JP2004159940A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大当たり中の始動入賞を保留し、保留により増加した大入賞口開放の機会について、遊技者が注目でき、興趣が向上した第2種の遊技機を提供する。
【解決手段】所定の始動入賞口7a〜7cに遊技球が入賞すると、可変入賞装置6の開閉部材22a,22bが開閉する。開閉部材22a,22bの開閉による入賞球が第1の電動役物26を介して第2の電動役物27に形成されたVゾーン27aに進入すると、大当たりとなる。第1と第2の電動役物26,27の動作により、V入賞のし易さは高率と低率との間で変化する。大当り中の始動入賞は、保留メモリに記憶される。大当り状態が終了すると、保留メモリに記憶されていた保留情報が読み出され、各保留情報による開閉部材の22a、22bの開閉動作による入賞球が、第1と第2の電動役物26と27の動作態様に基づいて、V入賞がし易いか否かを判別し、これを報知する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、いわゆるハネ物を用いた遊技を行う遊技機(例えば、第2種遊技機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
風俗適正化法で「第2種」に分類される遊技機は、始動入賞口(始動チャッカー)に遊技媒体としての遊技球(パチンコ玉)が入賞することで大入賞口を構成する開閉部材(いわゆる羽根部材)が開放し、開閉部材(ハネ)に拾われた遊技球が大入賞口(可変入賞装置)内のVゾーンに飛び込むと、大当たりになるパチンコ遊技機である。この種の遊技機は、ヒコーキタイプ等と呼ばれることもある。
【0003】
従来、この種の遊技機では、大入賞口の開閉部材を開閉動作している最中においては、始動入賞口は始動口としての機能が無効状態となっている。従って、この無効状態中に新たに始動入賞口に入賞したとしても大入賞口の開閉部材の開閉動作は行われないようになっており、無効となる始動入賞が多かった。
【0004】
無効始動が多くなるという問題点を改善するため、大入賞口の開閉部材を開閉動作している最中の始動入賞を記憶しうる遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。さらに、この遊技装置は、始動入賞口の種類(入賞により開閉部材が1回開放するタイプであるか、2回開放するタイプであるか)に応じた保留記憶とその表示を行っている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−177515号公報(例えば、図2,0024〜0027等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示された遊技機では、大当たり中の保留記憶を大当たり終了後に処理する。従って、大当たり後に大入賞口を開放して大当たりとなる機会が増加し、遊技者に有利となる。
【0007】
しかし、特許文献1に開示された遊技機にあっては、遊技者は、保留表示により、大入賞口の開閉部材が開閉することは判別できるが、その開閉が遊技にどの程度有利なのかを判別することができなかった。このため、保留情報への注目度が低下しがちであった。そこで、従来に比して増加した大入賞口開放の機会について、遊技者の注目を集め、興趣性を向上することが求められている。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みて成されたものであり、増加した大入賞口開放の機会について、遊技者がさらに注目でき、興趣が向上される遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、
遊技球を受け入れる第1の状態と遊技球を受け入れ難い又は受け入れない第2の状態とに変化し、入賞した遊技球が進入可能な複数の領域を備える可変入賞装置と、
始動条件の成立後、実行開始条件の成立により、所定の始動態様で前記可変入賞装置を第1の状態に制御する始動制御手段と、
始動態様により第1の状態へ制御した際に前記可変入賞装置に入賞した遊技球が、可変入賞装置内の複数の領域のうちの特定領域に進入したことにより、始動態様よりも遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を生起する特定遊技状態生起手段と、
前記可変入賞装置に入賞した遊技球を前記複数の領域のうちの特定領域と特定領域以外の通常領域とに振り分ける振分手段と、
特定遊技状態が生起していない通常状態において、前記振分手段を特定領域に遊技球を進入させ易い高確時態様と高確時態様に比較して特定領域に遊技球を進入させ難い低確時態様とに駆動制御する駆動制御手段と、
特定遊技状態中の始動条件の成立に基づく実行開始条件の成立を前記特定遊技状態中は保留するとともに、保留した実行開始条件を、特定遊技状態が終了した後に順次、成立させる保留手段と、
特定遊技状態が終了する際に、前記保留手段により保留されている実行開始条件について、該実行開始条件の成立により前記可変入賞装置が第1の状態に制御されたときに前記可変入賞装置に遊技球が入賞すれば、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する保留判定手段と、
前記保留判定手段が、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けることを判定したときに報知を行う報知手段と、を備える。
【0010】
請求項1に記載の遊技機によれば、保留手段が実行開始条件の成立を特定遊技状態が終了するまで保留し、特定遊技状態の終了後に実行することができる。また、可変入賞装置を第1の状態に制御されたときに入賞した遊技球が高確時態様で振り分けられることを報知するので、遊技者は、可変入賞装置が第1の状態に制御される際に入賞した遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いことを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0011】
また、本願の請求項2に記載の遊技機においては、前記駆動制御手段は、前記始動条件の成立時に該始動条件の成立にもとづいて前記可変入賞装置を第1の状態に制御するときに前記振分手段をいかなる態様に制御するかを決定する駆動選択手段を含み、前記保留判定手段は、該駆動選択手段の選択結果にもとづき、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する。この構成によれば、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定して報知する。この報知から、遊技者は、可変入賞装置が第1の状態に制御される際に入賞する遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いことを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0012】
また、本願の請求項3に記載の遊技機においては、前記駆動制御手段は、前記振分手段を所定周期で前記高確時態様と前記低確時態様とに駆動制御し、前記保留判定手段は、保留されている前記実行開始条件を成立させるまでに要される時間にもとづき、前記振分手段が、入賞する遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する。この構成によっても、遊技者は、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否か、即ち、遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いか否かを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0013】
また、本願の請求項4に記載の遊技機は、前記振分手段は複数の駆動部材を有し、該複数の駆動部材は、前記可変入賞装置が第1の状態に制御されるタイミングに連動して駆動される連動駆動部材と、前記可変入賞装置が第1の状態に制御されるタイミングと独立して駆動される非連動駆動部材とを含む、ことを特徴とする。この構成によれば、振分手段を高確時態様或いは低確時態様に駆動制御するタイミングが、可変入賞装置が第1の状態に制御されるのに連動したりしなかったりして、ばらつく。このため、特定遊技状態になる可能性が高確率となる態様或いはタイミングが分かりにくくなる。従って、報知手段による報知の効果を高めることができる。
【0014】
また、本願の請求項5に記載の遊技機は、前記保留手段が実行開始条件を保留していることを報知する保留記憶報知手段をさらに備え、前記報知手段は、保留記憶報知手段を用いて報知を行う。この構成によれば、保留している実行開始条件の存在が保留記憶報知手段の報知により遊技者にわかり易くなる。さらに、報知手段が、この保留記憶報知手段により、前述の振分手段の態様に関する報知を行うので、保留の有無と特定遊技状態の成立の可能性との関係が分かり易くなり、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0015】
本願の請求項6に記載の遊技機では、
特定遊技状態は複数回繰り返し制御されるラウンドからなり、
始動条件成立を契機に所定の更新範囲内で数値を更新する数値更新手段から抽出した乱数を用いて、始動条件に基づく実行開始条件の成立により前記可変入賞装置が第1の状態に制御されたときに入賞した遊技球が特定領域を通過すれば制御される特定遊技状態におけるラウンドの繰り返し制御の上限回数又は平均継続回数を決定するラウンド決定手段をさらに備え、
前記保留判定手段は特定遊技状態が終了する際に、保留中の実行開始条件についてラウンド決定手段によりいかなる決定がなされるか判別し、
報知手段は前記保留判定手段が前記ラウンド決定手段により特定の回数が決定されたことをを判定したときにも報知を行う、
ことを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の構成によれば、保留手段が実行開始条件の成立を特定遊技状態が終了するまで保留し、特定遊技状態の終了後に実行開始条件を成立させて、可変入賞装置を第1の状態に制御する。従って、特定遊技状態の終了の際に、特定遊技状態が発生し易く、特定遊技状態が連続しうる有利な状態として興趣性を高めることができる。さらに、大当たりでのラウンド数に関する情報を報知することにより、さらに有利な度合いを高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、風俗適正化法で「第2種」に分類される遊技機を例にこの発明を説明するが、この発明は、これに限定されず、始動入賞口に遊技媒体が入賞することで大入賞口を構成する開閉部材が所定時間開放し、開閉部材に拾われた遊技媒体が大入賞口内の所定領域に入賞すると、大当たりになって開閉部材が開閉動作を行うタイプの遊技機全般に適用可能である。
【0018】
図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。
【0019】
遊技盤2にはガイドレール4によって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域5が形成されている。
【0020】
図2に拡大して示すように、遊技領域5のほぼ中央位置には、可変入賞装置(大入賞口)6が配置されている。可変入賞装置6は、この可変入賞装置6を遊技盤2の表面に取り付けるための取付基板21を備える。取付基板21には、左右一対の開閉部材(ハネ)22a,22bが回転可能に軸支されている。開閉部材22a,22bは、リンク機構を介してソレノイド(図4を参照して後述する212a,212b)に連結され、ソレノイドがオフしている通常状態では破線で示す垂直状態にあり、ソレノイドがオンしたときに、実線で示す傾斜状態となる。
【0021】
開閉部材22a,22bが傾斜状態になると、開閉部材22a,22bにより閉鎖されていた入賞口23a,23bが開口する。開口した入賞口23a,23bを介して、開閉部材22a,22bにより拾われた遊技球が、立設された側壁29から構成される入賞空間28内に進入可能となる。
【0022】
入賞口23a,23bの近傍には、入賞玉検出器24a、24bが配置されており、入賞口23a,23bを通過して入賞空間28内に進入した遊技球(入賞玉)を検出する。
【0023】
入賞口23a,23bの下方には、傾斜板25と、第1電動役物26と、第2電動役物27とが上下方向に順番に配置されている。第1電動役物26及び第2電動役物27は、傾斜板25から落下する遊技球を、遊技者に有利な状態を導出する特定領域(Vゾーン)と他の通常領域とに振り分け、さらに、特定領域に振り分ける確率を様々に変化させて遊技の進行を制御する。
【0024】
図7〜図9を参照して後述するように、入賞口23a,23bから入賞した遊技球は、傾斜板25上を転動して、第1電動役物26上に落下する。落下した遊技球は、第1電動役物26上を転動して、一部は、その正面部に形成された窪み状の貯留部(収容部)26aに貯留(収容)され、他は側部から落下する。
【0025】
貯留部26aは、開閉部材22a,22bの開閉動作に連動して動作し、開閉部材22a,22bの開成動作から一定期間(例えば、3〜4秒)経過後に開き、貯留されていた遊技球を開放し、落下させる。
【0026】
第2電動役物27には、Vゾーン(特定領域)27aが形成されている。Vゾーン27aには、遊技球の進入を検出する特定玉検出器27bが配置されている。第2電動役物27は、Vゾーン27aが、貯留部26aの直下となる位置を中心に、水平方向に往復回転運度を行っている。貯留部26aから落下した遊技球が、Vゾーン27aに進入(V入賞)すると、これが特定玉検出器27bにより検出され、遊技の始動状態或いは通常状態よりも遊技者にとって有利な特定遊技態様(大当たり状態)となって、開閉部材22a,22bが所定ラウンドだけ開閉動作を繰り返す。
【0027】
なお、入賞空間28内に入賞したが、第1電動役物26又は第2電動役物27の側部から落下してV入賞とならなかった遊技球、即ち、通常領域のみを通過した遊技球、及び、V入賞後の遊技球は、落下球誘導部材30により回収される。
【0028】
可変入賞球装置6内に入賞した遊技球の処理の詳細については、図7〜図9を参照して、後述する。
【0029】
可変入賞装置6の入賞空間28には、液晶パネルなどから構成された可変表示器40が配置されている。可変表示器40は、開閉部材22a,22bの開閉動作実行の保留情報、保留されていた開閉動作でのV入賞の容易度、大当たりの場合のラウンド数などを表示する。
【0030】
また、可変入賞装置6内には、第1及び第2電動役物26と27を装飾するための役物飾りランプ41が配置されている。
【0031】
可変入賞装置6の下方には、左・中・右の始動入賞口7a〜7cが配置されている。左・中・右の始動入賞口7a〜7cは、それぞれ、始動玉検出器8a〜8cを内蔵している。
【0032】
左・右始動入賞口7a又は7cに遊技球が入賞すると、遊技球は始動玉検出器8a又は8cで検出される。この検出に応じて、開閉部材22a,22bが所定期間(例えば、0.4秒)1回開成(開放)する。中始動入賞口7bに遊技球が入賞すると、遊技球は始動玉検出器8bで検出される。この検出に応じて、開閉部材22a,22bが所定期間(例えば、0.5秒)ずつ2回開成する。なお、始動玉検出器8a〜8cの入賞検出に応じて、開閉部材22a,22bが開放動作を行う状態を始動動作状態という。
【0033】
また、遊技領域5内には、4つの一般入賞口51〜54と、遊技の演出効果を高めるサイドランプ61〜66と、打球の流れにランダム性を与える風車向変換部材71〜76と、多数の障害釘、遊技球を排出するアウト口79等が設けられている。
【0034】
さらに、図1に示すように、遊技盤2上には、遊技球を打ち出すためのハンドル81、装飾・演出用の複数の枠装飾ランプ82、放音用のスピーカ83などが配置されている。
【0035】
図3は、パチンコ遊技機1の背面図であり、主要基板の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機1は、詳細を後述するように、電源基板(電源部)110と、主制御基板(遊技制御部)111と、音制御基板(音声制御部)112と、ランプ制御基板(ランプ制御部)113と、払出制御基板(払出制御部)114と、表示制御基板(表示制御部)115とを備え、それぞれ適所に配設されている。
【0036】
図4は、遊技制御基板111を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。パチンコ遊技機1は、主として、遊技制御基板(遊技制御部)111と、検出器群211と、ソレノイド212a,212bと、モータ213と、払出制御基板114と、球払出装置214と,音制御基板112と、スピーカ83と、ランプ制御基板113と、ランプ群215と、表示制御基板115と、可変表示器40とを備える。
【0037】
また、遊技制御基板111は、メイン側の制御基板であり、基本回路121と、スイッチ回路122と、ソレノイド回路123と、モータ回路124とを備える。
【0038】
基本回路121は、ROM(Read Only Memory)141、RAM(Randam AccessMemory)142、CPU(Central Processing Unit)143、I/O(Input/Output Interface)144を備える。
【0039】
ROM141には、CPU143が実行する動作を規定する制御プログラムが格納されている。RAM142は、CPU143のメインメモリ及びワークメモリとして使用される。CPU143は、ROM141に格納されている制御プログラムに従って制御動作を行う。I/O144は、基本回路121と外部回路とのデータ・信号の入出力制御を行う。
【0040】
検出器群211は、第2電動役物27のVゾーン27aに配置された特定玉検出器27bと、左・中・右始動入賞口7a〜7cに配置された始動玉検出器8a、8b、8cと、可変入賞装置6の入賞空間28に配置された入賞玉検出器24a,24bと、一般入賞口51〜54内に配置された入賞玉検出器(図示せず)、等を含む。
【0041】
スイッチ回路122は、検出器群211内の各検出器から検出信号(オン信号)が出力されると、その信号を取り込んで、基本回路121に伝達する。
【0042】
ソレノイド212a、212bは、開閉部材22a,22bにリンク機構を介して接続されており、オンすることにより、開閉部材22a,22bを傾動させて、入賞口23a、23bを開き、遊技球の入賞を可能とする。ソレノイド回路123は、基本回路121からの制御信号に従ってソレノイド212a,212bを駆動する。
【0043】
モータ213は一定速度で回転して、第2電動役物27を、Vゾーン27aが貯留部26aの直下となる位置を中心に、水平方向に所定角度、往復回転運動させる。モータ213は、第2電動役物27をこのように回転駆動することにより、第1電動役物26の貯留部26aに貯留されている遊技球を、特定領域であるVゾーン27aに振り分ける確率が高い高確時態様と確率が低い低確時態様とに、第1及び第2電動役物26とを駆動制御している。
【0044】
また、モータ213は、第2電動役物27の回転角度を検出するセンサを内蔵し、第2電動役物27の回転角を検出する。モータ回路124は基本回路121の制御に従って、モータ213を駆動する。また、モータ213に内蔵されたセンサが検出した、第2電動役物27の回転角を基本回路121に通知する。
【0045】
払出制御基板114は、基本回路121の制御下に、入賞玉検出器24a、24b等が入賞球を検出する度に、一定数の賞球の払出を球払出装置214に指示する。球払出装置214は、払出制御基板114の制御下に、所定数の賞球を払い出す。
音制御基板112は、基本回路121の制御下に、スピーカ83を介して様々な報知音・効果音を出力する。
ランプ群215は、サイドランプ61〜66,枠装飾ランプ82、役物飾りランプ41等を含む。ランプ制御基板113は、基本回路121の制御下に、ランプ群215内のランプの点灯・消灯・点滅などを制御する。
【0046】
表示制御基板115は、可変表示器40を制御して、様々な情報、例えば、開閉部材22a,22bの開閉動作実行の保留情報、保留されていた開閉動作でのV入賞の容易度、大当たりの場合のラウンド数などを表示する。
【0047】
基本回路121のRAM142上には、図5に示すように、保留メモリ131と、処理選択フラグメモリ132と、ラウンドカウンタ133と、ステータスメモリ134とが配置される。
【0048】
保留メモリ131は、左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれかに入賞して、開閉部材22a、22bを1回又は2回開閉するための条件である実行条件が成立したが、従前の大当たり状態での開閉動作を繰り返して実行中である等の理由のために、開閉動作を実際に開始するための開始条件が成立していないことを示す保留情報を記憶するためのメモリである。なお、保留情報は、特定遊技状態(大当たり状態)が成立している状態においてのみ蓄積される。
【0049】
具体的には、保留メモリ131は、図5に示すように、第1〜第5の5つのエントリを備える。各エントリには、実行条件の成立順に、遊技球が入賞した入賞口が左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれであるかを示す情報と、入賞時に導出された乱数値との対が格納される。この乱数値により、その保留情報による開閉動作により入賞した遊技球がVゾーン27aに進入して、特定遊技状態になった際に、実行されるラウンド数が特定される。
【0050】
特定遊技状態或いは一入賞分の開閉動作が終了して、次の開閉動作の開始条件が成立すると、第1エントリに登録されている保留情報が取り出され、第2〜第5エントリに登録されている保留情報が1エントリずつ繰り上がる。
第1エントリから取り出された保留情報が示している始動入賞口が左又は右始動入賞口7a,7cの場合には、図6(a)に示すように、開閉部材22a,22bが1回だけ所定期間(例えば、0.4秒)開成し、始動入賞口が中始動入賞口7bの場合には、図6(b)に示すように、開閉部材22a,22bが2回連続して所定期間(例えば、0.5秒)ずつ開成する。なお、開閉部材22a,22bの開閉動作の実行を開始する条件として、従前の開閉動作が行われてから一定期間が経過していること等の一般的な条件は任意に設定可能である。
【0051】
また、特定遊技状態において、遊技球が左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれかに新たに入賞した場合には、乱数値が導出され、入賞口を特定する情報と乱数値との対からなる保留情報が最上位の空エントリに登録される。
【0052】
図5に示す処理選択フラグメモリ132は、CPU143が実行する制御処理を選択するための処理選択フラグを格納する。
ラウンドカウンタ133は、大当たり時に、残りラウンド数をカウントする。
ステータスメモリ134は、現在の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを示すステータスフラグを格納する。
【0053】
次に、パチンコ遊技機1による遊技の動作(作用)を説明する。
パチンコ遊技機1の右下位置に設けられたハンドル81を操作することにより、遊技領域5中に遊技球が発射される。左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれかに、遊技球が入賞すると、始動玉検出器8a〜8cがこれを検出し、開閉部材22a、22bの開閉動作の実行条件が成立する。続いて、実行開始条件(前回の開成動作から所定期間が経過したこと等)が成立すると、図6(a)、(b)に示すように、左右一対の開閉部材22a,22bが回転軸を中心に回動し、入賞口23a,23bを開口する。傾動した開閉部材22a,22bに拾われた遊技球が入賞口23a、23bを通って入賞空間28に進入する。この際、入賞玉検出器24a又は24bにより入賞玉が検出され、球払出装置214により賞球の払い出しが行われる。
【0054】
入賞した遊技球は、傾斜板25上を転動し、第1電動役物26の半球部に導かれる。遊技球は、半球部上を転動し、一部の遊技球は、図7(a)、図8(a)に示すように、正面に配置された貯留部26aに入って貯留され、他は周囲に落下する。
【0055】
貯留部26aは、開閉部材22a、22bの動作に連動して動作し、図6(a)、(b)に示すように、開閉部材22a、22bが開成してから所定期間経過後に、図7(b)、図8(b)に矢印YRで示すように開いて、貯留部26a内の遊技球を開放する。
【0056】
第2電動役物27は、図7(a)〜図8(b)に矢印YAで示し、さらに、図9に平面図で示すように、一定速度で反復回転運動を繰り返している。貯留部26aから落下した遊技球が、図7(b)に示すように、特定領域であるVゾーン27aに進入(V入賞)すれば、大当たりとなり、Vゾーン27aに入賞しなければ、図8(b)に示すように、周辺部の通常領域から落下する。
【0057】
貯留部26aから落下した遊技球が、Vゾーン27aに進入する確率或いは進入し易さは、Vゾーン27aが貯留部26aの直下にある場合には高く、Vゾーン27aが貯留部26aの直下から離れるに従って小さくなる。即ち、開閉部材22a、22bが開成されたときV入賞のし易さは、Vゾーン27aが貯留部26aの直下にある場合には高くなって、高確状態にあり、Vゾーン27aが貯留部26aの直下から離れるに従って小さくなって低確状態になる。従って、Vゾーン27aの位置と、V入賞のし易さとは、模式的に図10(a)、(b)に示す正弦波関数で表すことができる。
このように、第1及び第2電動役物26、27は、可変入賞装置6への入賞球を特定領域であるVゾーン27aとそれ以外の通常領域とに振り分け、しかも、特定領域に振り分ける確率が高い高確時態様と確率が低い低確時態様とに変動している。
【0058】
遊技球がVゾーン27aに進入して大当たりになると、入賞時に導出された乱数値に基づいて、ラウンド数が決定され、可変表示器40に表示される。そして、各ラウンドにおいて、入賞空間28に入賞した遊技球球が10個になるか、開閉回数が所定回数になるまで、開閉部材22a、22bが開閉を繰り返す。
【0059】
この大当たり状態の間、左・中・右始動入賞口7a〜7cへの入賞に基づく保留情報が、保留メモリ131に第1エントリから順次蓄積される。そして、大当たり状態が終了すると、保留メモリ131に保留されている保留情報に基づく処理が開始される。
【0060】
この処理においては、遊技制御部111は、まず、保留メモリ131に記憶されている保留情報に基づいて、開閉部材22a、22bの開閉動作が行われるタイミングとその各開閉動作に連動して第1電動役物26の貯留部26aが開くタイミングを特定する。続いて、その時点でのVゾーン27aの位置(回転角)をモータ213に内蔵された位置センサからの信号から判別する。さらに、各保留情報について、貯留部26aに貯留された遊技球が、第2電動役物27のVゾーン27aに進入し易いか否かを、貯留部26aが開くタイミングと、Vゾーンの現在の位置、及び図10(b)に示す容易度の時間変化とに従ってシミュレートし、シミュレート結果を可変表示器40に、例えば、図11(a)〜(c)に例示するように表示し、遊技者に報知する。
【0061】
なお、図11(a)は総保留数が4で、第1〜第4保留による容易度が50,5,40,90%である例を示す。また、図11(b)は総保留数が4で、一定の基準に基づいて、第1保留による容易度が高く、第2、第3保留による容易度が低く、第4保留による容易度が普通である場合の表示例である。さらに、図11(c)は、保留可能数の上限が5で、総保留数が4で、第1〜第3保留が連続点灯して、保留が存在し、容易度がしきい値より低いことを表し、第4保留が点滅して、保留が存在し、容易度がしきい値より高いことを示している。これらの例に示すように、遊技制御部111は、可変表示部40に、入賞し易さに複数の態様がある場合に、少なくとも高確率の状態にあることを表示する。
【0062】
続いて、保留メモリ131の第1エントリから保留情報が順次取り出されて、開閉部材22a、22bを開閉する制御が順次行われる。
【0063】
遊技者は、可変表示器40に表示された各保留についての容易度を参考に、遊技を進行する。
【0064】
次に、上述の遊技処理を実現するために、遊技制御部111が実行する遊技制御処理について、図12〜図14のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0065】
遊技制御部111は、例えば、2m秒毎のタイマ割り込み等で、図12のフローチャートに示す変動入賞装置制御処理を開始する。
【0066】
まず、遊技制御部11は、左・中・右の始動入賞口7a、7b、7cのいずれかに遊技球が入賞したか否かを、始動玉検出器8a〜8cの出力をスイッチ回路122を介してチェックすることにより検出する(ステップS111)。遊技球が入賞した場合(ステップS111;Yes)、始動検出処理を実行し(ステップS112)、遊技球が入賞していない場合(ステップS111;No)、始動検出処理(ステップS112)をスキップする。
【0067】
ステップS112の始動検出処理においては、図13に示すように、現在、特定遊技状態であるか否かをステータスメモリ134の値から判別する(ステップS201)。特定遊技状態で無ければ(ステップS201;No)、この始動検出処理を終了し、メインルーチンにリターンする。特定遊技状態であれば(ステップS201;Yes)、保留メモリ131の保留数が上限値の5以上であるか否かを判別する(ステップS202)。保留数が5以上であれば(ステップS202;Yes)、今回の入賞による始動は無効として、特に何も行わずに、メインルーチンにリターンする。一方、保留数が上限値の5未満である場合には(ステップS202;No)、乱数プログラムを起動して乱数値を抽出する(ステップS203)。
【0068】
次に、抽出した乱数値と入賞した始動入賞口が左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれであるかを示す情報との対を保留メモリ131の空エントリの先頭にセットする(ステップS204)。その後、処理は、図12のメインルーチンに戻る。
【0069】
次に、遊技制御部111は、処理選択フラグメモリ132に格納されている処理選択フラグの値に基づいて、図12に示すステップS100〜105の6つの処理の内のいずれかを選択する。
【0070】
ステップS100の通常処理は、処理選択フラグメモリ132にセットされている処理選択フラグの値が初期値「0」のときに実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、保留メモリ131に保留情報が格納されているか否かを判別し、格納されているときに、第1〜第5エントリの各保留情報を1エントリずつ上位にシフトし、処理選択フラグの値を「1」に更新する。
【0071】
ステップS101の開閉部材開閉処理は、処理選択フラグの値が「1」の場合に実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、ソレノイド回路123を介してソレノイド212a、212bを励磁することにより、開閉部材22a,22bを図6(a)又は(b)に示すように、入賞した始動入賞口7a〜7cの種類に応じて所定期間1回又は2回開閉させる。その後、処理選択フラグの値を「2」に更新する。
【0072】
図12のステップS102の大当たり判別処理は、処理選択フラグの値が「2」の場合に実行される処理である。この処理においては、ステップS101で開閉部材22a,22bを開いた際に、可変入賞装置6内に入賞した遊技球が、Vゾーン27aに進入したか否かを、特定玉検出器27aの出力をスイッチ回路122を介して取り込んで判別する。判定の結果、遊技球がVゾーン27aに進入していれば、ステータスメモリ134に特定遊技状態を示すフラグをセットし、処理選択フラグの値を「3」に更新し、進入していなければ、処理選択フラグの値を「0」に更新する。
【0073】
ステップS103のラウンド数決定処理は、処理選択フラグの値が「3」の場合に実行される処理である。この処理においては、ステップS100で第1エントリから読み出した保留情報に含まれていた乱数値に基づいて、大当たりのラウンド数を決定する。即ち、乱数値に応じてラウンド数の上限値を、1〜15のいずれかに設定し、その値をラウンドカウンタ133にセットする。続いて、処理選択フラグを「4」に更新する。
【0074】
ステップS104の大当たり中処理は、処理選択フラグの値が「4」の場合に実行される処理である。この処理では、遊技制御部111は、開閉部材22a,22bを所定時間ずつ開閉する動作を繰り返す。遊技制御部111は、可変入賞装置6への入賞球数が所定数に達するか開閉部材22a、22bの開閉回数が所定回数に達すると、1ラウンドを終了し、ラウンドカウンタ133の値を「−1」する。遊技制御部111は、ラウンドカウンタ133の値が「0」になると、大当たり状態を終了する条件が成立したとして処理選択フラグの値を「5」とし、ラウンドカウンタ133の値が「0」でなければ、次のラウンドを開始する。これにより、ステップS103で決定された数だけラウンドが繰り返されることになる。
【0075】
ステップS105の大当たり終了処理は、処理選択フラグの値が「5」の場合に実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、ステータスメモリ134にセットされている特定遊技状態を示すフラグをオフする。さらに、保留メモリ131の第1乃至第4エントリに格納されている各保留情報について、その保留情報により開閉部材22a,22bを開成したときに、貯留部26aに貯留されている遊技球がVゾーン27aに進入し易いか否かを判別するV入賞容易度判定処理を行い、判定した容易度を図11(a)〜(c)に例示したように、可変表示器40に表示制御基板115を介して表示させる。続いて、処理選択フラグを「0」に更新する。
【0076】
ステップS105で実行されるV入賞容易度判定処理の内容を、図14を参照して説明する。
まず、ポインタnを1に設定する(ステップS301)。次に、保留メモリ131の第nエントリに保留情報が格納されているか否かを判別する(ステップS302)。第nエントリに保留情報が格納されていれば(ステップS302;Yes)、その保留情報に基づいて実行される開閉部材22a、22bの開閉動作に連動して、第1電動役物26の貯留部26aが開くタイミングを求める(ステップS303)。
【0077】
例えば、第1番目の保留については、大当たり終了後一定の待機期間Twait1をおいて、開閉部材22a、22bの開閉動作を行い、その所定時間Topen後に、貯留部26aを開くことから、貯留部26aの開閉タイミングはTwait1+Topenとして特定できる。第2番目の保留については、第1番目の保留による開閉部材22a、22bの開閉動作終了後一定の待機期間Twait2をおいて、開閉部材22a、22bの開閉動作を行い、その所定時間Topen後に、貯留部26aを開くことから、貯留部26aの開閉タイミングは(Twait1+Twait2+Topen)として特定できる。
【0078】
次に、第n番目の保留について、Vゾーン27aの現在位置を特定する。そして、特定した現在位置に基づいて、貯留部26aが開くタイミングでの、第2電動役物27のVゾーン27aの位置を特定し、この位置に基づいて落下球のVゾーン27aへの進入のし易さを判別する(ステップS304)。
【0079】
具体的に説明すると、例えば、Vゾーン27aの位置を、図10(a)に示す正弦関数で近似するとすると、モータ213に内蔵したセンサの出力から現在の位相を判別できる。次に、現在から時間t後の、Vゾーン27aの位置Pは次式で表される。
P=A・cos(ωt+φ)
ここで、Aは係数。ωは、回転角度θと回転速度に基づいて定まる定数。φは、現在位置に対応する位相である。
【0080】
次に、求めた位置Pに基づいて、貯留部26aからの落下球のVゾーン27aへの進入のし易さを判別する。例えば、Vゾーン27aの進入のし易さを、図10(b)に示すような関数で近似するとすると、期間t後の、Vゾーン27aの位置Pは次式で表される。
P=K・|cos(ωt+φ)|+α
ここで、αはVゾーン27aが貯留部26から最も離れたときの落下球のVゾーン27aへの進入のし易さ(進入確率)、K+αはVゾーン27aが貯留部26aの直下に位置したときの落下球のVゾーン27aへの進入のし易さ(進入確率)を表す。なお、係数KがVゾーン27aの位置の関数となる場合もある。
【0081】
次に、nを+1して更新して(ステップS305)、ステップS302に戻る。
【0082】
更新されたnについて、n番目のエントリに保留情報が格納されていれば(ステップS302;Yes)、上述の処理を繰り返す。
一方、n番目のエントリに保留情報が格納されていなければ(ステップS302;No)、求めた各保留情報についての、Vゾーン27aへの進入のし易さを図11(a)〜(c)に例示したような手法で、可変表示器40に表示させ、遊技者に報知する。
【0083】
なお、遊技制御部111は、割り込み処理などにより、入賞球を検出し、対応する賞球を払い出す。或いは、モータ213を制御して、第2電動役物27を一定速度で反復回転させるための制御なども行う。
【0084】
以上説明したように、遊技制御部111は、図12のステップS111〜S105の処理を、処理選択フラグを更新しながら、実行することにより、上述の遊技処理を進行する。
【0085】
次に、図12〜図14を参照して上述した動作を、図15を参照して具体例に基づいて説明する。
まず、理解を容易にするため、図15(a)に示すように、大当たり状態が発生し、図15(b)に示すように、大当たり状態中に、左、中、右、右の各始動入賞口7a〜7cに遊技球が入賞し、計4つの保留が発生したとする。これらの保留情報は、保留メモリ131の第1〜第4エントリに図5に例示するように順次蓄積される。
【0086】
大当たり状態が終了すると、遊技制御部111は、ステップS105で、各保留情報に基づいて、開閉部材22a,22bを遊技球が入賞可能なように開くときの、貯留部26aを開くタイミングを計算する。
【0087】
即ち、第1保留情報については、開閉部材22a、22bを開閉するタイミングは、図15(c)に示すように、大当たり終了後の所定の待機時間経過Twait1後であると予想される。さらに、貯留部26aが開く(貯留球を開放する)タイミングは、図15(d)に示すように、それより一定期間Topen後のTwait1+Topenのタイミングである。
【0088】
次に、第2保留情報については、第1保留情報に基づいて開閉部材22a、22bを開閉してから、一定期間Twait2経過後であり、さらに、貯留部26aが開くタイミングはそれより一定期間Topen後のTwait1+Twait2+Topenのタイミングである。同様に、貯留部26aが開くタイミングは、第3保留情報については、Twait1+2・Twait2+Topen、第4保留情報については、Twait1+3・Twait2+Topenのタイミングである。
【0089】
遊技制御部111は、大当たり終了時点での、Vゾーン27aの位置をモータ213の内蔵センサの出力から判別する。さらに、その位置に基づいて、図15(e)に示すような位置近似関数の位相(図面左右方向の位置)を判別する。さらに、判別したVゾーン27aの現在位置に基づいて、貯留部26aからの落下球がVゾーン27aに進入する確率(容易度)を表す、図15(f)に示すような近似関数の位相を求めてから、各タイミングでの入賞し易さを計算する。図15の例では、第1保留情報での確率が高く、第3保留情報での確率が低く、第2、第4保留情報では、平均的である。遊技制御部11は、求めた確率を、図11(a)〜(c)に例示したように、可変表示器40に表示する。
【0090】
遊技者は、表示された確率に基づいて、例えば、第3保留情報での開閉動作が大当たりとなる確率が高いことを認識し、再度大当たりを取得できるよう、戦略を立てる等、遊技を楽しむことが可能となる。
【0091】
以上説明したように、この実施の形態によれば、大当たり期間中の始動入賞を保留メモリ131に記憶して、大当たり終了後に、開始条件が成立すると、実行する。従って、保留を認めない場合に比して、遊技者に有利な状態とし、大当たりを連続して発生し易い状態として興趣性を高めることができる。
また、大当たり状態終了後に、この保留されていた開閉動作を実行する際に、第1及び第2電動役物26,27が、V入賞をし易い状態にあるか否かを予想(シミュレート)して、予想結果を報知する。従って、遊技者は、遊技球が特定領域に進入して大当たりとなる可能性をある程度予想でき、戦略を立てたり、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0092】
また、図11に例示する態様等で、報知することにより、保留の有無と大当たり状態の成立の可能性との関係が分かり易く、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0093】
また、第1及び第2電動役物26と27とは、第1の電動役物26の貯留部26aの開放動作のタイミングが開閉部材22a,22bが開成制御に連動して、所定期間後に連動して駆動され、第2の電動役物27のVゾーン27aは、開閉部材22a,22bの動作とは無関係に一定速度で反復回転運動を繰り返す。従って、貯留部26aから開放された遊技球がVゾーン27aに入賞する確率が高くなるタイミングや低くなるタイミングが、開閉部材22a、22bの動作に連動したりしなかったりして、ばらつく。このため、入賞する確率が高くなる態様或いはタイミングが分かりにくくなり、報知の効果を高めることができる。
【0094】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、V入賞のし易さ・確率を報知したが、その情報と共に、V入賞した場合に行われる大当たり制御でのラウンド数を、図16に例示するように、報知してもよい。この場合には、例えば、図14のステップS304で、容易度と共に保留メモリ131の第nエントリから読み出した乱数値に基づいて、V入賞した場合に実行されるラウンド数を求める。そして、求めた容易度とラウンド数をステップS306で表示する。
また、上記実施の形態では、第1と第2の電動役物26,27によって、V入賞のし易さを変化させたが、V入賞のし易さを変化させる手法は任意であり、任意の形状及び動作態様の電動役物或いはその組合せを使用することができる。
【0095】
また、上記実施の形態においては、貯留部26aを開放する各タイミングでのVゾーン27aの位置を判別し、判別した位置に基づいてV入賞のし易さを求めているが、Vゾーン27aの位置の判別は必ずしも必要ない。例えば、モータ213内蔵のセンサの出力から、Vゾーン27aの現在(特定遊技状態終了時)の位置を求め、この位置から、入賞し易さを表す関数の位相を定め、この関数から各タイミングでの入賞のし易さをシミュレートすればよい。また、Vゾーンの位置やV入賞のし易さを近似する関数は正弦波関数に限定されず、任意であり、三角関数などで近似することも当然可能である。
【0096】
さらに、乱数などを用いて、V入賞のし易さを制御し、興趣性を高めることも可能である。例えば、保留メモリ131に格納されている各保留情報について、抽選を行って、V入賞のし易さを決定し、決定した入賞し易さを報知すると共にその入賞し易さが得られるように、電動役物を制御するようにしてもよい。例えば、この場合には、例えば、図14のステップS303,S304に代えて、乱数などに基づいてV入賞の容易度を決定するステップを配置し、これをステップS306で報知する。また、実際に電動役物を制御する際には、例えば、決定された容易度に基づいて、貯留部26aを開放するタイミングを調整したり、Vゾーン27aの回転角度2θを調整したりすればよい。例えば、入賞し易さを高くする場合には、Vゾーン27aが貯留部26aのほぼ直下にあるタイミングで貯留部26aを開放し、或いは、回転角度2θを小さくする等すればよい。また、例えば、入賞し易さを低くする場合には、Vゾーン27aが貯留部26aのほぼ直下から離れたタイミングで貯留部26aを開放し、或いは、回転角度2θを大きくする等すればよい。
【0097】
また、大当たり状態の終了時に、乱数を導出して、Vゾーン27aの初期位置を調整する等してもよい。この場合には、遊技制御部111は、例えば、モータ回路124を制御してモータ213を高速回転し、導出した乱数によって定まる位置まで、Vゾーン27aを高速移動してから、通常の回転動作を開始する。
また、Vゾーン27aの位置を判別するために位置センサを使用したが、例えば、モータ213として、ステッピングモータを使用するときには、初期状態からステッピングモータに与えたパルス数をカウントすることにより、パルス数に対応する位置を判別するようにしてもよい。
【0098】
上記実施の形態においては、理解を容易にするために、大当たり時に乱数に基づいて決定された数のラウンドを行うこととして説明した。これに限定されず、乱数に基づいて決定されるラウンド数を最大値或いは平均値等として取り扱うことも可能である。例えば、乱数に基づいて決定された最大ラウンド数に到達する以前のラウンドで、V入賞ができなかった場合に、大当たり状態をそこで終了させるようにしてもよい。また、乱数に基づいて決定された平均ラウンド数に到達する以前のラウンドで、V入賞ができなかった場合に、大当たり状態を終了させ、乱数に基づいて決定された平均ラウンド数に到達した後も、V入賞を連続する限り、大当たり状態を維持するようにしてもよい。さらに、大当たりの前半では、ほぼ必ずV入賞するように電動役物で補助し、後半は補助を外すなどしてもよい。
【0099】
また、図11,図16等に示した報知態様は一例に過ぎない。例えば、表示器は、LEDやランプでもよく、色の変化や点滅で報知するようにしてもよい。さらに、スピーカ音などにより、報知することも可能である。
【0100】
なお、図1〜図3に示した装置構成、図4及び図5に示すブロック構成や、図6〜図10に示した動作例、図12〜図14に示すフローチャートの構成は任意に変更及び修正が可能である。
【0101】
さらに、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0102】
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等にいったん格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、以下に示す効果を有する。
【0104】
請求項1に記載の遊技機によれば、保留手段が実行開始条件の成立を特定遊技状態が終了するまで保留し、特定遊技状態の終了後に実行することができる。また、入賞した遊技球が高確時態様で振り分けられることを報知するので、遊技者は、可変入賞装置が第1の状態に制御される際に入賞する遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いことを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0105】
また、本願の請求項2に記載の遊技機においては、前記可変入賞装置を第1の状態に制御する際に前記振分手段をいかなる態様に制御するかを決定し、それが高確時態様ならば、これを報知する。この報知から、遊技者は、可変入賞装置が第1の状態に制御される際に入賞する遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いことを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0106】
また、本願の請求項3に記載の遊技機においては、保留されている前記実行開始条件を成立させるまでに要される時間にもとづき、前記振分手段が、入賞する遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する。この構成によっても、遊技者は、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否か、即ち、遊技球が特定領域に進入して特定遊技状態となる可能性が高いか否かを予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0107】
本願の請求項4に記載の遊技機においては、前記振分手段が、可変入賞装置がの制御タイミングに連動して駆動される連動駆動部材と、それとは独立して駆動される非連動駆動部材とを含む。従って、振分手段を高確時態様或いは低確時態様に駆動制御するタイミングが、可変入賞装置の制御に連動したりしなかったりする。このため、特定遊技状態になる可能性が高確率となる態様或いはタイミングが分かりにくくなり、報知手段による報知の効果を高めることができる。
【0108】
本願の請求項5に記載の遊技機においては、実行開始条件を保留していることを報知する保留記憶報知手段をさらに備え、前記報知手段は、保留記憶報知手段を用いて所定の報知を行う。従って、保留している実行開始条件の存在が保留記憶報知手段の報知により遊技者にわかり易くなる。さらに、報知手段が、この保留記憶報知手段により、前述の振分手段の態様に関する報知を行うので、保留の有無と特定遊技状態の成立の可能性との関係が分かり易くなり、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0109】
本願の請求項6に記載の遊技機においては、ラウンド数に関する情報を報知することにより、さらに遊技者の有利な度合いを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ遊技機の遊技領域の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図5】遊技制御部上のRAMの主要構成を示す図である。
【図6】開閉部材と貯留部の動作タイミングの例を示すタイミングチャートである。
【図7】電動役物の動作と遊技の進行を説明するための図である。
【図8】電動役物の動作と遊技の進行を説明するための図である。
【図9】電動役物の動作を説明するための図である。
【図10】特別図柄の動作と、V入賞のし易さとの関係を示す図である。
【図11】保留とV入賞のし易さとを関連付けて報知するための表示例を示す図である。
【図12】遊技制御部の制御を中心とする処理例を示すフローチャートである。
【図13】図12における始動検出処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】図12の大当たり終了処理内で実行されるV入賞容易度判定処理を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態の遊技機の動作例を示す図である。
【図16】保留とV入賞のし易さの情報に加えて、ラウンド数を報知する場合の表示例である。
【符号の説明】
1 ・・・パチンコ遊技機(遊技機)
2 ・・・遊技盤(ゲージ盤)
3 ・・・遊技機用枠(台枠)
4 ・・・ガイドレール
5 ・・・遊技領域
6 ・・・可変入賞装置(大入賞口)
7a〜7c・・・始動入賞口、
8a〜8c・・・始動玉検出器
21 ・・・取付基板
22a,22b・・・開閉部材
23a,23b・・・入賞口
24a,24b・・・入賞玉検出器
25 ・・・傾斜板
26 ・・・第1電動役物
26a・・・貯留部
27 ・・・第2電動役物
27a・・・Vゾーン(特定領域)
28 ・・・入賞空間
40 ・・・可変表示器
51〜54・・・一般入賞口
61〜66・・・サイドランプ
71〜76・・・風車向変換部材
79 ・・・アウト口
81 ・・・ハンドル
82 ・・・枠装飾ランプ
83 ・・・スピーカ
110 ・・・電源基板(電源部)
111 ・・・遊技制御基板(遊技制御部)
112 ・・・音制御基板(音声制御部)
113 ・・・ランプ制御基板(ランプ制御部)
114 ・・・払出制御基板(払出制御部)
115 ・・・表示制御基板(表示制御部)
121 ・・・基本回路
122 ・・・スイッチ回路
123 ・・・ソレノイド回路
124 ・・・モータ回路
141 ・・・ROM(Read Only Memory)
142 ・・・RAM(Randam Access Memory)
143 ・・・CPU(Central Processing Unit)
144 ・・・I/O(Input/Output Interface)
211 ・・・検出器群
212a,212b・・・ソレノイド
213 ・・・モータ
214 ・・・球払出装置
215 ・・・ランプ群

Claims (6)

  1. 遊技球を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行う遊技機であって、
    遊技球を受け入れる第1の状態と遊技球を受け入れ難い又は受け入れない第2の状態とに変化し、入賞した遊技球が進入可能な複数の領域を備える可変入賞装置と、
    始動条件の成立後、実行開始条件の成立により、所定の始動態様で前記可変入賞装置を第1の状態に制御する始動制御手段と、
    始動態様により第1の状態へ制御した際に前記可変入賞装置に入賞した遊技球が、可変入賞装置内の複数の領域のうちの特定領域に進入したことにより、始動態様よりも遊技者にとって有利な特定態様で可変入賞装置を第1の状態に制御する特定遊技状態を生起する特定遊技状態生起手段と、
    前記可変入賞装置に入賞した遊技球を前記複数の領域のうちの特定領域と特定領域以外の通常領域とに振り分ける振分手段と、
    特定遊技状態が生起していない通常状態において、前記振分手段を特定領域に遊技球を進入させ易い高確時態様と高確時態様に比較して特定領域に遊技球を進入させ難い低確時態様とに駆動制御する駆動制御手段と、
    特定遊技状態中の始動条件の成立に基づく実行開始条件の成立を前記特定遊技状態中は保留するとともに、保留した実行開始条件を、特定遊技状態が終了した後に順次、成立させる保留手段と、
    特定遊技状態が終了する際に、前記保留手段により保留されている実行開始条件について、該実行開始条件の成立により前記可変入賞装置が第1の状態に制御されたときに前記可変入賞装置に遊技球が入賞すれば、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する保留判定手段と、
    前記保留判定手段が、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けることを判定したときに報知を行う報知手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動制御手段は、前記始動条件の成立時に該始動条件の成立にもとづいて前記可変入賞装置を第1の状態に制御するときに前記振分手段をいかなる態様に制御するかを決定する駆動選択手段を含み、
    前記保留判定手段は、該駆動選択手段の選択結果にもとづき、前記振分手段が入賞した遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記駆動制御手段は、前記振分手段を所定周期で前記高確時態様と前記低確時態様とに駆動制御し、
    前記保留判定手段は、保留されている前記実行開始条件を成立させるまでに要される時間にもとづき、前記振分手段が、入賞する遊技球を前記高確時態様に駆動制御されている状態で振り分けるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記振分手段は複数の駆動部材を有し、該複数の駆動部材は、前記可変入賞装置が第1の状態に制御されるタイミングに連動して駆動される連動駆動部材と、前記可変入賞装置が第1の状態に制御されるタイミングと独立して駆動される非連動駆動部材とを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記保留手段が実行開始条件を保留していることを報知する保留記憶報知手段をさらに備え、
    前記報知手段は、保留記憶報知手段を用いて報知を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 特定遊技状態は複数回繰り返し制御されるラウンドからなり、
    始動条件成立を契機に所定の更新範囲内で数値を更新する数値更新手段から抽出した乱数を用いて、始動条件に基づく実行開始条件の成立により前記可変入賞装置が第1の状態に制御されたときに入賞した遊技球が特定領域を通過すれば制御される特定遊技状態におけるラウンドの繰り返し制御の上限回数又は平均継続回数を決定するラウンド決定手段をさらに備え、
    前記保留判定手段は特定遊技状態が終了する際に、保留中の実行開始条件についてラウンド決定手段によりいかなる決定がなされるか判別し、
    報知手段は前記保留判定手段が前記ラウンド決定手段により特定の回数が決定されたことを判定したときにも報知を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
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