明する。
第3実施例のインクジェットヘッド取り付け構造では、第1、第2実施例の取り付け構造において、中間保持部材3とヘッド保持部材5を接着する接着剤4を紫外線硬化型接着剤から構成するとともに、中間保持部材3を紫外線が透過する材料から構成している。紫外線が透過する材料としては、固定手段としての機械的特性と紫外線透過特性との観点から例えばポリカーボネート(PC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ガラス等が例示される。
これにより調整位置を仮接着で固定した後、本接着するのに要する手間がなく、調整状態を紫外線照射により即固定することができ、組み立て性が向上する。
【0030】
(第4実施例)
次に、第4実施例のインクジェットヘッド取り付け構造について説明する。
図4は、本発明の第4実施例のインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図である。
シリアル型のインクジェット記録装置において、インクカートリッジの容量が増加することにより、キャリッジ速度が低下することを防止する手段として、後述する図5、図6に示すインクジェット記録装置に見られるように、キャリッジ33にバッファタンク35を搭載し、記録装置本体21に載置したインクカートリッジ37のインクをチューブ36を介してバッファタンク35に汲み上げ、バッファタンク35を介して記録ヘッド34にインクを供給する分離インク供給方式が提案されている。
第4実施例のインクジェットヘッド取り付け構造の中間保持部材3は、底板部3a、ヘッド固定部3bとともに、インクジェットヘッド1にバッファタンク35を固定するためのタンク固定部3dをヘッド固定部3bに対し重層した位置に備えている。
このような構成により、インクジェットヘッド1とバッファタンク35を中間保持部材3を利用して固定することができ、インクジェットヘッド1とバッファタンク35、インクジェットヘッド1と中間保持部材3を異なった部材で別々に固定するといった必要がなくなり、構成が簡易化され、組み立て性が向上する。
なお、第4実施例のインクジェットヘッド取り付け構造では、インクジェットヘッド1にインクタンクとしてバッファタンク35を固定する例について説明したが、インクカートリッジの容量がさほど大である必要がない場合には、通常の容量のインクタンクとすることができる。
【0031】
(第5実施例)
第5実施例のインクジェットヘッド取り付け構造について、図1を用いて説明する。(請求項10)
第5実施例のインクジェットヘッド取り付け構造では、インクジェットヘッド1と一体になった中間保持部材3をヘッド保持部材5の所定位置に正確に取り付ける際、取り付け位置を調整するための治具10を使用する手段を備えている。治具10は、ヘッド保持部材5上のXYZ軸上での位置を任意に設定することができる位置決めバーを有し、中間保持部材3の底板部3a表面に治具10の位置決めバーと係合する凹部または突起からなる治具取り付け部3eを有する。
治具取り付け部3eは、中間保持部材3の底板部3a表面に形成した凹部または突起のような簡単な手段からなるので、第3実施例のインクジェットヘッド取り付け構造において、インクジェットヘッド1を紫外線硬化型接着剤によりヘッド保持部材5へ取り付ける際、紫外線照射の妨げとならず、且つ狭いスペースでの取り扱いが容易になり、組み立て性が向上する。
【0032】
(第6実施例)
第6実施例のインクジェットヘッド取り付け構造について、図2を用いて説明する。
第1〜第5実施例のインクジェットヘッド取り付け構造において、インクジェットヘッド1が印写時に発する熱は、ヘッド保持部材5、中間保持部材3にも伝播しそれぞれの部材を熱変形させる。
第6実施例の取り付け構造では、ヘッド保持部材5、中間保持部材3を構成する材料の線膨張係数が同一、または略同一の材料を用いているので、インクジェットヘッド1の発熱による変形は、接着剤4を挟んで同程度である。このため接着部に応力を発生し破損したり、固定力が低下したりすることがく、長期間安定した固定力を維持することができる。
ここで、ヘッド保持部材5を構成する材料としては、例えばポリカーボネート(PC)等が例示される。
接着剤4を構成する材料の線膨張係数がヘッド保持部材5、中間保持部材3を構成する材料の線膨張係数と同一、または同一に近いものである場合も同様の効果が得られる。
【0033】
(第7実施例)
次に,本発明のインクジェットヘッド取り付け構造を搭載したインクジェット記録装置について説明する。
図5は、本発明の第7実施例によるインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図、図6は、図5に示すインクジェット記録装置の側断面図である。
第7実施例のインクジェット記録装置は、記録装置本体21の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ33、キャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド34、記録ヘッド34へインクを供給するバッファタンク35等で構成される印字機構部22等を収納し、装置本体21の下方部には前方側から多数枚の用紙23を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)
24を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙23を手差しで給紙するための手差しトレイ25を開倒することができ、給紙カセット24或いは手差しトレイ25から給送される用紙23を取り込み、印字機構部22によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ26に排紙する。
【0034】
印字機構部22は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド31と従ガイドロッド32とでキャリッジ33を主走査方向(図6で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ33にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する記録ヘッド34を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ33には記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各バッファタンク35を記録ヘッド34と一体的に結合され装着している。
【0035】
バッファタンク35はインクカートリッジ37からインクが流入する流入口、下方には記録ヘッドへインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。またバッファタンク35へのインク供給は,各色のインクカートリッジ37によりチューブ36を用いて供給される。なお、実施例7では記録ヘッド34にバッファタンク35を一体に結合する例について示しているが、通常のインクタンクとすることができる。
【0036】
また、記録ヘッド34としてここでは各色のヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の記録ヘッドでもよい。さらに、記録ヘッド34として用いるインクジェットヘッドは、圧電素子等の電気機械変換素子で液室壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型、或いは発熱抵抗体により気泡を生じさせてインクを加圧するバブル型、若しくはインク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型等を使用することができるが、本実施形態ではピエゾ型インクジェットヘッドを用いている。
【0037】
ここで、キャリッジ33は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド31に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向下流側)を従ガイドロッド32に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ33を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ40で回転駆動される駆動プーリ41と従動プーリ42との間にタイミングベルト43を張装し、このタイミングベルト43をキャリッジ33に固定しており、主走査モータ40の正逆回転によりキャリッジ33が往復駆動される。
【0038】
一方、給紙カセット24にセットした用紙23をヘッド34の下方側に搬送するために、給紙カセット24から用紙23を分離給装する給紙ローラ44及びフリクションパッド45と、用紙23を案内するガイド部材46と、給紙された用紙23を反転させて搬送する搬送ローラ47と、この搬送ローラ47の周面に押し付けられる搬送コロ48及び搬送ローラ47からの用紙23の送り出し角度を規定する先端コロ49とを設けている。搬送ローラ47は副走査モータ50によってギヤ列を介して回転駆動される。
【0039】
そして、キャリッジ33の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ47から送り出された用紙23を記録ヘッド34の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材51を設けている。この印写受け部材51の用紙搬送方向下流側には、用紙23を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ52、拍車53を設け、さらに用紙23を排紙トレイ26に送り出す排紙ローラ54及び拍車55と、排紙経路を形成するガイド部材56,57とを配設している。
【0040】
記録時には、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙23にインクを吐出して1行分を記録し、用紙23を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙23の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙23を排紙する。
【0041】
また、キャリッジ33の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド34の吐出不良を回復するための回復装置59を配置している。回復装置59はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ33は印字待機中にはこの回復装置59側に移動されてキャッピング手段で記録ヘッド34をキャッピングし、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中等に記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
【0042】
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段で記録ヘッド34の吐出口を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(図示しない)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果を奏する。
請求項1の発明は、物品と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材は着脱自在な固着具により前記物品に固定するとともに接着剤により前記物品保持部材に固定するので、精密な物品の物品保持部材に対する取付を簡単な取り付け構造で高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じて物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる。
【0044】
請求項2の発明は、インクジェットヘッドとヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材はネジにより前記インクジェットヘッドに固定するとともに接着剤を介して前記ヘッド保持部材に固定するので、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取り付けを簡単な取り付け構造で高精度に行うことができるとともに、必要に応じてインクジェットヘッドをヘッド保持部材から破損させずに取り外すことができる。
【0045】
請求項3の発明は、物品に中間保持部材を着脱自在な固着具により固定した後、前記中間保持部材を接着剤により物品保持部材に固定するので、精密な物品の物品保持部材に対する取付を簡単な取り付け方法で高精度に、且つ強固に取り付けることができる。
【0046】
請求項4の発明は、インクジェットヘッドに中間保持部材をネジにより固定した後、前記中間保持部材を接着剤によりヘッド保持部材に固定するので、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取り付けを簡単な取り付け方法で高精度に、且つ強固に取り付けることができる。
【0047】
請求項5の発明は、物品の一方の固定部と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記物品の一方の固定部を着脱自在な固着具により前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記物品保持部材に固定し、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に固定するので、精密な物品の物品保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じて物品を物品保持部材から破損させずに取り外すことができる。また、物品を物品保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0048】
請求項6の発明は、インクジェットヘッドの一方の固定部とヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記インクジェットヘッドの一方の固定部をネジにより前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記ヘッド保持部材に固定し、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に固定するので、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取付を高精度に、且つ強固に取り付けることができるとともに、必要に応じてインクジェットヘッドをヘッド保持部材から破損させずに取り外すことができる。また、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0049】
請求項7の発明は、物品の一方の固定部に着脱自在な固着具により中間保持部材を固定するとともに物品保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に仮固定するとともに前記物品に固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定するので、精密な物品の物品保持部材に対する取り付けを高精度に、且つ強固に取り付けることができる。また、物品を物品保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0050】
請求項8の発明は、インクジェットヘッドの一方の固定部にネジにより中間保持部材を固定するとともにヘッド保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に仮固定するとともに前記インクジェットヘッドに固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定するので、インクジェットヘッドのヘッド保持部材に対する取り付を高精度に、且つ強固に取り付けることができる。また、インクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付ける際の組み立て性が向上する。
【0051】
請求項9の発明は、中間保持部材とヘッド保持部材を固定する接着剤は紫外線硬化型接着剤から構成するとともに、中間保持部材は紫外線を透過する材料から構成するので、調整位置を仮接着で固定してから本接着する手間がなく、調整状態を紫外線照射により即固定することができ、組み立て性が向上する。
【0052】
請求項10の発明は、前記紫外線を透過する材料は、ポリカーボネート(PC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ガラス等から形成されるので、良好な固定手段としての機械的特性と十分な紫外線透過特性を備え、インクジェットヘッドの保持部材に対する取り付けを高精度に、且つ強固に取り付けることができる。
【0053】
請求項11の発明は、インクジェットヘッドはインクタンクを備え、中間保持部材は前記インクジェットヘッドと前記インクタンクを固定するタンク固定部を有するので、インクジェットヘッドとインクタンク、インクジェットヘッドと中間保持部材を別々に固定する必要がなくなり、構成の簡易化とともに、組み立て性が向上する。
【0054】
請求項12の発明は、中間保持部材はインクジェットヘッドの取り付け位置調整用治具を取り付ける治具取り付け部を有するので、狭いスペースでのインクジェットヘッドと一体になった中間保持部材を正確、迅速に位置決めすることができ、また紫外線照射の妨げとならず、組み立て性が向上する。
【0055】
請求項13の発明は、ヘッド保持部材及び中間保持部材を形成する材料は、線膨張係数が同一、または略同一であるので、印写時の発熱による影響により接着部に応力を発生することがないため、使用時に固定力が低下することがなく、長期間固定力を維持することができる。
【0056】
請求項14の発明は、請求項2、6、9〜13記載のインクジェットヘッド取り付け構造を具備したインクジェット記録装置であるので、高画質且つ安価なインクジェット記録装置が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、3〜5実施例のインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図である。
【図2】図1の正面断面図である。
【図3】本発明の第2実施例のインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例のインクジェットヘッド取り付け構造で用いるバッファタンク取り付け構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第7実施例のインクジェットヘッド取り付け構造を搭載したインクジェット記録装置の斜視図である。
【図6】図5に示すインクジェット記録装置の側断面図である。
【図7】従来のインクジェットヘッド取り付け構造を示す斜視図である。
【図8】図7の要部を拡大して示す部分正面図である。
【符号の説明】
1…インクジェットヘッド、1a…フランジ、1b…貫通孔、1c…突起、2…取り付けネジ、3…中間保持部材、3a…底板部、3b…ヘッド固定部、3c…雌ネジ、3d…タンク固定部、3e…治具取り付け部、4…接着剤、5…ヘッド保持部材、5a…ヘッド取り付け口、5b…弾性体取り付け部、6…位置決め突起、7…板バネ、10…治具、21…記録装置本体、22…印字機構部、23…用紙、24…給紙カセット、25…手差しトレイ、26…排紙トレイ、31…主ガイドロッド、32…従ガイドロッド、33…キャリッジ、34…記録ヘッド、35…バッファタンク、36…チューブ、37…インクカートリッジ、40…主走査モータ、41…駆動プーリ、42…従動プーリ、43…タイミングベルト、44…給紙ローラ、45…フリクションパッド、46…ガイド部材、47…搬送ローラ、48…搬送コロ、49…先端コロ、50…副走査モータ、51…印写受け部材、52…搬送コロ、53…拍車、54…排紙ローラ、55…拍車、56,57…ガイド部材、59…回復装置。

Claims (14)

  1. 物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け構造において、
    前記物品と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材は着脱自在な固着具により前記物品に固定するとともに接着剤により前記物品保持部材に固定することを特徴とする物品取り付け構造。
  2. インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け構造において、
    前記インクジェットヘッドとヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、該中間保持部材はネジにより前記インクジェットヘッドに固定するとともに接着剤を介して前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  3. 物品を中間保持部材を介して物品保持部材に取り付ける物品取り付け方法において、
    前記物品に中間保持部材を着脱自在な固着具により固定した後、前記中間保持部材を接着剤により前記物品保持部材に固定することを特徴とする物品取り付け方法。
  4. インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドを中間保持部材を介してヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け方法において、
    前記インクジェットヘッドに前記中間保持部材をネジにより固定した後、前記中間保持部材を接着剤により前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け方法。
  5. 物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け構造において、
    前記物品の一方の固定部と物品保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記物品の一方の固定部を着脱自在な固着具により前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記物品保持部材に固定し、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に固定することを特徴とする物品取り付け構造。
  6. インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け構造において、
    前記インクジェットヘッドの一方の固定部とヘッド保持部材の間に中間保持部材を介装し、前記インクジェットヘッドの一方の固定部をネジにより前記中間保持部材に固定するとともに前記中間保持部材を接着剤により前記ヘッド保持部材に固定し、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に固定することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  7. 物品を物品保持部材に取り付ける物品取り付け方法において、
    前記物品の一方の固定部に着脱自在な固着具により中間保持部材を固定するとともに前記物品保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記物品の他方の固定部を弾性体の弾性力により前記物品保持部材に仮固定するとともに前記物品に固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定することを特徴とする物品取り付け方法。
  8. インク液滴を吐出孔から吐出するインクジェットヘッドをヘッド保持部材に取り付けるインクジェットヘッド取り付け方法において、
    前記インクジェットヘッドの一方の固定部にネジにより中間保持部材を固定するとともに前記ヘッド保持部材の所定位置に接着剤を塗布した後、前記インクジェットヘッドの他方の固定部を板バネの弾性力により前記ヘッド保持部材に仮固定するとともに前記インクジェットヘッドに固定された前記中間保持部材を前記接着剤上に位置決めして固定することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け方法。
  9. 請求項2または6記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、
    前記接着剤は紫外線硬化型接着剤から構成するとともに、前記中間保持部材は紫外線を透過する材料から構成することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  10. 請求項9記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記紫外線を透過する材料は、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ガラス等であることを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  11. 請求項2、6、9、10いずれか記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、前記インクジェットヘッドはインクタンクを備え、前記中間保持部材は前記インクジェットヘッドと前記インクタンクを固定するタンク固定部を有することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  12. 請求項2、6、9乃至11いずれか記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、
    前記中間保持部材は、前記インクジェットヘッドの取り付け位置調整用治具を取り付ける治具取り付け部を有することを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  13. 請求項2、6、9乃至12いずれか記載のインクジェットヘッド取り付け構造において、
    前記ヘッド保持部材及び中間保持部材を構成する材料は、線膨張係数が同一、または略同一であることを特徴とするインクジェットヘッド取り付け構造。
  14. 請求項2、6、9乃至13いずれか記載のインクジェットヘッド取り付け構造を搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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