JP2004159210A - 情報端末 - Google Patents

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JP2004159210A
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Kazunori Iwabuchi
一則 岩渕
Masahito Ishii
雅人 石井
Takayuki Fujii
崇行 藤井
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Abstract

【課題】電子メールを用いない直接的かつ対等なピアーツーピアコミュニケーションを図れる情報端末を提供する。
【解決手段】表示装置とペン入力手段を備えた情報端末において、ネットワーク接続手段同士を、電子メールサーバを介さずに直接つなぐことにより、情報端末に表示されているハードコピー情報の上に、追加の注釈などのコメントをペンによる手書きで書込み、それらの転送や取得を対等に行う。電子メールを用いない直接的なコミュニケーションが可能となり、また紙に印刷せずに、コメントを手書きで簡便に得ることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PC(パーソナルコンピュータ)や情報家電端末あるいは携帯情報端末といった人と人とのコミュニケーションを取り持つ情報端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報端末を用いたコミュニケーション手法として、電子メールをやりとりする手法がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、手書きでのコメントといった上書き情報を電子メールでやりとりする点に特徴がある。
【0003】
また、手書きのメモを電子化する手法として、電子ノートと称されるペンを用いた情報端末の形態が考えられる(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2では、ペンを用いて、電子的に実現されたノート上にメモを取ったりなどの記述操作が可能なものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−143794号公報
【特許文献2】
特開2001−034260号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
先にあげた特許文献1では、コミュニケーションの媒体に電子メールを用いているために、電子メールサーバが存在しなければ、人と人との間のコミュニケーションを図ることが出来なかった。
【0006】
また、特許文献2では、他の情報端末とのコミュニケーション手法については、一切触れておらず、これからのユビキタスネットワーク社会に相応しい情報端末として、検討の余地があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、ネットワーク接続手段を備え、電子メールではなく、ピアーツーピアで直接情報のやりとりが行える電子ノートプログラム機能を備えた情報端末の提供を行う。
【0008】
また、コミュニケーション手法として、表示画面のハードコピーの上に手書きメモを書き込める機能を備え、相手から受け取ったハードコピーにコメントを書き込んで、返送する機能を備える。
【0009】
また、転送するだけでなく、取得ボタンを用意し、押すことで相手側の表示画面情報を取得することも可能な情報端末の提供を行う。
【0010】
また、専用の情報端末だけでなく、PC(パーソナルコンピュータ)版の電子ノートプログラムを用意することで、相互にコミュニケーション可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1からの図面を用いて説明する。
【0012】
最初に、図11と図12を用いて、従来の技術と本発明との違いについて説明を行う。
【0013】
図11は、従来の技術におけるメール送受信システム図であり、1101はメールサーバ、1102と1103は情報端末、1104は接続要求、1105はメール送信、1106は接続要求、1107はメール受信、1108と1109はメールクライアントである。図11はIPネットワーク上に2台の情報端末とメールサーバが存在しているといった模式的な図を示したものである。
【0014】
情報端末1102は、メール(電子メール)を情報端末1103に送信する際、メールサーバ1101に対し接続要求1104を出す。接続されたら続いてメール送信1105を実行し、メール送信動作を行う。情報端末1103は、メールを受信するために、まず接続要求1106をメールサーバ1101に出し、接続されたら続いてメール受信1107を実行し、メールの受信動作を行う。以上説明したように、ある情報端末から相手の情報端末に電子メールを送る場合、間にメールサーバが介在するのがメール送受信システムの特徴である。
【0015】
図12は、本発明における情報端末の情報送受信システムの概念図であり、1201、1202は情報端末、1203、1204は情報送信手段、1205、1206は情報受信手段、1207は送信データ、1208は受信データである。図12では、IPネットワーク上に2台の情報端末が存在していることを模式的な図で示したものである。
【0016】
情報端末1201は、相手の情報端末1202に送信データ1207を送る場合、情報送信手段1203を用いて、伝達したい情報を伝える。情報端末1202は、情報受信手段1205を用いて、伝達された情報を受け取る。また情報端末1202は、情報送信手段1204を用いて、相手側に伝達したい情報を伝え、情報端末1201は、情報受信手段1206を用いて、伝達された情報を受け取る。図12では、図11で示した従来の技術のように電子メールを送る機能だけに限定していないが、伝達したい情報が電子メールの形で送られても良い。
【0017】
図12における本発明の特徴は、図11に示したメールサーバ1101が存在せず、ピアーツーピアで、情報伝達が実現することにある。ここで、実際のIPネットワーク上では、2台以上の情報端末が存在することが一般的に考えられるが、情報を伝達したい相手の情報端末がIPネットワーク上で、一意のIPアドレスを備えていれば図11のようにメールサーバが無くても相手を特定することが可能である。またIPアドレスの一意性確保のために、現在一般的に用いられているIPv4(RFC791)による32ビットのアドレスの代わりに、IPv6(RFC2460)による128ビットのアドレスを用いても良い。
【0018】
図1は本発明の全体を示すシステム概観図であり、1と6は情報端末、2と7はペン入力手段、3と8はペン、4と9は表示装置、5と10はネットワーク接続手段である。
【0019】
図1では、情報端末1と情報端末6の間で通信を行うことを示している。情報端末1には表示装置4と、その上に透明なペン入力手段2が備えられており、ペン3を用いて使用者の手書きの図形情報をペン入力手段2を通じて入力し、表示装置4に表示される。情報端末1にはネットワーク接続手段5が備えられており、書き込んだ手書きの図形情報を、もう一台の端末である情報端末6に直接送信することが可能である。情報端末6は受け取った手書きの図形情報を表示装置4に表示することが可能である。
【0020】
図1では、ネットワーク接続手段5という形で、先に説明を行った図12の情報送信手段1203と情報受信手段1205を実現している。
【0021】
この実施例では、情報端末上に書き込んだ手書きの図形やメモを、他の情報端末に送信し表示させることによって、遠隔地に離れていてもネットワークを通じて、情報伝達可能といった効果がある。
【0022】
ペン入力手段2と7は、例えば、ペンで押したことが電気抵抗の変化で判明可能なタッチパネルや、あるいは磁界の変化で判明可能な電磁誘導ディジタイザであっても良い。また表示装置の上ではなく、裏側にあっても良い。この実施例では、ネットワーク接続手段を通じて直接IPアドレスやホスト名などで接続し、相手の情報端末とやりとりを行うため、図12を用いて先に説明したように、電子メールサーバなどは不要なシステムとなっている。また表示装置4は、液晶や有機エレクトロルミネッセンスを用いたものなど、薄いものであれば、種別は問わない。
【0023】
図2は図1の情報端末1の内部ブロック図を示す図であり、2はペン入力手段、4は表示装置、5はネットワーク接続手段、11はCPU、12はメモリ、13はバッテリ、14はストレージ、15はOS、16は電子ノート機能プログラム、17はユーザ領域、18はBIOS、19はVRAMである。
【0024】
情報端末1はCPU11によって、全体が制御されており、バッテリ13によって各部に電力が供給されている。CPU11にはシステムバスを通じて、ストレージ14、メモリ12、ネットワーク接続手段5、BIOS18、VRAM19、表示装置4、ペン入力手段2が接続されている。
【0025】
本実施例において、ネットワーク接続手段5は、ネットワークインターフェイスカードであるNICとアンテナで構成された無線LAN形式のものであるが、有線LANなど、その他の接続手段であっても良い。CPU11がVRAM19に表示したい情報を記述すると表示装置4に実際に表示される。表示装置4にはペン入力手段2が接続されており、表示装置上に図1で示したペン3を用いて、書き込んだ位置座標情報や押した/押していないと言った情報がCPU11に伝えられる。電源オフの状態から電源ボタン(図示せず)を押して、情報端末1を起動するとバッテリ13から各部へ電力が供給され、CPU11はBIOS18のプログラムから動作を始める。次にストレージ14に格納されたオペーレーティングシステムであるOS15をメモリ12に展開し、実行する。
【0026】
次に電子ノート機能プログラム16をメモリ12に展開し、情報端末1の電子ノートとしての実行処理を行う。ここで、BIOS18は、単なるブートローダ機能を備えた最小構成のものでも良い。この電子ノート機能プログラム16については、図3と図4を用いて説明を行う。
【0027】
図3は、図1で示した情報端末1のより詳しい概観図であり、4は表示装置、5はネットワーク接続手段、20は新規作成ボタン、21はファイルオープンボタン、22はファイルセーブボタン、23はハードコピー送信ボタン、24はハードコピー取得ボタン、25は電子ノート画面送信ボタン、26は電子ノート画面取得ボタン、27はペンの太さボタン、28はペンの色ボタン、29は電源ボタンである。
【0028】
情報端末1の一面に表示装置4が備えられており、電源ボタン29とネットワーク接続手段5が備えられている。表示装置4の上部には20から28の各種ボタンが表示されていて、図1のペン3で押すことで操作可能である。表示装置4のボタン以外の下部が実際に、ペン3を用いて手書きでメモなどを書込み可能な領域であり、ペンの太さボタン27やペンの色ボタン28で選んだ種別の線が表示装置4の上に描画される。またこの領域にハードコピー情報を表示させることが可能である。
【0029】
図3の実施例では、20から28の各種ボタンは、ソフト的に実現されており、表示装置4の上に表示されているが、これらは機械的な電気スイッチであっても良い。
【0030】
図4は、情報端末1の内部プログラムである電子ノート機能プログラム16の動作フローを示す図であり、4001から4011の番号を用いて、処理の流れを示す。図3における電源ボタン29が押され、電子ノート機能プログラム16が動作始めると処理4001から処理4002へ移り、ペン入力の処理を行う。
実際に図1のペン3によって手書きメモなどが書き込まれると処理4003に移り、図2のペン入力手段2から位置座標情報や押した/押さないなどの情報を処理し、表示装置4に表示を行う。
【0031】
その後、処理4004に移り、電子ノート画面送信ボタン25が押されていた場合、処理4005に移り、現在、表示装置4の書込み可能領域に表示されている手書きメモや後述するハードコピー情報を、他の情報端末(図1では情報端末6)にネットワーク接続手段5を通じて送信を行う。もし電子ノート画面送信ボタンが押されていなかった場合、処理4006に移り、ハードコピー取得ボタン24が押されたかどうか判断を行う。もし押されていた場合には、処理4007に移り、ハードコピー取得要求を、他の情報端末に送り、相手側の表示装置のハードコピーを受信し表示を行う。
【0032】
ハードコピー取得ボタン24が押されていない場合には、処理4008に移り、相手側の情報端末からのハードコピー取得要求の有無を確認し、もし取得要求ありの場合には、表示装置4に表示されている情報をハードコピー情報として相手側の情報端末に送る。その後、もし電源ボタン29が押されていたら、処理4011に移り電源OFF処理を進め、バッテリ13からの電源供給を遮断する。
電源ボタン29が押されていなければ、フローの最初に戻すために、処理4002に処理を移す。
【0033】
以上説明を行った一連の動作フローによって、電子ノート機能プログラム16は、手書きメモの入力と表示、相手側情報端末の表示内容(ハードコピーを含む手書きメモ情報)の取得と表示、あるいは自情報端末の表示内容の送付を行い、情報端末間でのコミュニケーションを行う。ここで、情報端末間の接続において、相手の情報端末を特定するために、IPアドレスか、あるいはホスト名を用いることを想定しているが、他の表現方法でも良い。
【0034】
図5は、情報端末1内部における図2に示したストレージ14のユーザ領域17に格納されている描画ファイルと実際に表示されている情報との関係を示す図である。
【0035】
14はストレージ、17はユーザ領域、32はハードコピーデータファイル、33はストロークデータファイル、30は手書きメモ表示レイヤー、31はハードコピー表示レイヤーである。
【0036】
図4では、電子ノート機能プログラム16を簡単に説明を行ったが、図3に示したファイルセーブボタン22を押すと、表示装置3上に表示されているハードコピー情報と手書きメモ情報は、それぞれハードコピーデータファイル32、ストロークデータファイル33として、一枚一枚個々にストレージ14内のユーザ領域17に格納される。表示装置4の上では、ハードコピー情報のみ、手書きメモ情報のみ、あるいは両方共の3通りの表示状態が考えられるが、そのいずれの場合にも、手書きメモ表示レイヤー30とハードコピー表示レイヤー31を重ねて表示を行う。
【0037】
図6は本発明の他の実施例を説明する図であり、34はPC(パーソナルコンピュータ)、35は表示装置、36はネットワーク接続手段である。
【0038】
このPC34は、図1の情報端末1と比べてキーボードを備えるといった違いがあるが、他の入力機器であってもよい。
【0039】
図7はPC34の内部ブロック図であり、35は表示装置、36はネットワーク接続手段、37はCPU、38はストレージ、39はOS、40は電子ノート機能プログラムPC版、41はユーザ領域、42はメモリ、43はバッテリ、44はBIOS、45はVRAM、46は表示装置、47はキーボード、48はポインティングデバイスである。
【0040】
図7において、図2で説明を行った情報端末1と比べ、備えるデバイスが一部異なるが、それほど大きく変わってはいないため、異なる点のみ説明を行う。ストレージ38の内部には、電子ノート機能プログラムPC版40が格納されており、PC34でも、情報端末1と同様、電子ノート機能を備えている。表示装置46には、情報端末1のようなペン入力手段7を備えていないが、備えたPCを想定することは、もちろん可能である。キーボード47とポインティングデバイス48を備え、操作者による入力操作が可能である。
【0041】
図8は、PC34の表示画面35の説明図であり、図3と異なる部分のみ説明を行う。49は表示ウィンドウであり、50は終了ボタン、100は電子ノート画面、101はハードコピー情報である。
【0042】
図8では、表示画面35の中に表示ウィンドウ49が表示されている。また表示ウィンドウ49の中に電子ノート画面100が存在する。
【0043】
図7で示した電子ノート機能プログラムPC版40は、PC34におけるアプリケーションプログラムであるため、実行中は図8に示すようにGUI画面上で、表示ウィンドウ49として表示される。電子ノート機能プログラムPC版40を終了させるために、終了ボタン50を用いる。
【0044】
表示装置35に表示されている情報すなわちハードコピー情報101の全てが、図5で説明を行ったハードコピーデータファイル32として扱うことになるが、実際のハードコピー取得や送信処理の場合には、表示ウィンドウ49すなわち電子ノート機能プログラムPC版40の表示が余分なものと捉える場合が考えられる。その際には、ハードコピーデータファイル32作成時に、表示ウィンドウ49の表示を止めるために一旦取り除いて処理を行う。
【0045】
図9は、PC34における電子ノート機能プログラムPC版40の内部動作フローである。図4において説明を行った処理フローと異なる点は、図4の処理4002のペン入力が、図9の処理9002では、ポインティングデバイス入力に変更されている。また図4の処理4010の電源ボタンと処理4011の電源OFFが、図9の処理9010では、終了ボタンに、処理9011では、電子ノートプログラム終了に変更されている。しかしながら残りの処理に違いは無い。
【0046】
従って、図9に示す一連の処理フローによって、PC34にも電子ノート機能の動作を実行可能である。
【0047】
図10は、これまで説明を行ってきたPC34と情報端末1とのコミュニケーション動作を説明した図であり、46と4は表示装置、36と5はネットワーク接続手段、3はペンである。
【0048】
PC34と情報端末1は、いずれも電子ノート機能プログラムを備えているために、お互いに表示装置のハードコピーや手書きメモを、やりとりすることが可能である。
【0049】
図10では、PC34の表示画面46に、「ABC DEFG」という文字列が表示されている際、情報端末1に、ネットワーク手段36とネットワーク手段5を直接通じて転送を行った後、表示装置4に、同じ文字列が表示されている状態を示す。ここで情報端末1の操作者は、コメントとして、ペン3を用いて、「ABC」の上にバツを、また「DEFG」の上にマルを書いて、PC34に返そうとしているところである。
【0050】
ここで、PC34における表示装置46上に表示されている「ABC DEFG」は、例えばワープロソフトの表示画面なのか、ポィンティングデバイス48による手書き文字なのか限定していないが、情報端末1に送られたものは、ハードコピーと考えることができるため、その上から、ペン3によるコメントを手書きで入れた状態である。
【0051】
以上説明したように、PC34の操作者が会社組織での部下であり、情報端末1の操作者が同じく上長であると仮定すると、部下はPC34の上で作成したドキュメントのハードコピーを、上長が扱う情報端末1に送り、ペン3の操作でコメントを頂き、返送してもらうといった使い方が可能である。また、この転送操作の際、電子ノート機能しか用いていないために、メールサーバを介した電子メールによるコミュニケーションではないことは自明である。その結果、作成したドキュメントを電子メールの添付ファイルとして送付したり、あるいは印刷して、直接手渡すよりも、非常に簡便である。
【0052】
図13は手書きメモ入力と表示の動作フローであり、図4の4003や図9の9003の内部動作を説明するものである。手書きメモ入力があった場合、1301から1302に移り、ポインティングデバイスである図2のペン入力手段2にペン3によって、ペン入力手段2がペン3によって押されている間、単位時間ごとに座標情報をストロークデータとして取得する。次に1303に移り、取得したストロークデータをストロークデータファイル33として、ストレージ38に保存する。続いて1304に移り、ストロークデータファイルに格納したストローク情報を用いて、VRAM45のXY座標に実線の描画を実施する。以上説明をしたように、ペン3によって入力された手書きメモは、ストロークデータファイル33として、ストレージ38に保存しながら、同時にVRAMに描画されるためにあたかも紙に筆記用具で書き込んだような感じの動作を行う。
【0053】
図14は電子ノート機能の説明図であり、電子ノート画面100の上に、ペン3を用いて横線を書き込んだことを例に説明を行う。ペン3によって書き込まれた手書きメモは、図14の下部に示したストロークデータファイル33(ここではXML形式)として格納されており、書込み初めてから単位時間ごとに、X軸座標が10,20,30と変化している状態を示している。以上説明を行ったようにストロークデータファイル33は、横線の始まりと終わりの座標だけでなく、単位時間ごとの座標も格納されている。
【0054】
図15は、電子ノート画面ネットワーク送信処理動作フローであり、1501からの数字を用いて説明を行う。電子ノート画面100の送信処理が必要な場合、1502へ移りVRAM45から電子ノート画面100に表示されているイメージ情報の取得を行う。続いて1503へ移り、電子ノート画面100に書き込まれたストロークデータファイル33をストレージ38から取得する。続いて1504へ移り、ネットワーク接続手段36に、取得した電子ノート画面100とストロークデータファイル33の情報を転送する。
【0055】
図16はハードコピー情報ネットワーク受信処理と表示の動作フローであり、1601からの数字を用いて説明を行う。相手の情報端末の表示画面に表示されているハードコピー情報101を受信し、表示処理を行う場合、1602へ移り、ネットワーク接続手段36からハードコピー情報101を受け取る。続いて1603へ移り、受け取ったハードコピー情報101をVRAM45に転送し、表示画面上に表示される。
【0056】
図17はハードコピー情報取得処理とネットワーク送信処理の動作フローを示しており、1701からの数字を用いて説明を行う。情報端末自身の表示画面に表示されているハードコピー情報を取得し送信する場合、まず1702へ移り、VRAM45からハードコピー情報101を取得する。続いて1703へ移り、取得したハードコピー情報101をネットワーク接続手段36に転送する。
【0057】
以上説明を行った図16と図17の機能がそれぞれの情報端末で実行されることで、相手の情報端末の表示画面に表示されている画像イメージがハードコピー情報として、やりとりされるといった動作を実施する。ここで、情報端末間の通信プロトコルについては、特に限定していないが、例えばファイル転送プロトコル(FTP)などを用いることで実現可能である。
【0058】
また、以上説明を行ったハードコピー情報101は、ビットマップファイルと呼ばれる非圧縮の画像イメージデータであっても良いし、圧縮された画像イメージファイルであっても良い。
【0059】
以上述べたように本願発明によれば、(1)表示装置とペン入力手段を備えた情報端末であって、ネットワーク接続手段を用いて電子メールサーバを介さずに直接ピアツーピアで接続し、情報端末に表示されているハードコピー情報の上に、追加の注釈などのコメントをペンによる手書きで書込み、それらの転送や取得を対等に行う情報端末、(2)PC版電子ノート機能ソフトウェアと、ピアツーピアでやりとり可能な電子ノート機能を備えた情報端末装置、(3)相手の情報端末における表示装置のハードコピーを取得し、その上に手書きメモを書込み、返送可能な情報端末、(4)相手の情報端末の表示画面のハードコピー情報を、取得ボタンを押すことで、取得可能な情報端末、(5)ペーパーレスコミュニケーションを実現するピアーツーピアネットワーク対応電子ノート型情報端末の提供が可能である。
【0060】
尚、上述の電子ノート機能を備えた情報端末やPCは、ドキュメントを本発明を用いて提出し、コメントを貰って返してもらうと言った一般的な操作の他、直接取得要求を出して、受け取ることも可能である。
【0061】
また、表示装置のハードコピーと手書きメモしか扱っていないために、アプリケーションプログラムのインストール状況によって、どちらか一方でしか扱えないドキュメントもハードコピーの形で、他方で表示し、コメントを書き込むといった使い方も可能である。
【0062】
また、電子メールサーバや、紙に印刷といった余計な設備や費用を用いることもないといった特徴も併せ持つ。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、手書きメモや、表示装置のハードコピー等のデータを、ネットワークを介して、ピアーツーピアで直接通信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の全体を示すシステム概観図。
【図2】図2は実施例における情報端末の内部ブロック図。
【図3】図3は実施例における情報端末の概観図。
【図4】図4は実施例における情報端末の内部動作フロー。
【図5】図5は実施例における情報端末内ストレージ内ファイルと表示との関係図。
【図6】図6は他の実施例におけるPC概観図。
【図7】図7は他の実施例におけるPC内部ブロック図。
【図8】図8は他の実施例におけるPCの表示画面。
【図9】図9は他の実施例におけるPCの内部動作フロー。
【図10】図10は他の実施例全体を示すシステム概観図。
【図11】図11は従来の技術におけるメール送受信システム図。
【図12】図12は実施例における情報端末の情報送受信システム図。
【図13】図13は手書きメモ入力と表示の動作フロー。
【図14】図14は電子ノート機能の説明図。
【図15】図15は電子ノート画面ネットワーク送信処理動作フロー。
【図16】図16はハードコピー情報ネットワーク受信処理と表示の動作フロー。
【図17】図17はハードコピー情報取得処理とネットワーク送信処理の動作フロー。
【符号の説明】
1...情報端末
2...ペン入力手段
3...ペン
4...表示装置
5...ネットワーク接続手段
6...情報端末
7...ペン入力手段
8...ペン
9...表示装置
10...ネットワーク接続手段
11...CPU
12...メモリ
13...バッテリ
14...ストレージ
15...OS
16...電子ノート機能プログラム
17...ユーザ領域
18...BIOS
19...VRAM
20...新規作成ボタン
21...ファイルオープンボタン
22...ファイルセーブボタン
23...ハードコピー送信ボタン
24...ハードコピー取得ボタン
25...電子ノート画面送信ボタン
26...電子ノート画面取得ボタン
27...ペンの太さボタン
28...ペンの色ボタン
29...電源ボタン
30...手書き文字表示レイヤー
31...ハードコピー表示レイヤー
32...ハードコピーデータファイル
33...ストロークデータファイル
34...PC
35...表示装置
36...ネットワーク接続手段
37...CPU
38...ストレージ
39...OS
40...電子ノート機能プログラムPC版
41...ユーザ領域
42...メモリ
43...バッテリ
44...BIOS
45...VRAM
46...表示装置
47...キーボード
48...ポインティングデバイス
49...表示ウィンドウ
50...終了ボタン

Claims (5)

  1. ネットワーク接続可能な2以上の情報端末間における情報通信システムであって、
    前記情報端末は、表示手段、ペン入力手段、ネットワーク接続手段を有し、
    第1の情報端末は、前記ペン入力手段により前記表示手段に書き込んだ情報を、前記ネットワーク手段を用いて、所定の形式で特定される送信先情報に対応する第2情報端末に送信し、
    前記第2情報端末は、前記情報を受信した後、前記第2情報端末の表示手段に表示し、該表示された情報に前記ペン入力手段を用いて追加の情報を入力することを特徴とする情報通信システム。
  2. 請求項1記載の情報通信システムであって、
    前記所定の形式で特定される送信先情報は、IPアドレスまたはホスト名であることを特徴とする情報通信システム。
  3. 請求項1記載の情報通信システムであって、
    前記第2の情報端末は、前記追加入力した情報を前記第1の情報端末または他の情報端末に送信することを特徴とする情報通信システム。
  4. 2以上の情報端末が接続された情報通信システムにおける情報端末であって、ペン入力手段、表示手段、ネットワーク接続手段、CPU、メモリ、電子ノート機能プログラムを有し、
    当該情報端末は、
    前記CPUにより前記電子ノート機能プログラムを実行して前記表示手段に前記ペン入力手段を用いて入力した情報を前記画面上に表示し、
    前記ネットワーク手段を用いて、前記情報を所定の形式で特定される送信先情報に対応する第2情報端末に送信することを特徴とする情報端末。
  5. 請求項4記載の情報端末であって、
    前記所定の形式で特定される送信先情報は、IPアドレスまたはホスト名であることを特徴とする情報端末。
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