JP2004159286A - 画像処理装置、画像読取装置、および、複写装置 - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、および、複写装置 Download PDF

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Yoko Nakayama
陽子 中山
Takeo Ohashi
威夫 大橋
Manabu Izumikawa
学 泉川
Takashi Imori
隆史 井森
Takashi Matsuda
孝史 松田
Takeshi Kowada
健 小和田
Kotaro Yonenaga
晃太郎 米永
Masami Miyajima
正巳 宮嶋
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Abstract

【課題】読み取った画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識することにより表面の画像が除去されたり、読み取った画像中の裏面の画像を表面の画像と誤認識することにより読み取った画像中に裏写り画像が残ってしまったりする等の誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の画像を得る。
【解決手段】画像読取装置が読み取って表示器55に表示させた画像P中の指定した指定エリア100に含まれる画像に対して、該画像から裏写り画像を除去する裏写り除去補正を行なうようにした。これによって、指定エリア100に含まれる画像に対してのみ裏写り除去補正が行われる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像読取装置、および、複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
両面に画像が形成された原稿を読み取る場合に、表面の画像に裏面の画像が裏写りしたいわゆる裏写り画像となってしまうことがある。従来より、このような裏写り画像から裏面の画像を除去して表面の画像のみとする裏写り除去機能を備える画像処理装置がある。
【0003】
また、従来では、スキャン(プレスキャン)した原稿の画像を表示するディスプレイエディタを有して、このディスプレイエディタ上に表示された画像の加工方法をユーザが設定し、設定した加工方法にしたがって加工した画像を出力するようにした画像形成装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したような従来の裏写り除去機能では、裏写り画像中の表面の画像が裏面の画像と誤認識されて、表面の画像も除去されてしまうことが懸念される。
【0005】
また、上述したように、ユーザが設定した加工方法にしたがって加工した画像を出力する画像形成装置でも、裏写り除去補正を行なった画像に対して、さらに裏写り除去精度を向上させるようにした技術はない。
【0006】
本発明の目的は、読み取った画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識することにより表面の画像が除去されたり、読み取った画像中の裏面の画像を表面の画像と誤認識することにより読み取った画像中に裏写り画像が残ってしまったりする等の誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の画像を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像処理装置は、画像データに基づく画像を表示部に表示させる表示装置と、前記表示部に表示された画像に対するエリア指定を受け付けるエリア指定手段と、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像から裏写り画像を除去する裏写り除去補正を行なう裏写り除去補正手段と、を具備する。
【0008】
したがって、エリア指定手段によって受け付けた指定エリアに含まれる画像に対してのみ裏写り除去補正が行われる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記裏写り除去補正手段は、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像を表画像として裏写り除去補正を行なう。
【0010】
したがって、エリア指定手段によって受け付けた指定エリアに含まれる画像が表画像とされて裏写り除去補正が行われる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像処理装置において、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像が表画像であることを宣言する表宣言手段を具備する。
【0012】
したがって、エリア指定手段によって受け付けた指定エリアに含まれる画像を表画像とする裏写り除去補正を行なうか否かが選択自在となる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記裏写り除去補正手段は、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像を裏画像として裏写り除去補正を行なう。
【0014】
したがって、エリア指定手段によって受け付けた指定エリアに含まれる画像が裏画像とされて裏写り除去補正が行われる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像処理装置において、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像が裏画像であることを宣言する裏宣言手段を具備する。
【0016】
したがって、エリア指定手段によって受け付けた指定エリアに含まれる画像を裏画像とする裏写り除去補正を行なうか否かが選択自在となる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、裏写り画像色を指定する裏写り画像色指定手段を具備し、前記裏写り除去補正手段は、前記裏写り画像色指定手段が指定した裏写り画像色で形成された画像を裏画像として裏写り除去補正を行なう。
【0018】
したがって、裏写り画像色指定手段によって指定された裏写り画像色で形成された画像のみが裏写り画像として除去される。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像処理装置において、背景色を指定する背景色指定手段を具備し、前記裏写り除去補正手段は、前記裏写り画像色指定手段が指定した裏写り画像色で形成された画像を裏画像として除去するとともに除去部分の画像を前記背景色指定手段が指定した背景色とする。
【0020】
したがって、背景色指定手段によって指定された色が背景色として裏写り除去補正が行なわれる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の画像処理装置において、前記エリア指定手段が指定した指定エリアを明示した画像を前記表示部に表示させる指定エリア明示手段を具備し、前記裏写り画像色指定手段は、前記指定エリア明示手段が前記表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色で形成された画像を裏写り画像色とする。
【0022】
したがって、表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色で形成された画像が裏写り画像色とされるため、裏写り画像色を確実に指定することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項7記載の画像処理装置において、前記エリア指定手段が指定した指定エリアを明示した画像を前記表示部に表示させる指定エリア明示手段を具備し、前記背景色指定手段は、前記指定エリア明示手段が前記表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色を背景色とする。
【0024】
したがって、表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色が背景色とされるため、背景色を確実に指定することができる。
【0025】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一に記載の画像処理装置において、前記エリア指定手段は、前記表示部に表示された画像に対する複数のエリア指定を受け付ける。
【0026】
したがって、複数の指定エリアに含まれる画像に対して裏写り除去補正が行われる。
【0027】
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか一記載の画像処理装置において、前記裏写り除去補正手段が裏写り除去補正を行なった画像を前記表示部に表示させる再表示手段を具備し、前記エリア指定手段は、前記再表示手段が前記表示部に表示させた画像に対するエリア指定を受け付ける。
【0028】
したがって、裏写り除去補正を行なった画像に対して再度裏写り除去補正を行なうことが可能になる。
【0029】
請求項12記載の発明の画像読取装置は、原稿画像の読み取りにより画像データを入力する画像入力装置と、前記画像入力装置が入力した画像データに対して裏写り除去補正を行なう請求項1ないし11のいずれか一に記載の画像処理装置と、を具備する。
【0030】
したがって、画像入力装置が読み取った画像から裏写り画像を除去することが可能になる。
【0031】
請求項13記載の発明の複写装置は、請求項12記載の画像読取装置と、前記画像読取装置が裏写り除去補正を行なった画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、を具備する。
【0032】
したがって、裏写り画像が除去された画像が記録媒体に形成される。
【0033】
請求項14記載の発明の複写装置は、原稿画像の読み取りにより画像データを入力する画像入力装置と、前記画像入力装置が入力した画像データに対して裏写り除去補正を行なう請求項11記載の画像処理装置と、前記画像読取装置が裏写り除去補正を行なった画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、前記画像形成装置に対して、前記画像処理装置の再表示手段が表示部に表示させた画像を記録媒体に形成させる形成画像指定手段と、を具備する。
【0034】
したがって、裏写り除去補正を行なった画像に対して再度裏写り除去補正を行ない、ユーザが要求する品質の画像のみを記録媒体に形成することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の実施の形態を、図1ないし図12を参照して説明する。本実施の形態は、複写装置としてデジタル複写機への適用例である。
【0036】
図1は、本実施の実施の形態のデジタル複写機の概略構成を示す縦断正面図である。デジタル複写機1は、原稿の画像を読み取る画像入力装置としての画像読取ユニット2と、画像読取ユニット2で読み取った原稿の画像データに基づいた画像形成を電子写真方式で行なう画像形成装置としての画像形成ユニット3とを備えている。
【0037】
まず、画像読取ユニット2について説明する。画像読取ユニット2は、読取装置4と、自動原稿送り装置(以降、ADF)5とを備えている。
【0038】
読取装置4は、上面に原稿が載置されるコンタクトガラス6を備えている。コンタクトガラス6の下方には、露光ランプ7、ミラー8を搭載する第1キャリッジ9と、ミラー10,11を搭載する第2キャリッジ12とが設けられている。原稿は、読取面を図1中下側にしてコンタクトガラス6上に載置される。第1,第2キャリッジ9,12は、コンタクトガラス6に沿って往復動自在に設けられており、コンタクトガラス6上に載置された原稿画像の読み取りに際しては、メインモータ71(図5参照)によって、2対1の速度比で走行される。このとき、露光ランプ7を点灯させることで、原稿画像を露光走査することができる。原稿画像からの反射光は、ミラー8,10,11で順次反射され、レンズ13を介してCCDイメージセンサ14に結像される。これにより、原稿の画像が光学的に読み取られる。光学的に読み取られた原稿の画像は、CCDイメージセンサ14で電気信号に変換され、後述する各種画像処理に供される。
【0039】
ADF5は、原稿台15にセットされたシート状の原稿を一枚ずつコンタクトガラス6上に自動的に供給する装置である。原稿台15にセットされた原稿は、給送ローラ16によってADF5内に搬送され、複数の搬送ローラ17に巻回された搬送ベルト18よってADF5内を一定速度で搬送される。搬送ローラ17は、搬送モータ5a(図5参照)によって回転駆動される。ADF5によって搬送される原稿画像の読み取りに際しては、第1、第2キャリッジ9,12を位置固定した状態とし、露光ランプ7による照射位置を原稿が一定の速度で通過する際に該原稿を露光ランプ7によって照射することで画像を読み取る。画像読み取り後の原稿は、排送ローラ19を介して排紙スタッカ部20に排紙される。
【0040】
また、ADF5は、原稿台15にセットされたことを検知する原稿セット検知センサ21を備えている。原稿セット検知センサ21は、原稿台15上にセットされた原稿の有無に応じて出力が変化する。
【0041】
次に、画像形成ユニット3について説明する。画像形成ユニット3内には、給紙部22から、縦搬送部23、画像形成エンジン24、定着部25、排紙部26等を経由して排紙トレイ27へ至る用紙案内路28が形成されている。
【0042】
給紙部22は、用紙を積層保持する第1,第2および第3給紙トレイ29,30,31と、各給紙トレイ29,30,31に設けられて積層された用紙を一枚ずつに分離して縦搬送部23に給送する第1,第2および第3給紙機構32,33,34とを備えている。第1,第2および第3給紙機構32,33,34は、それぞれピックアップローラ35やリバースローラ36等によって構成されており、第1,第2および第3給紙トレイ29,30,31に積層保持された用紙を一枚ずつに分離して用紙案内路へ送り出す。ピックアップローラ35やリバースローラ36は、第1,第2および第3クラッチ72,73,74(図5参照)を介してメインモータ71(図5参照)の駆動力が伝達されて回転駆動される。
【0043】
縦搬送部23には、給紙部22の第1,第2または第3給紙トレイ29,30または31から給紙された用紙を、それぞれ画像形成エンジン24へ搬送するための複数の搬送ローラ37を備えている。
【0044】
画像形成エンジン24には、感光体38が配置されている。この感光体38の周囲には、感光体38の表面を一様に帯電させる帯電器39、感光体38の表面をレーザ光により露光走査することで潜像を形成するレーザ出力ユニット40、潜像に対してトナーを付着させることでトナー像を形成する現像器41、このトナー像を縦搬送部23から給紙された用紙に転写させる転写器42、転写器42とローラ43とに巻回されて用紙を所定方向へ搬送する搬送ベルト44、および、感光体38表面に残存するトナーを除去するクリーナー(図示せず)が設けられている。
【0045】
定着部25は、トナー像が転写された用紙が画像形成エンジン24を通過する際に、この用紙に対して加圧および加熱してトナーを定着させる。
【0046】
排紙部26は、用紙の両面に画像を形成する場合に、片面に画像が形成された用紙を、図示しない切替爪の切り替えにより、排紙トレイ27へ導かずに、反転ユニット45へ搬送するように動作する。
【0047】
反転ユニット45は、画像形成エンジン24より用紙搬送方向下流側で用紙案内路28から分岐する反転路46と、反転路46へ搬送された用紙をスイッチバック反転する反転機構47とを備えている。反転機構47で反転された用紙は、再給紙路48を経由して縦搬送部23または反転排紙路49を介して排紙トレイ27へ搬送される。このために、上述した縦搬送部23は、第1,第2または第3給紙トレイ29,30または31から給紙された用紙に加えて、再給紙路48から給紙された用紙を画像形成エンジン24に搬送する。
【0048】
加えて、デジタル複写機1は、図2に示すように、ユーザによる操作を受け付けるテンキー50やクリア/ストップキー51、プリントキー52、モードクリアキー53等の各種操作キーが配列された操作キー部54や、各種の情報を表示する表示装置としての表示器55等を有する操作部56を備えている。表示器55は、例えば、液晶等によって構成されている。
【0049】
表示器55の表示面側には、タッチパネル57が積層されている。デジタル複写機1が待機状態等にある場合、表示器55には、図3に示す初期画面55Aのように、タッチパネル57に割り当てられる各種操作キーの位置を案内するイラスト等が表示される。例えば、初期画面55Aは、コピー濃度を設定する濃度設定部58、カラー/白黒/シングルカラー/2色等のようにカラーモードを設定するカラー選択部59、読み取る原稿の種類を指定する原稿種類指定部60、画像を形成する用紙の種類を指定する用紙選択部61、変倍率を設定する変倍設定部62に加えて、ソート/スタック/ステープル等の画像形成モードを設定する画像形成モード設定部63等が割り当てられており、これらの各部に表示された操作キーのイラストをタッチすることにより、コピーに際しての各種条件を設定することができる。また、初期画面55Aには、「裏写り除去設定」キー64が割り当てられている。
【0050】
詳細は後述するが、初期画面55Aが表示されている状態で「裏写り除去設定」キー64が操作されることにより、表示器55には、図4に示す裏写り除去設定画面55Bが表示される。裏写り除去設定画面55Bには、後述する裏写り除去補正処理に際して、画像読取ユニット2により読み取った原稿画像が表示される表示部としてのディスプレイエディタ65、ディスプレイエディタ65に表示された画像のうち裏写り除去補正を行なう指定エリア100を指定するための各種エリア指定キーが配列されたエリア指定部66、および、裏写り除去補正を開始させる「補正」キー67等が割り当てられている。エリア指定部66には、除去補正を行なう指定エリア100の形状を選択するエリア形状選択キー66aや、指定エリア100の選択・確定・消去等を行なう指定エリア設定キー66b等が配列されている。後述する裏写り除去処理に際しては、エリア形状選択キー66aにより指定エリア100の形状を選択した後、図示しないポインティングデバイスにより指定エリア100の位置や大きさを設定することができる。ポインティングデバイスとしては、専用のタッチペンであってもよいし、ユーザの指等であってもよい。
【0051】
次に、図5に基づいて、デジタル複写機1の制御系の電気的な接続について作用的に説明する。図5は、デジタル複写機1の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。デジタル複写機1は、各部を集中的に制御するメインコントローラ70を備えている。メインコントローラ70は、感光体38等を駆動するメインモータ71、図示しないスキャナ駆動モータ、メインモータ71の駆動力を第1,第2および第3給紙機構32,33,34におけるピックアップローラ35やリバースローラ36へ伝達する第1,第2および第3クラッチ72,73,74、および、メインモータ71の駆動力を縦搬送部23における搬送ローラ37に伝達する中間クラッチ75を駆動制御する。メインコントローラ70には、操作部56、ADF5、画像処理ユニット(IPU)76等の各種分散制御装置が接続されている。ADF5は、メインコントローラ70との間でのデータ通信によって、搬送モータ5aを駆動して給送ローラ16や搬送ローラ17を駆動制御したり、原稿セット検知センサ21によって原稿台15上に原稿がセットされたことによる出力変化をメインコントローラ70に伝達したりする。
【0052】
また、メインコントローラ70には、デジタル複写機1を別のデジタル複写機(図示せず)やプリンタ等の複数の画像形成装置(図示せず)に接続して使用する際に、装置の構成や機能情報、動作制御に関する情報等の送受信を行なうための連結I/F77が接続されている。公知の技術であるため説明を省略するが、メインコントローラ70は、連結I/F77を介して、接続された画像形成装置からの要求を獲得し、動作を自動設定することにより連結動作の制御を行なったり、あるいは、接続された他の画像形成装置からの要求を獲得して自機の動作制御を行なったりする。
【0053】
次に、図6を参照して、IPU76についてさらに詳細に説明する。IPU76は、IPU76の各部を集中的に駆動制御するCPU78に、制御プログラム等の固定的なデータを格納するROM79と、可変的なデータを書き換え自在に記憶してCPU78のワークエリアとして機能するRAM80とをバスライン接続することにより構成されており、CPU78によってIPU76が備える各部を駆動制御することにより画像読取ユニット2で読み取った画像データの処理を行なう。特に図示しないが、RAM80には、例えば、後述する裏写り除去処理に際して、各種フラグを立てるフラグエリアや、各種カウンタバッファ等が確保されている。
【0054】
画像読取ユニット2においてCCDイメージセンサ14により光学的に読み取った原稿の画像のアナログ信号の画像データは、A/Dコンバータ81に入力される。
【0055】
A/Dコンバータ81は、入力されたアナログ信号の画像データをデジタル信号に変換し、シェーディング補正部82に出力する。
【0056】
シェーディング補正部82は、デジタル信号に変換された画像データに対してシェーディング補正を行ない、MTF補正・γ補正部83に出力する。なお、公知の技術であるため、シェーディング補正については説明を省略する。
【0057】
MTF補正・γ補正部83は、シェーディング補正後の画像データに対して、MTF補正、γ補正等を行い変倍処理部84に出力する。なお、公知の技術であるため、MTF補正、γ補正については説明を省略する。
【0058】
変倍処理部84は、入力された画像データに対して所定の変倍率に合せた拡大縮小を行ない、該画像データをセレクタ85へ出力する。
【0059】
セレクタ85は、入力された画像データを書き込みγ補正部86またはメモリコントローラ87のいずれか一方に出力するように、画像データの出力先を切替える。ここで、図7は、セレクタ85における1ページ分の画像データの信号処理について説明する。図7中、/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本実施の形態では、画像データは255に近いほど白画像になるものとする。
【0060】
書き込みγ補正部86は、入力された画像データに設定された作像条件に応じて、該画像データの書き込みγを補正し、補正後の画像データをレーザ出力ユニット40に出力する。レーザ出力ユニット40は、書き込みγ補正部86からの画像データに基づいて、レーザ光源のON/OFFを駆動制御するとともに、図示しないポリゴンモータを回転させることで感光体38に対して静電潜像を書き込む。
【0061】
メモリコントローラ87は、セレクタ85との間での画像データの入出力が自在な構成とされており、セレクタ85を介して入力された画像データを図示しない画像圧縮装置によって圧縮した後、該画像データを画像メモリ88に書き込む。
【0062】
ここで、最大画像サイズ分の256階調の画像データをそのまま画像メモリ88に書き込む事も可能であるが、この場合原稿画像一枚分の画像データでも画像メモリ88における容量を大変多く使用する。このため、本実施の形態のように、画像データを圧縮することにより、限られた画像メモリ88を有効に利用することができる。また、画像データを圧縮することにより、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力する事ができる。このような場合、画像メモリ88のデータをメモリコントローラ87内の図示しない伸長装置で順次伸長しながら出力を行なう。このような機能は、一般に、「電子ソート」と呼ばれている。
【0063】
また、画像メモリ88の機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリ88の転写紙一枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込む事も可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリ88の転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込む事で、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。
【0064】
このような機能は、一般に、「集約コピー」と呼ばれている。なお、「電子ソート」および「集約コピー」の機能については、公知の技術であるため説明を省略する。
【0065】
画像メモリ88は、多くの画像データを収納するため、ハードディスクによって実現するようにしてもよい。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)を画像読取ユニットで読み込んで保持するためには、画像メモリ88としてハードディスクを用いることが一般的であり、ハードディスクを画像メモリ88として用いる事により、外部電源を不要とし、画像メモリ88内に画像データを永久的に保持することができる。
【0066】
画像メモリ88に書き込まれた画像データは、CPU78からアクセスすることが可能である。これによって、例えば、画像の間引き処理、画像の切り出し処理等、画像メモリ88に書き込まれた画像データを加工することが可能となる。加工に際しては、メモリコントローラ87が有する図示しないレジスタにデータを書き込む事で、該画像メモリ88に書き込まれた画像データに対する加工処理を行なう事ができる。なお、加工された画像は、再度画像メモリ88に保持される。
【0067】
また、メモリコントローラ87には上述した連結I/F77が接続されており、上述した連結動作等に際して、メモリコントローラ87は、この連結I/F77を介して受信した画像データを画像メモリ88に書き込む。連結I/Fは、画像メモリに書き込まれた画像データの転送に際して、デジタル複写機1と別の画像形成装置との間でのデータ転送速度に応じて、画像メモリから順次画像データを読み出し転送する。
【0068】
加えて、IPU76には、CPU78によって読み出されて画像メモリ88に書き込まれた画像データを、操作部56に転送するI/Oポート89が設けられている。
【0069】
次に、デジタル複写機1が実行する各種処理について説明する。デジタル複写機1は、電源投入時に図8に示すイベント待ち受け処理を実行する。
【0070】
イベント待ち受け処理では、ユーザによって電源が投入されることにより、初期化処理を行なう(ステップS1)。
【0071】
公知の技術であるため説明を省略するが、ステップS1で実行する初期化処理では、主に、RAM80における各種フラグのリセット、各種カウンターのクリア、画像メモリ88のクリア、画像形成モード(変倍、分割など)のリセット等を行なう。
【0072】
初期化処理の終了後、イベントの発生を判断するまで待機する(ステップS2)。ここで、イベントとは、例えば、画像形成エンジン24の動作やユーザによる操作部56でのキー入力等のデジタル複写機1に発生する何等かの変化要因である。例えば、ADF5に原稿をセットすることにより原稿セット検知センサ21からの出力信号に変化が生じると、この変化が「何等かの変化」となり、画像形成エンジン24でのエンジンイベントとして通知される。また、ユーザによる操作部56の操作により何等かのキーが操作されると、このキー操作による入力信号が「何等かの変化」となり、操作部56からキー入力イベントとして通知される。
【0073】
イベントの発生を判断した場合には(ステップS2のY)、発生したイベントがエンジンイベントであるかキー入力イベントであるかを判定する(ステップS3)。
【0074】
エンジンイベントであると判定した場合は(ステップS3のY)、エンジンイベント処理が呼び出され(ステップS4)、キー入力イベントであると判定した場合は(ステップS3のN)、キー入力イベント処理が呼び出されて(ステップS5)、ステップS2に進む。
【0075】
次に、ステップS5で実行されるキー入力イベント処理について図9を参照して説明する。キー入力イベント処理では、図9に示すように、プリントキー52、テンキー50、クリアストップキー51、および、タッチパネル57に割り当てられた各種操作キーのいずれかのキー操作があったと判断するまで待機しており(ステップS10〜S16のN)、いずれかのキー操作があったと判断した場合には(ステップS10,S11,S12,S13,S14,S15またはS16のY)、操作されたキーに応じて「コピー処理」、「テンキー処理」、「クリア/ストップ処理」、「印字設定処理」、「両面設定処理」、「フォーマット設定処理」または「その他のキー処理」のいずれかの処理をそれぞれ実行する。なお、プリントキー52、テンキー50、クリアストップキー51、および、タッチパネル57に割り当てられた各種操作キーのいずれかのキー操作によって実行される「コピー処理」、「テンキー処理」、「クリア/ストップ処理」、「印字設定処理」、「両面設定処理」、「フォーマット設定処理」は、公知の技術であるため説明を省略する。
【0076】
次に、その他のキーとして図3中64で示す「裏写り除去設定」キーが操作された場合に実行されるキー入力処理である「裏写り除去処理」について図10を参照して説明する。
【0077】
裏写り除去処理では、図10に示すように、「裏写り除去設定」キー64が操作されたと判断すると(ステップS20のY)、ADF5を駆動して原稿台15にセットされた原稿をコンタクトガラス6上に搬送するとともに、画像読取ユニット2を駆動してコンタクトガラス6上を搬送される原稿画像をスキャンする(ステップS21)。
【0078】
なお、本実施の形態では、ADF5によって搬送される原稿画像をスキャンするようにしたが、これに限るものではなく、例えば、コンタクトガラス6上にセットされた原稿画像をスキャンするようにしてもよい。
【0079】
スキャンにより得られた画像データを、IPU76によって画像メモリ88に書き込み(ステップS22)、画像メモリ88に書き込まれた画像データをI/Oポート89を介して表示器55に表示させる(ステップS23)。一般に、表示器55の画面表示解像度は、画像読取ユニット2による読取解像度よりも低いため、ステップS23では、画像メモリ88に書き込まれた画像データを間引きして表示器55に出力する。これによって、表示器55には、図4(b)に示すように、スキャン画像Pがディスプレイエディタ65に表示される。
【0080】
ユーザは、表示器55のディスプレイエディタ65に表示された画像Pに応じて、指定エリア設定キー66bを操作することによって裏写り除去補正が必要である指定エリア100を指定し、指定エリア確定キーを操作して指定エリア100を確定した後、「補正」キー67を操作することによって裏写り除去補正処理の実行を宣言する。指定エリア100の指定に際しては、エリア形状選択キー66aの操作により、任意の指定エリア形状を選択する。次に、選択した指定エリア形状の大きさをマウス等のポインティングデバイスの操作によって決定し、指定エリア形状およびその大きさが確定したら「エリア確定」キーを操作する。ここに、エリア指定手段としての機能が実現される。このため、本実施の形態では、ディスプレイエディタ65上で指定される指定エリア100が、ディスプレイエディタ65に表示された画像Pに対して指定されるエリアとなる。
【0081】
「補正」キー67が操作されることにより裏写り除去補正処理の実行が宣言されたと判断するまで待機し(ステップS24のN)、裏写り除去補正処理の実行が宣言されたと判断した場合には(ステップS24のY)、裏写り除去補正処理を実行する(ステップS25)。ここに、裏写り除去補正手段としての機能が実行される。また、本実施の形態では、ステップS22からステップS25までの処理によって、画像処理装置としての機能が実現され、ステップS21からステップS25までの処理によって、画像処理装置としての機能が実現される。
【0082】
なお、ステップS25で実行する裏写り除去補正処理は、特開2001−169080公報に開示されている技術と同様であるため詳細な説明を省略するが、概ね、図11に示すような裏写り除去補正処理を実行する。すなわち、ステップS25で実行する裏写り除去補正処理は、まず、ステップS21におけるスキャンによって入力されたカラー画像の解像度を縮小し(ステップS30)、縮小したカラー画像におけるカラー座標系を独立性が高いものに変換する(ステップS31)。
【0083】
続いて、エッジ強度計算を行い(ステップS32)、二値化処理を行うことによってエッジを検出する(ステップS33)。
【0084】
ステップS33で検出したエッジに基づいて、エッジ以外の領域に対してカラー閾値処理を行う(ステップS34)。この閾値処理によって背景色画像が推定される。
【0085】
そして、推定した背景色画像に基づいて、裏写り除去画像を合成する(ステップS35)。
【0086】
原画像と裏写り除去画像とのエッジ強度を計算し(ステップS36)、計算したエッジ強度からエッジ差分画像を生成する(ステップS37)。
【0087】
ステップS37で生成したエッジ差分に基づいて二値化処理を行いエッジを検出する(ステップS38)。ステップS38の処理によって、例えば、不適切な処理等によって画像が劣化している個所を検出することができる。
【0088】
ステップS38で検出した画像が劣化している個所の周囲で、処理スケール(ウィンドウサイズ)を縮小して処理を再度実行する(ステップS39,S40)。
【0089】
裏写り除去画像と縮小原画像の差分計算により裏写り部分を同定し(ステップS41)、元の解像度の原画像での裏写り部分の除去を行う(ステップS42)。
【0090】
ここで、図12は、図11に示す裏写り除去補正処理の実行に関与する各部の電気的接続を機能的に示すブロック図である。上述した裏写り除去補正処理は、図12に示す機能ブロック図における各部の処理によって実現される。図12に示すように、スキャンにより得られた画像データは、上述の画像メモリ88および像加工部90に入力される。
【0091】
像加工部90に入力された画像データは、像加工部90においてディスプレイエディタ65に表示可能な解像度に調整される。
【0092】
画像メモリ88に入力された画像データは、裏写り成分除去処理部91に入力される。この裏写り成分除去処理部91は、裏写り除去補正処理を実行する各部によって実現されるが、本実施の形態では、主に、CPU78によって実現される。
【0093】
裏写り成分除去処理部91には、また、エリアメモリ92に記憶されるエリア識別コードが入力される。このエリア識別コードは、ディスプレイエディタ65上で指定された指定エリア100を特定するデータであり、例えば、指定エリア100の外形を示す座標情報あるいはその座標情報を特定する何らかのコード等である。エリアメモリ92は、ディスプレイエディタに表示可能な画像サイズ分のエリア識別コードを記憶可能な容量を有している。
【0094】
裏写り成分除去処理部91は、裏写り除去補正処理の実行に際して、ディスプレイエディタ65に表示された画像中で指定された指定エリア100を識別するエリア識別コードと、このエリア識別コードによって識別される領域における画像に対して行う処理を示す処理内容データとを対応付けて記憶する処理内容指定テーブル93を参照する。本実施の形態では、処理内容指定テーブル93は、RAM80に確保されている。処理内容指定テーブル93に記憶されるエリア識別コードは、エリアメモリ92に記憶されたエリア識別コードと同じである。そして、各エリア識別コードに対応付けられる処理内容データは、例えば、各エリア識別コードに基づき識別される指定エリア100中の画像から裏写り画像の除去を行うか否かを指定するデータである。すなわち、指定エリア100中の画像に対して裏写り除去補正処理を行うか否かを指定するデータである。なお、エリア識別コードは、上述したようにユーザの操作によってディスプレイエディタ65上で指定エリアが指定されることによって設定される。
【0095】
本実施の形態によれば、スキャンした画像P上で裏写り除去補正を行なう指定エリア100をユーザが任意に設定することにより、スキャンした画像Pのうち裏写り除去補正が必要であるとユーザが判断した指定エリア100のみに対して裏写り除去補正を行なうことができるので、裏写り画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識することにより表面の画像が除去されてしまうことがなく、誤補正をなくし、ユーザの意図する出力画像を得ることができる。
【0096】
そして、裏写り除去補正処理実行後の画像データに基づいて画像形成エンジン24を駆動して、裏写り除去補正した画像を用紙に形成する(ステップS26)。これによって、品質の良好な画像を形成することができる。
【0097】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。以下、同様とする。
【0098】
特に図示しないが、本実施の形態のデジタル複写機1は、図10で説明した裏写り除去処理と同様の処理を実行するが、図10中ステップS25で示す裏写り除去補正処理が第1の実施の形態と異なる。
【0099】
本実施の形態の裏写り除去補正処理では、「補正」キー67が操作されることにより裏写り除去補正処理の実行が宣言されたと判断すると、「補正」キー67の操作に先立つキー操作により指定された指定エリア100における画像を表画像とし、この表画像から表画像と裏画像とを分類するためのスレッシュレベルを取得する。そして、指定された表画像から取得したスレッシュレベルに基づいて、このスレッシュレベルよりも濃度の低い(高階調)画像を裏画像として除去する。本実施の形態では、「補正」キー67の操作により表宣言手段としての機能が実現される。
【0100】
本実施の形態によれば、指定された指定エリア100における画像を表画像とし、この表画像に基づいて取得したスレッシュレベルに応じて裏写り画像を除去するため、裏写り画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を出力することができる。
【0101】
なお、本実施の形態では、裏写り除去設定画面55Bの「補正」キーが操作されることにより、指定された指定エリア100における画像を表画像とし、この表画像から取得されるスレッシュレベルに基づいて裏写り除去補正処理を行なうようにしたが、これに限るものではなく、例えば、初期画面が表示されている状態で「裏写り除去設定」キー64が操作されることにより、図13に示すように、ディスプレイエディタ65や各種操作キー66に加えて、「表画像」キー66mが割り当てられた裏写り除去設定画面55Cを表示させ、「補正」キーの操作に先立って「表画像指定」キー66mが操作されていた場合に、指定された指定エリア100における画像を表画像とした裏写り除去補正処理を行なうようにしてもよい。この場合、「表画像」キー66mの操作により表宣言手段としての機能が実現される。
【0102】
次に、本発明の第3の実施の形態について図14を参照して説明する。
【0103】
特に図示しないが、本実施の形態のデジタル複写機1は、図10で説明した裏写り除去処理と同様の処理を実行するが、図10中ステップS25で示す裏写り除去補正処理が第1の実施の形態と異なる。
【0104】
本実施の形態の裏写り除去補正処理では、「補正」キー67が操作されることにより裏写り除去補正処理の実行が宣言されたと判断すると、「補正」キー67の操作に先立つキー操作により指定された指定エリア100における画像を裏画像とし、この裏画像から表画像と裏画像とを分類するためのスレッシュレベルを取得する。そして、指定された表画像から取得したスレッシュレベルに基づいて、このスレッシュレベルよりも濃度の低い(高階調)画像を裏画像として除去する。本実施の形態では、「補正」キー67の操作により裏宣言手段としての機能が実現される。
【0105】
本実施の形態によれば、指定された指定エリア100における画像を裏画像とし、この裏画像に基づいて取得したスレッシュレベルに応じて裏写り画像を除去するため、裏写り画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を出力することができる。
【0106】
なお、本実施の形態では、裏写り除去設定画面55Bの「補正」キー67が操作されることにより、指定された指定エリア100における画像を裏画像とし、この裏画像から取得されるスレッシュレベルに基づいて裏写り除去補正処理を行なうようにしたが、これに限るものではなく、例えば、初期画面55Aが表示されている状態で「裏写り除去設定」キー64が操作されることにより、図12に示すように、ディスプレイエディタや各種操作キーに加えて、「裏画像」キー66nが割り当てられた裏写り除去設定画面55Cを表示させ、「補正」キーの操作に先立って「裏画像指定」キーが操作されていた場合に、指定された指定エリア100における画像を裏画像とした裏写り除去補正処理を行なうようにしてもよい。この場合、「裏画像」キー66nの操作により裏宣言手段としての機能が実現される。
【0107】
次に、本発明の第4の実施の形態について図15を参照して説明する。本実施の形態のデジタル複写機は、上述の実施の形態において説明した処理と同様に裏写り除去処理を行うが、ステップS25で示す裏写り除去補正処理の実行に際して、裏写り画像色を指定できる点が上述の実施の形態と異なる。
【0108】
図15は、本発明の第4の実施の形態のデジタル複写機の表示器に表示される裏写り除去設定画面を示す平面図である。本実施の裏写り除去設定画面55Eには、「裏画像色指定」キー66hが設けられている。この「裏画像色指定」キー66hが、上述した各種実施の形態と同様にしてスキャン画像Pがディスプレイエディタ65に表示された状態で操作されることにより、表示器55には図14に示すような裏写り除去指定画面66iがポップアップ表示される。
【0109】
裏写り除去指定画面66iには、裏写り画像色であるとして除去の対象となる色を表示する裏画像色表示窓66jや、背景色とする色を表示する背景色表示窓66kが設けられている。裏画像色表示窓66jに表示される裏写り画像色は、色調指定部66j1,66j2,66j3の各部におけるスクロールボタンを操作することによってY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の強度を調整することによって任意の裏写り画像色を指定することができる。背景色表示窓66kに表示される背景色も裏写り画像色と同様に、色調指定部66k1,66k2,66k3の各部におけるスクロールボタンを操作することによってY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の強度を調整することによって任意の裏写り画像色を指定することができる。ここに、裏写り画像色指定手段としての機能、および、背景色指定手段としての機能が実現される。
【0110】
なお、本実施の形態では、ディスプレイエディタ65に表示させたスキャン画像P中で、指定エリア100によって指定された箇所がユーザに対して視覚的に明示されるように、指定エリア100の外形が前述した各種実施の形態よりも強調されて示されている。図15中では、実線で示されている。ここに、指定エリア明示手段としての機能が実現されている。
【0111】
本実施の形態のデジタル複写機1は、裏写り画像補正処理の実行に際して、指定された指定エリア100の画像に対して設定された裏写り画像色と背景色とに基づいてスレッシュレベルを取得し、取得したスレッシュレベルに応じて上述した各種実施の形態と同様にして裏写り画像を除去する。
【0112】
これにより、表画像を裏写り画像として誤認識することを防止し、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。また、指定した任意の色を背景色として裏写り除去補正を行なうことで、ユーザの意図する画像により近づけた品質の高い画像を得ることができる。
【0113】
次に、本発明の第5の実施の形態について図16を参照して説明する。本実施の形態のデジタル複写機は、裏写り画像色および背景色の指定方法が上述した第4の実施の形態と異なる。
【0114】
本実施の形態では、上述した各種実施の形態と同様にしてスキャン画像Pがディスプレイエディタ65に表示された状態で「裏画像色指定」キー66hが操作されることによって、図16に示すような裏写り除去指定画面66i’が表示器55にポップアップ表示される。ここで、図16は、本発明の第5の実施の形態のデジタル複写機の表示器に表示される裏写り除去設定画面を示す平面図である。裏写り除去指定画面66i’には、裏写り画像色であるとして除去の対象となる色を表示する裏画像色表示窓66jや、背景色とする色を表示する背景色表示窓66kが設けられている。
【0115】
裏画像色表示窓66jに表示される裏写り画像色は、裏写り除去補正設定画面55中に表示されたポインタ95を用い、このポインタ95によって指定エリア100中で裏写り画像色で形成された画像を指示することによって指定することができる。背景色表示窓66kに表示される背景色も裏写り画像色と同様に、裏写り除去補正設定画面55中に表示されたポインタ95を用い、このポインタ95によって指定エリア100中で背景色を指示することによって指定することができる。
【0116】
加えて、本実施の形態の裏写り除去指定画面66i’には、裏画像色表示窓66jに表示されている色を裏写り画像色として裏写り画像補正処理を実行することを指示する「決定」キーYjや、背景色表示窓66kに表示されている色を背景色として裏写り画像補正処理を実行することを指示する「決定」キーYkが設けられている。裏画像色表示窓66jに表示されている色を裏写り画像色とするか否かは「決定」キーYjの操作の有無によって決定され、また、背景色表示窓66kに表示されている色を背景色とするか否かは「決定」キーYkの操作の有無によって決定される。ここに、裏写り画像色指定手段としての機能、および、背景色指定手段としての機能が実現される。
【0117】
なお、本実施の形態においても図15に示す裏写り除去設定画面55Eと同様に、ディスプレイエディタ65に表示させたスキャン画像P中で、指定エリア100によって指定された箇所がユーザに対して視覚的に明示されるように、指定エリア100の外形が前述した各種実施の形態よりも強調されて示されている(図16中実線で示す)。ここに、指定エリア明示手段としての機能が実現されている。
【0118】
本実施の形態のデジタル複写機1は、裏写り画像補正処理の実行に際して、指定された指定エリア100の画像に対して設定された裏写り画像色と背景色とに基づいてスレッシュレベルを取得し、取得したスレッシュレベルに応じて上述した各種実施の形態と同様にして裏写り画像を除去する。
【0119】
本実施の形態によれば、裏写り画像を直接指示することによって、裏写り画像色を確実に指定することができるので、表画像を裏写り画像として誤認識したり表画像と裏画像とを誤認識したりすることによる誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。また、本実施の形態によれば、背景部分を直接指示することによって、背景色を確実に指定することができるので、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像をより確実に得ることができる。
【0120】
次に、本発明の第6の実施の形態について図17を参照して説明する。
【0121】
本実施の形態のデジタル複写機1では、「裏写り除去設定」キー64の操作によって表示される裏写り除去設定画面55B中のディスプレイエディタ内で、複数の指定エリア100を指定することができる。
【0122】
本実施の形態では、指定エリア100の指定に際して、エリア形状選択キー66aの操作により形状を選択し、ポインティングデバイス等によって大きさを決定した上で、「エリア確定」キーを操作することにより一の指定エリア100を確定してから「補正」キー67を操作するまでの間、同様の手順により複数の指定エリア100を設定することができる。
【0123】
特に図示しないが、裏写り除去処理に際しては、設定された複数の指定エリア100の全てに対して裏写り除去補正を行ない、設定された全ての指定エリア100に対して裏写り除去補正を行なった画像を出力する。
【0124】
これによって、裏写り画像が表画像中に点在する場合等でも、裏写り画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を出力することができる。
【0125】
次に、本発明の第7の実施の形態について図18を参照して説明する。
【0126】
図18は、本実施の形態のデジタル複写機1が実行する裏写り除去処理について概略的に説明するフローチャートである。本実施の形態の裏写り処理では、図18中ステップS20からステップS25までは、図10中ステップS20からステップS25までと同様の処理を実行し、ステップS25で裏写り除去補正処理を行なった画像データに基づく画像をディスプレイエディタに表示させる(ステップS30)。ここに、再表示手段としての機能が実行される。
【0127】
ユーザは、ディスプレイエディタ65に表示された裏写り除去補正処理後の画像を視認し、該画像を用紙に形成する場合にはプリントキー52を操作し、該画像にさらなる裏写り除去を行なう場合には裏写り除去補正が必要である指定エリア100を再度指定して「補正」キー67を操作する。
【0128】
プリントキー52が操作されたと判断した場合には(ステップS31のY)、裏写り除去補正処理後の画像データに基づく画像を用紙に形成する(ステップS26)。ここに、裏写り除去補正処理後の画像をディスプレイエディタ65に表示させた状態でプリントキー52が操作されることにより形成画像指定手段としての機能が実現される。
【0129】
一方、「補正」キー67が操作されたと判断した場合には(ステップS32のY)、ステップS25に進み、裏写り除去補正処理後の画像データの指定された指定エリアに100対して、裏写り除去補正処理を行なう。
【0130】
なお、ステップS25では、上述した各種実施の形態のうちいずれの実施の形態で説明した裏写り除去補正処理を実行してもよい。
【0131】
本実施の形態のデジタル複写機1によれば、「補正」キー67の操作により裏写り除去処理を行なった画像データに基づく画像の出力に先立って、裏写り除去処理を行なった画像データに基づく画像がディスプレイエディタ65に表示されるため、裏写り除去補正後の画像をユーザが直ちに認識することができ、例えば、補正結果が不十分である画像を用紙に形成することなく、再度裏写り除去補正を行なうことができる。これによって、裏写り除去の精度を向上させることができる。
【0132】
これによって、不必要な画像形成を行なったり用紙を不必要に消費したりすることなく、必要な箇所を適切に補正した品質の高い画像を形成することができる。
【0133】
また、スキャンした画像のうち裏写り除去補正が必要であるとユーザが判断した指定エリア100のみに対して裏写り除去補正が行われた品質の良好な画像を形成することができる。
【0134】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像処理装置によれば、指定エリアに含まれる画像に対してのみ裏写り除去補正を行なうことにより、例えば、両面に画像が形成された両面原稿を読み取ることで得られる入力画像中に、表面の画像と裏面の画像とが混在している場合にも、表面の画像を裏面の画像と誤認識することにより表面の画像が除去されたり、入力画像中の裏面の画像を表面の画像と誤認識することにより読み取った画像中に裏写り画像が残ってしまったりする等の誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の画像を得ることができる。
【0135】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像処理装置において、指定エリアに含まれる画像を表画像として裏写り除去補正を行なうことにより、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。
【0136】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の画像処理装置において、指定エリアに含まれる画像を表画像とする裏写り除去補正を行なうか否かを選択自在とすることで、使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。
【0137】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の画像処理装置において、指定エリアに含まれる画像を裏画像として裏写り除去補正を行なうことにより、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。
【0138】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の画像処理装置において、指定エリアに含まれる画像を裏画像とする裏写り除去補正を行なうか否かを選択自在とすることで、使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。
【0139】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の画像処理装置において、指定された裏写り画像色で形成された画像のみを裏写り画像として除去することで、表画像を裏写り画像として誤認識することを防止し、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。
【0140】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の画像処理装置において、指定された色を背景色として裏写り除去補正を行なうことで、ユーザの意図する画像により近づけた品質の高い画像を得ることができる。
【0141】
請求項8記載の発明によれば、請求項6または7記載の画像処理装置において、表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色で形成された画像を裏写り画像色とすることで、裏写り画像色を確実に指定することができ、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。
【0142】
請求項9記載の発明によれば、請求項7記載の画像処理装置において、表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色を背景色とすることで、背景色を確実に指定することができ、表画像と裏画像との誤認識による誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の高い画像を得ることができる。
【0143】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし9のいずれか一に記載の画像処理装置において、複数の指定エリアに含まれる画像に対して裏写り除去補正を行なうことにより、より品質の高い画像を得ることができる。
【0144】
請求項11記載の発明によれば、請求項1ないし10のいずれか一記載の画像処理装置において、裏写り除去補正を行なった画像に対して再度裏写り除去補正を行なうことが可能になるので、より品質の良好な画像を得ることができる。
【0145】
請求項12記載の発明の画像読取装置によれば、例えば、両面に画像が形成された両面原稿を画像入力装置により読み取ることで得られる画像から裏写り画像のみを除去することが可能になるので、読み取った画像中の表面の画像を裏面の画像と誤認識することにより表面の画像が除去されたり、読み取った画像中の裏面の画像を表面の画像と誤認識することにより読み取った画像中に裏写り画像が残ってしまったりする等の誤補正をなくし、ユーザの意図する品質の画像を得ることができる。
【0146】
請求項13記載の発明の複写装置によれば、裏写り画像を除去した画像を記録媒体に形成することにより、品質の良好な画像を複写することができる。
【0147】
請求項14記載の発明の複写装置によれば、裏写り除去補正を行なった画像に対して再度裏写り除去補正を行ない、ユーザが要求する品質の画像のみを記録媒体に形成することができるので、より品質の良好な画像を複写することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデジタル複写機の概略構成を示す縦断正面図である。
【図2】操作部を示す平面図である。
【図3】初期画面を示す平面図である。
【図4】裏写り除去設定画面を示す平面図である。
【図5】デジタル複写機の制御系の電気的な接続を示すブロック図である。
【図6】IPUが備える各部について説明するブロック図である。
【図7】セレクタにおける1ページ分の画像データの信号処理について説明するタイミングチャートである。
【図8】イベント待ち受け処理について概略的に説明するフローチャートである。
【図9】キー入力イベント処理について概略的に説明するフローチャートである。
【図10】裏写り除去処理について概略的に説明するフローチャートである。
【図11】裏写り除去補正処理について概略的に説明するフローチャートである。
【図12】裏写り除去補正処理の実行に関与する各部の電気的接続を機能的に示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のデジタル複写機における裏写り除去設定画面の一例を示す平面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態のデジタル複写機における裏写り除去設定画面の一例を示す平面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態のデジタル複写機の表示器に表示される裏写り除去設定画面を示す平面図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態のデジタル複写機の表示器に表示される裏写り除去設定画面を示す平面図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態のデジタル複写機における裏写り除去設定画面を示す平面図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態のデジタル複写機が実行する裏写り除去処理について概略的に説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写装置
2 画像入力装置
3 画像形成装置
55 表示装置
65 表示部
100 指定エリア

Claims (14)

  1. 画像データに基づく画像を表示部に表示させる表示装置と、
    前記表示部に表示された画像に対するエリア指定を受け付けるエリア指定手段と、
    前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像から裏写り画像を除去する裏写り除去補正を行なう裏写り除去補正手段と、
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記裏写り除去補正手段は、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像を表画像として裏写り除去補正を行なう請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像が表画像であることを宣言する表宣言手段を具備する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記裏写り除去補正手段は、前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像を裏画像として裏写り除去補正を行なう請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記エリア指定手段が受け付けた指定エリアに含まれる画像が裏画像であることを宣言する裏宣言手段を具備する請求項4記載の画像処理装置。
  6. 裏写り画像色を指定する裏写り画像色指定手段を具備し、
    前記裏写り除去補正手段は、前記裏写り画像色指定手段が指定した裏写り画像色で形成された画像を裏画像として裏写り除去補正を行なう請求項1記載の画像処理装置。
  7. 背景色を指定する背景色指定手段を具備し、
    前記裏写り除去補正手段は、前記裏写り画像色指定手段が指定した裏写り画像色で形成された画像を裏画像として除去するとともに除去部分の画像を前記背景色指定手段が指定した背景色とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記エリア指定手段が指定した指定エリアを明示した画像を前記表示部に表示させる指定エリア明示手段を具備し、
    前記裏写り画像色指定手段は、前記指定エリア明示手段が前記表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色で形成された画像を裏写り画像色とする請求項6または7記載の画像処理装置。
  9. 前記エリア指定手段が指定した指定エリアを明示した画像を前記表示部に表示させる指定エリア明示手段を具備し、
    前記背景色指定手段は、前記指定エリア明示手段が前記表示部に表示させた画像上で指定された箇所の画像色を背景色とする請求項7記載の画像処理装置。
  10. 前記エリア指定手段は、前記表示部に表示された画像に対する複数のエリア指定を受け付ける請求項1ないし9のいずれか一に記載の画像処理装置。
  11. 前記裏写り除去補正手段が裏写り除去補正を行なった画像を前記表示部に表示させる再表示手段を具備し、
    前記エリア指定手段は、前記再表示手段が前記表示部に表示させた画像に対するエリア指定を受け付ける請求項1ないし10のいずれか一記載の画像処理装置。
  12. 原稿画像の読み取りにより画像データを入力する画像入力装置と、
    前記画像入力装置が入力した画像データに対して裏写り除去補正を行なう請求項1ないし11のいずれか一に記載の画像処理装置と、
    を具備する画像読取装置。
  13. 請求項12記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が裏写り除去補正を行なった画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、
    を具備する複写装置。
  14. 原稿画像の読み取りにより画像データを入力する画像入力装置と、
    前記画像入力装置が入力した画像データに対して裏写り除去補正を行なう請求項11記載の画像処理装置と、
    前記画像読取装置が裏写り除去補正を行なった画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に対して、前記画像処理装置の再表示手段が表示部に表示させた画像を記録媒体に形成させる形成画像指定手段と、
    を具備する複写装置。
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