JP2004159776A - スタンドドリップバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、コーヒーや紅茶等の香や風味を損なうことのない美味しいコーヒーや紅茶をだれでも簡単にいれることができるスタンドドリップバッグを提供する。
【解決手段】スタンドドリップバッグ10のスタンド体12の天面板部60にはバッグ吊下体72が載置される。バッグ吊下体72の載置板部74には下方に向かってガイド筒部76が突設されている。また、載置板部74には係止突起78が対向して突設されている。前記バッグ吊下体72にはコーヒー粉が収容されたバッグ本体82を有するフィルターバッグ80が吊り下げられる。バッグ本体82の上端縁82Aには係止片84が取り付けられている。この係止片84には係止孔86が貫通形成され前記係止突起78が挿入するようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】スタンドドリップバッグ10のスタンド体12の天面板部60にはバッグ吊下体72が載置される。バッグ吊下体72の載置板部74には下方に向かってガイド筒部76が突設されている。また、載置板部74には係止突起78が対向して突設されている。前記バッグ吊下体72にはコーヒー粉が収容されたバッグ本体82を有するフィルターバッグ80が吊り下げられる。バッグ本体82の上端縁82Aには係止片84が取り付けられている。この係止片84には係止孔86が貫通形成され前記係止突起78が挿入するようになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にコーヒーや紅茶等をいれる場合に家庭や職場等で簡単に使用することができるスタンドドリップバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
コーヒーや紅茶の普及により家庭や職場等で美味しいコーヒーや紅茶を飲むため簡易ドリップバッグが提案されている。
ところで、従来の簡易ドリップパックはコーヒー豆を挽いたコーヒー粉が収容されたフィルターバッグを直接コーヒーカップに入れ、フィルターバッグ内のコーヒー粉にお湯を注ぎ暫くしてから前記フィルターバッグをコーヒーカップから取り出してコーヒーをいれている。
しかし、このタイプの簡易ドリップバッグは上述したようにコーヒーカップ内にフィルターバッグを入れてしまうためコーヒー粉がお湯に漬けられた状態になる。
このため、フィルターバッグ内のコーヒー粉がお湯に漬けられる結果、あくや渋味が出すぎて折角のコーヒーの香や風味を損なってしまい、コーヒーの味が低下してしまうという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みなされたものであり、コーヒーや紅茶等の香や風味を損なうことのない美味しいコーヒーや紅茶をだれでも簡単にいれることができるスタンドドリップバッグを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、スタンド体と、このスタンド体に取り付けられるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体に互いに対向して貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の発明は、箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記係止片の基端部両側に形成された切込と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、前記スタンド体に形成されてスタンド体内を外から見ることができる窓部と、を有してなることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1〜図6には本発明に係るスタンドドリップバッグ10の一実施例が示されている。なお、この実施例ではスタンドドリップバッグ10を使用してコーヒーをいれる場合を例にして説明する。
図1及び図2に示されるように、このスタンドドリップバッグ10のスタンド体12は縦長の箱状に形成されている。なお、この実施例ではスタンド体12は図6に示される形状の一枚の厚紙14を折り曲げることにより形成している。なお、図6に示されるスタンド体12の展開図は厚紙14の内側面を図6手前側面にして図示している。
図6に示されるように、前記スタンド体12の正面板部16の下方にはカップ用切欠17が形成されている。また、正面板部16には円形状の窓部18が貫通形成されている。この正面板部16の一側には折線20を介して第1側板部22が連続形成されている。この第1側板部22には差込スリット24が形成され、第1側板部22の下部に折線26を介して形成された差込片28を差し込むことができるようになっている。また、第1側板部22の上部には折線30を介して上折曲片32が連続形成されている。
前記正面板部16の他側には折線34を介して第2側板部36が連続形成されている。この第2側板部36には差込スリット38が形成され、第2側板部36の下部に折線40を介して形成された差込片42を差し込むことができるようになっている。また、第2側板部36の上部には折線44を介して上折曲片46が連続形成されている。
前記第2側板部36の他側には折線48を介して第3側板部50が連続形成されている。この第3側板部50には差込スリット52が形成され、第3側板部50の下部に折線54を介して形成された差込片56を差し込むことができるようになっている。また、第3側板部50の上部には折線58を介して天面板部60が連続形成されている。この天面板部60にはスリット61を3本形成することにより、開口扉片62,62が対向して形成されている。これら開口扉片62,62を押すことにより、前記天面板部60にはバッグ吊下開口部64(図2参照)が形成されるようになっている。また、天面板部60の上部には折線66を介して差込片68が連続形成されている。
前記第3側板部50の他側には折線70を介して糊代片72が連続形成されている。この糊代片72は厚紙14を折り曲げてスタンド体12を組み立てる場合に前記第1側板部22に適宜手段で接着するものである。
図2に示されるように前記厚紙14を組み立てて形成されたスタンド体12の天面板部60には合成樹脂製のバッグ吊下体72が載置されるようになっている。
このバッグ吊下体72の載置板部74は平面視矩形状に形成され、前記スタンド体12の天面板部60に載置されるようになっている。この載置板部74の中央部には下方に向かって角筒状のガイド筒部76が突設して一体形成されている。従って、前記バッグ吊下体72をスタンド体12の天面板部60に載置するとガイド筒部76は前記バッグ吊下開口部64に挿入されるようになっている。また、前記載置板部74には係止突起78,78が対向して突設されている。
前記バッグ吊下体72にはフィルターバッグ80が吊り下げられるようになっている。このフィルターバッグ80の袋状のバッグ本体82にはコーヒー豆を挽いて粉にしたコーヒー粉(図示せず)が適宜量収容されている。また、前記バッグ本体82はお湯を注ぐことによりお湯は通過するが前記コーヒー粉は通過しないフィルター構造素材で形成されている。
前記バッグ本体82の上端縁82A,82Aには係止片84,84が互いに対向して取り付けられている。この係止片84,84には係止孔86,86が貫通形成されている。この係止孔86,86には前記バッグ吊下体72の係止突起78,78が挿入するようになっている。
図3に示されるように、前記係止片84の基端部両側には切込88,88が形成されている。従って、図5に示されるように、係止片84を容易にバッグ吊下体72の載置板部74と水平になるように折り曲げて係止突起78を係止孔86に確実に挿入できるようになっている。
また、前記バッグ本体82の上端縁82A,82Aには粘着剤が塗布され、バッグ本体82の上端縁82Aを仮接着することによりバッグ本体82を密閉できるようになっている。これによりバッグ本体82に収容されているコーヒー粉がこぼれるのを防止すると共にコーヒー粉が空気に触れて酸化するのを防止している。
なお、図4に示されるように前記バッグ本体82の下端部82Bは円弧状に形成されている。これにより、バッグ本体82の底幅が小さくなることによりお湯をバッグ本体82に注いだ場合にコーヒーの落下幅も小さくなり下方に位置するコーヒーカップ90にこぼれないで注げるようになっている。、
図1に示されるように、前記スタンド体12の正面板部16の下方に形成された前記カップ用切欠17はスタンド体12内にコーヒーカップ90を出し入れできるようになっている。
また、前記スタンド体12の正面板部16には窓部18が形成されているので、スタンド体12内にコーヒーカップ90を入れても窓部18を介してコーヒーカップ90を見ることができるようになっている。
【0006】
次に、前記スタンドドリップバッグ10を用いてコーヒーをいれる場合を説明する。
まず、箱状に組み立てられたスタンド体12の内にカップ用切欠17を介してコーヒーカップ90を入れる。
次に、前記スタンド体12の天面板部60にバッグ吊下体72を載置させると共にバッグ吊下体72のガイド筒部76を前記バッグ吊下開口部64に挿入する。そして、仮接着されている前記フィルターバッグ80のバッグ本体82の上端縁82A,82Aを開封して前記バッグ吊下体72にフィルターバッグ80のバッグ本体82を挿入すると共に係止片84,84の係止孔86,86にバッグ吊下体72の係止突起78,78を挿入する。
これにより、図1に示されるように、フィルターバッグ80はスタンド体12に確実に支持されると共にコーヒーカップ90の上方にコーヒーカップ90と距離を置いて吊り下げることができる。
そして、バッグ本体82の中のコーヒー粉にお湯を注ぐと、お湯がコーヒー粉を通過する際にコーヒー成分が溶解抽出されてバッグ本体82の下端部82Bからコーヒーカップ90に落ちる。なお、バッグ本体82の中にお湯を注いでもバッグ本体82はガイド筒部76の内部に位置しているのでお湯がスタンド体12に当たるのを阻止できる。
従って、本発明のスタンドドリップバッグ10においてはフィルターバッグ80はスタンド体12によってコーヒーカップ90と距離を設けて吊り下げられるので、バッグ本体82がコーヒーカップ90内に入ってお湯に漬けられることがない。
この結果、あくや渋味が出すぎることが無く、香や風味が豊かな美味しいコーヒーをだれでも簡単にいれることができる。
【0007】
なお、前記スタンドドリップバッグ10のスタンド体12は箱状に形成されているので、スタンドドリップバッグ10を販売する場合に空洞になっているスタンド体12の内部にバッグ吊下体72や複数のフィルターバッグ80を収容して販売してもよい。
【0008】
なお、実施例ではスタンドドリップバッグ10を使用してコーヒーをいれる場合を説明したが、スタンドドリップバッグ10の使用用途はコーヒーに限定されるものでなく紅茶や緑茶等をいれる場合に用いてもよいことは勿論である。
また、実施例では一枚の厚紙14を折り曲げて箱状のスタンド体12を形成したが、スタンド体12は他の材料で形成してもよいし、箱状以外の形状でもよいことは勿論である。
【0009】
【発明の効果】
本発明のスタンドドリップバッグは、フィルターバッグはスタンド体によってカップと距離を設けて係止されるので、バッグ本体がカップ内に入ってお湯に漬かることがないので、香や風味が豊かで美味しいコーヒー等をだれでも簡単にいれることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスタンドドリップバッグの使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】実施例のスタンドドリップバッグの分解斜視図である。
【図3】実施例のスタンドドリップバッグに使用されるフィルターバッグの平面図である。
【図4】実施例のスタンドドリップバッグに使用されるフィルターバッグの側面図である。
【図5】実施例のスタンドドリップバッグのバッグ吊下体にフィルターバッグを取り付けた状態の斜視図である。
【図6】実施例のスタンドドリップバッグのスタンド体の展開図である。
【符号の説明】
10 スタンドドリップバッグ
12 スタンド体
17 カップ用切欠
18 窓部
60 天面板部
64 バッグ吊下開口部
72 バッグ吊下体
74 載置板部
76 ガイド筒部
78 係止突起
80 フィルターバッグ
82 バッグ本体
84 係止片
86 係止孔
88 切込
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にコーヒーや紅茶等をいれる場合に家庭や職場等で簡単に使用することができるスタンドドリップバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
コーヒーや紅茶の普及により家庭や職場等で美味しいコーヒーや紅茶を飲むため簡易ドリップバッグが提案されている。
ところで、従来の簡易ドリップパックはコーヒー豆を挽いたコーヒー粉が収容されたフィルターバッグを直接コーヒーカップに入れ、フィルターバッグ内のコーヒー粉にお湯を注ぎ暫くしてから前記フィルターバッグをコーヒーカップから取り出してコーヒーをいれている。
しかし、このタイプの簡易ドリップバッグは上述したようにコーヒーカップ内にフィルターバッグを入れてしまうためコーヒー粉がお湯に漬けられた状態になる。
このため、フィルターバッグ内のコーヒー粉がお湯に漬けられる結果、あくや渋味が出すぎて折角のコーヒーの香や風味を損なってしまい、コーヒーの味が低下してしまうという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みなされたものであり、コーヒーや紅茶等の香や風味を損なうことのない美味しいコーヒーや紅茶をだれでも簡単にいれることができるスタンドドリップバッグを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、スタンド体と、このスタンド体に取り付けられるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体に互いに対向して貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の発明は、箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記係止片の基端部両側に形成された切込と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、前記スタンド体に形成されてスタンド体内を外から見ることができる窓部と、を有してなることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1〜図6には本発明に係るスタンドドリップバッグ10の一実施例が示されている。なお、この実施例ではスタンドドリップバッグ10を使用してコーヒーをいれる場合を例にして説明する。
図1及び図2に示されるように、このスタンドドリップバッグ10のスタンド体12は縦長の箱状に形成されている。なお、この実施例ではスタンド体12は図6に示される形状の一枚の厚紙14を折り曲げることにより形成している。なお、図6に示されるスタンド体12の展開図は厚紙14の内側面を図6手前側面にして図示している。
図6に示されるように、前記スタンド体12の正面板部16の下方にはカップ用切欠17が形成されている。また、正面板部16には円形状の窓部18が貫通形成されている。この正面板部16の一側には折線20を介して第1側板部22が連続形成されている。この第1側板部22には差込スリット24が形成され、第1側板部22の下部に折線26を介して形成された差込片28を差し込むことができるようになっている。また、第1側板部22の上部には折線30を介して上折曲片32が連続形成されている。
前記正面板部16の他側には折線34を介して第2側板部36が連続形成されている。この第2側板部36には差込スリット38が形成され、第2側板部36の下部に折線40を介して形成された差込片42を差し込むことができるようになっている。また、第2側板部36の上部には折線44を介して上折曲片46が連続形成されている。
前記第2側板部36の他側には折線48を介して第3側板部50が連続形成されている。この第3側板部50には差込スリット52が形成され、第3側板部50の下部に折線54を介して形成された差込片56を差し込むことができるようになっている。また、第3側板部50の上部には折線58を介して天面板部60が連続形成されている。この天面板部60にはスリット61を3本形成することにより、開口扉片62,62が対向して形成されている。これら開口扉片62,62を押すことにより、前記天面板部60にはバッグ吊下開口部64(図2参照)が形成されるようになっている。また、天面板部60の上部には折線66を介して差込片68が連続形成されている。
前記第3側板部50の他側には折線70を介して糊代片72が連続形成されている。この糊代片72は厚紙14を折り曲げてスタンド体12を組み立てる場合に前記第1側板部22に適宜手段で接着するものである。
図2に示されるように前記厚紙14を組み立てて形成されたスタンド体12の天面板部60には合成樹脂製のバッグ吊下体72が載置されるようになっている。
このバッグ吊下体72の載置板部74は平面視矩形状に形成され、前記スタンド体12の天面板部60に載置されるようになっている。この載置板部74の中央部には下方に向かって角筒状のガイド筒部76が突設して一体形成されている。従って、前記バッグ吊下体72をスタンド体12の天面板部60に載置するとガイド筒部76は前記バッグ吊下開口部64に挿入されるようになっている。また、前記載置板部74には係止突起78,78が対向して突設されている。
前記バッグ吊下体72にはフィルターバッグ80が吊り下げられるようになっている。このフィルターバッグ80の袋状のバッグ本体82にはコーヒー豆を挽いて粉にしたコーヒー粉(図示せず)が適宜量収容されている。また、前記バッグ本体82はお湯を注ぐことによりお湯は通過するが前記コーヒー粉は通過しないフィルター構造素材で形成されている。
前記バッグ本体82の上端縁82A,82Aには係止片84,84が互いに対向して取り付けられている。この係止片84,84には係止孔86,86が貫通形成されている。この係止孔86,86には前記バッグ吊下体72の係止突起78,78が挿入するようになっている。
図3に示されるように、前記係止片84の基端部両側には切込88,88が形成されている。従って、図5に示されるように、係止片84を容易にバッグ吊下体72の載置板部74と水平になるように折り曲げて係止突起78を係止孔86に確実に挿入できるようになっている。
また、前記バッグ本体82の上端縁82A,82Aには粘着剤が塗布され、バッグ本体82の上端縁82Aを仮接着することによりバッグ本体82を密閉できるようになっている。これによりバッグ本体82に収容されているコーヒー粉がこぼれるのを防止すると共にコーヒー粉が空気に触れて酸化するのを防止している。
なお、図4に示されるように前記バッグ本体82の下端部82Bは円弧状に形成されている。これにより、バッグ本体82の底幅が小さくなることによりお湯をバッグ本体82に注いだ場合にコーヒーの落下幅も小さくなり下方に位置するコーヒーカップ90にこぼれないで注げるようになっている。、
図1に示されるように、前記スタンド体12の正面板部16の下方に形成された前記カップ用切欠17はスタンド体12内にコーヒーカップ90を出し入れできるようになっている。
また、前記スタンド体12の正面板部16には窓部18が形成されているので、スタンド体12内にコーヒーカップ90を入れても窓部18を介してコーヒーカップ90を見ることができるようになっている。
【0006】
次に、前記スタンドドリップバッグ10を用いてコーヒーをいれる場合を説明する。
まず、箱状に組み立てられたスタンド体12の内にカップ用切欠17を介してコーヒーカップ90を入れる。
次に、前記スタンド体12の天面板部60にバッグ吊下体72を載置させると共にバッグ吊下体72のガイド筒部76を前記バッグ吊下開口部64に挿入する。そして、仮接着されている前記フィルターバッグ80のバッグ本体82の上端縁82A,82Aを開封して前記バッグ吊下体72にフィルターバッグ80のバッグ本体82を挿入すると共に係止片84,84の係止孔86,86にバッグ吊下体72の係止突起78,78を挿入する。
これにより、図1に示されるように、フィルターバッグ80はスタンド体12に確実に支持されると共にコーヒーカップ90の上方にコーヒーカップ90と距離を置いて吊り下げることができる。
そして、バッグ本体82の中のコーヒー粉にお湯を注ぐと、お湯がコーヒー粉を通過する際にコーヒー成分が溶解抽出されてバッグ本体82の下端部82Bからコーヒーカップ90に落ちる。なお、バッグ本体82の中にお湯を注いでもバッグ本体82はガイド筒部76の内部に位置しているのでお湯がスタンド体12に当たるのを阻止できる。
従って、本発明のスタンドドリップバッグ10においてはフィルターバッグ80はスタンド体12によってコーヒーカップ90と距離を設けて吊り下げられるので、バッグ本体82がコーヒーカップ90内に入ってお湯に漬けられることがない。
この結果、あくや渋味が出すぎることが無く、香や風味が豊かな美味しいコーヒーをだれでも簡単にいれることができる。
【0007】
なお、前記スタンドドリップバッグ10のスタンド体12は箱状に形成されているので、スタンドドリップバッグ10を販売する場合に空洞になっているスタンド体12の内部にバッグ吊下体72や複数のフィルターバッグ80を収容して販売してもよい。
【0008】
なお、実施例ではスタンドドリップバッグ10を使用してコーヒーをいれる場合を説明したが、スタンドドリップバッグ10の使用用途はコーヒーに限定されるものでなく紅茶や緑茶等をいれる場合に用いてもよいことは勿論である。
また、実施例では一枚の厚紙14を折り曲げて箱状のスタンド体12を形成したが、スタンド体12は他の材料で形成してもよいし、箱状以外の形状でもよいことは勿論である。
【0009】
【発明の効果】
本発明のスタンドドリップバッグは、フィルターバッグはスタンド体によってカップと距離を設けて係止されるので、バッグ本体がカップ内に入ってお湯に漬かることがないので、香や風味が豊かで美味しいコーヒー等をだれでも簡単にいれることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスタンドドリップバッグの使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】実施例のスタンドドリップバッグの分解斜視図である。
【図3】実施例のスタンドドリップバッグに使用されるフィルターバッグの平面図である。
【図4】実施例のスタンドドリップバッグに使用されるフィルターバッグの側面図である。
【図5】実施例のスタンドドリップバッグのバッグ吊下体にフィルターバッグを取り付けた状態の斜視図である。
【図6】実施例のスタンドドリップバッグのスタンド体の展開図である。
【符号の説明】
10 スタンドドリップバッグ
12 スタンド体
17 カップ用切欠
18 窓部
60 天面板部
64 バッグ吊下開口部
72 バッグ吊下体
74 載置板部
76 ガイド筒部
78 係止突起
80 フィルターバッグ
82 バッグ本体
84 係止片
86 係止孔
88 切込
Claims (3)
- スタンド体と、このスタンド体に取り付けられるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体に互いに対向して貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、を有してなることを特徴とするスタンドドリップバッグ。
- 箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、を有してなることを特徴とするスタンドドリップバッグ。
- 箱状に形成されたスタンド体と、このスタンド体の天面板部に貫通形成されたバッグ吊下開口部と、この天面板部に載置されるバッグ吊下体と、このバッグ吊下体の載置板部の下方に向かって突設されると共に前記バッグ吊下開口部に挿入されるガイド筒部と、前記載置板部にガイド筒部を挟んで対向して突設された係止突起と、前記バッグ吊下体にカップと離間した状態で吊り下げられると共にコーヒー粉等が収容されたバッグ本体を設けたフィルターバッグと、このバッグ本体の上端縁に互いに対向して取り付けられた係止片と、この係止片に貫通形成されると共に前記係止突起が挿入される係止孔と、前記係止片の基端部両側に形成された切込と、前記スタンド体の下部に形成されてスタンド体内にカップを出し入れできるカップ用切欠と、前記スタンド体に形成されてスタンド体内を外から見ることができる窓部と、を有してなることを特徴とするスタンドドリップバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002327129A JP2004159776A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | スタンドドリップバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2002
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