JP2004159851A - 安全鍼管及びその安全鍼管に用いる指ガード - Google Patents

安全鍼管及びその安全鍼管に用いる指ガード Download PDF

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Abstract

【課題】鍼治療に用いる衛生的な安全鍼管、及びその安全鍼管に用いる指ガードを提供する。
【解決手段】安全鍼管(10)は、少なくとも一方の端面から所定の長さの指ガード部分(12)を有し、指ガード部分は残りの本体部分(11)から分離可能に構成される。又、指ガード部分には消毒剤を含ませることができる。安全鍼管(10)を用いれば、治療者は指ガード部分を隔てて鍼体(14)を固定することが可能となると同時に治療部位周辺に殺菌作用を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鍼治療に用いる衛生的な安全鍼管に係り、特にその安全鍼管に用いる指ガードの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
鍼治療の際、人体に鍼を刺入する方法として、金属や硬化プラスチック製の鍼管を用いて行う管鍼法が一般的である。
従来、鍼管を取り除いた後治療者の指が直接鍼体に触れ、治療者が触れた鍼体が患者の身体に刺入されたり、一度患者の身体に刺入され血液や体液の付着した鍼体に治療者が触れたりすることによるHIVや肝炎ウィルスなどの感染やその他の病原菌の侵入の危険を回避するために、手袋を使用する、補助衛生具を使用して鍼体を挟持するといった方法が取られてきた。
また、特開2002−272809に開示されているように、鍼管の表面に容易にはがれる薄い膜を貼っておく方法も提案されている。この方法によれば、鍼管を抜き取った後押手の手指と鍼体との間に膜が残り、治療者の手指が直接鍼体に触れることなく鍼を固定することができる(特許文献1)。また登録実用新案第3024632号に開示されているように、鍼体自体に膜を巻きつけてから、鍼管に挿入する方法もある(特許文献2)。
実開平6−75494に開示されているように、鍼管を上下二段式にして、下の鍼管にストッパーとなる突起をつけて上の鍼管が落ちてこないようにしておき、切皮後に上の鍼管を外し、下の鍼管を隔てて鍼体を押さえる方法も提案されている(特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−272809
【特許文献2】
登録実用新案第3024632号
【特許文献3】
実開平6−75494
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、手袋や補助衛生具を使用すると手指の感覚が損なわれ、経穴と呼ばれるつぼに正確に刺入することが困難となっていた。また道具自体が汚染されうるため、使用する度に滅菌、消毒等が必要であった。
鍼管や鍼体の表面に薄い膜を張っておく方法も、消毒など積極的に衛生を図る手段はとられないため、薄い膜がずれた場合には治療者の手指が汚染された鍼体に触れる恐れがあった。
また、鍼管を上下二段式にする方法では、ストッパーを用いて上の鍼管を支える構造が不安定であった。
本発明はこれらの問題点を解消すべく、吸湿性を有し、消毒剤を含ませることが可能であり、同時に構成が簡易で使い捨て使用に適する安全鍼管及び指ガードを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明による第一の安全鍼管は、少なくとも一方の端面から所定の長さの指ガード部分が、残りの本体部分から分離可能に構成される。指ガード部分は鍼管下部に位置させ、鍼管の軸方向に少なくとも押手の指幅に相当する長さを有する。上記構成によれば、治療者は指ガードを隔てて鍼体を挟持し固定できるので、押手の手指が鍼体に直接触れる恐れがない。指ガード以外の部分は分離された後鍼体から外されるので、刺手で鍼体の頭部を直接持って、より深く刺入することが可能である。
尚、本出願において鍼管下部とは、治療時に患者の治療部位に近接する部分を意味し、鍼管上部とは、治療部位とは反対側にくる部分を意味する。
【0006】
好ましくは、安全鍼管は柔軟性のある材料で形成される。例えば安全鍼管は、軸体の周囲に布状の綿花や紙、発泡樹脂などを一又は二以上の層状に設けて鍼管を形成し、続いて形成した鍼管から軸体を除去することによって作製することができ、鍼管としての役割を果たすのに硬さが不十分な場合は、糊で固めるなどの方法で補強することが可能である。
柔軟性のある素材を使用することで、押手の手指の幅より大きい鍼管下部と、それより上方の鍼管上部とに分離可能となり、鍼管下部を指ガード部分とすることができる。また柔軟性のある素材で形成されるため、鍼管下部を隔てて鍼体を押さえても、鍼に対する手指の感覚が失われることなく、正確に刺入することができる。
【0007】
好ましくは、安全鍼管は、指ガード部分を残りの本体部分から分離するための分離手段を備える。例えば分離手段は、指ガード部分又は本体部分に比べ低い剛性を有する低剛性領域とすることができる。又、分離手段は、指ガード部分と本体部分を接着する接着層であってもよく、指ガード部分及び本体部分の厚みに比べ薄い厚みに形成される領域であってもよい。例えば、折り目をつけておく、ミシン目を設けるなどの手段であってもよい。尚、分離手段が設けられる領域は、鍼管上部と鍼管下部の境界に限定されない。例えば、鍼管上部の長さ全体にわたってらせん状に低剛性領域を設けてもよく、この場合らせん状の低剛性領域に沿って切り離すように鍼管上部を鍼体から外す。
【0008】
好ましくは、安全鍼管の素材は、綿花、紙等の吸湿性の高いものを使用し、使用前に消毒剤を含ませる。これによって鍼体、治療者の手指、及び患者の治療部位に殺菌効果を得ることができる。
【0009】
さらに好ましくは、安全鍼管は、綿花や紙などの可燃性又は易燃性の素材で形成する。従来の鍼管は不燃性または難燃性の材料で作られており、患者の血液や体液で汚染される恐れもあるため廃棄が困難であった。本発明による鍼管は、構成が簡易で安価に大量生産をすることが可能であり、可燃性若しくは易燃性の材料を使用すれば使い捨ての器具とすることに非常に適する。
【0010】
本発明による第二の安全鍼管は、従来様の鍼管の下部の周囲に、指ガードとして吸湿性及び柔軟性を有する材料を設けた構成となっており、切皮後、指ガードと従来様の鍼管が分離可能となっている。ここで切皮とは、鍼管に鍼を入れた鍼管を患者の治療部位に立て、鍼管の上部から突き出た鍼を軽くたたいて鍼の先端のみを皮膚に挿入することをいう。
指ガードの長さは押手の指の幅より大きくなっており、柔軟性のある素材で作られているので、切皮後に指ガードの上から鍼体を押さえながら鍼管のみ抜き去れば、治療者は鍼体に直接触れることなく鍼体を挟持、固定できる。吸湿性の指ガードには消毒剤を含ませることができ、鍼体、治療者の手指、及び患者の治療部位に殺菌効果を得ることができる。使用するまで指ガードが鍼管から外れないように、指ガードの上端の一部を接着剤等で鍼管に固定することもできる。
第二の安全鍼管は、まず鍼管を差し込むための孔を有する指ガードを吸湿性及び柔軟性のある材料で作製し、その指ガードに鍼管を差し込むことにより製造することができる。また、まず鍼管を用意し、その鍼管の周囲に吸湿性及び柔軟性を有する材料を巻きつけて指ガードを形成して製造することもできる。
鍼管は従来のものを使用することができるが、衛生の観点から使い捨てに適するものを選択することが望ましい。
【0011】
また、本発明は、第二の安全鍼管を作成するのに適した指ガードも提供する。指ガードは柔軟性及び吸湿性のある材料で作られ、鍼管を差し込むための孔を有する。好ましくは円筒状で、その内径は鍼管の外径よりわずかに大きくなっている。
指ガードは、孔の軸方向に少なくとも押手の指幅に相当する長さを有し、切皮後に指ガードの上から鍼を押さえながら鍼管のみ抜き去れば、治療者は鍼体に直接触れることなく鍼体を挟持、固定できる。またこの指ガードには、鍼管に装着する前又は後に消毒剤を含ませることができ、鍼体、治療者の手指、及び患者の治療部位に殺菌効果を得ることができる。
好ましくは、指ガードは綿花や紙など可燃性若しくは易燃性の素材からなる。使い捨て使用に適するものとなり衛生上の観点から望ましい。
【0012】
また、複数の指ガードに鍼管と同じ太さの軸体を通して、保管や持ち運びをすることもできる。使用時はこの軸から一つずつ指ガードを外し、鍼管を差し込む。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による安全鍼管及び指ガードの好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1(a)に本発明による第一実施形態に係る安全鍼管10を示す。図1に示すように、安全鍼管10は、指ガード部分12と、分離手段15を備える。指ガード部分12は、軸方向に少なくとも押手の指幅に相当する長さを有する。
安全鍼管10は、布状の綿花、紙又は発泡樹脂など柔軟性のある材料を軸体の周囲に層状に巻いて作ることができる。軸体は安全鍼管10の内径の太さを有し、管状である必要はない。鍼管としての役割を果たすのに硬さが不十分な場合は、糊で固めるなどの方法で補強することが可能であるが、材料及び製造方法は特定の種類に限定されるものではなく、例えば可燃性材料を使用することも望ましい。
【0015】
鍼管上部と鍼管下部の境界には、分離手段15を設ける。ただし、分離手段15が設けられる領域は、鍼管上部と鍼管下部の境界に限定されず、例えば鍼管上部の長さ全体にわたってらせん状に設けても良い。図1(b)に分離手段をらせん状に設けた安全鍼管10を示す。分離手段としては、ミシン目を設ける、折り目をつけておく、一度切断してから容易にはがれるような方法で糊付けをしておくなどの手段が可能であるが、これらに限定されるものではない。
【0016】
綿花、紙など吸湿性の高い素材で鍼管を作成すれば、鍼管を治療部位に立てる前に、鍼管下部12に消毒剤を含ませることができる。消毒剤としては70%エチルアルコールや70%イソプロピルアルコールなど、殺菌作用を有し人体に害のない液状のものが適するが、これに限定されるものではない。
【0017】
安全鍼管10を使用する場合は、まず鍼体14を挿管し、鍼管を患者の治療部位に立て、鍼管の上部から突き出た鍼13を軽くたたいて切皮した後、押手で指ガード部分12を隔てて鍼体14を押さえながら、例えばねじり取るなどの方法で鍼管上部11を分離して外す。分離手段がらせん状に設けられている場合は、らせんに沿って切り離すようにして鍼管上部を鍼体から外す。鍼管上部11が分離された状態を図1(c)に示す。分離した後、消毒剤を含んだ鍼管下部12の上から鍼体14を挟持し、その鍼管の間に鍼体を通過させるようにする。
【0018】
安全鍼管10を用いることにより、治療者が触れた鍼体が患者の身体に刺入されたり、一度患者の身体に刺入され血液や体液の付着した鍼体に治療者が触れたりするのを防ぐことが可能となり、治療者と患者の双方が感染症や病原菌の侵入の危険から保護される。また、鍼管は柔軟性のある素材で作成されているので、鍼管下部を隔てて鍼体を押さえても、鍼に対する手指の感覚が失われることなく、正確に刺入することができる。鍼管を上下二段式にせず、使用前は一体としておくことで、切皮まではある程度の硬さを維持して従来の鍼管と同等の役割を果たすことができる。また簡易な構成であり作成も容易である。
【0019】
また、安全鍼管10の指ガード部に消毒剤を含ませておくことにより、鍼体は消毒液により殺菌される。従って、何らかの原因で、鍼体が鍼管下部からずれた場合も、消毒剤により治療部位の周囲が清潔に保たれるため、より高い安全性が確保できる。また、消毒剤は、鍼体だけでなく患者の皮膚に対する殺菌効果も同時に有する。世界保健機構が発行した「鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドライン(Guidelines on Basic Training and Safety in Acupuncture)(1999年)」においても、鍼治療は皮膚に鍼を刺入する点で皮下注射や筋肉注射と同等であり、鍼治療の安全性を保つためには高いレベルで清潔を維持し、器具等の滅菌や消毒に注意をすべきことが強調されている。またこのガイドラインでは特に、器具等は使用するまで殺菌した布で覆っておくべきであること、施術前には治療者の手指を十分にアルコール綿で消毒しておくべきであることを推奨しているが、本発明の鍼体を使用すれば治療前から治療後にわたるまで治療部位の周辺の殺菌状態を保つものと言える。
【0020】
また、綿花、紙など可燃性若しくは易燃性の素材で鍼管を作成すれば、使用後の鍼管を焼却処分することができる。上述の世界保健機構のガイドラインでも、安全性のために鍼や鍼管を使い捨てとすることが強く推奨されている。従来の鍼管は金、銀、ステンレス、クロムメッキした真鋳、洋銀、硬化プラスチックなどの不燃性または難燃性の材料で作られており、患者の血液や体液で汚染される恐れもあるため廃棄が困難であった。また高価な素材は、器具を使い捨てとする習慣に適さない。本発明による鍼管は、構造が簡易で安価に大量生産をすることが可能であり、可燃性若しくは易燃性の材料を使用すれば使い捨ての器具とすることに非常に適する。
【0021】
図2(a)に、本発明による第二実施形態に係る安全鍼管20を示す。
安全鍼管20は、鍼管21と指ガード22からなる。指ガード22の長さは押手の指幅より大きくなっており、吸湿性及び柔軟性のある素材で作られている。使用するまで指ガードが鍼管から外れないように、指ガード22の上端の一部を鍼管21に接着剤で固定することもできるが、切皮後に指ガードから鍼管を容易に抜くことができるような接着方法でなければならない。
安全鍼管20は、予め円筒状に成形した指ガード22に鍼管21を差し込んで作成することができ、又、鍼管に吸湿性及び柔軟性のある素材を巻き付けて指ガードを成形することも可能であるが、製造方法はこれらに限定されるものではない。鍼管は従来のものを用いることができるが、衛生上の観点から使い捨て使用に適するものが望ましい
安全鍼管20を使用すれば、切皮後に指ガード22の上から鍼体23を押さえながら鍼管21のみ抜き去ることができ、治療者は鍼体に直接触れることなく鍼体を挟持、固定することが可能である。吸湿性の指ガード22には消毒剤を含ませることができ、鍼体、治療者の手指、及び患者の治療部位に殺菌効果を得ることができる。
【0022】
図3(a)に、本発明の第三実施形態に係る指ガード31を示す。指ガード31は、吸湿性及び柔軟性の素材で作られた円筒状のもので、その内径は鍼管の外径よりわずかに大きくなっており、少なくとも押手の指幅に相当する長さを有する。
指ガード31は、例えば綿花や紙、発泡樹脂など、吸湿性及び柔軟性を有する材料を、鍼管と同じ太さの軸体の周囲に1〜2mmの層状に巻いて作製することができるが、材料や製造方法はこれに限定されるものではない。又、強度が不足する場合は、糊などで固めることができる。使用するまで指ガードが鍼管から外れないように、指ガードの上端の一部を鍼管に接着剤で固定することもできる。指ガード31は、指ガードの孔に鍼管を差し込んで使用する。又、鍼管を差し込む前又は後に指ガードに消毒剤を含ませることができる。
この指ガード31を使用することにより、従来の鍼管を用いて、本発明の第二実施形態に係る安全鍼管20と同様の効果を得ることが可能となる。
この指ガードを綿花や紙など可燃性若しくは易燃性の素材で作れば、使い捨て使用に適するものとなる。
【0023】
図3(b)に示すように、保管や持ち運びに適するよう複数の指ガード31に鍼管と同じ太さの軸体32を通しておくことが可能である。使用するときは、軸体32から一つずつ指ガード31を外し、鍼管を差し込む。鍼管に差し込む前又は後に指ガードに消毒剤を含ませることができる。
【0024】
本発明は上記実施例の形態に限定されることなく、種々に変形して適用することが可能である。例えば安全鍼管や指ガードは上記実施形態では綿花や紙であるが、吸湿性のある他の材料、例えば海綿、スポンジ、ガーゼ等であってもよい。また鍼管の分離手段も例示されたものに限定されず、指ガード部分が残りの本体部分から分離可能であれば特に分離手段が設けられていなくてもよい。消毒剤は吸湿性材料に吸収させる方法に限定されず、粉状の消毒剤を含ませたり、ゲル状の消毒剤を塗布したりしてもよい。尚、本発明は、患者を人間とした場合に限られず、動物を対象とした鍼治療においても実施可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の安全鍼管は指ガード部分と残りの本体部分が分離可能に構成されると同時に指ガード部分に消毒剤を含ませることが可能となったので、治療者の手指が直接鍼体に触れることなく鍼を固定することができ、同時に治療部位周辺に殺菌効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による第一の安全鍼管の例を示すものであり、(a)及び(b)は鍼管上部を切り離す前、(c)は鍼管上部を切り離した後を表す。
【図2】図2は、本発明による第二の安全鍼管の例を示すものであり、(a)は指ガードから鍼管を抜き去る前、(b)は鍼管を抜き去った後を表す。
【図3】図3(a)は、本発明による指ガードの例を示すものであり、(b)は、保存や持ち運びに適するよう、複数の指ガードに鍼管と同じ太さの軸を通したものを表す。
【符号の説明】
10 安全鍼管
12 指ガード部分
15 分離手段
22 指ガード

Claims (19)

  1. 少なくとも一方の端面から所定の長さの指ガード部分が、残りの本体部分から分離可能に構成されていることを特徴とする安全鍼管。
  2. 吸湿性のある材料で形成されている請求項1に記載の安全鍼管。
  3. 前記指ガード部分を前記本体部分から分離する分離手段を備えている請求項1又は2に記載の安全鍼管。
  4. 前記分離手段は、前記指ガード部分または前記本体部分に比べ低い剛性を有する低剛性領域である、請求項3に記載の安全鍼管。
  5. 前記分離手段は、前記指ガード部分及び前記本体部分を接着する接着層である、請求項3又は4に記載の安全鍼管。
  6. 前記分離手段は、前記指ガード部分及び前記本体部分の厚みに比べ薄い厚みに形成されている領域である、請求項3又は4に記載の安全鍼管。
  7. 少なくとも前記指ガード部分が消毒剤を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の安全鍼管。
  8. 可燃性又は易燃性材料で形成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の安全鍼管。
  9. 軸体に柔軟性及び吸湿性のある材料を一又は二以上の層状に設けて鍼管を形成する工程と、
    前記形成された鍼管からこの軸体を除去する工程と、を含む安全鍼管の製造方法。
  10. 前記柔軟性のある材料が、布状の綿花、紙及び発泡樹脂からなる群から選ばれる一の材料であることを特徴とする、請求項9に記載の安全鍼管の製造方法。
  11. 鍼管と、吸湿性を有する指ガードと、からなり、前記鍼管と前記指ガードとが分離可能に構成されていることを特徴とする安全鍼管。
  12. 前記指ガードが消毒剤を含むことを特徴とする、請求項10に記載の安全鍼管。
  13. 鍼管を差し込むための孔を有する指ガードを、柔軟性及び吸湿性を有する材料で作製する工程と、
    前記指ガードに前記鍼管を差し込む工程と、を含む安全鍼管の製造方法。
  14. 鍼管を用意する工程と、
    鍼管の周囲に、柔軟性及び吸湿性を有する材料を設けて指ガードを形成する工程と、を含むことを特徴とする安全鍼管の製造方法。
  15. 吸湿性のある材料で形成され、鍼管を差し込むための孔を有し、当該孔の軸方向に少なくとも押手の指幅に相当する長さを有する指ガード。
  16. 前記吸湿性材料が柔軟性を備える請求項15に記載の指ガード。
  17. 前記吸湿性材料が、布状の綿花、紙及び発泡樹脂からなる群から選ばれる一の材料であることを特徴とする請求項15に記載の指ガード。
  18. 前記指ガードは消毒剤を含ませて構成されることを特徴とする、請求項15に記載の鍼治療用指ガード。
  19. 複数の指ガードに、一本の鍼管と同じ太さの軸体を通した、鍼治療用指ガードセット。
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