JP2004159243A - メッセージ通信機器、メッセージ通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の携帯電話1によれば、CPU2aは、予め登録された暗証番号と入力された暗証番号が一致した場合に、暗号メールを作成可能とする。
暗号メールが入力されると、CPU2aは、設定された暗号表ファイルを参照して、作成した暗号メールのひらがなを対応する音符データに変換して送受信部8を介して送信する。メールボックスから暗号メールが選択されると、CPU2aは、本文を音符データの「音長」を表す音符マークで表示させる。メッセージ処理メニューの表示が指示されると、CPU2aは、入力された暗証番号が一致した(正しい)場合にのみ、メッセージ処理メニューを表示させ、ユーザの選択によりメッセージの再生、解読、メロディ登録、着信音設定、削除の処理を実行する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージ通信機器、メッセージ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy−phone System)等の移動体通信機器の普及が目覚しい。一般に、これらの移動体通信機器は、ユーザを選ばず、誰もが簡単に操作できるように操作性を重視した構成が採られている。
【0003】
移動体通信機器は、電子メール機能を搭載しているものがほとんどであるが、この電子メール機能についても、ユーザを選ばず、電子メール(以下、メールと称する)の作成の容易性、表示の読み易さを重視した仕様となっている。また、メッセージ作成時及び受信時において、簡単な操作でメッセージ内容を確認できるようになっている。PDA(Personal Digital Assistance)やメール端末等のメール機能を搭載した情報端末装置においても、同様に、簡単な操作でメッセージ内容を確認できるものが多い。
【0004】
一方、近年、移動体通信機器を始めとするメッセージ通信機器や電話装置において、通信にアミューズメント性を採り入れるために、メロディを利用する様々な機能が開発、利用されている。例えば、発呼者から送信されてくる着信メロディ指定データに基づいて着信メロディを出力することにより、着信とともに発呼者が話そうとする大よその内容(「良い知らせ」「悪い知らせ」等)を報知する通信端末装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、入力されたメロディデータと文字列データとをメロディ送信データにエンコードして発信し、着呼側はそのメロディデータをデコードして着信音として再生し、文字列データを画面表示する電話装置がある(例えば、特許文献2参照)。また、呼び出し種別に対応する複数のメロディデータを記憶しておき、着信時に受信した呼び出し種別に対応するメロディデータを読み出して音出力することにより発呼側の呼び出し意図を伝達するものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−27030号公報
【特許文献2】
特開平11−136393号公報
【特許文献3】
特開平3−336173号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、移動体通信機器を始めとするメッセージ通信機器においては、メールのメッセージ内容を簡単な操作で確認できる。そのため、プライバシーが守られていないという問題点がある。上述した特許文献1〜3の技術によれば、メロディを利用して発呼者や発呼者の意図を伝達することができ、ユーザはメロディによる意思伝達を楽しむことができるが、メロディにより伝達できる内容は大よその内容に限られており、メッセージの内容全てを伝達することはできない。更に、上述した特許文献1〜3の技術は、メール送受信におけるプライバシー保護のためのセキュリティを強化するものではない。
【0007】
本発明の課題は、メッセージ通信機器において、メール送受信におけるセキュリティを強化するとともに、ユーザがメール機能をより楽しく利用できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、
メッセージデータの送信および/または受信を行うメッセージ通信機器において、
文字データと音符データとを互いに対応付けて格納する参照ファイル格納部と、
前記参照ファイル格納部を参照して、文字データと音符データとの変換を行うデータ変換部と、
文字データによる前記メッセージデータを前記データ変換部により音符メッセージデータに変換して送信する送信手段と、
音符メッセージデータを受信し、前記データ変換部により文字データに変換して出力する受信手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0009】
また、本発明は、
前記データ変換部は、データ変換許可制御信号の入力を前提として変換動作を行うように構成されていることが好ましい。
【0010】
また、本発明は、
前記送信手段は、
前記送信すべき文字データを入力する入力部と、
前記データ変換部と、
前記データ変換部により変換された音符メッセージデータを指定宛先に送信する送信部と、
前記入力部により入力された文字データをメッセージデータとして記憶する送信メッセージ記憶部と、
表示許可信号の入力を前提として前記送信メッセージ記憶部に記憶されたメッセージデータを読み出して表示する表示部と、
を有することが好ましい。
【0011】
また、本発明は、
前記受信手段は、
前記音符メッセージデータを受信する受信部と、
前記データ変換部と、
前記データ変換部により文字データに変換されたメッセージデータを記憶する受信メッセージ記憶部と、
出力許可信号の入力を前提として前記受信メッセージ記憶部に記憶されたメッセージデータを読み出して出力する出力部と、
を有することが好ましい。
【0012】
また、本発明は、
前記音符データは、音を鳴音するための一若しくは二以上の音源要素データからなることが好ましい。
【0013】
更に、本発明は、
前記音符データの音源要素データは、音階、オクターブ、音長、音色のうち、いずれか一つ若しくはそれらの組み合わせからなることが好ましい。
【0014】
また、本発明は、
前記音符メッセージデータをメロディデータとして記憶するメロディ記憶部と、
前記メロディ記憶部に記憶されたメロディデータを出力するメロディ再生部を備えることが好ましい。
【0015】
更に、本発明は、
着信の種類及び相手先を指定する指定部と、
前記音符メッセージデータを前記指定部により指定された着信の種類及び相手先に対応する着信音として設定する着信音設定部を備え、
前記メロディ再生部は、前記指定された相手先から指定された種類の着信があった際に、前記設定された音符メッセージデータに基づくメロディを出力することが好ましい。
【0016】
更に、本発明は、
前記参照ファイル格納部は、文字データと音符データとを互いに対応付けて参照ファイルとして少なくとも1つ格納し、
前記格納されている参照ファイルと相手先との対応付けを設定する参照ファイル設定部を備え、
前記データ変換部は、送信する前記メッセージデータの宛先に対応する参照ファイルを参照して文字データを音符データに変換し、前記受信された音符メッセージデータの送信元に対応する参照ファイルを参照して音符データを文字データに変換することが好ましい。
【0017】
また、本発明は、
メッセージデータの送信および/または受信を行うメッセージ通信機器におけるメッセージ通信方法において、
文字データと音符データとを互いに対応付けて参照ファイル格納部に格納させる工程と、
前記参照ファイル格納部を参照し、文字データによる前記メッセージデータを音符メッセージデータに変換する工程と、
前記変換された音符メッセージデータを送信する工程と、
前記参照ファイル格納部を参照し、受信した音符メッセージデータを文字データに変換する工程と、
前記変換された文字データを出力する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<携帯電話1の構成>
まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態における携帯電話1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示す様に、携帯電話1は、CPU(Central Processing Unit)2a及びROM(Read Only Memory)2bを有する制御部2、入力部3、ワークメモリ4aを有するRAM(Random Access Memory)4、記憶部5、VRAM6、表示部7、アンテナAを有する送受信部8、変復調部9、符号化・復号化部10、音声制御部11、マイク12、スピーカ13、入出力端子14、メロディ再生部15等により構成されている。
【0019】
制御部2を構成するCPU2aは、電話の発信又は着信や入力部3から入力される指示信号に従って、ROM2bに格納されている各種制御プログラムを読み出し、RAM4内に形成されているワークメモリ4aに展開し、該制御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、CPU2aは、読み出したプログラムに従って、後述する暗号メール作成・送信処理、通常メール作成・送信処理、受信暗号メール処理を始めとする各種処理を実行し、処理結果を表示部7に表示させたり、記憶部5やRAM4内の所定領域に格納したりする。CPU2aは、本発明の請求項に記載のデータ変換部、着信音設定部としての機能を有する。
また、CPU2aは、入力部3、送受信部8、記憶部5、表示部7を制御することにより送信手段として、送受信部8、記憶部5、表示部7を制御することにより受信手段としての機能を有する。
【0020】
ROM2bは、半導体等の不揮発性メモリで構成されている。ROM2bには携帯電話1に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な暗号メール作成・送信処理、通常メール作成・送信処理、受信暗号メール処理等の各種処理プログラムを予め記憶する。
【0021】
入力部3は、電源のON/OFF、機能又はデータの選択、文字や数字の入力、電話の送受信、指示切替等を指示する各種操作釦等を備えて構成され、これら各種操作釦は、単独に又は組み合わせて押下されることにより、指示内容に応じた入力信号を制御部2へ出力する。入力部3は、本発明の請求項に記載の入力部、指定部及び参照ファイル設定部としての機能を有する。
【0022】
RAM4は、CPU2aにより実行制御される各種処理において、ROM2bから読み出されたプログラム、入力若しくは出力データ等を一時的に格納するワークメモリ4aを有する。
【0023】
記憶部5は、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の不揮発性の半導体メモリにより構成され、電話番号データ、メールアドレスデータ等の宛先が氏名データに対応付けられて記憶されているアドレス帳(電話帳)、メロディファイル、送信メッセージ、受信メッセージ、着信履歴等のユーザデータ、各種設定情報等が記憶されている。
【0024】
また、本実施の形態において、記憶部5は、図1に示すように、内部に暗号表1ファイル51を格納する。
図2は、ひらがなと、一つの音を鳴音するための音源要素である「音階」、「オクターブ」、「音長」、「音色」を表すデータとを対応付けて記憶する暗号表1ファイル51のデータ格納例を示す図である。一つの音を鳴音する「音階」、「オクターブ」、「音長」、「音色」の各音源要素は合わせて音符データを構成している。図2に示すように、暗号表1ファイル51は、ひらがなを表すデータ(例えば、あ、い、う、・・・)を「文字」として格納する文字領域51aと、文字に対応する音符の音階を表すデータ(例えば、ド、レ、ミ、・・・)を「音階」として格納する音階領域51bと、文字に対応する音符のオクターブを表すデータ(例えば、1、2、3、・・・)を「オクターブ」として格納するオクターブ領域51cと、文字に対応する音符の音長を表すデータ(例えば、音長1、音長1、音長2、・・・)を「音長」として格納する音長領域51dと、文字に対応する音符の音色を表すデータ(例えば、ピアノ、エレクトーン、ギター、・・・)を「音色」として格納する音階領域51eと、を有している。一つの文字は一つの音符データに対応し、「音階」、「オクターブ」、「音長」、「音色」の各音源要素が全て同一の音符データを複数の文字に対応付けることはできない。
【0025】
記憶部5は、携帯電話1に予め記憶されているデフォルトの暗号表1ファイル51を有しているが、ユーザによる入力部3の操作により暗号表の作成・設定が行われる毎に、CPU2aからの制御に従い、設定結果を暗号表2ファイル52、暗号表3ファイル53・・・として順次記憶する。暗号表ファイルは、メニュー画面等から、ユーザが入力部3の操作により所望の暗号表ファイルを作成する(ひらがな対「音階」、「オクターブ」、「音長」、「音色」の割り当てを行う)ことができ、また、相手先(宛先、送信元)に応じて、暗号表ファイルを設定し、変更することが可能である。暗号表ファイルは、本発明の請求項に記載の参照ファイルに相当する。また、記憶部5は、本発明の請求項に記載の参照ファイル格納部、送信メッセージ記憶部、受信メッセージ記憶部、メロディ記憶部としての機能を有する。
【0026】
また、記憶部5は、ユーザが入力部3を操作することにより相手先に応じて暗号表ファイルを設定した結果を記憶する暗号表対応付けファイル501を有して構成されている。この暗号表対応付けファイル501は、アドレス帳に記憶されているデータを識別するために一意的に割り当てられているメモリ番号と、暗号表ファイル番号とを対応付けて記憶する。
【0027】
VRAM(Video Random Access Memory)6は、CPU2aからの表示指示に従って、表示部7に表示するための表示データを一時的に格納する。
表示部7は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)
等により構成され、VRAM6に格納されている表示データの表示を行う。表示部7は、CPU2aに制御されることにより本発明の請求項に記載の表示部及び出力部としての機能を有する。
【0028】
送受信部8は、RF(Radio Frequency)回路等により構成され、送信時には、変復調部9で拡散変調されたデータを、携帯電話1に割り当てられた所与の周波数帯の搬送波に乗せて、アンテナAから基地局Bへ送信する。一方、受信時には、アンテナAを介して受信したデータを、変復調部9で処理可能な周波数帯に変換する。送受信部8は、本発明の請求項に記載の送信部及び受信部としての機能を有する。
【0029】
変復調部9は、送信時には、符号化・復号化部10で符号化されたデジタルデータに、携帯電話1固有のPN(Pseudo−Noise:疑似雑音)符号を乗算して拡散し、送信周波数の帯域幅を広げる処理(拡散変調)を行う。一方、受信時には、送受信部8から入力されたデータに上記PN符号を乗算して、元の周波数帯域幅に戻す処理(逆拡散)を行う。
【0030】
符号化・復号化部10は、送信時には、音声信号等のアナログ信号をデジタルデータにして符号化する符号化処理を行い、送信に適したデータ量に圧縮する。
一方、受信時には、デジタルデータを復号化してアナログ信号に戻す復号化処理を行う。
【0031】
音声制御部11は、符号化・復号化部10より入力された音声信号を、増幅器(図示略)を介してスピーカ13から音声出力する。また、音声制御部11は、マイク12から入力される音声信号を符号化・復号化部10へ出力する。
マイク12は、外部から入力された音声を音声信号に変換して音声制御部11に出力する。スピーカ13は、音声制御部11、メロディ再生部15より入力された音声信号やメロディを図示しない増幅器で増幅して外部に出力する。
入出力端子14は、携帯電話1にデジタルカメラ、キーボード等の周辺機器を接続するためのインタフェースである。
【0032】
メロディ再生部15は、例えばPCM(Pulse Code Modulation;パルス符号変調)方式で作成された様々な音色の音データを記憶しており、CPU2aからの制御信号に従って、メロディファイルに記憶されている音符データに基づいてメロディを生成し発生させる。メロディ再生部15とスピーカ13は、CPU2aに制御されることによりメロディ再生部としての機能を有する。
【0033】
<暗号メール作成・送信処理>
次に、動作について説明する。
ここで、本実施の形態における「暗号メール」とは、メッセージデータを音符データによるメッセージデータ(音符メッセージデータ)により送受信するメールのことをいい、「暗号表示」、「暗号解読」とは、メッセージデータを音符データに基づく音符マークで表示し、そこから更に解読してメッセージデータに表示しかえることをいう。
【0034】
まず、本発明の携帯電話1において、ユーザにより暗号メール作成が指示されることにより実行される暗号メール作成・送信処理について図3のフローチャートを参照して説明する。
【0035】
入力部3が操作され、暗号メールメニューへの突入が指示されると(ステップS1)、CPU2aは、表示部7に暗証番号入力画面を表示させ、ユーザに暗証番号を入力させる(ステップS2)。そして、CPU2aは、入力された暗証番号が正しいか否かを判断し(ステップS3)、正しくないと判断すると(ステップS3;NO)、エラーメッセージを表示部7に表示させ(ステップS4)、ステップS2に戻る。入力された暗証番号が正しいものであると判断すると(ステップS3;YES)、CPU2aは、暗号メールメニューに突入し、暗号メールメニューから暗号メールの作成が指示されると(ステップS5)、表示部7にメール概要画面を表示させる(ステップS6)。ここで、暗証番号は、本発明の請求項に記載のデータ変換許可制御信号、表示許可信号に相当するものである。
【0036】
ユーザによりメール概要画面上の宛先が選択されると、CPU2aは、表示部7に宛先入力画面を表示させ、ユーザにより宛先が入力されると(ステップS7)、メール概要画面に戻る。メール概要画面上の本文が選択されると、CPU2aは、表示部7に本文入力画面(編集画面)を表示させ、ユーザにより本文(メッセージ)がひらがな入力されると、作成されたメッセージを送信メッセージとして先に入力された宛先に対応付けて記憶部5に記憶し(ステップS8)、メール概要画面に戻る。
【0037】
ユーザによりメール概要画面から再び本文が選択されることにより、本文確認が指示されると(ステップS9;YES)、CPU2aは、記憶部5の暗号表対応付けファイル501を参照して、入力された宛先に設定されている暗号表ファイルを読み出して参照し、本文の各ひらがなを対応する音符データに変換し、各音符データの「音長」を表す音符マークを本文確認画面に表示させて本文を暗号表示するとともに、音符データに基づいてメロディ再生部15にメロディを再生させる(ステップS10)。宛先に暗号表ファイルが設定されていなければ、デフォルトの暗号表ファイルを参照して暗号表示、メロディ再生を行う。ユーザにより本文確認画面からサブメニュー機能を呼び出す操作がされ、暗号解読が指示されると(ステップS11;YES)、CPU2aは、記憶部5に記憶された入力どおりの送信メッセージを読み出して、本文確認画面上に表示させる(ステップS12)。
【0038】
ステップS12における本文確認が終了し、ユーザにより送信を指示する操作信号が入力されると(ステップS13;YES)、CPU2aは、設定されている暗号表ファイル(設定されていない場合はデフォルトの暗号表ファイル)に従って、本文中のひらがなを対応する音符データに変換して送信用の音符メッセージデータを作成し(ステップS14)、送受信部8より音符メッセージデータを送信する(ステップ15)。
【0039】
一方、ステップS9において本文確認が指示されない(ステップS9;NO)、或いはステップS11において暗号解読が指示されない場合(ステップS11;NO)、CPU2aは、ステップS13に遷移し、送信指示が操作されると(ステップS13;YES)、前記設定されている暗号表ファイルに従って、本文をひらがなに対応する音符データに変換して送信用の音符メッセージデータを作成し(ステップS14)、送受信部8より音符メッセージデータを送信する(ステップ15)。
【0040】
なお、ステップS10において、宛先に対応する暗号表ファイルが設定されていない場合には、暗号表設定画面、暗号表選択画面等を表示し、ユーザがメールの作成・送信過程で暗号表ファイルの設定を行えるようにしてもよい。
【0041】
<通常メール作成・送信処理>
次に、ユーザにより通常のメール作成が指示されることにより実行される通常メール作成・送信処理における暗号メールの作成、送信について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0042】
入力部3が操作され、通常メールメニューから、通常メール作成が指示されると(ステップS21)、CPU2aは、表示部7にメール概要画面を表示させる(ステップS22)。ユーザによりメール概要画面の宛先が選択されると、CPU2aは、表示部7に宛先入力画面を表示させ、ユーザにより宛先が入力されると(ステップS23)、メール概要画面に戻る。メール概要画面からの本文が選択されると、CPU2aは、表示部7に本文入力画面(編集画面)を表示させ、ユーザにより本文が入力されると、作成されたメール(メッセージ)を送信メッセージとして先に入力された宛先に対応付けて記憶部5に記憶し(ステップS24)、メール概要画面に戻る。
【0043】
ユーザによりメール概要画面から本文設定が選択され、本文設定画面から暗号メールメニューが選択されることにより暗号メールメニューへの突入が指示されると(ステップS25)、CPU2aは、表示部7に暗証番号入力画面を表示させ、ユーザに暗証番号を入力させる(ステップS26)。そして、CPU2aは、入力された暗証番号が正しいか否かを判断し(ステップS27)、正しくないと判断すると(ステップS27;NO)、エラーメッセージを表示部7に表示させ(ステップS28)、ステップS26に戻る。入力された暗証番号が正しいものであると判断すると(ステップS27;YES)、CPU2aは、暗号メールメニューに突入し、暗号メールの設定が指示されると、当該メールを暗号メールとして設定し(ステップS29)、表示部7に暗号表選択画面を表示させ、選択された暗号表ファイルを、当該メールの宛先に対応する暗号表ファイルとして設定する(ステップS30)。ここで、暗証番号は、本発明の請求項に記載のデータ変換許可制御信号、表示許可信号に相当するものである。
【0044】
暗号表設定後、CPU2aは、表示部7に再びメール概要画面を表示させ、ユーザによりメール概要画面から再び本文が選択されることにより、本文確認が指示されると(ステップS31;YES)、記憶部5の暗号表対応付けファイル501を参照して、入力された宛先に設定されている暗号表ファイルを読み出して参照し、本文の各ひらがなを対応する音符データに変換し、音符データの「音長」を表す音符マークを本文確認画面に表示させて本文を暗号表示するとともに、音符データに基づくメロディをメロディ再生部15により再生させる(ステップS32)。ユーザにより本文確認画面からサブメニュー機能を呼び出す操作がなされ、暗号解読が指示入力されると(ステップS33;YES)、CPU2aは、記憶部5に記憶された入力どおりの送信メッセージを読み出して、本文確認画面上に表示させる(ステップS34)。
【0045】
ステップS34における本文確認が終了し、ユーザにより送信を指示する操作信号が入力されると(ステップS35)、CPU2aは、ステップS30において設定された暗号表ファイルに従って、本文のひらがなを対応する音符データに変換して送信用の音符メッセージデータを作成し(ステップS36)、送受信部8より音符メッセージデータを送信する(ステップS37)。
【0046】
一方、ステップS31において本文確認が指示されない(ステップS31;NO)、或いはステップS33において暗号解読が指示されない場合(ステップS33;NO)、CPU2aは、ステップS35に遷移し、送信指示が操作されると(ステップS35;YES)、前記設定されている暗号表ファイルに従って、本文中のひらがなを対応する音符データに変換して送信用の音符メッセージデータを作成し(ステップS36)、送受信部8より音符メッセージデータを送信する(ステップS37)。
【0047】
なお、通常メール作成から開始して暗号メールを作成した場合、上記フローにおいては、暗号表ファイルを設定するステップを設けているが、暗号メール作成から開始した図3のフローチャートと同様に、CPU2aは、記憶部5の暗号表対応付けファイル501を参照して、入力部3により入力された宛先に設定されている暗号表ファイルを読み出して設定するようにしてもよい。また、宛先に対応する暗号表ファイルが設定されていない場合は、デフォルトの暗号表を利用するようにしてもよい。
【0048】
以上説明した様に、携帯電話1においては、始めから暗号メールの作成を指示して暗号メールを作成・送信する方法と、通常メールとして作成を開始して、途中から暗号メールとしての設定を行う方法が可能である。通常メールから作成を行った場合には、ひらがな以外の文字が入力可能であるが、本文確認画面における暗号表示や送信時に変換された音符メッセージデータは、ひらがなの部分だけが音符データに変換され、他の文字(例えば、漢字)はそのままであり、入力された文字と暗号が混在する。また、ひらがなであっても音符データが対応付けられていない文字については変換されず、入力された文字と暗号が混在する。音符データが対応付けられていないこれらの文字を休符に対応させてもよい。
【0049】
また、サブメニュー等により、暗号メール作成中に、暗号メール設定を解除して、通常メールに戻す機能を選択することができる。
【0050】
図5は、図3のステップS8及び図4のステップS24で表示部7に表示される本文入力画面(編集画面)71の一例を示す図である。図5に示すように、本文入力画面71は、アンテナピクトと電池残量を示すアイコンの下が文字入力領域となっており、カーソル位置に文字入力が可能となっている。文字入力領域の下部右側には、現在の文字入力方法を示す「漢」が表示され、その下の「切替」に対応する操作ボタンを押下すると、文字入力方法が切替られる。文字入力領域の下部中央には、カーソルの移動を示す上下左右キーが示され、その下には、入力可能な文字数の残数が表示されている。文字入力領域の下部左側には「サブメニュー」なる表示があり、対応する操作ボタンが表示されると、様々な機能が設定可能なサブメニュー画面に切替えられる。
【0051】
図6は、図3のステップS10及び図4のステップS32で表示部7に表示される本文確認画面72の一例を示す図である。図6に示すように、本文確認画面72には、アンテナピクトと電池残量を示すアイコンの下に「本文確認」という題名が表示され、その下の暗号表示領域に、図5に示す本文入力画面71で入力されたひらがなが、設定されている暗号表ファイルで対応付けられている「音長」を表す音符マークで暗号表示されている。この本文確認画面72が表示されると同時に、メッセージに対応するメロディが再生される。画面右下の「停止」表示に対応するボタンが押下されると、メロディ再生が停止される。画面左下の「サブメニュー」表示に対応するボタンが押下されると、サブメニュー画面が表示されるが、このサブメニュー画面から「編集」が選択されると、文字入力画面71に画面が切替えられ、文字入力が可能となる。サブメニュー画面から「暗号解読」が選択されると、図7に示す暗号解読画面73に遷移する。
【0052】
図7は、図3のステップS12及び図4のステップS34で表示部7に表示される暗号解読画面73の一例を示す図である。図7に示すように、暗号解読画面73では、図6で暗号表示した音符マークを、ひらがなに戻して表示する。
【0053】
なお、本文確認画面72、及び暗号解読画面73は、所定の操作を行うことによりメール作成時以外においても表示可能であるが、暗号解読画面73を表示させる際には、入力された暗証番号が一致する(正しい)ことが必要となる。
【0054】
図8は、図4のステップS25で表示部7に表示される本文設定画面74の一例を示す図である。図8に示す本文設定画面74では、「暗号メールメニュー」が選択肢として表示され、この「暗号メールメニュー」が選択されると、暗証番号入力画面が表示され、正しい暗証番号が入力されると、暗号メールメニューに突入して作成した、或いは作成中の通常メールを暗号メールとして設定することが可能となる。
【0055】
<受信暗号メール処理>
次に、携帯電話1における受信暗号メール処理について図9のフローチャートを参照して説明する。
【0056】
入力部3が操作され、受信メールボックスが選択され(ステップS41)、更に受信メールボックス中のメールが選択され(ステップS42)、メールの表示が指示されると(ステップS43)、CPU2aは、表示部7に、受信メールを暗号表示(受信した音符データのうち「音長」を表す音符マークで表示)させるとともに、受信した音符データに基づいてメロディ再生部15にメロディを再生させる(ステップS44)。なお、受信メールボックス中のメールとは、送受信部8によりメールが受信された際に記憶部5に記憶される受信メッセージ(受信メール)のことであり、メールを音符メッセージデータとして受信した後、一度も暗号解読によるひらがな表示が指示されたことのない状態においては、記憶部5の受信メッセージは音符データで記憶されている。
【0057】
次に、確定キーが押下されることによりメッセージ処理メニューの表示が指示されると(ステップS45)、CPU2aは、表示部7に暗証番号入力画面を表示させ、ユーザに暗証番号を入力させる(ステップS46)。そして、CPU2aは、入力された暗証番号が正しいか否かを判断し(ステップS47)、正しくないと判断すると(ステップS47;NO)、エラーメッセージを表示部7に表示させ(ステップS48)、ステップS46に戻る。入力された暗証番号が正しいものであると判断すると(ステップS47;YES)、CPU2aは、表示部7にメッセージ処理メニュー画面を表示させる。ここで、暗証番号は、本発明の請求項に記載のデータ変換許可制御信号、出力許可信号に相当するものである。
【0058】
メッセージ処理メニューから暗号の解読が選択されると(ステップS49;YES)、CPU2aは、暗号表対応付けファイル501を参照して、送信元のアドレス(宛先)に設定されている暗号表ファイルに基づいて、受信した音符データを対応するひらがなに変換し、文字データに変換したメッセージを表示部7に表示させるとともに、文字データに変換した受信メッセージを記憶部5に記憶する(ステップS50)。
【0059】
メッセージ処理メニューから再生が選択されると(ステップS51;YES)、CPU2aは、受信した音符メッセージデータをCPU2a内の展開バッファに書き込み、展開されたデータに基づいてメロディ再生部15にメロディを再生させる(ステップS52)。
【0060】
メッセージ処理メニューからメロディ登録が選択されると(ステップS53;YES)、CPU2aは、表示部7にファイル名設定画面を表示させ、ファイル名が設定されると(ステップS54)、受信した音符メッセージデータを設定されたファイル名をつけてメロディファイルとして記憶部5に保存させる(ステップS55)。
【0061】
メッセージ処理メニューから着信音設定が選択されると(ステップS56;YES)、CPU2aは、表示部7に着信音設定画面を表示させ、入力部3により着信の種類(通常着信、メール等)、設定する相手先等の着信音設定が入力されると(ステップS57)、受信した音符メッセージデータのメロディを設定情報に基づいて着信音として設定し、音符メッセージデータをメロディファイルとして記憶部5に保存させる(ステップS58)。
【0062】
メッセージ処理メニューから削除が選択されると(ステップS59;YES)、CPU2aは、受信したメッセージを削除する(ステップS60)。
【0063】
なお、ステップS50は、一度文字データに変換、表示されたメッセージを再度解読表示する場合は、記憶部5に記憶された受信メッセージを読み出すことにより文字によるメッセージが表示される。また、文字データ、音符データの双方による受信メッセージを対応付けて夫々記憶部5に記憶してもよいし、文字データに変換後は文字データによる受信メッセージのみを記憶し、「再生」「メロディ登録」「着信音設定」が指定された際に、記憶部5に記憶されている受信メッセージの文字データを対応する音符データに変換し、変換された音符データに基づいて再生、メロディ登録、着信音設定を行うようにしてもよい。
【0064】
図10は、図9のステップS45で表示部7に表示されるメッセージ処理メニュー画面75の一例を示す図である。図10に示すように、メッセージ処理メニュー画面75には「再生」「解読」「メロディ登録」「着信音設定」「削除」等の受信メッセージに対する処理のメニューが表示されており、表示されたメニューから1つが選択されると、選択されたメニューに対応する処理が実行される。
【0065】
図11(a)は、図9のステップS51においてメッセージ処理メニュー画面75から「再生」が選択され、CPU2a内のバッファメモリに選択されたメールの音符データが展開されている最中に表示部7に表示されるメロディ展開画面76の一例を示す図である。図11(b)は、CPU2a内のバッファメモリに選択されたメールの音符データが展開され、メッセージに対応するメロディが再生されている最中に表示される再生画面77の一例を示す図である。
【0066】
図12(a)は、図9のステップS53においてメッセージ処理メニュー画面75から「メロディ登録」が選択された際にステップS54で表示されるファイル名設定画面78の一例を示す図である。このファイル名設定画面78からファイル名が入力されると、入力されたファイル名で選択されたメールの音符データがメロディファイルとして記憶部5に記憶され、記憶後図12(b)に示す、登録されたメロディファイル名が表示されたメロディ登録終了通知画面79が表示される。
【0067】
図13(a)は、図9のステップS56においてメッセージ処理メニュー画面75から「着信音設定」が選択された際にステップS57で表示部7に表示される着信音設定画面80の一例を示す図である。図13(a)に示すように、着信音設定画面80には「通常着信」「メール(通常)」「メール(速達)」・・・等が表示されており、何れかが選択されると、図13(b)に示す相手先設定画面81に移行する。相手先設定画面81には着信メロディを設定する相手先が一覧表示されている。ここでは、相手先をグループ単位で設定する場合を例示するが、個人別に設定するのであってもよい。相手先設定画面81から相手先が選択されることにより設定されると、図13(c)に示すメロディ登録終了通知画面82が表示される。ファイル名は、ここでは携帯電話1側により設定するものとするが、ユーザが任意に設定するようにしてもよい。
【0068】
以上説明した様に、携帯電話1によれば、暗号メールメニューへの突入が指示されると、CPU2aは、ユーザに暗証番号を入力させ、暗証番号が一致した場合に、暗号メールを作成可能とする。そして、CPU2aは、作成した暗号メールを送信する際に、設定された暗号表ファイルを参照して、該暗号表ファイルに基づいてひらがなを対応する音符データに変換して音符メッセージデータを作成し、送受信部8を介して送信する。
【0069】
また、受信メールの本文表示の指示があると、CPU2aは、受信した音符データを示す表示として音符データのうち「音長」を表す音符マークでメールを表示するので、暗号メールは、暗号である音符マークで表示される。メッセージ処理メニューの表示が指示されると、CPU2aは、ユーザに暗証番号を入力させ、暗証番号が一致した(正しい)場合に、メッセージ処理メニュー画面を表示させる。メッセージ処理メニュー画面から暗号解読が選択されると、CPU2aは、送信元のアドレスに設定されている暗号表ファイルを参照して、メッセージを音符データに対応するひらがなで表示部7に表示させる。再生が指示されると、CPU2aは、受信した音符データをCPU2a内の展開バッファに書き込み、展開されたデータに基づいてメロディ再生部15によりメロディを再生する。メロディ登録が選択されると、CPU2aは、受信した音符データをファイル名をつけてメロディファイルとして記憶部5に保存させる。着信音設定が選択されると、CPU2aは、受信した音符データのメロディを設定情報に基づいて着信音として設定し、音符データをメロディファイルとして記憶部5に保存させる。削除が指示されると、CPU2aは、記憶部5に記憶された受信メッセージを削除する。
【0070】
また、作成したメール、又は送信済みのメールの本文確認の指示があると、CPU2aは、当該メールを、設定された暗号表ファイルを参照して音符データによる暗号で表示する。暗号を解読が指示されると、CPU2aは、ユーザに暗証番号を入力させ、暗証番号が一致した(正しい)場合に、メッセージを音符データに対応するひらがなで表示する。
【0071】
従って、暗号メールは、送信されるデータが「音階」「オクターブ」「音長」「音色」から構成される複雑な音符データであり、且つ送信者と受信者の双方で同一の暗号表を使用して変換しなければ正しい解読ができないので、メール送信時におけるセキュリティを強化することができる。また、入力された暗証番号が正しくなければ、作成中メール、送信済みメール、及び受信メールの暗号解読表示ができないので、むやみに他人が携帯電話1を操作してメールの内容を確認することを防止することができ、プライバシーを守ることができる。また、メロディファイルを添付することなく相手にメッセージメロディを送信することができるので、情報量を抑えつつ、メッセージとメロディを同時に送受信することができる。更に、受信した音符データを再生したり、メロディ登録したり、着信音として設定したりすることができるので、ユーザは暗号メールをより楽しく利用することができる。
【0072】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る携帯電話1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、携帯電話について説明しているが、これに限定されず、PHS、メール端末等、メール機能を搭載したメッセージ通信機器に適用することができる。
【0073】
また、上記実施の形態においては、ひらがなに対応する音符データを示す表示として音符データのうち「音長」に応じた音符マークを表示することとしているが、これに限定されず、例えば、音符データのうち「音階」を表示するようにしてもよいし、五線譜上に「音長」を示す音符マークを配置して楽譜のようなイメージで表示してもよい。更に、ユーザが暗号表示の方法を設定できるようにすれば、暗号表示に様々なバリエーションをもたせることができる。
【0074】
また、文字に対応する音符データは「音階」「オクターブ」「音長」「音色」の各音源要素の組み合わせから成ることとして説明したが、音符データはこれらの音源要素データのうち何れか一つ若しくはそれらの組み合わにより構成することができ、上記組み合わせに限定されない。
【0075】
また、音符データを対応付ける文字はひらがなに限定されず、例えば、カタカナやアルファベット等であってもよい。
【0076】
また、受信したメールのメロディを着信音設定する例を示したが、受信したメールのメロディをシャットダウン/ウェイクアップ音、ボタン確認音、メニュー音等の音として設定することもできる。このように、受信したメロディは様々な設定で利用することができる。
【0077】
また、メッセージ処理メニューとして、「再生」「解読」「メロディ登録」「着信音設定」「削除」を例に挙げて説明したが、各種音設定やメール添付等の機能を表示、処理することができる。また、本実施の形態においては受信したメッセージに対して上述した処理を行うこととしているが、送信するメッセージを音符データに変換したデータに対して、上述した方法により「再生」「メロディ登録」「着信音設定」を行うようにしてもよい。
【0078】
また、文字を音符データ及び自作ビットマップデータと対応付け、表示する際には音符でなくビットマップデータで表示するようにしてもよい。
【0079】
また、オプション設定において、送信時に親展やPINコードと同様に暗号メールであることを示す設定を可能とすることで、受信時に、暗号メールであることが認識できるようにすると、利便性が向上する。
【0080】
また、暗号メールを作成、解読する際に必要な操作は、本実施の形態においては、暗証番号の照合としているが、これに限定されず、ユーザが、暗号メール機能を利用する際に必要な操作を自由に設定できるようにしてもよい。
【0081】
その他、携帯電話1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、メッセージ通信機器において、メール送受信におけるセキュリティを強化するとともに、ユーザがメール機能をより楽しく利用できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話1の全体構成を概念的に示す図である。
【図2】図1の記憶部5に記憶される暗号表1ファイル51内部のデータ格納例を示す図である。
【図3】図1のCPU2aにより実行される暗号メール作成・送信処理のフローチャートを示す図である。
【図4】図1のCPU2aにより実行される通常メール作成・送信処理のフローチャートを示す図である。
【図5】図3のステップS8及び図4のステップS24で表示部7に表示される本文入力画面(編集画面)71の一例を示す図である。
【図6】図3のステップS10及び図4のステップS32で表示部7に表示される本文確認画面72の一例を示す図である。
【図7】図3のステップS12及び図4のステップS34で表示部7に表示される暗号解読画面73の一例を示す図である。
【図8】図4のステップS25で表示部7に表示される本文設定画面74の一例を示す図である。
【図9】図1のCPU2aにより実行される受信暗号メール処理のフローチャートを示す図である。
【図10】図9のステップS45で表示部7に表示されるメッセージ処理メニュー画面75の一例を示す図である。
【図11】図9のステップS51においてメッセージ処理メニュー画面75から「再生」が選択され、CPU2a内のバッファメモリに選択されたメールの音符データが展開されている最中に表示部7に表示されるメロディ展開画面76及びその後にメッセージに対応するメロディが再生されている最中に表示される再生画面77の一例を示す図である。
【図12】図9のステップS53においてメッセージ処理メニュー画面75から「メロディ登録」が選択された際にステップS54で表示されるファイル名設定画面78及びメロディファイルが登録されると登録されたメロディファイル名を表示して登録終了を通知するメロディ登録終了通知画面79の一例を示す図である。
【図13】図9のステップS56においてメッセージ処理画面から「着信音設定」が選択された際にステップS57で表示部7に表示される着信音設定画面80の一例を示す図、着信音を設定する相手先を選択するための相手先設定画面81の一例を示す図及び着信音の設定終了を通知するメロディ登録通知画面82の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 制御部
2a CPU
2b ROM
3 入力部
4 RAM
4a ワークメモリ
5 記憶部
6 VRAM
7 表示部
8 送受信部
9 変復調部
10 符号化・復号化部
11 音声制御部
12 マイク
13 スピーカ
14 入出力端子
15 メロディ再生部
Claims (10)
- メッセージデータの送信および/または受信を行うメッセージ通信機器において、
文字データと音符データとを互いに対応付けて格納する参照ファイル格納部と、
前記参照ファイル格納部を参照して、文字データと音符データとの変換を行うデータ変換部と、
文字データによる前記メッセージデータを前記データ変換部により音符メッセージデータに変換して送信する送信手段と、
音符メッセージデータを受信し、前記データ変換部により文字データに変換して出力する受信手段と、
を備えたことを特徴とするメッセージ通信機器。 - 前記データ変換部は、データ変換許可制御信号の入力を前提として変換動作を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のメッセージ通信機器。
- 前記送信手段は、
前記送信すべき文字データを入力する入力部と、
前記データ変換部と、
前記データ変換部により変換された音符メッセージデータを指定宛先に送信する送信部と、
前記入力部により入力された文字データをメッセージデータとして記憶する送信メッセージ記憶部と、
表示許可信号の入力を前提として前記送信メッセージ記憶部に記憶されたメッセージデータを読み出して表示する表示部と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッセージ通信機器。 - 前記受信手段は、
前記音符メッセージデータを受信する受信部と、
前記データ変換部と、
前記データ変換部により文字データに変換されたメッセージデータを記憶する受信メッセージ記憶部と、
出力許可信号の入力を前提として前記受信メッセージ記憶部に記憶されたメッセージデータを読み出して出力する出力部と、
を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のメッセージ通信機器。 - 前記音符データは、音を鳴音するための一若しくは二以上の音源要素データからなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のメッセージ通信機器。
- 前記音符データの音源要素データは、音階、オクターブ、音長、音色のうち、いずれか一つ若しくはそれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項5に記載のメッセージ通信機器。
- 前記音符メッセージデータをメロディデータとして記憶するメロディ記憶部と、
前記メロディ記憶部に記憶されたメロディデータを出力するメロディ再生部を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のメッセージ通信機器。 - 着信の種類及び相手先を指定する指定部と、
前記音符メッセージデータを前記指定部により指定された着信の種類及び相手先に対応する着信音として設定する着信音設定部を備え、
前記メロディ再生部は、前記指定された相手先から指定された種類の着信があった際に、前記設定された音符メッセージデータに基づくメロディを出力することを特徴とする請求項7に記載のメッセージ通信機器。 - 前記参照ファイル格納部は、文字データと音符データとを互いに対応付けて参照ファイルとして少なくとも1つ格納し、
前記格納されている参照ファイルと相手先との対応付けを設定する参照ファイル設定部を備え、
前記データ変換部は、送信する前記メッセージデータの宛先に対応する参照ファイルを参照して文字データを音符データに変換し、前記受信された音符メッセージデータの送信元に対応する参照ファイルを参照して音符データを文字データに変換することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のメッセージ通信機器。 - メッセージデータの送信および/または受信を行うメッセージ通信機器におけるメッセージ通信方法において、
文字データと音符データとを互いに対応付けて参照ファイル格納部に格納させる工程と、
前記参照ファイル格納部を参照し、文字データによる前記メッセージデータを音符メッセージデータに変換する工程と、
前記変換された音符メッセージデータを送信する工程と、
前記参照ファイル格納部を参照し、受信した音符メッセージデータを文字データに変換する工程と、
前記変換された文字データを出力する工程と、
を含むことを特徴とするメッセージ通信方法。
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-
2002
- 2002-11-08 JP JP2002325142A patent/JP3922364B2/ja not_active Expired - Lifetime
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