JP2004159958A - 木炭パウダー入り寝具用マットレス - Google Patents
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Abstract
【課題】体臭・汗臭を確実に消すことができ、汗むれを確実に防ぐことができ、
さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭することができる木炭パウダー入り寝具用マットレスを提供する。
【解決手段】上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この上段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする木炭パウダー入り寝具用マットレスである。
【選択図】 図1
さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭することができる木炭パウダー入り寝具用マットレスを提供する。
【解決手段】上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この上段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする木炭パウダー入り寝具用マットレスである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は木炭パウダー入り寝具用マットレスに係り、特に介護用マットレスに適用することで被介護人が快適に過ごすことができ、さらに介護人が介護しやすくなる木炭パウダー入り寝具用マットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢化が進みベッド内で多くの時間を過ごす人が増える傾向にある。このため、ベッド内で快適に過ごすことができるように、例えば寝心地を改良した寝具用マットレスが提案されている。
【0003】
さらには、介護人の負担を軽くして、より快適に介護を行えるようにした寝具用マットレスの提案もなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の寝具用マットレスでは、体臭・汗臭を確実に消すことが難しく、また汗むれを確実に防ぐことも難しいものであった。
【0005】
さらに、従来の寝具用マットレスでは、被介護人がベッド内で失禁したような場合に、そこから発生するアンモニア臭を消臭することが難しく、同様にホルムアルデヒド臭を消臭することも難しいとされていた。
この点を改良すると、被介護人がベッド内で心地よく過ごせるようになり、さらに介護人にとっても気持ちの良い介護が行えるようになる。
【0006】
本発明は、体臭・汗臭を確実に消し、汗むれを防ぎ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭をも消臭できる木炭パウダー入り寝具用マットレスを提供して、上述の全ての問題点を解消せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この上段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスは、上段マット層の裏面側に木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を積層したため、体臭・汗臭を確実に消すことができ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できる。
【0009】
また、木炭パウダーを綿繊維製ボードに含ませ、この綿繊維製ボードを硬綿繊維が一定の厚さに形成されるようにしたもので、これにより介護用マットレスの保型性と弾力性を確保し、かつ汗むれの発生を防ぐことができる。
【0010】
請求項2の発明は、上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この吸収マット層の裏面側にはウレタンフォームで形成される下段マット層を積層し、この上段マット層及び下段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする。
【0011】
このため上段マット層と下段マット層の何れの側を表面に向けるかの選択が自由に行えるようになって、使用性が格段に向上した。
また上段マット層と下段マット層の硬度を変化させることで、好みの硬度のものを使用できるようになる効果も達成できる。
【0012】
請求項3の発明は、前記透孔の断面形状が円形状又は長孔状であることを特徴とする。
【0013】
この透孔は、その断面形状が円形状であっても湿気、水蒸気の導入効果を十分に達成できるが、長孔状にした場合には導入路の断面積が大きくなって、一層効率的に湿気、水蒸気の導入効果を達成できるようになる。
【0014】
請求項4の発明は、前記綿繊維製ボードは、硬綿で略矩形状のボード体に形成され、このボード体内に木炭パウダーが含まれ、ボード体が不織紙からなる内袋に収納され、この内袋に収納されたボード体が綿布からなる外袋に収納されていることを特徴とする。
【0015】
ボード体を内袋及び外袋で二重に覆うようにし、この内袋と外袋とは液状のもの(尿)は通さないが、気体状のもの(湿気、水蒸気)は通す性質の素材で形成されているため、水分をより一層通し難くすることで、尿が綿繊維製ボードまで侵入すること等を確実に防ぐことができる。もちろん、木炭パウダーの外部への漏出も防ぐことができる。
【0016】
請求項5の発明は、前記木炭パウダーは、檜からなる木炭パウダーであることを特徴とする。
【0017】
檜を使った木炭の表面には、多くの微小穴が無数に存在し、その微小穴の内壁中にも、さらに別の微小穴が多数存在している。このため檜の木炭パウダーは微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材であり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなり、その結果木炭パウダー周辺の臭気はこの微小穴で捕捉され確実に消臭できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの一実施の形態を詳説する。
図1は本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図、図2は前図のA−A線断面図、図3は同B−B線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図、図4は他の実施例を示す木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図、図5は前図のC−C線断面図、図6は同D−D線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【0019】
図1〜図3に示す木炭パウダー入り寝具用マットレス10は、上段マット層1をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層2を上段マット層1の裏面側に積層し、この上段マット層1には吸収マット層2に連通する複数の透孔3,3・・が穿設されている。
【0020】
上段マット層1のウレタンフォームは、いわゆる低反発フォームと称される硬度単位3程度の反発力の小さい低反発ウレタンフォームが好適である。
マットレス10の全体の大きさは、縦約194cm、横約83cm,厚さ80mm程度であり、上段マット層1の厚さは40〜60mm,吸収マット層2の厚さは15〜20mm程度の大きさに形成する。
【0021】
次いで上段マット1に多数穿設される透孔3,3・・・の例としては、直径2〜10mm程度の断面円形状のものでも、あるいは短寸2〜10mm、長寸10〜50mm程度の長孔状のものとすることもできる。この透孔3は、その断面形状がどの様なものであってもかまわず、また長孔の長手方向がいずれの方向を向いていてもかまわないが、汗の元となる湿気や水蒸気やその臭気を透過させるのに必要にして十分な通路巾が確保されている必要がある。
【0022】
さらに、マットレス10を三層構造に形成することもでき、その場合には吸収マット層2の裏面側にウレタンフォームで形成した下段マット層4を積層させることになるが、この下段マット層4は上段マット層1と同一素材とすることが好適である。もちろん、これとは別に上段マット層1と下段マット層4のウレタンフォームの硬度に差を設けるようにしてもよい。また下段マット層4を設けた場合には、その下段マット層4にも前記上段マット層1に穿設したと同様の透孔3を多数形成する。
【0023】
本発明で使用する吸収マット層2は、硬綿により略矩形状のボード体に形成された綿繊維製ボード5で構成され、この綿繊維製ボード5内に木炭パウダー6を含ませたものである。この綿繊維製ボード5が不織紙(1枚乃至複数枚)からなる内袋に収納され、この内袋に収納された綿繊維製ボード5を綿布からなる外袋に収納して完成する。
【0024】
綿繊維製ボード5は硬綿繊維を一定の厚さに形成したものであるから、保型性と弾力性に優れ、これを中心として上段マット層1や下段マット層4を積層してマットレス10を仕立てるので、マットレス10をベッド基台に設置した際の使用感は格段に良好なものとなる。
【0029】
綿繊維製ボード5に含まれる木炭パウダー6は、一例として檜からなる木炭パウダーが該当するが、木炭パウダー6はこれに限られるものではない。
但し、檜からなる木炭パウダー6の表面には、多くの微小穴(非常に小さいため図示はしていない)が無数に存在し、その微小穴の内壁中には、さらに別の微小穴が多数存在している。このため、これらの全ての微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材となり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなる。
【0030】
このように、檜からなる木炭パウダー6は外気に触れる微小穴の表面積が飛躍的に大きくなるので、この木炭パウダー6周辺の臭気はこの微小穴で捕捉されて消臭され、また被介護人の体臭・汗臭を確実に消すことができ、同時にアンモニア臭やホルムアルデヒド臭も消臭できる。
【0031】
つぎに、木炭パウダー入り寝具用マットレス10の作用を図3及び図6に基づいて説明する。
マットレス10は、そこに寝る人の肌が接する面が上段マット層1(あるいは下段マット層4)であるため、適度の反発力を有し、その肌触りと弾力は心地よいものとなる。
【0032】
また、マットレス10の上段マット層1の裏面側に積層される吸収マット層2は、檜からなる木炭パウダー6を含んだ綿繊維製ボード5であるため、上段マット層1の透孔3から矢印Aに示すように体臭・汗臭などの臭いが綿繊維製ボード5(すなわち、吸収マット層2)まで進入し、綿繊維製ボード5の檜からなる木炭パウダー6にて確実に消臭されるようになる。
体臭・汗臭などの臭いと同様に、アンモニア臭やホルムアルデヒド臭をもこの木炭パウダー6で確実に消臭される。
【0033】
さらに、綿繊維製ボード5(すなわち、吸収マット層2)は矢印Aに示すように水蒸気を通すこともできるので、上段マット層1の表面のサラサラ感を保つことができ、汗むれなどの発生を抑えることができる。
【0034】
また、一旦汗の元である湿気、水蒸気等からの水分を吸収した吸収マット層は、吸収マット層の外気に触れる面(側面及び底面)から、吸収した水分を蒸発発散させることができるので、常に乾燥状態を保持できるという特徴がある。
【0035】
つぎに、図7のグラフで、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のアンモニアの消臭性について説明する。
グラフG1は吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG1から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には640ppmに減少し、60分経過後には560ppmに減少した。
【0036】
グラフG2は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を3g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG2から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には300ppmに減少し、60分経過後には220ppmに減少した。
【0037】
グラフG3は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG3から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には164ppmに減少し、60分経過後には100ppmに減少した。
【0038】
グラフG4は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を10g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG4から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には60ppmに減少し、60分経過後には40ppmに減少した。
【0039】
図7に示す通り、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g、3g、5g、10g含ませると、アンモニア臭を十分に消臭することができることが判る。さらに、檜からなる木炭パウダー6の含有量は、1g〜10gの範囲で多量に含ませると消臭効果がさらに高くなることが判る。
【0040】
つぎに、図8のグラフで、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のホルムアルデヒドの消臭性について説明する。
グラフG5は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG5から明らかなように、16ppmのホルムアルデヒド臭は2分経過後には1.5ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を1.5ppmに保つことができる。
【0041】
グラフG6は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を3g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG6から明らかなように、16ppmのホルムアルデヒド臭は2分経過後には0.5ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を0.5ppmに保つことができる。
【0042】
図8に示す通り、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g、3g含ませると、ホルムアルデヒド臭を十分に消臭することができることが判る。さらに、檜からなる木炭パウダー6の含有量は1g〜3gの範囲で多量に含ませると消臭効果がさらに高くなることが判る。
【0043】
つぎに、図9のグラフで本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のホルムアルデヒドの消臭性について説明する。
グラフG7は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG7から明らかなように、200ppmのホルムアルデヒド臭は1分経過後には50ppmに減少し、5分経過後には30ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を30ppmに保つことができる。
【0044】
グラフG8は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を10g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG8から明らかなように、500ppmのホルムアルデヒド臭は1分経過後には100ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を100ppmに保つことができる。
図9に示すとおり、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g、10g含ませると、ホルムアルデヒド臭を十分に消臭することができることが判る。
【0045】
なお、前記実施の形態では、木炭パウダー入り寝具用マットレス10を介護用マットレスに適用した例に説明したが、この寝具用マットレス10は介護用マットレスに限られることなく、通常の寝具用マットレスとして使用することも可能である。
また、前記実施の形態では、木炭パウダー入り寝具用マットレス10をマットレスレス11の表面に敷いて使用する例について説明したが、これに限られずに、この寝具用マットレス10を畳などに敷いて使用することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1による木炭パウダー入り寝具用マットレスは、上段マット層の裏面側に木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を積層したため、体臭・汗臭を確実に消すことができ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できる。
【0047】
また、木炭パウダーを綿繊維製ボードに含ませ、この綿繊維製ボードを硬綿繊維が一定の厚さに形成されるようにしたもので、これにより介護用マットレスの保型性と弾力性を確保し、かつ汗むれの発生を防ぐことができる。
【0048】
請求項2の発明は、上段マット層と下段マット層の何れの側を表面に向けるかの選択が自由に行えるようになって、使用性が格段に向上した。
また上段マット層と下段マット層の硬度を変化させることで、好みの硬度のものを使用できるようになる効果も達成できる。
【0049】
請求項3の発明は、透孔の断面形状を円形状又は長穴状に形成したので、その断面形状が円形状であっても湿気、水蒸気の導入効果を十分に達成できるが、長孔状にした場合には導入路の断面積が大きくなって、一層効率的に湿気、水蒸気の導入効果を達成できるようになる。
【0050】
請求項4の発明は、前記綿繊維製ボードは、硬綿で略矩形状のボード体に形成され、このボード体内に木炭パウダーが含まれ、ボード体が不織紙からなる内袋に収納され、この内袋に収納されたボード体が綿布からなる外袋に収納されているので、ボード体を内袋及び外袋で二重に覆うようにし、この内袋と外袋とは液状のもの(尿)は通さないが、気体状のもの(湿気、水蒸気)は通す性質の素材で形成されているため、水分をより一層通し難くすることで、尿が綿繊維製ボードまで侵入すること等を確実に防ぐことができる。もちろん、木炭パウダーの外部への漏出も防ぐことができる。
【0051】
請求項5の発明は、木炭パウダーに檜からなる木炭パウダーを使用しており、
檜を使った木炭の表面には、多くの微小穴が無数に存在し、その微小穴の内壁中にも、さらに別の微小穴が多数存在している。このため檜の木炭パウダーは微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材であり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなり、その結果木炭パウダー周辺の臭気はこの微小穴で捕捉され確実に消臭できるようになる。
【0052】
したがって、全体として外気に触れる微小穴の表面積が大きくなり、臭気の分子を確実に捕捉して確実な消臭ができ、アンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図である。
【図2】前図のA−A線断面図である。
【図3】同B−B線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【図4】他の実施例を示す木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図である。
【図5】前図のC−C線断面図である。
【図6】同D−D線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【図7】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のアンモニア消臭性を説明したグラフである。
【図8】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のホルムアルデヒド消臭性を説明したグラフである。
【図9】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のホルムアルデヒド消臭性を説明したグラフである。
【符号の説明】
10…木炭パウダー入り寝具用マットレス
1…上段マット層
2…吸収マット層
3…透孔
4…下段マット層
5…綿繊維製ボード
6…木炭パウダー
【発明の属する技術分野】
本発明は木炭パウダー入り寝具用マットレスに係り、特に介護用マットレスに適用することで被介護人が快適に過ごすことができ、さらに介護人が介護しやすくなる木炭パウダー入り寝具用マットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢化が進みベッド内で多くの時間を過ごす人が増える傾向にある。このため、ベッド内で快適に過ごすことができるように、例えば寝心地を改良した寝具用マットレスが提案されている。
【0003】
さらには、介護人の負担を軽くして、より快適に介護を行えるようにした寝具用マットレスの提案もなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の寝具用マットレスでは、体臭・汗臭を確実に消すことが難しく、また汗むれを確実に防ぐことも難しいものであった。
【0005】
さらに、従来の寝具用マットレスでは、被介護人がベッド内で失禁したような場合に、そこから発生するアンモニア臭を消臭することが難しく、同様にホルムアルデヒド臭を消臭することも難しいとされていた。
この点を改良すると、被介護人がベッド内で心地よく過ごせるようになり、さらに介護人にとっても気持ちの良い介護が行えるようになる。
【0006】
本発明は、体臭・汗臭を確実に消し、汗むれを防ぎ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭をも消臭できる木炭パウダー入り寝具用マットレスを提供して、上述の全ての問題点を解消せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この上段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスは、上段マット層の裏面側に木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を積層したため、体臭・汗臭を確実に消すことができ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できる。
【0009】
また、木炭パウダーを綿繊維製ボードに含ませ、この綿繊維製ボードを硬綿繊維が一定の厚さに形成されるようにしたもので、これにより介護用マットレスの保型性と弾力性を確保し、かつ汗むれの発生を防ぐことができる。
【0010】
請求項2の発明は、上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この吸収マット層の裏面側にはウレタンフォームで形成される下段マット層を積層し、この上段マット層及び下段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする。
【0011】
このため上段マット層と下段マット層の何れの側を表面に向けるかの選択が自由に行えるようになって、使用性が格段に向上した。
また上段マット層と下段マット層の硬度を変化させることで、好みの硬度のものを使用できるようになる効果も達成できる。
【0012】
請求項3の発明は、前記透孔の断面形状が円形状又は長孔状であることを特徴とする。
【0013】
この透孔は、その断面形状が円形状であっても湿気、水蒸気の導入効果を十分に達成できるが、長孔状にした場合には導入路の断面積が大きくなって、一層効率的に湿気、水蒸気の導入効果を達成できるようになる。
【0014】
請求項4の発明は、前記綿繊維製ボードは、硬綿で略矩形状のボード体に形成され、このボード体内に木炭パウダーが含まれ、ボード体が不織紙からなる内袋に収納され、この内袋に収納されたボード体が綿布からなる外袋に収納されていることを特徴とする。
【0015】
ボード体を内袋及び外袋で二重に覆うようにし、この内袋と外袋とは液状のもの(尿)は通さないが、気体状のもの(湿気、水蒸気)は通す性質の素材で形成されているため、水分をより一層通し難くすることで、尿が綿繊維製ボードまで侵入すること等を確実に防ぐことができる。もちろん、木炭パウダーの外部への漏出も防ぐことができる。
【0016】
請求項5の発明は、前記木炭パウダーは、檜からなる木炭パウダーであることを特徴とする。
【0017】
檜を使った木炭の表面には、多くの微小穴が無数に存在し、その微小穴の内壁中にも、さらに別の微小穴が多数存在している。このため檜の木炭パウダーは微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材であり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなり、その結果木炭パウダー周辺の臭気はこの微小穴で捕捉され確実に消臭できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの一実施の形態を詳説する。
図1は本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図、図2は前図のA−A線断面図、図3は同B−B線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図、図4は他の実施例を示す木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図、図5は前図のC−C線断面図、図6は同D−D線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【0019】
図1〜図3に示す木炭パウダー入り寝具用マットレス10は、上段マット層1をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層2を上段マット層1の裏面側に積層し、この上段マット層1には吸収マット層2に連通する複数の透孔3,3・・が穿設されている。
【0020】
上段マット層1のウレタンフォームは、いわゆる低反発フォームと称される硬度単位3程度の反発力の小さい低反発ウレタンフォームが好適である。
マットレス10の全体の大きさは、縦約194cm、横約83cm,厚さ80mm程度であり、上段マット層1の厚さは40〜60mm,吸収マット層2の厚さは15〜20mm程度の大きさに形成する。
【0021】
次いで上段マット1に多数穿設される透孔3,3・・・の例としては、直径2〜10mm程度の断面円形状のものでも、あるいは短寸2〜10mm、長寸10〜50mm程度の長孔状のものとすることもできる。この透孔3は、その断面形状がどの様なものであってもかまわず、また長孔の長手方向がいずれの方向を向いていてもかまわないが、汗の元となる湿気や水蒸気やその臭気を透過させるのに必要にして十分な通路巾が確保されている必要がある。
【0022】
さらに、マットレス10を三層構造に形成することもでき、その場合には吸収マット層2の裏面側にウレタンフォームで形成した下段マット層4を積層させることになるが、この下段マット層4は上段マット層1と同一素材とすることが好適である。もちろん、これとは別に上段マット層1と下段マット層4のウレタンフォームの硬度に差を設けるようにしてもよい。また下段マット層4を設けた場合には、その下段マット層4にも前記上段マット層1に穿設したと同様の透孔3を多数形成する。
【0023】
本発明で使用する吸収マット層2は、硬綿により略矩形状のボード体に形成された綿繊維製ボード5で構成され、この綿繊維製ボード5内に木炭パウダー6を含ませたものである。この綿繊維製ボード5が不織紙(1枚乃至複数枚)からなる内袋に収納され、この内袋に収納された綿繊維製ボード5を綿布からなる外袋に収納して完成する。
【0024】
綿繊維製ボード5は硬綿繊維を一定の厚さに形成したものであるから、保型性と弾力性に優れ、これを中心として上段マット層1や下段マット層4を積層してマットレス10を仕立てるので、マットレス10をベッド基台に設置した際の使用感は格段に良好なものとなる。
【0029】
綿繊維製ボード5に含まれる木炭パウダー6は、一例として檜からなる木炭パウダーが該当するが、木炭パウダー6はこれに限られるものではない。
但し、檜からなる木炭パウダー6の表面には、多くの微小穴(非常に小さいため図示はしていない)が無数に存在し、その微小穴の内壁中には、さらに別の微小穴が多数存在している。このため、これらの全ての微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材となり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなる。
【0030】
このように、檜からなる木炭パウダー6は外気に触れる微小穴の表面積が飛躍的に大きくなるので、この木炭パウダー6周辺の臭気はこの微小穴で捕捉されて消臭され、また被介護人の体臭・汗臭を確実に消すことができ、同時にアンモニア臭やホルムアルデヒド臭も消臭できる。
【0031】
つぎに、木炭パウダー入り寝具用マットレス10の作用を図3及び図6に基づいて説明する。
マットレス10は、そこに寝る人の肌が接する面が上段マット層1(あるいは下段マット層4)であるため、適度の反発力を有し、その肌触りと弾力は心地よいものとなる。
【0032】
また、マットレス10の上段マット層1の裏面側に積層される吸収マット層2は、檜からなる木炭パウダー6を含んだ綿繊維製ボード5であるため、上段マット層1の透孔3から矢印Aに示すように体臭・汗臭などの臭いが綿繊維製ボード5(すなわち、吸収マット層2)まで進入し、綿繊維製ボード5の檜からなる木炭パウダー6にて確実に消臭されるようになる。
体臭・汗臭などの臭いと同様に、アンモニア臭やホルムアルデヒド臭をもこの木炭パウダー6で確実に消臭される。
【0033】
さらに、綿繊維製ボード5(すなわち、吸収マット層2)は矢印Aに示すように水蒸気を通すこともできるので、上段マット層1の表面のサラサラ感を保つことができ、汗むれなどの発生を抑えることができる。
【0034】
また、一旦汗の元である湿気、水蒸気等からの水分を吸収した吸収マット層は、吸収マット層の外気に触れる面(側面及び底面)から、吸収した水分を蒸発発散させることができるので、常に乾燥状態を保持できるという特徴がある。
【0035】
つぎに、図7のグラフで、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のアンモニアの消臭性について説明する。
グラフG1は吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG1から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には640ppmに減少し、60分経過後には560ppmに減少した。
【0036】
グラフG2は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を3g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG2から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には300ppmに減少し、60分経過後には220ppmに減少した。
【0037】
グラフG3は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG3から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には164ppmに減少し、60分経過後には100ppmに減少した。
【0038】
グラフG4は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を10g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のアンモニア消臭性を示す。
グラフG4から明らかなように、1000ppmのアンモニア臭は10分経過後には60ppmに減少し、60分経過後には40ppmに減少した。
【0039】
図7に示す通り、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g、3g、5g、10g含ませると、アンモニア臭を十分に消臭することができることが判る。さらに、檜からなる木炭パウダー6の含有量は、1g〜10gの範囲で多量に含ませると消臭効果がさらに高くなることが判る。
【0040】
つぎに、図8のグラフで、本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のホルムアルデヒドの消臭性について説明する。
グラフG5は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG5から明らかなように、16ppmのホルムアルデヒド臭は2分経過後には1.5ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を1.5ppmに保つことができる。
【0041】
グラフG6は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を3g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG6から明らかなように、16ppmのホルムアルデヒド臭は2分経過後には0.5ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を0.5ppmに保つことができる。
【0042】
図8に示す通り、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を1g、3g含ませると、ホルムアルデヒド臭を十分に消臭することができることが判る。さらに、檜からなる木炭パウダー6の含有量は1g〜3gの範囲で多量に含ませると消臭効果がさらに高くなることが判る。
【0043】
つぎに、図9のグラフで本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレス10を使用した際のホルムアルデヒドの消臭性について説明する。
グラフG7は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG7から明らかなように、200ppmのホルムアルデヒド臭は1分経過後には50ppmに減少し、5分経過後には30ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を30ppmに保つことができる。
【0044】
グラフG8は、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を10g含ませた綿繊維製ボード5を使用した場合のホルムアルデヒド消臭性を示す。
グラフG8から明らかなように、500ppmのホルムアルデヒド臭は1分経過後には100ppmに減少し、その後ホルムアルデヒド臭を100ppmに保つことができる。
図9に示すとおり、吸収マット層2に檜からなる木炭パウダー6を5g、10g含ませると、ホルムアルデヒド臭を十分に消臭することができることが判る。
【0045】
なお、前記実施の形態では、木炭パウダー入り寝具用マットレス10を介護用マットレスに適用した例に説明したが、この寝具用マットレス10は介護用マットレスに限られることなく、通常の寝具用マットレスとして使用することも可能である。
また、前記実施の形態では、木炭パウダー入り寝具用マットレス10をマットレスレス11の表面に敷いて使用する例について説明したが、これに限られずに、この寝具用マットレス10を畳などに敷いて使用することも可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1による木炭パウダー入り寝具用マットレスは、上段マット層の裏面側に木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を積層したため、体臭・汗臭を確実に消すことができ、さらにアンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できる。
【0047】
また、木炭パウダーを綿繊維製ボードに含ませ、この綿繊維製ボードを硬綿繊維が一定の厚さに形成されるようにしたもので、これにより介護用マットレスの保型性と弾力性を確保し、かつ汗むれの発生を防ぐことができる。
【0048】
請求項2の発明は、上段マット層と下段マット層の何れの側を表面に向けるかの選択が自由に行えるようになって、使用性が格段に向上した。
また上段マット層と下段マット層の硬度を変化させることで、好みの硬度のものを使用できるようになる効果も達成できる。
【0049】
請求項3の発明は、透孔の断面形状を円形状又は長穴状に形成したので、その断面形状が円形状であっても湿気、水蒸気の導入効果を十分に達成できるが、長孔状にした場合には導入路の断面積が大きくなって、一層効率的に湿気、水蒸気の導入効果を達成できるようになる。
【0050】
請求項4の発明は、前記綿繊維製ボードは、硬綿で略矩形状のボード体に形成され、このボード体内に木炭パウダーが含まれ、ボード体が不織紙からなる内袋に収納され、この内袋に収納されたボード体が綿布からなる外袋に収納されているので、ボード体を内袋及び外袋で二重に覆うようにし、この内袋と外袋とは液状のもの(尿)は通さないが、気体状のもの(湿気、水蒸気)は通す性質の素材で形成されているため、水分をより一層通し難くすることで、尿が綿繊維製ボードまで侵入すること等を確実に防ぐことができる。もちろん、木炭パウダーの外部への漏出も防ぐことができる。
【0051】
請求項5の発明は、木炭パウダーに檜からなる木炭パウダーを使用しており、
檜を使った木炭の表面には、多くの微小穴が無数に存在し、その微小穴の内壁中にも、さらに別の微小穴が多数存在している。このため檜の木炭パウダーは微小穴が縦横無尽に繋がっている多孔質の素材であり、外気に触れる微小穴の表面積が著しく大きくなり、その結果木炭パウダー周辺の臭気はこの微小穴で捕捉され確実に消臭できるようになる。
【0052】
したがって、全体として外気に触れる微小穴の表面積が大きくなり、臭気の分子を確実に捕捉して確実な消臭ができ、アンモニア臭やホルムアルデヒド臭を確実に消臭できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図である。
【図2】前図のA−A線断面図である。
【図3】同B−B線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【図4】他の実施例を示す木炭パウダー入り寝具用マットレスの斜視図である。
【図5】前図のC−C線断面図である。
【図6】同D−D線断面方向から見た湿気、水蒸気、臭気の流れを示す説明図である。
【図7】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のアンモニア消臭性を説明したグラフである。
【図8】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のホルムアルデヒド消臭性を説明したグラフである。
【図9】本発明に係る木炭パウダー入り寝具用マットレスを使用した際のホルムアルデヒド消臭性を説明したグラフである。
【符号の説明】
10…木炭パウダー入り寝具用マットレス
1…上段マット層
2…吸収マット層
3…透孔
4…下段マット層
5…綿繊維製ボード
6…木炭パウダー
Claims (5)
- 上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この上段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする木炭パウダー入り寝具用マットレス。
- 上段マット層をウレタンフォームで形成し、木炭パウダーを含んだ綿繊維製ボードで形成した吸収マット層を上段マット層の裏面側に積層し、この吸収マット層の裏面側にはウレタンフォームで形成される下段マット層を積層し、この上段マット層及び下段マット層には吸収マット層に連通される複数の透孔を穿設したことを特徴とする木炭パウダー入り寝具用マットレス。
- 前記透孔の断面形状が円形状又は長孔状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の木炭パウダー入り寝具用マットレス。
- 前記綿繊維製ボードは、硬綿で略矩形状のボード体に形成され、このボード体内に木炭パウダーが含まれ、ボード体が不織紙からなる内袋に収納され、この内袋に収納されたボード体が綿布からなる外袋に収納されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の木炭パウダー入り寝具用マットレス。
- 前記木炭パウダーは、檜からなる木炭パウダーであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の木炭パウダー入り寝具用マットレス。
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JP2006095082A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Inoac Corp | マットレス |
JP2013031689A (ja) * | 2006-05-11 | 2013-02-14 | Kci Licensing Inc | 複層のサポートシステム |
-
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- 2002-11-14 JP JP2002330320A patent/JP2004159958A/ja active Pending
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